JPH05161913A - 懸架装置用ダンパの製造方法 - Google Patents
懸架装置用ダンパの製造方法Info
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- JPH05161913A JPH05161913A JP35093291A JP35093291A JPH05161913A JP H05161913 A JPH05161913 A JP H05161913A JP 35093291 A JP35093291 A JP 35093291A JP 35093291 A JP35093291 A JP 35093291A JP H05161913 A JPH05161913 A JP H05161913A
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- JP
- Japan
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- fork arm
- billet
- damper
- fork
- outer tube
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/74—Making machine elements forked members or members with two or more limbs, e.g. U-bolts, anchors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Extrusion Of Metal (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】懸架装置用ダンパの軽量化をより一層高度に推
進する。 【構成】懸架装置用ダンパの製造方法を、円柱状ビレッ
トを軸線方向に押し出して当該ビレットの一端に前記軸
線方向に沿う2本のフォークアームを延出成形する工程
と、フォークアームに所定の折曲形状を与えるべく曲げ
加工する工程とを含むものとする。特に、フォークアー
ム成形工程後にビレットの他端に別の管状部材を結合す
る工程を含むものとしたり、ビレットの他端をフォーク
アームと反対方向へ押し出して管状部を一体成形する工
程を含むものとすると良い。
進する。 【構成】懸架装置用ダンパの製造方法を、円柱状ビレッ
トを軸線方向に押し出して当該ビレットの一端に前記軸
線方向に沿う2本のフォークアームを延出成形する工程
と、フォークアームに所定の折曲形状を与えるべく曲げ
加工する工程とを含むものとする。特に、フォークアー
ム成形工程後にビレットの他端に別の管状部材を結合す
る工程を含むものとしたり、ビレットの他端をフォーク
アームと反対方向へ押し出して管状部を一体成形する工
程を含むものとすると良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、懸架装置用ダンパの製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サスペンションダンパに於けるサスペン
ションアームとの接続部の構造として、直線摺動型ダン
パの外筒端にフォークアームを一体的に結合したものが
知られている。このフォークアームは、鋼板をコ字状に
曲げ加工してなるものを外筒端に溶接結合したり、鋼材
にて鍛造或いは鋳造成形されたものにすり割部を設け、
同部分にボルトを締め込むことで外筒端に一体結合され
ることが一般的である。
ションアームとの接続部の構造として、直線摺動型ダン
パの外筒端にフォークアームを一体的に結合したものが
知られている。このフォークアームは、鋼板をコ字状に
曲げ加工してなるものを外筒端に溶接結合したり、鋼材
にて鍛造或いは鋳造成形されたものにすり割部を設け、
同部分にボルトを締め込むことで外筒端に一体結合され
ることが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特にフォー
クアームがドライブシャフトを跨ぐ構造の懸架装置の場
合には、フォークアームが大型化するため、従来の鋼材
を用いた構造によると、重量増大の因となる。
クアームがドライブシャフトを跨ぐ構造の懸架装置の場
合には、フォークアームが大型化するため、従来の鋼材
を用いた構造によると、重量増大の因となる。
【0004】軽量化するには、部材の軽合金化が考えら
れるが、例えば部分的にアルミニウム合金を用いると、
電食の問題が生じる。
れるが、例えば部分的にアルミニウム合金を用いると、
電食の問題が生じる。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
改善するべく案出されたものであり、その主な目的は、
軽量化をより一層高度に推進することができる懸架装置
用ダンパの製造方法を提供することにある。
改善するべく案出されたものであり、その主な目的は、
軽量化をより一層高度に推進することができる懸架装置
用ダンパの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、懸架装置用ダンパを、円柱状ビレットを軸
線方向に押し出して当該ビレットの一端に前記軸線方向
に沿う2本のフォークアームを延出成形する工程と、フ
ォークアームに所定の折曲形状を与えるべく曲げ加工す
る工程とを含む製造方法で製造することによって達成さ
れる。特に、フォークアーム成形工程後にビレットの他
端に別の管状部材を結合する工程を含むものとしたり、
ビレットの他端をフォークアームと反対方向へ押し出し
て管状部を一体成形する工程を含むものとすると良い。
明によれば、懸架装置用ダンパを、円柱状ビレットを軸
線方向に押し出して当該ビレットの一端に前記軸線方向
に沿う2本のフォークアームを延出成形する工程と、フ
ォークアームに所定の折曲形状を与えるべく曲げ加工す
る工程とを含む製造方法で製造することによって達成さ
れる。特に、フォークアーム成形工程後にビレットの他
端に別の管状部材を結合する工程を含むものとしたり、
ビレットの他端をフォークアームと反対方向へ押し出し
て管状部を一体成形する工程を含むものとすると良い。
【0007】
【作用】このような構成によれば、ダンパのアウタチュ
ーブとフォークアームとの結合部の駄肉が削減でき、し
かも両者を共にアルミニウム合金化し得るので、電食の
問題を生じることなく軽量化を達成することができる。
ーブとフォークアームとの結合部の駄肉が削減でき、し
かも両者を共にアルミニウム合金化し得るので、電食の
問題を生じることなく軽量化を達成することができる。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明によるフォークアームの製
造工程を示す模式図である。先ず、適宜な直径と軸線方
向長さを有するアルミニウム合金材の円柱状ビレット1
(図1−A参照)を公知の押し出し成形機(図示せず)
のコンテナに入れ、前方押し出しを行う。するとダイス
に型取られた2本のフォークアーム2がビレット1の一
端側の外周部の対角位置に延出形成される(図1−B参
照)。
造工程を示す模式図である。先ず、適宜な直径と軸線方
向長さを有するアルミニウム合金材の円柱状ビレット1
(図1−A参照)を公知の押し出し成形機(図示せず)
のコンテナに入れ、前方押し出しを行う。するとダイス
に型取られた2本のフォークアーム2がビレット1の一
端側の外周部の対角位置に延出形成される(図1−B参
照)。
【0010】次に、この半完成品をプレス機にかけ、フ
ォークアーム2に所定の曲げ形状を与え、更にフォーク
アーム2の遊端に孔3を穿設することにより、フォーク
アーム部材4の完成品が得られる(図1−C参照)。
ォークアーム2に所定の曲げ形状を与え、更にフォーク
アーム2の遊端に孔3を穿設することにより、フォーク
アーム部材4の完成品が得られる(図1−C参照)。
【0011】別の押し出し或いは引き抜きにて成形され
たパイプ材をダンパのアウタチューブとしてこのフォー
クアーム部材4に結合する場合には、ビレットの残りの
部分1aの外周面に機械加工にて溝5を形成し、この端
部にアルミニウム合金からなるアウタチューブ6を嵌着
すれば良い。この時、例えばマグネフォーム加工にて縮
管することによってアウタチューブ6の嵌合端部をフォ
ークアーム部材4の溝5に係合させることにより、両者
の強固な一体化が得られる(図2参照)。
たパイプ材をダンパのアウタチューブとしてこのフォー
クアーム部材4に結合する場合には、ビレットの残りの
部分1aの外周面に機械加工にて溝5を形成し、この端
部にアルミニウム合金からなるアウタチューブ6を嵌着
すれば良い。この時、例えばマグネフォーム加工にて縮
管することによってアウタチューブ6の嵌合端部をフォ
ークアーム部材4の溝5に係合させることにより、両者
の強固な一体化が得られる(図2参照)。
【0012】図3は、フォークアーム2とアウタチュー
ブ6とを一体成形する場合の製造工程を示すものであ
り、ビレット1からフォークアーム2を成形するまで
は、上記図1−A・Bに示したのと同様の工程を経る。
これを更に別の押し出し成形機にかけてビレットの残り
の部分を後方へ押し出し、管状のアウタチューブ部6を
フォークアーム部2に一体成形する(図3−A参照)。
次いで、フォークアーム2の曲げ加工及び孔加工を行う
ことで完成品が得られる(図3−B参照)。
ブ6とを一体成形する場合の製造工程を示すものであ
り、ビレット1からフォークアーム2を成形するまで
は、上記図1−A・Bに示したのと同様の工程を経る。
これを更に別の押し出し成形機にかけてビレットの残り
の部分を後方へ押し出し、管状のアウタチューブ部6を
フォークアーム部2に一体成形する(図3−A参照)。
次いで、フォークアーム2の曲げ加工及び孔加工を行う
ことで完成品が得られる(図3−B参照)。
【0013】
【発明の効果】このように本発明によれば、懸架装置用
ダンパのアウタチューブとフォークアームとの結合部の
駄肉を削減することができる上、両部材を共にアルミニ
ウム合金化し得る。特に両方向押し出し成形を採用すれ
ば、アウタチューブとフォークアームとの完全一体成形
が可能であり、電食並びに強度上の問題を生じることな
く軽量化をより一層高度に推進することができる。
ダンパのアウタチューブとフォークアームとの結合部の
駄肉を削減することができる上、両部材を共にアルミニ
ウム合金化し得る。特に両方向押し出し成形を採用すれ
ば、アウタチューブとフォークアームとの完全一体成形
が可能であり、電食並びに強度上の問題を生じることな
く軽量化をより一層高度に推進することができる。
【図1】フォークアーム部材の製造工程を示す模式的な
斜視図である。
斜視図である。
【図2】完成品の一例を示す縦断面図である。
【図3】フォークアームとアウタチューブとを一体成形
する製造工程を示す模式的な斜視図である。
する製造工程を示す模式的な斜視図である。
1 円柱状ビレット 2 フォークアーム 3 孔 4 フォークアーム部材 5 溝 6 アウタチューブ
Claims (3)
- 【請求項1】円柱状ビレットを軸線方向に押し出して当
該ビレットの一端に前記軸線方向に沿う2本のフォーク
アームを延出成形する工程と、 前記フォークアームに所定の折曲形状を与えるべく曲げ
加工する工程とを含むことを特徴とする懸架装置用ダン
パの製造方法。 - 【請求項2】前記フォークアーム成形工程後に前記ビレ
ットの他端に別の管状部材を結合する工程を含むことを
特徴とする請求項1に記載の懸架装置用ダンパの製造方
法。 - 【請求項3】前記ビレットの他端を前記フォークアーム
と反対方向へ押し出して管状部を一体成形する工程を含
むことを特徴とする請求項1に記載の懸架装置用ダンパ
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35093291A JP3152707B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 懸架装置用ダンパの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35093291A JP3152707B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 懸架装置用ダンパの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05161913A true JPH05161913A (ja) | 1993-06-29 |
JP3152707B2 JP3152707B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=18413894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35093291A Expired - Fee Related JP3152707B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 懸架装置用ダンパの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152707B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017010860A1 (de) * | 2017-11-23 | 2019-05-23 | Raufoss Technology As | Verbindungseinrichtung für die Anbindung einer Dämpfungseinheit eines Fahrzeugs innerhalb einer Radaufhängung des Fahrzeugs |
EP3666455A1 (de) * | 2018-12-14 | 2020-06-17 | Benteler Automobiltechnik GmbH | Verfahren zur herstellung von federbeingabeln |
DE102019107713A1 (de) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | Hirschvogel Umformtechnik Gmbh | Fahrwerkbauteil und Verfahren zur Herstellung eines Fahrwerkbauteils |
DE102020109098A1 (de) | 2020-04-01 | 2021-10-07 | Leiber Group Gmbh & Co Kg | Schmiedeverfahren, insbesondere Leichtbaulegierungsschmiedeverfahren |
US11230154B2 (en) * | 2017-11-23 | 2022-01-25 | Raufoss Technology As | Connection system for connecting a damping unit of a motor vehicle inside a wheel suspension of said vehicle |
DE102017206861B4 (de) | 2017-04-24 | 2023-11-09 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung einer Federbeingabel und Federbeingabel für ein Kraftfahrzeug |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP35093291A patent/JP3152707B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017206861B4 (de) | 2017-04-24 | 2023-11-09 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung einer Federbeingabel und Federbeingabel für ein Kraftfahrzeug |
DE102017010860A1 (de) * | 2017-11-23 | 2019-05-23 | Raufoss Technology As | Verbindungseinrichtung für die Anbindung einer Dämpfungseinheit eines Fahrzeugs innerhalb einer Radaufhängung des Fahrzeugs |
US11230154B2 (en) * | 2017-11-23 | 2022-01-25 | Raufoss Technology As | Connection system for connecting a damping unit of a motor vehicle inside a wheel suspension of said vehicle |
EP3666455A1 (de) * | 2018-12-14 | 2020-06-17 | Benteler Automobiltechnik GmbH | Verfahren zur herstellung von federbeingabeln |
DE102018132315B3 (de) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Federbeingabeln |
CN111319413A (zh) * | 2018-12-14 | 2020-06-23 | 本特勒尔汽车技术有限公司 | 用于制造用于机动车的减震支柱叉的方法和减震支柱叉 |
US11358198B2 (en) | 2018-12-14 | 2022-06-14 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Method for producing spring strut forks |
DE102019107713A1 (de) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | Hirschvogel Umformtechnik Gmbh | Fahrwerkbauteil und Verfahren zur Herstellung eines Fahrwerkbauteils |
DE102019107713B4 (de) | 2019-03-26 | 2022-08-18 | Hirschvogel Umformtechnik Gmbh | Fahrwerkbauteil und Verfahren zur Herstellung eines Fahrwerkbauteils |
DE102020109098A1 (de) | 2020-04-01 | 2021-10-07 | Leiber Group Gmbh & Co Kg | Schmiedeverfahren, insbesondere Leichtbaulegierungsschmiedeverfahren |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3152707B2 (ja) | 2001-04-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |