JP3422641B2 - コルゲートマシン - Google Patents

コルゲートマシン

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JP3422641B2
JP3422641B2 JP31214396A JP31214396A JP3422641B2 JP 3422641 B2 JP3422641 B2 JP 3422641B2 JP 31214396 A JP31214396 A JP 31214396A JP 31214396 A JP31214396 A JP 31214396A JP 3422641 B2 JP3422641 B2 JP 3422641B2
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sided
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征治 関
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複両面段ボールシ
ート又は両面段ボールシートを製造する、コルゲートマ
シンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、裏ライナと中芯(芯紙ともい
う)とから形成される片面段ボールシートと表ライナと
を貼り合わせて両面段ボールシートを製造する両面段ボ
ールシート製造用コルゲートマシンや、2枚の片面段ボ
ールシートと表ライナとを貼り合わせて複両面段ボール
シートを製造する複両面段ボールシート製造用コルゲー
トマシンが開発されている。
【0003】まず、両面段ボールシートを製造する両面
段ボールシート製造用コルゲートマシンについて説明す
ると、図2は両面段ボールシートを製造する両面段ボー
ルシート製造用コルゲートマシンを示す模式的な構成図
である。図2に示すように、両面段ボールシート製造用
コルゲートマシンは、シングルフェーサ3と、ダブルフ
ェーサ11と、スリッタスコアラ12と、カットオフ1
3と、スタッカ14とを備えて構成される。
【0004】なお、図2中、FLは床面を示している。
また、図2では、本コルゲートマシンを2段に分けて示
しているが、実際は、同一床面FL上に直列に設置され
ており、上段の右端が下段の左端に連なるようになって
いる。まず、シングルフェーサ3は、中芯61と裏ライ
ナ60とを貼り合わせて片面段ボールシート66を形成
するものである。このため、シングルフェーサ3の上流
側及び下流側(搬送方向に対して上流側及び下流側)に
は、裏ライナ60を支持する裏ライナ用ミルロールスタ
ンド2と、中芯61を支持する中芯用ミルロールスタン
ド4とが備えられ、中芯用ミルロードスタンド4からは
中芯61が段繰り(段を付けながら繰り出すこと)され
るようになっている。
【0005】このシングルフェーサ3は、上段ロール1
5,下段ロール16,糊付装置17,加圧ベルト18等
を備えて構成され、中芯用ミルロードスタンド4から供
給される中芯61を上段ロール15と下段ロール16と
により段繰りして波状にし、その段頂部に糊付装置17
により糊付けして、裏ライナ60とともに加圧ベルト1
8により加圧することにより貼り合わせて片面段ボール
シート66を形成するようになっている。
【0006】このようにして形成された片面段ボールシ
ート66は、取り上げコンベア20により挟持されて取
り上げられ、シングルフェーサ3の上部に設けられたブ
リッジ90上を搬送されるようになっている。ダブルフ
ェーサ11は、ブリッジ90上を搬送される片面段ボー
ルシート66と表ライナ64とを貼り合わせて両面段ボ
ールシート68を形成するものである。
【0007】このため、シングルフェーサ3で形成され
た片面段ボールシート66が、シングルグルーマシン4
4の糊付装置44Aで糊付けされた後に、ダブルフェー
サ11に導入されるようになっている。また、ダブルフ
ェーサ11の上流側には、表ライナ64を支持する表ラ
イナ用ミルロードスタンド8が備えられ、この表ライナ
用ミルロードスタンド8から供給される表ライナ64が
シングルグルーマシン44を経由した後、ダブルフェー
サ11に導入されるようになっている。
【0008】このダブルフェーサ11は、その下側に配
置される熱板群22と、上側から熱板群22に向けて加
圧する加圧装置(ここでは、例えばウェイトロールによ
って構成される加圧装置を示している)25と、片面段
ボールシート66と表ライナ64とを貼り合わせて形成
された両面段ボールシート68を搬送する上部コンベア
(加圧ベルト)26及び下部コンベア(搬送ベルト)2
7とから構成される。
【0009】そして、ダブルフェーサ11に導入された
片面段ボールシート66と表ライナ64とは、中芯61
の段頂部に付着された糊を介して接合された状態にな
り、熱板群25上を摺動しながら走行する際に熱板群2
5から熱を受けて昇温され、片面段ボールシート66と
表ライナ64との間の糊が固化されて接着されるように
なっている。
【0010】このようにして片面段ボールシート66と
表ライナ64とが接着されて形成された両面段ボールシ
ート68は、上部コンベア26及び下部コンベア27に
より、その下流側(図中、右側)に設けられたスリッタ
スコアラ12へ搬送されるようになっている。そして、
搬送された両面段ボールシート68は、スリッタスコア
ラ12で、搬送方向(進行方向)に切断し罫線が入れら
れ、カットオフ13でその幅方向に切断され、所定のサ
イズの分割板状の両面段ボールシート68′が形成され
るようになっている。
【0011】この分割板状の両面段ボールシート68′
は、複数のコンベア28により搬送されて、スタッカ1
4に積み上げられ、機外に排出されるようになってい
る。次に、複両面段ボールシートを製造する複両面段ボ
ールシート製造用コルゲートマシンについて説明する
と、図3は従来の複両面段ボールシートを製造する複両
面段ボールシート製造用コルゲートマシンを示す模式的
な構成図である。
【0012】図3に示すように、従来の複両面段ボール
シートを製造する複両面段ボールシート製造用コルゲー
トマシンは、2つのシングルフェーサ3,6と、ダブル
フェーサ11と、スリッタスコアラ12と、カットオフ
13と、スタッカ14とを備えて構成される。なお、図
3中、FLは床面を示している。また、図3では、本コ
ルゲートマシンを2段に分けて示しているが、実際は、
同一床面FL上に直列に設置されており、上段の右端が
下段の左端に連なるようになっている。
【0013】まず、シングルフェーサ3は、上述の両面
段ボールシート製造用コルゲートマシンのシングルフェ
ーサ3と同様に構成されており、上段ロール15,下段
ロール16,糊付装置17,加圧ベルト18等を備えて
構成され、中芯用ミルロードスタンド4から供給される
中芯61を上段ロール15と下段ロール16とにより段
繰りして波状にし、その段頂部に糊付装置17により糊
付けして、裏ライナ60とともに加圧ベルト18により
加圧することにより貼り合わせて片面段ボールシート6
6を形成するようになっている。
【0014】このようにして形成された片面段ボールシ
ート66は、取り上げコンベア20により挟持され取り
上げられて、シングルフェーサ3及びシングルフェーサ
6の上部に設けられた下段ブリッジ9a及び上段ブリッ
ジ9b上を搬送されるようになっている。また、シング
ルフェーサ6も、上述したシングルフェーサ3と同様に
構成されており、上段ロール15′,下段ロール1
6′,糊付装置17′,加圧ベルト18′等を備えて構
成され、中芯用ミルロードスタンド7から供給される中
芯63を上段ロール15′と下段ロール16′とにより
段繰りして波状にし、その段頂部に糊付装置17′によ
り糊付けして、裏ライナ62とともに加圧ベルト18′
により加圧することにより貼り合わせて片面段ボールシ
ート67を形成するようになっている。
【0015】このようにして形成された片面段ボールシ
ート67は、取り上げコンベア20′により挟持されて
取り上げられ、シングルフェーサ6の上部からその下流
側に向けて設けられた下段ブリッジ9a上を搬送される
ようになっている。ダブルフェーサ11は、下段ブリッ
ジ9a及び上段ブリッジ9b上を搬送される片面段ボー
ルシート66と、下段ブリッジ9a上を搬送される片面
段ボールシート67と、表ライナ用ミルロードスタンド
8から供給される表ライナ64とを貼り合わせて複両面
段ボールシート70を形成するものである。
【0016】このため、シングルフェーサ3で形成され
た片面段ボールシート66と、シングルフェーサ6で形
成された片面段ボールシート67とが、ダブルグルーマ
シン10の糊付装置10A,糊付装置10Bでそれぞれ
糊付けされた後に、ダブルフェーサ11に導入されるよ
うになっている。また、ダブルフェーサ11の上流側に
は、表ライナ64を支持する表ライナ用ミルロードスタ
ンド8が備えられ、この表ライナ用ミルロードスタンド
8から供給される表ライナ64がダブルグルーマシン1
0を経由した後、ダブルフェーサ11に導入されるよう
になっている。
【0017】このダブルフェーサ11は、上述の両面段
ボールシート製造用コルゲートマシンのダブルフェーサ
11と同様に、その下側に配置される熱板群22と、上
側から熱板群22に向けて加圧する加圧装置(ここで
は、例えばウェイトロールによって構成される加圧装置
を示している)25と、上部コンベア(加圧ベルト)2
6及び下部コンベア(搬送ベルト)27とから構成さ
れ、上部コンベア26及び下部コンベア27により、片
面段ボールシート66と片面段ボールシート67と表ラ
イナ64とを貼り合わせて形成された複両面段ボールシ
ート70が搬送されるようになっている。
【0018】そして、ダブルフェーサ11に導入された
片面段ボールシート66と片面段ボールシート67と表
ライナ64とは、各片面段ボールシート66,67の中
芯61,63の段頂部に付着された糊を介して接合され
た状態になり、熱板群25上を摺動しながら走行する際
に熱板群25から熱を受けて昇温され、片面段ボールシ
ート66と片面段ボールシート67と表ライナ64との
間の糊が固化されて接着されるようになっている。
【0019】このようにして片面段ボールシート66と
片面段ボールシート67と表ライナ64とが接着されて
形成された複両面段ボールシート70は、上部コンベア
26及び下部コンベア27により、その下流側(図中、
右側)に設けられたスリッタスコアラ12へ搬送される
ようになっている。そして、搬送された複両面段ボール
シート70は、上述の両面段ボールシート製造用コルゲ
ートマシンの場合と同様に、スリッタスコアラ12で、
搬送方向(進行方向)に切断し罫線が入れられ、カット
オフ13でその幅方向に切断され、所定のサイズの分割
板状の複両面段ボールシート70′が形成されるように
なっている。
【0020】この分割板状の複両面段ボールシート7
0′は、複数のコンベア28により搬送されて、スタッ
カ14に積み上げられ、機外に排出されるようになって
いる。ここでは、複両面段ボールシート製造用コルゲー
トマシンを、複両面段ボールシート70を製造するもの
として説明してきたが、ダブルフェーサ11等は両面段
ボールシート製造用コルゲートマシンのものと同様に構
成されているため、当然のことながら、片面段ボールシ
ート66及び片面段ボールシート67のいずれか一方の
みを形成し、これをダブルフェーサ11に搬送して、こ
の一方の片面段ボールシートと表ライナ64とを貼り合
わせて両面段ボールシート68を製造することもでき
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、両面段ボー
ルシートと複両面段ボールシートとの双方とも製造した
い場合には、上述のような両面段ボールシート製造用コ
ルゲートマシン及び複両面段ボールシート製造用コルゲ
ートマシンをそれぞれ設置する必要があるが、複両面段
ボールシート製造用コルゲートマシンについては、上述
のように、2つのシングルフェーサ3,6のうちのいず
れか一方のみを使用して、両面段ボールシートを製造す
ることもできる。
【0022】しかしながら、このように複両面段ボール
シート製造用コルゲートマシンで両面段ボールシートを
製造する場合、2つのシングルフェーサ3,6のうちい
ずれか一方のみを稼働させるが、シングルフェーサ3,
6のうちの他方や、これに付設されたミルロールスタン
ド等は休転状態になってしまい、機械設備の一部しか利
用しないことになるため、稼働効率を著しく悪化させる
ことになる。
【0023】もちろん、両面段ボールシートの製造要求
が少なければ、複両面段ボールシート製造用コルゲート
マシンの各機能をフル稼働して複両面段ボールシートを
製造する割合が高くなり、稼働効率の問題は無視するこ
とができるが、複両面段ボールシートに比べて両面段ボ
ールシートの製造割合を大きくしようとすると、どうし
ても複両面段ボールシート製造用コルゲートマシンの稼
働率は低下してしまい問題となる。
【0024】もちろん、複両面段ボールシートを全く製
造する必要がなければ、全て両面段ボールシート製造用
コルゲートマシンとしてしまうこともできるが、たとえ
少なくても複両面段ボールシートを製造する必要があれ
ば、複両面段ボールシート製造用コルゲートマシン又は
これと同機能を用意しておかなくてはならない。即ち、
主としての両面段ボールシートを製造したいが、複両面
段ボールシートも製造できるようにしたい場合、従来技
術では、複数のコルゲートマシンのうち少なくとも1つ
は複両面段ボールシート製造用コルゲートマシンとしな
くてはならず、この複両面段ボールシート製造用コルゲ
ートマシンにおける設備稼働率の低下は免れない。
【0025】もちろん、複両面段ボールシート製造用コ
ルゲートマシンは、製造設備としてのコストが高く、ま
た広い設置スペースを確保することも必要になり、稼働
率の低い設備(複両面段ボールシート製造用コルゲート
マシン)に、多額のコスト及び広い設置スペースを確保
することは重要な課題となる。本発明は、このような課
題に鑑み創案されたもので、設備費を低く抑えるととも
に、設置スペースを少なくしながら、設備稼働率を向上
させて、両面段ボールシートの製造量を増加させること
ができるようにした、コルゲートマシンを提供すること
を目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のコルゲートマシンは、の裏ライナとの中
芯とを貼り合わせての片面段ボールシートを形成する
のシングルフェーサと、の裏ライナとの中芯とを
貼り合わせての片面段ボールシートを形成するのシ
ングルフェーサと、上記一の片面段ボールシートと上記
他の片面段ボールシートとが供給された場合には上記一
の片面段ボールシートと上記他の片面段ボールシートと
一の表ライナと貼り合せて複両面段ボールシートを形成
し、上記一の片面段ボールシートが供給された場合には
上記一の片面段ボールシートと一の表ライナとを貼り合
わせて一の両面段ボールシートを形成する一のダブルフ
ェーサとを備える一のコルゲータユニットと、上記一の
コルゲータユニットに直列に配設され、上記他の片面段
ボールシートが供給された場合に上記他の片面段ボール
シートと他の表ライナとを貼り合わせて他の両面段ボー
ルシートを形成する他のコルゲータユニットと、上記一
のダブルフェーサで上記一の両面段ボールシートを形成
する場合に上記他の片面段ボールシートを上記一のコル
ゲータユニットから上記他のコルゲータユニットへ搬送
する搬送系とを備えることを特徴としている。
【0027】このような構成により、のシングルフェ
ーサによりの裏ライナとの中芯とが貼り合わされて
の片面段ボールシートが形成されるとともに、第2の
シングルフェーサにより第2の裏ライナと第2の中芯と
が貼り合わされて第2の片面段ボールシートが形成され
る。そして、一の片面段ボールシートと他の片面段ボー
ルシートとが一のダブルフェーサに供給された場合、一
の片面段ボールシートと他の片面段ボールシートと一の
表ライナとを貼り合わせて複両面段ボールシートが形成
される。
【0028】一方、一の片面段ボールシートが一のダブ
ルフェーサに供給された場合、一の片面段ボールシート
と一の表ライナとを貼り合わせて一の両面段ボールシー
トが形成されると同時に、他の片面段ボールシートが他
ダブルフェーサに供給され、他の片面段ボールシート
と他の表ライナとを貼り合わせて他の両面段ボールシー
トが形成される。
【0029】請求項2記載の本発明のコルゲートマシン
は、請求項1記載の構成において、上記一のコルゲータ
ユニットが、上の表ライナを支持するの表ライナ
用ミルロールスタンドと、上記一の片面段ボールシート
及び他の片面段ボールシートの両方又は一方に接着剤を
塗布するのグルーマシンと、上記のダブルフェーサ
で形成された上記複両面段ボールシート又は上記一の
面段ボールシートをその進行方向に切断し罫線を入れる
のスリッタスコアラと、上記複両面段ボールシート又
は上記一の両面段ボールシートをその幅方向に切断する
のカットオフと、上記のカットオフにより切断され
た上記複両面段ボールシート又は上記一の両面段ボール
シートを積み重ねるのスタッカとをそなえ、上記
コルゲータユニットが、上記他の片面段ボールシートと
上記他の表ライナとを貼り合わせて他の両面段ボールシ
ートを形成する他のダブルフェーサと、上記の表ライ
ナを支持するの表ライナ用ミルロールスタンドと、上
の片面段ボールシートに接着剤を塗布するのグル
ーマシンと、上記のダブルフェーサで形成された上記
他の両面段ボールシートをその進行方向に切断し罫線を
入れるのスリッタスコアラと、上記他の両面段ボール
シートをその幅方向に切断するのカットオフと、切断
された上記他の両面段ボールシートを積み重ねるのス
タッカとをそなえ、上記搬送系として、上記のコルゲ
ータユニットと上記のコルゲータユニットとを接続
中間コンベアが備えられていることを特徴としてい
る。
【0030】このような構成により、一のコルゲータユ
ニットに備えられる一のシングルフェーサによって形成
される一の片面段ボールシートと、他のシングルフェー
サによって形成される他の片面段ボールシートとが一の
ダブルフェーサに供給された場合、一のグルーマシンに
よって一の片面段ボールシート及び他の片面段ボールシ
ートに接着剤が塗布され一の表ライナ用ミルロールス
タンドから供給される一の表ライナと貼り合わされて複
両面段ボールシートが形成される。
【0031】一方、一のコルゲータユニットに備えられ
る一のシングルフェーサによって形成される一の片面段
ボールシートが一のダブルフェーサに供給された場合、
一のグルーマシンによって一の片面段ボールシートに接
着剤が塗布され一の表ライナ用ミルロールスタンドか
ら供給される一の表ライナと貼り合わされて一の両面段
ボールシートが形成される。
【0032】その後、複両面段ボールシートはのスリ
ッタスコアラでその進行方向に切断され罫線が入れら
れ、一のカットオフでその幅方向に切断されて分割板状
の複両面段ボールシートが形成され、切断された複両面
段ボールシートが一のスタッカに積み重ねられる
【0033】一方、一の両面段ボールシートはのスリ
ッタスコアラでその進行方向に切断され罫線が入れられ
て、のカットオフでその幅方向に切断されて分割板状
の両面段ボールシートが形成され、切断された両面段ボ
ールシートがのスタッカに積み重ねられる。この場
合、搬送系としてのコルゲータユニットとのコルゲ
ータユニットとを接続するように備えられる中間コンベ
アにより、他の片面段ボールシートが他のコルゲータユ
ニットに供給され、のグルーマシンで接着剤が塗布さ
れてのダブルフェーサにより他の片面段ボールシート
と他の表ライナとが貼り合わされて他の両面段ボールシ
ートが形成される。
【0034】その後、他の両面段ボールシートはのス
リッタスコアラでその進行方向に切断され罫線が入れら
れて、のカットオフでその幅方向に切断されて分割板
状の両面段ボールシートが形成され、切断された両面段
ボールシートがのスタッカに積み重ねられる。請求項
3記載の本発明のコルゲートマシンは、請求項1又は
記載の構成において、上記搬送系が、上記一のコルゲー
タユニットの上側に設けられていることを特徴としてい
る。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【発明の実施形態】以下、図面により、本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に
かかるコルゲートマシンを示す模式的な構成図である。
図1に示すように、本コルゲートマシンは、複両面段ボ
ールシート70又は両面段ボールシート68を形成する
第1のコルゲータユニット1Aと、その搬送方向の下流
側に直列に配設され、両面段ボールシート69を形成し
うる第2のコルゲータユニット1Bと、第1のコルゲー
タユニット1Aと第2のコルゲータユニット1Bとを接
続し、搬送系を構成する中間コンベア30とを備えて構
成され、第1のコルゲータユニット1Aにより複両面段
ボールシート70を製造する場合と、第1のコルゲータ
ユニット1A及び第2のコルゲータユニット1Bにより
それぞれ両面段ボールシート68,69を製造する場合
とを選択できるようになっている。
【0040】なお、図1中、FLは床面を示している。
また、図1では、本コルゲートマシンを3段に分けて示
しているが、実際は、同一床面FL上に直列に設置され
ており、上段の右端が中段の左端に、中段の右端が下段
の左端に、それぞれ連なるようになっている。まず、第
1のコルゲータユニット1Aは、図1に示すように、2
つのシングルフェーサ3,6と、ダブルフェーサ11
と、スリッタスコアラ12と、カットオフ13と、スタ
ッカ14とを備えて構成される。
【0041】シングルフェーサ(第1のシングルフェー
サ)3は、中芯用ミルロードスタンド(第1の中芯用ミ
ルロールスタンド)4から供給される中芯(第1の中
芯)61を波状に成形し、この波状に成形された中芯6
1と裏ライナ用ミルロールスタンド(第1の裏ライナ用
ミルロールスタンド)2から供給される裏ライナ(第1
の裏ライナ)60とを貼り合わせて片面段ボールシート
(第1の片面段ボールシート)66を形成するものであ
り、上段ロール15,下段ロール16,糊付装置17,
加圧ベルト18等を備えて構成される。
【0042】ここで、上段ロール15及び下段ロール1
6は、中芯用ミルロードスタンド4に支持される中芯6
1を段繰り(段を付けた繰り出し)して、中芯61を波
状に成形するものである。また、糊付装置17は、波状
に成形された中芯61の段頂部に接着剤を塗布するもの
である。さらに、加圧ベルト18は、裏ライナ用ミルロ
ールスタンド2から供給される裏ライナ60とともに加
圧して貼り合わせるものである。
【0043】また、シングルフェーサ(第2のシングル
フェーサ)6も、中芯用ミルロードスタンド(第2の中
芯用ミルロールスタンド)7から供給され、波状に成形
された中芯(第2の中芯)63と、裏ライナ用ミルロー
ルスタンド(第2の裏ライナ用ミルロールスタンド)5
から供給される裏ライナ(第2の裏ライナ)62とを貼
り合わせて片面段ボールシート(第2の片面段ボールシ
ート)67を形成するものであり、シングルフェーサ3
と同様に、上段ロール15′,下段ロール16′,糊付
装置17′,加圧ベルト18′等を備えて構成される。
【0044】ここで、上段ロール15′及び下段ロール
16′は、中芯用ミルロードスタンド7から供給される
中芯63を段繰りして、中芯63を波状に成形するもの
である。また、糊付装置17′は、波状に成形された中
芯63の段頂部に接着剤を塗布するものである。さら
に、加圧ベルト18′は、裏ライナ用ミルロールスタン
ド5から供給される裏ライナ62とともに加圧して貼り
合わせるものである。
【0045】これらの裏ライナ用ミルロールスタンド
2,シングルフェーサ3,中芯用ミルロールスタンド
4,裏ライナ用ミルロールスタンド5,シングルフェー
サ6,中芯用ミルロールスタンド7の上側には、図1に
示すように、搬送方向に沿って下段ブリッジ(搬送系)
9aが延設されており、さらに、この下段ブリッジ9a
の上側であって、裏ライナ用ミルロールスタンド5,シ
ングルフェーサ6,中芯用ミルロールスタンド7の上側
には、上段ブリッジ(搬送系)9bが並設されている。
なお、これらの下段ブリッジ9a及び上段ブリッジ9b
には、搬送コンベア(図示せず)が設けられている。
【0046】そして、シングルフェーサ3により形成さ
れた片面段ボールシート66が、取り上げコンベア20
により挟持されて取り上げられ、下段ブリッジ9a及び
上段ブリッジ9b上を搬送されるとともに、シングルフ
ェーサ6により形成された片面段ボールシート67が、
取り上げコンベア20′により挟持されて取り上げら
れ、下段ブリッジ9a上を搬送されるようになってい
る。なお、搬送系は、下段ブリッジ9a,上段ブリッジ
9b及び前述の中間コンベア30から構成される。
【0047】ダブルフェーサ(第1のダブルフェーサ)
11は、図1に示すように、片面段ボールシート66及
び片面段ボールシート67の両方が供給された場合に
は、片面段ボールシート66と、片面段ボールシート6
7と、表ライナ64とを貼り合わせて複両面段ボールシ
ート70を形成し、片面段ボールシート67のみが供給
された場合には、片面段ボールシート67と、表ライナ
64とを貼り合わせて両面段ボールシート68を形成す
るものである。なお、片面段ボールシート66及び片面
段ボールシート67の両方が供給される場合を第1搬送
モード、片面段ボールシート67のみが供給される場合
を第2搬送モードといい、このモード選択については後
述する。
【0048】このため、片面段ボールシート66及び片
面段ボールシート67の両方が供給された場合には、下
段ブリッジ9a及び上段ブリッジ9b上を搬送され、ダ
ブルグルーマシン(第1のグルーマシン)10の糊付装
置10Aにより接着剤が塗布された片面段ボールシート
66と、下段ブリッジ9a上を搬送され、ダブルグルー
マシン10の糊付装置10Bにより接着剤が塗布された
片面段ボールシート67とがダブルフェーサ11に導入
されるようになっており、さらに、表ライナ用ミルロー
ドスタンド(第1の表ライナ用ミルロールスタンド)8
から供給される表ライナ(第1の表ライナ)64がダブ
ルグルーマシン10を経由した後、ダブルフェーサ11
に導入されるようになっている。
【0049】一方、片面段ボールシート67のみが供給
された場合には、下段ブリッジ9a上を搬送され、ダブ
ルグルーマシン10の糊付装置10Bにより接着剤が塗
布された片面段ボールシート67がダブルフェーサ11
に導入されるとともに、表ライナ用ミルロードスタンド
(第1の表ライナ用ミルロールスタンド)8から供給さ
れる表ライナ(第1の表ライナ)64がダブルグルーマ
シン10を経由した後、ダブルフェーサ11に導入され
るようになっている。
【0050】このダブルフェーサ11は、熱板群22に
より加熱しながら加圧装置25により加圧し、片面段ボ
ールシート66と片面段ボールシート67と表ライナ6
4とを貼り合わせて複両面段ボールシート70を形成す
るか、又は、片面段ボールシート67と表ライナ64と
を貼り合わせて両面段ボールシート68を形成するもの
であり、その下側に配置される熱板群22と、上側から
熱板群22に向けて加圧する加圧装置25と、上部コン
ベア(加圧ベルト)26及び下部コンベア(搬送ベル
ト)27とから構成される。
【0051】ここで、熱板群22は、熱板群22上を摺
動しながら搬送される片面段ボールシート66,片面段
ボールシート67及び表ライナ64、又は片面段ボール
シート67及び表ライナ64を加熱するものである。加
圧装置25は、上部コンベア26を介して、片面段ボー
ルシート66,片面段ボールシート67及び表ライナ6
4、又は片面段ボールシート67及び表ライナ64を加
圧し、熱板群22に押し付けるようにするものであり、
例えばウェイトロール等によって加圧するものとして構
成される。
【0052】上部コンベア26は、ベルトコンベアとし
て構成され、その下部に配設された熱板群22との間に
片面段ボールシート66,片面段ボールシート67及び
表ライナ64、又は片面段ボールシート67及び表ライ
ナ64を挟持して、熱板群22に摺接させながら搬送す
るものである。下部コンベア27は、熱板群22の下流
側に設けられ、上部コンベア26との間に複両面段ボー
ルシート70又は両面段ボールシート68を挟持して搬
送するものであり、貼り合わせられた複両面段ボールシ
ート70又は両面段ボールシート68の貼着をより確実
にできるように所定の押圧力が得られるようになってい
る。
【0053】スリッタスコアラ(第1のスリッタスコア
ラ)12は、複両面段ボールシート70又は両面段ボー
ルシート68をその進行方向に切断するとともに、罫線
を入れるものである。また、カットオフ(第1のカット
オフ)13は、複両面段ボールシート70又は両面段ボ
ールシート68をその幅方向に切断するものである。そ
して、これらのスリッタスコアラ12及びカットオフ1
3により、所定サイズの分割板状の複両面段ボールシー
ト70′又は両面段ボールシート68′が形成されるよ
うになっている。
【0054】スタッカ(第1のスタッカ)14は、複数
のコンベア28により搬送される分割板状の複両面段ボ
ールシート70′又は両面段ボールシート68′を積み
上げておくものである。次に、第2のコルゲータユニッ
ト1Bは、図1に示すように、ダブルフェーサ45と、
スリッタスコアラ46と、カットオフ47と、スタッカ
48とを備えて構成される。なお、図1中、FLは床面
を示している。
【0055】ダブルフェーサ(第2のダブルフェーサ)
45は、片面段ボールシート66と表ライナ(第2の表
ライナ)65とを貼り合わせて両面段ボールシート69
を形成するものである。このため、シングルフェーサ3
で形成され、上段ブリッジ9b及び後述する中間コンベ
ア30上を搬送された片面段ボールシート66が、シン
グルグルーマシン(第2のグルーマシン)44の糊付装
置44Aで接着剤を塗布された後に、ダブルフェーサ4
5に導入されるようになっている。また、表ライナ65
を支持する表ライナ用ミルロードスタンド(第2の表ラ
イナ用ミルロードスタンド)40が備えられており、こ
の表ライナ用ミルロードスタンド40から供給される表
ライナ65がシングルグルーマシン44を経由した後、
ダブルフェーサ45に導入されるようになっている。
【0056】このダブルフェーサ45は、上述の第1の
コルゲートユニット1Aのダブルフェーサ11と同様
に、熱板群80により加熱しながら加圧装置81により
加圧し、片面段ボールシート66と表ライナ65とを貼
り合わせて両面段ボールシート69を形成するものであ
り、その下側に配置される熱板群80と、上側から熱板
群80に向けて加圧する加圧装置81と、上部コンベア
(加圧ベルト)82及び下部コンベア(搬送ベルト)8
3とから構成される。なお、熱板群80,加圧装置8
1,上部コンベア82及び下部コンベア83の構成につ
いては、それぞれ上述の熱板群22,加圧装置25,上
部コンベア26及び下部コンベア27と同様に構成され
ているため、ここではその説明を省略する。
【0057】スリッタスコアラ(第2のスリッタスコア
ラ)46は、両面段ボールシート69をその進行方向に
切断するとともに、罫線を入れるものである。また、カ
ットオフ(第2のカットオフ)47は、両面段ボールシ
ート69をその幅方向に切断するものである。そして、
これらのスリッタスコアラ46及びカットオフ47によ
り、所定サイズの分割板状の両面段ボールシート69′
が形成されるようになっている。
【0058】スタッカ(第2のスタッカ)48は、複数
のコンベア51により搬送される分割板状の複両面段ボ
ールシート69′を積み上げておくものである。次に、
搬送系として備えられ、第1のコルゲータユニット1A
と第2のコルゲータユニット1Bとを接続する中間コン
ベア30について説明する。図1に示すように、中間コ
ンベア30は、第1のコルゲータユニット1Aのダブル
グルーマシン10,ダブルフェーサ11,スリッタスコ
アラ12,カットオフ13,スタッカ14及び第1のコ
ルゲータユニット1Aに直列に配設された第2のコルゲ
ータユニット1Bの表ライナ用ミルロードスタンド40
の上側に延設されている。
【0059】この中間コンベア30の上流端は、第1の
コルゲータユニット1Aの上段ブリッジ9bの下流端
に、開口部31が形成されるように接続しており、片面
段ボールシート66を第1のコルゲータユニット1Aの
ダブルフェーサ11に導入する場合(即ち、第1搬送モ
ードの場合)には、片面段ボールシート66を開口部3
1を通して搬送し、第2のコルゲータユニット1Bのダ
ブルフェーサ45に導入する場合(即ち、第2搬送モー
ドの場合)には、片面段ボールシート66を開口部31
を越えて搬送するようにしている。
【0060】これらの搬送モードの選択は、片面段ボー
ルシート66をマニュアルでダブルフェーサ11又はダ
ブルフェーサ45のいずれかに導くことにより行なうよ
うにしているが、開口部31に、この開口部31を開閉
するようなガイド部材を設け、第2搬送モードの場合は
ガイド部材を閉じ、第1搬送モードの場合はガイド部材
を開けるようにして、自動的に搬送モードの切り換えを
行なうようにしてもよい。
【0061】本発明の一実施形態としてのコルゲートマ
シンは、上述のように構成されるため、以下のように動
作する。まず、本コルゲートマシンにより、複両面段ボ
ールシートを製造する場合について説明する。この場
合、開口部31を開放して第1搬送モードを設定する。
そして、まず、第1のコルゲータユニット1Aのシング
ルフェーサ3により、中芯用ミルロードスタンド4から
供給される中芯61が、上段ロール15と下段ロール1
6とにより段階的に繰り出されて、波状に成形され、そ
の段頂部に糊付装置17により糊付けされた後に、裏ラ
イナ用ミルロールスタンドから供給される裏ライナ60
とともに加圧ベルト18で加圧されて貼り合わされ、片
面段ボールシート66が形成される。
【0062】この片面段ボールシート66は、取り上げ
コンベア20により挟持されて取り上げられ、下段ブリ
ッジ9a及び上段ブリッジ9b上を搬送され、図1中、
2点鎖線(仮想線)で示すように、開口部31を通って
第1のコルゲータユニット1Aのダブルグルーマシン1
0に搬送され、ダブルグルーマシン10の糊付装置10
Aにより接着剤を塗布されて、ダブルフェーサ11に導
入される。
【0063】一方、第1のコルゲータユニット1Aのシ
ングルフェーサ6により、中芯用ミルロールスタンド7
から供給される中芯63が上段ロール15′と下段ロー
ル16′とにより段繰りして波状に成形され、その段頂
部に糊付装置17′により糊付けされた後に、裏ライナ
用ミルロールスタンド5から供給される裏ライナ62と
加圧ベルト18′で加圧されて貼り合わされ、片面段ボ
ールシート67が形成される。
【0064】この片面段ボールシート67は、取り上げ
コンベア20′により挟持されて取り上げられ、下段ブ
リッジ9a上を搬送され、第1のコルゲータユニット1
Aのダブルグルーマシン10に搬送され、ダブルグルー
マシン10の糊付装置10Aにより接着剤を塗布され
て、ダブルフェーサ11に導入される。さらに、第1の
コルゲータユニット1Aの表ライナ用ミルロードスタン
ド8から表ライナ64が、第1のコルゲータユニット1
Aのダブルグルーマシン10を経由して、ダブルフェー
サ11に導入される。
【0065】そして、第1のコルゲータユニット1Aの
ダブルフェーサ11で、片面段ボールシート66と片面
段ボールシート67と表ライナ64とが貼り合わされて
複両面段ボールシート70が形成され、その下流側に設
けられたスリッタスコアラ12に搬送される。その後、
スリッタスコアラ12により、複両面段ボールシート7
0はその進行方向に切断され罫線が入れられ、カットオ
フ13でその幅方向に切断されて、所定のサイズの分割
板状の複両面段ボールシート70′が形成される。
【0066】この分割板状の複両面段ボールシート7
0′は、複数のコンベア28により搬送されて、スタッ
カ14に積み上げられ、所定の枚数又は高さに積み重ね
られると機外に排出される。なお、この場合、第2のコ
ルゲータユニット1Bは休転状態になるが、両面段ボー
ルシートと複両面段ボールシートの生産比率は例えば8
対2と想定しており両面段ボールシートの生産割合の方
が、圧倒的に大きいため、影響は少ない。
【0067】次に、本コルゲートマシンにより、両面段
ボールシートを製造する場合について説明する。まず、
第1のコルゲータユニット1Aのシングルフェーサ3に
より、中芯用ミルロードスタンド4から供給される中芯
61が、上段ロール15と下段ロール16とにより段繰
りされて、波状に成形され、その段頂部に糊付装置17
により糊付けされた後に、裏ライナ用ミルロールスタン
ド2から供給される裏ライナ60とともに加圧ベルト1
8で加圧されて貼り合わされ、片面段ボールシート66
が形成される。
【0068】この片面段ボールシート66は、取り上げ
コンベア20により挟持されて取り上げられ、下段ブリ
ッジ9a及び上段ブリッジ9b上を搬送され、さらに、
図1中、実線で示すように、開口部31を越えて中間コ
ンベア30上を搬送されて、第2のコルゲータユニット
1Bのシングルグルーマシン44に導入され、シングル
グルーマシン44の糊付装置44Aにより接着剤を塗布
されて、ダブルフェーサ45に導入される。
【0069】また、第2のコルゲータユニット1Bの表
ライナ用ミルロードスタンド40から表ライナ65が、
第2のコルゲータユニット1Bのシングルグルーマシン
44を経由して、ダブルフェーサ45に導入される。そ
して、第2のコルゲータユニット1Bのダブルフェーサ
45で、片面段ボールシート66と表ライナ65とが貼
り合わされて両面段ボールシート69が形成され、その
下流側に設けられたスリッタスコアラ46に搬送され
る。
【0070】その後、スリッタスコアラ46により、両
面段ボールシート69はその進行方向に切断され罫線が
入れられ、カットオフ47でその幅方向に切断されて、
所定のサイズの分割板状の両面段ボールシート69′が
形成される。この分割板状の両面段ボールシート69′
は、複数のベルトコンベア51により搬送されて、スタ
ッカ48に積み上げられ、所定の枚数又は高さに積み重
ねられると機外に排出される。
【0071】一方、第1のコルゲータユニット1Aのシ
ングルフェーサ6により、中芯用ミルロールスタンド7
から供給される中芯63が上段ロール15′と下段ロー
ル16′とにより段繰りにより波状に成形され、その段
頂部に糊付装置17′により糊付けされた後に、裏ライ
ナ用ミルロールスタンド5から供給される裏ライナ62
と加圧ベルト18′で加圧されて貼り合わされ、片面段
ボールシート67が形成される。
【0072】この片面段ボールシート67は、取り上げ
コンベア20′により挟持されて取り上げられ、下段ブ
リッジ9a上を搬送され、第1のコルゲータユニット1
Aのダブルグルーマシン10に搬送され、ダブルグルー
マシン10の糊付装置10Aにより接着剤を塗布され
て、ダブルフェーサ11に導入される。また、第1のコ
ルゲータユニット1Aの表ライナ用ミルロードスタンド
8から表ライナ64が、第1のコルゲータユニット1A
のダブルグルーマシン10を経由して、ダブルフェーサ
11に導入される。
【0073】そして、第1のコルゲータユニット1Aの
ダブルフェーサ11で、片面段ボールシート67と表ラ
イナ64とが貼り合わされて両面段ボールシート68が
形成され、その下流側に設けられたスリッタスコアラ1
2に搬送される。その後、スリッタスコアラ12によ
り、両面段ボールシート68はその進行方向に切断され
罫線が入れられ、カットオフ13でその幅方向に切断さ
れて、所定のサイズの分割板状の両面段ボールシート6
8′が形成される。
【0074】この分割板状の両面段ボールシート68′
は、複数のベルトコンベア28により搬送されて、スタ
ッカ14に積み上げられ、所定の枚数又は高さに積み重
ねられると機外に排出される。このように、本コルゲー
トマシンによれば、第1の搬送モードを選択すれば、第
1のコルゲータユニット1Aによって複両面段ボールシ
ートを製造することができ、第2の搬送モードを選択す
れば、第1のコルゲータユニット1A及び第2のコルゲ
ータユニット1Bによって、同時に2系統で両面段ボー
ルシートを製造することができる。
【0075】複両面段ボールシートを製造する場合に
は、第2のコルゲータユニット1Bが休転となるが、2
系統で、同時に両面段ボールシートと製造する場合に
は、第1のコルゲータユニット1A及び第2のコルゲー
タユニット1Bの各機能が休転することなくフル稼働す
ることになる。したがって、両面段ボールシートと複両
面段ボールシートとの生産割合が、例えば、8対2とい
うように両面段ボールシートの方が十分に大きい場合に
は、第2のコルゲータユニット1Bの休転する割合は極
めて低く、全体としての稼働率は十分に高いものにな
り、設備の有効利用を実現することができる。
【0076】また、例えば、複両面段ボールシートと両
面段ボールシートとを別々に備えるなど、複数のコルゲ
ートマシンを設置する場合よりも、設備費を低く抑え、
設置スペースを少なくすることができるため、設備を有
効活用して設備稼働率を向上させ、両面段ボールシート
を効率的に製造し、その製造量を増加させることができ
ることになる。
【0077】他の観点から説明すれば、例えば、既に複
両面段ボールシート製造用コルゲートマシンが設置され
ている工場で両面段ボールシートの生産増を図る場合
に、この既存の複両面段ボールシート製造用コルゲート
マシンに第2のコルゲータユニット及び中間コンベアと
いった搬送系の部分構成を増設すればよく、両面段ボー
ルシート製造用コルゲートマシンを設置する場合に比
べ、設置スペースを少なくすることができ、設備費も低
く抑えることができる。また、上述のように、複両面段
ボールシート70を製造しうるコルゲートマシンによっ
て両面段ボールシート68を製造する場合に、第1のシ
ングルフェーサ1Aが休転状態にならないため、両面段
ボールシート製造時の設備稼働率を向上させることがで
き、設備を有効に活用することができる。
【0078】なお、第1のダブルフェーサ1Aと第2の
ダブルフェーサ1Bとで、同時に同種の両面段ボールシ
ート68,69を製造する他に、第1のダブルフェーサ
1Aと第2のダブルフェーサ1Bとで、同時に異なる種
類の両面段ボールシートを製造することもできるため、
異なる種類の両面段ボールシートを効率的に製造するこ
とができるという利点もある。
【0079】また、中間コンベア30が第1のコルゲー
タユニット1Aの上側に設けられるため、スペースを有
効に活用することができるという利点もある。また、第
2のコルゲータユニット1Bは、第1のコルゲータユニ
ット1Aに直列に配設されているため、片面段ボールシ
ートの搬送が容易である。なお、本実施形態のコルゲー
トマシンでは、第1のコルゲータユニット1Aと第2の
コルゲータユニット1Bとに分け、第2のコルゲータユ
ニット1Bを第1のコルゲータユニット1Aの下流側に
直列に設けるようにしているが、必ずしもユニット化さ
れている必要はなく、第1のコルゲータユニットのダブ
ルフェーサ11の上流側に第2のコルゲータユニットを
直列に介設するようにしてもよい。また、第1のコルゲ
ータユニットの表ライナ用ミルロールスタンド8の下流
側に、第1のコルゲータユニットの一部と並列に第2の
コルゲータユニットを設けるようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のコルゲートマシンによれば、両面段ボールシート
の生産割合が大きい場合に、のシングルフェーサ又は
のシングルフェーサの休転割合を低く抑え、設備稼働
率を向上させて設備の有効利用を図ることができるとと
もに、複数のコルゲートマシンを設置するよりも、設備
費を低く抑え、設置スペースを少なくしながら、両面段
ボールシートを効率的に製造し、その製造量を増加させ
ることができ、しかも、複両面段ボールシートも必要に
応じて製造することができるという利点がある。特に、
他のコルゲータユニットは、一のコルゲータユニットに
直列に配設されているため、片面段ボールシートの搬送
系を容易に構成しうる利点や、他のコルゲータユニット
の増設が容易であるという利点もある。
【0081】請求項2記載の本発明のコルゲートマシン
によれば、両面段ボールシートの生産割合が大きい場合
に、のコルゲータユニットとして複両面段ボールシー
ト製造用コルゲートマシンが既に設置されていれば、
のコルゲータユニットを増設するだけで、設備の休転割
合を低く抑え、設備稼働率を向上させて設備の有効利用
を図ることができるとともに、他のコルゲートマシンを
設置するよりも、設備費を低く抑え、設置スペースを少
なくしながら、生産割合が大きい両面段ボールシートを
効率的に製造し、その製造量を増加させることができる
という利点がある。
【0082】請求項3記載の本発明のコルゲートマシン
によれば、搬送系が一のコルゲータユニットの上側に設
けられているため、スペースを有効に活用することがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコルゲートマシンを示す
模式的な構成図である。
【図2】従来の両面段ボール製造用コルゲートマシンを
示す模式的な構成図である。
【図3】従来の複両面段ボール製造用コルゲートマシン
を示す模式的な構成図である。
【符号の説明】
1A 第1のコルゲータユニット 1B 第2のコルゲータユニット 2 裏ライナ用ミルロールスタンド(第1の裏ライナ用
ミルロールスタンド) 3 シングルフェーサ(第1のシングルフェーサ) 4 中芯用ミルロールスタンド(第1の中芯用ミルロー
ルスタンド) 5 裏ライナ用ミルロールスタンド(第2の裏ライナ用
ミルロールスタンド) 6 シングルフェーサ(第2のシングルフェーサ) 7 中芯用ミルロールスタンド(第2の中芯用ミルロー
ルスタンド) 8 表ライナ用ミルロールスタンド(第1の表ライナ用
ミルロールスタンド) 9a 下段ブリッジ(搬送系) 9b 上段ブリッジ(搬送系) 10 ダブルグルーマシン(第1のグルーマシン) 10A,10B 糊付装置 11 ダブルフェーサ(第1のダブルフェーサ) 12 スリッタスコアラ(第1のスリッタスコアラ) 13 カットオフ(第1のカットオフ) 14 スタッカ(第1のスタッカ) 15,15′ 上段ロール 16,16′ 下段ロール 17,17′ 糊付装置 18,18′ 加圧ベルト 20,20′ 取り上げコンベア 22 熱板(熱板群) 25 加圧装置 26 上部コンベア 27 下部コンベア 28 ベルトコンベア 30 中間コンベア(搬送系) 31 開口部 40 表ライナ用ミルロールスタンド(第2の表ライナ
用ミルロールスタンド) 44 シングルグルーマシン(第2のシングルグルーマ
シン) 44A 糊付装置 45 ダブルフェーサ(第2のダブルフェーサ) 46 スリッタスコアラ(第2のスリッタスコアラ) 47 カットオフ(第2のカットオフ) 48 スタッカ(第2のスタッカ) 51 ベルトコンベア 60 裏ライナ(第1の裏ライナ) 61 中芯(第1の中芯) 62 裏ライナ(第2の裏ライナ) 63 中芯(第2の中芯) 64 表ライナ(第1の表ライナ) 65 表ライナ(第2の表ライナ) 66 片面段ボールシート(第1の片面段ボールシー
ト) 67 片面段ボールシート(第2の片面段ボールシー
ト) 68,68′ 両面段ボールシート 69,69′ 両面段ボールシート 70,70′ 複両面段ボールシート 80 熱板 81 加圧装置 82 上部コンベア 83 下部コンベア 90 ブリッジ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 の裏ライナとの中芯とを貼り合わせ
    の片面段ボールシートを形成するのシングルフェ
    ーサと、の裏ライナとの中芯とを貼り合わせて
    片面段ボールシートを形成するのシングルフェーサ
    と、上記一の片面段ボールシートと上記他の片面段ボー
    ルシートとが供給された場合には上記一の片面段ボール
    シートと上記他の片面段ボールシートと一の表ライナと
    貼り合せて複両面段ボールシートを形成し、上記一の片
    面段ボールシートが供給された場合には上記一の片面段
    ボールシートと一の表ライナとを貼り合わせて一の両面
    段ボールシートを形成する一のダブルフェーサとを備え
    る一のコルゲータユニットと、 上記一のコルゲータユニットに直列に配設され、上記他
    の片面段ボールシートが供給された場合に上記他の片面
    段ボールシートと他の表ライナとを貼り合わせて他の両
    面段ボールシートを形成する他のコルゲータユニット
    と、 上記一のダブルフェーサで上記一の両面段ボールシート
    を形成する場合に上記他の片面段ボールシートを上記一
    のコルゲータユニットから上記他のコルゲータユニット
    へ搬送する搬送系とを備える ことを特徴とする、コルゲ
    ートマシン。
  2. 【請求項2】 上記一のコルゲータユニットが、上
    の表ライナを支持するの表ライナ用ミルロールスタン
    ドと、上記一の片面段ボールシート及び他の片面段ボー
    ルシートの両方又は一方に接着剤を塗布するのグルー
    マシンと、上記のダブルフェーサで形成された上記複
    両面段ボールシート又は上記一の両面段ボールシートを
    その進行方向に切断し罫線を入れるのスリッタスコア
    ラと、上記複両面段ボールシート又は上記一の両面段ボ
    ールシートをその幅方向に切断するのカットオフと、
    上記のカットオフにより切断された上記複両面段ボー
    ルシート又は上記一の両面段ボールシートを積み重ねる
    のスタッカとをそなえ、 上記のコルゲータユニットが、上記他の片面段ボール
    シートと上記他の表ライナとを貼り合わせて他の両面段
    ボールシートを形成する他のダブルフェーサと、上記
    の表ライナを支持するの表ライナ用ミルロールスタン
    ドと、上記の片面段ボールシートに接着剤を塗布する
    のグルーマシンと、上記のダブルフェーサで形成さ
    れた上記他の両面段ボールシートをその進行方向に切断
    し罫線を入れるのスリッタスコアラと、上記他の両面
    段ボールシートをその幅方向に切断するのカットオフ
    と、切断された上記他の両面段ボールシートを積み重ね
    のスタッカとをそなえ、 上記搬送系として、上記のコルゲータユニットと上記
    のコルゲータユニットとを接続する中間コンベアが備
    えられていることを特徴とする、請求項1記載のコルゲ
    ートマシン。
  3. 【請求項3】 上記搬送系が、上記一のコルゲータユニ
    ットの上側に設けられていることを特徴とする、請求項
    1又は2記載のコルゲートマシン。
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