JP3363926B2 - 複合発泡成形品の製造方法 - Google Patents

複合発泡成形品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、複合発泡成形品の製造方
法に関し、さらに詳しくは、自動車内装材などの用途に
使用できるような、軽量、かつ高剛性の複合発泡成形品
を製造する方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】モールドスタンピング成形により
製造されている自動車内装材としては、ドアートリム、
リアーパッケージトリム、シートバックガーニッシュ、
インストルメントパネル等がある。
【0003】上記のような自動車内装材の基材は、通常
ポリプロピレンを主体とし、これにフィラーとしてタル
ク等が0〜30重量%添加された組成物からなる。これ
らの基材は、リブやボスを有し、剛性の高い基材となっ
ており、表皮材と複合一体化されている。上記のような
自動車内装材の製造で採用されるモールドスタンピング
成形法は、射出成形法と比較して成形工程が簡略された
合理的な複合体成形法である。
【0004】しかしながら、従来のモールドスタンピン
グ成形法では、基材の密度が0.91〜1.1g/cm
3 の範囲にあり、得られる成形品は重いという問題があ
る。今日、自動車の軽量化は車の燃費改善、環境問題の
改善にとって重要なテーマとなっている。
【0005】また、表皮材と基材を同時に一体成形でき
るモールドスタンピング成形法は、コスト面からも有利
な成形法である。モールドスタンピング成形法は、射出
成形法に比べれば、低圧成形であり、この面からも軽量
化手法として基材の発泡成形に適している。
【0006】しかしながら、従来、モールドスタンピン
グ成形において良好な発泡を得ることは困難であった。
したがって、モールドスタンピング成形法により、軽
量、かつ、高剛性の複合発泡成形品を製造することがで
きるような方法の出現が望まれている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、軽量、かつ、
高剛性の複合発泡成形品が得られるような複合発泡成形
品の製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る複合発泡成形品の第1の製
造方法は、金型温度10〜50℃のモールドスタンピン
グ成形用上金型付近に予め表皮材をセットする工程と、
発泡剤の分解温度以上で、かつ、180〜240℃の温
度で溶融された、発泡剤を含む基材形成用ポリプロピレ
ン樹脂組成物をシート状にして、金型温度30〜80℃
のモールドスタンピング成形用下金型表面にチャージす
る工程と、該ポリプロピレン樹脂組成物のチャージ終了
後10秒以内に上下金型を閉じて圧力20〜70kg/
cm2で型締めし、基材形状の賦形と同時に該ポリプロ
ピレン樹脂組成物からなる基材層と表皮材との一体化を
行なう工程と、該型締めによりポリプロピレン樹脂組成
物層の両表面に形成される固化層の一方の厚みが1.0
mmに達する前に、該ポリプロピレン樹脂組成物層のボ
ス部およびリブ部を有しない平面部における厚みの1.
1〜2倍の範囲内で上金型を上昇させて、該ポリプロピ
レン樹脂組成物を発泡させる工程と、続いて、ポリプロ
ピレン樹脂組成物からなる発泡基材層を冷却固化する工
程とを経て複合発泡成形品を得ることを特徴としてい
る。
【0009】また、本発明に係る複合発泡成形品の第2
の製造方法は、発泡剤の分解温度以上で、かつ、180
〜240℃の温度で溶融された、発泡剤を含む基材形成
用ポリプロピレン樹脂組成物をシート状にして、金型温
度30〜80℃のモールドスタンピング成形用下金型表
面にチャージする工程と、該ポリプロピレン樹脂組成物
のチャージ終了後直ちにまたはチャージと同時に、金型
温度10〜50℃のモールドスタンピング成形用上金型
付近に表皮材をセットする工程と、該ポリプロピレン樹
脂組成物のチャージ終了後10秒以内に上下金型を閉じ
て圧力20〜70kg/cm2で型締めし、基材形状の
賦形と同時に該ポリプロピレン樹脂組成物からなる基材
層と表皮材との一体化を行なう工程と、該型締めにより
ポリプロピレン樹脂組成物層の両表面に形成される固化
層の一方の厚みが1.0mmに達する前に、該ポリプロ
ピレン樹脂組成物層のボス部およびリブ部を有しない平
面部における厚みの1.1〜2倍の範囲内で上金型を上
昇させて、該ポリプロピレン樹脂組成物を発泡させる工
程と、続いて、ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡
基材層を冷却固化する工程とを経て複合発泡成形品を得
ることを特徴としている。
【0010】
【発明の具体的な説明】以下、本発明に係る複合発泡成
形品の製造方法について具体的に説明する。本発明に係
る複合発泡成形品の製造方法により製造される複合発泡
成形品は、ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡基材
層と、表皮材とで構成されている。
【0011】まず、本発明において複合発泡成形品を製
造するのに用いられる基材形成用ポリプロピレン樹脂組
成物について説明する。基材形成用ポリプロピレン樹脂組成物 本発明で用いられる基材形成用ポリプロピレン樹脂組成
物は、ポリプロピレン樹脂[1]と、発泡剤[2]とか
らなる。この組成物は、これらの成分のほかに、フィラ
ー[3]を含有していてもよい。
【0012】本発明で用いられるポリプロピレン樹脂
[1]は、プロピレン単独重合体またはプロピレンブロ
ック共重合体(A)を主成分とする樹脂であって、具体
的には、プロピレン単独重合体またはプロピレンブロッ
ク共重合体(A)50〜100重量部、好ましくは70
〜100重量部と、エチレン単独重合体、炭素原子数4
〜10のα- オレフィン単独重合体、および炭素原子数
2〜10のα- オレフィン間の共重合体からなる群から
選ばれる重合体(B)0〜50重量部、好ましくは0〜
30重量部とから構成される。ただし、上記の炭素原子
数2〜10のα- オレフィン間の共重合体には、プロピ
レンブロック共重合体は含まれないものとする。また、
上記成分(A)および(B)の合計量は100重量部と
する。
【0013】上記プロピレンブロック共重合体は、通常
のブロック共重合体であり、たとえば次のような共重合
体が挙げられる。 (1) 結晶性プロピレン重合体ブロック(イ)と、エチレ
ン重合体ブロック(ロ)と、エチレン- プロピレン系共
重合体ゴム、スチレン- ブタジエン系ゴムおよびスチレ
ン- ブタジエンブロック共重合体からなる群から選択さ
れる1種または2種以上のゴムで構成されるゴムブロッ
ク(ハ)とからなるプロピレン・エチレンブロック共重
合体。 (2) 結晶性プロピレン重合体ブロック(イ)と、上記の
ようなゴムブロック(ハ)とからなるプロピレンブロッ
ク共重合体。
【0014】上記のプロピレン・エチレンブロック共重
合体は、オレフィン類を立体規則性触媒、好ましくは担
体付遷移金属成分および有機アルミニウム化合物よりな
る触媒の存在下に、一つの重合反応系中で重合させるこ
とにより得られる、いわゆる非ポリマーブレンドタイプ
の共重合体であり、具体的な製造方法は、本願出願人に
よる特開昭52-98045号および特公昭57-26613号の公報に
詳しく説明されている。ここに、「一つの重合反応系中
で重合させる」とは、単数または複数の反応器中で、プ
ロピレン・エチレンブロック共重合体の各構成成分を逐
次生成させることにより重合体混合物を製造することを
意味し、通常プロピレン・エチレンブロック共重合体の
各構成成分を生成させる途中で触媒の失活操作は行なわ
れない。
【0015】上記プロピレン・エチレンブロック共重合
体、プロピレンブロック共重合体は、また必ずしも一つ
の重合反応系中で重合させることにより得られた一種の
重合体に限らず、別々に重合された二種以上のプロピレ
ン・エチレンブロック共重合体、プロピレンブロック共
重合体の混合物、いわゆるポリマーブレンドタイプの共
重合体であってもよい。
【0016】上記炭素原子数4〜10のα- オレフィン
単独重合体を構成するα- オレフィンとしては、具体的
には、ブテン- 1、ペンテン- 1、4- メチルペンテン
- 1、ヘキセン- 1、ヘプテン- 1、オクテン- 1、ノ
ネン- 1、デセン- 1などが挙げられる。
【0017】また、上記炭素原子数2〜10のα- オレ
フィン間の共重合体としては、具体的には、エチレン・
プロピレン共重合体ゴム(EPR)、エチレン・ブテン
- 1共重合体ゴム(EBR)、プロピレン・エチレン共
重合体ゴム(PER)、プロピレン・ブテン- 1共重合
体ゴム(PBR)などが挙げられる。ただし、ここにお
ける共重合体は、プロピレンブロック共重合体を含まな
い。
【0018】本発明で用いられるポリプロピレン樹脂
は、メルトフローレート(ASTMD 1238,L)
が通常10〜100g/10分、好ましくは20〜60
g/10分の範囲内にある。
【0019】本発明においては、ポリプロピレン樹脂
[1]は、ポリプロピレン樹脂[1]、発泡剤[2]お
よびフィラー[3]の合計量100重量%に対して68
〜99.8重量%、好ましくは69〜94.5重量%の
割合で用いられる。
【0020】本発明において、出来るだけ低い圧力でボ
ス、リブを形成するには、ポリプロピレン樹脂のメルト
フローレートが上記のような範囲にあることが望まし
い。本発明で用いられる発泡剤[2]としては、具体的
には、アゾジカルボンアミド(ADCA)、N,N’-
ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4’-オキ
シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニル
スルホン-3,3’-ジスルホニルヒドラジド、p- トル
エンスルホニルセミカルバジド、トリヒドラジノトリア
ジンなどの有機発泡剤、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
アンモニウム、炭酸アンモニウムなどの無機発泡剤が挙
げられる。中でも、有機発泡剤としては、アゾジカルボ
ンアミド(ADCA)、N,N’- ジニトロソペンタメ
チレンテトラミン、トリヒドラジノトリアジンが好まし
く、無機発泡剤としては、炭酸水素ナトリウムが好まし
い。
【0021】本発明においては、発泡剤[2]は、上記
ポリプロピレン樹脂[1]、発泡剤[2]およびフィラ
ー[3]の合計量100重量%に対して0.2〜2重量
%、好ましくは0.5〜1.0重量%の割合で用いられ
る。
【0022】上記のような割合で発泡剤を用いると、ポ
リプロピレン樹脂組成物からなる、ボス部およびリブ部
以外の平面部における発泡基材層の発泡倍率を1.1〜
2.0倍にすることができる。
【0023】本発明で用いられるフィラー[3]として
は、具体的には、ガラス繊維、タルク、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウムなどが挙げられる。本発明では、発泡
性向上という点から、ガラス繊維、タルクが特に適して
いる。
【0024】本発明においては、フィラー[3]は、上
記ポリプロピレン樹脂[1]、発泡剤[2]およびフィ
ラー[3]の合計量100重量%に対して0〜30重量
%、好ましくは5〜30重量%の割合で用いられる。
【0025】上記のような割合でフィラーを配合するこ
とにより、得られる複合発泡成形品の剛性、耐熱性およ
び寸法安定性をアップさせることができるので、本発明
においては、上記のようなフィラーを用いることが好ま
しい。
【0026】表皮材 本発明で用いられる表皮材としては、不織布、布、ファ
ブリック等、またはこれらとポリプロピレン発泡体、ポ
リウレタン発泡体等の樹脂発泡体とを接着した複合材料
が挙げられる。これらの複合材料を表皮材として用いる
場合には、複合材料の発泡体表面が基材、すなわち上記
ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡体層と接するよ
うに貼合わせる。
【0027】また、本発明においては、ポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)、熱可塑性エラストマー(TPE)、ポ
リウレタン(PU)等のレザー、またはこれらのレザー
とポリプロピレン発泡体、ポリウレタン発泡体等の樹脂
発泡体とを接着した複合材料も表皮材として用いられ
る。これらの複合材料を表皮材として用いる場合には、
先の複合材料の場合と同様に、複合材料の発泡体表面が
基材、すなわち上記ポリプロピレン樹脂組成物からなる
発泡体層と接するように貼合わせる。
【0028】製造方法 次に、本発明に係る複合発泡成形品の製造方法を図を用
いて説明する。図1に示すように、金型温度10〜50
℃のモールドスタンピング成形用上金型1付近に予め上
記表皮材3をセットする。
【0029】本発明においては、上金型1は、後に表皮
材3と接することとなるので、表皮材3を傷めないため
にも、上金型1の金型温度は10〜50℃、好ましくは
10〜30℃にするのが望ましい。
【0030】次いで、発泡剤の分解温度以上で、かつ、
180〜240℃、好ましくは180〜220℃の温度
で溶融された、発泡剤を含む基材形成用ポリプロピレン
樹脂組成物をシート状にして、金型温度30〜80℃の
モールドスタンピング成形用下金型2表面に、このポリ
プロピレン樹脂組成物4をチャージする。
【0031】このチャージされるポリプロピレン樹脂組
成物は、予め上記のポリプロピレン樹脂[1]、発泡剤
[2]、さらにはフィラー[3]を上記割合で、ヘンシ
ェルミキサーなどの混合攪拌装置を用いて均一に混合し
て用意しておく。ここに、「予めチャージされるポリプ
ロピレン樹脂組成物を用意する」とは、(1)上記の表
皮材をセットする工程の前に、ポリプロピレン樹脂組成
物を溶融して用意すること、(2)表皮材をセットして
いる最中に、ポリプロピレン樹脂組成物を溶融して用意
すること、および(3)上記の表皮材をセットする工程
が終了した後に、ポリプロピレン樹脂組成物を溶融して
用意することを意味する。
【0032】このポリプロピレン樹脂組成物を、モール
ドスタンピング成形機に備え付けられている押出機を用
いて、上記のような温度で溶融すると、発泡剤が分解し
てこの樹脂組成物が発泡し始める。したがって、本発明
においては、ポリプロピレン樹脂組成物を上記温度で溶
融したならば、直ちにこの樹脂組成物をシート状にして
下金型2表面にチャージする必要がある。したがって、
上記の表皮材をセットする工程の前に、ポリプロピレン
樹脂組成物を用意する場合には、特に表皮材を素早くセ
ットしなければならない。
【0033】また、ポリプロピレン樹脂組成物の溶融に
より発泡セル(気泡)が生じるが、この樹脂組成物の流
動による発泡セルの潰れを出来るだけ少なくすることが
望ましい。したがって、溶融状態にあるポリプロピレン
樹脂組成物の下金型2までの流動距離は、出来るだけ短
くするようにすることが好ましい。
【0034】上記のように、下金型2表面に溶融ポリプ
ロピレン樹脂組成物をシート状にしてチャージするた
め、下金型2の金型温度が低すぎると、チャージされた
ポリプロピレン樹脂組成物の冷却が急速に進んでポリプ
ロピレン樹脂組成物の流動性不良、発泡不良、および成
形品の外観不良を引き起こすことになる。したがって、
本発明においては、下金型2の金型温度は、30〜80
℃、好ましくは40〜60℃である。
【0035】本発明においては、溶融状態のポリプロピ
レン樹脂組成物をシート状にして下金型2表面にチャー
ジすることが好ましい。また、下金型2表面にチャージ
される溶融ポリプロピレン樹脂組成物の面積は、下金型
投影面積の50%以上にすることが好ましい。
【0036】なお、本発明においては、基材に強度を持
たせるという点からすると、図1に示すように、上記下
金型2表面にリブ部形成用の凹部5、さらにはボス部形
成用の凹部が設けられていることが望ましい。。
【0037】次いで、図2に示すように、ポリプロピレ
ン樹脂組成物のチャージ終了後10秒以内に上下金型
1,2を閉じて圧力20〜70kg/cm2 で型締め
し、基材形状の賦形と同時にポリプロピレン樹脂組成物
4からなる基材層と表皮材3との一体化を行なう。
【0038】なお、上記のモールドスタンピング成形用
上金型1付近に表皮材3をセットする工程を、上記型締
めの工程の直前に、行なってもよい。すなわち、上記の
ポリプロピレン樹脂組成物のチャージ終了後直ちにまた
はチャージと同時に、金型温度10〜50℃のモールド
スタンピング成形用上金型1付近に表皮材3をセットす
ることができる。
【0039】次いで、図3、図4および図5に示すよう
に、この型締めによりポリプロピレン樹脂組成物4(基
材層)の両表面に形成される固化層6の一方の厚みが
1.0mmに達する前に、ポリプロピレン樹脂組成物4
のボス部(図示せず)およびリブ部8を有しない平面部
における厚みの1.1〜2倍の範囲内で上金型1を上昇
させて、溶融状態にあるポリプロピレン樹脂組成物7を
発泡させる。
【0040】この上金型1の上昇開始時期が遅れると、
ポリプロピレン樹脂組成物4の両表面において固化層6
の形成が進行し、ポリプロピレン樹脂組成物4が発泡し
なくなる。本発明においては、この固化層6はポリプロ
ピレン樹脂組成物4の一部を構成している。ポリプロピ
レン樹脂組成物4のボス部およびリブ部8を有しない平
面部における厚みは、通常2〜3mmであるため、上記
固化層6の厚みが1mm以上になると、実質的に発泡部
分が極度に減少したり、発泡しなくなったりする。した
がって、ポリプロピレン樹脂組成物4の固化層6の厚み
が1.0mm未満になるように、上金型1の上昇開始時
期を設定することが好ましい。ポリプロピレン樹脂組成
物4の平面部における厚みにもよるが、この厚みが2m
mのときは、上記型締めによりポリプロピレン樹脂組成
物4が下金型2表面に完全に充填完了した時点から1〜
2秒後に上金型1を3〜4mm上昇させるのが好まし
い。なお、上記ポリプロピレン樹脂組成物4は、発泡セ
ルが生じ続けている。
【0041】次いで、ポリプロピレン樹脂組成物4から
なる固化層6と発泡層9とで形成されている発泡基材層
10を冷却固化する。冷却固化は、上下金型を用いて行
なうことができるが、本発明においては、図4に示すよ
うに、型締めしたそのままの状態で行なうことが好まし
く、その際に発泡基材層10が収縮して型締め圧力が低
下する場合には、圧力を冷却固化前の型締め圧力に追従
させることが望ましい。
【0042】最後に、図6に示すような表皮材3とリブ
部8を有する発泡基材層10とからなる成形品を取り出
す。上記のような工程を経て製造される複合発泡成形品
は、その発泡基材層10のリブ部8およびボス部を有し
ない平面部の発泡倍率が1.1〜2.0倍であり、従来
のモールドスタンピング成形法により製造される複合発
泡成形品と比較して、軽量で、しかも、剛性が高い。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、低コストで、軽量、か
つ、高剛性の複合発泡成形品が得られる。
【0044】この複合発泡成形品は、特に軽量化が要求
されるような用途、たとえば自動車内装材などの用途に
利用することができる。以下、本発明を実施例により説
明するが、本発明は、これら実施例に限定されるもので
はない。
【0045】なお、落球衝撃試験および曲げ試験の試験
方法は、次の通りである。 (1)落球衝撃試験 500gの鋼球を、シートに固定したシートバックガー
ニッシュの表皮材側の表面に落下させる。23℃で80
cm、−30℃で40cmの高さから鋼球を落下させて
シートバックガーニッシュが破壊すれば不合格とし、破
壊しなければ合格とする。 (2)曲げ試験 曲げ試験は、ASTM D 790に準じて行ない、弾性
勾配(弾性限界内における曲げ荷重を変形量で除した
値)を求めた。ただし、スパン間距離は48mm、曲げ
速度は5mm/minとした。
【0046】
【実施例1】まず、表皮材としてポリ塩化ビニル樹脂レ
ザーと不織布とからなる、厚み1.0mmの2層体を、
金型温度30℃の上金型付近にセットした。
【0047】次いで、メルトフローレート(ASTM
D 1238,L)45g/10分のプロピレンブロッ
ク共重合体[エチレン・プロピレン共重合体ゴム(EP
R)含量:10重量%、エチレン含量:20モル%]6
5重量部と、ガラス繊維強化ポリプロピレン[ガラス繊
維含有率:30重量%]30重量部と、発泡剤[アゾジ
カルボンアミド(ADCA)と低密度ポリエチレン(L
DPE)との重量比(ADCA/LDPE)を10/9
0にして両者をマスターバッチとして製造したもの]5
重量部とをタンブラーミキサーで混合し、この混合物を
モールドスタンピング成形機[池貝鉄工(株)製]に備
え付けられている押出機に投入した。なお、上記混合物
の押出機への投入の際、押出機のシリンダーおよびダイ
の温度は210℃に設定した。
【0048】次いで、発泡し始めた溶融樹脂をシート状
で金型温度40℃の下金型上にチャージした。このとき
のチャージ位置は、下金型面積のほぼ90%を占めた。
また、投入樹脂量は500gであった。金型としてシー
トバックガーニッシュ金型を用いた。
【0049】溶融樹脂をチャージし終ると同時に上下金
型を閉じて、40kg/cm2 の圧力をかけた。そし
て、40kg/cm2 の圧力で型締め完了後1.5秒経
過した時点で上金型を1.5mm上昇させた状態で60
秒間保持し、型開きして、図6に示すような成形品を得
た。
【0050】得られた成形品の発泡基材層10表面に形
成されていた固化層6(発泡基材層10の一部を構成す
る非発泡層)の厚みは0.4mmであり、発泡基材層1
0のリブ部8を有しない平面部における厚みは3.9m
mであった(固化層6の厚みも含む)。また、発泡基材
層10における発泡セルの大きさは、50〜500μm
の範囲にあった。
【0051】成形品は、表皮材のポリ塩化ビニル樹脂レ
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
【0052】成形された基材のリブ部8は発泡していな
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.75であり、未発泡シートの比重0.97に比べて
22%の軽量化が計られていた。
【0053】成形品をシートに取り付け、シートバック
ガーニッシュの表皮面側に落球衝撃試験を行なった結
果、従来品(タルク15%入りプロピレンブロック共重
合体からなる成形品)と同様に上記規格をクリアーし、
衝撃強度に問題がないことが判った。ただし、鋼球の落
下個所はリブ面部や平面部を含む9ヶ所である。
【0054】また、成形品のリブ部8を有しない平面部
からテストピースを採取して曲げ試験を行なったとこ
ろ、弾性勾配は32kg/cmであった。
【0055】
【実施例2】実施例1において、実施例1のガラス繊維
強化ポリプロピレン30重量部の代わりに、タルクを1
5重量部用い、実施例1のプロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体の配合量を80重量部とした以外は、実施例
1と同様に行なった。
【0056】得られた成形品の発泡基材層10表面に形
成されていた固化層6の厚みは0.4mmであり、発泡
基材層10のリブ部8を有しない平面部における厚みは
3.5mmであった(固化層6の厚みも含む)。また、
発泡基材層10における発泡セルの大きさは、50〜7
00μmの範囲にあった。
【0057】成形品は、表皮材のポリ塩化ビニル樹脂レ
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
【0058】成形された基材のリブ部8は発泡していな
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.82であり、未発泡シートの比重1.0に比べて1
8%の軽量化が計られていた。
【0059】成形品の落球衝撃試験を行なった結果、上
記規格をクリアーし、衝撃強度に問題がないことが判っ
た。また、成形品のリブ部8を有しない平面部は、弾性
勾配が30kg/cmであった。
【0060】
【実施例3】実施例1において、上金型上昇距離を2.
0mmとした以外は、実施例1と同様に行なった。
【0061】得られた成形品の発泡基材層10表面に形
成されていた固化層6の厚みは0.4mmであり、発泡
基材層10のリブ部8を有しない平面部における厚みは
4.5mmであった(固化層の厚みも含む)。また、発
泡基材層10における発泡セルの大きさは、50〜1,
000μmの範囲にあった。
【0062】成形品は、表皮材のポリ塩化ビニル樹脂レ
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
【0063】成形された基材のリブ部8は発泡していな
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.60であり、未発泡シートの比重0.97に比べて
38%の軽量化が計られていた。
【0064】成形品の落球衝撃試験を行なった結果、上
記規格をクリアーし、衝撃強度に問題がないことが判っ
た。また、成形品のリブ部8を有しない平面部は、弾性
勾配が46kg/cmであった。
【0065】
【実施例4】実施例1において、上型上昇距離を1.0
mmとした以外は、実施例1と同様に行なった。
【0066】成形された基材のリブ部8は発泡していな
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.84であり、未発泡シートの比重0.97に比べて
13%の軽量化が計られていた。
【0067】
【実施例5】実施例1において、実施例1の発泡剤5重
量部の代わりに、発泡剤[炭酸水素ナトリウム(重曹)
とポリエチレン(PE)との重量比(重曹/PE)を3
0/70にして両者をマスターバッチとして製造したも
の]1.5重量部を用い、実施例1のプロピレン・エチ
レンブロック共重合体の配合量を68.5重量部とし、
また押出機のシリンダーおよびダイの温度を190℃に
設定した以外は、実施例1と同様に行なった。
【0068】得られた成形品の発泡基材の比重は、0.
78で真白い発泡体であった。また、成形品のリブ部8
を有しない平面部は、厚みが3.7mmであり、弾性勾
配が30kg/cmであった。
【0069】
【比較例1】実施例1において、実施例1の発泡剤を使
用せずに、かつ、投入樹脂量を650gとし、また上金
型上昇を行なわずにスタンピング成形した以外は、実施
例1と同様に行なった。
【0070】得られた成形品の基材の比重は0.97で
あった。また、成形品のリブ部を有しない平面部は、厚
みが3.1mmであり、弾性勾配が29kg/cmであ
った。
【0071】
【比較例2】実施例1において、上金型の上昇開始時期
を40kg/cm2 の圧力で型締め完了後10秒経過し
た時点とした以外は、実施例1と同様に行なった。
【0072】得られた成形品の基材の比重は0.95で
あり、基材はほぼソリッドの未発泡体であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る複合発泡成形品の製造方
法において、上下金型を閉じる前の状態を示す図であ
る。
【図2】図2は、本発明に係る複合発泡成形品の製造方
法において、上下金型を閉じた状態を示す図である。
【図3】図3は、図2の要部拡大図である。
【図4】図4は、本発明の複合発泡成形品の製造方法に
おけるポリプロピレン樹脂組成物の発泡工程を示す図で
ある。
【図5】図5は、図4の要部拡大図である。
【図6】図6は、本発明に係る複合発泡成形品の製造方
法により得られた成形品の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ・・・上金型 2 ・・・下金型 3 ・・・表皮材 4 ・・・ポリプロピレン樹脂組成物 5 ・・・下金型のリブ部形成用凹部 6 ・・・ポリプロピレン樹脂組成物の固化層(非発泡層) 7 ・・・ポリプロピレン樹脂組成物の溶融層 8 ・・・リブ部 9 ・・・発泡層 10 ・・・ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡基材層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 9:00 B29C 67/22 (72)発明者 井 上 亨 愛知県安城市和泉町北大木4丁目14番地 株式会社タケヒロ内 (56)参考文献 特開 平4−148907(JP,A) 特開 平4−185314(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/18 - 43/20 B29C 43/34 B29C 44/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型温度10〜50℃のモールドスタンピ
    ング成形用上金型付近に予め表皮材をセットする工程
    と、 発泡剤の分解温度以上で、かつ、180〜240℃の温
    度で溶融された、発泡剤を含む基材形成用ポリプロピレ
    ン樹脂組成物をシート状にして、金型温度30〜80℃
    のモールドスタンピング成形用下金型表面にチャージす
    る工程と、 該ポリプロピレン樹脂組成物のチャージ終了後10秒以
    内に上下金型を閉じて圧力20〜70kg/cm2で型
    締めし、基材形状の賦形と同時に該ポリプロピレン樹脂
    組成物からなる基材層と表皮材との一体化を行なう工程
    と、 該型締めによりポリプロピレン樹脂組成物層の両表面に
    形成される固化層の一方の厚みが1.0mmに達する前
    に、該ポリプロピレン樹脂組成物層のボス部およびリブ
    部を有しない平面部における厚みの1.1〜2倍の範囲
    内で上金型を上昇させて、該ポリプロピレン樹脂組成物
    を発泡させる工程と、 続いて、ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡基材層
    を冷却固化する工程とからなることを特徴とする複合発
    泡成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】発泡剤の分解温度以上で、かつ、180〜
    240℃の温度で溶融された、発泡剤を含む基材形成用
    ポリプロピレン樹脂組成物をシート状にして、金型温度
    30〜80℃のモールドスタンピング成形用下金型表面
    にチャージする工程と、 該ポリプロピレン樹脂組成物のチャージ終了後直ちにま
    たはチャージと同時に、金型温度10〜50℃のモール
    ドスタンピング成形用上金型付近に表皮材をセットする
    工程と、 該ポリプロピレン樹脂組成物のチャージ終了後10秒以
    内に上下金型を閉じて圧力20〜70kg/cm2で型
    締めし、基材形状の賦形と同時に該ポリプロピレン樹脂
    組成物からなる基材層と表皮材との一体化を行なう工程
    と、 該型締めによりポリプロピレン樹脂組成物層の両表面に
    形成される固化層の一方の厚みが1.0mmに達する前
    に、該ポリプロピレン樹脂組成物層のボス部およびリブ
    部を有しない平面部における厚みの1.1〜2倍の範囲
    内で上金型を上昇させて、該ポリプロピレン樹脂組成物
    を発泡させる工程と、 続いて、ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡基材層
    を冷却固化する工程とからなることを特徴とする複合発
    泡成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】前記ポリプロピレン樹脂組成物が、[1]
    プロピレン単独重合体またはプロピレンブロック共重合
    体(A)50〜100重量部、およびエチレン単独重合
    体、炭素原子数4〜10のα- オレフィン単独重合体、
    および炭素原子数2〜10のα- オレフィン間の共重合
    体からなる群から選ばれる重合体(B)0〜50重量部
    [上記成分(A)および(B)の合計量は100重量部
    とする]からなり、かつ、メルトフローレート(AST
    M D 1238,L)が10〜100g/10分の範
    囲内にあるポリプロピレン樹脂68〜99.8重量%
    と、[2]発泡剤0.2〜2重量%と、[3]フィラー
    0〜30重量%とからなることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の複合発泡成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】前記ボス部およびリブ部を有しない平面部
    における発泡基材層の発泡倍率が、1.1〜2.0倍で
    あることを特徴する請求項1または請求項2に記載の複
    合発泡成形品の製造方法。
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