JPH04108978U - インダイレクト式溶接装置 - Google Patents
インダイレクト式溶接装置Info
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 abstract description 10
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インダイレクト式の溶接装置において、溶接
箇所から離れたワークの部分に当接する給電部材の加圧
力によるワークの変形を防止し、且つ加圧力不足による
給電不良や電蝕の発生を防止する。 【構成】 ワークに当接するワーク受け8と該ワーク受
けとの間にワークを挾むクランプアーム9とを備えるク
ランプ装置7を設ける。ワーク受け8とクランプアーム
9との少なくとも一方を、溶接電源13の一方の極13
bに接続して給電部材に構成する。クランプアーム9の
加圧力を大きくしても、ワークはワーク受け8との間に
挾まれるため変形せず、従って加圧力を大きくして給電
不良や電蝕の発生を防止できる。
箇所から離れたワークの部分に当接する給電部材の加圧
力によるワークの変形を防止し、且つ加圧力不足による
給電不良や電蝕の発生を防止する。 【構成】 ワークに当接するワーク受け8と該ワーク受
けとの間にワークを挾むクランプアーム9とを備えるク
ランプ装置7を設ける。ワーク受け8とクランプアーム
9との少なくとも一方を、溶接電源13の一方の極13
bに接続して給電部材に構成する。クランプアーム9の
加圧力を大きくしても、ワークはワーク受け8との間に
挾まれるため変形せず、従って加圧力を大きくして給電
不良や電蝕の発生を防止できる。
Description
【0001】
本考案は、車両用ドアの内板と外板の溶接等に用いられるインダイレクト式の
溶接装置に関する。
【0002】
従来、スポット溶接の給電方式として、ダイレクト式とインダイレクト式とが
知られている。ダイレクト式とは、溶接電源の一極と他極とに接続した1対の電
極間にワークの溶接箇所を挾んで通電する方式であり、一方、インダイレクト式
とは、ワークの溶接箇所の一側面を溶接電源の一極にした電極で加圧すると共に
、ワークの溶接箇所から離れた部分に当接する給電部材を設けてこれを溶接電源
の他極に接続し、前記電極と給電部材との間に溶接箇所を介して溶接電流を流す
方式であり、溶接箇所の電極当接面をワークの裏面側にすることでワークをその
表面に溶接痕が現われないように溶接できる利点がある。
【0003】
従来、かかるインダイレクト式の溶接装置において、前記給電部材は、ワーク
の溶接箇所から離れた部分の片面にシリンダ等で単純に押し合てるようにしてい
る(実開昭63−90587号公報、特開昭62−81276号公報参照)。
【0004】
給電部材を上記の如くワークに押し合てると、給電部材の加圧力が大きい場合
にはワークが変形し、又加圧力が小さいと給電不良や電蝕を生ずるため、加圧力
の設定が非常に面倒になっている。
本考案は、以上の点に鑑み、給電部材のワークに対する加圧力を大きくしても
ワークが変形しないようにし、加圧力不足による給電不良や電蝕を生ずることな
く良好な溶接を行い得られるようにしたインダイレクト式溶接装置を提供するこ
とをその目的としている。
【0005】
上記目的を達成すべく、本考案では、ワークの溶接箇所から離れた部分を溶接
電源の一方の極に接続する給電部材を備えるインダイレクト式溶接装置において
、ワークの前記部分に当接するワーク受けと該部分を該ワーク受けとの間に挾む
クランプアームとを有するクランプ装置を設け、該ワーク受けと該クランプアー
ムとの少なくとも一方を前記給電部材に構成した。
【0006】
ワークの溶接箇所から離れた部分がクランプ装置のワーク受けとクランプアー
ムとの間に挟まれ、クランプアームの加圧力を大きくしてもワークの変形はワー
ク受けによって阻止され、かくて加圧力を大きくしてワークの前記部分の表裏両
面にクランプアームとワーク受けとを強く押し合て、給電部材たるこれらクラン
プアームやワーク受けとワークとの間の接触抵抗を減少して給電不良や電蝕の発
生を防止できる。
【0007】
図示の実施例は、車両用ドアの内板Aと外板Bとを内板の裏側に折返した外板
のヘミング部B1とこれに重合する内板の凸部A1とにおいて溶接するインダイレ
クト式の溶接装置に本考案を適用したもので、図1に示すように、治具1に複数
の支柱2を立設して、該各支柱2の上端に絶縁材製の受座3を取付け、ヘミング
加工済みのドアを外板Bを下にした状態で、溶接箇所たる前記凸部A1の下側の
外板部分が該受座3に着座するように治具1にセット自在とし、更に治具1の一
側部に立設したブラケット4の上端部にシリンダ5で上下方向に揺動される揺動
アーム6を取付け、該揺動アーム6の先端にクランプ装置7を搭載して、該クラ
ンプ装置7により内板Aに形成した透窓A2の開口縁部を上下から挾むようにし
た。
これを詳述するに、該クランプ装置7は、透窓A2の開口縁部上面に当接可能
なワーク受け8と、該ワーク受け8に対しシリンダ9aによって開閉動作される
クランプアーム9とを備えるもので、該クランプ装置7をその基部において前記
揺動アーム6の先端にばね10を介してフローティング自在に支持させ、クラン
プアーム9を下方に開いた状態で揺動アーム6を上方の起立位置から下方に揺動
させることによりクランプアーム9を透窓A2内に振り込み、次いで該クランプ
アーム9を上方に閉じ動作させて透窓A2の開口縁部下面に当接させ、この当接
反力によりクランプ装置7をばね10に抗して下動させてワーク受け8を開口縁
部上面に当接させ、かくてワーク受け8とクランプアーム9との間に開口縁部を
挾むようにした。
【0008】
内板Aと外板Bの溶接箇所は、ロボット等に搭載した溶接ガン10の上下1対
のガンアーム11,12により挾圧されるもので、上側のガンアーム11の先端
の電極11aを前記凸部A1の上側のヘミング部B1と、下側のガンアーム12の
先端の電極12aを前記受座3の下面とに当接させて、溶接箇所を外板B側に受
座3を介在させた状態で挾圧するようにした。
そして、トランスから成る溶接電源13の一極、例えば正極13aを給電ケー
ブル14とオンス銅板11bとを介して上側のガンアーム11に接続すると共に
、該電源13の負極13bを給電ケーブル15を介して前記クランプ装置7に接
続して、ワーク受け8とクランプアーム9とを溶接箇所から離れたワークの部分
に当接する給電部材に構成し、これと上側のガンアーム11の電極11aとの間
に、前記凸部A1とヘミング部B1との重合部たる溶接箇所と内板Aとを介して溶
接電流を流し、溶接箇所のインダイレクト方式でのスポット溶接を行うようにし
た。この場合、クランプアーム9の加圧力を大きくしても内板Aが変形すること
はなく、その結果クランプアーム9とワーク受け8とを内板Aに強く圧接させて
、加圧力不足による給電不良や電蝕の発生を防止することができる。
【0009】
ところで、溶接ガン10を治具1上に複数の溶接箇所に対応させて複数個取付
けても良いが、溶接ガン10をロボットの動作で各溶接箇所に順に移動させて溶
接を行う場合、上記実施例の如く別置の溶接電源13から給電ケーブル14を介
して溶接ガン10への給電を行うと、給電ケーブル14の取回しが面倒になる。
この場合、図2に示す実施例のように、溶接ガン10に溶接電源13を搭載し、
該電源13の一極13aをオンス銅板11bを介して上側のガンアーム11と、
該電源13の他極13bをオンス銅板12bを介して下側のガンアーム12とに
接続し、更に該下側のガンアーム12の電極12aを当接させる受座3の下面部
分を導体3aで構成し、この導体3aに給電ケーブル15を介してクランプ装置
7を接続すれば、溶接ガン10に対する外部配線が不要となり有利である。
又、上記実施例では、クランプ装置7を1個としたが、クランプ装置7を複数
個設けて、各溶接箇所の溶接に際しその近傍のクランプ装置7との間に溶接電流
が流れるようにし、ワーク上の通電距離を短くして通電ロスの低減を図ることも
可能である。
【0010】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、給電部材の加圧力によるワ
ークの変形を生ずることがなく、給電部材をワークに強く圧接させて、加圧力不
足による給電不良や電蝕の発生を防止でき、良好な溶接を行い得られる効果を有
する。
【図1】 本案装置の一例の側面図
【図2】 他の実施例の側面図
7 クランプ装置 8 ワーク受け
9 クランプアーム 13 溶接電源
13b クランプ装置に接続する電源電極
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークの溶接箇所から離れた部分を溶接
電源の一方の極に接続する給電部材を備えるインダイレ
クト式溶接装置において、ワークの前記部分に当接する
ワーク受けと該部分を該ワーク受けとの間に挾むクラン
プアームとを有するクランプ装置を設け、該ワーク受け
と該クランプアームとの少なくとも一方を前記給電部材
に構成したことを特徴とするインダイレクト式溶接装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991009694U JP2525730Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | インダイレクト式溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991009694U JP2525730Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | インダイレクト式溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108978U true JPH04108978U (ja) | 1992-09-21 |
JP2525730Y2 JP2525730Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=31899930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991009694U Expired - Lifetime JP2525730Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | インダイレクト式溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525730Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016059937A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | ダイハツ工業株式会社 | スポット溶接装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59169684A (ja) * | 1983-03-18 | 1984-09-25 | Nissan Motor Co Ltd | スポツト溶接装置 |
JPS628269A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-16 | トムソン セーエスエフ | 移動窓離散的フ−リエ変換を計算する装置および該装置を利用したレ−ダシステム |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP1991009694U patent/JP2525730Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59169684A (ja) * | 1983-03-18 | 1984-09-25 | Nissan Motor Co Ltd | スポツト溶接装置 |
JPS628269A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-16 | トムソン セーエスエフ | 移動窓離散的フ−リエ変換を計算する装置および該装置を利用したレ−ダシステム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016059937A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | ダイハツ工業株式会社 | スポット溶接装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2525730Y2 (ja) | 1997-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960723 |