JP2002321184A - クランプユニット及び該クランプユニットを用いたガントリロボット - Google Patents

クランプユニット及び該クランプユニットを用いたガントリロボット

Info

Publication number
JP2002321184A
JP2002321184A JP2001124464A JP2001124464A JP2002321184A JP 2002321184 A JP2002321184 A JP 2002321184A JP 2001124464 A JP2001124464 A JP 2001124464A JP 2001124464 A JP2001124464 A JP 2001124464A JP 2002321184 A JP2002321184 A JP 2002321184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
blocks
clamp unit
cylinders
hydraulic pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001124464A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunehiko Yamazaki
恒彦 山崎
Haruhiko Koike
治彦 小池
Noboru Yamamoto
昇 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamazaki Mazak Corp filed Critical Yamazaki Mazak Corp
Priority to JP2001124464A priority Critical patent/JP2002321184A/ja
Publication of JP2002321184A publication Critical patent/JP2002321184A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外形形状の異なる多種多様の素材の保持、搬
送を可能にするハンドリングユニットを提供する。 【解決手段】搬送手段に接続されるベース10と、この
ベース10に相対向するように移動可能に支持された左
右一対のブロック13、14と、これらのブロック1
3、14を互いに近接、離間する方向に移動させる移動
手段と、前記各ブロック13、14に、軸心がその移動
方向と平行に配置された複数のシリンダ20と、これら
各シリンダ20に摺動可能に嵌合する複数のピストン2
1と、これらのピストン21に固定され一端が前記各ブ
ロック13,14の対向面から突出する複数のクランプ
ロッド22と、これらのクランプロッド22を突出する
方向に付勢するばね23とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素材や加工品を保
持するクランプユニットとそれを用いた数値制御旋盤に
係り、特に、断面が異形形状の素材や加工品の保持に好
適なクランプユニット及び該クランプユニットを用いた
ガントリロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】数値制御旋盤においては、素材の搬入か
ら加工品の搬出までを連続して自動的に行なう場合があ
る。この場合、素材の供給、加工品の搬出などのハンド
リングは、素材や加工品の形状に対応したクランプユニ
ットを取り付けたガントリロボットなどの搬送手段を用
いて行なう。素材や加工品の形状が変わる場合には、ハ
ンドリングユニットを交換する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法は、少品種多
量生産の場合には、ハンドリングユニットの交換頻度が
低く、生産性を低下させることはなかった。しかし、多
品種少量生産、キット生産が一般化すると、加工する素
材の形状が変わるたびに、ハンドリングユニットを交換
しなければならず、ハンドリングユニットの交換頻度が
高くなり、生産性の低下が顕著になってきた。
【0004】また、断面が異形形状の素材などの場合、
それぞれの素材に合わせたハンドリングユニットは必要
になるため、ハンドリングユニットの数が多くなり、そ
の保管スペースが大きくなるだけでなく、その管理も煩
雑になる。
【0005】上記の事情に鑑み、本発明の目的は、外形
形状の異なる多種多様の素材の保持、搬送を可能にする
ハンドリングユニット及び該クランプユニットを用いた
数値制御旋盤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本出願の請求項1に記載の発明は、クランプユニッ
ト(9)を、搬送手段に接続されるベース(10)と、
このベース(10)に相対向するように移動可能に支持
された一対のブロック(13、14)と、これらのブロ
ック(13、14)を互いに近接、離間する方向に移動
させるボールねじ(移動手段)(17)と、前記各ブロ
ック(13、14)に、軸心がその移動方向と平行に配
置された複数のシリンダ(20)と、これら各シリンダ
(20)に摺動可能に嵌合する複数のピストン(21)
と、これらのピストン(21)に固定され一端が前記各
ブロック(13、14)の対向面から突出する複数のク
ランプロッド(22)と、これらのクランプロッドを突
出する方向に付勢する付勢手段(ばね23)とで構成し
た。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、クランプ
ユニット(9)を、搬送手段に接続されるベース(1
0)と、このベース(10)に相対向するように移動可
能に支持された一対のブロック(26、27)と、これ
らのブロック(26、27)を互いに近接、離間する方
向に移動させるボールねじ(移動手段)(17)と、前
記各ブロック(26、27)に、軸心がその移動方向と
平行に配置された複数のシリンダ(28)と、これら各
シリンダ(28)に摺動可能に嵌合する複数のピストン
(29)と、これらのピストン(29)に固定され一端
が前記各ブロック(26、27)の対向面から突出する
複数のクランプロッド(30)と、これらのクランプロ
ッド(30)を突出させる方向に付勢するように、前記
各シリンダ(28)に油圧を供給する油圧供給手段(3
2)とで構成した。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記油圧供給手段(32)に、
パイロットチェック弁(34)を設け、前記シリンダ
(28)に供給した油圧を、対象物の保持状態で封止す
るようにした。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし請求項3に記載の発明において、前記クランプロ
ッド(22、30)の先端部を合成樹脂で被覆した。
【0010】さらに、請求項5に記載の発明は、素材
(2)の供給ステーション(1)と加工セル(旋盤セル
4)および加工品の排出手段(コンベア5)を結ぶよう
に所定の位置に水平に設置されたレール(7b)と、こ
のレール(7b)に沿って移動可能に支持され、かつ、
鉛直方向に移動可能なアーム(8b)と、このアーム
(8b)の一端に支持されたクランプユニットを備えた
ガントリロボットにおいて、クランプユニットとして、
前記請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のクラン
プユニット(9)を設けた。
【0011】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定されるものではない。
【0012】
【発明の効果】上記の構成により請求項1および請求項
2に記載の発明によれば、相対向する一対のブロックか
ら突出する複数のクランプロッドを、立体トレースする
ように素材に接触させて保持力を発生させることによ
り、断面形状が異なる多種多様の素材でも単一のクラン
プユニットで取り扱うことができ、クランプユニットを
交換するための機械の停止をなくし、生産性を向上させ
ることができる。また、複数のクランプユニットを準備
する必要がないので、管理を容易にすることができるな
どの効果がある。
【0013】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記請求項1、2の発明において、クランプロッドの位置
を、素材を立体トレースした位置で規制することによ
り、同一の素材を取り扱う間、その都度クランプロッド
を素材の外形に習わせる必要がないので、請求項1、2
の効果に加え、素材の保持を効率的に行いさらに生産性
を向上させることができる効果がある。また、請求項4
に記載の発明によれば、前記請求項1、2、3の発明に
おいて、クランプピンの先端部を合成樹脂で被覆するこ
とにより、請求項1ないし請求項3の効果に加え、アル
ミニウムなど軟質金属の素材表面を傷つけることなく取
り扱うことができる効果がある。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、ガントリ
ロボットに請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
クランプユニットを設けることにより、多種多様の素材
を保持する際にもクランプユニットを交換する必要がな
く、クランプユニットを交換するための停止時間をなく
し、ガントリロボットの稼働率を向上させることがで
き、ガントリロボットを使用する設備の生産性を向上さ
せることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明によるガントリロ
ボットを用いた数値制御旋盤の一例を示す斜視図であ
る。
【0016】素材供給ステーション1は、加工すべき素
材2が収納され、素材2を所要の姿勢で所要の長さだけ
送り出す。切断ステーション3は、素材供給ステーショ
ン1から送り出された素材2を切断する。加工セルとな
る旋盤セル4は、たとえば、内部には、互いに近接、離
間可能な一対の主軸台と、各主軸台に軸心を整合させる
ように回転可能に支持された一対の主軸と、各主軸に支
持され、素材を保持するチャックと、保持された素材と
対向し、主軸の軸心と直交する方向に移動可能な一対の
刃物台を備え、素材の加工を行うようになっている(な
お、詳細は、たとえば、特開平4−111753号公報
を参照されたい)。ワーク排出手段を構成するワークコ
ンベア5は、旋盤セル4で加工された加工品を所要の位
置へ搬送する。
【0017】搬送手段を構成するガントリロボット6
は、一対の支柱7aと、前記素材供給ステーション1、
切断ステーション3、旋盤セル4およびコンベア5に沿
って水平に配置されたレール7bと、このレール7bに
沿って矢印X方向に移動可能なサドル7cと、このサド
ル7cに鉛直に固定された上腕部8aと、この上腕部8
aに矢印X方向と直交する方向である矢印Z方向に移動
可能に支持されたアーム8bとにより構成され、このア
ーム8bの下端にクランプユニット9を支持している。
【0018】そして、クランプユニット9は、素材供給
ステーション1から切断ステーション3に送り込まれた
素材2を保持し、素材2が所要の長さに切断されると、
アーム8bが上昇した後、サドル7cが移動して、素材
2を旋盤セル4へ搬送し供給する。同様に、旋盤セル4
で加工された加工品を保持しコンベア5に搬送する。
【0019】図2および図3は、本発明によるクランプ
ユニットの第1の実施の形態を示すもので、図2は、ク
ランプユニットの保持前の状態を示す側面部分断面図、
図3は、クランプユニットの保持状態を示す側面部分断
面図である。
【0020】クランプユニット9は、前記ガントリロボ
ット6のアーム8bに支持されるベース10を備えてい
る。このベース10の下面には、図面の前後方向に所定
の間隔で一対の直線案内装置11が固定されている。こ
の直線案内装置11には、一対のリニアブロック12が
それぞれ矢印Y方向に移動可能に支持されている。これ
らのリニアブロック12には、左ブロック13および右
ブロック14が固定されている。
【0021】軸受け15は、ベース10に固定されてい
る。サーボモータ16は、軸受け15に固定されてい
る。ボールねじ17は、その軸方向の一方には左リード
のねじ17aが、他方には右リードのねじ17bが形成
され、軸受け15に回転可能に支持されるとともに、サ
ーボモータ16の回転軸に結合されている。ボールナッ
ト18は、ボールねじ17の左リードねじ17aに螺合
し、左ブロック13に固定されている。ボールナット1
9は、ボールねじ17の右リードねじ17bに螺合し、
右ブロック14に固定されている。なお、前記サーボモ
ータ16とボールねじ17およびボールナット18、1
9によりブロック13、14の移動手段を構成してい
る。
【0022】したがって、サーボモータ16が作動して
ボールねじ17を回転させると、ボールねじ17の回転
方向により、ボールナット18、19を介して左ブロッ
ク13と右ブロック14が互いに近接もしくは、離間す
る方向に移動する。
【0023】シリンダ20は、左ブロック13に所定の
間隔で形成されその一端にはねじが形成されている。ピ
ストン21は、シリンダ20に摺動可能に挿入されてい
る。クランプロッド22は、左ブロック13を摺動可能
に貫通し、その一端がピストン21に固定され、他端は
右ブロック14との対向面から突出している。付勢手段
となるばね23は、シリンダ20内に装着され、ピスト
ン21を右ブロック14との対向面側に移動するように
付勢している。
【0024】調整ねじ24は、シリンダ20の一端に形
成されたねじに螺合し、ばね23の圧縮量を変えて抗圧
力を調整する。カバー25は、シリンダ20の開口部を
覆うように左ブロック13に固定されている。なお、図
示は省略しているが、右ブロック14にも同様の構成で
複数のクランプロッド22が配置されている。
【0025】このような構成であるから、クランプユニ
ット9をガントリロボットなどの搬送手段に取り付け、
左ブロック13と右ブロック14の間隔を最大開放位置
へ移動させた状態で、搬送手段の移動により図2に示す
ように素材2を挟む位置へ移動させる。
【0026】この状態で、サーボモータ16を作動さ
せ、左ブロック13と右ブロック14を互いに近接する
方向に移動させる。すると、まず素材2に最も近いクラ
ンプロッド22が素材2に接触し、その移動が阻止され
る。さらに左ブロック13と右ブロック14を近接させ
ると、素材2と接触したクランプロッド22は、シリン
ダ20内に押し込まれ、素材2との接触部にばね23の
抗圧力に相当する保持力(接触圧)を発生する。
【0027】図3に示すように、左ブロック13と右ブ
ロック14が所定の位置まで近接すると、それぞれの複
数のクランプロッド22が素材2と接触し、それぞれの
クランプロッド22が各ブロック13、14に対して相
対移動して素材2の外形に習う。このとき、素材2と接
触している各クランプロッド22には、それぞれの左右
各ブロック13、14との相対移動量に相当する保持力
が発生している。したがって、素材2を確実に保持する
ことができる。
【0028】このようにして素材2を保持した後、搬送
手段によりクランプユニット9を所要に位置へ移動させ
る。そして、クランプユニット9から素材2を離す場合
には、サーボモータ16を反転させ、左ブロック13と
右ブロック14の間隔を開く。すると、左右各ブロック
13、14の移動により、保持するときとは逆の順番で
クランプロッド22が素材2から離れ、素材2に対する
保持力が開放される。このとき、クランプユニット9は
図2の状態に戻る。
【0029】上記のように、本発明のクランプユニット
9によれば、素材2の形状に合わせてクランプロッド2
2で保持することができるので、多種多様の素材を単一
のクランプユニット9で取り扱うことができ、クランプ
ユニットを交換するための機械の停止をなくし生産性を
向上させることができる。また、複数のクランプユニッ
トを準備する必要がないので、クランプユニット9の管
理を容易にすることができる。
【0030】なお、図2、図3においては、クランプロ
ッド22が左右各ブロック13、14の上下方向に一列
しか表示されていないが、左右各ブロック13、14の
幅(紙面の前後)方向にも複数列配置している。素材2
の重量が軽い場合には、クランプロッド22は、左右各
ブロック13、14の幅方向の両端部にそれぞれ一列ず
つ配置するようにしても良い。
【0031】また、素材2がアルミニウムなどの軟質金
属の場合、その表面を傷等から保護するため、クランプ
ロッド22の先端部をゴム、粘弾性プラスチックなどで
被覆するようにしても良い。
【0032】図4および図5は、本発明によるクランプ
ユニットの第2の実施の形態を示すもので、図4は、ク
ランプユニットの保持前の状態を示す側面部分断面図、
図5は、クランプユニットの保持状態を示す側面部分断
面図である。
【0033】同図において、図2および図3と同じ物は
同じ符号をつけて示してある。左ブロック26は、リニ
アブロック12に固定され、ボールナット18を固定し
ている。右ブロック27は、リニアブロック12に固定
され、ボールナット19を固定している。なお、左ブロ
ック26と右ブロック27は同じ構成であるので、以
下、左ブロックについて説明する。
【0034】シリンダ28は、左ブロック26に所定の
間隔で形成されている。ピストン29は、シリンダ28
に摺動可能に装着されている。なお、シリンダ28の内
周面とピストン29の外周面との間には、油が流通し得
る隙間もしくは溝が形成されている。クランプロッド3
0は、左ブロック26を摺動可能に貫通し、その一端が
ピストン29に固定され、他端は右ブロック27との対
向面側に突出している。
【0035】油圧供給路31は、シリンダ28の列に沿
って形成され、シリンダ28のカバー25側の端部から
全てのシリンダ28内に油圧を供給する。付勢手段とな
る油圧供給手段32は、図示しない油圧ポンプと回収タ
ンクおよび、ソレノイド弁33とパイロットチェック弁
34を備えている。
【0036】このような構成で、サーボモータ16の作
動により左右各ブロック26、27を最大開放位置へ移
動させる。油圧ポンプ作動させるとともに、ソレノイド
弁33のSOL1に通電する。すると、SOL1が励磁
されソレノイド弁33のポートを切り替え、油圧供給路
31に油圧が供給される。
【0037】油圧供給路31に供給された油圧は、各シ
リンダ28に供給される。このとき、ピストン29のク
ランプロッド30側に油が流入しても、ピストン29の
カバー25側の受圧面とクランプロッド30側の受圧面
の面積にクランプロッド30の断面積分の差があるた
め、カバー25側の受ける圧力が大きくなり、ピストン
29がクランプロッド30側に移動する。したがって、
全てのクランプロッド30を対向面側に突出させること
ができる。
【0038】そして、SOL1への通電を遮断し、クラ
ンプユニット9を図4に示すように素材2を保持すべき
位置へ移動させ、ソレノイド弁33のSOL2に通電す
る。すると、SOL2が励磁されソレノイド弁33のポ
ートを切り替える。このとき、パイロットチェック弁3
4に背圧が印加されていると、油圧供給路31内の圧油
をパイロットチェック弁34から排出することが可能に
なりクランプロッド30の移動を可能にすることができ
る。
【0039】この状態で、サーボモータ16を作動さ
せ、左右各ブロック26、27を所定の位置まで近接さ
せる。すると、まず素材2に最も近いクランプロッド3
0から順次素材2に接触し、その移動を阻止される。さ
らに、各ブロック26、27が近接すると、各ブロック
26、27と素材2に接触し移動を阻止されたクランプ
ロッド30とが相対移動して、ピストン29をシリンダ
28のカバー25側へ移動させる。
【0040】このとき、シリンダ28内のピストン29
のカバー25側の油は、シリンダ28とピストン29の
隙間もしくは溝を通りシリンダ28のクランプロッド3
0側へ移動する。しかし、シリンダ28のクランプロッ
ド30側はカバー25側に比べその容積がシリンダ28
内に押し込まれたクランプロッド30の体積分だけ小さ
いので、その差分がパイロットチェック弁34を介して
回収タンクに排出される。
【0041】左右各ブロック26、27が所定の位置ま
で移動すると、図5に示すように、複数のクランプロッ
ド30が素材2の外周面に接触して、素材2を立体トレ
ースした状態になる。したがって、この状態で、パイロ
ットチェック弁34の背圧を開放すると、油圧供給路3
1内およびシリンダ28内の油の移動が規制され、クラ
ンプロッド30の位置が素材2の保持状態に規制され
る。
【0042】このようにして素材2を保持した後、搬送
手段によりクランプユニット9を所要に位置へ移動させ
る。そして、クランプユニット9から素材2を離す場合
には、サーボモータ16を作動させ、左右各ブロック2
6、27を互いに離間する方向に移動させる。すると、
クランプロッド30がその移動を規制されているため、
素材2と接触していた全てのクランプロッド30が同時
に素材2から離れ、素材2をアンクランプする。
【0043】各クランプロッド30は、その移動が規制
されているため、素材2をアンクランプしても素材2を
立体とレースした状態に保たれる。したがって、同一形
状の素材2を保持する間、素材2の形状に合わせるため
のクランプロッド30の移動を行わせる必要はない。
【0044】なお、この実施の形態においても、シリン
ダ28内のピストン29のカバー25側に、前記実施の
形態と同様にばねを装着し、クランプロッド30を突き
出させる際にこのばねの力を利用するようにしても良
い。
【0045】このような構成とすることにより、素材2
を保持する都度にクランプロッド30を素材2の外形に
習わせることが不要になり、素材2の保持時間を短縮
し、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による数値制御旋盤の斜視図。
【図2】本発明によるクランプユニットの保持前の状態
を示す側面部分断面図。
【図3】本発明によるクランプユニットの保持状態を示
す側面部分断面図。
【図4】本発明による他のクランプユニットの保持前の
状態を示す側面部分断面図。
【図5】本発明による他のクランプユニットの保持状態
を示す側面部分断面図。
【符号の説明】
1…素材供給ステーション 2…素材 3…切断ステーション 4…加工セル(旋盤セル) 5…ワークコンベア(排出手段) 6…ガントリロボット(搬送手段) 9…クランプユニット 10…ベース 13、26…左ブロック 14、27…右ブロック 16…サーボモータ 17…ボールねじ 18、19…ボールナット 20、28…シリンダ 21、29…ピストン 22、30…クランプロッド 23…ばね(付勢手段) 32…油圧供給手段 34…パイロットチェック弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 昇 愛知県丹羽郡大口町大字小口字乗船1番地 ヤマザキマザック株式会社本社工場内 Fターム(参考) 3C007 AS05 BS02 CV04 CW05 DS01 ES03 ET08 EU01 EV12 EV13 EV16 HS27 3C033 BB00 HH12 HH22 HH24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段に接続されるベースと、このベ
    ースに相対向するように移動可能に支持された一対のブ
    ロックと、これらのブロックを互いに近接、離間する方
    向に移動させる移動手段と、前記各ブロックに、軸心が
    その移動方向と平行に配置された複数のシリンダと、こ
    れら各シリンダに摺動可能に嵌合する複数のピストン
    と、これらのピストンに固定され一端が前記各ブロック
    の対向面から突出する複数のクランプロッドと、これら
    のクランプロッドを突出する方向に付勢する付勢手段と
    を設けたことを特徴とするクランプユニット。
  2. 【請求項2】 搬送手段に接続されるベースと、このベ
    ースに相対向するように移動可能に支持された一対のブ
    ロックと、これらのブロックを互いに近接、離間する方
    向に移動させる移動手段と、前記各ブロックに、軸心が
    その移動方向と平行に配置された複数のシリンダと、こ
    れら各シリンダに摺動可能に嵌合する複数のピストン
    と、これらのピストンに固定され一端が前記各ブロック
    の対向面から突出する複数のクランプロッドと、これら
    のクランプロッドを突出させる方向に付勢するように、
    前記各シリンダに油圧を供給する油圧供給手段とを設け
    たことを特徴とするクランプユニット。
  3. 【請求項3】 前記油圧供給手段に、パイロットチェッ
    ク弁を設け、前記シリンダに供給した油圧を、対象物の
    保持状態で封止するようにしたことを特徴とする請求項
    2に記載のクランプユニット。
  4. 【請求項4】 前記クランプロッドの先端部を合成樹脂
    で被覆したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のクランプユニット。
  5. 【請求項5】 素材の供給ステーションと加工セルおよ
    び加工品の排出手段を結ぶように所定の位置に水平に設
    置されたレールと、このレールに沿って移動可能に支持
    され、かつ、鉛直方向に移動可能なアームと、このアー
    ムの一端に支持されたクランプユニットを備えたガント
    リロボットにおいて、前記クランプユニットとして前記
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のクランプユ
    ニットを設けたことを特徴とするガントリロボット。
JP2001124464A 2001-04-23 2001-04-23 クランプユニット及び該クランプユニットを用いたガントリロボット Pending JP2002321184A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001124464A JP2002321184A (ja) 2001-04-23 2001-04-23 クランプユニット及び該クランプユニットを用いたガントリロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001124464A JP2002321184A (ja) 2001-04-23 2001-04-23 クランプユニット及び該クランプユニットを用いたガントリロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002321184A true JP2002321184A (ja) 2002-11-05

Family

ID=18973848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001124464A Pending JP2002321184A (ja) 2001-04-23 2001-04-23 クランプユニット及び該クランプユニットを用いたガントリロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002321184A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110284A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Seiko Epson Corp 物品保持装置及び物品搬送装置
JP2008229793A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Koganei Corp ワーク把持装置
KR100921119B1 (ko) 2008-07-18 2009-10-12 현대자동차주식회사 다차종 사이드 어셈블리 공용 로봇 그리퍼
JP2009241197A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Ngk Insulators Ltd セラミックス柱状体用移載装置及びセラミックス柱状体の移載方法
JP2011026111A (ja) * 2009-07-03 2011-02-10 Tokyo Electron Ltd 位置ずれ防止装置、これを備えた基板保持具、基板搬送装置および基板搬送方法
CN105881079A (zh) * 2016-05-28 2016-08-24 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 一种pcb板搬运机器人
CN106002445A (zh) * 2016-05-28 2016-10-12 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 一种执行末端设有旋转驱动机构的机器人
JP2016203297A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 日立金属株式会社 把持装置
JP2017071034A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 村田機械株式会社 チャック装置及び旋盤
CN110112588A (zh) * 2019-06-19 2019-08-09 广东电网有限责任公司 一种接地线五防系统
CN111515985A (zh) * 2020-04-28 2020-08-11 张立东 一种聚丙烯塑料制备抓取爪
IT201900005096A1 (it) * 2019-04-04 2020-10-04 Mec S R L Sistema di presa ad adattamento variabile
CN112171704A (zh) * 2020-08-25 2021-01-05 武汉船用机械有限责任公司 夹持装置
CN115724218A (zh) * 2022-11-03 2023-03-03 合肥哈工龙延智能装备有限公司 一种智能包装流水线用四轴码垛机器人
WO2023083865A1 (de) * 2021-11-10 2023-05-19 Weidmüller Interface GmbH & Co. KG Greiffinger für einen bestückungsautomaten
CN116372212A (zh) * 2023-05-30 2023-07-04 四川卡雷亚数控机床有限公司 一种自调节式大规格工件铣镗加工车床及方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5264073A (en) * 1975-11-21 1977-05-27 Hitachi Ltd Holder apparatus
JPS59152083A (ja) * 1983-02-01 1984-08-30 株式会社東芝 把持装置
JPS61181691U (ja) * 1985-04-29 1986-11-12
JPS61279476A (ja) * 1985-06-03 1986-12-10 村田機械株式会社 産業用ロボツト
JPH02292151A (ja) * 1989-04-28 1990-12-03 Okuma Mach Works Ltd ワーク搬送装置
JPH05169387A (ja) * 1991-12-17 1993-07-09 Fujitsu Ltd ロボットハンド
JPH06190764A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Hitachi Ltd 把持機構
JPH1080890A (ja) * 1996-09-09 1998-03-31 Kanto Auto Works Ltd 工作物把持装置
JP2001105378A (ja) * 1999-10-08 2001-04-17 Aloka Co Ltd ハンドリング装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5264073A (en) * 1975-11-21 1977-05-27 Hitachi Ltd Holder apparatus
JPS59152083A (ja) * 1983-02-01 1984-08-30 株式会社東芝 把持装置
JPS61181691U (ja) * 1985-04-29 1986-11-12
JPS61279476A (ja) * 1985-06-03 1986-12-10 村田機械株式会社 産業用ロボツト
JPH02292151A (ja) * 1989-04-28 1990-12-03 Okuma Mach Works Ltd ワーク搬送装置
JPH05169387A (ja) * 1991-12-17 1993-07-09 Fujitsu Ltd ロボットハンド
JPH06190764A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Hitachi Ltd 把持機構
JPH1080890A (ja) * 1996-09-09 1998-03-31 Kanto Auto Works Ltd 工作物把持装置
JP2001105378A (ja) * 1999-10-08 2001-04-17 Aloka Co Ltd ハンドリング装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110284A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Seiko Epson Corp 物品保持装置及び物品搬送装置
JP2008229793A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Koganei Corp ワーク把持装置
JP2009241197A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Ngk Insulators Ltd セラミックス柱状体用移載装置及びセラミックス柱状体の移載方法
KR100921119B1 (ko) 2008-07-18 2009-10-12 현대자동차주식회사 다차종 사이드 어셈블리 공용 로봇 그리퍼
JP2011026111A (ja) * 2009-07-03 2011-02-10 Tokyo Electron Ltd 位置ずれ防止装置、これを備えた基板保持具、基板搬送装置および基板搬送方法
TWI555681B (zh) * 2009-07-03 2016-11-01 Tokyo Electron Ltd A position shift preventing device, a substrate holder including the same, a substrate handling device, and a substrate handling method
JP2016203297A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 日立金属株式会社 把持装置
JP2017071034A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 村田機械株式会社 チャック装置及び旋盤
CN106002445B (zh) * 2016-05-28 2017-12-22 徐州奕创光电科技有限公司 一种执行末端设有旋转驱动机构的机器人
CN105881079A (zh) * 2016-05-28 2016-08-24 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 一种pcb板搬运机器人
CN106002445A (zh) * 2016-05-28 2016-10-12 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 一种执行末端设有旋转驱动机构的机器人
IT201900005096A1 (it) * 2019-04-04 2020-10-04 Mec S R L Sistema di presa ad adattamento variabile
EP3718712A1 (en) * 2019-04-04 2020-10-07 MEC S.r.l. Variable adaptation gripping system
CN110112588A (zh) * 2019-06-19 2019-08-09 广东电网有限责任公司 一种接地线五防系统
CN111515985B (zh) * 2020-04-28 2022-12-30 深圳市兴达源吸塑制品有限公司 一种聚丙烯塑料制备抓取爪
CN111515985A (zh) * 2020-04-28 2020-08-11 张立东 一种聚丙烯塑料制备抓取爪
CN112171704A (zh) * 2020-08-25 2021-01-05 武汉船用机械有限责任公司 夹持装置
WO2023083865A1 (de) * 2021-11-10 2023-05-19 Weidmüller Interface GmbH & Co. KG Greiffinger für einen bestückungsautomaten
CN115724218A (zh) * 2022-11-03 2023-03-03 合肥哈工龙延智能装备有限公司 一种智能包装流水线用四轴码垛机器人
CN115724218B (zh) * 2022-11-03 2024-04-23 合肥哈工龙延智能装备有限公司 一种智能包装流水线用四轴码垛机器人
CN116372212A (zh) * 2023-05-30 2023-07-04 四川卡雷亚数控机床有限公司 一种自调节式大规格工件铣镗加工车床及方法
CN116372212B (zh) * 2023-05-30 2023-08-01 四川卡雷亚数控机床有限公司 一种自调节式大规格工件铣镗加工车床及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002321184A (ja) クランプユニット及び該クランプユニットを用いたガントリロボット
CN107378612B (zh) 机床
CN102248424B (zh) 精密轧辊车床及自动刀具更换装置
JP2005515907A (ja) ブランクを加工機械若しくはフライス盤で全面的に加工するための方法及び装置
US5025539A (en) Drilling and milling machine
CN103481141A (zh) 数控外圆磨床
CN112207688B (zh) 一种六站式刀具加工机
US20140015185A1 (en) Work processing apparatus
CN115592474B (zh) 一种多工位加工设备及加工方法
JP5734428B2 (ja) ロータリワークヘッド装置
US6416450B2 (en) Machine tool with improved tool changer means
CN202155530U (zh) 立式双端面数控车床
JPH05309501A (ja) 並列2主軸旋盤
CN102672247B (zh) 一种汽车空调活塞球坑加工装置和加工方法
CN104924157B (zh) 一种用于电路板加工的多自由度机床
KR102572402B1 (ko) Cnc선반의 절삭 공작물 자동공급시스템
KR100750594B1 (ko) 반원형상의 매거진이 부착된 이동형 암레스 atc 머시닝센터
JP3978223B1 (ja) 両端加工機のローダ装置、アンローダ装置およびそのワーク投入方法、ワーク排出方法
US5116169A (en) Apparatus and method for drilling glass
CN215749704U (zh) 双支木工车铣复合加工中心
CN213795829U (zh) 一种六站式刀具加工机
CN111468948B (zh) 一种海波管多段打标剥漆的治具
CN204381480U (zh) 一种数控深孔钻床
CN113927438A (zh) 丝锥加工中心及加工方法
CN210755877U (zh) 基于激光切割技术的单开刀加工装置