JPH1044269A - コルゲートマシン - Google Patents

コルゲートマシン

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Publication number
JPH1044269A
JPH1044269A JP19998096A JP19998096A JPH1044269A JP H1044269 A JPH1044269 A JP H1044269A JP 19998096 A JP19998096 A JP 19998096A JP 19998096 A JP19998096 A JP 19998096A JP H1044269 A JPH1044269 A JP H1044269A
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JP
Japan
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double
roll stand
sided
mill roll
cardboard
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19998096A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ito
康博 伊藤
Tetsuo Ijichi
哲雄 伊地知
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 生産性の高いコルゲートマシンのユニット配
置を得る。 【解決手段】 第1のミルロールスタンド2、第2のミ
ルロールスタンド4、第1のシングルフェーサ3、第3
のミルロールスタンド5、第4のミルロールスタンド
6、第5のミルロールスタンド8、第2のシングルフェ
ーサ7、第6のミルロールスタンド8、及びグルーマシ
ン15、ダブルフェーサ16、スリッタスコアラ18、
カットオフ19、スタッカ20を備える各部ユニットを
有するコルゲートマシンであって、上記グルーマシン1
5以降カットオフ19までの各ユニットのそれぞれに同
じ機能のものを上部、下部2段に配置し、又スタッカ2
0’を上記スタッカ20の下流にも追加配置して、両面
段ボールシートs,s’を上部側、下部側同時に生産出
来るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、両面段ボールシ
ートを形成するコルゲートマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のコルゲートマシンの配置
を示す概略図である。従来のコルゲートマシンは、通常
裏ライナを支持する1台のミルロールスタンド100、
中芯を支持する1台のミルロールスタンド101、表ラ
イナを支持する1台のミルロールスタンド102、片面
段ボールを作る1台のシングルフェーサ103、それか
ら送り出される片面段ボールの中芯の段頂に接着剤を塗
布するグルーマシン104、片面段ボールと表ライナを
貼り合わせ、両面段ボールを作るダブルフェーサ10
5、両面段ボールを流れ方向に切断し、罫線を入れるス
リッタスコアラ106及び幅方向に切断するカットオフ
107及び、切断された両面段ボールを積み重ねるスタ
ッカ108をシート方向に、同一床面内に配置した機械
で両面段ボールを生産する。従って、このコルゲートマ
シン1台で、1ラインの両面段ボールシートを生産す
る。
【0003】又、別の配置例として、図11に示すよう
に、上記床面内に設置されたミルロールスタンド100
〜103及び、上記シングルフェーサ103の各ユニッ
トを配置しグルーマシン104以降カットオフ107ま
でをミルロールスタンド等の上部に配置し、切断された
シートを積み重ねるスタッカ108をシート進行方向の
下流側床面に配置したコルゲートマシンが実開昭63−
43720号公報(実公平5−32280号公報)で提
案され、この1台でもまた、1ラインの両面段ボールシ
ートを生産することが出来る。
【0004】尚、図10又は図11のコルゲートマシン
に段ロールをクイックチェンジ可能としたシングルフェ
ーサ(例えば、特開昭63−242527号公報に開
示)を設置すれば、フルートの異なった両面段ボールシ
ートの生産に対応できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来のコルゲ
ートマシンである図10の床面配置形および図11の立
体配置形のいずれにおいても、1台のコルゲートマシン
で1ラインの両面段ボールシートしか製造することがで
きない。従って生産量を増加するためには、(1)生産
時間の延長と(2)コルゲートマシンの増設がある。
(1)の生産時間を延長した場合の欠点は生産時間がか
かるため製品の出荷が遅れることである。特に両面段ボ
ールシートは段種(通常AおよびBフルート)があるた
め片方(例えばAフルート)を優先すれば他方(Bフル
ート)は出荷が遅れるという問題もでてくる。又生産延
長に伴い操作員の延べ人数も増加することにより人件費
もアップする。(2)のコルゲートマシンの増設即ち図
1又は図2に示す機械をもう1台別に設置する場合の欠
点は、別ラインを設ける設置スペースが必要となり操作
員も増加することになり、これらのコストもアップす
る。
【0006】この様に従来のコルゲートマシンユニット
配置では、生産性に無駄があるため、本発明は、この欠
点を克服し生産性の高いコルゲートマシンのユニット配
置を得る事を目的とする。更に、その新しいコルゲート
マシンのユニット配置は、既設コルゲートマシンを改造
拡張することに当たり既設ユニットをできるだけ利用
し、無駄のないものであることを目的とする。更に、そ
の新しいコルゲートマシンのユニット配置は、単に両面
段ボールを同時に2つ作るだけでなく複両面段ボールや
異なった寸法のシートを同時に生産出来るような多様な
生産形態に対応出来るものであることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明請求項1においては、裏ライナを支持す
る第1のミルロールスタンド、中芯を支持する第2のミ
ルロールスタンド、中芯を段形成しこの中芯と裏ライナ
を接着して片面段ボールを形成する第1のシングルフェ
ーサ、表ライナを支持する第3のミルロールスタンド、
もう一つの裏ライナを支持する第4のミルロールスタン
ド、もう一つの中芯を支持する第5のミルロールスタン
ド、中芯を段形成しこの中芯と裏ライナを接着して片面
段ボールを形成する第2のシングルフェーサ、もう一つ
の表ライナを支持する第6のミルロールスタンド、及び
片面段ボールの中芯の段頂に接着剤を塗布するグルーマ
シン、片面段ボールと表ライナを接着して両面段ボール
を形成するダブルフェーサ、両面段ボールをその進行方
向に切断し罫線を入れるスリッタスコアラ、両面段ボー
ルのその幅方向に切断するカットオフ、切断された両面
段ボールを積み重ねるスタッカを備える各部ユニットを
有するコルゲートマシンであって、上記グルーマシン以
降カットオフまでの各ユニットのそれぞれに同じ機能の
ものを上部、下部2段に配置し、又スタッカを上記スタ
ッカの下流にも追加配置して、第3のミルロールスタン
ドから巻き戻された表ライナと上記の上流側の第1のシ
ングルフェーサからの片段を上部上記グルーマシン以降
の上部ユニットに通紙し、前記第6のミルロールスタン
ドから巻き戻されたもう1つの表ライナと前記第2のシ
ングルフェーサからの片段を、前記下部グルーマシン以
降の下部ユニットに通紙して両面段ボールシートを上部
側、下部側同時に生産出来るようにした。
【0008】また、請求項2においては、上記両面型コ
ルゲートマシンの上段側グルーマシン以降カットオフま
で、及びスタッカを地上2階床面に分離して設置した機
械で、床面と2階の2ラインで両面段ボールシートを同
時に生産出来るようにした。
【0009】また、請求項3においては、裏ライナを支
持する第1のミルロールスタンド、中芯を支持する第2
のミルロールスタンド、中芯を段形成しこの中芯と裏ラ
イナを接着して片面段ボールを形成する第1のシングル
フェーサ、表ライナを支持する第3のミルロールスタン
ド、もう一つの裏ライナを支持する第4のミルロールス
タンド、もう一つの中芯を支持する第5のミルロールス
タンド、中芯を段形成し、この中芯と裏ライナを接着し
て片面段ボールを形成する第2のシングルフェーサ、も
う一つの表ライナを支持する第6のミルロールスタン
ド、及び片面段ボールの中芯の段頂に接着剤を塗布する
グルーマシン、片面段ボールと表ライナを接着して両面
段ボールを形成するダブルフェーサ、両面段ボールをそ
の進行方向に切断し罫線を入れるスリッタスコアラ、両
面段ボールをその幅方向に切断するカットオフ、切断さ
れた両面段ボールを積み重ねるスタッカを備える各部ユ
ニットを有し、更に上記第2のシングルフェーサから第
5および第6のミルロールスタンドの上段側に上記グル
ーマシン及びダブルフェーサを配置し、スリッタスコア
ラ、カットオフ及びスタッカを前述のダブルフェーサの
下流側にそれぞれ配置したコルゲートマシンであって、
上記グルーマシン以降カットオフまでの各ユニットのそ
れぞれに同じ機能のものを上部、下部2段に配置し、又
スタッカを上記スタッカの下流にも追加配置して、第3
のミルロールスタンドから巻き戻された表ライナと上記
の上流側の第1のシングルフェーサからの片段を、上部
上記グルーマシン以降の下部ユニットに通紙して前記第
6のミルロールスタンドから巻き戻されたもう1つの表
ライナと前記第2のシングルフェーサからの片段を、前
記下部グルーマシン以降の下部ユニットに通紙して両面
段ボールシートを上部側、下部側同時に生産出来るよう
にした。
【0010】また、請求項4においては、請求項3のコ
ルゲートマシンの上段側の上記グルーマシン以降カット
オフまでの各ユニット及びスタッカを地上2階床面に分
離して設置した機械で、床面と2階の2ラインで両面段
ボールシートを同時にも生産出来るようにした。
【0011】また、請求項5においては、請求項1又は
請求項3のコルゲートマシンにおいて、ダブルフェーサ
以降にロータリシャ、ウェブディレクタを追加し、下段
側で作る両面段ボールの全巾のうち、片方だけを上段側
にふりわけて上段側のスリッタスコアラ、カットオフ及
びスタッカに、通紙することにより、異なる寸法のシー
トを上下で同時に生産出来るようにした。
【0012】また、請求項6においては、請求項1又は
請求項3のコルゲートマシンにおいて、上記グルーマシ
ンの上段側ユニットを下降可能とすることにより、上段
側の片段シートを前記グルーマシンの下降した上段側ユ
ニットを通して、下段側の両面シートの上側に貼り合わ
せてさらに下段側のダブルフェーサ、スリッタスコア
ラ、カットオフ及びスタッカに通紙することにより、複
両面シートも生産出来るようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るコルゲートマシンを
実施例により詳細に説明する。
【0014】[第1実施例]図1は、本発明の第1実施
例に係るコルゲートマシンの配置図である。図に示すよ
うに、この発明に係るコルゲートマシンは、ウェットエ
ンドH1 、下部ユニットH2 、上部ユニットH3 、及び
スタッカ部H4 から構成される。
【0015】ウェットエンドH1 は、裏ライナ原紙aを
支持する第1のミルロールスタンド2、シングルフェー
サ3、中芯原紙bを支持する第2のミルロールスタンド
4及び、表ライナ原紙dを支持する第3のミルロールス
タンド5、もう一つの裏ライナa’を支持する第4のミ
ルロールスタンド6、もう一つのシングルフェーサ7、
もう一つの中芯原紙b’を支持する第5のミルロールス
タンド8、もう一つの表ライナ原紙d’を支持する第6
のミルロールスタンド9を備え、床面1上に上記の順序
で配置されている。
【0016】下部ユニットH2 は、片面段ボールcに糊
を塗布するグルーマシン15、表ライナ原紙dと片面段
ボールcを貼り合わせるダブルフェーサ16、ダブルフ
ェーサ16から搬出された両面シートを切断及び罫線を
入れるスリッタスコアラ18、幅方向に切断するカット
オフ19を備え、前述ウェットエンドH1 の下流側に、
上記の順序で床面1上に配置されている。
【0017】また、前述の下部ユニットH2 のそれぞれ
のユニットと同じ機能をもつユニットを下部ユニットH
2 の上段側に上部ユニットH3 として配置されている。
下部ユニットH2 の下段側スタッカ20は、下段側カッ
トオフ19の下流側に配置され、積み上げシートsのテ
ーブル25を装着している。また、上段側スタッカ2
0’は、下段側スタッカ20の下流側床面1上に配置さ
れている。
【0018】次に作用について述べると、第5のミルロ
ールスタンド8からシングルフェーサ7に送り込まれた
中芯原紙b’は上下に配置した一対の段ロール10,1
0’間に送り込まれて段成形され、上段ロール10’と
その下方に配置したグルーユニット11との間に至ると
段頂に糊付けされる。
【0019】また、第4のミルロールスタンド6からシ
ングルフェーサ7に送り込まれた裏ライナa’は、上段
ロール10’と加圧ベルト12との間に送り込まれる
と、段成形された上記中芯原紙b’に接着されその接着
により片面段ボールcが形成される。この片面段ボール
cは、取上げコンベア13に挟持されてシングルフェー
サ7の上方に設けられたブリッジ14上に搬送される。
【0020】片面段ボールcは、ブリッジ14の下流側
に向けて搬送され、下部ユニットH 2 に送り込まれる。
ブリッジ14の一端から引上げられた片面段ボールcは
グルーマシン15に通紙され、このグルーマシン15に
よって中芯の段頂に接着剤としての糊が付けられる。
【0021】一方、前記第6のミルロールスタンド9か
らグルーマシン15を通して導き出された表ライナ原紙
d’は上記ダブルフェーサ16に搬送される。片面段ボ
ールcと表ライナ原紙d’は、熱盤21の加熱によって
お互いに接着され、両面段ボールeが形成される。
【0022】両面段ボールeは、綿ベルト22と挟持ベ
ルト23によって挟持されて、シートの下流側に搬送さ
れスリッタスコアラ18によって両面段ボールeは流れ
方向に切断され、同時に罫線が入れられる。
【0023】また、カットオフ19によって幅方向に切
断され、シートsが形成される。このシートsは、スタ
ッカ部H4 へ搬送コンベア24にて送り込まれ、スタッ
カ20の昇降可能に設けたテーブル25の上に順次積み
重ねられて、必要枚数シートsが積み重ねられると、そ
のテーブル25上から搬出される。
【0024】一方、上段側で作られる両面シートについ
て以下に述べると、前述の片面段ボールcと同様にし
て、片面段ボールc’が形成される。つまり、中芯原紙
b及び裏ライナ原紙aがシングルフェーサ3に送り込ま
れて、段成形及び糊付けされて、片面段ボールc’が形
成される。さらに、取り上げコンベア13’によってシ
ングルフェーサ3の上方のブリッジ14’に搬送され上
部ユニットH3 に送り込まれる。片面段ボールc’は、
上段グルーマシン15’に通紙され、ここで中芯の段頂
に糊付けられる。
【0025】一方、第3ミルロールスタンド5から巻き
戻された表ライナ原紙dは、片面段ボールcとc’の中
間のブリッジ14を経て、ダブルフェーサ16’に搬送
される。片面段ボールc’と表ライナ原紙dは、ダブル
フェーサ16’を通過中に両面シートe’に形成され
る。
【0026】この両面段ボールe’は、スリッタスコア
ラ18’によって流れ方向に切断され、罫線を入れられ
て、カットオフ19’によって幅方向に切断され、シー
トs’が形成される。このシートs’は下段側と同様に
スタッカ部H4 に搬送され、上段側のスタッカ20’の
テーブル25’に順次積み重ねられて最終的にそのテー
ブル上25’から搬出される。
【0027】これにより、ウェットエンドH1 の下段用
ユニット、下部ユニットH2 、スタッカ部H4 によって
両面段ボールeを形成すると同時に、ウェットエンドH
1 の上段用ユニット、上部ユニットH3 、スタッカ部H
4 によって両面段ボールe’を形成出来る。
【0028】[第2実施例]図2は、本発明の第2実施
例に係るコルゲートマシンの配置図である。図に示すよ
うに、ウェットエンドH1 は前述の実施例のウェットエ
ンドH1 と全く同じ構成である。
【0029】本実施例の特徴は、下部ユニットH2 及び
スタッカ部H4 は床面1の上に設置し、下段側グルーマ
シン15、ダブルフェーサ16、スリッタスコアラ1
8、カットオフ19及びスタッカ20が上記順序で配置
されている。下部ユニットH2と同じ機能をもつ上部ユ
ニットH3 を2階床面1’の上に設置し、上段用グルー
マシン15’、ダブルフェーサ16’、スリッタスコア
ラ18’、カットオフ19’及びスタッカ20’が上記
順序で配置されている。
【0030】次に作用について述べると、下部ユニット
2 側で作られる両面段ボールeは前述の実施例の下段
側で作られる両面段ボールeと同じである。上段側につ
いてはブリッジ14から引き込まれた片面段ボールc’
は上段グルーマシン15’に通紙され、片面段ボール
c’の中芯の段頂に糊付けされたあと以下下段側と同じ
ように、ダブルフェーサ16’、スリッタスコアラ1
8’、カットオフ19’及びスタッカ20’と通って、
テーブル25’からシートs’が搬出される。
【0031】[第3実施例]図3は、本発明の第3実施
例に係るコルゲートマシンの配置図である。図3の下部
ユニットU1 として示すように、前述の実施例図1のウ
ェットエンドH1 の第4ミルロールスタンド6から第6
ミルロールスタンド9間の上部へ下段側グルーマシン1
5、ダブルフェーサ16及びスリッタスコアラ18、カ
ットオフ19をこの順序で置き、床面1上にスタッカ2
0を配置したコルゲートマシンにおいて、この下部ユニ
ットU1 の上流側にウェットエンドU2 として示してい
る第1ミルロールスタンド2、シングルフェーサ3、第
2ミルロールスタンド4及び第3ミルロールスタンド5
を配置し、ウェットエンドU2 の下流側で下部ユニット
1 のグルーマシン15からカットオフ19までのユニ
ットと同じ機能を持つ上部ユニットU3 を上段側に配置
し、更に下部ユニットU1 のスタッカ20の下流側に上
段側のスタッカ20’をスタッカ部U4 として配置され
ている。
【0032】次に作用について述べると、下部ユニット
1 側で作られる両面段ボールeは従来の図11の立体
配置型で作られる両面段ボールと同じである。上段側に
ついては、ブリッジ14’から引き込まれた片面段ボー
ルc’は上段グルーマシン15’に通紙され、片面段ボ
ールc’の中芯の段頂に糊付けされたあとダブルフェー
サ16’、スリッタスコアラ18’、カットオフ1
9’、及びスタッカ20’を通って、テーブル25’か
らシートs’が搬出される。
【0033】[第4実施例]図4は、本発明の第4実施
例に係るコルゲートマシンの配置図である。図に示すよ
うに、これは前述の第2実施例に関連するものである。
これの相違点について述べると、上段側グルーマシン1
5’から、ダブルフェーサ16’、スリッタスコアラ1
8’、カットオフ19’までを上方2階床面1’に設置
し、上記カットオフ19’の下流側で、且つ下部ユニッ
トU1 のスタッカ20の後方、床面1上にスタッカ2
0’がスタッカ部U4 として設置されている。作用につ
いては前述第2実施例と同様である。
【0034】[第5実施例]図5乃至図7は、本発明の
第5実施例を説明するための各部の詳細図である。図5
は図3のスリッタスコアラ付近の詳細を示し、図6は本
実施例の配置を示してその差異を明らかにしている。図
7は図6の両面シートe1 ,e2 及びシートs1 ,s2
を上面より見た図を示している。
【0035】図5に示すように、床面1上に下部ユニッ
トH2 のダブルフェーサ16、スリッタスコアラ18、
カットオフ19が上記順序に配置され、両面段ボールe
が形成される。同様に上部ユニットH3 においても、両
面段ボールe’が形成される。
【0036】本実施例では、図6に示すように、下部ユ
ニットH2 ’のダブルフェーサ16の後方にロータリー
シャ26、スリッタスコアラ18の後方にウェブディレ
クタ27を配置し、下段・上段側へ振り分けるために、
スラット28,28’及び案内板29,29’を取り付
けている。
【0037】以下、作用について説明すると、図6の床
面1上のダブルフェーサ16によって搬出された両面段
ボールeは、ロータリーシャ26によって全面切断さ
れ、その先端がスリッタスコアラ18のスリッタ30と
ブラシ31によって流れ方向に切断されたあとウェブデ
ィレクター27のスラット28,28’によって上下に
振り分けられる。
【0038】図7のスラット28によって下段側へ搬送
された両面段ボールe1 は、案内板29、カットオフ1
9に搬送されシートs1 が形成される。また、スラット
28’によって上段側に搬送された両面段ボールe2
案内板29’、カットオフ19’に搬送されシートs2
が形成される。
【0039】この様に、ロータリシャ26及びウェブデ
ィレクター27を追加する事によって、先の実施例では
両面段ボールeの全巾方向にわたって流れ方向及び巾方
向の同じ寸法のシートsしか形成出来なかったものが、
上・下段側で別々の寸法のシートs1 ,s2 が形成可能
となる。
【0040】[第6実施例]図8及び図9は、本発明の
第6実施例を説明するための各部の詳細図である。図8
は図1のグルーマシン付近の詳細を示し、図9は本実施
例の配置を示してその差異を明らかにしている。
【0041】図8に示すように、グルーマシンの下段ユ
ニット15と、上段ユニット15’はグルーマシンの下
流側に配置されている上・下段ダブルフェーサ16,1
6’の構造配置により、間隔Lを保持している。このグ
ルーマシンを図9に示すように、上段ユニット15″と
を可動シリンダ32,33で支えてこれを収縮させるこ
とにより下段ユニット15に密着させることが出来る構
造となっている。
【0042】この様に間隔Lが無くなることによって、
糊付けから下段ダブルフェーサ16までの距離が短くな
り、良好な接着が得られるようになり、上段ユニット1
5″にて上段側から下段側へ斜めにパスする片面段ボー
ルc’の中芯段頂に糊付けされ、下段側の片面段ボール
cの上に重ね合わせて下段ダブルフェーサ16に送り、
貼り合わせることにより複両面段ボールfが形成され
る。
【0043】
【発明の効果】以上の様に、従来1台の両面段ボール機
械で1ラインの両面段ボールを作っているが、この発明
の配置によるコルゲートマシンにおいては、同時に2つ
の両面段ボールを生産できる。このため、生産時間の延
長が無く、操作員も上下同時に操作出来る部分も多いた
め、2ラインのコルゲートマシン操作員よりも少なく、
最小限の人員増加で生産出来る。又本配置は前記従来の
既設両面段ボール機械に、3台のミルロールスタンド及
び1台のシングルフェーサを追加し、またグルーマシ
ン、カットオフまでを上段側に追加し更に床面にスタッ
カを追加することにより得ることが出来るので、少ない
費用で従来機の大幅な生産性向上がはかられる。通常、
両面段ボールは紙巾と紙質の違いによって数十種類の原
紙を組み合わせて生産されるが、この発明によって上・
下段で同時に生産出来ることにより、片方で使用した原
紙をもう一方へ使用出来るケースもあるため、原紙倉庫
とマシン側との原紙移動距離を大巾に減少させることが
可能になる利点もある。さらにまた、コルゲートマシン
1台追加するような、広いスペースも必要が無く、既存
の工場でも生産の拡張が容易に出来る等の利点がある。
【0044】また応用例として、ロータリーシャ、ウェ
ブディレクターを追加することにより、下側両面段ボー
ルの全巾方向を上・下2分割して、それぞれに異なった
寸法のシートを生産できる。さらにまた、両面段ボール
の他に上段側の片面段ボールを下段側の両面段ボール側
に貼り合わせることにより、複両面段ボールも生産出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るコルゲートマシンの
配置図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るコルゲートマシンの
配置図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るコルゲートマシンの
配置図である。
【図4】本発明の第4実施例に係るコルゲートマシンの
配置図である。
【図5】図3のスリッタスコアラ付近の詳細図である。
【図6】本発明の第5実施例に係るスリッタスコアラ付
近の詳細図である。
【図7】図6の上面図である。
【図8】図1のグルーマシン付近の詳細図である。
【図9】本発明の第6実施例に係るグルーマシン付近の
詳細図である。
【図10】従来のコルゲートマシンの配置を示す図であ
る。
【図11】従来のコルゲートマシンの他の配置を示す図
である。
【符号の説明】
1 床面 1’ 2階床面 2 第1のミルロールスタンド 3 シングルフェーサ 4 第2のミルロールスタンド 5 第3のミルロールスタンド 6 第4のミルロールスタンド 7 もう1つのシングルフェーサ 8 第5のミルロールスタンド 9 第6のミルロールスタンド 10 段ロール(下) 10’ 段ロール(上) 11 グルーユニット 12 加圧ベルト 13 取上げコンベア(下) 13’ 取上げコンベア(上) 14 ブリッジ(下) 14’ ブリッジ(上) 15 グルーマシン 16 ダブルフェーサ 18 スリッタスコアラ 19 カットオフ(下) 20 スタッカ(下) 20’ スタッカ(上) 21 熱板 22 綿ベルト 23 挟持ベルト 24 搬送コンベア 25 テーブル 26 ロータリシャ 27 ウェブディレクタ 28 スラット 29 案内板 30 スリッタ 31 ブラシ 32 可動シリンダ 33 可動シリンダ a,a’ 裏ライナ原紙 b,b’ 中芯原紙 c,c’ 片面段ボール d,d’ 表ライナ原紙 e 両面段ボール f 複両面段ボール s シート H1 ウェットエンド H2 下部ユニット H3 上部ユニット H4 上部スタッカ部 U1 下部ユニット U2 ウェットエンド U3 上部ユニット U4 スタッカ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏ライナを支持する第1のミルロールス
    タンド、中芯を支持する第2のミルロールスタンド、中
    芯を段形成しこの中芯と裏ライナを接着して片面段ボー
    ルを形成する第1のシングルフェーサ、表ライナを支持
    する第3のミルロールスタンド、もう一つの裏ライナを
    支持する第4のミルロールスタンド、もう一つの中芯を
    支持する第5のミルロールスタンド、中芯を段形成しこ
    の中芯と裏ライナを接着して片面段ボールを形成する第
    2のシングルフェーサ、もう一つの表ライナを支持する
    第6のミルロールスタンド、及び片面段ボールの中芯の
    段頂に接着剤を塗布するグルーマシン、片面段ボールと
    表ライナを接着して両面段ボールを形成するダブルフェ
    ーサ、両面段ボールをその進行方向に切断し罫線を入れ
    るスリッタスコアラ、両面段ボールをその幅方向に切断
    するカットオフ、切断された両面段ボールを積み重ねる
    スタッカを備える各部ユニットを有するコルゲートマシ
    ンであって、上記グルーマシン以降カットオフまでの各
    ユニットのそれぞれに同じ機能のものを上部、下部2段
    に配置し、又スタッカを上記スタッカの下流にも追加配
    置して、第3のミルロールスタンドから巻き戻された表
    ライナと上記の上流側の第1のシングルフェーサからの
    片段を上部上記グルーマシン以降の上部ユニットに通紙
    し、前記第6のミルロールスタンドから巻き戻されたも
    う1つの表ライナと前記第2のシングルフェーサからの
    片段を、前記下部グルーマシン以降の下部ユニットに通
    紙して両面段ボールシートを上部側、下部側同時に生産
    出来ることを特徴としたコルゲートマシン。
  2. 【請求項2】 請求項1のコルゲートマシンの上段側グ
    ルーマシン以降カットオフまで、及びスタッカを地上2
    階床面に分離して設置した機械で、床面と2階の2ライ
    ンで両面段ボールシートを同時に生産出来ることを特徴
    とするコルゲートマシン。
  3. 【請求項3】 裏ライナを支持する第1のミルロールス
    タンド、中芯を支持する第2のミルロールスタンド、中
    芯を段形成しこの中芯と裏ライナを接着して片面段ボー
    ルを形成する第1のシングルフェーサ、表ライナを支持
    する第3のミルロールスタンド、もう一つの裏ライナを
    支持する第4のミルロールスタンド、もう一つの中芯を
    支持する第5のミルロールスタンド、中芯を段形成しこ
    の中芯と裏ライナを接着して片面段ボールを形成する第
    2のシングルフェーサ、もう一つの表ライナを支持する
    第6のミルロールスタンド、及び片面段ボールの中芯の
    段頂に接着剤を塗布するグルーマシン、片面段ボールと
    表ライナを接着して両面段ボールを形成するダブルフェ
    ーサ、両面段ボールをその進行方向に切断し罫線を入れ
    るスリッタスコアラ、両面段ボールをその幅方向に切断
    するカットオフ、切断された両面段ボールを積み重ねる
    スタッカを備える各部ユニットを有し、更に上記第2の
    シングルフェーサから第5および第6のミルロールスタ
    ンドの上段側に上記グルーマシン及びダブルフェーサを
    配置し、スリッタスコアラ、カットオフ及びスタッカを
    前述のダブルフェーサの下流側にそれぞれ配置したコル
    ゲートマシンであって、上記グルーマシン以降カットオ
    フまでの各ユニットのそれぞれに同じ機能のものを上
    部、下部2段に配置し、又スタッカを上記スタッカの下
    流にも追加配置して、第3のミルロールスタンドから巻
    き戻された表ライナと上記の上流側の第1のシングルフ
    ェーサからの片段を、上部上記グルーマシン以降の下部
    ユニットに通紙して前記第6のミルロールスタンドから
    巻き戻されたもう1つの表ライナと前記第2のシングル
    フェーサからの片段を、前記下部グルーマシン以降の下
    部ユニットに通紙して両面段ボールシートを上部側、下
    部側同時に生産出来ることを特徴としたコルゲートマシ
    ン。
  4. 【請求項4】 請求項3のコルゲートマシンの上段側の
    上記グルーマシン以降カットオフまでの各ユニット及び
    スタッカを地上2階床面に分離して設置した機械で、床
    面と2階の2ラインで両面段ボールシートを同時にも生
    産出来ることを特徴とするコルゲートマシン。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項3のコルゲートマシ
    ンにおいて、ダブルフェーサ以降にロータリシャ、ウェ
    ブディレクタを追加し、下段側で作る両面段ボールの全
    巾のうち、片方だけを上段側にふりわけて上段側のスリ
    ッタスコアラ、カットオフ及びスタッカに通紙すること
    により、異なる寸法のシートを上下で同時に生産出来る
    ことを特徴とするコルゲートマシン。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項3のコルゲートマシ
    ンにおいて、上記グルーマシンの上段側ユニットを下降
    可能とすることにより、上段側の片段シートを前記グル
    ーマシンの下降した上段側ユニットを通して、下段側の
    両面シートの上側に貼り合わせてさらに下段側のダブル
    フェーサ、スリッタスコアラ、カットオフ及びスタッカ
    に通紙することにより、複両面シートも生産出来ること
    を特徴とするコルゲートマシン。
JP19998096A 1996-07-30 1996-07-30 コルゲートマシン Withdrawn JPH1044269A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009044688A1 (ja) * 2007-10-02 2009-04-09 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 排出装置、印刷機および段ボール製造機
JP2017061147A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 ベーハーエス コルゲーテッド マシーネン−ウント アンラーゲンバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング コルゲータ機

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