JPS625735Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS625735Y2 JPS625735Y2 JP3389481U JP3389481U JPS625735Y2 JP S625735 Y2 JPS625735 Y2 JP S625735Y2 JP 3389481 U JP3389481 U JP 3389481U JP 3389481 U JP3389481 U JP 3389481U JP S625735 Y2 JPS625735 Y2 JP S625735Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- slit
- cards
- stack
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 229940040553 latisse Drugs 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカード取出装置、さらに詳しくは券売
機や駐車場の整理券発行機などに用いるカード取
出装置に関する。
機や駐車場の整理券発行機などに用いるカード取
出装置に関する。
従来よりこの種のカード取出装置としては、た
とえばコンピユータ周辺端末装置便覧(昭和48年
11月10日、株式会社ラテイス発行)の第267頁に
記載されたフリクシヨン・ローラ式のものがあ
る。すなわち、第6図に示すように、多数枚のカ
ード1を上下に重ねたカード束2をストツカ13
内に収納し押出板3により下方から押し上げると
共に、最上層のカード1の上面にローラ11を転
接させることにより、カード1とローラ11との
間の摩擦力でカード1を上から順に1枚ずつ送出
するようにしている。このような装置においては
カード1同士の摩擦力やカード1に生じる静電気
力等によりカード1同士が密着し同時に2枚以上
のカード1がストツカ13から送出されることが
ある。このような問題を解消しようとして、ロー
ラ11の下方にゲート6′を設け、ローラ11の
下端とゲート6′の上端との間の距離をカード1
の1枚分の厚みよりも大きく、かつカード12枚
分の厚みよりは小さく設定することにより、カー
ド1が1枚だけ通過できるようにしていている。
しかしながら、実際には2枚以上のカード1が密
着している場合には、2枚以上のカード1がロー
ラ11とゲート6′との間に詰まることがあり、
その結果、ローラ11の回転が停止するというよ
うな不都合がしばしば生じている。
とえばコンピユータ周辺端末装置便覧(昭和48年
11月10日、株式会社ラテイス発行)の第267頁に
記載されたフリクシヨン・ローラ式のものがあ
る。すなわち、第6図に示すように、多数枚のカ
ード1を上下に重ねたカード束2をストツカ13
内に収納し押出板3により下方から押し上げると
共に、最上層のカード1の上面にローラ11を転
接させることにより、カード1とローラ11との
間の摩擦力でカード1を上から順に1枚ずつ送出
するようにしている。このような装置においては
カード1同士の摩擦力やカード1に生じる静電気
力等によりカード1同士が密着し同時に2枚以上
のカード1がストツカ13から送出されることが
ある。このような問題を解消しようとして、ロー
ラ11の下方にゲート6′を設け、ローラ11の
下端とゲート6′の上端との間の距離をカード1
の1枚分の厚みよりも大きく、かつカード12枚
分の厚みよりは小さく設定することにより、カー
ド1が1枚だけ通過できるようにしていている。
しかしながら、実際には2枚以上のカード1が密
着している場合には、2枚以上のカード1がロー
ラ11とゲート6′との間に詰まることがあり、
その結果、ローラ11の回転が停止するというよ
うな不都合がしばしば生じている。
本考案はこの点に鑑みて為されたものであつ
て、その目的とするところは、1枚ずつのカード
送りが確実に行なえるカード取出装置を提供する
ことにある。
て、その目的とするところは、1枚ずつのカード
送りが確実に行なえるカード取出装置を提供する
ことにある。
本考案に係るカード取出装置は、複数枚のカー
ド1が上下に積層されたカード束2の下面を押圧
してカード束2を上方に付勢する押出板3と、カ
ード束2の上面に接して押出板3との間でカード
束2を保持すると共に回転駆動されることにより
カード1をカード束2より分離して上から順に横
方向に送り出すローラ11と、カード束2を収納
すると共にローラ11によりカード束2から分離
されたカード1を上向きに送り出すようにカード
束2の上面に対して傾斜する傾斜面5を備えたス
トツカ13と、傾斜面5の出口側の端部に配設さ
れ傾斜面5に沿つて送出されるカード1を1枚ず
つ通過させるゲート6とを有し、ゲート6にはカ
ード11枚分の厚みよりも巾が広くカード12枚
分の厚みよりは巾の狭いスリツト7が形成され、
ゲート6はスリツト7の上縁が傾斜面5の出口側
の端部に当接してスリツト7を閉じる位置と、ス
リツト7の下縁が傾斜面5より上方に突出してス
リツト7を開放する位置との間で移動自在となる
と共に、ばね8によりスリツト7が閉じる位置を
とる向きにばね付勢され、スリツト7の上縁には
傾斜面5の上方に迫り出すように形成され傾斜面
5に沿つて送り出されるカード1の先端が当接す
ることによりカード1より力を受けてスリツト7
を開放する位置にゲート6を移動させるゲート開
放面9が設けられたものであつて、この構成によ
り、カード1をストツカ13から送出する際にカ
ード1の送り出し方向を横方向から上向きに変換
してカード1を彎曲させ、カード1同士を分離し
やすくするとともに、カード1が通過するときに
のみカード11枚が通過可能なスリツト7を開放
するゲート6を設けてカード1のスリツト7への
目詰まりを防止しているのである。
ド1が上下に積層されたカード束2の下面を押圧
してカード束2を上方に付勢する押出板3と、カ
ード束2の上面に接して押出板3との間でカード
束2を保持すると共に回転駆動されることにより
カード1をカード束2より分離して上から順に横
方向に送り出すローラ11と、カード束2を収納
すると共にローラ11によりカード束2から分離
されたカード1を上向きに送り出すようにカード
束2の上面に対して傾斜する傾斜面5を備えたス
トツカ13と、傾斜面5の出口側の端部に配設さ
れ傾斜面5に沿つて送出されるカード1を1枚ず
つ通過させるゲート6とを有し、ゲート6にはカ
ード11枚分の厚みよりも巾が広くカード12枚
分の厚みよりは巾の狭いスリツト7が形成され、
ゲート6はスリツト7の上縁が傾斜面5の出口側
の端部に当接してスリツト7を閉じる位置と、ス
リツト7の下縁が傾斜面5より上方に突出してス
リツト7を開放する位置との間で移動自在となる
と共に、ばね8によりスリツト7が閉じる位置を
とる向きにばね付勢され、スリツト7の上縁には
傾斜面5の上方に迫り出すように形成され傾斜面
5に沿つて送り出されるカード1の先端が当接す
ることによりカード1より力を受けてスリツト7
を開放する位置にゲート6を移動させるゲート開
放面9が設けられたものであつて、この構成によ
り、カード1をストツカ13から送出する際にカ
ード1の送り出し方向を横方向から上向きに変換
してカード1を彎曲させ、カード1同士を分離し
やすくするとともに、カード1が通過するときに
のみカード11枚が通過可能なスリツト7を開放
するゲート6を設けてカード1のスリツト7への
目詰まりを防止しているのである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図に示すように、紙あるいはプラスチツ
クなどによつて形成されたカード1が積層されて
カード1の巾に応じて配設された側壁12を有す
るストツカ13に収納される。この側壁12によ
つてカード束2が位置ずれすることのないように
個々のカード1が保持され、カード束2の下面を
押圧する押出手段3によつてカード束2が上方に
押圧される。カード束2の上面には偏平な円柱状
のゴム製またはゴムを周面にコーテイングしたロ
ーラ11の周面が接触し、ローラ11は支持ばね
14によつて下方に付勢されてローラ11と押出
手段3との間でカード束2を保持している。ロー
ラ11はベルトによつてモータ10の出力軸に連
結され、モータ10の出力軸の回転が伝達されて
回転駆動される。このようにしてローラ11に接
触するカード束2の最上端のカード1はローラ1
1との摩擦力により横方向に送出される。すなわ
ち、モータ10とローラ11とにより送出装置4
が構成される。ローラ11はカード1の送出方向
の前端部よりに配設される。カード1の送出方向
に相当するストツカ13の一側壁にはカード1の
送出方向に沿つて上り傾斜となつた傾斜面5が形
成され、カード束2から分離されたカード1はこ
の傾斜面5上を移動するのである。ところでロー
ラ11によつてカード1が送出されるとき、カー
ド束2の最上端のカード1と共にその下のカード
1も摩擦によつて移動することがある。ここで傾
斜面5とカード束2上面との間の角度をθとする
と、最上端のカード1が傾斜面5に接触した瞬間
の最上端のカード1の先端とその下のカード1の
先端とのずれの最小値は、カード1の厚みがtで
あれば、t・cotθと表わされる。また、傾斜面
5に沿つてカード1が移動するときにカード1の
後端部はローラ11によつて押圧されているもの
であるから、カード1は傾斜面5の下端部付近で
彎曲することになる。この状態を第4図に基づい
て考察する。今、2枚のカード1を重ね合わせて
その先端からLだけ離れた点dを押え、カード1
の端部を持ち上げたとする。すなわち、点dはロ
ーラ11によつて押圧された位置に相当し、カー
ド1の端部を持ち上げることはカード1が傾斜面
5に沿つて移動した状態に相当する。このとき、
2枚のカード1が均質なものであれば、略円弧状
に彎曲すると考えてよい。この円弧の中心pを仮
想し、上のカード1の表面がなす円弧の半径をr
とし、点dと上のカード1の先端とを結ぶ中心角
をφラジアンとすれば、上記した点dとカード1
の先端との距離LはL=φrと表わされる。これ
に対して上のカード1の裏面がなす円弧の半径は
上のカード1の表面がなす円弧の半径よりもカー
ド1の厚みtだけ大きいものであるから、これは
φ(r+t)と表わされ、その結果、上のカード
1の先端と下のカード1の先端とのずれはφtと
表わされることになる。すなわち、2枚のカード
1のずれは中心角に比例するのである。換言すれ
ば曲率を大きくするほど、ずれも大きくなるので
ある。しかるに、本考案のようなカード取出装置
においてはカード1を1枚ずつ取出すことが本旨
であるから、2枚のカード1が大きくずれるほど
効率がよいものである。したがつて、上述してき
たように、水平方向に進むカード1に対しては傾
斜面5の傾斜角を小さくし、カード1が彎曲した
状態では傾斜角を大きくすることが望ましい。す
なわち、傾斜面5を下端部から上端部に向つて次
第に曲率が大きくなるように形成すればよいもの
である。また、ローラ11も傾斜面5になるべく
近付けて配設することはいうまでもないことであ
る。以上のようにすれば、カードの面同士の摩擦
によつて同時に送られようとするカード1は容易
に1枚ずつに分離することができるが、静電気に
よつてカード1がへばりついた状態になつたもの
や、カード1裁断面のけばなどによつてカード1
が密着しているものについては容易に分離するこ
とができない。そこで、傾斜面5の上端にはゲー
ト6が配設されている。ゲート6は第5図に示す
ような略カード11枚の厚みに等しい巾のスリツ
ト7を有するゲートブロツク15をカード1の送
り方向と直角な方向の軸18によつて回動自在に
枢支し、ゲートブロツク15のスリツト7上縁が
傾斜面5先端に当接する方向にゲートブロツク1
5をばね8によつて付勢したものである。ゲート
ブロツク15のスリツト7上縁にはカード1の送
り方向に沿つて彎曲したゲート開放面9が形成さ
れている。すなわち、ゲート6は通常、スリツト
7上縁が傾斜面5先端に当接してスリツト7を閉
じた状態にあり、カード1が傾斜面5上を進んで
来ると第3図のようにカード1の先端によつてゲ
ート開放面9が押圧され、ゲートブロツク15が
回動してスリツト7下縁が傾斜面5先端より上方
に突出し、カード1がスリツト7を通過するので
ある。スリツト7下縁の後端はカード1の送り方
向に直角なストツパ面16となり、傾斜面5上を
2枚以上のカード1が進んで来たときにカード1
の枚数に応じてゲート開放面9を押圧してスリツ
ト7を上方に移動させ、最上位置のカード1のみ
がスリツト7を通過すると共に、他のカード1は
先端がストツパ面16に当接して前進を阻止さ
れ、スリツト7からは1枚だけのカード1が送出
されるのである。このようにして1枚目のカード
1がスリツト7を通過し終わると、ゲートブロツ
ク15は回転して2枚目のカード1がスリツト7
を通過できる位置にスリツト7を移動させ、1枚
目と同様にして2枚目のカード1がスリツト7を
通過するのである。このようにして静電気などの
影響によつて密着しているカード1であつても確
実に1枚ずつ取出すことができるのである。尚、
スリツト巾はカード1の厚みが0.18mmのときカー
ド1の厚みの1.4倍として良好な結果を得た。
る。第1図に示すように、紙あるいはプラスチツ
クなどによつて形成されたカード1が積層されて
カード1の巾に応じて配設された側壁12を有す
るストツカ13に収納される。この側壁12によ
つてカード束2が位置ずれすることのないように
個々のカード1が保持され、カード束2の下面を
押圧する押出手段3によつてカード束2が上方に
押圧される。カード束2の上面には偏平な円柱状
のゴム製またはゴムを周面にコーテイングしたロ
ーラ11の周面が接触し、ローラ11は支持ばね
14によつて下方に付勢されてローラ11と押出
手段3との間でカード束2を保持している。ロー
ラ11はベルトによつてモータ10の出力軸に連
結され、モータ10の出力軸の回転が伝達されて
回転駆動される。このようにしてローラ11に接
触するカード束2の最上端のカード1はローラ1
1との摩擦力により横方向に送出される。すなわ
ち、モータ10とローラ11とにより送出装置4
が構成される。ローラ11はカード1の送出方向
の前端部よりに配設される。カード1の送出方向
に相当するストツカ13の一側壁にはカード1の
送出方向に沿つて上り傾斜となつた傾斜面5が形
成され、カード束2から分離されたカード1はこ
の傾斜面5上を移動するのである。ところでロー
ラ11によつてカード1が送出されるとき、カー
ド束2の最上端のカード1と共にその下のカード
1も摩擦によつて移動することがある。ここで傾
斜面5とカード束2上面との間の角度をθとする
と、最上端のカード1が傾斜面5に接触した瞬間
の最上端のカード1の先端とその下のカード1の
先端とのずれの最小値は、カード1の厚みがtで
あれば、t・cotθと表わされる。また、傾斜面
5に沿つてカード1が移動するときにカード1の
後端部はローラ11によつて押圧されているもの
であるから、カード1は傾斜面5の下端部付近で
彎曲することになる。この状態を第4図に基づい
て考察する。今、2枚のカード1を重ね合わせて
その先端からLだけ離れた点dを押え、カード1
の端部を持ち上げたとする。すなわち、点dはロ
ーラ11によつて押圧された位置に相当し、カー
ド1の端部を持ち上げることはカード1が傾斜面
5に沿つて移動した状態に相当する。このとき、
2枚のカード1が均質なものであれば、略円弧状
に彎曲すると考えてよい。この円弧の中心pを仮
想し、上のカード1の表面がなす円弧の半径をr
とし、点dと上のカード1の先端とを結ぶ中心角
をφラジアンとすれば、上記した点dとカード1
の先端との距離LはL=φrと表わされる。これ
に対して上のカード1の裏面がなす円弧の半径は
上のカード1の表面がなす円弧の半径よりもカー
ド1の厚みtだけ大きいものであるから、これは
φ(r+t)と表わされ、その結果、上のカード
1の先端と下のカード1の先端とのずれはφtと
表わされることになる。すなわち、2枚のカード
1のずれは中心角に比例するのである。換言すれ
ば曲率を大きくするほど、ずれも大きくなるので
ある。しかるに、本考案のようなカード取出装置
においてはカード1を1枚ずつ取出すことが本旨
であるから、2枚のカード1が大きくずれるほど
効率がよいものである。したがつて、上述してき
たように、水平方向に進むカード1に対しては傾
斜面5の傾斜角を小さくし、カード1が彎曲した
状態では傾斜角を大きくすることが望ましい。す
なわち、傾斜面5を下端部から上端部に向つて次
第に曲率が大きくなるように形成すればよいもの
である。また、ローラ11も傾斜面5になるべく
近付けて配設することはいうまでもないことであ
る。以上のようにすれば、カードの面同士の摩擦
によつて同時に送られようとするカード1は容易
に1枚ずつに分離することができるが、静電気に
よつてカード1がへばりついた状態になつたもの
や、カード1裁断面のけばなどによつてカード1
が密着しているものについては容易に分離するこ
とができない。そこで、傾斜面5の上端にはゲー
ト6が配設されている。ゲート6は第5図に示す
ような略カード11枚の厚みに等しい巾のスリツ
ト7を有するゲートブロツク15をカード1の送
り方向と直角な方向の軸18によつて回動自在に
枢支し、ゲートブロツク15のスリツト7上縁が
傾斜面5先端に当接する方向にゲートブロツク1
5をばね8によつて付勢したものである。ゲート
ブロツク15のスリツト7上縁にはカード1の送
り方向に沿つて彎曲したゲート開放面9が形成さ
れている。すなわち、ゲート6は通常、スリツト
7上縁が傾斜面5先端に当接してスリツト7を閉
じた状態にあり、カード1が傾斜面5上を進んで
来ると第3図のようにカード1の先端によつてゲ
ート開放面9が押圧され、ゲートブロツク15が
回動してスリツト7下縁が傾斜面5先端より上方
に突出し、カード1がスリツト7を通過するので
ある。スリツト7下縁の後端はカード1の送り方
向に直角なストツパ面16となり、傾斜面5上を
2枚以上のカード1が進んで来たときにカード1
の枚数に応じてゲート開放面9を押圧してスリツ
ト7を上方に移動させ、最上位置のカード1のみ
がスリツト7を通過すると共に、他のカード1は
先端がストツパ面16に当接して前進を阻止さ
れ、スリツト7からは1枚だけのカード1が送出
されるのである。このようにして1枚目のカード
1がスリツト7を通過し終わると、ゲートブロツ
ク15は回転して2枚目のカード1がスリツト7
を通過できる位置にスリツト7を移動させ、1枚
目と同様にして2枚目のカード1がスリツト7を
通過するのである。このようにして静電気などの
影響によつて密着しているカード1であつても確
実に1枚ずつ取出すことができるのである。尚、
スリツト巾はカード1の厚みが0.18mmのときカー
ド1の厚みの1.4倍として良好な結果を得た。
本考案は上述のように、複数枚のカードが上下
に積層されたカード束の下面を押圧してカード束
を上方に付勢する押出板と、カード束の上面に接
して押出板との間でカード束を保持すると共に回
転駆動されることによりカードをカード束より分
離して上から順に横方向に送り出すローラと、カ
ード束を収納すると共にローラによりカード束か
ら分離されたカードを上向きに送り出すようにカ
ード束の上面に対して傾斜する傾斜面を備えたス
トツカとを備えているものであり、カードをスト
ツカから送出する際にカードの送り出し方向を横
方向から上向きに変換することによりカードを彎
曲させるので、上述した理由によりカードを容易
に1枚ずつに分離させることができるという利点
がある。また、傾斜面の出口側の端部に配設され
傾斜面に沿つて送出されるカードを1枚ずつ通過
させるゲートを有し、ゲートにはカード1枚分の
厚みよりも巾が広くカード2枚分の厚みよりは巾
の狭いスリツトが形成され、ゲートはスリツトの
上縁が傾斜面の出口側の端部に当接してスリツト
を閉じる位置と、スリツトの下縁が傾斜面より上
方に突出してスリツトを開放する位置との間で移
動自在となると共に、ばねによりスリツトが閉じ
る位置をとる向きにばね付勢され、スリツトの上
縁には傾斜面の上方に迫り出すように形成され傾
斜面に沿つて送り出されるカードの先端が当接す
ることによりカードより力を受けてスリツトを開
放する位置にゲートを移動させるゲート開放面が
設けらているものであり、カードが通過するとき
にのみカード1枚が通過可能なスリツトを開放す
るゲートを設けているので、上述したカードを分
離させる構成とあいまつて確実にカードを1枚ず
つに分離できるという利点を有するのである。そ
の結果、カードが取出部分で目詰まりすることを
防止できるのである。
に積層されたカード束の下面を押圧してカード束
を上方に付勢する押出板と、カード束の上面に接
して押出板との間でカード束を保持すると共に回
転駆動されることによりカードをカード束より分
離して上から順に横方向に送り出すローラと、カ
ード束を収納すると共にローラによりカード束か
ら分離されたカードを上向きに送り出すようにカ
ード束の上面に対して傾斜する傾斜面を備えたス
トツカとを備えているものであり、カードをスト
ツカから送出する際にカードの送り出し方向を横
方向から上向きに変換することによりカードを彎
曲させるので、上述した理由によりカードを容易
に1枚ずつに分離させることができるという利点
がある。また、傾斜面の出口側の端部に配設され
傾斜面に沿つて送出されるカードを1枚ずつ通過
させるゲートを有し、ゲートにはカード1枚分の
厚みよりも巾が広くカード2枚分の厚みよりは巾
の狭いスリツトが形成され、ゲートはスリツトの
上縁が傾斜面の出口側の端部に当接してスリツト
を閉じる位置と、スリツトの下縁が傾斜面より上
方に突出してスリツトを開放する位置との間で移
動自在となると共に、ばねによりスリツトが閉じ
る位置をとる向きにばね付勢され、スリツトの上
縁には傾斜面の上方に迫り出すように形成され傾
斜面に沿つて送り出されるカードの先端が当接す
ることによりカードより力を受けてスリツトを開
放する位置にゲートを移動させるゲート開放面が
設けらているものであり、カードが通過するとき
にのみカード1枚が通過可能なスリツトを開放す
るゲートを設けているので、上述したカードを分
離させる構成とあいまつて確実にカードを1枚ず
つに分離できるという利点を有するのである。そ
の結果、カードが取出部分で目詰まりすることを
防止できるのである。
第1図は本考案の実施例を示す概略構成図、第
2図及び第3図は同上のゲートの動作を示す動作
説明図、第4図は同上の傾斜図の働きを示す動作
説明図、第5図は同上に使用するゲートの一例を
示す一部切欠斜視図、第6図は従来例を示す概略
構成図である。 1はカード、2はカード束、3は押出板、4は
送出装置、5は傾斜面、6はゲート、7はスリツ
ト、8はばね、9はゲート開放面、11はロー
ラ、13はストツカである。
2図及び第3図は同上のゲートの動作を示す動作
説明図、第4図は同上の傾斜図の働きを示す動作
説明図、第5図は同上に使用するゲートの一例を
示す一部切欠斜視図、第6図は従来例を示す概略
構成図である。 1はカード、2はカード束、3は押出板、4は
送出装置、5は傾斜面、6はゲート、7はスリツ
ト、8はばね、9はゲート開放面、11はロー
ラ、13はストツカである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数枚のカードが上下に積層されたカード束
の下面を押圧してカード束を上方に付勢する押
出板と、カード束の上面に接して押出板との間
でカード束を保持すると共に回転駆動されるこ
とによりカードをカード束より分離して上から
順に横方向に送り出すローラと、カード束を収
納すると共にローラによりカード束から分離さ
れたカードを上向きに送り出すようにカード束
の上面に対して傾斜する傾斜面を備えたストツ
カと、傾斜面の出口側の端部に配設され傾斜面
に沿つて送出されるカードを1枚ずつ通過させ
るゲートとを有し、ゲートにはカード1枚分の
厚みよりも巾が広くカード2枚分の厚みよりは
巾の狭いスリツトが形成され、ゲートはスリツ
トの上縁が傾斜面の出口側の端部に当接してス
リツトを閉じる位置と、スリツトの下縁が傾斜
面より上方に突出してスリツトを開放する位置
との間で移動自在となると共に、ばねによりス
リツトが閉じる位置をとる向きにばね付勢さ
れ、スリツトの上縁には傾斜面の上方に迫り出
すように形成され傾斜面に沿つて送り出される
カードの先端が当接することによりカードより
力を受けてスリツトを開放する位置にゲートを
移動させるゲート開放面が設けられたカード取
出装置。 (2) 傾斜面を下に凸となるように彎曲させると共
に、傾斜面の下端部の曲率を上端部の曲率より
も小さく設定して成る実用新案登録請求の範囲
第1項に記載のカード取出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3389481U JPS625735Y2 (ja) | 1981-03-11 | 1981-03-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3389481U JPS625735Y2 (ja) | 1981-03-11 | 1981-03-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57148267U JPS57148267U (ja) | 1982-09-17 |
JPS625735Y2 true JPS625735Y2 (ja) | 1987-02-09 |
Family
ID=29831229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3389481U Expired JPS625735Y2 (ja) | 1981-03-11 | 1981-03-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS625735Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020073768A (ko) * | 2001-03-16 | 2002-09-28 | 주식회사 케이디이컴 | 카드 발매기 |
-
1981
- 1981-03-11 JP JP3389481U patent/JPS625735Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57148267U (ja) | 1982-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0429639A1 (en) | Document output apparatus having anti-dishevelment device | |
JPS6228621Y2 (ja) | ||
US6394446B1 (en) | Reverse feeding device | |
US6971645B2 (en) | Device for selecting mail items | |
US20020096821A1 (en) | Apparatus handling paper sheets and the like | |
US2887316A (en) | Mechanism and method for delivering thin flat elements singly from a stack of the same | |
US5975518A (en) | Paper feeding mechanism | |
JPS625735Y2 (ja) | ||
JP2010152625A (ja) | 紙幣分離機構 | |
JPH0656328A (ja) | 画像形成装置の排出トレイ | |
JPH07309453A (ja) | 自動給紙装置 | |
JPS639011Y2 (ja) | ||
US6345817B1 (en) | Document sheet separator and optical document reader | |
JPH0724342Y2 (ja) | 紙葉の分離搬出装置 | |
JPH02286527A (ja) | 紙葉類分離装置 | |
JPS6230138Y2 (ja) | ||
JP2578327Y2 (ja) | カード送り出し装置 | |
JPH0120350Y2 (ja) | ||
JPH0718674Y2 (ja) | 排紙スタッカー | |
JP2635085B2 (ja) | 紙葉類分離装置 | |
JPS635089Y2 (ja) | ||
JPH058291Y2 (ja) | ||
JPH0647872Y2 (ja) | ゲート機構 | |
JP2707788B2 (ja) | 排紙収納装置 | |
JPH0120349Y2 (ja) |