JP2002233986A - ロボットハンド - Google Patents

ロボットハンド

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JP2002233986A
JP2002233986A JP2001029482A JP2001029482A JP2002233986A JP 2002233986 A JP2002233986 A JP 2002233986A JP 2001029482 A JP2001029482 A JP 2001029482A JP 2001029482 A JP2001029482 A JP 2001029482A JP 2002233986 A JP2002233986 A JP 2002233986A
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JP
Japan
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work
robot hand
claws
opening
claw
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001029482A
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English (en)
Inventor
Tatsuaki Kawahara
達明 川原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒材から切り離されたワークを損傷させるこ
となく、かつ、一般的な自動旋盤でも適用が容易なロボ
ットハンドを提供する。 【解決手段】 ロボットハンド1において、回動自在な
外輪6を有するベアリング5を固設した複数の爪4と、
複数の爪4を開閉する開閉機構3とを有し、ベアリング
5の外輪6がワークの外周部を把持するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動旋盤の加工ワ
ークの回収に用いるロボットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動旋盤加工においては、図3
に示すように、チャック101に保持された棒材102
から所定の加工が終了したワーク103を突っ切りバイ
ト104を用いて切り離すことにより、ワーク103の
加工が完了する。棒材102から切り離されたワーク1
03は、通常そのまま下方に落下させて回収するのであ
るが、精密部品に係るワーク103の場合には、傷や打
痕が生じて品質が低下するため、適宜な回収手段を講ず
る必要がある。
【0003】ワークの回収手段には、「ロボットハン
ド」として、実公平4−11025号公報所載の技術
(従来技術)が開示されている。この従来技術は、摺動
自在な内爪をロボットハンド本体に配置したものであ
り、図4〜図6を用いてこの従来技術を説明する。図4
はロボットハンドの構成図、図5および図6はロボット
ハンドの作用の説明図である。
【0004】図4において、ロボットハンド123は、
図示しないロボットのロボットアーム120の先端部に
装備されており、主に、複数(例えば3個)の内爪であ
る爪121と、各爪121を開閉する機構と、これらを
保持するべくロボットアーム120の先端部に固設され
たハンド本体124とにより構成されている。複数の爪
121は、爪121が閉止状態にあるときには互いに接
触し、開放状態にあるときにはワーク103を確実に保
持し得るように円周方向に3等配して配設されるととも
に、ワーク103への爪121の挿入部121aの先端
部には外向きの突起121bを形成し、挿入部121a
の基端部には外向きの傾斜面121cを形成している。
そして、各爪121がエアーシリンダ122により開閉
されるように構成されている。
【0005】つぎに、上記構成のロボットハンドの作用
について説明する。図5に示すように、自動旋盤のチャ
ック101に保持された棒材102から、突っ切りバイ
ト104を用いて筒状のワーク103を切り離す際に
は、まず、複数の各爪121を閉止状態にし、ワーク1
03の軸心中空部103a内に挿入する。閉止状態の爪
121が所定位置まで挿入されると、突っ切りバイト1
04が前進して突っ切り加工が行われ、図6に示すよう
に、ワーク103が棒材102から切り離される。棒材
102から切り離されたワーク103は、閉止状態にあ
る爪121により捕捉される。ここで、ロボットハンド
123を操作して安全な場所に移動し、各爪121を開
放し、ワーク103を確実に保持する。
【0006】なお、棒材102からワーク103を切断
して搬送するに際し、各爪121の先端部に外向きの突
起121bがあるので、ワーク103は挿入部121a
で動いても突起121b部にて係止され、落下しない。
そして、各爪121の開放により、図4に示すように、
各爪121の挿入部121aと傾斜面121cとがそれ
ぞれワーク103の内周端部と係合し、ワーク103が
いわゆる3点支持により確実に保持される。ワーク10
3を保持した状態でロボットアーム120を水平面内で
旋回し、垂直状態の棒状ストッカ(図示省略)、または
平面状態にワーク103を収納する仕切り板を有するス
トッカ(図示省略)などのストッカ上で停止させる。つ
ぎに、ロボットアーム120を下方向に旋回させ、スト
ッカの所定位置にて停止させる。この状態で各爪121
を閉止させると、ワーク103は保持状態から解除され
て所定のストッカ内に保持状態の姿勢を維持してそのま
ま収納される。以上のような動作を繰り返して、ワーク
103の保持、排出を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術にはつぎのような問題点があった。すなわち、上記従
来技術においては、軸心中空部のないワークや、軸心中
空部を有していても、その内径が爪を閉じたときの突起
の外径より小さいようなワークには適用することができ
ない。また、棒材からワークが切り離される、いわゆる
突っ切り動作直後には、切り離されたワークは、それま
で主軸とともに回転していた慣性が働き、爪の周りを回
転するため、突っ切りバイトに接触して、突っ切った端
面の周辺に傷や打痕が発生する可能性があった。さら
に、自動旋盤の主軸の軸心上にてロボットアームの軸を
移動させる必要があるが、一般的な自動旋盤では、正面
主軸に対して背面主軸等が配置されているなど、主軸の
軸心延長上が大きく開放されていることは少なく、ロボ
ットの入るスペースが確保できないため、一般的な自動
旋盤に適用することは困難であった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1に係る発明の課題は、棒材から切
り離されたワークを損傷させることなく、かつ、一般的
な自動旋盤でも適用が容易なロボットハンドを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、ロボットハンドにおいて、
回動自在な外輪を有するベアリングを固設した複数の爪
と、該複数の爪を開閉する開閉機構とを有し、前記ベア
リングの外輪がワークの外周部を把持するように構成し
た。
【0010】請求項1に係る発明のロボットハンドで
は、開閉機構により複数の爪を開閉し、爪の閉塞により
爪に固設されたベアリングの外輪が回転するワークの外
周部を把持し、爪の開放によりワークを所定の位置に載
置する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下具体的な実施の形態について
説明する。
【0012】(実施の形態)図1〜図2は実施の形態1
を示し、図1はロボットハンドの正面図、図2はワーク
の突っ切り加工時であって、図1のA−A断面平面図で
ある。
【0013】図1において、ロボットハンド1は、図示
しないロボットのロボットアーム2の先端部に装備され
ており、主に、2個のベアリング5を2組ずつ配設した
2個の爪4と、各爪4を矢印X方向に開閉する開閉機構
としてのエアチャック3とから構成されている。各々の
爪4には、ワーク9(図2参照)を把持する側の面に2
つの傾斜面13a、13bが設けられており、この傾斜
面13a、13bには、ベアリング5が収容されるよう
に、溝8(図2参照)がそれぞれ凹設されている。溝8
には、2個のベアリング5が収容され、その内輪部がピ
ン7により爪4に同軸上に固定され、その外輪6が回動
自在に配置されている。ここで、爪4の大きさやベアリ
ング5の大きさおよび配置位置は、外径が最小径から最
大径までのワーク9の全てがベアリング5の外輪6のみ
で把持されるように考慮して設定される。また、ベアリ
ング5の外輪6には、テフロンコートやゴム状の塗装膜
などが施されている。2個の爪4は、ベアリング5の外
輪6でワーク9を把持できるように、市販のエアチャッ
ク3のフィンガ3a、3bにそれぞれボルト等で固定さ
れており、圧搾空気の圧力により開閉される。
【0014】つぎに、上記構成のロボットハンド1の作
用について説明する。図2において、爪4が開放状態
で、ワーク9を把持する所定の位置まで挿入されると、
エアチャック3を圧搾空気により操作して、爪4を図1
の矢印X方向(図2では紙面に垂直の方向)に閉塞させ
る。ワーク9はコレットチャック11に把持された棒材
12と一体のまま回転しているが、2個の爪4に配置さ
れた合計8個のベアリング5の回動自在な外輪6(図1
参照)がワーク9の回転に合わせて回転するため、爪4
はそのままの姿勢でワーク9の外周部を把持することが
できる。ここで、外輪6には、テフロンコートやゴム状
の塗装膜が施されているので、ワーク9を把持しても、
ワーク9の外周部に傷等をつけるようなことはない。つ
ぎに、突っ切りバイト10により、ワーク9が突っ切り
加工され、ワーク9は棒材12から切り離される。棒材
12から切り離されたワーク9は、閉塞状態にある爪4
のベアリング5の合計8個の外輪6に確実に把持されて
いるので、切り離された状態のまま、どこにも衝突する
ことはない。
【0015】ワーク9を把持した状態で、ロボットハン
ド1を操作し、安全な場所に移動させ、その場所でロボ
ットアーム2を左右に旋回させ、垂直状態の棒状ストッ
カ(図示省略)、または平面状態にワーク9を収納する
仕切り板を有するストッカ(図示省略)等のストッカの
上で停止させる。つぎに、ロボットアーム2をロボット
ハンド1の開閉面(図1の矢印X方向の面)が水平にな
るように旋回させて、ストッカの所定に位置にて停止さ
せる。この状態で、エアチャック3を作動させて、爪4
を開放させると、ワーク9は把持状態から解除されて、
所定のストッカ内に把持状態の姿勢を維持してそのまま
収納される。ロボットハンド1は、再び元の状態に復元
され、つぎのワーク9の把持、排出を行うものである。
【0016】本実施の形態によれば、ロボットハンドに
把持されて回転するワークは、棒材から切り離された
後、どこにも衝突することなく、ワークが精密部品であ
る場合でも、傷の発生や打痕の発生を防止し、品質の低
下を防止することができる。また、ワークの直径や長さ
が異なる場合であっても、確実に保持し得るので、把持
できるワークの適用範囲を拡大することができる。ま
た、ワークを常に所定のストッカに一定の姿勢に整列さ
せた状態で排出することができるので、次工程における
作業性の向上を図ることができる。また、構造的に一般
的な自動旋盤に適用が容易であり、簡単な構成で安価な
ロボットハンドを提供することができる。
【0017】なお、本実施の形態では、爪4の駆動源と
してエアチャック3を用いているが、これに限定される
ものではなく、油圧を用いたチャックを用いてもよい。
また、1個のピン7に2個のベアリング5が配置されて
いるが、爪4の掴み代の幅を広くして、さらに多くのベ
アリングを配置してもよい。また、本実施の形態では、
ベアリング5をロボットハンド1の開閉面(図1の矢印
X方向の面)上で、4ヶ所に配置されているが、一方の
爪への配置を1ヶ所にして、合計3ヶ所に配置するよう
にしてもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、開閉機構
により複数の爪を開閉し、爪の閉塞により爪に固設され
たベアリングの外輪が回転するワークの外周部を把持
し、爪の開放によりワークを所定の位置に載置するよう
にしたので、棒材から切り離されたワークを損傷させる
ことなく、かつ、ストッカの所定の位置にハンドリング
することができる。また、構造的に一般的な自動旋盤に
適用が容易であり、簡単な構成で安価なロボットハンド
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のロボットハンドの正面図であ
る。
【図2】実施の形態1のワークの突っ切り加工時であっ
て、図1のA−A断面平面図である。
【図3】従来技術の一般的な自動旋盤によるワークの突
っ切り加工の説明図である。
【図4】従来技術のロボットハンドの構成図である。
【図5】従来技術のロボットハンドの作用の説明図であ
る。
【図6】従来技術のロボットハンドの作用の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ロボットハンド 3 エアチャック 4 爪 5 ベアリング 6 外輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在な外輪を有するベアリングを固
    設した複数の爪と、該複数の爪を開閉する開閉機構とを
    有し、前記ベアリングの外輪がワークの外周部を把持す
    るように構成したことを特徴とするロボットハンド。
JP2001029482A 2001-02-06 2001-02-06 ロボットハンド Withdrawn JP2002233986A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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