JP2910117B2 - オートバイの後ホークの製造方法 - Google Patents

オートバイの後ホークの製造方法

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JP2910117B2
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welded
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light alloy
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崇好 薗田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、オートバイの後ホークの製造方法に関する
ものである。
(従来の技術) オートバイは、車両の重量が軽く、高性能のものが求
められているので、フレームや後ホークを軽合金材で製
作して軽量化を図っている。後ホークを軽合金で製作す
る場合、左右のホークを断面凹字状にプレス成形した軽
合金板を最中状に合せて溶着したり、断面長四角形に成
形したマンドレル式の継目無しの軽合金管を用いてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、両側のプレス成形した軽合金板を最中
状に合せて溶接するホークは、溶接長さが長く、溶接コ
ストが高い。また、マンドレル式の継目無しの軽合金管
も高価で、どちらのものを用いるにしても、製作コスト
が大幅に高くなるという不都合があった。
本発明は、前記問題点に鑑みなされたもので、安価な
継目のあるポートホイール式の押出成形による軽合金管
材を用い、強度を損わず安価で軽量なオートバイの後ホ
ークの製造方法を得ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明においては、前記目的を達成するため、ポート
ホール式の押出成形法により継目の溶着部3を押出方向
に有する軽合金の円筒管2を成形するとともに、この成
形時に円筒管2の内周又は外周に突条又は凹条の目印4
を成形し、 該目印4を基準として上記溶着部3がコーナ部に位置
しないよう該円筒管2をプレス成形装置で断面長四角形
のホークパイプ1にプレス成形し、 該ホークパイプ1を左右一対としてこれらをブリッジ
片7で架設連結するとともに、各ホークパイプ1の各前
端に軸筒6を溶着し、各ホークパイプ1の後端に車軸孔
8を設けることを特徴としている。
(作用) 本発明において、左右一対のホークパイプ1の製造に
は、安価なポートホール式で押出成形した軽合金の円筒
管2を用いる。そして、軽合金の円筒管2の内周又は外
周に設けた目印4により、断面長四角形にプレス成形す
るときに、継目の溶着部3が断面長四角形のコーナ部に
位置しないようにプレス成形装置にセットする。これに
より、断面長四角形に加工するときに溶着部3に無理な
力が作用して割れができるのを防止することができる。
また、ホークパイプ1として使用するときも、溶着部3
への応力集中を避けることができ、継目のない軽合金管
と同等の強度を得ることが可能となる。
(実施例) 以下、本発明に係るオートバイの後ホークの製造方法
の実施例を図面に基づいて説明する。
オートバイの後ホークを製造する場合には、先ず、左
右一対のホークパイプ1を製造すべく、軽合金を材料と
したポートホール式の押出成形法により円筒管2を押出
成形する。このポートホール式で円筒管2を押出成形す
る場合、円筒管2の押出方向にはポートホール式の特徴
により、第4図に示す継目の溶着部3が必ず成形される
が、通常では識別することができない。そこで、本発明
においては、押出成形時に軽合金の円筒管2の内周又は
外周に突条又は凹条の目印4を一体成形する。
軽合金の円筒管2を押出成形したら、第1図(ロ)及
び第3図に示すように、断面長四角形にプレス成形する
際、目印4により、溶着部3が断面長四角形のコーナー
に位置しないよう図示しないプレス成形装置にセットし
てプレスする。これにより、溶着部3に無理な力が作用
して割れるのを容易に防止でき、ホークパイプ1として
使用するときも、溶着部3に応力が集中するのを防止し
て継目なしの軽合金管使用と同等の強度を得ることがで
きる。ホークパイプ1としては、第1図(ロ)に示すよ
うに、断面長四角形のまま使用しても良いが、さらに第
1図(ハ)、(ニ)に示すように、前後をそれぞれ絞り
加工してテーパー部5とし、荷重分布に断面を合せれば
一層良い。
こうして左右一対のホークパイプ1を製造した後、第
2図に示すように、前端に軸筒6を溶着する。また、左
右のホークパイプ1の前部間をブリッジ片7で架設溶着
して一体に連結する。そして、左右のホークパイプ1の
後端に、車軸孔8を有する車軸金具9を溶着連結すれ
ば、オートバイの後ホークを製造することができる。
なお、その後の組立は、軸筒6はフレームに支軸で軸
着し、ブリッジ片7にはクッションユニットを連結す
る。そして、後輪を回転自在に支承した車軸を、車軸孔
8に通して締着すれば良い。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ポートホール
式の押出成形法により継目の溶着部3を押出方向に有す
る軽合金の円筒管2を成形するとともに、この成形時に
円筒管2の内周又は外周に突条又は凹条の目印4を成形
し、該目印4を基準として上記溶着部3がコーナ部に位
置しないよう該円筒管2をプレス成形装置で断面長四角
形のホークパイプ1にプレス成形し、該ホークパイプ1
を左右一対としてこれらをブリッジ片7で架設連結する
とともに、各ホークポイプ1の各前端に軸筒6を溶着
し、各ホークパイプ1の後端に車軸孔8を設けるので、
ポートホール式で押出成形した継目の溶着部3のある軽
合金の円筒管2を用いても、目印4を設けることによ
り、継目の溶着部3の位置を知ることができる。
したがって、目印4を基準にして断面長四角形に成形
する際、コーナ部に継目の溶着部3が位置しないようプ
レス成形装置にセットすることにより、溶着部3に無理
な成形力が加って割れが生じたり、ホークパイプ1の使
用時に溶着部3への応力集中を避けることができ、継目
なしの軽合金管と同等の剛性を得ることができるという
効果がある。さらに、ポートホール式で成形する軽合金
の円筒管2が安価なことにより、製造コストを低減する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るオートバイの後ホークの製造方法の一
実施例を示し、第1図はホークパイプの加工を(イ)な
いし(ニ)の順序で示す斜視図、第2図は完成状態の斜
視図、第3図は第1図(ロ)のA−A矢視拡大断面図、
第4図(イ)ないし(ハ)は軽合金の円筒管に目印を設
けた状態の断面図である。 1…ホークパイプ、2…軽合金の円筒管、3…溶着部、
4…目印、5…テーパー部、6…軸筒、7…ブリッジ
片、8…車軸孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポートホール式の押出成形法により継目の
    溶着部3を押出方向に有する軽合金の円筒管2を成形す
    るとともに、この成形時に円筒管2の内周又は外周に突
    条又は凹条の目印4を成形し、 該目印4を基準として上記溶着部3がコーナ部に位置し
    ないよう該円筒管2をプレス成形装置で断面長四角形の
    ホークパイプ1にプレス成形し、 該ホークパイプ1を左右一対としてこれらをブリッジ片
    7で架設連結するとともに、各ホークパイプ1の各前端
    に軸筒6を溶着し、各ホークパイプ1の後端に車軸孔8
    を設けることを特徴とするオートバイの後ホークの製造
    方法。
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