JPH0411025Y2 - - Google Patents

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JPH0411025Y2
JPH0411025Y2 JP1985063731U JP6373185U JPH0411025Y2 JP H0411025 Y2 JPH0411025 Y2 JP H0411025Y2 JP 1985063731 U JP1985063731 U JP 1985063731U JP 6373185 U JP6373185 U JP 6373185U JP H0411025 Y2 JPH0411025 Y2 JP H0411025Y2
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piston rod
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claw
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工業用ロボツトのロボツトハンドに
係わり、特に、突切りバイト等を介して切断され
た精密部品を保持、排出する工業用ロボツトに用
いて便なるロボツトハンドに関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動旋盤加工においては、第4図にて
示すごとく、チヤツク1に保持された棒材2から
所定の加工が終了したワーク3を突切りバイト4
を介して切離することにより、ワーク3の加工が
完了する。
棒材2から切除されたワーク3は、通常そのま
ま下方に落下させて回収するのであるが、精密部
品に係るワーク3の場合には傷や打痕が生じて品
質が低下するため、適宜な回収手段を講ずる必要
がある。
従来、上記ワーク3を回収する手段としては、
第5図又は第6図にて示す技術が採用されてい
た。即ち、第5図にて示す手段は、工業用ロボツ
ト5のアーム6の先端部にスプーン状のバケツト
7を取り付け、このスプーン状のバケツト7を介
して棒材2から切除されるワーク3を回収し、ロ
ボツト架台8上に配設されたストツカー(ワーク
回収部)9内の所定位置にワーク3を排出しうる
ように構成したものである。なお、図において1
0で示すのは旋盤主軸、11で示すのは刃物台で
あり、その他第4図にて示した部材と同一部材に
は同一符号を付してある。又、第6図にて示す手
段は、棒材2から切除されたワーク3を樋状のシ
ユート(案内溝)12を介して油ストツカー13
内に案内排出しうるように構成したものである。
上記各従来技術によれば、スプーン状のバケツ
ト7又はシユート12を介して、ワーク2をスト
ツカー9又は油ストツカー13内に排出しうるも
のである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記各従来技術においては、ワ
ーク3をストツカー9,13内に排出する際に、
ワーク3を整列させた状態で排出することができ
ず、ランダム状態でしかストツカー9,13内に
収納できなかつた。そのために、次工程等におい
てワーク3の整列作業等を要し、作業性を低下せ
しめる原因となつていた。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされ
たものであつて、棒材から切除されたワークを損
傷等させることなく、かつ、整列させて所定収納
部に排出しうるようにしたロボツトハンドの提供
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案に係るロボツトハンドは、挿入部の先端
側に外向きの突起を有し、基端側に外向きの傾斜
面を有し且つ基端内側に係合部を有する爪を、そ
れぞれ支持ピンを介して開閉自在に複数配備した
ハンド本体と、該ハンド本体内の軸心部に摺動自
在に配置され且つ端部に前記各爪の係合部と係合
する係止フランジを有するピストンロツドと、該
ロツドに巻装して前記各爪を常時開状態もしくは
閉状態に付勢する弾機と、前記弾機により開状態
もしくは閉状態にある複数の爪を前記ピストンロ
ツドを介して閉作動もしくは開作動せしめる流体
圧機構とからなる開閉機構と、から成り、前記各
爪の開状態で前記各爪の挿入部と傾斜面にて中空
部を有するワークの内周端部をそれぞれ保持する
ように構成したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図を用いて本考案の実施例
について詳細に説明する。
第1図は、本考案に係るロボツトハンド24の
実施例の構成を示す説明図であり、説明の都合上
一部を断面にしてある。図に示すごとくロボツト
ハンド24は、第5図にて示したロボツトと同様
のロボツトのロボツトアーム20先端部に装備さ
れており、複数、例えば3個の爪21と、各爪2
1を常時開状態となるように付勢する圧縮コイル
ばねのごとき弾機22と、弾機22を介して開状
態にある各爪21を開状態に操作するためのエア
ーシリンダ(流体圧機構)23、及びこれらを保
持するべくロボツトアーム20先端部に固設され
たハンド本体25等より構成してある。
3個の爪21は、爪21が閉状態にあるときに
は互いに接触し、開状態にあるときはワーク26
を確実に保持しうるように円周方向に3等配して
配設されるとともに、ワーク26への爪21の挿
入部21aの先端部分には外向きの突起21bを
形成し、また挿入部21aの基端部分には外向き
の傾斜面21cを有している。そして、各爪21
の外側頭部に相当する各一端部側を支持ピン2
7、係止リング(E型止め輪)28を介してハン
ド本体25に軸着されており、各爪21は半径方
向、即ち爪21の開閉方向に支持ピン27を回動
中心としての回動自在の構成になつている。
各爪21の内端部側には、ロボツトアーム20
先端部に固設されたエアシリンダ23の作動杆
(ピストンロツド)29の先端側にフランジにて
形成された一対の係止フランジ部29aとそれぞ
れ当接するように係合する、即ち係止フランジ部
29aで形成される溝29bに嵌まり合う、係合
部30が一体的に形設されており、ピストンロツ
ド29の前進(図において左方側への移動)、後
退動作を介して各爪21が開閉作動されるように
設定構成されている。エアーシリンダ23のピス
トンロツド29は、該ロツド29の外周に巻装さ
れた弾機22を介して常時前進方向に付勢されて
おり、空圧源(図示省略)と連通接続されたエア
ーチユーブ31、連通孔32を経てシリンダ室3
3内に圧送されるエアーにより、ピストンロツド
29を弾機22に抗して後退方向に作動しうるよ
うに設定してある。各爪21は、ピストンロツド
29の前進方向への移動操作により開作動され、
ピストンロツド29の後退方向への移動操作によ
り閉作動されるように、各係合部30が係止フラ
ンジ部29aと係合されている。34で示すのは
ピストンである。次に、上記構成における作用に
ついて説明する。
第2図にて示すごとく、自動旋盤のチヤツク3
5に保持された棒材36から、突切りバイト37
を介して筒状のワーク26を切除(切離)する際
には、まず、3個の各爪21を閉状態とし、ワー
ク26の軸心中空部内に挿入する。各爪21を閉
状態とするには、エアーチユーブ31からエアー
を圧入し、ピストンロツド29を後退作動させれ
ばよい。
閉止状態の爪21が所定位置まで挿入される
と、突切りバイト37を介してワーク26が切削
加工され、ワーク26が棒材36から切除され
る。棒材36から切り離されたワーク26は、閉
止状態にある爪21により保持される。ここで、
ロボツトハンド24を操作して安全な場所に移動
し、エアーチユーブ31からのエアー供給を停止
し大気と連通させる。すると、ピストンロツド2
9は、弾機22の作用により前進方向に移動操作
され、各爪21が開作動される。なお棒材36か
らワーク26を切断して搬送するに際し、各爪2
1の先端部分に外向きの突起21bがあるので、
ワーク26は挿入部21aで動いても突起21b
部にて係止され、落下しない。そして、各爪21
の開作動により第3図にて示すごとく各爪21の
挿入部21aと傾斜面21cが、それぞれワーク
の内周端部と係合し、ワーク26がいわゆる3点
支持により確実に保持される。
ワーク26を保持した状態でロボツトアーム2
0を左右に旋回し、垂直状態の棒状ストツカー
(図示省略)または平面状態にワーク26を収納
する仕切り板を有するストツカー(図示省略)等
のストツカー上で停止させる。
次に、ロボツトアーム20を下方に旋回等さ
せ、ストツカーの所定位置にて停止させる。この
状態でエアーシリンダ23にエアーを圧入し、各
爪21を閉止させると、ワーク26は保持から解
除されて所定ストツカー内に保持状態の姿勢を維
持してそのまま収納される。
ロボツトハンド24は、再び元の状態に復元作
動され、次のワーク保持を行う。以上のような動
作を繰り返して、ワーク26の保持、排出を行う
ものである。
以上のように、本実施例によれば、チヤツク3
5に保持されて回転されているワーク26をその
切除後に最小限の落下で爪21にて保持しうるの
で、ワーク26が精密部品である場合にも傷の発
生や打痕の発生を防止でき、品質の低下の防止が
図れる。又、ワーク26の直径や長さが異なる場
合であつても、爪21の長さ及び爪21の開き角
度の範囲内であればワーク26を確実に保持しう
るので、保持できるワーク26の適用領域が拡大
する。又、ワーク26を常に所定のストツカーに
一定の姿勢に整列させた状態で排出することがで
きるので、次工程等における作業性の向上が図れ
る。
なお、上記実施例における各爪21にテフロン
コートやゴム状の塗装膜を付設して構成してもよ
く、この場合にはさらに傷や打痕の発生を防止で
きる。又、上記実施例においては、各爪21の作
動源としてエアーシリンダ23を用いて構成した
が、これに限定されるものではなく、油圧シリン
ダーにて構成してもよい。又、上記実施例におい
ては、各爪21の開作動を弾機22の復元力によ
り、各爪21の閉作動をエアー圧により行つてい
るが、これに限定されるものではなく、各爪21
の閉作動をシリンダ室33内に弾装した圧縮コイ
ルばねの弾機により行い、各爪21の開作動をエ
アー圧により行うように構成してもよいことは勿
論である。又、弾機22を使用せずに、エアーシ
リンダ(又は油圧シリンダ)23を復動シリンダ
にて構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、軸心中空部を
有するワークを損傷、打痕等を生じさせることな
く確実に保持しうるとともに、保持したワークを
一定の姿勢に整列させた状態でストツカー等に排
出し得、かつハンド本体内の軸心部に、ワーク内
周端部の保持が単独で可能な爪の開閉機構が配さ
れているので小型のロボツトハンドになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロボツトハンドの構成を
示す説明図、第2図、第3図は第1図の作用状態
を示す説明図、第4図、第5図および第6図は従
来技術の説明図である。 20……ロボツトアーム、21……爪、22…
…弾機、23……流体圧機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 挿入部の先端側に外向きの突起を有し、基端側
    に外向きの傾斜面を有し且つ基端内側に係合部を
    有する爪を、それぞれ支持ピンを介して開閉自在
    に複数配備したハンド本体と、 該ハンド本体内の軸心部に摺動自在に配置され
    且つ端部に前記各爪の係合部と係合する係止フラ
    ンジを有するピストンロツドと、該ロツドに巻装
    して前記各爪を常時開状態もしくは閉状態に付勢
    する弾機と、前記弾機により開状態もしくは閉状
    態にある複数の爪を前記ピストンロツドを介して
    閉作動もしくは開作動せしめる流体圧機構とから
    なる開閉機構と、 から成り、前記各爪の開状態で前記各爪の挿入
    部と傾斜面にて中空部を有するワークの内周端部
    をそれぞれ保持するように構成したことを特徴と
    するロボツトハンド。
JP1985063731U 1985-04-29 1985-04-29 Expired JPH0411025Y2 (ja)

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JPS61181691U JPS61181691U (ja) 1986-11-12
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