JPH04108026A - クーラーケース及びその製造方法 - Google Patents

クーラーケース及びその製造方法

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JPH04108026A
JPH04108026A JP22357590A JP22357590A JPH04108026A JP H04108026 A JPH04108026 A JP H04108026A JP 22357590 A JP22357590 A JP 22357590A JP 22357590 A JP22357590 A JP 22357590A JP H04108026 A JPH04108026 A JP H04108026A
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JP
Japan
Prior art keywords
case
insulating sheet
heat insulating
thermoplastic elastomer
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP22357590A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Hasegawa
長谷川 尊雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikko Kogyo KK
Original Assignee
Nikko Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、樹脂製ケースの表面に断熱シートを被着し
た自動車用、レジャー用等のクーラーケース及びその製
造方法に係り、特に、断熱シートと樹脂製ケースとの被
着力が強く、且つその製造が容易なり−ラーケース及び
その製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば、自動車用エアコンのエバポレータを収容
するクーラーケースでは、ケース表面の結露と冷却性能
の向上のため、発泡プラスチック製の断熱シートが被着
されている。
このようなり−ラーケース及びその製造方法に関する従
来例として、例えば、特開昭62−241722号及び
特開昭63−284017号に開示されたものが存在す
る。
前者の従来例においては、クーラーケースの内周面にプ
ラスチック発泡樹脂を型成形により発泡させ一体に被着
したクーラーケース及びその製造方法が開示され、また
、後者の従来例においては、金型内に断熱シートを予め
セットし、次いで当該金型内に合成樹脂を射出して本体
ケースを形成し、本体ケースの内面に断熱シートを接合
する断熱ケースの製造方法が存在する。
これらの従来例によれば、ケースに断熱シートを貼りつ
けるための作業を省略できることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来例では、本体ケースと断熱シー
トとの被着強度は必ずしも十分とは言えず、両者の間で
断熱シートの剥がれが発生・進行すると冷却性能が経時
的に劣化し、クラ−ケースの冷却寿命が短いという課題
があった。
また、前者の従来例では、断熱シートをポリウレタン発
泡体の注入成形により形成しているが、熱硬化性樹脂で
あるウレタン樹脂の射出成形は難しく、その結果、クー
ラーケースの製造に困難を来すという課題もあった。
そこで、この発明は、このような各種の課題を解決する
ために、樹脂製ケースと断熱シートとの被着強度を高く
することより長寿命で、且つ、製造にも容易なり−ラー
ケース及びその製造方法を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明に係るクラ−
ケースは、樹脂製ケースの表面に、当該ケースと相溶性
のある熱可塑性エラストマを発泡させた断熱シートを一
体に被着させたことを特徴とするものである。
また、同様に本発明に係るクラ−ケースの製造方法は、
樹脂製ケースを金型にセットした後、発泡剤が配合され
ると共に、前記ケースと相溶性のある熱可塑性エラスト
マを前記金型と前記ケースとの間の空間部に射出成形し
、当該ケースの表面に熱可塑性エラストマ発泡体からな
る断熱シートを一体に被着することを特徴上するもので
ある。
〔作用〕
前記本発明によれば、樹脂製ケースと相溶性のある熱可
塑性エラストマ発泡体を断熱シートとし、当該ケースと
断熱シートとを一体に被着しているため、当該ケースと
断熱シートとの被着強度が従来よりも向上し、クーラー
ケースの冷却寿命を長くすることができる。
また、熱可塑性エラストマを射出成形して断熱シートを
形成しているため、射出成形における条件を熱硬化性樹
脂を注入成形する場合と比較して緩和でき、クーラーケ
ースの製造がより容易となる。
〔実施例] 以下本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明に係るクラ−ケースの全体斜視図、第2
図はその分解斜視図を示したものである。
クラ−ケース本体1は、その中央部分で二分割され、上
部ケースIA及び下部ケースIBから構成されている。
これら上部ケースIA及び下部ケースIBを一体化する
際、内部の空間に例えば、自動車用ニアコンディショナ
のエバポレータ3が収容される。
このエバポレータ3には冷媒を送出するためのホース4
が設けられており、このため、前記上部ケースIA及び
下部ケースIBともホースを挿入するためのホース挿入
孔5が存在する。
さらに、クラ−ケース本体1の前面には空気吹出口6が
設けられ、クラ−ケース本体の裏面には空気吸込ロアが
設けられている。
前記クラ−ケース本体1は樹脂により構成されており、
このクーラーケース本体の冷却能力を向上するために、
上部ケースIA及び下部ケースIBへの内周面全面に厚
さ数ミリ程度の発泡熱可塑性エラストマからなる断熱シ
ート8が被着されている。
クラ−ケース本体1の形成樹脂材料としては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが挙
げられる。そして、断熱シートとしては、クラ−ケース
本体材料であるポリオレフィンと相溶性の程度(相溶性
パラメータ)が近似する例えば、ポリオレフィン系及び
/又はポリスチレン系の熱可塑性エラストマに発泡剤を
配合して得られた熱可塑性エラストマ発泡体が挙げられ
る。
具体的な熱可塑性エラストマとしては、例えば、スチレ
ンーエナレン〜ブチレンースチレン共重合体(SEBS
)100重量部に対して平均分子量700〜2500の
ポリブテンを70〜300重量部配合したものが存在し
、その他、スチレンーブタジェン−スチレン(SBS)
、スチレン−エチレン・ブテン−スチレン(S−EB−
3)のような他のスチレン系のブロックコポリマであっ
ても良い、また、エチレンとプロピレンとの共重合体(
EP)や、これにジエン系モノマーを添加した共重合体
(EPDM)のようなオレフィン系のものであっても良
い。これら熱可塑性エラストマは柔らかい方が好ましく
、硬度(J I 5−A) 20〜60程度が望ましい
熱可塑性エラストマ発泡体を得るには、前記熱可塑性エ
ラストマに発泡剤を0.2〜2重量%添加する。発泡剤
としては、例えば、アゾジカルボンアミド、アゾビスイ
ソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N、N”−
ジメチル−N、 N’ジニトロテレフタルアミド、ベン
ゼンスルホニルヒドラジド、P−)ルエンスルホニルヒ
ドラジトP、P’ −オキシビスベンゼンスルホニルヒ
ドラジド等の有機性発泡剤及び重炭酸ソーダ、炭酸アン
モニウム等の無機性発泡剤の少な(とも一つを使用した
ものを挙げることができる。そして、二の発泡剤の添加
量を適宜設定することにより、断熱シート比重を調整で
きその断熱性能を変更することができる。
次に本発明に係るクラ−ケースの製造方法の実施例を第
3図に基づいて説明する。
凹凸一体の金型30を使用し、前記上部分割ケースIA
(IB)の成形品を凹金型31内周面にセットする。次
いで、凸金型32を凹金型31に向かって嵌入する。こ
の際、凸金型32の表面と分割ケースの成形品との間に
は、断熱シートの形状となる空間部を形成して置く。
次に、凸金型32側に形成されている発泡体注入路33
を介して、前記空間部に前記熱可塑性エラストマー発泡
体の混合物を加圧しながら射出充填すると、一定時間後
に熱可塑性エラストマの発泡体となって、当該空間部に
断熱シート8が形成される。この断熱シートは発泡体と
なる過程において、分割ケースの内表面と一体に被着す
る。しかも、熱可塑性エラストマは分割ケースの樹脂材
と相溶性があるために、両者が被着する際の強度が向上
する。さらに、熱可塑性エラストマを射出形成している
ため、熱硬化性樹脂を注入成形する場合と比較して、成
形時間を大幅に短くすることができるとともに、金型温
度を低くできる、シリンダ内での材料の早期硬化を避け
ることができる、滞留した材料の早期硬化を防ぐための
シリンダ温度の調整が不用となる、流動性が熱硬化性樹
脂より高いために射出圧力が小さくて済む、等射出成形
をより容易に行うことができる。
尚、上記射出成形の一般的条件は、例えば、射出シリン
ダ温度:180〜240°C1金型温度=30〜50°
C1射出圧力=700〜1000kg/d、発泡倍率:
1.1〜40倍程度で連続気泡とならないようにする、
等である。断熱性を向上するためには発泡の際の気泡は
大きい程より有効であるため、射出シリン温度を高めに
したり発泡剤の配合量を多くすることにより気泡をより
大きくすることもできる。
以上説明した実施例では、ケースの内周面の全面に断熱
シートを被着させたが、これに限定されず、ケースの外
表面に断熱シートを被着させても良いし、また、ケース
の断熱性能上主要な一部に断熱シートを被着させても良
いことは勿論である。
また、樹脂性ケースと熱可塑性エラストマとの組合せは
、互いに相溶性のあるものならば本実施例のものに限定
されない。
さらにまた、クラ−ケース製造の際、金型を回転又はス
ライド方式にし、二色成形機を使用し樹脂製ケースの要
所に熱可塑性エラストマを射出成形しても良い。
〔発明の効果] 以上説明したように、樹脂製ケースの表面に、当該ケー
スと相溶性のある熱可塑性エラストマを発泡させた断熱
シートを一体に被着させた構成としたため、樹脂製ケー
スと断熱シートの被着強度が向上し、この結果、冷却寿
命に優れたクーラーケースを提供することができる。
しかも、熱可塑性エラストマを金型と樹脂製ケースとの
間の空間部に射出成形して断熱シートを被着しているた
め、熱硬化性樹脂を注入形成する場合と比較して射出形
成の条件がより緩和されクーラーケースをより容易な方
法により製造することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るクーラーケースの全体斜視図、第
2図は第1図の分解斜視図、第3図は本発明に係るクー
ラーケースの製造方法を示すに使用される金型部の断面
図である。 図中、1はクラ−ケース本体、IA(IB)は、分割ケ
ース、8は断熱シート(熱可塑性エラストマ発泡体)で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂製ケースの表面に、当該ケースと相溶性のあ
    る熱可塑性エラストマを発泡させた断熱シートを一体に
    被着させたことを特徴とするクーラーケース。
  2. (2)樹脂製ケースを金型にセットした後、発泡剤が配
    合され、且つ前記ケースと相溶性のある熱可塑性エラス
    トマを前記金型と前記ケースとの間の空間部に射出成形
    し、当該ケースの表面に熱可塑性エラストマ発泡体から
    なる断熱シートを一体に被着することを特徴とするクー
    ラーケースの製造方法。
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