JPH04108270U - カード、切符などの自動販売機のカ−ド繰り出し装置 - Google Patents
カード、切符などの自動販売機のカ−ド繰り出し装置Info
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- JPH04108270U JPH04108270U JP1573191U JP1573191U JPH04108270U JP H04108270 U JPH04108270 U JP H04108270U JP 1573191 U JP1573191 U JP 1573191U JP 1573191 U JP1573191 U JP 1573191U JP H04108270 U JPH04108270 U JP H04108270U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 カ−ドストッカ20’の底板8をゲ−ト14
に近い部分で上向きに折り曲げ、ゲ−ト14から離れた
後側板19′bの部分がゲ−トよりも高くなるように
し、最下位のカ−ド6はゲ−トに向かって前下がりに傾
斜し、中間では底板8との間に隙間が生じる構成とし、
また後側板19′bとカ−ドストッカ20′との接続隅
角部の角度をゲ−ト入り口の案内部傾斜角度と平行にし
偏心ロ−ラ3の代わりにロ−ラの外周に複数のカム状突
起を設けた。 【効果】 最下位のカ−ドと底面の摩擦力を低下させ、
さらに最下位のカ−ドがそれより上のカ−ドよりも必ず
優先的に繰り出され、繰り出し詰りは解消され、繰り出
しチャンスも多くなる。
に近い部分で上向きに折り曲げ、ゲ−ト14から離れた
後側板19′bの部分がゲ−トよりも高くなるように
し、最下位のカ−ド6はゲ−トに向かって前下がりに傾
斜し、中間では底板8との間に隙間が生じる構成とし、
また後側板19′bとカ−ドストッカ20′との接続隅
角部の角度をゲ−ト入り口の案内部傾斜角度と平行にし
偏心ロ−ラ3の代わりにロ−ラの外周に複数のカム状突
起を設けた。 【効果】 最下位のカ−ドと底面の摩擦力を低下させ、
さらに最下位のカ−ドがそれより上のカ−ドよりも必ず
優先的に繰り出され、繰り出し詰りは解消され、繰り出
しチャンスも多くなる。
Description
【0001】
本考案は一般にカ−ドまたは切符などの自動販売機に関し、プリペイドカ−ド
や切符などの発売機において、カード繰り出し装置の構造が改良された自動発券
機に関する。
【0002】
図8は、従来の一般的なカード繰り出し装置の構造の概要を示す側面図で、そ
の作用は図9の作動フローチャートに示される。
図8において、符号10は自動販売機のカ−ド繰り出し装置の全体を示し、2
0は複数枚のカ−ド6または切符(以下カ−ドとして説明する)を下から上に積
層して収容するカ−ドストッカであって、最上位のカ−ドの上面に載せられた重
り7により常時所定の下向き荷重が掛けられるが、販売枚数が増加しカ−ドスト
ッカ20内のカ−ドの残数が少なくなれば、重り7の重量は不変であるが内部の
カ−ド6の自重による下向き荷重は漸減する。
【0003】
図示したカ−ドストッカ20は、全体として上面が解放された中空六面体の箱
形容器であって、販売されるカ−ドの出口となるゲ−ト14が下部に取り付けら
れている前側板19aと、その反対側の後側板19bと、横断方向の左、右側板
(紙面とその下側)19cおよび19dと,前記ストッカ20の底板であるとと
もに、さらにゲ−ト14の下方を越えてカ−ドを繰り出す方向の前方に延長され
平坦でほぼ水平に延在しベ−スと呼ばれ底板8を兼ねた部材とから構成される。
この底板8は、図示したようにゲ−トを越えてカ−ドを繰り出す方向の前方まで
延長されたベ−スとしてでなく、底板単独の部材として作成されたものでもよい
ことは勿論である。また、ベ−スとフレ−ムでストッカ構成し特に箱形のカ−ド
ストッカとして設けられない場合もある。
【0004】
この底板8には、ゲ−ト8のやや手前からゲ−ト14の下方を僅かに前方に越
える位置まで、後述する繰出しロ−ラの頭部が進入可能な貫通孔8aが明けられ
ている。底板8より下方の部分と、前側板19aよりもさらに前方(図で右側)
で底板8のカ−ドを繰り出す方向に延長された部分より上のスペ−スには、カ−
ドを繰り出す駆動機構と駆動制御機構とが収容されている。
【0005】
前記の駆動機構は前記の貫通孔8aの直下に配置されたゴムなどの弾性材料製
の繰り出し偏心ロ−ラ3と、この繰り出し偏心ロ−ラ3に近接して繰り出し方向
の下流側に配置された搬送ロ−ラ4と、これらの繰り出しロ−ラ3と搬送ロ−ラ
4とをベルト15、プ−リ16、17、18およびクラッチ5を介して駆動する
モ−タ2とから構成される。
【0006】
また前記の駆動制御機構は前記カ−ドストッカ20の底板8のほぼ中央部真下
にあって、その接触ア−ムが底板8に明けられた小孔を通過して最下位のカ−ド
の下面と接触可能にされたリミットスイッチ9と、カ−ドの繰り出し状態を検知
する第1及び第2の光センサ11、12と図示しないタイマとから構成される。
【0007】
この繰り出し装置の作動に就いて述べる。モータ2の回転によりプーリ16、
ベルト15、プーリ17、18を介して搬送ローラ4、弾性材料製の偏心ローラ
3が駆動され、偏心ローラ3の時計回り回転により偏心ローラ3の大径部がベー
ス8の開口部8aから図でベース8の上面を超えて突出し、ストッカ20内に積
み重ねられ重り7で下方へ押されているカード6の最下位のカードをゲ−ト14
aの下端と偏心ローラの大径部との間で摩擦力により図で右方へ繰り出す。
その際にゲート14とカ−ドストッカ20の底板であるベース8との間隔Aは
カード1枚だけが通過する寸法にされている。
【0008】
図9を参照してこの自動販売機全体の作動を説明する。図9では光センサ、タ
イマなどに付した符号は作動順序を説明する便宜上、図8の符号とは一致させて
いない。顧客や係員が始動の押釦を押すと、カード切れ表示スイッチ9によりカ
−ドストッカ20内のカード6の有無が確認され、無い場合はカード切れ表示の
ランプ又はブザーが警報を発し、カ−ドが有る場合は電磁クラッチ5が入り、続
いてモータが回転しタイマ1が所定の時間に設定される。光センサ1がカードに
よって遮断されてなく、タイマ1の設定時間を超過すると、クラッチ5、モータ
2は遮断されてカード詰まりが表示される。一方、光センサ1がカードで遮断さ
れてタイマ2が設定され、光センサ1の投光がなく、タイマ2の設定時間を超過
すると、クラッチ5とモータとが遮断されてカード詰まりが表示される。前記の
光センサ1の投光があるとクラッチ5、モータは遮断されて、カード6の光セン
サ2の投光を遮断して顧客がカードを抜取るのを待ちカードが抜取られると投光
があって終了となる。
【0009】
イ)図10に示すように、重錘7と積み重ねられたカード6との合計重量Wが
最下位のカード6とベース8との接触面積に一様にかかるために生ずるカード6
とベース8との摩擦抵抗が、カード6と偏心ローラ3の大径部との摩擦力を利用
した繰り出し力に近いか、または大きい場合には、カードを円滑に繰り出すこと
ができない状態が起こり得る。
ロ)また、図11に示すように、カードの積重ね具合が不適当なため最下位の
カ−ド6よりも上にあるカード6’が先にゲート14に入り、繰り出し詰まりを
生ずることも有り得る。
ハ)図12はゲート14附近の部分図であり、カード6の先端がゲート14の
案内斜面14aに引掛るなどによって、ゲート14とベース8との間に入らない
場合があり、ゴムなどの弾性材料製の偏心ローラ3は、カード先端との引掛りが
外れると繰り出しが行われず、1回転して次に大径部が来るまで待たねばならな
い上に、場合によってはカード先端の引掛りが外れない儘になることもある。
【0010】
イ)とロ)はカ−ドを収容する従来のカ−ドストッカの構造上の宿命的な課題
であり、ハ)は偏心ロ−ラを使用する以上不可避の課題で、本考案はそれらを個
別に解決するとともに、解決したそれぞれの手段を適宜組合わせて、使用の頻度
や顧客の要求に対応できるようにした。
1)上記イ)のカードとベースとの摩擦抵抗を低減するには、最下位のカード
の下面とベースのカ−ドストッカの底板となる部分との接触を極力線接触に近い
状態にする事を目標とし、具体的にはカードの下面とベースの上面との間に隙間
ができるようにベースの底板部を中間で折曲げ両端部が上に向けられ、カ−ドス
トッカに取付けられた状態では後側板との接続部側が高く、前側板のゲ−ト部に
向かって全体として前下がりに傾斜し、中間に凹部が形成され、この凹部がカー
ド6との間に隙間を形成するようにして上記課題(イ)を解決した。
2)上記課題ロ)に対しては、ベースと後側板との接続部である隅角部を前側
板の下端のゲートの案内斜面とほぼ平行な角度を持つ斜面とすることにより、カ
ードの積重ね具合の不適当により最下位のカ−ドよりも上にあるカードが先にゲ
ートに入るという不具合を解決した。
3)上記課題ハ)に対しては、カード繰り出し装置のロ−ラとして、外周に複
数個のカム状突起部を有するゴムなどのエラストマ材料製の繰り出しローラを採
用しロ−ラの1回転当たりカム状突起部の数だけカード繰り出しのチャンスが得
られるようにして解決した。
【0011】
1)ベースの底板部の中間の凹部によりカードとの間に隙間が形成されて、繰り
出しの初期においては、ベースとカードとは後側板に近い部分だけで線接触する
ことになり、摩擦抵抗は低減され、また繰り出しが進行するのに伴い、繰り出し
ロ−ラより下流にあるカ−ドの部分はこの隙間内に入り、ベースとの接触圧は殆
ど無くなり摩擦抵抗をさらに低減する。
2)隅角部がゲートの案内斜面と平行な角度の斜面とされたのでゲートの案内斜
面の部分にある数枚のカ−ドは最下位のものが最も前進した位置に、それより上
のカ−ドは上になるほど階段状に後退するように案内される。
3)繰出しローラに複数の、例えば5個のカム状突起部があれば、それぞれが、
ロ−ラの1回転当たりカム状突起部の数だけカードを繰り出すように作動する。
つまり再繰り出しのチャンスが早く到来すると共に作動し、またカードの下面に
動揺を与えカ−ド詰まりなどを防止する。カム状突起は通常約3〜6個である。
【0012】
【実施例1】
図1の(A)は、本考案によるストッカの第1の実施例の部分断面側面図を示
すが、この実施例のカ−ドストッカ20’は、長い板状ベース8’の底部を、後
側板19’b側と前側板19aの側が高く、その中で後側板19’b側が最も高
くなるように上方へ傾斜させて中間で折曲げ、カード6がカ−ドストッカ20’
内でゲ−ト14に向かって前下がりに傾斜した姿勢で収容されるとともに、カ−
ドの前、後端部付近だけがベース8’の表面に接触し、中間部ではベース8’と
の間に隙間8cができる構造にしたもので、ベース以外は図8に示した従来のカ
−ドストッカ20と同様である。
【0013】
図1の(A)に示すように、カ−ド繰り出しの最初の段階では、前記の隙間の
存在により最下位のカード6の中間部はベース8’に接触せずカ−ドの前、後端
部付近だけがベース8’の表面に接触するので、重錘7及び全カードの総重量W
は両端部にほぼ二分され偏心ローラ3の大径部とカードとの摩擦力はほぼW/2
に比例する力となり、これがカードの繰り出し力になる。カードが繰り出される
に従い、カード後端部が図1の(B)に示すように、図で右方へ移動し隙間の部
分に達するので、最下位のカ−ド6の後端部には重錘7及び全カードの合計重量
Wの2分の1のW/2は作用せず、最下位のカ−ドに対し直上のカード6’の後
端部とベース8’とが接触するようになる。
【0014】
この場合、最下位のカ−ド6とベース8’との接触摩擦抵抗は極めて小さく最
下位のカード6は容易に繰り出される。図8に示す従来例の場合は、カ−ド6と
ベース8’との接触摩擦抵抗は、重錘7及びカードの全重量Wが最下部カードの
全下面を介してベース8に均等に分散された摩擦抵抗となるので、繰り出し力は
この分散された摩擦力だけ減殺され、図1の実施例の場合より遥かに小さい。
【0015】
【実施例2】
図2は第2の実施例を示すカ−ドストッカ20”付近の部分側面図で、従来の
カ−ドストッカと同じく平坦なベ−ス8を配置し、ベ−ス8と後側板19”bを
接続する隅角部8bがゲート14の案内斜面14aとほぼ平行な角度になるよう
にし、この隅角部8bからゲート14の案内斜面14aまでのスペ−スには複数
(図では4枚)のカード6が積み重ねられた状態で収容されている。ベース以外
の構造は図8に示した従来のカ−ドストッカ20と同様である。
この実施例のように隅角部8bが設けられたカ−ドストッカでは、全体として
の符号は20”、後側板は19”bのように上付き記号「”」を付して示したが
ベ−スは従来技術のものと同じく8としたた。
【0016】
図2に示すように、ベース8と後側板19”bとの接合部である隅角部8bが
ゲート14の案内斜面14aとほぼ平行になっているので、複数(図では4枚)
のカード6の前後の端面は、斜面14aに沿って階段状に案内され最下位のカー
ドより上のカードが先にゲートに入ることは確実に防止される。
【0017】
図3の(A)は、第3の実施例を示すカ−ドストッカ20付近の概略側面図で
あり、従来のカ−ドストッカと同様平坦なベ−ス8を水平に配置し、ガイド14
の直下のベ−ス8の開口8aに臨んで図3及び図4に示すように、本考案による
ゴムなどのエラストマ材料製のカード繰り出しローラ23が配置されている。ロ
ーラ23は、その外周に複数個(この例では5個)のカム状の突起部23aを軸
線に平行に備えている。図3の(B)に示すようにカード6の先端がゲート14
の案内斜面14aに引掛って繰り出されないようになる現象、いわゆるカード詰
まりの場合には、ロ−ラがさらに5分の1回転すれば次の突起部がゲート部に達
するので、繰り出しのチャンスは従来の繰り出しローラの5倍になり、さらにロ
−ラのカム状突起部23aはベース8の開口部8aの上に延在するカードの先端
部を図3の(B)に矢印Bで示すように上下に動揺させて引掛りが起り難くする
。ローラ23以外の構造は図8に示した従来のものと同様であり、作動フローチ
ャートも図9と同様なので重複した説明は省略する。
【0018】
図4は、第1の実施例と第2の実施例の特徴を組み合わせた第4の実施例を示
すカ−ドストッカ20”の断面部分側面図で、ベース8’が中間で曲げられゲ−
ト直下の部分と後側板19”bとの間に凹部8cが形成されているのに加えてベ
ース8’と後側板19”bとの接続隅角部8bがゲート14の案内斜面14aと
ほぼ平行な角度になるようにしてあるので、ベース8”とカ−ドとの間の摩擦抵
抗を低減する作用と、最下位より上のカ−ド6’が最下位のカ−ド6より早くゲ
−ト内に入り繰出されるという不具合を低減する作用とがともに達成される。
【0019】
図5は、第1の実施例と第3の実施例の特徴を組み合わせた第5の実施例を示
すカ−ドストッカ20”付近の断面部分側面図で、ベース8’が中間で曲げられ
て、ゲ−ト直下の部分と後側板19”bとの中間に凹部が形成されているのに加
えて、外周に複数個のカム状の突起部23aを有する弾性材料製のカード繰り出
しローラ23が配置されている。従って、ベース8’とカ−ドとの間の摩擦抵抗
を低減する作用と、複数個(この例では5個)のカム状の突起部23aを備えて
いるために、いわゆるカード詰まりの場合に繰り出しのチャンスが従来の繰り出
しローラの複数(5)倍になるのに加えて、カム状突起部23aがベース8’の
開口部8a付近に延在するカードの先端部を上下に動揺させて引掛りが起り難く
する作用とを達成する。
【0020】
図6は、第2と第3の実施例の特徴を組み合わせた第6の実施例を示すカ−ド
ストッカ20”付近の断面部分側面図で、ベース8は平坦で中間に凹部はなく、
後側板19”bとの接続隅角部8bがゲート14の案内斜面14aとほぼ平行な
角度になるようにしてあり、また外周に複数個のカム状の突起部23aを有する
弾性材料製のカード繰り出しローラ23が配置されている。従って、最下位より
上のカ−ド6’が最下位のカ−ド6より早くゲ−ト内に入り繰り出されるという
不具合が低減される作用に加えて、複数個のカム状の突起部23aにより、いわ
ゆるカード詰まりの場合に、繰出しのチャンスが従来の繰り出しローラの数倍に
なり、またカム状突起部がベース8の開口部8a付近に延在するカードの先端部
を上下に動揺させ引掛りが起り難くする作用とを達成する。
【0021】
図7は、第1、第2および第3の実施例の特徴のすべてを組み合わせた第7の
実施例を示すカ−ドストッカ20”付近の断面部分側面図で、ベース8’が中間
で曲げられゲ−ト直下の部分と後側板19”bとの中間に凹部による隙間8cが
形成されているのに加えて、ベース8’と後側板19”bとの接続隅角部8bが
ゲート14の案内斜面14aとほぼ平行な角度になるようにしてあり、また外周
上に複数個のカム状の突起部23aを有する弾性材料製のカード繰り出しローラ
23が配置されている。
従って、ベース8’とカ−ドとの間の摩擦抵抗を低減する作用と、最下位より
上のカ−ド6’が最下位の6より早くゲ−ト内に入り繰り出されるという不具合
を低減する作用に加えて、複数個のカム状の突起部により、いわゆるカード詰ま
りの場合に繰り出しのチャンスを従来の繰り出しローラの数倍とし、またカム状
突起部がベース8’の開口部8a付近に延在するカードの先端部を上下に動揺さ
せ引掛りが起り難くする作用のすべてを達成する。
【0022】
上記のように底板を中間で曲げ凹部を形成させ、底板と後側板との接続隅角部
をゲートの案内斜面とほぼ平行な角度になるようにし、また外周に複数個のカム
状の突起部を有する弾性材料製のカード繰り出しローラを配置するという3種の
基本的な構造の改良を、使用の頻度や顧客の要請に応じ単独にまたは適宜組み合
わせ、構造が簡単でしかも工作や組立てが容易な手段により、従来のカ−ドに不
可避であった、繰り出し詰まり、詰まった場合の待ち時間等が短縮でき、カード
や切符の自動販売機の稼働効率を向上させる効果が顕著である。
【図1】(A)は本考案によるカード繰り出し装置の第
1の実施例の繰出し開始時点でのストッカとゲ−ト付近
を示す側断面部分図で、(B)は同じく繰り出しが進行
した初期の状態を示す側断面部分図である。
1の実施例の繰出し開始時点でのストッカとゲ−ト付近
を示す側断面部分図で、(B)は同じく繰り出しが進行
した初期の状態を示す側断面部分図である。
【図2】本考案によるカード繰り出し装置の第2の実施
例を示す側断面部分図である。
例を示す側断面部分図である。
【図3】(A)は本考案の第3の実施例の繰り出し装置
を装着したカード自動販売機の側断面図で、(B)はカ
−ドの先端がゲ−トの案内面に引懸かった状態を示す側
断面部分図である。
を装着したカード自動販売機の側断面図で、(B)はカ
−ドの先端がゲ−トの案内面に引懸かった状態を示す側
断面部分図である。
【図4】本考案によるカード繰り出し装置の第4の実施
例を示す側断面部分図である。
例を示す側断面部分図である。
【図5】本考案によるカード繰り出し装置の第5の実施
例を示す側断面部分図である。
例を示す側断面部分図である。
【図6】本考案によるカード繰り出し装置の第6の実施
例を示す側断面部分図である。
例を示す側断面部分図である。
【図7】本考案によるカード繰出し装置の第7の実施例
を示す側断面部分図である。
を示す側断面部分図である。
【図8】従来のカード自動販売機の側断面図である。
【図9】一般的なカード自動販売機の作動フローチャー
トである。
トである。
【図10】従来のカード自動販売機の底板に掛かるカ−
ドと重りの合計重量の分布を示す側断面図である。
ドと重りの合計重量の分布を示す側断面図である。
【図11】従来のカード自動販売機において、最下位よ
り上のカ−ドが最下位のカ−ドより早くゲ−ト内に繰り
出されカ−ド詰りを生じた状態を示す側断面図である。
り上のカ−ドが最下位のカ−ドより早くゲ−ト内に繰り
出されカ−ド詰りを生じた状態を示す側断面図である。
【図12】カードの先端がゲ−トの案内斜面に引掛り、
偏心ローラとカード先端との引掛りが外れると繰り出し
が行われない状態を示す側断面図である。
偏心ローラとカード先端との引掛りが外れると繰り出し
が行われない状態を示す側断面図である。
6:カード
7:重り
8:底板(ベース)
8a:開口部
8b:接続隅角部
8c:隙間
14:ゲート
14a:ゲ−トの案内斜面。
19a:前側板
19’b ,19”b:後側板
19c,19d:左右側板
20、20’、20”:カ−ドストッカ
23:繰り出しロ−ラ
23a:カム状突起
A:間隔寸法
W:重量
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
B65H 3/06 E 9148−3F
330 A 9148−3F
G07F 7/08
Claims (5)
- 【請求項1】 カ−ドまたは切符などを発売する自動販
売機のカ−ド繰出し装置であって、前、後、左、右の側
板と底板とから成り、複数のカード、切符などを上下に
積層し下方に押圧して収容するカードストッカと、前記
前側板の下部に設けられカ−ドまたは切符などを送り出
すために案内するガイド部を有するゲ−トと、前記ゲ−
トの下方に配置され上端が前記の底板に明けられた貫通
孔を通じて前記ゲ−トの下端に対し所定の距離だけ接近
し次いで離去することが可能に配置され、接近した状態
で前記ゲ−トの下端との間に前記のカ−ドまたは切符を
最下位のものから、摩擦駆動により順次取出し口に送り
出す弾性材料製の繰り出しロ−ラとを含んで成る自動販
売機のカ−ド繰出し装置において、前記カ−ドストッカ
の底板が、中間で屈曲され、この屈曲部から前記ゲ−ト
側に向う部分と、前記ゲ−トの反対側の後側板に向う部
分とが上方へ傾斜され、後側板の側が最も高く、全体と
して後側板の側から前記ゲ−トに向かって前下がりに傾
斜し中間に凹部が形成され、各繰り出し動作の開始の段
階では、最下位のカ−ドの下面と前記底板の中間の凹部
との間に隙間が形成され、実質的にカ−ドの前方端と後
方端のみにおいて前記底板と接触するようにされ、繰り
出しの進行に伴い繰り出されつつあるカ−ドのロ−ルと
の接触位置より上流側の部分は、その直上のカ−ドと前
記底板との間に形成された隙間内に移行し、前記底板と
の間の摩擦が低減された状態で繰り出されることを特徴
とするカード、切符などの自動販売機のカ−ド繰り出し
装置。 - 【請求項2】 カ−ドまたは切符などを発売する自動販
売機のカ−ド繰り出し装置であって、前、後、左、右の
側板と底板とから成り、複数のカード、切符などを上下
に積層し下方に押圧して収容するカードストッカと、前
記前側板の下部に設けられカ−ドまたは切符などを送り
出すために案内するガイド部を有するゲ−トと、前記ゲ
−トの下方に前記の底板に明けられた貫通孔を通じて前
記ゲ−トの下端に対し所定の距離だけ接近し次いで離去
することが可能に配置され、接近した状態で前記ゲ−ト
の下端との間に前記のカ−ドまたは切符を最下位のもの
から、摩擦駆動により順次取出し口に送り出す弾性材料
製の繰り出しロ−ラとを含んで成る自動販売機のカ−ド
繰り出し装置において、前記カ−ドストッカの後側板
は、前記底板との接続部分となる隅角部が、前記ゲート
のガイド部の斜面とほぼ平行な角度を持つ傾斜面にさ
れ、この隅角部から前記ゲートの案内斜面までの領域に
収容されている複数のカードまたは切符の中で最下位に
あるカ−ドが前記ゲ−トに対し最も前進した位置に置か
れ、それより上以のカードまたは切符は、上位に在るも
のほど、前記ゲ−トから階段状に後退した位置に案内さ
れ、最下位にあるカ−ド、切符などが、それより上位の
ものよりも優先的に繰り出されるようにされていること
を特徴とするカード、切符などの自動販売機のカ−ド繰
り出し装置。 - 【請求項3】 カ−ドまたは切符などを発売する自動販
売機のカ−ド繰出し装置であって、後、左、右の側板お
よび底板から成り、複数のカード、切符などを上下に積
層し下方に押圧して収容するカードストッカと、前記前
側板の下部に設けられカ−ドまたは切符などを送り出す
ために案内するガイド部を有するゲ−トと、前記ゲ−ト
の下方に前記の底板に明けられた貫通孔を通じて前記ゲ
−トの下端に対し所定の距離だけ接近し次いで離去する
ことが可能に配置され、接近した状態で前記ゲ−トの下
端との間に前記のカ−ドまたは切符を最下位のものから
摩擦駆動により順次取出し口に送り出す弾性材料製の繰
り出しロ−ラとを含んで成る自動販売機のカ−ド繰り出
し装置において、前記の繰出しロ−ラがその外周面上に
複数個のカム状突起部を有し、カード、切符などの繰り
出し動作が前記ロ−ラの1回転当り上記カム状突起部の
個数と同数回だけ可能にされることを特徴とするカー
ド、切符などの自動販売機のカ−ド繰り出し装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の自動販売機のカ−ド繰り
出し装置において、前記カ−ドストッカの前記ベースと
後側板との接続部分となる隅角部が、ゲートの案内斜面
とほぼ平行な角度を持つ傾斜面にされ、この隅角部から
前記ゲートの案内斜面までの領域に収容されている複数
のカードまたは切符の中、最下位にあるカ−ドが前記ゲ
−トに対し最も前進した位置に置かれ、それより上以の
カードは、上位に在るものほど、前記ゲ−トから階段状
に後退して配置され、最下位にあるカ−ドが、それより
上位のものよりも優先的に繰り出されるようにされてい
ることを特徴とするカード、切符などの自動販売機のカ
−ド繰出し装置。 - 【請求項5】 請求項1、2または4のいずれかに記載
の自動販売機のカ−ド繰出し装置において、前記の繰出
しロ−ラがその外周面上に複数個のカム状突起部を有
し、カード、切符などの繰り出し動作が前記ロ−ラの1
回転当り上記カム状突起部の個数と同数回だけ可能にさ
れることを特徴とするカード、切符などの自動販売機の
カ−ド繰り出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1573191U JP2551602Y2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | カード、切符などの自動販売機のカ−ド繰り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1573191U JP2551602Y2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | カード、切符などの自動販売機のカ−ド繰り出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108270U true JPH04108270U (ja) | 1992-09-18 |
JP2551602Y2 JP2551602Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=31902868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1573191U Expired - Lifetime JP2551602Y2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | カード、切符などの自動販売機のカ−ド繰り出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551602Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP1573191U patent/JP2551602Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551602Y2 (ja) | 1997-10-27 |
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