JP3719598B2 - 卓球台用天板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、軽量で厚さ方向に対して高い圧縮強度を有し、かつ幅方向に対して高い曲げ強度を有した卓球台用天板に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
卓球台に使用する天板体は、持ち運び時の利便性から軽量化が強く要求されていると共に使用時における歪みや曲げを防止した状態で所望の反発係数を得るため、幅方向に対して高い曲げ強度を有していると共に厚さ方向に対して高い圧縮強度を有していることが要求される。
【0003】
これらの要求を満たすため、従来の天板体は、芯材として圧縮強度が高いハニカムコアを使用し、該ハニカムコアの両面に所定の厚さの原板を積層接着する構成を採用していた。
【0004】
しかし、ハニカムコア自体、厚さ方向に対して高い圧縮強度を有しているが、幅方向(長手方向及び長手直交方向)に対しての曲げ強度が弱い欠点を有している。幅方向に対して高い曲げ強度を得るには、高い曲げ強度を有した金属等のハニカムコアを使用することにより解決できるが、この場合にあってはパネル自体が重量化すると共に材料費が高コスト化する問題を有している。
【0005】
本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明されたもので、その課題とする処は、軽量化を図りながら高強度化することができる卓球台用天板を提供することにある。
本発明の他の課題は、上記した課題を達成しながら製作費を低コスト化することができる卓球台用天板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、天板の厚さ方向に延びる空隙部を有した多数の段ボール紙及び芯用ベニヤ合板を交互に積層接着してなる芯材と、台が固定される芯材箇所に設けられる補強材と、芯材の四周に設けられる枠材と、芯材の表裏面に積層接着され、所望の厚さで、芯材及び芯材の四周に設けられる枠材と一致する大きさの原板からなることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2は、天板の厚さ方向に延びる空隙部を有した段ボール紙の両面に芯用ベニヤ合板を接着した多数の芯単位体相互を積層接着してなる芯材と、台が固定される芯材箇所の芯単位体間に設けられる補強材と、芯材の四周に固着される枠材と、芯材の表裏面に積層接着され、所望の厚さで、芯材及び芯材の四周に設けられる枠材と一致する大きさの原板からなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施形態】
以下に実施形態を示す図に従って本発明を説明する。
図1〜図3において、卓球台天板1は本発明に係る天板体2をヒンジ(図示せず)にて連結して折畳み可能に構成したもので、それぞれの天板体2は芯材3の両面に、所定厚さからなる原板としてのベニヤ合板5・7を積層接着した構造からなる。尚、図中の符号8は芯材3の四周に取付けられる枠材、符号9は枠材8の側端面に接着される化粧板である。また、卓球台天板1は天板体2相互を突き合わせて一枚状にしてもよい。
【0009】
芯材3は、ベニヤ合板5・7を除いた天板体2に要求される高さで、幅方向が天板体2と一致する長さからなる多数の段ボール紙11の両面に所定厚さの芯用ベニヤ合板13を積層接着した多数の単位体14相互を、台が固定される箇所に単位体14の長手方向に延びるように補強材71を設けて積層接着した構造からなる。
【0010】
即ち、天板体2の厚さ及び幅方向長さに応じたスリップ状で、内部のコルゲート紙の空隙部11aが天板体2の厚さ方向を向くように配置された多数の段ボール紙11及び芯用ベニヤ合板13を交互に積層接着してパネル状に形成すると共台が固定される箇所に補強材71を設けて形成された芯材3の四周に枠材8を固着して構成する。
【0011】
段ボール紙11としては、ある程度の強度を有した厚手状のクラフト紙製のものが適しており、内部のコルゲート紙としてはV字形またはU字形で、一連または二連以上のものであってもよい。コルゲート紙が多数連で積層された段ボール紙11を採用することにより天板体2を軽量化することができる。
【0012】
また、段ボール紙11の両面に積層接着される芯用ベニヤ合板13としては、その特性から幅方向及び厚さ方向に対して高い強度を有した3プライまたは5プライ以上の奇数枚構成で、その厚さは使用する段ボール紙11と卓球台天板1(天板体2)に要求される重量との相互関係により任意に決定される。
【0013】
即ち、二連以上のコルゲート紙を芯材とした段ボール紙11を使用する場合には芯材3における段ボール紙11の比率が高くなって大きく軽量化することができる反面、厚さ方向及び幅方向に対する強度が不足することになる。この場合にあっては、厚手状で5プライ以上の芯用ベニヤ合板13を使用することにより上記した強度を確保することができる。反対に、一連のコルゲート紙を使用した段ボール紙11により芯材3を形成する場合にあっては、芯材3における段ボール紙11の比率が少なくなって重量化するおそれがあるため、薄手状の3プライの芯用ベニヤ合板13を使用することにより軽量化することができる。
【0017】
上記した構成からなる芯材3の両面にベニヤ合板5・7を積層接着して卓球台天板1を形成する。ベニヤ合板5・7は卓球台天板1に要求される規定の反発係数と剛性とによって厚さが決定される。ベニヤ合板5・7を厚くした場合には、高剛性の卓球台天板1とすることができる反面、重量化することになるため、軽量化を図りながら規定の反発係数及び剛性を得るように調整すればよい。
【0018】
上記の天板体2は芯材3を構成する段ボール紙11により軽量化することができると共に芯用ベニヤ合板13により厚さ方向及び幅方向に対して高い強度を有しているため、該芯材3を使用した天板体2、従って卓球台天板1自体を軽量化及び高強度化することができ、持ち運び時や使用時に、過度な重量が作用した場合であっても曲げを防止して平面性を保つと共に破断するのを防止することができる。
【0019】
本発明は、以下のように変更実施することができる。
1.芯材3の両面にベニヤ合板5・7を積層接着して卓球台天板1の天板体2を形成したが、ベニヤ合板5・7を積層接着する際に芯材3を構成する段ボール紙11におけるコルゲート紙の空隙内に、例えばウレタン発泡樹脂を充填し、該ウレタン発泡樹脂により芯材3を高強度化すると共にその接着力によりベニヤ合板5・7を接着するものとしてもよい。
【0020】
2.上記説明の芯材3は、段ボール紙11の両面に芯用ベニヤ合板13を積層接着した多数の単位体14を積層接着して形成するものとしたが、段ボール紙11の両面に一枚の芯用ベニヤ合板13が介在するように積層接着して芯材31を形成してもよい。この構成にあっては、段ボール紙11の両面に1枚の芯用ベニヤ合板13が介在することにより、軽量化を達成できる。
【0000】
3.上記説明は、コルゲート紙の両側に表面紙を積層接着した普段ボール紙としたが、コルゲート紙を多数連とする場合にあっては複数枚の段ボール紙を積層接着する構成、又は複数枚のコルゲート紙のみを積層接着したものであってもよい。
【0022】
4.本発明の芯材を構成する段ボール紙と芯用ベニヤ合板にあっては、ベニヤ合板を製造する際の仕上げ工程で排出される廃材としての単尺幅のベニヤ合板を、また段ボール箱を製造する際に排出される廃材としての段ボール紙を使用することにより材料コストを更に低減することができる。
【0023】
5.芯材3の上面及び下面に積層接着される原板としては、上記したベニヤ合板5・7の他に反硬質繊維板(Medium-Density Fiberboard、通称MDF)を積層接着した構造であってもよい。また、厚手状のMDFを使用する場合には芯材3の表面に直接MDFを、また薄手状のMDFを使用する場合には薄手状のベニヤ合板を介して積層接着すればよい。MDF自体、表面の平滑度が高いため、仕上げ工程における研磨処理を省くことができ、製造コストを低減することができる。
【0024】
6.実施形態に示す構造の天板体2にあっては、上記した1〜5の変更実施例を適宜組み合わせた構造であってもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、軽量化及び高強度化を達成しながら製作費を低コスト化することができる。また、上記した課題を達成しながら製作費を低コスト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】卓球台用天板の一部破断斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】芯材の説明図である。
【符号の説明】
1−卓球台天板、3−芯材、5・7−ベニヤ合板、11−段ボール紙、13−芯用ベニヤ合板

Claims (2)

  1. 天板の厚さ方向に延びる空隙部を有した多数の段ボール紙及び芯用ベニヤ合板を交互に積層接着してなる芯材と、台が固定される芯材箇所に設けられる補強材と、芯材の四周に設けられる枠材と、芯材の表裏面に積層接着され、所望の厚さで、芯材及び芯材の四周に設けられる枠材と一致する大きさの原板からなる卓球台用天板。
  2. 天板の厚さ方向に延びる空隙部を有した段ボール紙の両面に芯用ベニヤ合板を接着した多数の芯単位体相互を積層接着してなる芯材と、台が固定される芯材箇所の芯単位体間に設けられる補強材と、芯材の四周に固着される枠材と、芯材の表裏面に積層接着され、所望の厚さで、芯材及び芯材の四周に設けられる枠材と一致する大きさの原板からなる卓球台用天板。
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