JPH10128881A - 反り発生防止装置付き貼合シート材製造システム - Google Patents

反り発生防止装置付き貼合シート材製造システム

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JPH10128881A
JPH10128881A JP28879696A JP28879696A JPH10128881A JP H10128881 A JPH10128881 A JP H10128881A JP 28879696 A JP28879696 A JP 28879696A JP 28879696 A JP28879696 A JP 28879696A JP H10128881 A JPH10128881 A JP H10128881A
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼合シート材(例えば、両面段ボールシート
等)の製造時に反りが発生するのを防止する反り発生防
止装置付き貼合シート材製造システムに関し、貼合シー
ト材における反りの発生を確実に防止することができる
ようにする。 【解決手段】 表シート部材1と裏シート部材4とから
貼合シート材5を形成する貼合装置50と、反りの発生
を防止する反り発生防止装置90とを備えた貼合シート
材製造システムにおいて、反り発生防止装置90が、貼
合装置50の下流側に設けられ、貼合シート材5の反り
を検出する反り検出装置11と、反り検出装置11から
の検出信号に基づいて、表シート部材1及び/又は裏シ
ート部材4にかける張力を演算する張力演算装置10
と、貼合装置50の上流側に設けられ、張力演算装置1
0により演算された張力になるように表シート部材1及
び/又は裏シート部材4の張力を調整する張力調整装置
9,9′とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼合シート材(例
えば、両面段ボールシート等)の製造時に、反りが発生
するのを防止する反り発生防止装置を備える貼合シート
材製造システムに関し、特に、上下方向の反りの発生を
防止する、反り発生防止装置付き貼合シート材製造シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、表シート部材と裏シート部材
とを貼り合わせて貼合シート材を製造する貼合シート材
製造装置が開発されているが、このような装置として、
例えば、複数の紙を貼り合わせてコルゲート紙(即ち、
両面段ボール、以下、段ボール又は段ボールシートとい
う)を製造する両面段ボールシート製造装置(以下、コ
ルゲートマシンという)がある。
【0003】このコルゲートマシンについて説明する
と、図5は従来のコルゲートマシンを模式的に示す側面
図である。図5に示すように、コルゲートマシンは、シ
ングルフェーサ41,42、ダブルフェーサ50、スリ
ッタスコアラ・カットオフ・スタッカ等からなるドライ
エンド60、積載部70等から構成される。
【0004】このうち、シングルフェーサ41,42
は、中芯原紙(以下、中芯ともいう)3を波状に成形
し、この波状に成形した中芯原紙3と裏ライナ原紙(以
下、裏ライナともいう)2とを接着して片面段ボールシ
ート4を形成するものである。このため、シングルフェ
ーサ41,42は、それぞれ中芯原紙供給部41a,4
2aから中芯原紙3,3が導入されるとともに、それぞ
れ裏ライナ原紙供給部41b,42bから裏ライナ原紙
2,2が導入されるようになっている。また、中芯原紙
3,3はプレヒータ41d,42dで加熱され、裏ライ
ナ原紙2,2はプレヒータ41c,42cで加熱され
て、波状成形と澱粉糊固化のための熱を与えられるよう
になっている。
【0005】ダブルフェーサ50は、片面段ボールシー
ト4と表ライナ原紙(以下、表ライナともいう)1とを
接着して両面段ボールシート5を形成するものである。
このため、シングルフェーサ41,42で形成された片
面段ボールシート4が、プレヒータ43で加熱され、糊
付け装置45を経由した後、ダブルフェーサ50に導入
されるようになっており、また、表ライナ原紙供給部4
4から供給される表ライナ原紙1も、同様にプレヒータ
43で加熱され、糊付け装置45を経由した後、ダブル
フェーサ50に導入されるようになっている。
【0006】ダブルフェーサ50は、図6の模式的側面
図に示すように、その下側に配置される熱板群51、上
側から熱板群51に向けて加圧する加圧装置(エア加圧
装置やウェイトロール等によって構成される加圧装置
等)52、片面段ボールシート4と表ライナ原紙1とを
接着して形成された両面段ボールシート5を搬送する上
部コンベア53及び下部コンベア54から構成される。
【0007】そして、ダブルフェーサ50に導入された
片面段ボールシート4と表ライナ1とは、中芯3の段頂
部に付着された糊を介して接合された状態になり、熱板
群51上を摺動しながら走行する際に熱板群51から熱
を受けて昇温され、片面段ボールシート4と表ライナ1
との間の糊が個化されて接着されるようになっている。
このようにして片面段ボールシート4と表ライナ1とが
接着されて形成された両面段ボールシート5は、上部コ
ンベア53及び下部コンベア54によりドライエンド6
0に搬送される。
【0008】ドライエンド60は、図5及び図7に示す
ように、スリッタスコアラ61,カットオフ62,スタ
ッカ63等から構成され、搬送された両面段ボールシー
ト5は、スリッタスコアラ61でスリッティング,罫線
入れがなされ、次に、カットオフ62での裁断処理によ
り分割板状段ボールシート5′にされる。そして、この
分割板状段ボールシート5′は、図5及び図7に示すよ
うに、複数のコンベアにより構成されるスタッカ63に
より搬送されて、積載部70に積み上げられ、機外に排
出されるようになっている。
【0009】ところで、このような従来のコルゲートマ
シンにおける両面段ボールシート5の製造時には、種々
の要因から両面段ボールシート5に反りが発生すること
になる。この場合の「反り」には、面が捩れ状態となる
ツイスト反りと面が湾曲する上下反りとがある。このよ
うな反りの発生を防止するために種々の技術が開発され
ており、例えば特開平6−114977号公報や特開平
6−114978号公報に開示された技術がある。
【0010】このうち、特開平6−114977号公報
には、貼合材料の貼り合わせ時に発生し易いツイスト反
りを防止する装置が開示されており、図8はその反り発
生防止装置を模式的に示す側面図である。この反り発生
防止装置は、裏ライナ原紙2と中芯原紙3とを貼り合わ
せる貼合ローラ19,19′のうち、裏ライナ原紙2側
の貼合ローラ19の直前に張力制御用ローラ20を設け
るとともに、この張力制御用ローラ20に対して裏ライ
ナ原紙2を折り返すフリクションローラ21を設け、裏
ライナ原紙2の対角方向の張力を均等に制御してツイス
ト反りを防止するものである。なお、裏ライナ原紙及び
中芯原紙はウェブともいう。
【0011】このため、フリクションローラ21の両端
に伸縮自在のロッドを備えるアクチュエータ22,2
2′を設け、このアクチュエータ22,22′のロッド
を伸縮させて、フリクションローラ21と貼合ローラ1
9との相対的平行度を変化させ、裏ライナ原紙2の対角
方向の張力を均等に制御するようにして、ツイスト反り
の防止を図っている。
【0012】また、特開平6−114978号公報に
は、貼合製品に生じる反りを防止する方法に関する技術
が開示されており、図9はその反り発生防止方法を実施
する装置を模式的に示す側面図である。この反り発生防
止装置は、片面段ボールシート4と表ライナ原紙1とを
貼り合わせる貼合せローラ32,34のうち、表ライナ
1側の貼合ローラ32の直前に送り出しローラ33を設
け、貼合ローラ32の回転角に送り出しローラ33の回
転角を同期させることによって、送り出しローラ33の
周速を貼合ローラ32の周速に同調した速度に制御し、
貼合ローラ32により生じるシートの張力を緩和するよ
うにして、貼合段ボール製品に生じる上下反りの発生を
防止するものである。なお、片面段ボールシート4及び
表ライナ原紙1はウェブともいう。
【0013】このため、貼合ローラ32には、パルスゼ
ネレータ35が取り付けられており、貼合ローラ32の
回転角を検出できるようになっており、このパルスゼネ
レータ35によって検出された貼合ローラ32の回転角
に同期する送り出しローラ33の回転角をコントローラ
36により演算するようにしている。そして、送り出し
ローラ33に取り付けられたサーボモータ37を、コン
トローラ36からの信号に基づいて駆動して、送り出し
ローラ33の周速を貼合ローラ32の周速に同調した速
度に制御するようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平6−114977号公報に開示された反り発生防
止装置は、貼り合わせ前の裏ライナ原紙2の張力を調整
するだけであるため、ツイスト反りを防止することがで
きるとしても、最終的に両面段ボールシートを形成した
場合に生ずる上下方向の反りの発生については何ら考慮
されておらず、この上下方向の反りの発生を完全に防止
することはできない。
【0015】また、上述の特開平6−114978号公
報に開示された反り発生防止装置は、単に送り出しロー
ラ13の周速を貼合ローラ12の周速に同調した速度に
制御し、貼り合わせ前の表ライナ原紙1の張力を調整し
て上下反りの発生を防止しようとするものであるが、片
面段ボールシート4と表ライナ原紙1との張力差につい
ては何ら考慮されておらず、最終的に両面段ボールシー
トを形成した場合に生ずる上下方向の反りの発生を完全
に防止することはできない。
【0016】このため、表ライナ1と片面段ボールシー
ト4とを貼り合わせて形成された両面段ボールシート5
をドライエンド60に備えられるカットオフ62で切断
し、分割板状の両面段ボールシート5′とした場合、図
10(a),(b)に示すように、主に走行方向(MD
方向)に沿って上反り又は下反りが発生することにな
る。
【0017】このような両面段ボールシートを形成した
場合に生ずる上下方向への反りの発生原因について考察
すると、以下のようなことが考えられる。まず、第1
に、コルゲートマシンでは、接着剤である澱粉糊を個化
して接着力を発現させるため、裏ライナ原紙2,中芯原
紙3,片面段ボールシート4を加熱するためのプレヒー
タ41d,42d,41c,42c,43が各所に複数
配設され、更に、片面段ボールシート4と表ライナ1と
を接着するための熱板群51が配設されており、表ライ
ナ原紙1及び片面段ボールシート4は加熱されるため、
表ライナ1と片面段ボールシート4とでは、走行方向
(MD方向)及びその垂直方向(CD方向)に、水分差
による伸長差が生じることになる。
【0018】この水分差による伸長差が生じた表ライナ
原紙1と片面段ボールシート4とを接着すると、形成さ
れた両面段ボールシートには内部応力が生じることにな
り、この応力により上下方向の反りが発生することにな
ると考えられる。第2に、表ライナ1と片面段ボールシ
ート4とでは、ダブルフェーサ50において接着される
までの搬送過程における速度やプレヒータへの巻付角等
が異なるため、表ライナ1と片面段ボールシート4との
貼り合わせ直前の張力は異なるものとなる。なお、この
張力差は上述の公報に記載された技術では調整すること
ができない。したがって、この張力差によって走行方向
(MD方向)に伸長差が生じることになる。
【0019】この張力差による伸長差が生じた表ライナ
原紙1と片面段ボールシート4とを接着すると、形成さ
れた両面段ボールシートには内部応力が生じることにな
り、この応力により上下方向の反りが発生することにな
ると考えられる。このような上下方向の反りを修正する
ために搬送速度やプレヒータへの巻付角等を変更するこ
とが考えられるが、搬送速度やプレヒータへの巻付角は
他の運転条件(例えば、製造効率や加熱の程度等)に応
じて設定されるものであるため、反りの修正のために変
更するのは好ましくない。
【0020】さらに、搬送速度やプレヒータへの巻付角
の変更により反りを修正する場合は、その修正量はオペ
レータがその経験や勘によって行なうことになるため、
熟練を要する一方、正確に反りの修正を行なうことは困
難である。本発明は、このような課題に鑑み創案された
もので、貼合装置により形成された両面段ボールシート
等の貼合シート材における反り(特に、上下方向への反
り)の発生を確実に防止することができるようにした、
反り発生防止装置付き貼合シート材製造システムを提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の反り発生防止装置付き貼合シート材製造シス
テムは、表シート部材と裏シート部材とを走行方向に張
力を与えつつ走行させながら貼り合わせて貼合シート材
を形成する貼合装置と、該貼合シート材に反りが発生す
るのを防止する反り発生防止装置とをそなえた貼合シー
ト材製造システムにおいて、該反り発生防止装置が、該
貼合装置の下流側に設けられ、該貼合シート材の反りを
検出する反り検出装置と、該反り検出装置からの検出信
号に基づいて、該表シート部材及び/又は該裏シート部
材にかける該張力を演算する張力演算装置と、該貼合装
置の上流側に設けられ、該張力演算装置により演算され
た該張力になるように該表シート部材及び/又は該裏シ
ート部材の該張力を調整する張力調整装置とを備えるこ
とを特徴としている。
【0022】このような構成により、反り発生防止装置
付き貼合シート材製造システムでは、貼合装置の下流側
で、反り検出装置によって貼合シート部材の反りを検出
し、その反りを防止するのに必要な貼り合わせ前の表シ
ート部材及び/又は裏シート部材の張力を張力演算装置
によって演算し、貼合装置の上流側の表シート部材と裏
シート部材とが貼り合わされる直前で、表シート部材及
び/又は裏シート部材の張力を張力調整装置によって調
整する。これにより、貼合シート材の反りの発生が防止
される。
【0023】請求項2記載の本発明の反り発生防止装置
付き貼合シート材製造システムは、請求項1記載のシス
テムにおいて、該貼合装置が、表シート部材としての表
ライナと裏シート部材としての片面段ボールシートとか
ら該貼合シート材としての両面段ボールシートを形成す
るダブルフェーサにより構成されることを特徴としてい
る。
【0024】このような構成により、ダブルフェーサの
下流側で、反り検出装置によって両面段ボールシートの
実際の反りを検出し、その反りを抑制するためにダブル
フェーサでの貼り合わせ前の片面段ボールシート及び/
又は表ライナの張力を張力演算装置によって演算し、ダ
ブルフェーサの上流側の片面段ボールシートと表ライナ
とが貼り合わされる直前で、片面段ボールシート及び/
又は表ライナの張力を張力調整装置によって調整する。
【0025】特に、反り検出装置により下方向の反りが
検出された場合には、片面段ボールシートの張力を増加
させて貼り合わせ、片面段ボールシート側を収縮させて
両面段ボールシートが上反り傾向になるように張力調整
装置により張力を調整して、上下方向への反りの発生を
防止する。逆に、反り検出装置により上方向の反りが検
出された場合には、表ライナの張力を増加させて貼り合
わせ、表ライナ側を収縮させて両面段ボールシートが下
反り傾向になるように張力調整装置により張力を調整し
て、上下方向への反りの発生を防止する。
【0026】なお、張力調整装置による張力調整量は、
反り検出装置によって検出された反り量とライナ紙物性
を考慮し、切断後の両面段ボールシートがフラットにな
るように張力演算装置により計算することが好ましい。
そして、貼り合わせ前の片面段ボールシート及び表ライ
ナの張力と貼り合わせ後に切断された状態での両面段ボ
ールシートとの反りの関係から張力フィードバック制御
を行なうことにより段ボールシートの進行方向に生じる
反り量を調整することが好ましい。
【0027】請求項3記載の本発明の反り発生防止装置
付き貼合シート材製造システムは、請求項1又は2記載
のシステムにおいて、該張力調整装置が、該表シート部
材及び/又は該裏シート部材の走行に加えるブレーキ力
を調整するブレーキ装置であることを特徴としている。
このような構成により、ブレーキ装置によって表シート
部材及び/又は裏シート部材の走行に加えるブレーキ力
を調整し、表シート部材及び/又は裏シート部材の張力
を調整して、貼合シート材に生じる反りを防止する。
【0028】
【発明の実施形態】以下、図面により、本発明の実施の
形態について説明すると、図1〜図4は本発明の一実施
形態にかかる反り発生防止装置付き貼合シート材製造シ
ステムを示すものである。本実施形態の反り発生防止装
置付き貼合シート材製造システムは、図1の模式的な部
分側面図に示すように、貼合シート材製造装置80と、
反り発生防止装置90とから構成される。このうち、貼
合シート材製造装置80は、図1中には示さないシング
ルフェーサ(図5の符号41,42参照)と、ダブルフ
ェーサ50と、スリッタスコアラ・カットオフ・スタッ
カ等からなるドライエンド60と、積載部70とを備え
て構成される。また、本実施形態の貼合シート材製造装
置80は、例えば、複数の紙を貼り合わせてコルゲート
紙(両面段ボールシート、以下、段ボール又は両面段ボ
ールシートという)を製造するものであり、以下、両面
段ボールシート製造装置(以下、コルゲートマシン又は
コルゲータという)80として説明する。
【0029】シングルフェーサ41,42は、従来技術
(図5参照)で既に説明したように、中芯原紙(中芯)
3を波状に成形し、この波状に成形した中芯原紙3と裏
ライナ原紙(裏ライナ)2とを接着して片面段ボールシ
ート(裏シート部材)4を形成するものである。このた
め、シングルフェーサ41,42には、それぞれ中芯原
紙供給部41a,42aから中芯原紙3,3が導入され
るとともに、それぞれ裏ライナ原紙供給部41b,42
bから裏ライナ原紙2,2が導入されるようになってい
る。また、中芯原紙3,3はプレヒータ41d,42d
で加熱され、裏ライナ原紙2,2はプレヒータ41c,
42cで加熱されて、波状成形と澱粉糊固化のための熱
を与えられるようになっている。
【0030】このシングルフェーサ41,42の下流側
には、片面段ボールシート4及び表ライナ原紙(表シー
ト部材)1を加熱するプレヒータ43が設けられるとと
もに、片面段ボールシート4及び表ライナ原紙(表シー
ト部材)1のそれぞれに糊付けを行なう糊付け装置45
が配設されている。ダブルフェーサ(貼合装置)50
は、図1の模式的側面図に示すように、その下側に配置
される熱板群51、上側から熱板群51に向けて加圧す
る加圧装置52、片面段ボールシート4と表ライナ1と
を接着して形成された両面段ボールシート5を搬送する
上部コンベア53及び下部コンベア54から構成され
る。
【0031】熱板群51は、熱板群51上を摺動しなが
ら搬送される片面段ボールシート4及び表ライナ1とを
加熱するものである。この熱板群51は複数の板状部材
を例えば蒸気によって適度に加熱することにより構成さ
れる。加圧装置52は、例えば、エアチャンバの内部へ
供給される圧縮空気によって、貼り合わせに必要な押圧
力を発生するように構成され、上部コンベア53のベル
トを介して片面段ボールシート4と表ライナ1とを加圧
し、熱板群51に押し付けるようになっている。
【0032】この加圧装置52は、片面段ボールシート
4と表ライナ1とを貼り合わせるのに必要な押圧力と適
度に加熱されるように押圧力を発生するようになってい
る。なお、加圧装置52は、ウェイトロール等により加
圧するものとして構成してもよい。上部コンベア53
は、ベルトコンベアとして構成されており、その下部に
配設された熱板群51との間に片面段ボールシート4及
び表ライナ1を挟持して、片面段ボールシート4及び表
ライナ1を熱板群51に摺接させながら搬送するもので
ある。
【0033】下部コンベア54は、熱板群51の下流側
に設けられ、上部コンベア53との間に両面段ボールシ
ート(貼合シート材)5を挟持して搬送するものであ
り、貼り合わせられた両面段ボールシート5の貼着をよ
り確実にできるように所定の押圧力が得られるようにな
っている。このため、上部コンベア53及び下部コンベ
ア54は所定の間隔になるように配設されている。
【0034】ドライエンド60は、図1に示すように、
カットオフ62,スタッカ63及び図5に示すスリッタ
スコアラ61を備えて構成される。スリッタスコアラ6
1は、搬送された両面段ボールシート5をスリッティン
グし、罫線入れを行なうものである。また、カットオフ
62は、罫線入れがなされた両面段ボールシート5を裁
断処理し、分割板状段ボールシート5′にするものであ
る。さらに、スタッカ63は、複数のコンベアにより構
成され、分割板状段ボールシート5′を搬送するもので
ある。
【0035】積載部70は、図1の模式的側面図に示す
ように、分割板状段ボールシート5′を積み重ねておく
部分である。次に、本実施形態のシステムにおいて特徴
となる反り発生防止装置90について説明する。この反
り発生防止装置90は、図1に示すように、コルゲート
マシン80のスタッカ部63(貼合装置の下流側)に設
けられた反り検出装置11、ダブルフェーサ50の上流
側の片面段ボールシート4側に設けられたブレーキ装置
(張力調整装置)9、ダブルフェーサ50の上流側の表
ライナ1側に設けられたブレーキ装置(張力調整装置)
9′、反り検出装置11からの信号に基づいてブレーキ
装置9,9′による張力調整のための制御量を演算し、
ブレーキ装置9,9′に制御信号を出力する張力演算装
置10から構成される。
【0036】このうち、反り検出装置11は、ダブルフ
ェーサ50の下流側のスタッカ部63に設けられ、カッ
トオフ62で裁断処理により分割され、スタッカ部63
を走行する分割板状段ボールシート5′を進行方向(M
D方向)にスキャンすることにより、分割板状段ボール
5′の進行方向に沿った変位量(反り量)を検出するも
のである。なお、反り検出装置11としては、公知の非
接触変位形等を用いることができる。
【0037】張力演算装置10は、反り検出装置11に
より検出された変位量(反り量)に基づいて張力調整装
置10でダブルフェーサ50で貼り合わされる前の片面
段ボールシート4又は表ライナ1にかけるべき張力を計
算するものである。この張力演算装置10によって計算
された片面段ボールシート4又は表ライナ1の制御量
(張力量)は、片面段ボールシート4側のブレーキ装置
9又は表ライナ1側のブレーキ装置9′に信号として送
られるようになっている。
【0038】この張力演算装置10は、反り検出手段1
1により検出された反り量と紙物性を考慮して、カット
オフ62で切断された後の分割板状両面段ボールシート
5′がフラットになるように、ダブルフェーサ50で貼
り合わされる前の片面段ボールシート4又は表ライナ1
にかけるべき張力を計算するようになっている。張力調
整装置としてのブレーキ装置は、ダブルフェーサ50の
上流側であって、片面段ボールシート4側及び表ライナ
1側にそれぞれ設けられている。
【0039】片面段ボールシート4側のブレーキ装置9
は、片面段ボールシート4を搬送するブレーキロール
6、このブレーキロール6の回転軸であるブレーキロー
ル軸7、ブレーキ8、ブレーキロール軸7とブレーキ8
の回転軸8Aとを連結するベルト12等から構成され
る。そして、ブレーキ8が作動しない時には、ブレーキ
の回転軸8Aはフリーとなり、ブレーキロール6は片面
段ボールシート4の搬送速度に応じて回転するようにな
っている。この時には、ベルト12もブレーキの回転軸
8Aも、ブレーキロール6の回転に応じて回転するよう
になっている。
【0040】一方、ブレーキ8によりベルト12の回転
が規制されると、ブレーキの回転軸8A,ベルト12,
ブレーキロール軸7を通じてブレーキロール6の回転が
抑制される。これにより、ブレーキロール6と片面段ボ
ールシート4との間に摩擦力が発生することになり、片
面段ボールシート4に走行方向への抵抗力が加えられる
ようになり、片面段ボールシート4の進行方向への張力
が調整されるようになっている。
【0041】また、表ライナ1側のブレーキ装置9′
も、表ライナ1側のブレーキ装置9′と同様に、表ライ
ナ1を搬送するブレーキロール6′、このブレーキロー
ル6′の回転軸であるブレーキロール軸7′、ブレーキ
8′、ブレーキロール軸7′とブレーキ8′とブレーキ
8′の回転軸8′Aを連結するベルト12′等から構成
される。
【0042】そして、ブレーキ8′が作動しない時に
は、ブレーキの回転軸8′Aはフリーとなり、ブレーキ
ロール6′は表ライナ1の搬送速度に応じて回転するよ
うになっている。この時には、ベルト12′もブレーキ
の回転軸8′Aも、ブレーキロール6′の回転に応じて
回転するようになっている。一方、ブレーキ8′により
ベルト12′の回転が規制されると、ブレーキの回転軸
8′A,ベルト12′,ブレーキロール軸7′を通じ
て、ブレーキロール6′の回転が抑制される。これによ
り、ブレーキロール6′と表ライナ1との間に摩擦力が
発生することになり、表ライナ1に走行方向への抵抗力
が加えられるようになり、表ライナ1の進行方向への張
力が調整されるようになっている。
【0043】このように、ブレーキ装置9,9′は、片
面段ボールシート4又は表ライナ1の表面に、走行方向
に対して抵抗力となるようにブレーキ力を作用させ、片
面段ボールシート4又は表ライナ1の張力を増減させる
ようになっている。なお、ブレーキ装置9,9′は、ブ
レーキロール6,6′のトルクを変え、ブレーキロール
表面に接する片面段ボールシート4又は表ライナ1の張
力を変化させるパウダブレーキ等を用いてもよい。
【0044】なお、図1中、13は片面段ボールシート
4の段頂部に糊付けするための糊付け装置である。本実
施形態の反り発生防止装置は、上述のように構成される
ため、以下のように反りの発生を防止するための制御が
行なわれる。ここで、図2は、片面段ボールシート又は
表ライナの張力調整の制御を示すフローチャートであ
る。
【0045】まず、ステップS10では、反り検出装置
11により分割板状段ボール5′の実際の反り量を検出
して、ステップS20に進み、反り検出装置11により
検出された反り量が許容範囲内であるか否かを判定す
る。この判定の結果、反り量が許容範囲内であると判定
された場合は、ステップS10に戻り、制御を繰り返
し、反り量が許容範囲内でないと判定された場合は、ス
テップS30に進み、張力演算装置10により紙の物性
等を考慮して張力を演算し、ステップS40に進む。
【0046】ステップS40では、張力演算装置10に
より求められた張力に応じて、張力調整装置としてのブ
レーキ装置9,9′により片面段ボールシート又は表ラ
イナの張力を調整する。このような各ステップは所要の
周期で繰り返される。したがって、例えば、分割板状段
ボールシート5′の反りが、図10(b)に示すよう
に、下方向の反りになっている場合は、図3(a)に示
すように、ダブルフェーサ50で貼り合わされる前の片
面段ボールシート4の張力を増加させるようにブレーキ
装置9を制御する。このように張力が増加された片面段
ボールシート4が、図3(b)に示すように、表ライナ
1と貼り合わされ、両面段ボールシート5が形成され
る。そして、この両面段ボールシート5がカットオフ6
2により切断され、分割板状両面段ボールシート5′に
されると、図3(c)に示すように、片面段ボールシー
ト4側が収縮し、上反り傾向となり、これにより下方向
の反りが解消される。なお、図3(a), (b), (c)
中、MD方向とは進行方向を示している。
【0047】逆に、反り検出装置11により検出される
分割板状段ボールシート5′の反りが、図10(a)に
示すように、上方向の反りになっている場合は、図4
(a)に示すように、ダブルフェーサ50で貼り合わさ
れる前の表ライナ1の張力を増加させるようにブレーキ
装置9′を制御する。このように張力を増加された表ラ
イナ1が、図4(b)に示すように、片面段ボールシー
ト4と貼り合わされ、両面段ボールシート5が形成され
る。そして、この両面段ボールシート5がカットオフ6
2により切断され、分割板状両面段ボールシート5′に
されると、図4(c)に示すように、表ライナ1側が収
縮し、下反り傾向となり、これにより上方向の反りが解
消される。なお、図4(a), (b), (c)中、MD方向
とは進行方向を示している。
【0048】本実施形態の貼合シート材製造システムは
このような反り発生防止装置の作動を伴って作動する
が、システム全体については、以下のようにして作動す
る。まず、シングルフェーサ41 ,42 で片面段ボ
ールシート4が形成され、この片面段ボールシート4
は、プレヒータ43で加熱され、糊付け装置45を経由
した後に、ダブルフェーサ50に搬送される。
【0049】また、表ライナ原紙供給部44から供給さ
れる表ライナ原紙1も、同様にプレヒータ43で加熱さ
れ、糊付け装置45を経由した後に、ダブルフェーサ5
0に搬送される。そして、ダブルフェーサ50に搬送さ
れた片面段ボールシート4と表ライナ1とは、上部コン
ベア53と下部コンベア54とによって挟持され、中芯
3の段頂部に付着された糊を介して接合された状態にな
り、熱板群51上を摺動しながら走行する際に熱板群5
1から熱を受けて昇温され、片面段ボールシート4と表
ライナ1との間の糊が固化されて接着される。
【0050】このようにして片面段ボールシート4と表
ライナ1とが接着されて形成された両面段ボールシート
(貼合シート材)5は、上部コンベア53及び下部コン
ベア54によりドライエンド60に搬送される。ドライ
エンド60に搬送された両面段ボールシート5は、スリ
ッタスコアラ61によりスリッティングされ、さらに罫
線が入れられる。また、カットオフ62で、罫線入れが
なされた両面段ボールシート5の裁断処理が行なわれ、
これにより、両面段ボールシート5は分割板状段ボール
シート5′にされる。そして、この分割板状段ボールシ
ート5′は、複数のコンベアにより構成されるスタッカ
63により搬送され、積載部70に積み上げられ、機外
に排出される。
【0051】そして、反り検出装置11は、このように
分割板状段ボールシート5′がスタッカ63により搬送
される際に、分割板状段ボールシート5′の反り量を検
出し、検出した反り量が張力演算装置10に信号として
送られる。さらに、張力演算装置10により、この反り
を防ぐのに必要な張力が演算され、算出された制御量が
ブレーキ装置9又はブレーキ装置9′に送られて、ブレ
ーキ装置9又はブレーキ装置9′により、片面段ボール
シート4又は表ライナ1の張力が調整され、その後に形
成される両面段ボールシート5の反りの発生が防止され
るのである。
【0052】本実施形態の反り発生防止装置付き貼合シ
ート材製造システムでは、このように作動するので、カ
ットオフ62で切断された両面段ボールシート5′の進
行方向(MD方向)に沿って上下方向に生ずる反りを確
実に防止することができ、フラットで高品質な両面段ボ
ールシートを製造することができるという利点がある。
【0053】つまり、ダブルフェーサ50の下流側に設
けられたカットオフ62で切断され、スタッカ63によ
り搬送される分割板状の両面段ボールシート5′の反り
を検出し、ダブルフェーサ50の上流側で、ダブルフェ
ーサ50に搬送される片面段ボールシート4及び表ライ
ナ1の張力が貼り合わせ後の分割板状の両面段ボールシ
ート5′の反りを解消できるように調整すべく、フィー
ドバック制御しているため、カットオフ62で切断され
た両面段ボールシート5′の進行方向(MD方向)に沿
って上下方向に生ずる反りを確実に防止することができ
るという利点がある。もちろん、このように張力を調整
することにより、ツイスト反りの発生も抑制されること
になる。
【0054】また、ブレーキ装置9,9′,張力演算装
置10,反り検出装置11を設け、フィードバック制御
により自動的に張力を調整することができるようにして
いるため、反りの修正量をオペレータが経験や勘に基づ
いて調整する必要がなく、また、正確に反りの修正を行
なうことができるという利点がある。さらに、表ライナ
原紙1及び片面段ボールシート4の走行に対して、ブレ
ーキ装置9,9′によりブレーキ力を加え、これにより
表ライナ原紙1及び片面段ボールシート4の張力を調整
するようにしているため、簡素な構成により、容易に張
力を調整することができるという利点がある。
【0055】なお、本実施形態の反り発生防止装置付き
貼合シート材製造システムでは、カットオフ62により
切断された両面段ボールシート5′の反りに応じて、表
ライナ側のブレーキ装置9′又は片面段ボール側のブレ
ーキ装置9のいずれか一方の張力を調整するものとして
説明したが、これに限られるものではなく、表ライナ側
のブレーキ装置9′及び片面段ボール側のブレーキ装置
9の双方の張力を調整するようにしてもよい。
【0056】例えば、表ライナ側のブレーキ装置9′及
び片面段ボール側のブレーキ装置9の双方の張力を調整
する場合、表ライナ1の張力を小さくすると同時に片面
段ボールシート4の張力を大きくするように同時制御す
れば、一方の張力を大幅に調整することなく、張力演算
装置10により求められた張力に調整することができ
る。
【0057】また、本実施形態の反り発生防止装置付き
貼合シート材製造システムでは、表ライナ側及び片面段
ボール側の双方にブレーキ装置9′,9を設けるものと
して説明してきたが、このブレーキ装置はいずれか一方
のみに設けるようにしてもよい。また、本実施形態の反
り発生防止装置付き貼合シート材製造システムは、両面
段ボールシートを製造するコルゲートマシンに、反り発
生防止装置を取り付けたものとして説明してきたが、本
発明の反り発生防止装置付き貼合シート材製造システム
は、このようなコルゲートマシンに限られず、表シート
部材と裏シート部材とを貼り合わせて貼合シート材を製
造する貼合シート材製造装置に広く適用しうるものであ
る。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の反り発生防止装置付き貼合シート材製造システム
によれば、貼合装置の下流側で貼合シート材の反り量を
検出し、貼合装置の上流側の表シート部材及び裏シート
部材の張力を調整するようにしているため、貼合装置に
より形成される貼合シート材の反り(特に、上下方向の
反り)を確実に防止することができるという利点があ
る。
【0059】請求項2記載の本発明の反り発生防止装置
付き貼合シート材製造システムによれば、両面段ボール
シートの反り(特に、上下方向の反り)を確実に防止す
ることができ、フラットで高品質な両面段ボールシート
を製造することができるという利点がある。請求項3記
載の本発明の反り発生防止装置付き貼合シート材製造シ
ステムによれば、簡素な構成により、表シート部材及び
/又は裏シート部材の張力を容易に調整することができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる反り発生防止装置
付き貼合シート材製造システムを模式的に示す部分側面
図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる反り発生防止装置
付き貼合シート材製造システムにおける張力調整制御を
示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態にかかる反り発生防止装置
付き貼合シート材製造システムにおいて、貼合前の片面
段ボールシートの張力を増加させた場合について説明す
るための図であり、(a)はその貼合前、(b)はその
貼合後カットオフ前、(c)は貼合後カットオフ後をそ
れぞれ示している。
【図4】本発明の一実施形態にかかる反り発生防止装置
付き貼合シート材製造システムにおいて、貼合前の表ラ
イナの張力を増加させた場合について説明するための図
であり、(a)はその貼合前、(b)はその貼合後カッ
トオフ前、(c)は貼合後カットオフ後をそれぞれ示し
ている。
【図5】従来の両面段ボールシート製造装置を模式的に
示す側面図である。
【図6】従来の両面段ボールシート製造装置のダブルフ
ェーサを模式的に示す側面図である。
【図7】従来の両面段ボールシート製造装置のスタッカ
及び積載部を模式的に示す側面図である。
【図8】従来の両面段ボールシート製造装置における反
り発生防止装置を模式的に示す側面図である。
【図9】従来の両面段ボールシート製造装置における反
り発生防止装置を模式的に示す側面図である。
【図10】従来の両面段ボールシート製造装置における
課題を説明するための図であり、(a)は分割後の両面
段ボールシートの進行方向(MD方向)に発生する上方
向への反りを、(b)は下方向への反りをそれぞれ示す
ものである。
【符号の説明】
1 表ライナ原紙(表シート部材) 2 裏ライナ原紙 3 中芯原紙 4 片面段ボールシート(裏シート部材) 5 両面段ボールシート(貼合シート材) 5′ 分割板状の両面段ボールシート 6,6′ ブレーキロール 7,7′ ブレーキロール軸 8,8′ ブレーキ 8A,8′A ブレーキの回転軸 9,9′ ブレーキ装置(張力調整装置) 10 張力演算装置 11 反り検出装置 12 ベルト 13 糊付け装置 19,19′ 貼合ローラ 20 張力制御用ローラ 21 フリクションローラ 22,22′ アクチュエータ 32,34 貼合ローラ 33 送り出しローラ 35 パルスゼネレータ 36 コントローラ 37 サーボモータ 40 シングルフェーサ 50 ダブルフェーサ(貼合装置) 60 ドライエンド 70 積載部 80 コルゲートマシン(貼合シート材製造装置) 90 反り発生防止装置 41a,42a 中芯原紙供給部 41b,42b 裏ライナ原紙供給部 41c,42c,41d,42d,43 プレヒータ 44 表ライナ原紙供給部 45 糊付け装置 51 熱板群 52 加圧装置 53 上部コンベア 54 下部コンベア 61 スリッタスコアラ 62 カットオフ 63 スタッカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表シート部材と裏シート部材とを走行方
    向に張力を与えつつ走行させながら貼り合わせて貼合シ
    ート材を形成する貼合装置と、 該貼合シート材に反りが発生するのを防止する反り発生
    防止装置とをそなえた貼合シート材製造システムにおい
    て、 該反り発生防止装置が、 該貼合装置の下流側に設けられ、該貼合シート材の反り
    を検出する反り検出装置と、 該反り検出装置からの検出信号に基づいて、該表シート
    部材及び/又は該裏シート部材にかける該張力を演算す
    る張力演算装置と、 該貼合装置の上流側に設けられ、該張力演算装置により
    演算された該張力になるように該表シート部材及び/又
    は該裏シート部材の該張力を調整する張力調整装置とを
    備えることを特徴とする、反り発生防止装置付き貼合シ
    ート材製造システム。
  2. 【請求項2】 該貼合装置が、該表シート部材としての
    表ライナと該裏シート部材としての片面段ボールシート
    とから該貼合シート材としての両面段ボールシートを形
    成するダブルフェーサにより構成されることを特徴とす
    る、請求項1記載の反り発生防止装置付き貼合シート材
    製造システム。
  3. 【請求項3】 該張力調整装置が、該シート部材及び/
    又は該裏シート部材の走行に加えるブレーキ力を調整す
    るブレーキ装置であることを特徴とする、請求項1又は
    2記載の反り発生防止装置付き貼合シート材製造システ
    ム。
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