JPH04109286U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH04109286U
JPH04109286U JP2075791U JP2075791U JPH04109286U JP H04109286 U JPH04109286 U JP H04109286U JP 2075791 U JP2075791 U JP 2075791U JP 2075791 U JP2075791 U JP 2075791U JP H04109286 U JPH04109286 U JP H04109286U
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JP
Japan
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stopper piece
opening
pipe joint
pipe
notch
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Application number
JP2075791U
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JPH0642158Y2 (ja
Inventor
眞好 喜多川
吉貞 道浦
一郎 塩見
Original Assignee
株式会社栗本鐵工所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 三方向用管継手の各開口部から挿入する各管
の挿入深さを、挿入するだけで容易に位置決めできるよ
うにする。 【構成】 金属材を一体成形加工した三方向用管継手本
体1と、この中へ嵌め込んだストッパー片3とを組み合
わせた構成とする。前記ストッパー片3は短円筒31部
とこれに直交し切欠き33を有する円筒32部からな
り、切欠き部33を利用して可撓性のストッパー片3を
継手に内嵌する。 【作用】 内嵌したストッパー片3の各端部に挿入管の
端部を当接することで挿入深さを自動的に決める事がで
きる。 【効果】 従来のような管継手内部の突条が無いので、
突条の折損による不都合は生じない。また軽量化と量産
化を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は液体,気体など流体の管路の分岐点に使用する管継手に係る。
【0002】
【従来の技術】
管路の分岐・集合点に使用される管継手としては少なくとも三方向に開口して いるが、配管工事において手軽に管を開口部から挿入し、適当な位置まで完全に 嵌入することが必要である。すなわち管の嵌入が浅過ぎると少しの衝撃や動揺に 遭ってもすぐ抜け出してしまうし、余り深く挿込み過ぎると他の開口部と連通す る流路に突き出して円滑な流体の移動を妨げるおそれがある。したがって管の挿 入を一回づつ測らなくとも直ちに適当な深さまで嵌入したことが作業者に判るこ とが望ましい。 両方向以上に開口した管継手としては図4に示すように三方の開口部に対して 直角に突き出す突条11a,11b,・・をそれぞれ設け、管端が突条に突き当 るまで挿入すれば自動的に位置が定まるように設計している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示す管継手は一般に鋳造によって製造される。 図4における突条11a,11bは中子に逆転した凹溝を切り込んで鋳造する ことによって形成する。しかし周知のとおり断面T型の突条の付根は引け巣やガ スホールなどの欠陥が集中し易く、部分的な厚肉のために組織も粗く外力が加わ ったとき折損の生じる懸念もある。
【0004】 図4のように三方向へ開口する管継手を金属板を材料として作るには溶接によ ってT字管をつくっても、その後のプレス成形加工によって突条11a,11b を突出することは不可能に近い。しかるに近来の配管工事では軽量化と価格の切 下げを強く求められているが、鋳造品に比べてはるかに軽量でありかつ量産によ って単価の切り下げも可能な金属材の一体成形品では、前記のストッパーたるべ き突条を各開口部に設けることが著しく困難であった。(このことは量産・軽量 化し易い合成樹脂の射出成形においても同様であり、複雑な金型と煩瑣な作業は 経済ベースに到底適合しないと思われる。) 本考案は以上に述べた課題を解決するために金属材を一体成形したにも拘らず 各開口部から挿入する各管を適正な挿入位置で自動的に停止する管継手の提供を 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る管継手は、金属材を一体的に成形加工した管継手本体と、該管継 手本体へ内嵌するストッパー片よりなり、該ストッパー片は一つの開口部内周に 遊嵌する短円筒と他の開口部の少なくとも半円周以上に遊嵌する一部切欠きの可 撓性円筒とをそれぞれの開口方向に合わせて一体的に接合したことによって前記 の課題を解決した。
【0006】
【作用】
両側二方向の開口部へ遊嵌する可撓性円筒は一部を切欠いているので、この円 筒を外側から押圧すると切欠き部分が縮まり、場合によっては両端面が重なり合 い交錯して楕円状に弾性変形し、この変形のために切欠き部と反対側に接合して いる残る一つの開口部へ遊嵌する円筒の頂面が引き寄せられ相対的にはストッパ ー片の全高を縮める作用を生じる。 作業員はストッパー片の切欠き可撓性円筒の外周を両側から押圧しつつストッ パー片を開口部から管継手本体内へ嵌め入れ、三開口部が分岐する中心点で手を 離せば、ストッパ片の全高は元へ戻って一つの開口部へ遊嵌する円筒と他の開口 部へ遊嵌する切欠き可撓性円筒の端面がそれぞれ開口部における段差を形成して 、従来技術における突条の機能を代行する。
【0007】
【実施例】
管継手は管継手本体1とストッパー片3の組み合わせによって形成され、前者 は使用条件に応じて各種鋼管,ステンレス鋼管,銅管など成形性のよい金属管体 を母体とし、板金プレス,バルジ加工など公知の加工成形法によって所望の外形 を形成する。ストッパー片3は弾性変形の容易な合成樹脂や金属(バネ鋼など) を材料として製作する。 図1は本考案の実施例を示し金属材料よりなる管継手本体1とこの三方向への 開口部へ挿入した管2A,2B,2Cと、これら管の端面21A,21B,・・ が突き当ったストッパー片3を示している。 ストッパー片3単体の斜視図は図2に例示するとおり短円筒31とこの下に接 合する可撓性円筒32よりなり、可撓性円筒32は短円筒31と逆位置にある切 欠き33によって分断されている。 図3(イ),(ロ),(ハ)はストッパー片3を管継手本体1へ嵌合する作用 を示した縦断側面図であって、図(イ)においてストッパー片3の全高がHであ ったものを図(ロ)のように両側から押圧して切欠き33を重ね合わせて全高H が管継手本体の開口部の内径Dより小さくなるように押し縮め、所定の分岐中心 点で押圧を解けばストッパ片3は元の全高Hに戻って図(ハ)のように三方向の 開口面に対して段差を形成する。
【0008】
【考案の効果】
本考案は以上に述べたとおり最も量産体制が採りやすく単価の切り下げも容易 な金属材の一体成形法による管継手であるから、鋳造法による従来の同種品より 格段に軽量かつ廉価であるうえ内部欠陥の含まれる懸念も少ない。したがって各 開口部より挿入する管の適正な挿入深さを自動的に決定する機能が同一である以 上、前記の優位性がそのまま直接効果として実施時にもたらされる。使用条件に 応じて多種類の材質の中から最適のものを自由に選べることも有利な点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】本考案の実施例のうちストッパー片を示す斜視
図である。
【図3】(イ),(ロ),(ハ)によって実施例の手順
を示す縦断側面図である。
【図4】従来技術を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 管継手本体 2 管 3 ストッパー片 31 短円筒 32 可撓性円筒 33 切欠き H ストッパー片の全高(変形前) D 開口部内径

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三方向に開口する管継手において、金属
    材を一体的に成形加工した管継手本体と、該管継手本体
    へ内嵌するストッパー片よりなり、該ストッパー片は一
    つの開口部内周に遊嵌する短円筒と他の開口部の少なく
    とも半円周以上に遊嵌する一部切欠きの可撓性円筒とを
    それぞれの開口方向に合わせて一体的に接合したことを
    特徴とする管継手。
JP2075791U 1991-03-07 1991-03-07 管継手 Expired - Lifetime JPH0642158Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2075791U JPH0642158Y2 (ja) 1991-03-07 1991-03-07 管継手

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JP2075791U JPH0642158Y2 (ja) 1991-03-07 1991-03-07 管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04109286U true JPH04109286U (ja) 1992-09-22
JPH0642158Y2 JPH0642158Y2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=31906759

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018189131A (ja) * 2017-05-01 2018-11-29 株式会社光明製作所 分岐用管継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018189131A (ja) * 2017-05-01 2018-11-29 株式会社光明製作所 分岐用管継手

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JPH0642158Y2 (ja) 1994-11-02

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