JPH04110658U - キヤブオーバトラツクのリザーバタンク構造 - Google Patents
キヤブオーバトラツクのリザーバタンク構造Info
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- JPH04110658U JPH04110658U JP2229291U JP2229291U JPH04110658U JP H04110658 U JPH04110658 U JP H04110658U JP 2229291 U JP2229291 U JP 2229291U JP 2229291 U JP2229291 U JP 2229291U JP H04110658 U JPH04110658 U JP H04110658U
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 新たに収容スペースを確保することなく、車
体の強度を低下させず、フロントクロスメンバに他の補
機等の取付孔を形成でき、かつ液の貯蔵量を増大でき
る。 【構成】 開閉可能なフロントパネル12とこのパネル
の車室内側に所定の距離をあけて設けられたダッシュパ
ネル13との間に補機収容室14を形成し、この補機収
容室にリザーバタンク19を収容し、ダッシュパネル1
3に補機収容室14に突出して車幅方向に断面略コ字状
のフロントクロスメンバ21を固着し、クロスメンバ2
1とダッシュパネル13とにより囲まれた空間にリザー
バタンク19に連通するチューブ状の補助タンク22を
設ける。
体の強度を低下させず、フロントクロスメンバに他の補
機等の取付孔を形成でき、かつ液の貯蔵量を増大でき
る。 【構成】 開閉可能なフロントパネル12とこのパネル
の車室内側に所定の距離をあけて設けられたダッシュパ
ネル13との間に補機収容室14を形成し、この補機収
容室にリザーバタンク19を収容し、ダッシュパネル1
3に補機収容室14に突出して車幅方向に断面略コ字状
のフロントクロスメンバ21を固着し、クロスメンバ2
1とダッシュパネル13とにより囲まれた空間にリザー
バタンク19に連通するチューブ状の補助タンク22を
設ける。
Description
【0001】
本考案はキャブオーバトラックのラジエータ液やウインドウウォッシャ液等を
貯蔵するリザーバタンクに関するものである。
【0002】
この種のリザーバタンクとして、開閉可能なフロントパネルと、このフロント
パネルの車室内側に所定の距離をあけて設けられたダッシュパネルとの間に形成
された補機収容室に収容されたものが知られている。
【0003】
しかし、補機収容室にはラジエータ液やウインドウウォッシャ液等のリザーバ
タンクの他にワイパモータやヒータ外気導入用フィルタ等の補機が隙間なく収容
されるため、リザーバタンク用の収容スペースは限られ容量の大きなリザーバタ
ンクを設置することができなかった。
この点を解消するために、ダッシュパネルに補機収容室に突出して車幅方向に
固着された断面略コ字状のフロントクロスメンバを部分的に切断し、収容スペー
スを大きくして大型のリザーバタンクを設けたり、或いはこの箇所にリザーバタ
ンクに連通する別のタンクを収容するという方法があるが、この場合には車体の
強度が低下する恐れがあった。
更に、フロントクロスメンバとダッシュパネルとにより囲まれた空間にリザー
バタンクに入る液を貯蔵しようとすると、この空間の水密性を保持しなければな
らず、クロスメンバに他の補機等の取付孔を形成することができない問題点があ
った。
【0004】
本考案の目的は、新たに収容スペースを確保することなく、車体の強度を低下
させず、フロントクロスメンバに他の補機等の取付孔を形成でき、かつ液の貯蔵
量を増大できるキャブオーバトラックのリザーバタンク構造を提供することにあ
る。
【0005】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説
明する。
本考案は、開閉可能なフロントパネル12と、このフロントパネルの車室内側
に所定の距離をあけて設けられたダッシュパネル13と、両パネル12,13の
間に形成された補機収容室14に収容されたリザーバタンク19とを備えたキャ
ブオーバトラックの改良である。
その特徴ある構成は、ダッシュパネル13に補機収容室14に突出して車幅方
向に断面略コ字状のフロントクロスメンバ21が固着され、クロスメンバ21と
ダッシュパネル13とにより囲まれた空間にリザーバタンク19に連通するチュ
ーブ状の補助タンク22が設けられたところにある。
【0006】
リザーバタンク19に液を注入すると、このリザーバタンク19に連通するチ
ューブ状の補助タンク22にも液が流入し、液はリザーバタンク19と補助タン
ク22の両方に貯蔵される。
【0007】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1〜図3に示すように、キャブオーバトラック10のキャブ11の前面には
開閉可能なフロントパネル12が取付けられ、このフロントパネルの車室内側に
所定の距離をあけてダッシュパネル13が設けられ、両パネル12,13の間に
補機収容室14が形成される(図1)。フロントパネル12の上縁はカウルパネ
ル16の下縁にヒンジ17を介して取付けられ、フロントパネル12はヒンジ1
7を中心に上方に回転して開放可能に形成される(図3)。ダッシュパネル13
の上縁はカウルパネル16の上縁に固着され、ダッシュパネル13の下縁はフロ
アパネル18の前縁に固着される(図1)。補機収容室14には上部に蓋19a
が螺合された注入口を有するリザーバタンク19が収容され、このリザーバタン
クにはこの例ではラジエータ液が貯蔵される。
ダッシュパネル13の下部には断面略コ字状のフロントクロスメンバ21が補
機収容室14に突出して車幅方向に固着される。このクロスメンバ21とダッシ
ュパネル13とにより囲まれた空間にはチューブ状の補助タンク22が収容され
、この補助タンクはブラケット23を介してダッシュパネル13に取付けられる
。チューブ状の補助タンク22はこの例では鋼管の両端を封止することにより形
成され、短管24によりリザーバタンク19に連通接続される(図1及び図2)
。
【0008】
このように構成されたキャブオーバトラックのリザーバタンク構造の作用を説
明する。
フロントパネル12を上方に回転させ、リザーバタンク19の蓋19aを外し
てラジエータ液を注入すると、この液は短管24を通ってフロントクロスメンバ
21とダッシュパネル13とにより囲まれた空間内のチューブ状の補助タンク2
2に流入する。この結果、リザーバタンク19に加えて補助タンク22にもラジ
エータ液を貯蔵でき、新たな収容スペースを確保することなく貯蔵されるラジエ
ータ液の量は増大する。またクロスメンバ21には他の補機等を取付けるための
取付孔を形成することができるので、狭い補機収容室14を有効に利用すること
ができる。
【0009】
なお、実施例ではリザーバタンク及び補助タンクにラジエータ液を貯蔵したが
、これは一例であってウインドウウォッシャ液、ブレーキオイル、パワーステア
リングオイル等を貯蔵してもよい。
また、実施例ではチューブ状の補助タンクとして両端が封止された鋼管を挙げ
たが、これに限らず図4に示すような柔軟性があり、管内が閉塞しにくい樹脂製
のパイプを補助タンク52として用いてもよい。この補助タンク52はフロント
クロスメンバ21とダッシュパネル13とにより囲まれた空間に収容され、リザ
ーバタンク19に連通接続され、更にダッシュパネル13にクリップ53を介し
て固定される。
【0010】
以上述べたように、本考案によれば、開閉可能なフロントパネルとこのパネル
の内側に所定の距離をあけて設けられたダッシュパネルとの間に補機収容室を形
成し、この補機収容室にリザーバタンクを収容し、ダッシュパネルに補機収容室
に突出して車幅方向に断面略コ字状のフロントクロスメンバを固着し、クロスメ
ンバとダッシュパネルとにより囲まれた空間にリザーバタンクに連通するチュー
ブ状の補助タンクを設けたので、新たに収容スペースを確保することなく、液の
貯蔵量を増大することができる。
またフロントクロスメンバを切断しないので、車体の強度は低下せず、フロン
トクロスメンバに他の補機等の取付孔を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例キャブオーバトラックのリザーバ
タンク構造を示す図3のA−A線断面図。
タンク構造を示す図3のA−A線断面図。
【図2】図1のB矢視図。
【図3】リザーバタンクを含むキャブの要部斜視図。
【図4】別の実施例を示す図1に対応する断面図。
10 キャブオーバトラック
12 フロントパネル
13 ダッシュパネル
14 補機収容室
19 リザーバタンク
21 フロントクロスメンバ
22,52 補助タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 開閉可能なフロントパネル(12)と、この
フロントパネルの車室内側に所定の距離をあけて設けら
れたダッシュパネル(13)と、前記両パネル(12,13)の間
に形成された補機収容室(14)に収容されたリザーバタン
ク(19)とを備えたキャブオーバトラックにおいて、前記
ダッシュパネル(13)に前記補機収容室(14)に突出して車
幅方向に断面略コ字状のフロントクロスメンバ(21)が固
着され、前記クロスメンバ(21)と前記ダッシュパネル(1
3)とにより囲まれた空間に前記リザーバタンク(19)に連
通するチューブ状の補助タンク(22)が設けられたことを
特徴とするキャブオーバトラックのリザーバタンク構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991022292U JP2536817Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | キャブオーバトラックのリザーバタンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991022292U JP2536817Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | キャブオーバトラックのリザーバタンク構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04110658U true JPH04110658U (ja) | 1992-09-25 |
JP2536817Y2 JP2536817Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=31907819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991022292U Expired - Lifetime JP2536817Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | キャブオーバトラックのリザーバタンク構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536817Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015223989A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01132458U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-08 | ||
JPH02124755U (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-15 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP1991022292U patent/JP2536817Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01132458U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-08 | ||
JPH02124755U (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-15 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015223989A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2536817Y2 (ja) | 1997-05-28 |
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