JPH04108367A

JPH04108367A - 薬草ジュース及びその製法

Info

Publication number: JPH04108367A
Application number: JP2227547A
Authority: JP
Inventors: Chikuhei Miyamoto; 宮本　知久平
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-08-29
Filing date: 1990-08-29
Publication date: 1992-04-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野〕本発明は薬草ジュース及びその製法に関する。

［従来の技術〕周知の通り、薬草には、種々の薬効を奏する有効成分が
含有されており、その薬効を得る為、生薬として広く使
用されている。上記生薬は、薬草の根、茎、葉、果寅、
神子簿その薬草の有する有効成分が最も多く含有されて
いる部分を乾燥させ、粉末にして散剤として用いたり、
細かく切りきざみ煎じて煎剤として用いたり、その他５
浸剤、エキス剤、チンキ剤、シロップ剤等、その用途に
応じて使い分けられ、また酒類に浸し薬酒として用いる
こともあり、内服薬としであるいは塗り薬として用いら
れているものであった。

［発明が解決しようとする課題〕上記従来の薬草の利用方法としては生薬と成した薬草を
散剤としたり煎削とすることによって用いるものである
が、その際、乾燥したり、煎じたりするので、薬草に含
有されている有効成分が揮敗し易く、また生薬の使用経
験の浅い人にとって生薬を最適な状態に煎じることは困
難であり、生薬の有効成分による薬効を十分に得ること
ができないものであった。

［発明の目的］よって本発明の目的とする所は、Ｌ述の如き従来の薬草
利用の有する問題点を解決するものであって、薬草に含
有されている有効成分の損失が少なく、シかもその使用
が容易であり、有効成分による薬効を十分に得ることの
できる薬草ジュース及びその製法を提供することにある
。

［課題を解決する為の手段］　［作用］上記目的を達成
する為に本発明は次の技術的手段を有する。

即ち、薬草を破砕した破砕薬草に対して植物微粉末と海
藻微粉末と木芽微粉末と朝鮮人参微粉末より成る混合微
粉末を添加することにより破砕された薬草が液汁化され
た薬草ジュースである。そしてその製法は薬草を破砕し
た破砕薬草に植物微粉末と海藻微粉末と木芽微粉末と朝
鮮人参微粉末より成る混合微粉末を重置部で破砕薬草１
００に対して５〜１０の割合で添加し、撹拌した後密閉
容器に収容し、約３０℃に恒温して数カ月放置するもの
である。

上記に於て、植物微粉末とは胡麻５大豆等の微粉末であ
り、海藻微粉末とは昆布、ワカメ等の微粉末である。そ
して上記大豆、胡麻、昆布、ワカメのそれぞれの種類に
ついては特に限定するものではない。

そして、上記混合微粉末は、植物微粉末、海藻微粉末、
木芽微粉末、朝鮮人参微粉末を自由な割合で混合して用
いることができるが、望ましくは、重置部である微粉末
をｌとした場合、他の微粉末の各々が０５〜３の範囲に
あることが望ましい、さらにこれらの微粉末は５．００
０〜１０．０００メツシユのものを用いることが望まし
い。そして上記混合微粉末を破砕した薬草に添加し、撹
拌した後、密閉容器に収容し約３０℃に恒温して数カ月
放置することによって破砕薬草が液汁化し、薬草ジュー
スが得られるものである。

上記破砕薬草が液汁化する過程は明らかではないが発酵
等の作用が関与しているものと考えられる。

そして、それによって得られた薬草ジュースは、薬草を
乾燥させたり煎じたりしていないので薬草に含有されて
いる有効成分が揮散することがな（、よって有効成分の
損失を貼布できると共に、有効成分−二よる薬効を４分
に得ることができる。更：二、薬草ジュースであるので
その使用１ま容易となるものである。

そして、上記混合＠粉末は−ぐへて天然物の粉末である
のでその取り扱いは容易であり、しかも人体に、悪影響
を与える心配がない。

［実施例コ次に本発明をより明確にする為に実施例を説明する。

実施例１植物微粉末である大豆微粉末２０ｇ、胡麻微粉末２０ｇ
と海藻微粉末である昆布微粉末ｌｏｇ、根昆布微粉末ｌ
ｏｇと木芽微粉末ｌｏｇと朝鮮人参微粉末１２ｇを混合
し混合微粉末を得た。

上記各微粉末は７．０００〜８．０００メツシユであり
粉未調整磯を用いて調整した。この時、粉子度の小さい
微粉末より順次混合することにより均一に混合ができる
。そしてこの混合微粉末を洗浄しヒゲ根を取り去り破砕
したシャクヤクの根１．０００ｇに添加し、撹拌した後
密閉容器に収容する。そして約３０℃に恒温して数カ月
放置することにより破砕したシャクヤクの根が液汁化し
シャクヤクの根のジュースを得た。このシャクヤクの根
のジュースにはシャクヤクの根に含有されていた有効成
分がほとんど損なわれずに残存しているので、シャクヤ
クの根の有する薬効を十分に得ることができる。そして
このシャクヤクの根のジュースはそのまま飲用すること
ができるがより飲用を容易とする為に上記シャクヤクの
根のジュース小さじｌに対してコツプｌの水で割ると良
いものである。

また上記混合微粉末にアミラーゼ等の酵素を加えること
によって破砕したシャクヤクの根の液汁化を速めること
も可能である。

実施例２上記実施例１で得たシャクヤクの根のジュースとハチミ
ツを重量部でシャクヤクの根のジュース３に対してハチ
ミツ７の割合で混合することによりシャクヤクの根及び
ハチミツの有効成分を合わせ持ちしかも飲用し易い飲料
が得られた。

実施例３上記実施例１で得たシャクヤクの根のジュースとニンニ
ク粉末を重置部でシャクヤクの根のジュース５に対して
ニンニク粉末５の割合で混合することにより、シャクヤ
クの根及びニンニクの有効成分を合わせ持ち、薬効の高
い飲料が得られた。

実施例４上記実施例１で使用した混合微粉末をドクダミ１．００
０ｇに適用した。

即ち、上記ドクダミの全草を破砕した後、混合微粉末を
添加し撹拌した後、密閉容器に収容し、約３０℃に恒温
して数カ月放置することにより独特の芳香を有するドク
ダミジュースを得ることができた。

実施例５上記実施例１と同様にして、イノコズチ、カンゾウ、オ
ウレン、ハトムギ、ウィキョウ、ナツメ、ナンテン、ニ
クケイ、ヨモギ、アロエ、ゲンノシヨウコ、ベニバナの
それぞれの根、茎、葉等有効成分を多く含有している品
分を用いることによってそれぞれの薬草の薬効を何する
薬草ジュースを得ることができた。

また、上述以外の薬草についても同様に薬草ジュースと
することができるものである。

更に上記薬草ジュースを真空乾燥させたり、濃縮するこ
とＧこよって散剤や浸剤、エキス剤、チンキ剤、シロッ
プ剤として利用することが可能である。

尚、添付図面は上記実施例１．４の概要を示す流れ図で
ある。

［発明の効果］以上詳述した如く本発明によると次の様な効果を奏する
。

即ち、請求項第１項によると、植物微粉末と海藻微粉末
と木芽微粉末と朝鮮人参微粉末より成る混合微粉末を破
砕した薬草に添加することにより破砕薬草を液汁化し、
薬草ジュースを得るので、薬草が含有している有効成分
がほとんど損失していない天然の薬草に近い量の有効成
分を含有した薬草ジュースが提供でき、しかもその薬草
の有効成分の薬効を十分に得ることかできるものであり
、ジュースであるのでその使用は容易に行えるものであ
る。

更にその材料はすべて天然のものであるので人体に悪影
響を与える心配がない。

そして請求項第２項によると上記の長所を有する薬草ジ
ュースの製法が提供でき、しかもその製法は非常に簡易
なものである。そして請求項第３項〜第１６項によると
原料の薬草としてイノコズチ、カンゾウ、シャクヤク、
オウレン、ハトムギ、ウィキョウ、ナツメ、ナンテン、
ニクケイ、ドクダミ、ヨモギ、アロエ、ゲンノシヨウコ
、ヘニバナを用いた上記請求項第１項及び第２項の長所
を有する各々の薬草ジュース及びその製法を提供できる
ものである。

そして、請求項第１７項によると薬草ジュースのみなら
ずハチミツの有効成分を合わせ持ちしかも飲用し易い飲
料を提供できる。

更に請求項第１８項によると薬草ジュースのみならずロ
ーヤルゼリーの有効成分を合わせ持ちしかも飲用し易い
飲料を提供できる。

加えて請求項第１９項によると薬草ジュースに酒類を混
合することにより、より飲用し易い飲料を提供できる。

そして請求項第２０項によると薬草ジュースにニンニク
粉末を混合することにより薬草ジュースのみならずニン
ニクの有効成分を合わせ持ち、より薬効の高い薬草ジュ
ースを提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の実施例を示しており、第１図は薬草
ジュースの製法を示す流れ図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）薬草を破砕した破砕薬草に対して植物微粉末と海
藻微粉末と木芽微粉末と朝鮮人参微粉末より成る混合微
粉末を添加することにより破砕された薬草が液汁化され
た薬草ジュース。
（２）薬草を破砕した破砕薬草に植物微粉末と海藻微粉
末と木芽微粉末と朝鮮人参微粉末より成る混合微粉末を
重量部で破砕薬草１００に対して５〜１０の割合で添加
し、撹拌した後、密閉容器に収容し約３０℃に恒温して
数カ月放置して得られることを特徴とする薬草ジュース
の製法。
（３）上記薬草はイチノコズチであることを特徴とする
請求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製
法。
（４）上記薬草はカンゾウであることを特徴とする請求
項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法。
（５）上記薬草はシャクヤクであることを特徴とする請
求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法
。
（６）上記薬草はオウレンであることを特徴とする請求
項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法。
（７）上記薬草はハトムギであることを特徴とする請求
項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法。
（８）上記薬草はウイキョウであることを特徴とする請
求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法
。
（９）上記薬草はナツメであることを特徴とする請求項
第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法。
（１０）上記薬草はナンテンであることを特徴とする請
求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法
。
（１１）上記薬草はニクケイであることを特徴とする請
求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法
。
（１２）上記薬草はドクダミであることを特徴とする請
求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法
。
（１３）上記薬草はヨモギであることを特徴とする請求
項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法。
（１４）上記薬草はアロエであることを特徴とする請求
項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法。
（１５）上記薬草はゲンノシヨウコであることを特徴と
する請求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びそ
の製法。
（１６）上記薬草はベニバナであることを特徴とする請
求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及びその製法
。
（１７）上記薬草ジュースにハチミツを混合し、その割
合は重量部で薬草ジュース３、ハチミツ７の割合である
ことを特徴とする請求項第１項及び第２項記載の薬草ジ
ュース及びその製法。
（１８）上記薬草ジュースにローヤルゼリーを混合し、
その割合は重置部で薬草ジュース３、ローヤルゼリー７
の割合であることを特徴とする請求項第１項及び第２項
記載の薬草ジュース及びその製法。
（１９）上記薬草ジュースに酒類を混合したことを特徴
とする請求項第１項及び第２項記載の薬草ジュース及び
その製法。
（２０）上記薬草ジュースにニンニク粉末を混合し、そ
の割合は重量部で薬草ジュース５、ニンニク粉末５の割
合であることを特徴とする請求項第１項及び第２項記載
の薬草ジュース及びその製法。