JPH0444259Y2 - - Google Patents

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JPH0444259Y2
JPH0444259Y2 JP18040187U JP18040187U JPH0444259Y2 JP H0444259 Y2 JPH0444259 Y2 JP H0444259Y2 JP 18040187 U JP18040187 U JP 18040187U JP 18040187 U JP18040187 U JP 18040187U JP H0444259 Y2 JPH0444259 Y2 JP H0444259Y2
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punch
die
metal tube
mold
cylindrical body
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は上下に分割可能なダイスを備えた円筒
形の局部成形用金型に関する。
(従来の技術) 従来、金属管の外周に第6図に示すような局部
的に突出部31(第7図も参照)を成形する装置
として、弾性体を利用するものや液圧等を利用す
るものがあつた。
弾性体を利用するものは、第8図及び第9図に
示すように外形形状を規制する、半径方向に分割
可能な、ダイス33内に金属管34を配置し、金
属管34内にゴム35等の弾性体を入れて、押型
36でゴム35を膨出させることによつて行うも
のである。第8図の左半分aは加工前、右半分b
は加工後を示している。
また、液圧を利用するものは第10図の上半分
aに示すようにダイス37内に置かれた金属管3
8を水39等の圧力媒体によつて内部から膨出さ
せることによつて行うものである。第10図の下
半分bはその加工後を示している(「パイプ加工
法」中村正信著P72〜P74日刊工業新聞社昭和57
年発行参照)。
また、弾性体や液圧を利用する代わりに治具す
なわちプレス金型を用いて行うものがある(特公
昭56−46454号公報)。ここに示されているものは
第11図に示すように金属管40の内側および外
側にこれを挾むように成形型41,42を置き、
両成形型41,42を金属管40に向かつて動か
して、金属管40を成形型41,42に従う形状
に塑性加工するものである。
成形後いずれの場合も、膨出部(突起部)が形
成されているため、そのままでは金属管34,3
8,40を取出すことができず、膨出部を回避す
るために半径方向にダイス33,37,42を分
割して金属管34,38,40を取出していた。
なお、類似技術として振動伝達を低減する中継
ぎパイプとして、中継部に粘弾性の樹脂を付着さ
せたパイプをバルジ成形したもの(発明協会発
行、公開技報85−4216号)、また振動を吸収する
ベローズ管を二次成形する装置として、ベローズ
管を両端から軸方向に圧縮するもの(実開昭62−
127312号公報)、また加工中に管の破断が生じな
い溝付管の製造装置として、管内に低融点金属を
収容して圧力を加えるもの(実開昭57−7623号公
報)、 さらにパイプフレーム成形装置として、端末加
工を1つの型内で行い得るようにしたもの(実開
昭61−4825号公報)がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の成形装置において
は、成形時に、被加工材の内面に加工力を負荷す
ると、分割面を有するダイスは半径方向及び円周
方向に広げられ、ダイスの合せ面に〓間が発生
し、〓間に管の肉が入りこむため、製品の外表面
にバリが発生したり、傷がついたりして、外周の
精度不良が発生する問題があつた。またダイスを
分割しなければならないため全体的に型コストが
高くなる問題があつた。さらにダイスを分割して
使用しているため、ダイスにクランプ、アンクラ
ンプが必要となり、作業性が悪いという問題もあ
つた。
なお、類似技術の発明協会発行公開技報85−
4216号、実開昭62−127312号公報、実開昭57−
7623号公報、実開昭61−4825号公報のものは従来
の技術を解決しているものではない。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので金
属管の外周面に設けられたダイスを改良すること
によつて、金属管の外周面に発生するバリ等の発
生を防止して外径の精度を向上させるとともに製
品の取り出しを容易にさせ、さらにコストを低減
させて作業性を良くした円筒体の局部成形用金型
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段として、本考
案の円筒体の局部成形用金型1は円周方向に複数
の分割面を有するポンチ2を設け、該ポンチ2の
内側にテーパ面3を形成し、該テーパ面3を摺動
して前記ポンチ2を半径方向に拡張させるくさび
4を設けるとともに前記ポンチ2の外側には、該
ポンチ2の加工部2aより上方で上下に分割可能
なダイス9を設け、該上下のダイス12,13が
組合さつた際、前記加工部2aと対向する下側ダ
イス13の内側上部に空〓部14を設けたことを
構成としたものである。
(作用) 上記のように構成した金型のポンチ2と下部ダ
イス13の間に円筒体6を配置し、次に上部ダイ
ス12を円筒体の外周に挿入する。くさび4でポ
ンチ2を拡張すれば、ポンチ2は円筒体6の内周
面に接触し、円筒体6を塑性変形させる。一方円
筒体6の異径形状を規制するダイス9は、ポンチ
2の加工部2aより上部で上下に分割されるが、
加工部2aと対応する部分においては一体型にな
つているため、異径加工を行う際にポンチ2によ
り円筒体6を介して加工力が内部より働いても下
部ダイス13に〓間が生じることもなく高精度で
バラツキの少い製品(円筒体6′)が得られる。
また円筒体6はポンチ2によつて塑性加工される
がダイス9側からは影響を受けないので下部ダイ
ス13の内側上部に空〓部14を設けることがで
き、加工終了後、製品をダイス9とポンチ2の間
から離型する際、上部ダイス12を外せば製品
6′は上方に取り出すことができる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図にもとづいて説明す
る。第1図の左半分aは本考案の円筒体の局部成
形用金型の加工前の縦断面図である。この局部成
形用金型1の内部に設けられたポンチ2は全体と
して円筒体をなし半径方向に3等分に分割されて
いる(第2図参照)。ポンチ2の内側はテーパ面
3が形成されており、このテーパ面3を下方に摺
動してポンチ2を内側から拡張させるプレス機械
などの加圧装置のラム(図示せず)に固定された
くさび4が挿入されている。またポンチ2の外周
壁の上部には加工部2aが設けられ、中間部と下
部には拡張されたポンチ2が元の位置にもどるよ
うに彈性リング5が組込まれている。
またポンチ2の下部内側には円筒体である金属
管6を位置決めし、かつ半径方向にポンチ2を摺
動させるスライド面7を有するガイド8が挿入さ
れている。ガイド8の下部外周は後述するダイス
9と、外筒10を支えるプレート11に嵌合して
いる。
また、プレート11上部でポンチ2の外側には
金属管6の外径形状を規制する、上下に分割可能
なダイス9が設けられている。ダイス9はポンチ
2の加工部2aより上部ダイス12、下部ダイス
13に分割されるようになつているので円周方向
には分割されずに一体の円筒形となつている。ま
た下部ダイス13は高剛性確保のために外筒10
に焼ばめまたは冷しばめ(圧入)されて多重円筒
にしてあり、上部ダイス12は下部ダイス13に
対して上下方向に着脱自在の構造となつている。
また、金属管6はポンチ2の加工部2aと同一
の形状で、すなわち密着した状態で塑性加工され
るが下部ダイス13側からは塑性加工されないた
め、下部ダイス13の内側上部に空〓部14を設
けてある(第3図参照)。これによつて金属管6
に突起部15が形成されても、上部ダイス12を
外せば突起部15を形成された金属管6′すなわ
ち製品を上方に取出すことができる。
以上のように構成された局部成形用金型1を用
いて金属管6を成形する場合、ポンチ2、ガイド
8と下部ダイス13の間に金属管6を配置して位
置決めする。次に上部ダイス12を金属管6の外
周に挿入する。
そしてラム(図示せず)に固定されたくさび4
をポンチ2の内側のテーパ面3に向かつて挿入す
れば、ポンチ2はガイド8のスライド面7に沿つ
て半径方向に押圧され、金属管6は第1図の右半
分bのように成形される。第2図左半分aは成形
前、右半分bは成形後を示している。
成形が終了し、加圧装置のラム(図示せず)の
上昇とともにくさび4は上昇し、ポンチ2の外周
壁に設置された彈性リング5によりポンチ2は成
形加工時と逆半径方向に戻され、第1図左半分a
の状態となつて成形過程は終了する。また、成形
された金属管6′すなわち製品をとりだす際は上
部ダイス12を上方に取り外せば、製品に突出部
15が形成されていても空〓部14があるため、
製品を容易に離型することができる。
第4図は従来と同様の装置で成形加工した製品
例を示すもので全体形状がいびつでかつ、バリ1
6が発生しているのに対し本考案の金型1で成形
加工した金属管6′は第5図に示すように良好製
品精度を有している。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案は上記構成か
らなるもので、ダイスを上下に分割しかつ、加工
に支障のない空〓部を下部ダイスに設けたので、
円筒体の外径形状を規制するダイスを円周方向に
分割せず一体化することができ、高剛性の型とす
ることができる。したがつて、円筒体の外周にバ
リや傷が発生せず、製品の外形精度が著しく向上
するとともに製品の取出しが容易になる。
また型構造の簡素化により型コストの低減が図
れるとともにダイスを分割しないので、作業性が
大巾に向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の加工前と加工後を
示す縦断面図、第2図は第1図のA−A線に沿う
断面平面図、第3図は第1図の空〓部の拡大断面
図、第4図は従来の装置で成形した円筒体の断面
図、第5図は本考案の装置で成形した円筒体の断
面図、第6図は突出部を形成した金属管の側面
図、第7図は第6図のB−B線に沿う断面平面
図、第8図は従来の成形装置の加工前と加工後を
示す縦断面図、第9図は第8図のC−C線に沿う
成形装置の断面平面図、第10図は従来の成形装
置の断面図、第11図は従来の成形装置の断面図
である。 1……局部成形用金型、2……ポンチ、3……
テーパ面、4……くさび、9……ダイス、12…
…上部ダイス、13……下部ダイス、14……空
〓部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半径方向に複数の分割面を有するポンチを設
    け、該ポンチの内側にテーパ面を形成し、該テー
    パ面を摺動して前記ポンチを半径方向に拡張させ
    るくさびを設けるとともに前記ポンチの外側に
    は、該ポンチの加工部より上方で上下に分割可能
    なダイスを設け、該上下のダイスが組合さつた
    際、前記加工部と対向する下側ダイスの内側上部
    に空〓部を設けたことを特徴とする円筒体の局部
    成形用金型。
JP18040187U 1987-11-26 1987-11-26 Expired JPH0444259Y2 (ja)

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JP18040187U JPH0444259Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26

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JP18040187U JPH0444259Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26

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JPH0184815U JPH0184815U (ja) 1989-06-06
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