JPH04108020A - 電子制御流体圧サスペンション - Google Patents

電子制御流体圧サスペンション

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JPH04108020A
JPH04108020A JP22710390A JP22710390A JPH04108020A JP H04108020 A JPH04108020 A JP H04108020A JP 22710390 A JP22710390 A JP 22710390A JP 22710390 A JP22710390 A JP 22710390A JP H04108020 A JPH04108020 A JP H04108020A
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JP
Japan
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vehicle height
adjustment
vehicle
indicator
wheel
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Pending
Application number
JP22710390A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Saotome
早乙女 優
Satoru Kawasaki
哲 川崎
Tomio Nakajima
富男 中島
Yasuo Mori
森 保生
Koji Takase
孝次 高瀬
Akira Kani
旭 可児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本願発明は、車体及び各車輪間に油圧シリンダ等の流体
アクチュエータを個別に介装し、この流体アクチュエー
タの作動流体を制御することにより車高調整可能な電子
制御流体圧サスペンションに関する。
〔従来の技術〕
従来、種々の車高調整装置を備えたサスペンションが使
用されているが、その一つとして、例えば特開昭62−
15109号公報に記載のサスペンションが知られてい
る。
二の公報記載の従来サスペンションは、複数の車輪位置
について、各車高センサによって検出された実車高値が
目標車高領域より高いときは、サスペンション装置の空
気室から空気を排出させて車高を下げ、反対に実車高値
が目標車高領域より低いときは、コンプレッサを駆動し
て又はリザーバータンクから空気室に空気を供給して車
高を上昇させ、これによって、複数の車輪位置の実車高
値が常時、目標車高頭載内に収まるようにしている。
しかし、このような従来の車高調整装置は、あくまで路
面と車体とが平行になるように空気室等の7クチユエー
タを制御するものであり、坂道や歩道などの傾斜地に停
車させた場合には、その傾斜面と平行な車体姿勢となる
。これは、例えば車内で睡眠をとったり、作業を行うと
きは、必ずしも都合の良い姿勢では無かった。
そこで、停車時において、車体のフロア−面を絶対空間
で水平にしたり、任意の角度に調整したりすることが可
能な手動操作の車高調整装置が考えられる。この車高調
整装置は、乗員が停車時に操作可能な指示器として、例
えばジョイスティック形のスイッチ(以下、ジョイステ
ィック・スイッチという)を備える。このジョイスティ
ック・スイッチは、その操作に応じて車高調整を行いた
い単独(例えば前左側)又は複数(前輪側、HIち前人
、前右側)の車輪位置に対応した信号を出力し、この信
号を受けた制御手段は、指示された車輪位置の流体室に
対する作動流体を例えば給排させるから、所望の車輪位
置の車高が上昇又は下降し、これにより、車体の傾きを
手動操作で修正可能になる(これを「4軸車高調整」と
いう)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の車高調整装置において、手動操作で車高
を変更できる範囲は、自ずと制限があり、シリンダ圧や
車高値がいかなる状況であっても無限に許容されるとい
うものでは無い。例えば、車高をダウンさせるときに、
タイヤのスカッフ変化やサスペンションのフリクション
その他の要因に因ってアクチエエータの荷重が低下し、
作動油を排出しても車高が下がらない状況が発生するこ
とがあり、この状態から走行を開始すると、フリクショ
ン等が解消されるため急激な車高低下が発生し、車体と
路面との干渉を生しることもあり得る。
このため、車高調整の禁止条件として車高値やシリンダ
圧の範囲を設定し、この設定範囲を逸脱したときには手
動操作による4軸車高調整全体を禁止してしまう手法が
考えられる。
しかし、そのような手法を採用すると、1輪でも禁止条
件に合致してしまうと、その他の輪に作動余裕があって
も4軸車高調整全体を中止しなければならず、その作動
範囲が非常に狭いものになってしまう。これを例示する
と、油圧シリンダのストローク範囲(即ち、伸び側、縮
み側の車高値)を設定し、その範囲を越えたとき伸び側
、縮み側両方で作動を禁止するとした場合において、例
えば、フロントのみ車高ダウン動作をさせて禁止範囲に
至った場合、その他の輪のダウンも、また全輪のアップ
も受は付けなくなる。また、車高ダウン動作に対しては
シリンダの縮み側のみ禁止条件を設定し、車高アップ動
作に対しては伸び側のみ禁止条件を設定するとした場合
、例えば、フロントのみ下げ動作をして禁止範囲に入っ
た場合、リヤに下げる余裕があっても、その下げ動作全
体が禁止されてしまう。このとき、動作モード(対角ロ
ールモード)によっては、ある輪で作動油を排出してい
ても、その他の輪で伸びる場合もあるから、かかる下げ
余裕は充分にあることになり、作動余裕を残したまま下
げ動作全体を止めることになる。
本願発明は以上のような状況に鑑みてなされたもので、
その解決しようとする課題は、車体のフロア−面を絶対
空間で水平にしたり、任意の角度に調整したりすること
ができるようにすると共に、手動操作に係る4軸車高調
整において、車高調整の禁止条件による制御中止の影響
をより極力少なくして、調整動作の範囲を拡大すること
である。
〔課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、請求項記載の発明は第1図に
示す如く、ストロークを変更可能な流体アクチュエータ
100を車体及び各車輪間に個別に介挿した電子制御流
体圧サスペンションにおいて、車高調整を行う1輪位置
又は左右若しくは前後の2輪位置と当該車輪位置におけ
る車高調整方向とを手動で指示する指示器101と、停
車状態を判定する停車判定手段102と、この停車判定
手段102が停車状態を判定したときに、前記指示器1
01により指示された車輪位置に対応する前記流体アク
チュエータ100のストロークを、前記指示器101に
より指示された車高調整方向に応じて変更する車高調整
手段103とを備えるとともに、車高の調整状態を表す
信号を検出する調整状態検出手段104と、前記指示器
101の指示内容に応じて作動する前記流体アクチュエ
ータ100毎に車高調整の禁止条件を設定する禁止条件
設定手段105と、この禁止条件設定手段105が設定
した禁止条件に、前記指示器101が指示した調整位置
における前記調整状態検出手段104の検出信号が合致
するか否かを判断する調整状態判断手段106と、この
調整状態判断手段106が合致の判断を下したときに、
前記指示器101の指示内容に対応した前記車高調整手
段103の制御のみを禁止する車高調整個別禁止手段1
07とを備えた。
〔作用〕
本願発明の電子制御流体圧サスペンションにおいて、例
えば左輪を歩道の縁石に乗り上げて停車することにより
、右輪側が下がった車体姿勢となり、停車判定手段10
2が係る停車状態を判定しているとする0乗員が指示器
101で例えば車体右側の車高アップを指示すると、車
高調整手段103が前右輪、後右輪の流体アクチュエー
タ100のストロークを伸長させ、右輪側の車高値がア
ップする。これにより、車体の傾斜具合を乗員の意思に
よって調整でき、例えば左右水平な車体姿勢とすること
ができる。この手動による車高制御は他の前後、左右の
2輪又は各輪毎でも同様である。また、車高をダウンさ
せたいときは、指示器101による指示方向をダウン側
とすることによって、上述と同様に各輪又は前後、左右
の2輪の車高値が下がる。
このように車高値を個別に調整する中で、指示器I01
による指示内容(FIpち、指示位置及び方向)毎に車
高調整の禁止条件(例えば車高の上限値、下限値又は流
体アクチュエータの作動圧の下限値)が禁止条件設定手
段105により個別に設定される。そして、指示器10
1の指示内容に応じて、調整状態検出手段104の検出
信号、即ち禁止条件と同一物理量の信号と、設定された
禁止条件とが調整状態判断手段106にて比較される。
この結果、禁止条件に合致しているとする判断が下され
ると、車高調整個別禁止手段107は指示器101の指
示内容に対応する車高調整動作のみを禁止させる。
このため、指示R101が指示する調整位置及び方向毎
に禁止条件が設定され、その禁止条件に掛からない調整
方向及び他の調整位置及び方向の動作は禁止されない8
例えば、指示器101の指示内容に応じて、ある流体ア
クチュエータ100の伸びが禁止された場合でも、その
流体アクチュエータ100の縮み動作及び他の流体アク
チュエータ100の伸び、縮み動作は禁止条件に入らな
い限り可能となるから、全体として4軸車高調整の作動
範囲が広がる。
〔実施例〕
以下、本願発明の一実施例を添付図面の第2図乃至第1
3図に基づいて説明する。本実施例は金属スプリング等
の補助バネを持たず、荷重を流体圧シリンダの発生する
力で受けるフル・ハイドロニューマチックサスペンショ
ンについて実施している。
第2図において、2FL〜2RRは前人〜後右車輪を、
4は車輪側部材を、6は車体側部材を夫々示し、8は電
子制御油圧サスペンション(電子制御流体圧サスペンシ
ョン)を示す。
電子制御油圧サスペンション8は、流体圧源としての油
圧源を成す油圧ポンプ10及びオイルタンク12と、こ
の油圧源の負荷側に配設されたアキュムレータ14.チ
エツク弁16.油圧源側油路開閉部18及び前輪側、後
輪側油路開閉部2゜F、2ORと、各輪2PL〜2RR
毎に設置されたサスペンション特性可変機構22PL〜
22RRと、流体アクチュエータとしての油圧シリンダ
24FL〜24RRと、4軸車高調整のためのアップダ
ウン・スイッチ25A、ジョイスティック・スイッチ2
5B及びパーキング・スイッチ25Cと、車高センサ2
6FL〜26RR,圧力センサ27FL〜27RR。
加速度センサ28.及び車速センサ29を含むセンサ群
と、演算処理用のコントローラ30とを備えている0本
実施例では、アップダウン・スイッチ25A及びジョイ
スティック・スイッチ25Bは本願発明の指示器を構成
する。
この内、油圧ポンプ10は車両エンジンを駆動源として
回転し、パワーステアリング装置及び油圧サスペンショ
ン8に油圧を吐出するタンデム型ポンプにより構成され
る。この油圧ポンプ10の吸い込み側は配管31により
オイルタンク12に接続され、その吐出側は配管32に
接続されている。この配管32の負荷側は、脈動吸収用
のアキュムレータ14に連通されるとともに、チエツク
弁16を介して油圧源側油路開閉部18に接続される。
この油路開閉部18は、電磁繰作型のアンロード弁34
と、所定リリーフ圧のリリーフ弁36と、油路を前後輪
に分配する分流器38とから成り、配管32はアンロー
ド弁34.リリーフ弁36及び分流器38の油圧源便名
ボートに連通している。
アンロード弁34は、そのtmソレノイドに供給される
制御信号S1がオフのときに連通位置をとり、制御信号
Slがオンのときに遮断位置をとる、常時開の構造を有
する。このアンロード弁34及びリリーフ弁36のタン
ク側ポートは配管40によってオイルタンク12に接続
されている。配管40の途中には濾過用のフィルタ42
が介挿されている0分流器38の負荷側の2つのポート
には配管32F、32Rが各々接続され、この配管32
F  32Rが前輪側、後輪側油路開閉部20F。
2ORに各々接続されている。
前輪側油路開閉部20Fは、その油圧源側の位置におい
て入力ポートが配管32Fに接続された分流器42Fを
備え、この分流器42Fの負荷側に流量制限形チエツク
弁44PL、  44FR,電磁操作形2ポートの切換
弁46FL、  46FR,電磁操作形2ポートの連通
弁48F、及びリリーフ弁50FL50FRを備えてい
る。これを詳述すると、分流器42Fの2つの負荷側ポ
ートは前方、前右輪側に対応する配管32FL、  3
2FRの一端に各々接続されている。この内、前左輪側
の配管32FLの他端は、逆止弁44FL、切換弁46
FLを介して連通弁48Fの一方のポート、及びリリー
フ弁50FLの高圧側ポートに連通ずるとともに、前左
輪側のサスペンション特性可変機構22FLに至る。前
右輪側の配管32FRの他端も同様に、逆止弁44FR
,切換弁46FRを介して連通弁48Fの他方のポート
、及びリリーフ弁50FRの高圧側ポートに連通ずると
ともに、前左輪側のサスペンション特性可変機構22F
Rに至る。
配管32FL、  32FRの各々に直列に介挿された
切換弁46FL、  46FRは、そのt磁ソレノイド
に供給される制御信号S2がオフのときに内蔵するチエ
ツク弁に拠る遮断位置をとり、制御信号S2がオンのと
きに連通位置をとる、常時閉の構造を有する。また、配
管32FL、  32FR間に介挿される連通弁48F
も、その電磁ソレノイドに供給される制御信号S1がオ
フのときに内蔵するチエ・ンク弁に拠る遮断位置をとり
、制御信号S、がオンのときに連通位置をとる、常時閉
の構造を有する。
さらに、後輪側油路開閉部20Rも、後左、後右輪側に
作動油を分流させる分流器42R1流量制限形チエツク
弁44RL、  44RR,電磁操作形2ポートの切換
弁46RL、  46RR,電磁操作形2ボートの連通
弁48R1及びリリーフ弁50RL、50RRを備え、
配管32RL、  32RRを介して前輪側と同一に接
続されている。ここで上記各リリーフ弁50FL〜50
RRは、負荷側の異常な圧力上昇を防止するもので、通
常採り得る圧力範囲よりも高い所定リリーフ圧に設定さ
れ、その低圧側ポートは配管52によってタンク12に
接続されている。
サスペンション特性可変機構22FL〜22RRのの各
々は、ガスばねとしてのフリーピストン形の第1.第2
のアキュムレータ54.56と、バネ定数可変用の2ボ
ート切換弁58と、減衰力を発生させる可変絞り60と
を備えている。そして、配管32FLに、第1のアキュ
ムレータ54が直接接続され、第2のアキュムレータ5
6が切換弁58を介して接続されるとともに、配管32
FLに直列に可変絞り60FLを介挿させている。切換
弁58はモータ58Aをアクチュエータとしてその開。
閉位置が切り換えられ、モータ58Aは駆動信号S4に
よって回転するようになっている。また可変絞り60も
モータ60Aの回転に付勢されてその流路の広、狭が調
整され、モータ60Aには駆動信号S、が供給されるよ
うになっている。
さらに、油圧シリンダ24FL〜24RRの各々は第2
図に示すように、シリンダチューブ24aを有し、この
シリンダチューブ24aにはピストン24bにより隔設
された圧力室りが形成されている。この圧力室りに配管
32FL(〜32RR)が接続されている。そして、前
輪側油圧シリンダ24FL24FRでは、そのシリンダ
チューブ24aが車輪側部材4に取り付けられ、ピスト
ンロッド24cの端部が車体側部材6に取り付けられ、
反対に、後輪側油圧シリンダ24RL、  24RRで
は、そのシリンダチューブ24aが車体側部材6に取り
付けられ、ピストンロッド24cの端部が車輪側部材4
に取り付けられている。
一方、アップダウン・スイッチ25Aはアップ及びダウ
ンの2つの指示位置をとるスライドスイッチで構成され
、その出力信号UDはアップ位置のときに「オン」とな
り、ダウン位置のときに「オフ」となる、また、ジツイ
スティック・スイッチ25Bは中心の中立位置Nへ自動
復帰するスティック25Baを有し、その中立位置Nか
ら径方向に自在に投入可能であって、第3図に示すよう
に「前側」、「右側」、「後側」、「左側J。
「前左側」、「前右側」、「後右側」、「後左側」の8
方向を指示でき、それらの指示位置に対応して’JS+
 j+  ’JSz J、’JSs J。
’JS4 J、”JSs J、’JS& J、’JS。
J 、  ’J Ss Jのスイッチ信号JSが得られ
るようになっている。さらに、パーキング・スイッチ2
5Cは、ギヤレバーの位置がパーキング位置のときにの
みオンとなる信号PKを出力する。
また、車高センサ26FL〜26RRはポテンショメー
タ等で構成され、車輪側部材4及び車体側部材6間に取
り付けられて、その相対離間量に応じた電圧値の車高信
号HFL””1”1111+をコントローラ30に出力
する。圧力センサ27FL〜27RRは、前輪側、後輪
側油路開閉部20F、2ORにおいて配管32FL〜3
2RRの負荷側位置に各々接続され、該接続位置の圧力
を油圧シリンダ24FL〜24RRの内部圧として検出
するもので、その圧力に応じた電圧値の圧力信号P、L
−P□をコントローラに30に出力するようになってい
る。
また、加速度センサ28は車体の所定位置に装備され、
車体に作用する横(車幅)方向及び前後方向の加速度に
応じた信号Gをコントローラ30に出力する。車速セン
サ29は例えば変速機の出力軸の回転数を検知すること
等によって、車速に応じた信号■をコントローラ30に
出力するようになっている。
コントローラ30は第4図に示すように、入力する車高
検出信号HFL””’H1N、圧力検出信号PFL〜P
RI、及び加速度検出信号Gをゲイン倍するゲイン調整
器70と、このゲイン調整器70の出力をディジタル化
するA/D変換器72と、車速検出信号■及びスイッチ
信号UD、JS、PKを入力するインターフェイス回路
74と、A/D変換器72及びインターフェイス回路7
4の出力信号を取り込んで所定の処理を行うマイクロコ
ンピュータ(CPU)76と、このコンピュータ76が
出力した制御信号に応じて各ソレノイド及びモータを駆
動する駆動回路78とを備えている。コントローラ30
はイグニッションスイッチのオフ後も、所定時間電源オ
ンを維持するタイマ機構を備えている。なお、駆動回路
78には警報器80が接続されている。
マイクロコンピュータ76は、予め記憶された所定プロ
グラムに基づき、加速度信号Gを入力し、切換弁58の
モータ58A及び可変絞り60のモ−タロ0Aの回転を
調節し、ばね定数及び減衰力を走行状態に応じて変更す
るとともに、車高検出信号HFL〜H□及び車速信号■
を入力し、車体平均の車高値をアップ、ダウンさせる従
来周知の自動車高制御を行う一方で、後述する第5図及
び第6図又は第7図の処理に基づいてマニアル操作指令
を受けて4軸車高制御を行うようになっている。
ここで、動作説明に入る前に、フロント側5 リヤ側の
連通弁4BF、48Rの開閉手法を説明する。この連通
弁48F、48Rは第8図に示すように、調整モードが
「ピッチ」及び「対角ロール」のときに、何れか一方が
開状態に設定され、「ロールコモ−どのときは閉状態に
保持される。
連通弁48F又は48Rが開状態に設定されると、左右
の油圧シリンダ24FL、  24FR又は24RL。
24RRが相互に連通し、その圧力は同一となるから、
荷重支持点は左右輪の中間点となる。
例えば、車体「前側」をア・ノブ。ダウンさせる「ピッ
チ」モード時には、リヤ側の連通弁48Rが開状態とさ
れるから、第9図(a)に示すようにフロント左右及び
リヤ・センターの3点が支持点を形成する。また、「後
側」をアップ、ダウンさせる「ピッチ」モード時には、
今度はフロント側の連通弁4BFが連通状態にされ、第
9図b)に示すようにリヤ左右とフロント・センターの
3点が支持点を形成する。
また、「前左側」又は「前右側」をアップ、ダウンさせ
る「対角ロール」モードのときは、リヤ側連通弁48R
が連通状態になり、第9図(a)の3点支持とされる。
「後左側」又は「後右側」をアップ、ダウンさせる[対
角ロール」モードのときは、フロント側連通弁48Fが
連通状態になり、第9図(b)の3点支持とされる。
なお、第8圓には、モード毎の4輪の切換弁46FL〜
46RRの開閉状況も合わせて示してあり、これらは後
述するフローチャートの中で説明される。
ここでさらに、車高調整の禁止条件を具体的に説明する
。マイクロコンピュータ76のメモリには第10図に示
す禁止条件、即ち限度値に対応したマツプが記憶されて
いる。このマツプには車高調整モード及び車高アップ、
ダウン毎に個別に定めた限度値を配している。
この禁止条件を詳述すると、第10図の各欄の上段は車
高値の上限値:HF(EH,(フロント側)H□、。 
(リヤ側)又は下限値:Hy+tL+  (フロント側
)、  H*(tL+  (リヤ側)を示し、下段はシ
リンダ圧の下限値P1い0.。(フロント側)、P11
1i*iLl (リヤ側)を示している。車高値の上限
値、下限値は極端な車体姿勢を回避するため、またシリ
ンダ圧の下限値はアキュムレータ5456の封入圧及び
サスペンションのフリクションに因る走行開始時の車高
低下等を考慮して決定される。なお、図中、空欄のもの
は限度値が決定されておらず、マツプでは「零」として
記憶されている。
上述した限度値は、各調整モード(具体的にはジョイス
テインク・スイッチ25Bの指示位置)別に独立して割
り当てられ、さらに、車高のアップ、ダウン別に割り当
てられている。その割当は、ある車高調整動作をさせた
場合にストロークする油圧シリンダ24FL〜24RR
のみに注目してなされ、作動油を排出するシリンダには
車高値と圧力値の下限値を設定し、その作動に伴って従
属的にストロークするシリンダには、それが伸び方向が
縮み方向かで車高値の上@値又は下限値を設定しである
これを具体的に説明する。まず、「ピンチ」モードに属
する「前側」車高アンプの場合、前述した原則に従って
「前人J、r前古J位置に対する車高上限値HF +r
s+ +  HF (EX、のみを定め、同様に「ピッ
チ」モード中の「後側」車高アップの場合、「後左」、
「後右」位置に対する車高上限値Ha(iM+ 、  
H□E0 のみを定める。また、「ロールJモード中の
「右側」車高アップの場合、「前古」、「後右J位置に
対する車高上限値HF (ffNIHR(EH+のみを
定める。「ロール」モード中の「左側」車高アップの場
合も同様に「前方」「後左」位置に対する車高上限値H
2□。、H6(□、のみを定める。
これに対して、−輪の車高のみを制御する「対角ロール
」モードにあっては、上限値及び下限値の設定が必要に
なる。
例えば、「前右側」車高アップの場合、前述したように
、リヤ側の連通弁48Rが連通されるから、第11図(
a)に示すロール軸が形成される。このため、前右側の
車高をアップさせると、これに伴って後右側もアップし
、後左側の車高はダウンするから、前古側、後右側に車
高上限値HF (1M)HR(IN+ を定め、後左側
に車高下限値HII□L。
を定めるが、前左側の車高は変化しないので、禁止上限
、即ち限度値を定めない。
r前左側」車高アップの場合、「後右側」車高アップの
場合、及び、「後左側」車高アップの場合は、ロール軸
は各々第11図(ハ)、(C)、及び(d)に示すよう
に形成されるから、前右側車高アップの場合と同様に、
第10図に示す禁止条件の設定となり、車高が不変の位
lに対する限度値は定められていない。
さらに、車高ダウンの場合、上述と同様に車高限度値が
定められるほか、積極的に下げる位置にはシリンダ圧の
下限値P□Li、i。又はPl(Limit)がアンド
条件として加えられる。
これを代表して、「対角ロール」モードに属する「前座
」位置をダウンさせる場合について説明すると、この場
合のロール軸は3点支持に因ってロール軸は第11図(
b)に示すものと同一である。
そこで、前右側の車高は変化しないので禁止条件を設定
していない、しかし、前左側は作動油排出によって車高
が低下するので、車高の下限値H。
(!L)及び作動圧の下限値PF(LiaiL)が定め
られる。さらに、後右側はフロント右とリヤ・センター
を結ぶロール軸によって伸び動作となるので、車高上限
値HR(Elflが定められ、後左側は縮み操舵となる
ので、車高下限値H□EL、が定められる。
リヤに関しては、左右連通によって作動油のトータル量
は不変となり、給排は左右間のみで行われて圧力変動が
無いから、圧力の限度値を設定していない。他のモード
についても同様である。
次に、本実施例の動作を説明する。
最初に、コントローラ30で実施される第5図乃至第7
図のフローチャートを説明する。第5回の処理は、通常
の車高制御(例えば特開昭63−154413号記載の
制御)における割込ルーチンとして処理されるもので、
通常車高制御のメインプログラムを実施しているときに
、パーキング・スイッチ25Cのスイッチ信号PK(割
込信号)が入力した場合、かかる通常車高制御を一時中
断して実施される。第6図又は第7図の処理は第5図の
処理実行中にサブルーチンとして実行されるもので、そ
の代表フローを示す。コントローラ30はイグニッショ
ンスイッチのオンで起動して第5図の処理を含む車高制
御及び姿勢制御を開始し、イグニッションスイッチがオ
フとなるまでその処理を続ける。
第5図ステップ■において、コントローラ3゜のマイク
ロコンピュータ76はパーキング・スイッチ25Cのス
イッチ信号PKがオンとなったが否かをみることにより
、停車状態か否かを判断する。
この処理にてパーキング・スイッチ25Cがオンとなっ
た停車状態であると判断されたときは、ステップ■に移
行し、アップダウン・スイッチ25Aのスイッチ信号U
Dを入力する。この後、ステップ■に移行して、ステッ
プ■の読込み信号UDが車高アップに対応するUD−オ
ンか否かをみて、車高アップか否かを判断する。この判
断にてrYES、となるときは、ステップ■に移行して
制御信号S、−オンとし、これよりアンロード弁34を
閉状態(遮断位置)とする。また、ステップ■にてrN
OJの判断となるときは、ステップ■に移行して制御信
号S1=オフとし、アンロード弁34を開状態(連通位
置)とする。
このステップ■又は■の処理が済むとステップ■に移行
して、ジョイスティック・スイッチ25Bの出力信号J
Sを人力した後、ステップ■に移行する。ステップ■で
は、ステップ■の読込み信号が、ジョイスティック・ス
イッチ25Bの中立位IFNに対応したJS=オフか否
かをみて、スティック25Baが操作されたかどうかを
判断する。
二のステップ■の判断が「NO」の場合は、ジョイステ
ィック・スイッチ25Bの未操作であるとしてステップ
■に戻るが、rYESJの場合は、続けてステップ■以
降の判断を順次行う、この内、ステップ■にてステップ
■の読み込み値JSから車体の前側アップ又はダウンが
指令されているか否かを、JS=JS、か否かにより判
断する。このステップ■にてrNOJのときは、ステッ
プ■aにて後述する車高アップ時のフラグFU、又は車
高ダウン時のフラグFD、をクリヤし、ステップ■に移
行する。
このステップ■にて車体の右側アップ又はダウンが指令
されているか否かを、JS=JStか否かにより判断し
、rNOJのときはステップ■aにて後述する車高アッ
プ時のフラグFUz又は車高ダウン時のフラグFDzを
クリヤする。同様にして、ステップ[相]、■で、後便
アップ又はダウン指令(JS=JS、)か否か、左側ア
ップ又はダウン指令(JS=JS、)か否かを夫々判断
する。
また、ステップ[相]の次にはフラグFUzC又はFD
! )をクリヤするステップ[相]aが、ステップ■の
次にはフラグFU、(又はFD、)をクリヤするステッ
プ■aが夫々介挿されている。
ここで、FU、及びFD、は「前側」位置指令における
アップ時及びダウン時の車高調整禁止フラグであり、同
様に、FU、及びFD、は「右側j位置指令、FU、及
びFD、は「後側J位置指令、FU、及びFD、は「左
側」位置指令におけるアップ時及びダウン時の車高調整
禁止フラグである。
さらに、ステップ@に移行し、前左側アップ又はダウン
(JS=JSs)が指令されているか否かを判断する。
このステップQで「NO」となるときは、ステップoa
にて後述する車高アップ時のフラグFU、又は車高ダウ
ン時のフラグFD。
をクリヤする。同様にして、ステップ■〜@にて、前右
側アップ又はダウン指令(JS=JS、)か否か、後右
側アップ又はダウン指令(JS=JS、)か否か、後左
側アンプ又はダウン指令(JS=JS、)を各々判断す
るとともに、それらの各判断毎に、フラグFD&(又は
FUt、)、FDt(又はFUt)、又はFD、(又は
FUs)をクリヤするステップ@a、■a、又はoaの
処理が介挿されている。
ここで、FUs及びFDsは「前左側」位置指令、FU
、及びFD、は「前右側」位置指令、FU、及びFDt
は「後右側」位置指令、FU、及びFD、はr後左側」
位置指令におけるアップ時及びダウン時の車高調整禁止
フラグである。
そして、ステップ■でも「NO」となり、ステップ■a
の処理がなされるときは、位置指令が遊びの状態にある
としてステップ■に戻る。
一方、ステップ■、■、[相]、■でrYES、の判断
となるときは、夫々、ステップ■、o、■。
[相]に移行し、第6図で代表されるサブルーチン処理
を行う。この内、ステップ■のサブルーチン処理は4軸
車高調整の対象を前左側切換弁46FL。
前右側切換弁46FRとするから、調整モードは車体前
側がアップ又はダウンされる「ピッチ」モードである。
これを詳述すると、マイクロコンピュータ76は、まず
第6図のステ・ンブ■において、車高アップ時ならばフ
ラグFU、=1か否かを、車高ダウン時ならばフラグF
D、=1か否かを判断する。
このフラグFU、、FD、は、後述するように車高アッ
プ時、ダウン時毎に車高調整が禁止状態であるか否かを
示すものである。そこで、ステップ■の判断にてFtJ
、 =O(又はFDl−0)、即ち車高調整禁止状態で
はないとするときは、ステップ■において前側の車高ア
ンプ、ダウン時の力の静定が容易な3点支持とするため
、リヤ側の制御信号S、のオンを指令する。これにより
、リヤ側の連通弁48Rが開状態となるので、リヤ側左
右の油圧シリンダ24RL、24RRのシリンダ室りが
相互に連通し、シリンダ圧が同一になる。即ち、リヤ側
の荷重支持点は幾何学的に左右輪2PL、  2R1?
を結ぶ線分の中間に位置するので、第9図[a)に示す
3つの支持点が形成される。
次いで、ステップ■に移行し、両切換弁46FL。
46FRに対する制御信号S、、S、のみをオンにする
、これにより、両切換弁46FL、  46FRが開状
態となり、前側の油圧シリンダ24PL、  24FR
のシリンダ室りと油圧源とが連通ずる。
次いでステップ■に移行し、4輪の車高センサ26FL
〜26RRの検出信号HFL”Hullをゲイン調整器
70及びA/D変換器72を介して所定時間読み込み、
その値を車高値として記憶した後、ステップ■に移行す
る。ステップ■では4輪の圧力センサ27FL〜27R
Rの検出信号PFL〜P□をゲイン調整器70及びA/
D変換器72を介して所定時間読み込み、その値をシリ
ンダ圧として記憶する。この後、ステップ■ではステッ
プ■の読み込み値HFL(〜Ham)を各輪毎に平均化
し、続いてステップ■ではステップ■の読み込み値PF
L(〜P**)を各輪毎に平均化する。
次いでステップ■に移行し、マイクロコンピュータ76
のメモリに予め記憶されている、第10図に対応したマ
ツプを参照し、ジョイスティック・スイッチ25Bの「
前側」位置指示に対する禁止条件としての限度値を読み
出す。これにより、車高アップ時には前方、前右位置に
対する車高上限値HF (!H)が、車高ダウン時には
前方、前右位置に対する車高上限値Hア□。及び圧力下
限値PF(Lilli。が夫々設定される。
次いでステップ■に移行し、ステップ■、■での演算値
の内、現在、車高アップ又はダウンが指令されている車
輪位置の値が、ステップ■で設定した限度値以上又は以
下かをみて、車高調整禁止か否かを判断する。この判断
でrNOJ 、即ち現在の車高値、シリンダ圧が車高調
整の禁止条件に引っ掛からない場合はステップ■に移行
し、ジョイスティック信号JSを入力する。
この後、ステップ■に移行して、ステップ[相]の読み
込み値JSが変化したか否かをみて、ジョイスティック
・スイッチ25Bのスティック位置が変更された(中立
位置Nも含まれる)か否かを判断する。この判断にて「
NO」の場合は、車体前側アップ又はダウンの継続中で
あるとしてステップ■に戻る。また、上述した処理を繰
り返す中で、ステップ■の判断がrYES、の場合は車
体前側アップ又はダウンの操作を終了又は中止しようと
しているとし、ステップ@、[相]に移行する。
ステップ@では、前左側切換弁46FL、前右側切換弁
46FRに対する制御信号S2.s、をオフとするから
、両切換弁46FL、  46FRが閉状態となる。こ
のため、前人、前右側油圧シリンダ24FL、24FR
のシリンダ室と油圧源とが遮断される。
またステップ■ではリヤ側に対する制御信号S。
をオフにするから、リヤ側連通弁48Rを遮断状態にな
って、3点支持が解消される。
この後、マイクロコンピュータ76は第5図のステップ
■に処理を戻す。
しかし、上述した第6図の処理を繰り返す中で、ステッ
プ■にてrYESJ、即ち車高値、シリンダ圧が禁止条
件に合致した場合は、ステップ[相]に移行し、警報器
80を吹鳴させる。さらに、ステップ■に移行して車高
調整禁止フラグFU、(ア・シブ時:i、FD+(ダウ
ン時)=1として車高調整禁止状態を示した後、ステッ
プ@、■の処理を行って車高調整を中止させる。
また、前述した第6図ステップ■にてrYES」の判断
のときは、既に車高調整禁止状態であるのに再操作され
たとして、直接リターンし、車高調整を禁止する。
一方、第5図に戻って、前述のようにしてステップ■の
処理に至ると、第6図に示すサブルーチン処理が実行さ
れ、車高調整位置がr後側」である「ピンチ」モードに
応じた後右側切換弁46RR。
後左側切換弁46RLに対する処理が前述と同様にして
なされる。但し、この場合にはフロント側連通弁4BF
が連通状態にされ(第6図ステ・7プ■)、第9図(b
)に示す3支持状態で処理されるとともに、対象となる
フラグはFU3(アンプ時)FD、(ダウン時)である
さらに、第5図ステップ@、■、0.0で「YESJの
判断となるときは、夫々、「対角ロール」の調整モード
であるとして、ステップ[相]、c1)@、@に移行し
、第6図で代表されるサブルーチン処理を行う。これら
のステップ[相]、 @、 @、 @のサブルーチン処
理は、各々、1個の切換弁のみの開閉を制御するもので
、ステップ[相]の処理では前左側切換弁46FL、ス
テップ■の処理では前右側切換弁46FR、ステップ@
では後右側切換弁46R1?、及びステップ@では後左
側切換弁46RLの制御を前述と同様にして行う。但し
、ステップΦ。
■のサブルーチン処理のときはリヤ側連通弁48Rが連
通状態にされ、第9図(a)に示す3点支持になるとと
もに、対象フラグはFUs(アンプ時)。
FD5 (ダウン時)及びFU、(アップ時)、FDh
 (ダウン時)である。他方、ステップ@、■のサブル
ーチン処理のときはフロント側達通弁48Fが連通状態
にされ、第9図(ト))に示す3点支持になるとともに
、対象フラグはFLl、  (アップ時)、FD、(ダ
ウン時)及びFUs(アップ時)、FD、(ダウン時)
である。
しかし、第5図の処理を繰り返す中で、ステップ■、■
でrYEs、となり、「ロール」モードの車高調整が指
令されると、第7図に代表されるサブルーチンが処理さ
れる。この第7回の処理の内、ステップ■〜■は第6図
ステ、プ■〜@と同じであり、ステップ■、@、■は第
6図ステップ■、o、■と同じである。即ち、第7図の
サブルーチンでは第6図にみられた連通弁48F、48
Rの開閉制御は行わず(つまり、48F、48Rは閉状
態)、4点独立の荷重支持とされる。そして、第5図ス
テップOで第7図の処理が実施されたときは、前右側切
換弁46FR,後右側切換弁46RRに対する処理が第
6図と同様にしてなされ(対象フラグはFuzcアップ
時)、FD!  (ダウン時))、第5図ステップ■で
第7図の処理が実施されたときは、後左側切換弁46R
L、前左側切換弁46FLに対する処理が第6図と同様
にしてなされる(対象フラグはFU、(アンプ時)、F
D、  (ダウン時))。
一方、第5図の前述したステップ■においてrNo、、
即ち走行状態であると判断したときはステップ[相]に
移行し、車速検出信号■を読み込んで、その読込み値を
基準値■。と比較する。この基準値■。は車速−〇の近
傍値に設定される。このステップ[相]においてrNO
Jの判断時にはステップ■に戻るが、rYESJの判断
時には第5図の割込処理を終えて、前述した通常車高制
御時のメインプログラムに復帰する。
本実施例では、油圧源側のアンロード弁34及び各輪負
荷側の電磁切換弁46FL(〜461?R)が各輪毎の
切換機構に相当し、この切換機構、油圧源、インターフ
ェイス回路74.第5図ステップ■〜0(但し、サブル
ーチンプログラムを示す第6図ステップ■〜■、[相]
、■及び第7図ステップ■〜■、@、@を除く)の処理
、及び駆動回路78が車高調整手段を形成している。ま
た、パーキング・スイッチ25C,インターフェイス回
路74、及び第5図ステップ■(スイッチ信号PKに拠
る割込処理を含む)の処理が停車判定手段を形成する。
さらに、車高センサ26FL〜26RR,圧力センサ2
7FL〜27RR,ゲイン調整器70.A/D変換器7
2.及び第6図ステップ■〜■、第7図ステ、ブ■〜■
の処理が調整状態検出手段を構成し、第6図ステップ■
及び第7図ステップ■の処理が禁止条件設定手段に対応
し、第6図ステップ■及び第7図ステップ■の処理が調
整状態判断手段に対応し、第6図ステップ■、 @、 
@、 @、第7図ステップ■、■、■及び第5図ステッ
プ■a、■a1[相]a、■a、Oa、■a、[相]a
、■aの処理が車高調整個別禁止手段に対応している。
次に、本実施例の全体動作を説明する。
車両がアイドリング状態であり、パーキング・スイッチ
25Cがオンとなる停車状態にある場合、コントローラ
30のマイクロコンピュータ76は、通常の車高制御か
ら割込処理によって4軸車高制御に係る第5図の処理を
開始する。
いま、第12図(a)に示すように、坂道ムこ前のめり
状態で停車しでいるとする。この状態で、乗員がジョイ
スティック・スイッチ25Bを操作しない場合、マイク
ロコンピュータ76は第5図ステップ■〜■の処理を繰
り返して待機する。このとき、アップダウン・スイッチ
25Aの指示位置がアンプ側のときはアンロード弁34
が閉状態となり、油圧ポンプ10の吐出圧が切換弁46
FL〜46RRまで事前に供給され、車高アップに対す
るスタンバイ状態となる。一方、ダウン側のときは、ア
ンロード弁34を開状態とし、これによりポンプ吐出油
は全てタンク12に流れ込んで消費流量が少なくなる。
この停車状態において、車体前側を車高アップさせて絶
対空間でほぼ水平の車体姿勢を採りたいとして、乗員が
アップダウン・スイッチ25Aをアップ側にし、ジョイ
スティック・スイッチ25Bのスティック25Baを「
前側」・位置に投入する。これにより、前述したように
、アンロード弁34が先に閉じてスタンバイ状態となり
、その後、マイクロコンピュータ76はその処理を第5
図ステップ■〜■からステップ■、[相]、■に移行さ
せ、後輪側の制御信号S、:オン、前輪側の制御信号S
、、s2 :オンとする。この結果、リヤ連通弁48R
が開、前輪側の切換弁46FL、  46FRが開とな
って、作動油が前輪側の両油圧シリンダ24FL、24
FRに供給され、作動油の供給量に比例して右輪側の車
高値が3点支持(第9図(a)参照)の状態で上昇する
いま、前輪側の実車高値HFL、 H□が、「前側」を
アップさせるピッチモードの禁止条件、即ち前人、前右
側の車高上限M Hr <。)に達しないまま、絶対空
間でほぼ水平状態になったとする。
そこで、乗員がスティック25Baを離すと、スティッ
ク25Baは自動復帰によってその中立位置Nに戻る。
これに付勢されて、マイクロコンピュータ76は第6図
ステップ■でYESの判断を行うから、前輪側の切換弁
46FL、  46Fl?が閉状態に戻され、油圧シリ
ンダ24FL、24PRの作動油が封じ込められて、ス
ティック25Baを離した時点のほぼ水平の車体姿勢(
第12図(a)の仮想線参照)が得られる。このように
車体の高さ及び傾きを手動操作によって任意に調整でき
、車内での仮眠や作業も容易になる。
一方、例えば傾斜が第12図(b)に示す如く比較的急
な路面に停車しており、前側の車高アンプを行っている
間に、前輪側の実車高値H,L、H□がその上限値HF
 ([81に到達してしまうと(第12図仮想線Aの状
態参照)、警告音が発っ廿られた上、その以上の前側ア
ップが自動的に禁止される。
しかし、乗員が車体の一層の水平状態を欲する場合は、
それ以上の前側アンプの代わりに、「後側」ダウンを試
みることになる。この場合、「前側」アップのピッチモ
ードで調整禁止に掛かっても、その禁止は「前側Jアン
プのピッチモードでのみ有効であり、「後側」制御のピ
ッチモードには影響しない。このため、乗員は第12図
(b)の仮想wABで示すように後側を下げ、絶対空間
でほぼ水平の車体姿勢が得られる。
これに対して、上述した第12図ら)中の仮想線Aの状
態から、例えば、「前右側j車高アップを指令した場合
、該指令に係る自動車高調整は試みられるが、前右側が
上限値Hr (t++1を越えようとしているので、直
ちにアンプ禁止となる。しかし、前左側1前右側の上限
値H,□。に掛からない車高制御1例えば「前右側」ダ
ウンの対角ロールモード、 「左側jアップのロールモ
ード等は必要に応じて可能である。
その他のモードの場合も、上述と同様である。
例えば「前右側」アップの対角ロールモードにおいて、
後右側車高値H1ll+が上限値HN ttM、に到達
して禁止が掛かったような場合、「後右側」ダウンの対
角ロールモードは可能である。この4軸車高調整は停車
状態から脱すると効がなくなり、通常の自動車高制御に
移行する。
このように本実施例では、両指示器25A 25Bの指
示内容(HJち、調整位置、調整方向で決まる調整モー
ド)毎に禁止条件が設定され、ある調整モードで禁止条
件に入ってしまっても、その他の調整モードで禁止条件
に入っていない限り、引き続いて車高調整が可能となる
。これにより、作動余裕があっても作動させることがで
きないという前述した不都合を最小限に抑えることがで
き、作動範囲を大幅に広げることができる。これととも
に、禁止条件を適切に定めることにより、手動指令に因
る一層ストローク以上の無理な姿勢を強要することもな
く、また、シリンダ圧の下がり過ぎに伴うアキュムレー
タの耐久性低下及び走行開始時の車高急低下を防止でき
る。
一方、本実施例では、ピッチモード、対角ロールモード
時の車高調整において連通弁48F、48Rに拠る3点
支持としているから、以下のような利点もある。いま、
第13図に示すように4点支持として、前右側を下げる
ため、前右側シリンダの作動油を排出させるとする。こ
のとき、車体重心が対角線よりもB方向にあった場合、
前方。
後左、後右の3点で理論上、車体を支えることから、前
右側のシリンダ圧が下がる割りには車体は傾かないが、
この状態で重心がA方向に移動(荷物や乗員の移動)し
た場合、車体は急激に前右方向に傾き、乗員に不安感を
与えてしまう。しかし、本実施例では、上述したモード
について3点支持としているため(第9図参照)4輪の
接地反力(4輪のシリンダ圧)をバランスさせ、はぼ操
作者の意思通りの車体傾斜制御が可能となる。
−4、イグニッションスイッチがオン状態にあるとする
と、コントローラ30は所定プログラムに基づき、加速
度センサ28の検出信号Gを人力し、所定のロール条件
や加速、減速条件が成立したときには、ガスばね定数大
、減衰力大の方向に電磁切換弁58及び可変絞り60を
制御して走行中の車体姿勢の変化を抑制するとともに、
それらの条件が成立しないときには、ガスばね定数小、
減衰カルの方向に制御して路面から車体に伝達される振
動を小さくし、乗心地を良好にする。
なお、前記実施例においては作動流体が油の場合につい
て説明したが、本願発明は必ずしもこれに限定されるこ
となく、圧縮率の少ない気体であってもよい。
また、本願発明の流体アクチュエータは前述した実施例
記載の油圧シリンダに限定されることなく、例えば特開
昭63−154413号記載のように、サスペンション
装置内に弾性体による空気室を各輪毎に設けた構成のも
のでもよい。
さらに、前記実施例において切換機構は前述した実施例
記載のように、アンロード弁34及び2ポ一ト2位置の
電磁切換弁46FL〜46RRによって構成するものに
限定されるものでは無く、例えばその電磁切換弁の代わ
りに、制御信号のオンオフに応して「ポンプ側に連通」
、「遮断」「タンク側に連通」する切換位置を有する3
ボ一ト3位置の電磁切換弁を各輪別に用いてもよい。
また、各油圧シリンダ24FL〜24RRに個別に対応
して、制御信号に応じてシリンダ圧を制御可能な圧力制
御弁を用い、作動圧を制御して車高調整を行うようにし
てもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本願発明では、手動指令に係る4軸
車高調整に対して、車高の調整状態を表す信号を検出す
る一方で、指示器の指示内容に応して作動する流体アク
チュエータ毎に車高調整の禁止条件を設定し、この禁止
条件に、指示器が指示した調整位置における調整状態検
出信号が合致するか否かを判断し、その合致判断が下さ
れたときに、指示器の指示内容に対応した車高調整制御
のみを禁止するとしたため、車体のフロア−面を絶対空
間で水平にしたり、任意の角度に調整したりすることが
できるようになり、更に、禁止条件を適宜に設定するこ
とにより、部品の耐久性向上や不用意な車高低下の排除
が可能になるとともに、指示器による、ある指示内容に
ついては車高調整が禁止されたとしても、別の指示内容
は受は付けられ、禁止条件に入らない限り、当該側の指
示内容に基づく車高ア、ブ、ダウンは可能となるので、
他の指示内容に対しては作動余裕がありながら全体の調
整動作が禁止されてしまうことが無く、車高調整禁止範
囲が最小限に止まって、4軸車高調整の作動範囲が広が
るという効果がある。
本願発明の一実施例を示す図であって、第2図は全体構
成を示すブロック図、第3図はジョイスティック・スイ
ッチの指示位置を示す説明図、第4図はコントローラの
ブロック図、第5図乃至第7図はマニアル操作に応して
コントローラにて実行される4軸車高調整の割込処理手
順を示す概略フローチャート、第8図は調整モード毎の
パルプ作動状況を示す説明図、第9図(a)(b)は連
通弁に係る3点支持を説明する説明図、第10回は調整
モードに対する限度値(禁止条件)を説明する説明図、
第11図(尋〜(d)は3点支持に係るロール軸を説明
する説明図、第12図(荀(ロ)は車高調整例−を示す
説明図、第13図は4点支持の場合の不都合を説明する
ための説明図、である。
図中、100・・・流体アクチュエータ、101・・・
指示器、102・・・停車判定手段、103・・・車高
調整手段、104・・・調整状態検出手段、105・・
・禁止条件設定手段、106・・・調整状態判断手段、
107・・・車高調整個別禁止手段、 4・・・車輪側部材、6・・・車体側部材、8・・・電
子制御油圧サスペンション、10・・・油圧ポンプ、1
2・・・リザーバータンク、24FL〜24RR・・・
油圧シリンダ、25A・・・アップダウン・スイッチ、
25B・・・ジョイスティック・スイッチ、25C・・
・パーキング・スイッチ、30・・・コントローラ、3
4・・・アンロード弁、46FL〜46RR・・・電磁
切換弁、76・・・マイクロコンピュータ、である。
第1図 第3図 後金し 第9 図 第11図 (b) (C) (d) 第12 N 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ストロークを変更可能な流体アクチュエータを車
    体及び各車輪間に個別に介挿した電子制御流体圧サスペ
    ンションにおいて、 車高調整を行う1輪位置又は左右若しくは前後の2輪位
    置と当該車輪位置における車高調整方向とを手動で指示
    する指示器と、停車状態を判定する停車判定手段と、こ
    の停車判定手段が停車状態を判定したときに、前記指示
    器により指示された車輪位置に対応する前記流体アクチ
    ュエータのストロークを、前記指示器により指示された
    車高調整方向に応じて変更する車高調整手段とを備える
    とともに、 車高の調整状態を表す信号を検出する調整状態検出手段
    と、前記指示器の指示内容に応じて作動する前記流体ア
    クチュエータ毎に車高調整の禁止条件を設定する禁止条
    件設定手段と、この禁止条件設定手段が設定した禁止条
    件に、前記指示器が指示した調整位置における前記調整
    状態検出手段の検出信号が合致するか否かを判断する調
    整状態判断手段と、この調整状態判断手段が合致の判断
    を下したときに、前記指示器の指示内容に対応した前記
    車高調整手段の制御のみを禁止する車高調整個別禁止手
    段とを備えたことを特徴とする電子制御流体圧サスペン
    ション。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7117875B2 (en) 2002-01-25 2006-10-10 L'oreal Assembly for packaging and application of a product, in particular a make-up product
KR20170001373U (ko) * 2015-10-07 2017-04-17 주식회사 에프에스코리아 납작이 브러시가 구비된 컴팩트 용기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7117875B2 (en) 2002-01-25 2006-10-10 L'oreal Assembly for packaging and application of a product, in particular a make-up product
KR20170001373U (ko) * 2015-10-07 2017-04-17 주식회사 에프에스코리아 납작이 브러시가 구비된 컴팩트 용기

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