JPH0421759Y2 - - Google Patents

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JPH0421759Y2
JPH0421759Y2 JP1982093679U JP9367982U JPH0421759Y2 JP H0421759 Y2 JPH0421759 Y2 JP H0421759Y2 JP 1982093679 U JP1982093679 U JP 1982093679U JP 9367982 U JP9367982 U JP 9367982U JP H0421759 Y2 JPH0421759 Y2 JP H0421759Y2
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pipe
main pipe
main
frame
vertical
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JP1982093679U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自転車、オートバイ等の二輪車用メイ
ンフレームに関するものである。
本出願人は先きに、素材管の内部に高液圧を作
用させながら、素材管の軸方向に圧縮力を加える
ことにより、所要部の肉厚を厚くすると共に、そ
の素材管の少なくとも片方の厚肉端部に、管状膨
出部を設けたことを特徴とする二輪車用フレーム
の素材管(特願昭56−177037号、特開昭58−
78874号)を出願したが、この素材管を使用して
メインパイプの前端部にヘツドパイプ挿入部を有
すると共に、後端部に立パイプ挿入部を有する二
輪車用メインフレームを一体に製造した場合、こ
のメインフレームのメインパイプは通常断面が円
形であるため、縦方向に大きな力が作用するメイ
ンパイプとしては断面形状が適切でないという問
題点があつた。
本考案はこの問題点を解決するためなされたも
ので、二輪車用メインフレームのメインパイプの
断面形状を楕円等の断面にすることにより、強度
的に無駄がなく、かつ製造も容易な二輪車用メイ
ンフレームを提供することを目的とするものであ
る。
以下図面について本考案の実施例を説明する。
図中1(第1図参照)は本考案の二輪車用フレー
ムの素材である通常のパイプで、このパイプは肉
厚が各部略均一である上に長さは完成した場合の
長さより長くなつている。
本考案を実施するには、本出願人が先きに出願
した二輪車用フレーム管の成形方法(特願昭55−
39007号、特開昭56−136245号)のバルジ加工を
利用する。
すなわちこの成形方法は、半円形断面の直線状
凹陥部と、この直線状凹陥部の両側に設けた膨出
空所を有する一対の分割金型の前記直線状凹陥部
に素材管を挿入し、直線状凹陥部に挿入し得るベ
ース芯金の段付部と、パンチシヤフトの段付部と
により前記素材管を挾持し、この素材管をパンチ
シヤフトで押圧すると共に、この素材管の内部に
高圧液を圧入することにより、素材管を膨出空所
内に膨出成形するものである。
第2図および第3図に示す2は分割金型で、2
aはその直線状凹陥部、2bは膨出空所である。
本考案フレームを製造するには、この分割金型
2の膨出空所2b間の凹陥部2aを、例えば第2
図に示すように、2個の分割金型2を合わせた場
合に楕円等の断面になるように形成する。そして
素材であるパイプ1を分割金型2,2間に挿入し
た場合、第2図に示すように型締めプレス3によ
つて分割金型2同志を締めつけるのであるが、こ
のプレス通常200トン程度の静荷重能力をもつて
いるため、この型締めによつて凹陥部2a内のパ
イプ1は容易に圧潰する。このパイプ1の圧潰荷
重は通常5〜6トンあれば十分である。
このようにして分割金型2内に挿入した素材パ
イプ1は、さらに第3図に示すように油圧シリン
ダ4内のピストン4aと一体のパンチシヤフト4
bおよびその貫通孔4cを介して素材管1の内部
に高液圧を作用させながら、素材管1の軸方向に
圧縮力を加えることにより、第3図の1′で示す
ように、応力の多く発生する管端部に向けて漸次
滑めらかに肉厚を厚くすると共に、その素材管
1′の両端部において、それぞれ上下方向に管状
膨出部5を突設して第4図に示すような二輪車用
フレームの素材管1′を形成する。
この素材管1′のメインパイプ部6の軸線に垂
直な面内の断面形状は、例えば第5図aに示すよ
うにフレーム体に組み立てた状態で上下方向に縦
長の楕円形状になつている。この他第5図に示す
他の断面にしてもよい。すなわち第5図bは同じ
く縦長の四角形状であり、同図cは同じく縦長の
倒立三角形に近い形状であり、同図dは同図bの
一側面に凹陥部6aを形成したものであり、この
凹陥部6aは操作索や電線等を配置するのに都合
がよい。
上述のように形成した素材管1′は、第6図に
示すように、四ケ所の管状膨出部5の各端部を穿
孔し、貫通孔7を形成すると共に、素材管1′の
両押圧端部8を、第7図に示すように打ち抜きや
切削加工により削除して窓部9を形成して本考案
の二輪車用メインフレームFを形成する。
このようにして形成したメインフレームFは第
8図に示すように片方の貫通孔7内にヘツドパイ
プ10を挿入して固着し、もう一方の貫通孔7内
には立パイプ11を挿入して固着する。
第10図は本考案二輪車用メインフレームFを
使用した自転車の全体図を示すものである。
本考案は上述の通りであるから、次のような効
果が得られる。
(1) メインフレームのメインパイプ部の断面形状
を所望の断面形状にすることができるため、目
的に応じた無駄のないメインフレームを得るこ
とができる。
すなわち第5図に示すようにメインパイプ部
の断面形状をフレーム体に組み立てた状態で上
下方向に縦長にすれば、二輪車用メインフレー
ムのメインパイプ部に最も大きく作用する上下
方向の力に対する耐力が大となるため、これと
同等の円形断面のメインパイプを有するメイン
フレームよりも有効強度が増大する。したがつ
て重量を増すことなく強度を増加できるという
効果が得られる。
(2) 継手部が一体に形成されているので、従来フ
レームパイプと別部品として用いていたラツグ
などの部品点数を減らすことができる上に、継
手部の曲面仕上げも不要となる。また継手部が
一体に形成されているので、立パイプのような
長尺物を管状膨出部の貫通孔に挿通した場合に
継手部角度のばらつきがないためフレームの寸
法精度が向上する。さらに継手部に別体のラツ
グを使用しないので、通常応力の大きい継手部
において断面形状の急激な変化がないから応力
集中を起す心配がない。
(3) 継手部には他のフレームメンバーである立パ
イプ等がしつかり保持されると共に、その溶接
面は従来のように複雑でなく単純な周面である
から、特殊な溶接のための治具や技能がなくと
も容易に溶接作業を行うことができる。
(4) 上述の通りであるから、本考案の二輪車用メ
インフレームによれば、軽くて強く、かつ精度
のよい二輪車用フレームを安価に提供できると
いうすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は加工する以前のパイプの斜視図、第2
図はパイプ素材を挿入した分割金型をプレスする
状態を示す断面図、第3図は素材管を成形する装
置を示す断面図、第4図はその分割金型内で膨出
成形された素材管を示す斜視図、第5図a〜dは
その素材管のメインパイプ部の各種断面形状を示
す断面図、第6図は素材管の管状膨出部に貫通孔
を設けた状態を示す斜視図、第7図はその素材管
の押圧端部を削除した本考案のメインフレームの
完成状態を示す斜視図、第8図はその一方の貫通
孔にヘツドパイプを挿入する状態を示す斜視図、
第9図はその他方の貫通孔に立パイプを挿入した
状態を示す斜視図、第10図は本考案の二輪車用
メインフレームを使用した自転車の全体図であ
る。 1……通常のパイプ(素材管)、1′……成形後
の素材管、2……分割金型、2a……直線状凹陥
部、2b……膨出空所、3……プレス、4……油
圧シリンダ、4a……ピストン、4b……パンチ
シヤフト、4c……貫通孔、5……管状膨出部、
6……メインパイプ部、7……貫通孔、8……両
押圧端部、9……窓部、10……ヘツドパイプ、
11……立パイプ、F……本考案の二輪車用メイ
ンフレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一本のパイプ1を素材としてバルジ加工により
    メインパイプ6の軸線に垂直な面内の断面形状を
    フレーム体に組み立てた状態で上下方向に縦長の
    楕円、略四角形、略倒立三角形等の断面形状に形
    成すると共に、このメインパイプ6の前端部に上
    下方向の貫通孔7と前面に窓部9を有するヘツド
    パイプ挿入部をメインパイプ6と一体に形成し、
    メインパイプ6の後端部に上下方向の貫通孔7と
    後面に窓部9を有する立パイプ挿入部をメインパ
    イプ6と一体に形成してなる二輪車用メインフレ
    ーム。
JP9367982U 1981-11-04 1982-06-24 二輪車用メインフレ−ム Granted JPS58196284U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9367982U JPS58196284U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 二輪車用メインフレ−ム
US06/438,494 US4484756A (en) 1981-11-04 1982-11-02 Blank tube and main frame for two-wheeled vehicle
DE8282110178T DE3276355D1 (en) 1981-11-04 1982-11-04 Blank tube and main frame for a by bicycle
EP82110178A EP0078551B1 (en) 1981-11-04 1982-11-04 Blank tube and main frame for a by bicycle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9367982U JPS58196284U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 二輪車用メインフレ−ム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58196284U JPS58196284U (ja) 1983-12-27
JPH0421759Y2 true JPH0421759Y2 (ja) 1992-05-18

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ID=30224646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9367982U Granted JPS58196284U (ja) 1981-11-04 1982-06-24 二輪車用メインフレ−ム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10960929B2 (en) 2014-07-02 2021-03-30 Divergent Technologies, Inc. Systems and methods for vehicle subassembly and fabrication

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4710248U (ja) * 1971-03-04 1972-10-06
JPS604869Y2 (ja) * 1980-05-07 1985-02-13 松下電器産業株式会社 自転車用フレ−ム

Cited By (1)

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US10960929B2 (en) 2014-07-02 2021-03-30 Divergent Technologies, Inc. Systems and methods for vehicle subassembly and fabrication

Also Published As

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JPS58196284U (ja) 1983-12-27

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