JPH04108569A - 耐指紋性に優れた塗装鋼板 - Google Patents

耐指紋性に優れた塗装鋼板

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JPH04108569A
JPH04108569A JP22470490A JP22470490A JPH04108569A JP H04108569 A JPH04108569 A JP H04108569A JP 22470490 A JP22470490 A JP 22470490A JP 22470490 A JP22470490 A JP 22470490A JP H04108569 A JPH04108569 A JP H04108569A
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JP
Japan
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steel plate
coating film
adhesion
coated steel
sweats
Prior art date
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Pending
Application number
JP22470490A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Shioda
塩田 明俊
Kenji Miki
三木 賢二
Hirohiko Sakai
堺 裕彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04108569A publication Critical patent/JPH04108569A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐指紋性に優れた塗装鋼板に関し、さらに詳し
くは、家庭用電気製品、屋内器物、車輌内装等に広く使
用することができる指紋、汗、油分等の付着が目立たな
い耐指紋性に優れた塗装鋼板に関するものである。なお
、明細書において、耐指紋性とは、指紋、汗、油分等の
付着が如何に目立ち難いかという性質をいう。
[従来技術] 一般に、家庭用電気製品、屋内器物、車輌内装等に使用
される鋼板は、防蝕や装飾性のために塗装される。
そして、このような用途に使用される塗装の色彩は、例
えば、オーディオ・ビデオ機器においては、落ち着いた
高級イメージを与えるために、黒色、濃青色というよう
な濃彩色を使用することが多いのが一般的である。
しかし、この濃彩色の塗膜に、指紋、汗、油分等が付着
すると、その部分が白っぽく浮いたような感じに見え、
特に、装飾性を重く見る用途においては、著しく美麗さ
に欠けるという問題がある。
そのため、鋼板上に塗装を行なう製造工程の途中におい
ては、指紋、汗、油分等が付着することがないように、
厳重な管理を行なっているが、特に、予め、塗装した鋼
板を使用して成形、組み立てを行なうプレコート方式で
は、塗装後の工程が多く、完全に指紋、汗、油分等の付
着を防止することは極めて困難であり、不可能とさえ言
えるのである。
また、家庭用電気製品として出荷されf二場合には、消
費者の指紋、汗、油分等の付着は避けることができず、
これらの指紋、汗、油分等の付着が目立つ場合には、商
品価値を極めて悪化させることになるか、未だ充分な改
善策かなく、早急にこの改善策が望まれているのが現状
である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記に説明した従来における防蝕および装飾性
付与を目的として広く使用されている塗装調板の種々の
問題点に鑑み、本発明者が鋭意研究を行ない、検討を重
ねた結果、濃彩色の塗装であっても、製造途中および消
費者か製品として使用する場合において、指紋、汗、油
分等の付着が目立つことがない耐指紋性に優れた塗装鋼
板を開発したのである。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る耐指紋性に優れた塗装鋼板の特徴とすると
ころは、 鋼板上に、平均粒径1〜60μmの無機質或いは有機質
の骨材を1〜30wt%含有する塗膜を少なくと01層
以上含む1層或いは2層以りの塗膜か被覆され、9\っ
、表面の中心線平均mさ(Ra)か2μm以上であるこ
とにある。
本発明に係る耐指紋性に優れに塗装銅板について、以下
詳細に説明する。
一般に、鋼板上の濃彩色の塗膜の場合、塗膜内に透過し
た光は、殆ど吸収されるものと判断されるので、塗膜表
面における反射光たけか目に入るものと考えられる。
従って、指紋、汗、油分等が付着した部分か正常な部分
と異なって見えるのは、指紋、汗、油分等が付着するこ
とによって、塗膜表面の反射光が変化するためであり、
この変化の大きい場合に、耐指紋性が劣るものと思われ
る。そのため、塗膜の表面粗さは耐指紋性に大きな影響
を与えるものである。
このようなことから、各種の骨材を含有させた塗料を塗
装、焼付けを行なって、塗膜表面の粗さを変化させた塗
装鋼板を作製し、塗膜の表面粗さと耐指紋性との関係を
調査した。この耐指紋性は見る方向によって異なるため
、第1図に真上からの目視評価の結果を示し、第2図に
斜め方向からの目視評価の結果を示す。
この第1図から真上からの目視評価では塗膜の表面粗さ
が極端に小さいか、或いは、塗膜表面粗さが大きい場合
に耐指紋性は良好となり、第2図から斜め方向からの目
視評価では塗膜表面粗さが極端に大きい場合にだけ、耐
指紋性が良好となることがわかる。この結果から、塗膜
表面粗さ(Ra)はか、2μm以上においてあらゆる方
向から見ても、耐指紋性が優れた塗装鋼板が得られると
の知見を得た。
本発明に係る耐指紋性に優れた塗装鋼板において、塗装
する塗料の樹脂としては、特に、限定するものではない
が、例えば、エポキシ系、ポリエステル系、アクリル系
、メラミン系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系等の
溶剤希釈型、或いは、アクリル−スチレン系、エポキシ
−エステル系、アクリル系、ウレタン系、ポリ酢酸ビニ
ル系、ポリエチレン系、エチレン酢酸ビニル系等の水系
エマルジョン型から選択することかできる。
また、塗料に含有させる骨材としては、粉末ンリカ、金
属粉、炭酸力ルンウム、タルク等の無機物、或いは、ウ
レタン、ポリエチレン等の有機ヒースを使用することか
できる。しかし、この有機ビーズを使用する場合には、
塗料樹脂か高温において硬化を必要とするときには、ポ
リスチレン、テフロン等の耐熱性の良好な樹脂ビーズを
選択する。この骨材の大きさは1μm未満では塗膜表面
の粗さを大きくする効果を期待することができず、また
、60μmを越えると骨材が塗膜表面から大きく突出し
てしまい、骨材を固定する塗料樹脂のバインダー効果が
劣化し、塗膜の密着性が劣化する。従って、骨材の大き
さは1〜60μmとする。
この骨材の含有量はlvt%未満では塗膜表面を粗面化
する効果か少なく、また、30wt%を越えると塗膜密
着性が劣化する。よって、骨材含有量は1〜30vt%
とする。
ました、2層以上の塗膜を被覆する場合には、最表層の
塗膜に骨材を含む場合と、最表層より下の層に骨材を含
む場合かあるnl、この最表層より下の層に骨材を含む
塗膜を被覆する場合には、この骨材を含む塗膜の凹凸か
最表層の塗膜によって減少するか、最表層の表面荒さか
2um以上であれば、耐指紋性は良好である。
[実 施 例− 本発明に係る耐指紋性に優れた塗装鋼板の実施例を説明
する。
実施例 厚さ06闘、亜鉛付着量20g/m’の電気亜鉛めっき
鋼板に燐酸塩処理を行なった後、ポリエステル系ブライ
マーを塗布して焼き付けを行ない、塗膜厚さを3μmと
した。
次に、ポリエステル系黒色塗料をベースとして、シリカ
およびポリテトラフルオロエチレンの粉末を、第夏表に
示すように粒径および含有量を種々に変化して含有させ
て塗料を製造した。
この塗料を上記に説明した電気亜鉛めっき鋼板上に塗布
されているポリエステル系ブライマーの上に塗布後、焼
き付けを行ない、塗膜の表面粗さを変化させた塗装鋼板
を作製した。
このようにして製作されfコ塗装鋼板を、以下説明する
試験を行なった。
(1)塗膜表面の中心線粗さの測定を行なった。
(2)耐指紋性 真上方向および斜め方向から、指紋付着部の目立ち性を
目視により5段階の評価を行なった。
5(指紋付着が明確でない)−−1(指紋目立つ。) (3)塗膜密着性 1mmまず目、6齢高さの基盤目エリクセン試験を行な
い、粘着テープ剥離による剥離状況を5段階の評価を行
なった。
5(塗膜剥離なし)−−1(塗膜全面剥離)第1表に試
験結果を示す。
この第1表から明らかであるが、本発明に係る耐指紋性
に優れた塗装鋼板は、何れの方向からの目視によっても
、指紋の付着が目立つことがなく、比較例に比べて耐指
紋性に優れており、さらに、塗膜密着性も良好である。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明に係る耐指紋性に優れた塗
装鋼板は上記の構成であるから、真上方向まkは斜め方
向の何れの方向から見ても、指紋、汗、油分等の付着か
目立fニず、指紋、汗、油分等の付着による商品価値を
落とすことがなく、また、塗膜密着性にも優れており、
家庭用電気製品、屋内器物、車輌内装等に広く使用する
ことかできるという優れた効果を有しているものである
【図面の簡単な説明】
第1図は塗装鋼板の真上方向からみた目視評価の結果を
示す図、対2図は斜め方向からみた目視評価の結果を示
す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼板上に、平均粒径1〜60μmの無機質或いは有機質
    の骨材を1〜30wt%含有する塗膜を少なくとも1層
    以上含む1層或いは2層以上の塗膜が被覆され、かつ、
    表面の中心線平均粗さ(Ra)が2μm以上であること
    を特徴とする耐指紋性に優れた塗装鋼板。
JP22470490A 1990-08-27 1990-08-27 耐指紋性に優れた塗装鋼板 Pending JPH04108569A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016215423A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 大日本印刷株式会社 化粧板及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6274970A (ja) * 1985-09-28 1987-04-06 Kansai Paint Co Ltd 鋼板用塗料組成物
JPS6372538A (ja) * 1986-09-16 1988-04-02 川鉄鋼板株式会社 プレコ−ト鋼板

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