JPH04193538A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH04193538A
JPH04193538A JP2322448A JP32244890A JPH04193538A JP H04193538 A JPH04193538 A JP H04193538A JP 2322448 A JP2322448 A JP 2322448A JP 32244890 A JP32244890 A JP 32244890A JP H04193538 A JPH04193538 A JP H04193538A
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JP
Japan
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recording
ink
roller
sheet
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP2322448A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Ichikatai
一方井 雅俊
Tomohiro Aoki
青木 友洋
Setsu Uchida
内田 節
Masaharu Nemura
雅晴 根村
Yasuyuki Takanaka
康之 高中
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2322448A priority Critical patent/JPH04193538A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ファクシミリ機能、複写機能もしくはプリン
タ機能等を有するインクンエツト記録装置またはそれ等
の機能を複合して備え、ワークステーション等の出力機
器として用いら直るインクジェット記録装置に関する。
[従来の技術] ノンインパクト記録方法は、記録時における騒音の発生
か無視しつる程度に極めて小さいという点において、最
近関心を集めている。その中て高速記録の可能性を有し
、しかも所謂普通紙に特定の定着処理を必要とせずに記
録を行えるインクジェット記録方法は極めて有力な記録
方法である。
インクシェ・ソト記録装置に適用される記録ヘッドは、
一般に微細な液体吐出口、液路およびこの液路の一部に
設けろわるエネルキー作用部と、該工翠ルキー作用部に
ある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエ
ネルギー発生手段を備えている。
このようなエネルギーを発生するエネルギー発生手段と
してはピエソ素子等の電気機械変換体を用いた記録方法
、レーザー等の電磁波を照射して、そこにある液体に吸
収させて発熱させ、該発熱による作用て液滴を吐出、飛
翔させるエネルギー発生手段を用いた記録方法、或いは
発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によって
液体を加熱して液体を吐出させるエネルギー発生手段を
用いた記録方法等かある。その中ても熱エネルギーによ
って液体を吐出させるインクジェット記録方法に用いら
れる記録ヘッドは、記録用の液滴を吐出して飛翔用液滴
を形成するための液体吐出口を高密度に配列することか
でき、高解像力の記録をすることか可能である。その中
でも電気熱変換体を熱エネルギー発生手段として用いた
記録ヘッドは、記録ヘッドとして全体的なコンパクト化
も容易て、且つ、最近の′#導体分野における技術の進
歩と信頼性の向上か著しいIC技術やマイクロ加工技術
の長所を十二二分に活用でき、長尺化および面状化(2
次元化)が容易であること等からマルチノズル化、高密
度実装化か容易で、しかも大量に生産性良く、製造コス
トも安価なインクジェット記録用ヘッドおよび該へ・ソ
トを有する装置を提供することが可能である。
このようにエネルギー発生手段に電気熱変換体を用い、
半導体製造プロセスを経て製造されたインクシェ・・・
ト用記録ヘッドは、一般には各液体吐出口に対応した液
路を設け、該液路毎に該液路を満たす液体に熱エネルギ
ーを作用させて、対応する液体吐出口より液体を吐出し
て飛翔用液滴を形成する手段としての電気熱変換体が設
けられている。また、それ等液路には、各液路に連通し
ている共通液室より液体か供給される構造となっている
。この構造を有し、被記録媒体の記録領域の全幅にわた
ってインク吐出口か形成されたフルラインタイプの記録
ヘッドを備えたライン式のインクジェット記録装置かあ
るヮ この種の従来のインクジェ・・・ト記録装置の主要部に
ついて、第10図を参照して説明する。
プリンタ部の略中央部に搬送ベルト手段1゛か設けられ
ており、該搬送ヘルド手段1゛の搬送ベルトla’は、
被記録媒体13゛を搬送するのに十分な幅を有するもの
であり、適宜距+11!1れて軸支された駆動ローラI
b’および従動ローラlc’ と2木のテンションロー
ラld’  、le’にかけまわされている。前記駆動
ローラtb” は図示しない駆動手段により図示矢印A
゛方回回転されることにより、搬送ベルトla’ も矢
印へ°方向に回転される構成になっている。前記搬送ヘ
ルド1 a’の図示1−側の走行路の真]には通官長さ
のプラテン1f゛か配設され、また、搬送ヘルドla“
の外周面([送向)は帯電器2′により数百〜数千ボル
トの電圧か印加されている。
記録ヘッドユニット5° (第10図の状態では記録位
置にある)は、搬送ベルト手段1°の上方に装着され、
インクを吐出するフルラインタイプの記録へット4゛が
ヘッドブロック3′に装着されてなるものてあり、一方
、記録ヘッド4゛のインク吐出面を密封し記録ヘッド4
′の回復動作を行うための回復系装置(不図示)か待機
位置にある。
また、弾性体で形成されたクリーニンク用のブレード(
不図示)およびインク吸収バット(図示せず)を搬送ヘ
ルドla’の搬送面に適宜当接させ、搬送ヘルドla’
の回転に伴ない、前記ブレードおよびインク吸収バット
か前記搬送ヘルドla’の搬送面に摺接することにより
前記搬送面をクリーニンクしていた。
上記のとおり構成されたインクジェット記録装置では、
図示しない給紙スタッカより送られてきた被記録媒体1
3°は、一対のレジストローラ7a’ 、7b’ (Z
より所定のタイミンつて搬送ヘルド手段1゛へ向けて送
られると1回転している搬送ヘルドla’の搬送面に静
電気により吸着されて記録ヘッド4゛の下方を通過する
。この際、記録ヘッド4゛から吐出されたインクか被記
録媒体13°に付着することにより、被記録媒体13゛
に画像が形成される。そして、記録ヘッド4゛の回復動
作を行う際には、ヘッドブロック3゛および前記回復系
装置を所定の回復位置に移動させると、記録ヘッド4゛
のインク吐出面は密封され、この状態でインクの空吐出
やインク加圧循環を行うものである。
[発明か解決しようとする課題] 上述した従来のインクジェット記録装置では、記録ヘッ
ドに対向して配置された搬送手段は、駆動ローラや従動
ローラ等に搬送ベルトが張設された構成なので、記録時
に搬送ベルトの伸縮やすべりの発生が避けられないため
、被記録媒体の微小な速度変動が発生し、その結果、被
記録媒体の記録ピッチか不均一になる。すなわち、被記
録媒体の記録ラインの継ぎ部において黒スジや白スジか
発生し、記録品位か低下するといつ問題点かある。
また、インク吸収バットの同部位か搬送ベルトの搬送面
に慴接することにより首記搬送面をクリーニングするも
のなので、以下に記載するような問題点もある。
特に、被記録媒体の滞留(シャz、 3か発生し・、記
録ヘッドから吐出されて前記搬送面に付着するインク量
か多い場合に、インク吸収バットは短時間にインクで飽
和される。その結果、−rンク吸収バットに吸収された
インクが前記搬送面に再付着するというクリーニング不
良が発生し、インク吸収バットの裏汚れや、前記滞留の
処理の際、オペレータの手や服にインクが付着する。
また、インクジェット記録装置が高速タイプの場合、す
なわち搬送ベルトの回転速度か大きい場合、インク吸収
バットに付着するインク量かインク吸収バットに吸収さ
れるインク量よりも多くなる。その結果、インク吸収バ
ットの表面にインクか溜まって搬送ベルトに再付着し、
クリーニング不良が発生する。
本発明は、−F記従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、記録ヘッドの前方を通過する際の被
記録媒体の速度変動が低減し、その結果、記録ピッチか
均一になって、記録品位が向上し、さらに、被記録媒体
の滞留が発生した場合や、装置か高速タイプの場合でも
、搬送手段を確実にクリーニングでさるインクジェット
記録装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明のインクシェツト記録
装置は5被記録媒体の記録領域の全幅にわたってインク
の吐出口が複数設けられたフルラインタイプの記録ヘッ
ドを前記複数の吐出口の配設方向が被記録媒体の搬送方
向に対しほぼ直交するように配置し、 前記記録ヘッドの前記複数の吐出口が設けられた吐出面
と対向する位置に配設された、被記録媒体の記録領域の
全幅よりも長い円筒状の回転駆動される被記録媒体の搬
送手段と、 前記搬送手段の外周面に被記録媒体を吸着させるための
吸着手段と、 インク吸収体シートかロール状に巻かれてなる吸収体シ
ートローラと、該吸収体ソートローラからインク吸収体
シートを巻取るための巻取り機構とを有する巻取り装置
とを備え、 該を取り装置は、インク吸収体シートローラおよび巻取
りローラ間のインク吸収体シートの一部位か前記搬送手
段の外周面の一部に当接する位置に設けられている。
また、記録ヘッドは熱エネルギーを利用してインクを吐
出するものであり、前記熱エネルギーを発生するための
電気熱変換体を備えているものとすることかできる。
゛[作用] 1記のとおり構成された請求項1に記載の発明において
は、給紙部等から搬送手段へ送られた被記録媒体は、吸
着手段により搬送手段の外周面に吸着され、搬送手段の
回転に伴なって搬送される。この際、記録ヘッドより吐
出されたインクか被記録媒体に付着することにより、被
記録媒体に画像か形成される。
また、搬送手段の回転と並行してインク吸収体シートを
巻取り機構により巻取ると、インク吸収体シートは搬送
手段の外周面に慴接しつつ巻取られ、該外周面はインク
吸収体シートの未使用部分てクリーニングされる。前記
巻取り機構による巻取りは、インクを吸収したインク吸
収体シートの部位かインクで飽和されない程度に間欠的
に行ってもよい。
[実施例] 次に、本発明のインクジェット記録装置の一実施例につ
いて、図面を参照して説明する。
第1図および第2図に示すように、インクジェット記録
装置の本体(外装)は、下ユニット27bおよび該下ユ
ニット27bに支軸28を介して回動自在な上ユニット
27aにより構成され、餌記上ユニット27aには、ヘ
ッドブロック31および後述するファン25か一体的に
設けられている。前記ヘッドブロック31には4個の記
録ヘッド34a〜34dが装着されており、前記4個の
記録ヘラF 34 a〜34dは、後述する吸着シリン
タロに吸着さ九て搬送されてくる記録紙Aに、制御装置
(不図示)からの指令に合わせて、そわぞれブラック、
シアン、マゼンタ、イエローのインクをそれぞれ吐出し
画像を形成する。
また、前記4個の記録ヘッド’ 34 a〜34dは、
記録紙Aの記録領域の全幅にわたってインク吐出L1か
複数形成されたフルラインタイプの記録ヘッドてあり、
上ユニット27aが閉じている状態(第1図の状態)に
おいてそれぞれのインク吐出面が前記吸着シリンタロの
外周面に対向し、かつそれぞれの複数のインク吐出口の
配設方向か記録紙Aの搬送方向に直交するよう、前記外
周面に対して放射状に配置されている。
符号26a〜26dはインク供給部をそれぞれ示してお
り、該インク供給部26a〜26dは記録ヘッド34a
〜34dにそれぞれインクを供給するものである。
ここて、4個の記録・\ブト34a〜34dは同一構造
であるのて、そのうち記録ヘッド34aの全体構成につ
いて第5図を参照して説明する。
記録ヘッド34aは、エツチング・蒸着・スパッタリン
グ等の判導体製造プロセス玉稈を軽て、基板35Fに成
膜形成された電気熱変換体36、電極37、液路壁38
および天板39から構成されている。記録液体45は図
示していない液体貯蔵室から供給管40を通して記録ヘ
ッド34aの共通液室41内に供給される。図中42は
液体供給管用のコネクタである。共通液室41内に供給
された記録液体45は所謂毛細管現象により液路43内
に供給され、液路先端のインク吐出面44でメニスカス
を形成することにより安定に保持される。ここて電気熱
変換体36に通電することにより、電気熱変換体36上
の記録液体か急峻に加熱され、液路43中に気泡が生起
され、その気泡の膨張・収縮によりインク吐出口から記
録液体を吐出し液滴か形成される。上述したような構成
により、吐出口密度16ノズル/1nrsといつた高密
度の吐出口配列で128吐出口或いは256叶出[1と
いう、史には、記録幅内全域にわたってインク吐出口か
配置されたマルチノズルのインクジェット記録ヘッドか
形成できる。
次に5前記記録へツi’ 34 aおよびそのインク供
給部26aについて、第6図を参照して説明する。
記録ヘッド34aは、共通液室41から記録液(インク
)を供給され、インク吐出面44に配された液体吐出用
のインク吐出口44aを有する。
しかして本実施例のインク吐出口44aは、対象とされ
る被記録媒体の記録可能幅いっばいにその数が配されて
おり、その個々のインク吐出[144aに通じる不図示
の液路に設けられた発熱素子を選択的に駆動させること
によって記録液を吐出させ、記録ヘッド34a自体の移
動走査なしに記録を実施することか可能である。記録液
は記録液供給タンク46から共通液室41を介して、記
録ヘッド34aに供給される。メインタンク47は記録
液供給タンク46の記録液を補充する。記緑液供給タン
ク46から供給管40により記録液を記録ヘッド34a
の共通液室41に供給し、また、記録液補充のときには
メインタンク47から一方通行の補充用整流弁49を介
して回復ポンプ50により記録液供給タンク46に記録
液を補充可能である。また、一方通行の回復用整流弁4
8は記録ヘラ’r:’ 34 aの吐出機能回復のため
になされる回復動作時に使用される。循環管51は回復
用整流弁48を共通液室41に接続する。さらに、電磁
弁52は先に述へた供給管40に装着されており、空気
抜弁46aは記録液供給タンク46の排気用であ乞。
このように構成された記録ヘッド34aとその記録液供
給系および回復系においては、記録時、電磁弁52は開
の状態に保たれており、記録液供給タンク46から液の
自重により記録液か共通液室41に補給され、該共通液
室4!から不図示の液路を介してインク吐出口44aに
導かれる。また、共通液室41や供給系に残留する気泡
の除去と共に記録ヘッド34aを冷却するために実施さ
れる回復動作時には、回復ポンプ50を駆動して記録液
を、循環管51により共通液室41に送り込み、共通液
室41から供給管40により記録液を記録液供給タンク
46に戻して循環させることかてきる。さらに、前記液
路等の初期充填時には電磁弁52を閉成した状態で回復
ポンプ50により循環管51を経て記録液を共通液室4
1に圧送し、気泡の排出と共に記録液をインク吐出口4
4aから吐出させることができる。
こうした記録ヘッド34aは通常の場合非記録時にはイ
ンク吐出口44aの内部にインクを残したまま放置され
る。記録会ット34aのインク吐出面44あるいはイン
ク吐出面44側に接合可能なキャップを有するキャラピ
ンク手段を設け、非記録時には前記キャップと記録ヘラ
t” 34 aとの接合を行うことにより、いわば記録
ヘッド34aに蓋をかぶせた状態で周囲の雰囲気から密
封し、かつ接合部分の空気層をインクの蒸気で満たして
キャップと記録ヘッド34aとで形成される空間をイン
クの飽和蒸気圧にすることによって液路内のインク液の
蒸発およびそれにともなう粘度の増加や液路内のインク
の乾燥を防止する。しかしなから、低湿環境下や長期間
記録を休止するような場合には、上記の如きキャラピン
クを行って液路内のインク液の蒸発防止を図ってもイン
クの粘度の増加か発生する場合かあり、記録休止期間後
の記録に際してインク吐出口44aからのインクの不吐
出や不安定吐出を防止することかできない場合がある。
本発明では、休止後最初にインクか吐出するかしないか
の問題を以下「発−問題」と呼ぶ。この発−問題に対し
ては前記した如く回復ポンプ50を駆動してインクを循
環加圧し、記録ヘッド34aの全てのインク吐出口44
aからインクを排出させるようにしたインク循環加圧手
段をも併用して行っている。また上記の不吐出の状態か
軽微なものに対しては記録ヘラF 34 aの全エネル
ギー発生手段を駆動し、用紙等に記録を行うのと同様な
インク吐出動作を行う。これは画像記録を行うための吐
出ではないため本発明では以下「空吐出」と称する。
以ヒ述へたように、長時間の非記録放置状態によりイン
クか乾燥し粘度か増加してインク吐出口および/′また
は液路内か固着している場合には−rシンク加圧循環に
より、また非記録状態か比較的短時間で、それ等の同着
状、態か軽微なものは空吐出動作により印字記録可能な
状、態に記録ヘッド34aを回復するようにしている。
第4図に詳細を示すように24個のへ・ントキャップ3
0a〜30dは5円弧状の断面形状を有するものであっ
て、ヘッドロック31にそわぞれ回動自在に支持されて
いる。前記4つのへットキャップ30a〜30dはその
表面にゴム等が被覆されたものであり、非記録時には、
図示しない駆動手段により矢印Na、Nb、Nc、Nd
の下方向にそれぞれ回動され、各記録ヘッド34a〜3
4dのインク吐出面をそれぞれ密封するものである。
一対の位置出しコロ29a(一方の位置出しコロは不図
示)は、記録ヘラt” 34 a〜34dの幅方向に並
んでおり、所定の間隔をおいてヘッドブロ・ツク31−
に設けられ、記録ヘッド34cと34dの間に位置して
いる。また、記録ヘッド34aと34bの間にも一対の
位置出しコロ29b(−方の位置出しコロは不図示)か
設けられている。
これら位置出しコロ29a、29bは後述する吸着シリ
ンダ6の位置決めのために設けられたものである。さら
に、一対のピン13(一方のピンは不図示)は所定の間
隔をおいて前記ヘッドブロック31に設けられている。
第1図および第2図に示すように、下二二・ブト2フb
内には、被記録媒体である記録紙をそれぞれ積載収納す
る2つの給紙スタッカla、lbか取外し自在にそれぞ
れ装着されている。前記2つの給紙スタッカ1a、1b
の上方にそれぞわ配設されたピックアップローラ2a、
2bは前記2つの給紙スタッカ1a、lb内の記録紙を
順次送り出すものである。2つのピックアップローラ2
a、2bのそれぞれの図示左側には、一対の分離ローラ
3a、3bおよび3c、3dがそれぞれ配設されており
、図示上方の一対の分離ローラ3a、3bおよび図示下
方の一対の分離ローラ3c、3dは、それぞれピックア
ップローラ2a、2dによって送り出された記録紙か複
数枚の場合に分離して一枚ずつ送り出す。一対のレジス
トローラ4a、4bは、図示上方の一対の分離ローラ3
a、3bおよび図示下方の一対の分離ローラ3c、3d
からそれぞれ送り出された記録紙Aが一対のレジストロ
ーラ4a、4bの手前でセンサ(不図示)により検出さ
れると、その記録紙Aを一旦停止させる。さらに、一対
のレジストローラ4a、4bは、−ケ停止させた記録紙
Aを、ある一定のタイミンクで送り出し、同時に4つの
記録ヘッド34a〜34dのインクの吐出タイミングを
決め、後述する吸着シリンダ6上に供給すべく送り出す
符号6は吸着シリンダを示しており、該吸着シリンダ6
は前記下ユニット27bの略中央部に設けられ、その外
周部に凹部である2つの分離部6a、6bがそれぞれ形
成されている。前記吸着シリンダ6の外周面は絶縁層て
形成され、また吸着シリンダ6の長さは前記記録紙Aの
記録領域の全幅よりも長い。軸29は前記吸着シリンタ
ロ内に嵌挿されており、その両端部は下ユニット27b
に回転不能に支持されている。吸着ローラ6の外周面に
当接された帯電ローラ33は吸着シリンタロの外周面に
静電気を与える。吸着ローラ5は一対のレジストローラ
4a、4bから送られてきた記録紙Aを吸着シリンダ6
上に押圧し吸着シリンダ6に吸着させる。
また、第3図(a)に示すように、吸着シリンタロは、
開口部6cを有し、該開口部6cの大きさは後述する記
録ヘッド’ 34 a〜34dのインク吐出面の平面形
状の大きさよりも大きい。さらに、吸着シリンダ6の両
端部は、両吸着フランジ6d、6eに回転自在に支持さ
れており、また、両吸着フランジ6d、6eは前記軸2
9に固着されている。これにより、吸着シリンダ6は軸
29を中心に回転自在である。前記両吸着フランジ6d
、6eの外周面には穴6f、6gがそわぞれ形成されて
いる。
第4図に示すように、前記吸着シリンダ6カ)]]ユニ
ッl−27b(第1図参照)に装着されている状態にお
いて、ヘッドブロック31に設けられた一対の位置出し
コロ29aが吸着フランジ6d・6’e(第3図(a)
参照)にそれぞれ当接し、一対の位置出しコロ29bも
前記吸着フランジ6d。
6eにそれぞれ当接することにより、吸着シリンダ6は
記録ヘッド34a〜34dに対して位置決めされ、各記
録ヘッド34a〜34dと吸着シリンダ6の距離は均一
となる。また、ヘッドブロック31に設けられた一対の
ピン13が前記吸着フランジ6d、6eの穴6f、6g
にそれぞわ挿入することにより、吸着シリンタロの軸方
向の位置か規制される。
第3図(b)に示すように、前記吸着シリンダ6の外周
面には、3本の駆動ローラ32a、32b。
32cがそれぞれ当接しており、前記3本の駆動ローラ
32a、32b、32cは、軸29に対し実質的に位置
決めされており、各別に設けられた流体圧シリンダを含
む移動手段〈不図示)により径方向に同期して移動され
、前記当接が解除可能な構成になっている。また、3本
の駆動ローラ32a、32b、32cは図示しない回転
駆動手段により図示矢印方向に同期してそれぞれ強制回
転され、註強制回転に伴なう摩掠駆動により吸着シリン
タロは矢印へ方向へ回転される。
第1図および第2図に示すように、吸着シリンダ6の下
方には吸収体シート巻取り装置か設けられており、該吸
収体シート巻取り装置は、インク吸収体シート8か予め
ロール状に巻かれてなる吸収体シートローラ10と、吸
着シリンダ6の最下面に前記インク吸収体シート8を介
して圧接された圧接ローラ7と、前記インク吸収体シー
ト8を巻取るための巻取りローラ9とを備えている。前
記インク吸収体シート8の幅は吸着シリンダ6の長さと
ほぼ等しくなフている。
ここで、前記吸収体シート巻取り装置の詳細について説
明する。
第7図、第8図(a) 、 (b)および第9図(a’
)、(b)に示すように、ト述した吸収体シートローラ
IO1圧接ローラ7および巻取りローラ9はフレーム1
05に支持されており、該フレーム105はドユニット
27b(第1図および第2図参照)に着脱自在に取付け
られている。
前記吸収体シートローラ10の軸端部にはラチェット1
03が取付けられ、該ラチェ・ント103は図示しない
板ばねにより前記吸収体シートローラ10の巻出し方向
と反対方向に付勢され−Cいることにより、インク吸収
体シート8のたるみを防止している。
圧接ローラ7の軸端部はブラケット106(第8図(a
)参照)を介して前記フレーム105に支持されており
、前記ブラケット106に支持された2つの圧接ばね1
04a、104bにより吸着シリンダ6(第1図および
第2図参照)の外周面に圧接されている。また、圧接ロ
ーラフの軸には歯車106aが固着されている。
巻取りローラ9の軸端部には、ワンウェイクラッチ10
1を圧入した送りアーム100か取付けられており、該
送りアーム100の先端は図示しないソレノイドにより
巻取りローラ9の巻取り方向に間欠的に所定角度だけ回
転されることにより、インク吸収体シート8は巻取りロ
ーラ9に巻取らする。前記ワンウェイクラッチ101は
、巻取りローラ9の巻取り方向と反対方向の回転を規制
するために設けたものである。前記巻取りローラ9の軸
には歯車106bが固着され、該歯車106bは圧接ロ
ーラ7の歯車106aと噛合されていることにより、巻
取りローラ9と圧接ローラ7は同期して回転する。
前記送りアーム100の中央部には、径検出アーム10
2か設けられており、該径検出アーム102は、巻取り
ローラ9の外径面に接触する接触子(図示せず)を備え
、巻取りローラ9の径を検出し、巻取りローラ9を前記
所定角度たけ回転させるための指令を前記ソレノイドに
出力する。
上記説明から明らかなように、巻取りローラ9、送りア
ーム100、ワンウェイクラッチ101およびソレノイ
ド等により巻取り機構が構成されている。
第1図および第2図に示すように、V字型をしタブレー
ト支持体12に支持されたブレード11は、弾性体で形
成されたものであって、吸着シリンダ6の外周面に当接
しており、記録紙Aを剥された吸覇シリンダ6が回転す
ると、その外周面を摺接してクリーニングし、前記外周
面に不要なインクがあった場合には、そのインクがブレ
ード支持体12に集められる。該集められたインクは排
出チューブ12aを通って図示しない廃インクタンクに
送り込まれる。前記ブレード支持体12は図示しない駆
動手段により図示矢印り方向に回動される構成になって
おり、前記当接が解除可能である。
前記吸着シリンダ6に嵌挿された軸29にはバイブ14
aが回転自在に支持され、該バイブ14aはV字型をし
たカム14を一体的に備えている。前記バイブ14aは
図示しない回転駆動手段により所定の回転角度だけ回転
される構成になっている。
符号17は回復系装置を示しており、該回復系装置17
は、前記吸着シリンダ6内でかつカム14の上方に設け
られている。前記回復系装置17は、下ユニット27b
に対して上下方向く矢印上方向)に移動自在に設けられ
たインク受け17aと、該インク受け17aに各別の支
持体を介して等間隔かつ放射状に設けられた4つのイン
ク吸収体18a〜18dと、該4つのインク吸収体18
a〜18dの側方にそれぞれ設けられたダクト20と、
図示しない駆動手段により各インク吸収体18a〜18
dをそれぞれの前記支持体に押圧して各インク吸収体1
8a〜18dを収縮させるための4つの絞り部材19a
〜19dを備えている。また、図示しないファンの駆動
に伴ない、各記録ヘッド34a〜34dの近傍のインク
ミストは前記ダクト20内に吸引される構成になってい
る。前記インク受け17aは、前記カム14の駆動によ
りト下方向に移動され、2つのストッパ16a、16b
によりその下限位置が規制されるものである。また前記
インク受け17aは2本の排出チューブ15a、15b
によりIA示しない廃インク溜めに連通されている。
分離爪23は、吸着シリンタロの図示に方に設けられて
おり、図示しない駆動1段により所定の角度たけ矢印上
方向に回転され、吸着シリンダ6に吸着された記録紙A
を吸着シリンタロから剥す役目を果たす。前記分離爪2
3の図示左方には一対の排紙ローラ24a、24bか設
けられており、該−封の排紙ローラ24a、24bと@
記分灘爪23との間に、記録紙Aをカイトするための上
ガイド25aおよび五ガイド25bか設けられている。
第4図に示すように、ヘッドプレート22は吸着シリン
ダ6内に支持された支持部材21の一=端に保持されて
おり、前記支持部材21は図示しない駆動手段により所
定の角度たけ矢印M方向に回転されることにより、ヘッ
ドプレート22は吸着シリンダ6の開口部6Cより吸着
シリンダ6外へ突出される構成となっている。
次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、2つの給紙スタッカ1a、lbのうち、例えば給
紙スタッカ1aを選択し、図示しないスタートボタンを
押すと、記録動作が開始され、給紙カセット1aの最上
層の記録紙Aは、ピックアップローラ2aにより分離さ
れ、一対の分離Cl−−1+3a、3bにより一対のレ
ジストローラ4a、4bに到達し停止する。これと値打
して、各記録ヘッド3.4 a〜34dのヘッドキャッ
プ30a〜30dは矢印Na、Nb、Nc、Nd(第4
図参照)の上方向に回動し各記録ヘッド34a〜34d
のキャッピングか解除され、各記録ヘッド34a〜34
dは吐出可能状態にされる。
一対のレジストローラ4a、4bの搬送タイミングに合
わせて吸着シリンダ6か回動開始し、それと同時に各記
録ヘッド34a〜34dの吐出タイミングも決定される
吸着シリンダ6は帯電ローラ33により帯電され吸着ロ
ーラ5に突入してきた記録紙Aを表面に吸着させる。こ
の時、記録紙Aの先端部は、吸着シリンダ6の分離部6
aとオーバーラツプするように位置決めさ第1ている。
吸着シリンタロか回転して、順次記録ヘッド34a〜3
4dにより画像形成が進むと、分離爪23は、始めから
矢印Eの上方向に向けられているので、記録紙Aか吸着
シリンタロから剥されて下ガイド25b上を通過し一対
の排紙ローラ24a、24bにより図示しない排紙スタ
ッカに排出される。前記通過の際、ファン25の駆動に
伴ない発生した圧縮空気により記録紙Aがトカイト25
bに押付けられる。
こののち、分離爪23は、記録紙Aの後端より所定量前
にある状態で、矢印Eの上H向に回動される。
記録紙Aか分離された後の吸着シリンタロは、回転を続
け、プレート11よりクリーニングされる。
これと並行して、インク吸収体シート巻取り装置の図示
しない前記ソレノイドの駆動に伴ない、送りアーム10
0か間欠的に所定角度たけ回転することにより、インク
吸収体シート8は吸着シリンタ6の外周面に慴接しつつ
巻取りローラ9に巻取られ、未飽和状態のインク吸収体
シート8で前記外周面をクリーニングできる。
何らかの要因により記録紙の滞留(ジャム)が発生した
場合には、各ヘッドキャップ30a〜30dにより各記
録ヘッド34a〜34dのインク吐出面をそれぞれ密封
した後、第2図に示すように、図示しないロックを解除
し、上ユニット27aを開放し、前記滞留した記録紙を
取除く。
記録動作のイニシャル時には、吸着シリンタロの開口部
6Cの先端か記録ヘッド34aに近つきヘッドブレード
22か記録ヘッド34aと吸着ローラ5との間に来ると
、ヘッドブレード22は矢印Mのト方向に回動され、吸
着シリンタロの回転に従って、記録ヘッド34a〜34
dのインク吐出面を順次クリーニングする。この間、前
記インク吸収体シート巻取り装置により吸着シリンタロ
のクリーニングが行われる。開口部6Cの正面か記録ヘ
ッド34a〜34dに対向して停止した時、カム14か
矢印B方向に回転し回復系装置17を押しトげ、インク
吸収体18a、18b。
18c、18dかそれぞれ記録ヘッド’ 34 a〜3
4dに押圧される。押圧された各記録ヘッド34a〜3
4dから空吐出か行われた後、カム14は反矢印B方向
に回転し、回復系装置17は降■し、吸着シリンダ6は
再び回転を始める。イニシャル時以外の時は、開口部6
Cの正面か記録ヘッド34a〜34dに対向した時、降
下したままの回復系装置17に各記録ヘッド34a〜3
4dから空吐出か行われる。空吐出か行われた後、カム
14が矢印B方向に回転して回復系装置17を押し上げ
る。こののち、各記録ヘッド34a〜34dのインク加
圧循環を行うと、各インク吸収体18a、18b、18
c、18dにインクが吸収される。カム14を反矢印B
方向に回動させて回復系装置17を降下した後、各絞り
部材19a、19b、19c、19dを駆動することに
より、インク吸収体18a、18b、18c。
18dは、それぞれの前記支持体に押圧され、吸収して
いたインクを排出する。その後、カム14か矢印B方向
に回転し、回復系装置17をト昇させ各記録ヘッド34
a〜34dをクリーニングした後、再び下降させ、記録
動作か再開される。
本実施例に好適に使用される被記録媒体について説明す
る。
インクジェット記録方式ではインクと称される記録用液
体の小液滴を飛翔させ、そわを紙等の記録用紙面に付着
させて記録を行うもので、インクか用紙面で必要以上に
滲んで印字かぼけたりしないことが必要である。また、
被記録媒体に付着したインクが速やかにその内部に吸収
され、特に異なる色のインクが短時間内に同一箇所に重
複して付着した場合でもインクの流れ出しや滲み出しの
現象がなく、しかも印字ドツトの広がりを、画質の鮮明
さを損わない程度に抑えられるような特質か好適とされ
る。これらの特質は電子写真複写機等で使用される普通
紙と呼ばれる複写用紙等やその他一般の記録用紙として
用いられているものでは充分に満足されていない場合も
ある。これらの用紙において1色のみの印字もしくは2
色の重ね合せては画像品位としである程度満足できるも
のか得られる場合か多いか、例えば3色以]−のインク
の重ね合せによるフルカラー画像を印字記録する際のよ
うに用紙に付着するインクの量か増える際には充分満足
できる画像品位の記録か得られてないこともある。
ト述した特質を満足する用紙どして本実施例のインクジ
ェット記録装置では特開昭56−14858:1 号に
開示されるような、基紙の上に上記の特質か得られるよ
うなコーチインク(例えば微粉ケイ酸)を施した被記録
媒体を用いることか好ましい。インクの付着は、被記録
媒体のコーチインク面に行われる。従って、本実施例に
おいてはより高品質な画像記録のため3色以上のインク
を用いて画像記録を行う際にはコーティング用紙、1色
もしくは2色のインクを用いて画像記録を行う際にはノ
ンコート紙(上記コーチインクを行っていない紙)を選
択して使用するようにしている。世しコート紙によって
1色もしくは2色のインクを用いて画像記録を行っても
一向に構わない。
上記実施例においては、回転駆動される吸着シリンダに
記録紙か吸着されて搬送されるものなので、記録紙の搬
送速度の変動か小さいことから記録紙の記録ピッチのむ
らは低減される。
また、1本の圧接ローラか吸着シリンダに圧接されるも
のを示したか、これに限らず、圧接ローラを複数本設け
、吸着シリンダへの圧接面積を広く設定することにより
、記録装置の高速化に十分対応できる。
静電吸着方式についても、帯電ローラによるものに限ら
す、ブラシによる帯電や電極を用いた帯電方式を採用し
てもよい。さらに、分離爪を設けず、吸着シリンダの曲
率半径を小さなものに設定し、曲率分離により記録紙を
吸着シリンダから剥すものでもよい。
また、吸着シリンダに、1つの開口部を形成したものを
示したか、これに限らす、2個の開口部を互いに対向す
るよう形成したものや、他の複数個の開口部を形成して
もよい。両吸着フランジにピンを設け、ヘッドブロック
に、前記ビンが嵌合する穴を形成してもよい。
さらに、静電吸着方式に限らず、吸着シリンダの外周部
に多数の孔を形成し、ポンプを用いて吸着シリンダの外
周面近傍の空気を前記!j数の孔より吸着シリンダ内に
吸引する、エアー吸着方式を採用してもよい。
上記実施例において、4個の記録ヘッドを備えたインク
ジェット記録装置に本発明を適用したものを示したが、
これに限らず、1個あるいは他の複数個の記録ヘッドを
備えたインクジェット記録装置にも本発明を適用できる
。また、記録ヘッドとして、エネルギー発生手段に電気
熱変換体を用いたものを詳述したが、ピエゾ素子等の電
気機械変換体やレーザー等の電磁波を用いるものでもよ
い。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもキャノ
ン株式会社が提唱しているバブルジェット方式の記録ヘ
ッド、記録装置に於いて、優わた効果をもたらすもので
ある。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものか好
ましい。この方式は所謂オンデマント型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるか、特にオンデマン
ド型の場合には、液体(インク)が保持されているシー
トや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記
録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を
与える少なくとも一つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信号
に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成出来るの
で有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口
を介して液体(インク)吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい
。このパルス形状の駆動信号としては、米閤特許第44
63359月明細書、同第4345262号明細書に記
載されているようなものか適し? る。
尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発パの米国特許
第4313124号明細δに記載されている条件を採用
すると、史に優ねた記録を行うことかできる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ
構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558:133号明細書、米国特許第455960
0号明細書にそれぞれ記載の構成でもよい。加えて、複
数の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱
変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59年第1
23670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開
孔を吐出部に対応せる構成を開示する特開昭59年第1
3841i1号公報に基づいた構成としても本発明は有
効である。
本発明は、これらの記録ヘッドを記録装置か記録できる
最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタ
イプの記録ヘッドとして用いたものであって、上述した
明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合
わせによって、その長さを満たす構成や一体的に形成さ
れた一個の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良いが
、上述した効果を一層有効に発揮することかできる。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電
気的な接続や装置本体からのインクの供給か可能になる
交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘ
ッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
又、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録ヘ
ッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので好ましいも
のである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対
しての、キャビング手段、クリーニング手段、加圧或い
は吸引手段、電気熱変換体或いはこれとは別の加熱素子
或いはこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録と
は別の吐出を行う予備吐出モートを行うことも安定した
記録を行うために有効である。
更に、実施例では記録装置の記録モートとしては黒色等
の主流色のみの記録モードたけではなく(記録ヘッドは
−・体的に構成するか複数個この組み合わせによってで
もよい)、異なる色の複色カラーで説明したが、混色に
よるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発
明は極めて有効である。
以上説明した本発明実施例においては、インクを液体と
して説明しているか、室温やそれ以下で固化するインク
であって、室温で軟化もしくは液体となるもの、或いは
、インクジェットにおいて一般的に行われている温度調
整の温度範囲である30℃以上70℃以下の温度範囲で
軟化もしくは液体となるものでもよい。すなわち、使用
記録信号付与時にインクか液状をなすものであわば良い
。加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの
固形状態から液体状態への態度化のエネルギーとして使
用せしめることで防止するか又は、インクの蒸発防止を
目的として放置状態で固化するインクを用いるかして、
いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応した付与に
よってインクが液化してインク液状として吐出するもの
や記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの
等のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質
のインク使用も本発明には適用可能である。このような
場合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは
特開昭60−71260号公報に記載されるような、多
孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持
された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形
態としても良い。本発明においては、上述した各インク
に対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行
するものである。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したとおり構成されているので、以
下に記載するような効果を奏する。
回転駆動される円筒状の搬送手段に被記録媒体を吸着さ
せるものなのて、搬送手段の回転速度の変動は小さいこ
とから、被記録媒体の搬送速度の変動も小さく、その結
果、記録ピッチが均一゛になって記録品位が向上する。
さらに、搬送手段の外周面を未飽和状態のインク吸収体
シートでクリーニングするものなので、クリーニング不
良が発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のインクジェット記録装置
の一実施例の全体構成をそれぞれ示す図てあって、第1
図は上ユニットが閉している状態を示し、第2図は上ユ
ニットが開いている状態を示し、第3図(a)は第1図
および第2図に示した搬送手段の概略斜視図、第3図(
b)は前記搬送手段の概略側面図、第4図は第1図の要
部拡大図、第5図は第1図および第2図に示した記録ヘ
ッドの拡大斜視図、第6図は第1図および第2図に示し
た記録ヘッドおよびそのインク供給部の構成図、第7図
は第1図および第2図に示した吸収体シート巻取り装置
の概略正面図、第8図(a)は第7図の左側面図、第8
図(b)は第7図の右側面図、第9図(a)は第7図の
図示左部の要部縦断面図、第9図(b)は第9図(a)
の要部側面図、第10図は従来のインクジェット記録装
置の要部正面図である。 A−一記録紙、  la、lb−給紙スタッカ、2a、
2b−−ピックアップローラ、 3a、3b、3c、3d−−分110−ラ、4a、4b
−・・レジストローラ、 5・−吸着ローラ、  6−・吸着シリンダ、6a、6
b−−分離部、6 c −・開口部、6d、6e−−吸
着フランジ、 6f、6g−・・穴、   7・・・圧接ローラ、8・
・・インク吸収体シート、 9・・・巻取りローラ、l〇−吸収体シートローラ、1
1−・・プレート、  12−・・プレート支持体、1
2a−−排出チューブ、 13−・・ビン、    14−・・カム、14a・−
バイブ、 15a、15b−・−排出チューブ、 16 a、16 b−+−スト=tハ、17・・・回復
系装置、17 a−インク受け、18 a 〜18 d
 −インク吸収体、19 a 〜19 d−絞り部材、
20 ・・・ダクト、21・・・支持部材、 22・・・ヘッドプレート、23・・・分離爪、24a
、24b−−−排紙ローラ、 25−・・ファン、    25 a =−上ガイド、
25 b−・・下カイト、 26a〜26d・・・インク供給部、 27 a−・・上ユニット、27b・・・下ユニット、
28・・・支軸、    29・・・軸、29a、29
b−−−位置出しコo、 30a〜30 d−・・ヘッドキャップ・31・・・ヘ
ッドブロック、 32a、32b、32cm駆動ローラ、33−・帯電ロ
ーラ、 34 a 〜34 d −記録ヘッド、35・・・基板
、   36・・・電気熱変換体、37−−・電極、 
  38−・・液路壁、39−・・天板、   40・
・・供給管、41・・・共通液室、42・・・コネクタ
43−・液路、    44−・・インク吐出面、44
 a−−−インク吐出口、 45−・・記録液体、 46−・・記録液供給タンク、
46 a−−−空気抜弁、47・・・メインタンク、4
8・・・回復用整流弁、49−・・補充用整流弁、50
−・回復ポンプ、  51−・循環管、52−・電磁弁
、 100−・送りアーム、 101−・・ワンウェイクラッチ、 102−・・径検出アーム、103・・・ラチェット、
104a 、104b−−圧接ばわ、105−・・フレ
ーム、106−・・ブラケット、l06a、106b−
歯車。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被記録媒体の記録領域の全幅にわたってインクの吐
    出口が複数設けられたフルラインタイプの記録ヘッドを
    前記複数の吐出口の配設方向が被記録媒体の搬送方向に
    対しほぼ直交するように配置し、 前記記録ヘッドの前記複数の吐出口が設けられた吐出面
    と対向する位置に配設された、被記録媒体の記録領域の
    全幅よりも長い円筒状の回転駆動される被記録媒体の搬
    送手段と、前記搬送手段の外周面に被記録媒体を吸着さ
    せるための吸着手段と、 インク吸収体シートがロール状に巻かれてなる吸収体シ
    ートローラと、該吸収体シートローラからインク吸収体
    シートを巻取るための巻取り機構とを有する巻取り装置
    とを備え、該巻取り装置は、インク吸収体シートローラ
    および巻取りローラ間のインク吸収体シートの一部位が
    前記搬送手段の外周面の一部に当接する位置に設けられ
    ているインクジェット記録装置。 2、記録ヘッドは熱エネルギーを利用してインクを吐出
    するものであり、前記熱エネルギーを発生するための電
    気熱変換体を備えている請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998030395A1 (fr) * 1997-01-08 1998-07-16 Kabushiki Kaisha Tec Imprimante a jet d'encre

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WO1998030395A1 (fr) * 1997-01-08 1998-07-16 Kabushiki Kaisha Tec Imprimante a jet d'encre
US6247809B1 (en) 1997-01-08 2001-06-19 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Ink-jet printer
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