JP2543167Y2 - 硬貨搬送コンベアの硬貨導出装置 - Google Patents

硬貨搬送コンベアの硬貨導出装置

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JP2543167Y2
JP2543167Y2 JP5943691U JP5943691U JP2543167Y2 JP 2543167 Y2 JP2543167 Y2 JP 2543167Y2 JP 5943691 U JP5943691 U JP 5943691U JP 5943691 U JP5943691 U JP 5943691U JP 2543167 Y2 JP2543167 Y2 JP 2543167Y2
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井 義 浩 櫻
田 好 明 山
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パチンコ遊技場のパチ
ンコ島内や駅の券売機の裏側などに設置されて硬貨を搬
送する硬貨搬送コンベアにかゝり、特にこのコンベアか
ら硬貨を導出させるための硬貨導出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、硬貨搬送コンベアにより搬送され
る硬貨を必要時に導出させる硬貨導出装置として例えば
実開昭62−37373号公報に示されるものがある。
【0003】この公報に示される装置は、水平方向に張
設されたベルトコンベアの上面に載せられて搬送される
硬貨を、そのコンベアの搬送方向に対し所定の角度を有
して位置するゲート板に当接させ、このゲート板にそわ
せてコンベアの側方へ案内し、コンベア外へ導出させる
ようになされている。このゲート板は、コンベアのベル
ト面の上方位置からベルト面の直上位置までの間を上下
動可能に設けられ、通常時はバネ付勢により上方に位置
して硬貨を通過させ、導出時にはソレノイドの励磁によ
りベルト面に近接した位置に下降させて硬貨の周面が当
るようにし、このゲート板にそわせてコンベアの側方へ
導出させるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに上記従来の装
置では、ゲート板がソレノイドの励磁によりベルト面に
近接した位置に下降したとき、丁度ゲート板の直下に硬
貨が存在しているとその硬貨がゲート板とベルト面との
間に挟まれてしまい、硬貨が不動状態に押えられてしま
うためベルトに大きな抵抗が加わり、コンベアの損傷や
ベルト面の摩耗をきたすという問題がある。また、ゲー
ト板が硬貨の周辺部分を押えた場合には、硬貨が跳ね上
ってゲート板上へ載ってしまったり、周辺へ飛散して紛
失してしまうなどの問題があった。
【0005】本考案はこれに鑑み、ゲート部材が硬貨の
上に下降してもコンベアの損傷やベルト面の摩耗等を生
じることがなく、かつ硬貨の飛散による紛失等をも確実
に防止することができる硬貨搬送コンベアの硬貨導出装
置を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決するため、本考案は、硬貨を搬送するベル
トコンベア上にそのコンベアの搬送方向に対し所定の角
度を有する板状のゲート部材を上方から進出させ、コン
ベア上を搬送される硬貨をゲート部材にそわせてコンベ
アの側方へ導出させる硬貨導出装置において、駆動手段
によりコンベアの上面に向けて上下動される駆動板を設
け、この駆動板にゲート部材を上下方向移動可能に取付
けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】硬貨がコンベアのベルト面に載って搬送されて
いる間に硬貨を導出するとき、駆動手段により駆動板が
下降すると、これと共にゲート部材も下降し、そのゲー
ト部材の下端がベルト面に近接した位置におかれ、硬貨
がゲート部材にそわされてコンベアの側方へ導出され
る。ゲート部材の下降時にその直下に丁度硬貨が存在し
ていてゲート部材の下端が硬貨の上面に接触すると、ゲ
ート部材は駆動板に対しスライドして硬貨の厚み分だけ
上方へ退去してその硬貨をやり過し、硬貨がゲート部材
の下を通り過ぎるとゲート部材は下降し、次に搬送され
てくる硬貨を誘導して側方へ導出させる。したがって硬
貨を停止させたり、跳ね飛ばすようなことがなく、確実
に側方への導出作用がなされる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0009】図示の実施例は、図4に示すようなパチン
コ島1内に設置されて硬貨を搬送するに適用した場合を
示している。このパチンコ島1は、複数のパチンコ台
2,2…が背面が向き合う状態で列設されて2台置きの
パチンコ台間に台間玉貸機3,3…が配設されたもの
で、パチンコ島1の島端には硬貨処理装置4および両替
機5が取付けられており、これとは反対側の島端には台
間玉貸機3,3…に投入された紙幣を回収する島端ボッ
クス(図示省略)が設けられている。なお台間玉貸機3
は縦長薄箱状のもので、その前面の上部から紙幣を横位
置で立てゝ挿入する紙幣投入口6、その下に硬貨投入口
7、ついで選択ボタン(千円用)8、選択ボタン(50
0円用)9、パチンコ玉投出口10、釣銭投出口11が
それぞれ配設されている。そして前記パチンコ台2,2
…の背面間には、台間玉貸機3,3…に投入された紙幣
を島端ボックスへ搬送して回収するための紙幣搬送コン
ベア12と、このコンベア12の下方にあって硬貨処理
装置4から台間玉貸機3へ釣銭硬貨を補給するための硬
貨搬送コンベア13と、台間玉貸機3,3…から硬貨を
硬貨処理装置4へ搬送するための硬貨回収コンベア14
がそれぞれ配設されており、上記硬貨搬送コンベア13
に本考案が適用される。
【0010】硬貨搬送コンベア13は、図1に示すよう
に閉断面を有するケース15内にベルト16が配設さ
れ、上部走行側のベルトの下面にそってベルト16の位
置を規制する受部材17がケース15に固定して設けら
れ、この上部走行側のベルト16の上面で硬貨Cを搬送
するようになっている。
【0011】前記ケース15の側面に開口部18が形成
され、この開口部18の外面側に台間玉貸機3の硬貨貯
溜部へ通じる蛇腹管19の継手部20が接続されてお
り、この継手部20には硬貨Cの通過を検知するセンサ
21が付設されている。
【0012】前記ケース15内でベルト16の上方に位
置し前記開口部18の下流端からベルト16の搬送方向
に対し所定の角度をもって駆動板22が上下動自在に設
けられている。この駆動板22はその一端がケース15
外に突出されてその突出端に垂直な軸23が固着されて
おり、この軸23は軸受24により上下摺動自在に支持
されているとともに軸23上の突部25が軸受を兼ねる
ストッパ26,27により駆動板22の上昇限および下
降限が定められるようになっている。
【0013】前記軸23の下端部は、中間部が固定側に
支軸28により枢支されたL形状の中継レバー29の一
端に遊動的に連結され、この中継レバー29の他端には
ソレノイド30のプランジャ31が遊動的に連結されて
いる。なお32はプランジャ戻し用のバネである。
【0014】前記駆動板22には、ベルト16を前述の
角度をもって斜めに横切るときベルト16の幅をカバー
し得る長さを有する板状のゲート部材33が上下方向可
動に取付けられている。その取付け手段としては、ゲー
ト部材33の両端近くに上下方向の長孔34,34に挿
通するネジ35,35で駆動板22に取付けられ、駆動
板22が上昇位置(図2)にあるときゲート部材33の
下端がベルト16上の硬貨Cの上面より上方に位置さ
れ、駆動板22が下降位置(図3)にあるときゲート部
材33の下端がベルト16の上面に対し硬貨Cの厚み以
下の間隙を保つ位置に垂下されるように定められてい
る。
【0015】つぎに上記実施例の作用を説明する。
【0016】硬貨搬送コンベア13から硬貨Cを台間玉
貸機3へ補給を要するとき、ソレノイド30を励磁する
と、プランジャ31が引かれ、中継レバー29が支軸2
8を中心に図において時計方向に回転して軸23を引下
げる。これにより駆動板22が下降し、これと共にゲー
ト部材33も下降する。このときベルト16の上面に硬
貨Cが存在していないときであればゲート部材33の下
端は図3に鎖線で示すようにベルト16の上面に対し硬
貨Cの厚みより小なる間隙をおいて垂下され、その後搬
送されてくる硬貨Cはこのゲート部材33に当ってその
傾斜により開口部18側へ誘導され、開口部18から継
手部20、蛇腹管19を通って台間玉貸機3へ送られ
る。必要枚数の硬貨Cの導出がセンサ21により確認さ
れるとソレノイド30の励磁が解かれ、バネ32の付勢
によりプランジャ31が引戻されるので軸23が上昇
し、これにより駆動板22がゲート部材33を伴なって
図2のように上昇復帰し、ゲート部材33の下端とベル
ト16の上面との間に硬貨Cの厚み以上の間隙が形成さ
れ、以後に搬送されてくる硬貨Cはそのゲート部材33
の下を通過して行く。
【0017】前記のゲート部材33の下降時に丁度その
直下に硬貨Cが存在していた場合は、ゲート部材33の
下端が硬貨Cの上面に当るが、図3のようにゲート部材
33の長孔34,34がネジ35,35にそって摺動す
ることにより駆動板22に対し相対的に上昇し、ゲート
部材33がとり残されて駆動板22のみが下降する。し
たがって硬貨Cが押え込まれることがなく、硬貨Cはベ
ルト16との摩擦力によってゲート部材33の下を通り
抜け、そのまゝ搬送される。
【0018】なお図示の実施例では本考案をパチンコ島
1の台間玉貸機3,3…への硬貨補給用コンベア13に
適用した場合について説明したが、他の目的を持つ硬貨
搬送コンベアに適用し得ることはもちろんである。また
駆動板22の上下駆動用駆動源およびその駆動力伝達機
構についても図示の実施例に限定されるものではない。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、硬
貨搬送コンベアにより搬送される硬貨を必要時に側方へ
導出させる際にゲート部材がコンベア上の硬貨の上面に
当ってもその硬貨を通過させ、次の硬貨が到達するまで
に所定の位置に下降してその硬貨をコンベアの側方へ誘
導することができるので、ゲート部材により硬貨が押え
込まれてベルトを摩耗させたり、あるいは硬貨を跳ね飛
ばして紛失させるようなことがなく、硬貨の導出を確実
になさしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部の斜視図
【図2】ゲート部材の上昇時の正面図
【図3】ゲート部材が硬貨上面に当った状態時の正面図
【図4】本考案の適用対象の一例としてのパチンコ島を
示す斜視図
【符号の説明】
1 パチンコ島 2 パチンコ台 3 台間玉貸機 4 硬貨処理装置 5 両替機 13 硬貨搬送コンベア 15 ケース 16 ベルト 18 開口部 22 駆動板 30 駆動手段としてのソレノイド 33 ゲート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 5/18 G07F 5/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨を搬送するベルトコンベア上にそのコ
    ンベアの搬送方向に対し所定の角度を有する板状のゲー
    ト部材を上方から進出させ、コンベア上を搬送される硬
    貨をゲート部材にそわせてコンベアの側方へ導出させる
    硬貨導出装置において、駆動手段によりコンベアの上面
    に向けて上下動される駆動板を設け、この駆動板にゲー
    ト部材を上下方向移動可能に取付けたことを特徴とする
    硬貨搬送コンベアの硬貨導出装置。
JP5943691U 1991-07-29 1991-07-29 硬貨搬送コンベアの硬貨導出装置 Expired - Fee Related JP2543167Y2 (ja)

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