JPH04110154A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH04110154A
JPH04110154A JP22793190A JP22793190A JPH04110154A JP H04110154 A JPH04110154 A JP H04110154A JP 22793190 A JP22793190 A JP 22793190A JP 22793190 A JP22793190 A JP 22793190A JP H04110154 A JPH04110154 A JP H04110154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
head
recording head
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22793190A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Ichikatai
一方井 雅俊
Tomohiro Aoki
青木 友洋
Setsu Uchida
内田 節
Masaharu Nemura
雅晴 根村
Yasuyuki Takanaka
康之 高中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP22793190A priority Critical patent/JPH04110154A/ja
Publication of JPH04110154A publication Critical patent/JPH04110154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ファクシミリ機能、複写機能もしくはプリン
タ機能等を有するインクジェット記録装置またはそれ等
の機能を複合して備え、ワークステーション等の出力機
器として用いられるインクジェット記録装置に関する。
[従来の技術] ノンインパクト記録方法は、記録時における騒音の発生
が無視しつる程度に極めて小さいという点において、最
近関心を集めている。その中で高速記録の可能性を有し
、しかも所謂汗通紙に特定の定着処理を必要とせずに記
録を行えるインクジェット記録方法は極めて有力な記録
方法である。
インクジェット記録装置に適用される記録ヘッドは、一
般に微細な液体吐出口、液路およびこの液路の一部に設
けられるエネルギー作用部と、該エネルギー作用部にあ
る液体シこ作用させる液滴形成エネルギーを発生するエ
ネルギー発生手段を備えている。
このようなエネルギーを発生するエネルギー発生手段と
してはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた記録方法
、レーザー等の電磁波を照射して、そこにある液体に吸
収させて発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐出、飛
翔させるエネルギー発生手段を用いた記録方法、或いは
発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によって
液体を加熱して液体を吐出させるエネルギー発生手段を
用いた記録方法等がある。その中でも熱エネルギーによ
って液体を吐出させるインクジェット記録方法に用いら
れる記録ヘッドは、記録用の液滴を吐出して飛翔用液滴
を形成するための液体吐出口を高密度に配列することが
でき、高解像力の記録をすることが可能である。その中
でも電気熱変換体を熱エネルギー発生手段としで用いた
記録ヘッドは、記「ヘッドとして全体的なコンパクト化
も容易で、且つ、最近の半導体分野における技術の進歩
と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の
長所を十二分に活用でき、長尺化および面状化(2次元
化)が容易であること等からマルチノズル化、高密度実
装化が容易で、しかも大量に生産性良く、製造コストも
安価なインクジェット記録用ヘッドおよび該ヘッドを有
する装置を提供することが可能である。
このようにエネルギー発生手段に電気熱変換体を用い、
半導体製造プロセスを経て製造されたインクジェット用
配録ヘッドは、一般には各液体吐出口に対応した液路を
設け、該液路毎に該液路な満たす液体に熱エネルギーを
作用させて、対応する液体吐出口より液体を吐出して飛
翔用液滴を形成する手段としての電気熱変換体が設けら
れている。また、それ等液路には、各液路に連通してい
る共通液室より液体か供給される構造となっている。こ
の構造を有し、被記録媒体の記録領域の全幅にわたって
インク吐出口か形成されたフルラインタイプの記録ヘッ
ドを備えたライン式のインクジェット記録装置がある。
この種の従来のインクジェット記録装置の主要部につい
て、第7図を参照して説明する。
プリンタ部の略中央部に搬送ベルト手段1゛か設けられ
ており、該搬送ベルト手段1゛の搬送ベルトla’は、
被記録媒体13°を搬送するのに十分な幅を有するもの
であり、適宜距離離れて軸支された駆動ローラlb’ 
および従動ローラ1c″ と、2木のテンションローラ
1d”le’ にかけまわされている。前記駆動ローラ
1b°は図示しない駆動手段により図示矢印六方向に回
転されることにより、搬送ベルト1aも矢印A°力方向
回転される構成になりでいる。
前記搬送ベルトla’の図示上側の走行路の真下には適
宜長さのプラテン1f′が配設され、また、搬送ヘルド
la’の外周面(搬送面)は帯電器2゛により数百〜数
モポルトの電圧が印加されている。
記録へラドユニ・・ノド5° (第7図の状態では記録
位置にある)は、搬送ベルト手段1°の下方に装着され
、インクを吐出するフルラインタイプの記録ヘッド4′
がヘッドブロック3°に装着されでなるものであり、一
方、記録ヘッド4°のインク吐出面を密封し記録ヘッド
4°の回復動作を行うための回復系装置(不図示)が待
機位置にある。
上記のとおり構成されたインクジェット記録装置では、
図示しない給紙スタッカより送られてきた被記録媒体1
3°は、一対のレジストローラ7a’   7b’によ
り所定のタイミングで搬送ベルト手段1゛へ向けて送ら
れると、回転している搬送ベルt=la’の搬送面に静
電気により吸着されて記録ヘッド4゛の下方を通過する
。この際、記録ヘッド4°から吐出されたインクが被記
録媒体13°に付着することにより、被記録媒。
体13°に画像が形成される。そして、記録ヘッド4゛
の回復動作を行う際には、ヘッドブロック3°および前
記回復系装置を所定の回復位置に移動させると、記録ヘ
ッド4°のインク吐出面は密封され、この状態で記録ヘ
ッド4°の空吐出やインク加圧循環を行うものである。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来のインクジェット記録装置では、記録ヘッ
ドに対向して配置された搬送手段は、駆動ローラや従動
ローラ等に搬送ベルトが張設された構成なので、記録時
に搬送ベルトの伸縮やすべりの発生が避けられないため
、被記録媒体の微小な速度変動が発生し、その結果、被
記録媒体の記録ピッチが不均一になる。すなわち、被記
録媒体の記録ラインの継ぎ部において黒スジや白スジが
発生し、記録品位が低下するという問題点がある。
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、記録ヘッドの前方を通過する際の被記
録媒体の速度変動が低減し、その結果、記録ピッチが均
一になって、記録品位が向上するインクジェット記録装
置を提供することを目的とする。
U課題を解決するための手段コ −F記目的を達成するため、本発明のインクジェット記
録装置は、被記録媒体の記録領域の全幅にわたってイン
ク吐出口が形成されたフルラインタイプの記録ヘッドを
前記インク吐出口が被記録媒体の搬送方向に直交するよ
うに配置し、前記記録ヘッドのインク吐出面と対向する
位置に配設された、被記録媒体の記録領域の全幅よりも
長い円筒状の回転駆動される被記録媒体の搬送手段と、 前記搬送手段の外周面に被記録媒体を吸着させるための
吸着手段とを備えている。
また、記録ヘッドが複数個設けられ、該複数個の記録ヘ
ッドは被記録媒体の搬送手段の外周面に対して放射状に
配列されているものや、搬送手段の外周面に被記録媒体
を吸着させるための吸着手段は、搬送手段の外周面に形
成された絶縁層と、該絶縁層を帯電させるための帯電器
とからなるものとすることができる。
さらに、搬送手段の外周部に、記録ヘッドのインク吐出
面の平面形状の大きさより大きい開口部を形成し、前記
開口部が記録ヘッドに対向しているときに、記録ヘッド
側に移動可能にされ、記録ヘッドの回復動作を行うため
の回復系装置を前記搬送手段の内部に設けたものや、弾
性体あるいはインク吸収体で形成され、搬送手段の外周
面の一部に接触し、搬送手段の回転に伴なって前記外周
面に摺接する清掃手段を備えているものや、非記録時に
おいて記録ヘッドのインク吐出面を密封するためのへッ
トキャップを備えているものとすると存効である。
そして、搬送手段の内部に設けられ、非記録時において
搬送手段の開口部より搬送手段外へ突出され、搬送手段
の回転に伴なって記録ヘッドのインク吐出面に摺接する
ヘッドブレードを備えているものや、搬送手段は、その
両端部に位置決め部材をそれぞれ備え、前記搬送手段が
インクジェット記録装置の本体に装着されている状態に
おいて、前記位置決め部材にそれぞれ当接することによ
り搬送手段を記録ヘッドに対して位置決めするための突
き当て部材を記録ヘッド側に設けたものや、搬送手段の
両端部に設けた位置決め部材に穴あるいは突起をそれぞ
れ設け、前記搬送手段がインクジェット記録装置の本体
に装着されている状態において、前記穴あるいは突起に
嵌合され、搬送手段の軸方向の位置を規制するための突
起あるいは穴を記録ヘッド側に設けたものとすることが
できる。
また、記録ヘッドは熱エネルギーを利用してインクを吐
出するものであり、前記熱エネルギーを発生させるため
の電気熱変換体を備えている。
1作用〕 上記のとおり構成された請求項1に記載の発明において
は、給紙部等から搬送手段へ送られた被記録媒体は、吸
着手段により搬送手段の外周面に吸着され、搬送手段の
回転に伴なって搬送される。この際、記録ヘッドより吐
出されたインクが被記録媒体に付着することにより、被
記録媒体に画像が形成される。
請求項4に記載の発明においては、記録ヘッドの回復動
作の際には、搬送手段に形成された開口部が記録ヘッド
に対向する回転1つ置に搬送手段を停止させる。この状
態で記録ヘッドの空吐出を行う。また、回復系装置を前
記開口部より記録ヘッド側へ移動させることにより、記
録ヘッドのインク吐出面を回復系装置により密封する。
この状態で記録ヘッドのインク加圧循環を行う。
[実施例] 次に、本発明のインクジェット記録装置の一実施例につ
いて、図面を参照して説明する。
第1図および第2図に示すように、インクジェット記録
装置の本体(外装)は、下ユニット27bおよび該下ユ
ニッl−27bに支軸28を介して回動自在な上ユニッ
ト27aにより構成され、前記上ユニット27aには、
ヘッドブロック31および後述するファン25が一体的
に設けられている。前記ヘッドブロック31には4個の
記録ヘッド34a〜34dが装着されており、前記4個
の記録ヘッド34a〜34dは、後述する吸着シリンダ
6に吸着されて搬送されてくる記録紙Aに、制御装置(
不図示)からの指令に合わせて、それぞれブラック、シ
アン、マゼンタ、イエローのインクをそれぞれ吐出し画
像を形成する。
また、前記4個の記録ヘッド34a〜34dは、記録紙
Aの記録領域の全幅にわたってインク吐出口か形成され
たフルラインタイプの記録ヘッドでアリ、上ユニッl−
27aが閉じている状態(第1図の状態)においてそれ
ぞれのインク吐出面か前記吸着シリンダ6の外周面に対
向し、それぞれのインク吐出口が記録紙への搬送方向に
直交するよう、前記外周面に対して放射状に配置されて
いる。
符号26a〜26dはインク供給部をそれぞれ示してお
り、該インク供給部26a〜26dは記録ヘッド34a
〜34dにそれぞれインクを供給するものである。
ここで、4個の記録ヘッド34a〜34dは同一構造で
あるので、そのうち記録ヘッド34aの全体構成につい
て、第5図を参照して説明する。
記録ヘッド34aは、エツチング・蒸着・スパッタリン
グ等の半導体製造プロセスエ桿を軒で、基板35十に成
膜形成された電気熱変換体36、電極37、液路壁38
および天板39がら構成されている。記録液体45は図
示していない液体貯蔵室から供給管40を通して記録ヘ
ッド34aの共通液室41内に供給される。図中42は
液体供給管用のコネクタである。共通液室41内に供給
された記録液体45は所謂毛細管現象により液路43内
に供給され、液路先端のインク吐出面44でメニスカス
を形成することにより安定に保持される。ここで電気熱
変換体36に通電することにより、電気熱変換体36上
の記録液体が急峻に加熱され、液路43中に気泡が生起
され、その気泡の膨張・収縮によりインク吐出口から記
録液体を吐出し液滴が形成される。上述したような構成
により、吐出口密度16ノズル/mmといった高密度の
吐出口配列で128吐出口或いは256吐出口という、
更には、記録幅内全域にわたってインク吐出口が配置さ
れたマルチノズルのインクジェット記録ヘッドが形成で
きる。
次に、前記記録ヘッド34aおよびそのインク供給部2
6aについて、第6図を参照して説明する。
記録ヘッド34aは、共通液室41から記録液(インク
)を供給され、インク吐出面44に配された液体吐出用
のインク吐出口44aを有する。
しかして本実施例のインク吐出口44aは、対象とされ
る被記録媒体の記録可能幅いっばいにその数が配されて
おり、その個々のインク吐出口44aに通じる不図示の
液路に設けられた発熱素子を選択的に駆動させることに
よって記録液を吐出させ、記録ヘッド34a自体の移動
走査なしに記録を実施することが可能である。記録液は
記録液供給タンク46から共通液室41を介して、記録
ヘッド34aに供給される。メインタンク47は記録液
供給タンク46に記録液を補充する。記録液供給タンク
46から供給管40により記録液を記録ヘッド34aの
共通液室41に供給し、また、記録液補充のときにはメ
インタンク47がら一方通行の補充用整流弁49を介し
て回復ポンプ50により記録液供給タンク46に記録液
を補充可能である。また、一方通行の回復用整流弁48
は記録ヘッド34aの吐出機能回復のためになされる回
復動作時に使用される。循環管51は回復用整流弁48
を共通液室41に接続する。さらに、電磁弁52は先に
述べた供給管40に装着されており、空気抜弁46aは
記録液供給タンク46の排気用である。
このように構成された記録ヘッド34aとその記録液供
給系および回復系においては、記録時、電磁弁52は開
の状態に保たれており、記録液供給タンク46から液の
自重により記録液が共通液室4Iに補給され、該共通液
室41から不図示の液路を介してインク吐出口44aに
導かれる。また、共通液室41や供給系に残留する気泡
の除去と共に記録ヘッド34aを冷却するために実施さ
れる回復動作時には、回復ポンプ50を駆動して記録液
を、循環管51により共通液室41に送り込み、共通液
室41から供給管40により記録液を記録液供給タンク
46に戻して循環させることができる。さらに、前記液
路等の初期充填時には電磁弁52を閉成した状態で回復
ポンプ5oにより循環管51を経て記録液を共通液室4
1に圧送し、気泡の排出と共に記録液をインク吐出口4
4aから吐出させることができる。
こうした記録ヘッド34aは通常の場合非記録時にはイ
ンク吐出口44aの内部にインクを残したまま放置され
る。記録ヘッド34aのインク吐出面44あるいはイン
タ叶出面44側に接合可能なキャップを有するキャッピ
ング手段を設け、非記録時には前記キャップと記録ヘッ
ド34aとの接合を行うことにより、いわば記録ヘッド
34aに蓋をかぶせた状態で周囲の雰囲気から密封し、
かつ接合部分の空気層をインクの蒸気で満たしてキャッ
プと記録ヘッド34aとで形成される空間をインクの飽
和蒸気圧にすることによフて液路内のインク液の蒸発お
よびそれにともなう粘度の増加や液路内のインクの乾燥
を防止する。しかしながら、低湿環境下や長期間記録を
休止するような場合には、上記の如きキャッピングを行
フて液路内のインク液の蒸発防止を図ってもインクの粘
度の増加が発生する場合かあり、記録休止期間後の記録
に際してインク吐出口44aからのインクの不吐出や不
安定吐出を防止することかできない場合がある。本発明
では、休止後最初にインクか吐出するかしないかの問題
を以下「発−問題」と呼ぶ。この発−問題に対しては前
記した如く回復ポンプ50を駆動してインクを循環加圧
し、記録ヘッド34aの全てのインク吐出口44aから
インクを排出させるようにしたインク循環加圧手段をも
併用して行っている。また上記の不吐出の状態が軽微な
ものに対しては記録ヘッド34aの全エネルギー発生手
段を駆動し、用紙等に記録を行うのと同様なインク吐出
動作を行う。これは画像記録を行うための吐出ではない
ため本発明では以下「空吐出」と称する。
以上述べたように、長時間の非記録放置状態によりイン
クか乾燥し粘度が増加してインク吐出口および/または
液路内が固着している場合にはインクの加圧循環により
、また非記録状態か比較的短時間で、それ等の固着状態
か軽微なものは空吐出動作により印字記録可能な状態に
記録ヘッド34aを回復するようにしている。
第4図に詳細を示すように、4個のへットキャップ30
a〜30dは、円弧状の断面形状を有するものであって
、ヘッドブロック31にそれぞれ回転自在に支持されて
いる。前記4つのヘッドキャップ30a〜30dはその
表面にゴム等か被覆されたものてあり、非記録時に、図
示しない駆動手段により矢印Na、Nb、Nc、Ndの
下方向にそわぞれ回動され、各記録ヘッド34a〜34
dのインク叶出面をそれぞれ密封するものである。
突き当て部材である一対の位置出しコロ29a(一方の
位置出しコロは不図示)は、記録ヘッド34a〜34d
の幅方向に並んでおり、所定の間隔をおいてヘッドブロ
ック31に設けられ、記録ヘッド34cと34dの間に
位置している。また、記録ヘッド34aと34bの間に
も一対の位置出しコロ29b(一方の位置出しコロは不
図示)が設けられている。これら位置出しコロ29a、
29bは後述する吸着シリンダ6の位置決めのために設
けられたものである。さらに、一対のビン13(一方の
ピンは不図示)は所定の間隔をおいて前記ヘッドブロッ
ク31に設けられている。
第1図および第2図に示すように、前記下ユニツト27
b内には、被記録媒体である記録紙をそれぞれ積載収納
する2つの給紙スタッカla。
1bが取外し自在にそれぞれ装着されている。
前記2つの給紙スタッカIa、lbの上方にそれぞれ配
設されたピックアップローラ2a、2bは、前記2つの
給紙スタッカla、lb内の記録紙を順次送り出すもの
である。2つのピックアップローラ2a、2bのそれぞ
れの図示左側には、一対の分離ローラ3a、3bおよび
3c、3dがそれぞれ配設されており、図示上方の一対
の分離ローラ3a、3bおよび図示下方の一対の分離ロ
ーラ3c、3dは、それぞれピックアップローラ2a、
2dによって送り出された記録紙が複数枚の場合に、分
離して一枚ずつ送り出す。
対のレジストローラ4a、4bは、前記各一対の分離ロ
ーラ3a、3bおよび3c、3dからそれぞれ送り出さ
れた記録紙Aが一対のレジストローラ4a、4bの手前
でセンサ(不図示)により検出されると、その記録紙A
を一旦停止させる。さらに、一対のレジストローラ4a
、4bは、−旦停止させた記録紙Aをある一定のタイミ
ングで送り出し、同時に4つの記録ヘッド34a〜34
dのインクの吐出タイミングを決め、後述する吸着シリ
ンダ6上に供給すべく送り出す。
符号6は吸着シリンダを示しており、該吸着シリンダ6
は前記下ユニット27bの略中央部に設けられ、その外
周部に凹部である2つの分離部6a、6bがそれぞれ形
成されている。前記吸着シリンダ6の外周面は絶縁層で
形成され、また吸着シリンダ6の長さは前記記録紙Aの
記録領域の全幅よりも長い。軸29は前記吸着シリンダ
6に嵌挿されており、その両端部は下ユニット27bに
回転不能に支持されている。吸着シリンダ6の外周面に
当接された帯電ローラ33は吸着シリンタロの外周面に
静電気を与える。吸着ローラ5は一対のレジストローラ
4a、4bから送られてきた記録紙Aを吸着シリンダ6
上に押圧し吸着シリンタロに吸着させる。
また、第3図(a)に示すように、前記吸着シリンダ6
は、開口部6cを有し、該開口部6cの大きさは後述す
る記録ヘッド34a〜34dのインク叶出面の平面形状
の大きさよりも大きい。さらに、吸着シリンダ6の両端
部は、位置出し部材である両吸着フランジ6d、6eに
よって回転自在に支持されており、また、両吸着フラン
ジ6d。
6eは前記軸29に固着されている。これにより、吸着
シリンダ6は軸29を中心に回転自在である。前記両吸
着フランジ6d、6eの外周面には六6f、6gがそれ
ぞれ形成されている。
第4図に示すように、前記吸着シリンダ6が下ユニット
27b(第1図参照)に装着されている状態において、
ヘッドブロック31に設けられた一対の位置出しコロ2
9aが吸着フランジ6d、6e (第3図(a)参照)
にそれぞれ当接し、一対の位置比しコロ29bも前記吸
着フラノン6d、6eにそれぞれ当接することにより、
吸着シリンダ6は記録ヘッド34a〜34dに対して位
置決めされ、各記録ヘッド34a〜34dと吸着シリン
ダ6の側路は均一どなる。また、ヘッドブロック31に
設けられた一対のビン13が前記吸着フランジ6d、6
eの穴6f、6gにそれぞわ挿入することにより、吸着
シリンタロの軸方向の位置か規制される。
第3図(b)に示すように、前記吸着シリンダ6の外周
面には、3本の駆動ローラ32a、32b。
32cがそれぞれ当接しており、前記3木の駆動o−ラ
32a、32b、32cは、軸29に対し実質的に位置
決めされており、各別に設けられた流体圧シリンダを含
む移動手段(不図示)により径方向に同期して移動され
、前記当接が解除可能な構成になっている。また、3木
の駆動ローラ32a、32b、32cは図示しない回転
駆動手段により図示矢印方向に同期してそれぞれ強制回
転ざ九、該強制回転に伴なう摩擦駆動により吸着シリン
ダ6は矢印へ方向へ回転される。
第1図および第2図に示すように、吸収体支持部材8は
下ユニット27bに支持されたビン8aに回転自在に支
持され、上端にインク吸収体7を保持し、下端は一端が
支点10aに固定されたコイルばねlOによって図示右
方へ引っ張られ、さらにストッパ9により回転を阻止さ
れている。前記インク吸収体7は吸着シリンダ6の外周
面(図示の最下面)に当接しており、吸着シワンタ6の
回転方向に対抗するようにコイルばね10により付勢さ
れているので、回転する吸着シリンダ6の表面を安定に
クリーニングすることができる。
V字型をしたブレード支持体12に支持されたブレード
11は、弾性体で形成されたものてあって、吸着シリン
ダ6の外周面に当接しており、記録紙Aを剥された吸着
シリンダ6が回転すると、その外周面を慴接してクリー
ニングし、前記外周面に不要なインクがあフた場合には
、そのインクがブレード支持体12に集められる。該集
められたインクは排出チューブ12aを通って図示しな
い廃インクタンクに送り込まれる。前記ブレード支持体
12は図示しない駆動手段により図示矢印り方向に回転
される構成になっており、前記当接か解除可能である。
吸着シリンダ6に嵌挿された軸29にはパイプ14aが
回転自在に支持され、該パイプ14aはV字型をしたカ
ム14を一体的に備えている。前記パイプ14aは図示
しない回転駆動手段により所定の回転角度だけ回転され
る構成になりでいる。
符号17は回復系装置を示しており、該回復系装置17
は、前記吸着シリンダ6内でかつカム14の上方に設け
られている。前記回復系装置17は、下ユニット27b
に対して上下方向(矢印F方向)に移動自在に設けられ
たインク受け17aと、該インク受け17aに各別の支
持体を介して等間隔かつ放射状に設けられた4つのイン
り吸収体18a〜18dと、該4つのインク吸収体18
a〜18dの側方にそれぞれ設けられたダクト20と、
図示しない駆動手段により各インク吸収体18a〜18
dをそれぞれの前記支持体に押圧して各インク吸収体1
8a〜18dを絞るための4つの絞り部材19a〜19
dを備えている。また、図示しないファンの駆動に伴な
い、各記録ヘッド34a〜34dの近傍のインクミスト
は前記ダクト20内に吸引される構成になっている。前
記インク受け17aは、前記カム14の駆動により上下
方向に移動され、2つのストッパ16a、16bにより
その下限位置か規制されるものである。また前記インク
受け17aは2本の排出チューブ15a、15bにより
図示しない廃インクタンクに連通されている。
分離爪23は、吸着シリンタロの図示左方に設けられて
おり、図示しない駆動手段により所定の角度だけ矢印E
方向に回転され、吸着シリンダ6に吸着さ九た記録紙A
を吸着シリンダ6から剥す役目を果たす。前記分離爪2
3の図示左方には一対の排紙ローラ24a、24bか設
けられており、該一対の排紙ローラ24a、24bと前
記分離爪23との間に、記録紙Aをガイドするための上
ガイド25aおよび下ガイド25bが設けられている。
第4図に示すように、ヘッドブレード22は吸着シリン
ダ6内に支持された支持部材21の一端に保持されてお
り、前記支持部材21は図示しない駆動手段により所定
の角度だけ矢印M方向に回転されることにより、ヘッド
ブレード22は吸着シリンダ6の開口部6Cより吸着シ
リンダ6外へ突出される構成となっている。
次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、2つの給紙スタッカla、lbのうち、例えば給
紙スタッカ1aを選択し、図示しないスタートボタンを
押すと、記録動作が開始され、給紙カセット1aの最上
層の記録紙Aは、ピックアップローラ2aにより分離さ
れ、一対の分離ローラ3a、3bにより一対のレジスト
ローラ4a、4bに到達し停止する。これと並行して、
各記録ヘッド34a〜34dのへットキャップ30a〜
30dは矢印Na、Nb、Nc、Nd(第4図参照)の
上方向に回動し各記録ヘッド34a〜34dのキャッピ
ングが解除され、各記録ヘラf” 34 a〜34dは
吐出可能状態にされる。
一対のレジストローラ4a、4bの搬送タイミングに合
わせて吸着シリンダ6が回動開始し、それと同時に各記
録ヘッド34a〜34dの吐出タイミングも決定される
吸着シリンダ6は帯電ローラ33により帯電され吸着ロ
ーラ5に突入してきた記録紙Aを表面に吸着させる。こ
の時、記録紙Aの先端部は、吸着シリンダ6の分離部6
aとオーバーラツプするように位置決めされている。吸
着シリンダ6が回転して、順次記録ヘッド34a〜34
dにより画像形成が進むと、分離爪23は、始めから矢
印Eの下方向に向けられているので、記録紙Aが吸着シ
リンダ6から剥されて下ガイド25b上を通過し対の排
紙ローラ24a、24bにより図示しない排紙スタッカ
に排出される。前記通過の際、ファン25の駆動に伴な
い発生した圧縮空気により記録紙Aは、下ガイド25b
に押付けられる。
こののち、分離爪23は、記録紙Aの後端より所定量前
にある状態で、矢印Eの上方向に回動される。
記録紙Aが分離された後の吸着シリンダ6は、回転を続
け、ブレード11とインク吸収体7によりクリーニング
される。
何らかの要因により記録紙の滞留(ジャム)が発生した
場合には、各ヘッドキャップ30a〜30dにより各記
録ヘッド34a〜34dのインク吐出面をそれぞれ密封
した後、第2図に示すように、図示しないロックを解除
し、上ユニット27aを開放し、前記滞留した記録紙を
取除く。
記録動作のイニシャル時には、吸着シリンダ6の開口部
6Cの先端が記録ヘッド34aに近づきヘッドブレード
22が記録ヘッド34aと吸着ローラ5との間に来ると
、ヘッドブレード22は矢印M(第4図参照)の上方向
に回動され、吸着シリンタロの回転に従って、記録ヘッ
ド34a〜34dのインク吐出面を順次クリーニングす
る。
開口部6Cの正面が記録ヘラF 34 a〜34dに対
向して停止した時、カム14が矢印B方向に回転し回復
渠装W17を押し上げ、インク吸収体18a、18b、
18c、18dがそれぞれ記録ヘッド34a〜34dに
押圧される。押圧された各記録ヘッド34a〜34dか
ら空吐出か行われた後、カム14は反矢印B方向に回転
し、回復系装置エフは降下し、吸着シリンダ6は再び回
転を始める。イニシャル時以外の時は、開口部6Cの正
面が記録ヘラF 34 a〜34dに対向した時、降下
したままの回復系装置17に各記録ヘッド34a〜34
dから空吐出が行われる。空吐出が行われた後、カム1
4が矢印B方向に回転して回復系装置17を押し上げる
。こののら、各記録ヘッド34a〜34dのインク加圧
循環を行うと、各インク吸収体18a、18b、18c
、18dにインクが吸収される。カム14を反矢印B方
向に回転させて回復系装置17を降下した後。
各絞り部材19a、19b、19c、19dを駆動する
ことにより、インク吸収体18a〜18dは、それぞれ
の前記支持体に押圧され、吸収していたインクを排出す
る。その後、カム14が矢印B方向に回転し、回復系装
置17を上昇させ各記録ヘッド34a〜34dをクリー
ニングした後、再び下降させ、記録動作が再開される。
本実施例に好適に使用される被記録媒体について説明す
る。
インクジェット記録方式ではインクと称される記録用液
体の小液滴を飛翔させ、そわを紙等の記録用紙面に付着
させて記録を行うもので、インクが用紙面て必要以上に
滲んで印字がぼけたりしないことが必要である。また、
被記録媒体に付着したインクが速やかにその内部に吸収
され、特に異なる色のインクが短時間内に同一筒所に重
複して付着した場合でもインクの流れ出しや滲み出しの
現象がなく、しかも印字ドツトの広がりを、画質の鮮明
さを損わない程度に抑えられるような特質が好適とされ
る。これらの特質は電子写真複写機等で使用される普通
紙と呼ばれる複写用紙等やその他一般の記録用紙として
用いられているものでは充分に満足されていない場合も
ある。これらの用紙において1色のみの印字もしくは2
色の重ね合せては画像品位としである程度満足できるも
のが得られる場合が多いが、例えば3色以上のインクの
重ね合せによるフルカラー画像を印字記録する際のよう
に用紙に付着するインクの量が増える際には充分満足で
きる画像品位の記録が得られてないこともある。
上述した特質を満足する用紙として本実施例のインクジ
ェット記録装置では特開昭56−148583号に開示
されるような、基紙の上に上記の特質が得られるような
コーティング(例えば微粉ケイ酸)を施した被記録媒体
を用いることが好ましい。インクの付着は、被記録媒体
のコーテイング面に行われる。従って、本実施例におい
てはより高品質な画像記録のため3色以上のインクを用
いて画像記録を行う際にはコーティング用紙、1色もし
くは2色のインクを用いて画像記録を行う際にはノンコ
ート紙(上記コーティングを行っていない紙)を選択し
て使用するようにしている。但しコート紙によりて1色
もしくは2色のインクを用いて画像記録を行っても一向
に構わない。
上記実施例においては、回転駆動される吸着シリンダに
記録紙が吸着されて搬送されるものなので、記録紙の搬
送速度の変動が小さいことから記録紙の記録ピッチのむ
らは低減される。
静電吸着方式については、帯電ローラによるものに限ら
ず、ブラシによる帯電や電極を用いた帯電方式を採用し
てもよい。さらに、分離爪を設けず、吸着シリンダの曲
率半径を小さなものに設定し、曲率分離により記録紙を
吸着シリンダから剥すものでもよい。
また、吸着シリンダに1つの開口部を形成したものを示
したが、これに限らず、2個の開口部を互いに対向する
よう形成したものや、他の複数個の開口部を形成しても
よい。両吸着フランジにピンを設け、ヘッドブロックに
、前記ビンが嵌合する穴を形成してもよい。
さらに、静電吸着方式に限らず、吸着シリンダの外周部
に多数の孔を形成し、ポンプを用いて吸着シリンダの外
周面近傍の空気を前記多数の孔より吸着シリンタ内に吸
引する、エアー吸着方式を採用してもよい。
上記実施例において、4個の記録ヘッドを備えたインク
ジェット記録装置に本発明を適用したものを示したが、
これに限らず、1個あるいは他の複数個の記録ヘッドを
備えたインクジェット記録装置にも本発明を適用できる
。また、記録ヘッドとして、エネルギー発生手段に電気
熱変換体を用いたものを詳述したが、ピエゾ素子等の電
気機械変換体やレーザー等の電磁波を用いるものでもよ
い。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもキャノ
ン株式会社が提唱しているバブルジェット方式の記録ヘ
ッド、記録装置に於いて、優れた効果をもたらすもので
ある。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものか好
ましい。この方式は所謂オンテマント型、コンティニュ
アス型のいずれにも通用可能であるか、特にオンテマン
ト型の場合には、液体(インク)か保持されているシー
トや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記
録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を
与える少なくとも一つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸膀させて、結果的にこの駆動信号
に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成出来るの
で有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口
を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つ
の滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、
即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ
構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書、米国特許第4559600
号明細書にそれぞれ記載の構成でもよい。加えて、複数
の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変
換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59年第12
3670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔
を吐出部に対応せる構成を開示する特開昭59年第13
8481号公報に基づいた構成としても本発明は有効で
ある。
本発明は、これらの記録ヘッドを記録装置が記録できる
最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタ
イプの記録ヘッドとして用いたものであって、上述した
明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合
わせによって、その長さを満たす構成や一体的に形成さ
れた一個の記録ヘッドとしての構成のいずれても良いが
、上述した効果を一層有効に発揮することができる。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電
気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる
交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘ
ッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
又、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録ヘ
ッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので好ましいも
のである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対
しての、キャビング手段、クリーニング手段、加圧或い
は、吸引手段、電気熱変換体或いはこれとは別の加熱素
子或いはこわらの組み合わせによる予備加熱手段、記録
とは別の吐出を行う予備吐出モートを行うことも安定し
・た記録を行うために有効である。
更に、実施例では記録装置の記録モートとしては黒色等
のt消色のみの記録モートたけてはなく(記録ヘッドは
一体的に構成するか複数個の組み合わせによっててもよ
い)、異なる色の複色カラーで説明したか、混色による
フルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は
極めて有効である。
以上説明した本発明実施例においては、インクを液体と
して説明しているか、室温やそお以下で固化するインク
であって、室温で軟化もしくは液体となるもの、或いは
、インクジェットにおいて数的に行われている温度調整
の温度範囲である30℃以上70℃以下の温度範囲で軟
化もしくは液体となるものでもよい。すなわち、使用記
録信号付与時にインクか液状をなすものであれば良い。
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固
形状態から液体状態への態変化のエネルギーとして使用
せしめることで防止するか又は、インクの蒸発防止を目
的として放置状態で固化するインクを用いるかして、い
ずわにしても熱エネルギーの記録信号に応した付与によ
ってインクか液化してインク液状として吐出するものや
記録媒体に到達する時点てはすてに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インク使用も本発明には適用可能である。このような場
合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としても良い。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したとおり構成されているので、以
下に記載するような効果を奏する。
請求項1に記載の発明においては、回転駆動される円筒
状の搬送手段に被記録媒体を吸着させるものなので、搬
送手段の回転速度の変動は小さいことから、被記録媒体
の搬送速度の変動も小さく、その結果、記録ピッチが均
一になって記録品イqか向トする。
他の請求項にそれぞれ記載の発明は、上記効果に加えて
、以下に記載するような効果をそれぞれ奏する。
請求項3に記載の発明においては、被記録媒体か搬送手
段へ送られてくると、被記録媒体は静電気の作用により
搬送手段の外周面に確実に吸着される。
請求項4に記載の発明においては、回復系装置を搬送手
段内に設けると、搬送手段および回復系装置の全体が占
めるスペースは小さく済むため、装置本体が小型になる
。しかも、記録時において記録ヘッドと回復系装置との
距離は短かいので、回復動作に要する時間が短かくなり
、その結果、印字スルーブツトが向上する。
請求項5に記載の発明においては、非記録時に、搬送手
段の外周面を清掃手段により清掃できる。
請求項6に記載の発明においては、非記録時に、記録ヘ
ッドのインク吐出面を保護できる。
請求項7に記載の発明においては、非記録時に、記録ヘ
ッドのインク吐出面を清掃できる。
請求項8に記載の発明においては、搬送手段と記録ヘッ
ドとの間隔を所定値に保持できる。
請求項9に記載の発明においては、搬送手段の軸方向の
位置ずれが発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のインクジェット記録装置
の一実施例の全体構成をそれぞれ示ず図てあフて、第1
図は上ユニットが閉じている状態を示し、第2図は上ユ
ニットが開いている状態を示し、第3図(a)は第1図
および第2図に示した搬送手段の概略斜視図、第3図(
b)は前記搬送手段の概略側面図、第4図は第1図の要
部拡大図、第5図は第1図および第2図に示した記録ヘ
ッドの拡大斜視図、第6図は第1図および第2図に示し
た記録ヘッドおよびそのインク供給部の構成図、第7図
は従来のインクジェット記録装置の要部正面図であるう A・・・記録紙、1a、1b・・・給紙スタッカ、2a
、2b−=ピックアップローラ、3a、3b3c、3d
・・・分離ローラ、4a、4b・・・レジストローラ、
5・・・吸着ローラ、6・・・吸着フランジ、6a、6
b−=分離部、6C・・・開口部、6d、6e・・・吸
着フランジ、6f、6g・・・穴、7・・・インク吸収
体、8・・・吸収体支持部材、8a・・・ピン、9・・
・ストッパ、10・・・コイルばね、11・・・ブレー
ド、12・・・ブレード支持体、12a・・・排出チュ
ーブ、13・・・ビン、14・・・カム、14a・・・
パイプ、15a、15b−排出チューブ、16a、16
b・・・ストッパ、17・・・回復系装置、17a・・
・インク受け、18a〜18d・・・インク吸収体、1
9a〜19 d−・・絞り部材、20・・・タクト、2
1・・・支持部材、22・・・ヘッドブレード、23・
・・分離爪、24a、24b−排紙ローラ、25−・・
ファン、25a・・・上ガイド、25b・・・下ガイド
、26a〜26d・・・インク供給部、27a・・・上
ユニット、27b・・・下ユニット、28・・・支軸、
29・・・軸、29a、29b−位置出しコロ、30a
〜30d・・・ヘッドキャップ、31・・・ヘッドブロ
ック、32a、32b、32c・・・駆動ローラ、33
・・・帯電ローラ、34a〜34d・・・記録ヘッド、
35・・・基板、36・・・電気熱変換体、37・・・
電極、38・・・液路壁、39・・・天板、40・・・
供給管、41・・・共通液室、42・・・コネクタ、4
3・・・液路、44・・・インク吐出面、44a・・・
インク吐出口、45・・・記録液体、46・・・記録液
供給タンク、46a・・・空気抜弁、47・・・メイン
タンク、48・・・回復用整流弁、49・・・補充用整
流弁、50・・・回復ポンプ、51・・・循環管、52
・・・電磁弁。 特許出願人  キャノン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被記録媒体の記録領域の全幅にわたってインク吐出
    口が形成されたフルラインタイプの記録ヘッドを前記イ
    ンク吐出口が被記録媒体の搬送方向に直交するように配
    置し、 前記記録ヘッドのインク吐出面と対向する位置に配設さ
    れた、被記録媒体の記録領域の全幅よりも長い円筒状の
    回転駆動される被記録媒体の搬送手段と、 前記搬送手段の外周面に被記録媒体を吸着させるための
    吸着手段とを備えたインクジェット記録装置。 2、記録ヘッドが複数個設けられ、該複数個の記録ヘッ
    ドは被記録媒体の搬送手段の外周面に対して放射状に配
    列されている請求項1に記載のインクジェット記録装置
    。 3、搬送手段の外周面に被記録媒体を吸着させるための
    吸着手段は、搬送手段の外周面に形成された絶縁層と、
    該絶縁層を帯電させるための帯電器とからなる請求項1
    または2に記載のインクジェット記録装置。 4、搬送手段の外周部に、記録ヘッドのインク吐出面の
    平面形状の大きさより大きい開口部を形成し、前記開口
    部が記録ヘッドに対向しているときに、記録ヘッド側に
    移動可能にされ、記録ヘッドの回復動作を行うための回
    復系装置を前記搬送手段の内部に設けた請求項1、2ま
    たは3に記載のインクジェット記録装置。 5、弾性体あるいはインク吸収体で形成され、搬送手段
    の外周面の一部に接触し、搬送手段の回転に伴なって前
    記外周面に摺接する清掃手段を備えている請求項1、2
    、3または4に記載のインクジェット記録装置。 6、非記録時において記録ヘッドのインク吐出面を密封
    するためのヘッドキャップを備えている請求項1、2、
    3、4または5に記載のインクジェット記録装置。 7、搬送手段の内部に設けられ、非記録時において搬送
    手段の開口部より搬送手段外へ突出され、搬送手段の回
    転に伴なって記録ヘッドのインク吐出面に摺接するヘッ
    ドブレードを備えている請求項1、2、3、4、5また
    は6に記載のインクジェット記録装置。 8、搬送手段は、その両端部に位置決め部材をそれぞれ
    備え、前記搬送手段がインクジェット記録装置の本体に
    装着されている状態において、前記位置決め部材にそれ
    ぞれ当接することにより搬送手段を記録ヘッドに対して
    位置決めするための突き当て部材を記録ヘッド側に設け
    た請求項1、2、3、4、5、6または7に記載のイン
    クジェット記録装置。 9、搬送手段の両端部に設けた位置決め部材に穴あるい
    は突起をそれぞれ設け、前記搬送手段がインクジェット
    記録装置の本体に装着されている状態において、前記穴
    あるいは突起に嵌合され、搬送手段の軸方向の位置を規
    制するための突起あるいは穴を記録ヘッド側に設けた請
    求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載のイン
    クジェット記録装置。 10、記録ヘッドは熱エネルギーを利用してインクを吐
    出するものであり、前記熱エネルギーを発生させるため
    の電気熱変換体を備えている請求項1、2、3、4、5
    、6、7、8または9に記載のインクジェット記録装置
JP22793190A 1990-08-31 1990-08-31 インクジェット記録装置 Pending JPH04110154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22793190A JPH04110154A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22793190A JPH04110154A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04110154A true JPH04110154A (ja) 1992-04-10

Family

ID=16868530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22793190A Pending JPH04110154A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04110154A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042628A (ja) * 2002-05-21 2004-02-12 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2009255540A (ja) * 2008-03-17 2009-11-05 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
US20120075382A1 (en) * 2010-09-28 2012-03-29 Fujifilm Corporation Image forming apparatus
JP2017217906A (ja) * 2016-06-01 2017-12-14 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042628A (ja) * 2002-05-21 2004-02-12 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2009255540A (ja) * 2008-03-17 2009-11-05 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
US20120075382A1 (en) * 2010-09-28 2012-03-29 Fujifilm Corporation Image forming apparatus
US8540343B2 (en) 2010-09-28 2013-09-24 Fujifilm Corporation Image forming apparatus
JP2017217906A (ja) * 2016-06-01 2017-12-14 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2915635B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4187857B2 (ja) マルチカラー液体インクプリンタ及び印刷方法
JP2801231B2 (ja) 画像記録装置
JPH02179757A (ja) 画像記録装置
JPH04327947A (ja) 画像記録装置
JP2873879B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH02179749A (ja) インクジェット記録装置
JPH04355153A (ja) インクジェット記録装置
JPH04197766A (ja) インクジェット記録装置
JPH04110154A (ja) インクジェット記録装置
JP2002036603A (ja) インクジェット記録装置
JPH03227648A (ja) インクジェット記録装置
JP2005177989A (ja) インクジェット記録装置及びそのインクジェット記録方法
JPH03234623A (ja) インクジェット記録装置
JP2832021B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH05330030A (ja) 記録装置
JPH0485046A (ja) インクジェット記録装置
JPH04193538A (ja) インクジェット記録装置
JPH02179754A (ja) インクジェット記録装置
JPH03227659A (ja) インクジェット記録装置
JPH04113849A (ja) インクジェット記録装置
JPH06320754A (ja) インクジェット記録装置
JP2001179953A (ja) インクジェット記録装置
JPH04129769A (ja) 記録装置
JP2004098412A (ja) インクジェット記録装置