JPH04108711A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化粧料に関する。

〔従来の技術〕

従東　肌荒れを改善する化粧料としてラノリン脂肪酸ス
テロールエステルからなる化粧料が特開昭６０−２３９
４０６号公報に記載がある。

コレステロールの脂肪酸エステルとコレステロールの１
２−ヒドロキシ脂肪酸エステルを配合した液晶を含む化
粧料が特開平１−２４６２０９号公報に記載がある。

また、マカデミアナツツ油と１２−とドロキシステアリ
ン酸コレステリル配合の口紅が、特開昭５９−２７８０
８号公報に記載がある。

その他、メドウフォーム油を含有する化粧料が特開昭５
８−１４４３１１号公報に記載がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、従来の化粧品で１戴　肌あれの改善の方策と
して一般に油相成分の割合を多くし　併せてリッチな感
じを出すことに努める傾向がある。

そのため従来の化粧品では全体が脂っぽくなり、時代が
要求するさっばり感が出ないという問題点があった 一方、油相成分の割合を多くしないで肌あれの改善をう
たった化粧料も知られている。例えば、ラノリン脂肪酸
ステロールエステルからなる上記化粧料はべたつき感と
脂つぼさが強すぎるという問題点があった コレステロールの脂肪酸エステルを配合の上記化粧料は
べたつき感と脂つぼさは軽減されるが、抱水性が劣ると
いう問題点があった マカデミアナツツ油配合の上記口紅には感触にべた付き
があり、非常にはがれ易いという問題点があった メドウフォーム油を含有の上記化粧料は、抱水性と耐水
性が弱く非常にはがれ易いという問題点がありｔら 本発明は、このような従来の問題点を解消するため、抱
水性があって肌荒れを改善Ｌ　べた付き感や脂っぽさを
押さえた化粧持ちの良い化粧料を提供することを技術的
課題とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記のような課題を解決するため、本発明の化粧料は、
ヒドロキシ脂肪酸を除く脂肪酸とステリンとのエステル
をＡ成分とし、ヒドロキシ脂肪酸とステリンとのエステ
ルをＢ成分とし、これら両成分が必須成分であり、且つ
、Ａ成分とＢ成分と力ζ、　Ａ：Ｂ＝５：１〜１：５で
ある。

ヒドロキシ脂肪酸を除く脂肪酸が、ラノリン脂肪酸、イ
ソステアリン酸、オレイン酸、　リノール酸、リノレン
酸、ノナン酸、及び、酪酸からなる群から選択される１
又は２種以上の脂肪酸の組み合わせでなるとよい。

以下、本発明を更に詳しく説明する。

本発明ではヒドロキシ脂肪酸を除く脂肪酸とステリンと
のエステルをＡ成分としているが、このヒドロキシ脂肪
酸を除く脂肪酸の融点は大略５０℃以下の脂肪酸であり
、例えは　イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸
、リノレン酸、ノナン酸、酪酸などが好ましい。

また、本発明ではヒドロキシ脂肪酸とステリンとのエス
テルをＢ成分としている力（このとドロキシ脂肪酸とし
ては、例えば、１２−ヒドロキシステアリン酸、　リシ
ノール酸などが好ましい。

また、本発明ではヒドロキシ脂肪酸及びヒドロキシ脂肪
酸を除く脂肪酸とが共存しているラノリン脂肪酸などを
好ましく用いることができる。

一方、ステリンとしてｌＬ　　例え１！、コレステロー
ル、コレスタノール、コレスタノール等の動物ステリン
、カンペステロール、スチグマステロール、β−シトス
テロール等の植物ステリン、エルゴステロール、セレビ
ステロール、チモステロール等の菌類ステリンなどが好
ましい 本発明で用いるＡ成分あるいはＢ成分としては、上記の
ような各脂肪酸と各ステリンとの任意の組み合せをエス
テル結合させて得るような各種のエステル化合物を挙げ
ることができる。

その中でも特にＡ成分としてｌｊ　　イソステアリン酸
コレステリル、オレイン酸コレスタノールエステルなど
が好ましい。

そのほか、市販のヨフコＣＬＥ−Ｓ　（商品名　吉川製
油■製）を好ましく挙げることもできる。

Ｂ成分としては、　ヒドロキシステアリン酸コレステリ
ル、また、市販のサラコスＨ５（商品名日清製油■製）
を好ましく挙げることもできる。

その＆Ａ酸成分Ｂ成分との混合体であるラノリン脂肪酸
コレステリルが好ましい。

本発明では上記のような脂肪酸とステリンとのエステル
の他にも、更にトリグリセリドを併せて加えて用いると
皮膚への付着性が向上してよい。

本発明で用いると好ましいトリグリセリドとは、具体的
に（戴　メドウフォームの種子から抽出して得ることの
できるメドウフォーム沫　そのほかにもアルモンド池　
マカデミアナツツ池　オリブ池などを挙げることができ
る。また、これらの水添物を挙げることができる。

本発明の化粧料のＡ成分と、Ｂ成分との含有重量比Ａ：
Ｂｌ戯　５：１〜１：５、好ましくは、２：１〜ｌ：２
が望ましい。

Ａ成分の含有重量比がＢ成分の含有重量比の５倍を超え
る場合にはべた付き感が強くなり、化粧料として使用性
が劣るようになって好ましくない。

また、５分の１未満になると抱水性が弱くなって好まし
くない。

また、　トリグリセリドの含有率は、全量に対し１〜４
０重量％がよい。　トリグリセリドの含有率が４０重量
％を超えると低温でも結晶が析出しやすくなることがあ
り、また、離漿現象も認められる場合もあって余り好ま
しくない。１重量％未満では付着性が低下し十分な配合
目的を達成できない。

本発明の場合、Ａ成分とＢ成分とを合わせた含有ｆｌＬ
　　本発明の目的とする効果を得るため、化粧料の種類
によって異なる。

例えば、油性洗顔料では０．０１〜２０重量％が好まし
い。

また、水性洗顔料では０．０１〜１０重量％が好ましク
リームでは０．０１〜２０重量％が好ましい。

乳液では０．１〜１０重量％が好ましい。

化粧水では０．０１〜２重量％が好ましい。

上記のような基礎化粧料の他にも、例えばメーク品に応
用することができる。

例えば、ファンデーションでは０．１〜３０重量％が好
ましい。

口紅では０．１〜３０重量％が好ましい。

アイシャドーでは０．１〜２０重量％が好ましい。

おしろい類では０．１〜２０重量％が好ましい。

また、本願発明の化粧料には化粧料で通常用いられる各
種成分を配合することができる。基剤として、炭化水素
凱　各種のエステル肌　ロウ類、油脂類、高級脂肪酸漿
　高級アルコール凱　水溶性高分子、粉本　界面活性１
１．　　多価アルコール類などの１種又は２種以上を組
み合せて適宜配合することができる。

〔実施例〕

以下、実施例と比較例にて本発明を説明するが本発明（
戯　これら実施例に制限されるものではない。尚、配合
量は重量部である。

〈実施例１，２〉 第１表の実施例１．２の欄で示す処方により口紅をｌＩ
製しｔら 第　　１　　表 （製法） 第１表中の（Ｂ）記載の各物質を混合した液状油分中に
（Ａ）記載の各物質の固形油分と（Ｃ）記載の各物質と
を加え、８０〜９０℃に加熱し撹拌しながら溶解し、更
に（Ｄン記載の各物質を加え、全体をよく撹拌しながら
均一化して溶融状態の口紅用剤を得た　得られた口紅用
剤を口紅成形器に流し連木　型取りして放冷して口紅を
得なこのようにして得られた口紅について化粧効果試験
を行っｔム （化粧効果試験） 化粧効果試験Ａ 唇の荒れているパネラ−５０名を１０名づつの５組に分
け、上記で得られた５種の口紅を各組に１０日間使用さ
せ、使用の前後の比較を行った ■　インピーダンス値 抱水性を比較するため、唇の導電性（μＯ）をインピー
ダンスメーター（ＩＢＳ社モデルｌＢ５５５）で測定し
、水分量を比較した 雰囲気温度は２３±１℃、湿度は６０±３％だった。

■　唇の荒れの程度の観察 ６０倍の接触型肌拡大ビデオ（明伸工機−製ＶＭＳ−１
０００型）にて観察し　その度合を評価した ３：　唇の荒れがほとんどない。

２：／／　　少しある １：　唇が荒れている。

■　官能評価 パネラ−にそれぞれの官能度を問い合わせ、その判断を
基に評価した ３：サンプル使用前より唇のかさつき、皮むけがなくな
り、状態がよくなった ２：サンプル使用前とほとんど変わらない。

１：サンプル使用前より唇の状態が悪くなった。

化粧効果試験Ｂ 専門パネラ−１８名に対し、各試料をそれぞれの唇に塗
布させ、実際の使用性（べたつき、脂つぼさ、化粧もち
）の評価を行っ九 評価基準は次のようにした ３、良い ２　普通 １　悪い それぞれの結果を第２表に示す。

第　　２ 表 く比較例１〜３〉 第１表の比較例１．　２．　３の欄で示す処方により口
紅を調製しな 実施例１と同様の方法で化粧効果試験を行っ九結果を第
２表に示す。

上記の結果で、比較例の口紅よりも各実施例の口紅の方
が、インピーダンス値がら抱水性に優へ唇の荒れの程度
から唇の荒れの改善効果に優瓢官能評価から唇の状態も
良くする効果に優れていることが分かつ八 また、べたつき、脂っばさ、化粧もちの使用性に関して
も優れていることが分かつ八 〈実施例３〉 第３表の実施例３の欄に示す処方により乳液を調製した （以下「余白」） 第　　３ 表 （製法） 第３表の（Ａ）欄記載の物質の混合体と、（Ｂ）欄記載
の物質の混合体とをそれぞれ別々に７０℃に加熱して流
動化させ、次いで、流動状態のＡ欄記載の物質の混合体
に（Ｂ）欄記載の物質の混合体を加え、ホモミキサーで
均質に混合して乳化し更に（Ｃ）欄記載の物質を加え、
室温にまで放冷し　乳液としｔム （抱水能・肌荒れ改善効果試験） 冬期、前腕部に肌荒れを起こしている３０代の女性２０
名に対して、左右前腕の手首２箇所、ひじ２箇所それぞ
れの各限定箇所に上記で得られた乳液をそれぞれ日に１
度づつ塗布させ、　１箇月間の経過を観察した 使用開始前と１箇月後との計２回にわたり、皮膚水分蒸
散損失（ＴＷＬ）値、肌荒れの程度、触指官能でしっと
り感を比較した ■　ＴＷＬ値の測定には■ヤヨイ製　エバポリ−メータ
ーＥＰ−１型を使用し抱水性を比較した条件雰囲気温度
は２０±１℃、湿度は５０±３％だっｔム ■　肌荒れの程度 ６０倍の接触型肌拡大ビデオ（前述）にて観察しｔユ　
なお、評価基準を次のように定めた３肌あれがほとんど
ない ２　　　　／／　　少しある １　　　／／　　多い ■　しっとり感 指で塗布部位を触った際の感触で評価しμなお、評価基
準を次のように定めへ ３非常にしつとりしている ２ややしっとりしている １はとんどしっとり感がない それぞれの結果を第４表に示す （以下「余白」） 第　　４　　表 第　　５　　表 〈比較例４〜６〉 第３表の比較例４〜６の欄で示す処方により乳液を調製
し八 実施例３と同様の方法により抱水能・肌荒れ改善効果試
験試験を行つ八　結果を第４表に示す。

上記の結果に基づき、本実施例が比較例よりも皮膚水分
蒸散損失（ＴＷＬ）値が高く抱水能に優に肌荒れ度が低
く肌荒れ改善効果に便法　しっとり感の付与効果も認め
られることが分かつた結果を第４表に示す 〈実施例４〉 第５表に示す処方でファンデーションを調製しμ （製法） 第５表の（Ａ）欄記載の物質の混合体と、（Ｂ）ｉ記載
の物質の混合体とをそれぞれ別々に８０℃に加熱して流
動化させ、次いで、８０℃で流動状態の（Ａ）欄記載の
物質の混合体に、８０℃で流動状態の（Ｂ）欄記載の物
質の混合体を少しづつ添加し　十分に撹拌し乳化させた 十分な乳化を確認した上で（Ｃ）欄記載の物質を添加し
、８０℃の温度で３分間撹拌り、　　４０℃まで水冷し
　取り出し容器に充填してファンデーションとした。

〈実施例５〉 第６表に示す処方でクリームを調製しな（以下［余白ゴ
） 第　　６ 表 （製法） 第６表の（Ａ）欄記載の物質の混合体を加熱して８０℃
とじへ　また（Ｂ）欄記載の物質の混合体を混合して加
熱して８０℃にし、その温度を維持しながら（Ａ）欄に
記載の物質の混合体に、　（Ｂ）欄記載の物質の混合体
を加え、ホモミキサーで均一に乳化しｒ＝　　次いで、
その温度を維持しながら（Ｃ）欄記載の物質を添加し、
室温まで放冷し、クリームを得へ 〈実施例６〉 第７表に示す処方で化粧水を調製しへ 第　　７　　表 第７表の（Ａ）欄記載の物質の混合体と（Ｂ）欄記載の
物質の混合体とを加温溶解し、　（Ａ）欄記載の物質の
混合体を（Ｂ）欄記載の物質の混合体に徐々に加えて可
溶化し、化粧水を得な〔発明の効果〕 本発明は、上記のような構成でなるから、抱水性があっ
て肌荒れを改善し　ベな付き感や脂っぽさを押さえた化
粧持ちの良い化粧料を得ることができる。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヒドロキシ脂肪酸を除く脂肪酸とステリンとのエ
   ステルをＡ成分とし、 ヒドロキシ脂肪酸とステリンとのエステルをＢ成分とし
   、 これら両成分が必須成分であり、 且つ、Ａ成分とＢ成分とが、Ａ：Ｂ＝５：１〜１：５で
   あることを特徴とする化粧料。
2. （２）ヒドロキシ脂肪酸を除く脂肪酸が、ラノリン脂肪
   酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
   レン酸、ノナン酸、及び、酪酸からなる群から選択され
   る１又は２種以上の脂肪酸の組み合わせでなる請求項１
   に記載の化粧料。
3. （３）トリグリセリドを全量の１〜４０重量％含有して
   いる請求項１又は２に記載の化粧料。