JPH04107564U - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents
自動変速機のシフトレバー装置Info
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- JPH04107564U JPH04107564U JP1701991U JP1701991U JPH04107564U JP H04107564 U JPH04107564 U JP H04107564U JP 1701991 U JP1701991 U JP 1701991U JP 1701991 U JP1701991 U JP 1701991U JP H04107564 U JPH04107564 U JP H04107564U
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- Japan
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- roller
- shift lever
- inclined cam
- cam
- push button
- Prior art date
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
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- 230000009528 severe injury Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シフトレバーのポジション切り換え時の衝突
音の発生を防止するとともに、耐久性を向上しうるよう
にした自動変速機のシフトレバー装置を提供することを
目的とする。 【構成】 傾斜カム12のカム面12aと当接するロー
ラ9を、先端部が傾斜カム12の移動方向に弾性撓曲し
うるようにした板ばね23の先端部に枢支させることに
より、ローラ9と傾斜カム12とが当接したとき、ロー
ラ9を支持している板ばね23の先端部が傾斜カム12
の移動方向に弾性撓曲し、当接時の衝撃エネルギを吸収
し、衝突音を和らげられるとともに、ローラ9と傾斜カ
ム12の摩耗を減少し、耐久性を向上させることができ
る。
音の発生を防止するとともに、耐久性を向上しうるよう
にした自動変速機のシフトレバー装置を提供することを
目的とする。 【構成】 傾斜カム12のカム面12aと当接するロー
ラ9を、先端部が傾斜カム12の移動方向に弾性撓曲し
うるようにした板ばね23の先端部に枢支させることに
より、ローラ9と傾斜カム12とが当接したとき、ロー
ラ9を支持している板ばね23の先端部が傾斜カム12
の移動方向に弾性撓曲し、当接時の衝撃エネルギを吸収
し、衝突音を和らげられるとともに、ローラ9と傾斜カ
ム12の摩耗を減少し、耐久性を向上させることができ
る。
Description
【0001】
本考案は、自動車の自動変速機のシフトレバー装置の構造に関する。
【0002】
従来のこの種のシフトレバー装置として、例えば図4ないし図6に示すような
ものがある。
1は自動変速機のシフトレバーで、下端部後面に固着した左右方向を向く軸2
をもって自動車の車体(図示略)に枢設された上下方向を向く筒体3と、この筒
体3の上端部に固着されたほぼT字状のノブ4とからなっている。
ノブ4の上部には、左方に向かって開口するほぼ水平な案内孔5が穿設されて
おり、この案内孔5内には、プッシュボタン6が出没自在に嵌合されている。
案内孔5の奥端面とプッシュボタン6の右端との間には、圧縮コイルばね7が
縮設されており、この圧縮コイルばね7により、プッシュボタン6は、ノブ4よ
り突出する方向に常時付勢されている。
プッシュボタン6の右端近傍部には、上下方向を向く係合孔8が形成されてお
り、この係合孔8内には、ローラ9が前後方向を向く軸10をもって枢着されて
いる。軸10の両端部はプッシュボタン6における係合孔8の前後の側壁部6a
に軸承されている。
ノブ4の中央には、上端が案内孔5の中間部に連通し、かつ下端が筒体3の上
端部に連通する縦孔11が形成されており、この縦孔11内には、上端に右上向
き傾斜するカム面12aを有する傾斜カム(従動子)12が、上下方向に摺動可
能として嵌合されている。
筒体3内の下部には、ロッド13をもって上方の傾斜カム12と結合された摺
動体14が、上下方向に摺動可能として嵌合されている。摺動体14の下端と、
筒体3の下端部を内向きに折曲して形成された端板15との間には、圧縮コイル
ばねよりなる復帰ばね16が縮設されており、この復帰ばね16により、摺動体
14、及びロッド13をもって摺動体14に結合された傾斜カム12は、上方に
向かって常時付勢されている。
摺動体14の中位部には、筒体3の両側面下部に穿設した長手方向を向く長孔
17を貫通して、両端が筒体3より両側方に突出するディテントピン18が貫設
されている。
ディテントピン18の左端部は、シフトレバー1の左側方に配設されたポジシ
ョン板19に切設されたポジション選択孔20を挿通している。ポジション選択
孔20の上縁には、それぞれがシフトレバー1の回動中心を中心する概ね弧状を
なし、かつシフトレバー1の複数のシフト位置、例えばパーキング位置、リヤ位
置、ニュートラル−ドライブ位置、セカンド位置、ファースト位置等に対応する
段状の係合部20a,20b,20c,20d,20eが設けられている。
【0003】
かくして、傾斜カム12、ロッド13、摺動体14、ディテントピン18等に
より、シフトレバーの回動を規制する係止手段21が構成され、ディテントピン
18は、復帰ばね16の付勢力により上方に向かって付勢されて、図4及び図5
に実線で示す係止位置に安定して停止しうるようになっている。そして、プッシ
ュボタン6の押し込み操作により、ローラ9が右方へ移動し、傾斜カム12のカ
ム面12aが押し下げられることによって、ディテントピン18は、復帰ばね1
6の付勢力に抗して図4及び図5に想像線で示す解除位置に移動させられるよう
になっている。
ディテントピン18が解除位置に位置しているときは、シフトレバー1は自由
に回動することができ、シフトレバー1を所望位置まで回動させて、ディテント
ピン18を、ポジション選択孔20における各係合部20a,20b,20c,
20d,20eのいずれかに係合させることにより、シフトレバー1は、それに
対応する上記のような各位置に保持される。
この従来の装置においては、ローラ9が傾斜カム12のカム面12aを転動す
るようにしたので、2個の傾斜カム同士を互いに摺接させるようにしたもの(図
示略)より、摩擦抵抗が少なく、操作性がよいという利点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような従来の装置においては、ディテントピン18が、ポジション選択
孔20の係合部20b又は20dに係合している状態から、シフトレバー1を回
動させて、ディテントピン18を、ポジション選択孔20の係合部20cに係合
させたとき、復帰ばね16の付勢力により、傾斜カム12のカム面12aがロー
ラ9に当接するか、又はディテントピン18が、ポジション選択孔20の係合部
20cに当接することにより、衝突音が発生したり、それらの当接部材の摩耗が
激しく、耐久性向上を阻害する等の問題点があった。
【0005】
本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、シフトレバーのポ
ジション切り換え時の衝突音の発生を防止するとともに、耐久性を向上しうるよ
うにした自動変速機のシフトレバー装置を提供することを目的としている。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案は、シフトレバー内に、プッシュボタンとシ
フトレバーの回動を規制する係止手段とを、互いに交差する方向に移動可能とし
て配設するとともに、プッシュボタンと係止手段とのいずれか一方に、傾斜カム
を、かつ他方に、前記傾斜カムのカム面に沿って転動しうるローラを設け、プッ
シュボタンの押込み操作により、前記傾斜カム及びローラを介して、前記係止手
段が解除方向に移動させられるようにした自動変速機のシフトレバー装置におい
て、前記プッシュボタンと係止手段との他方のものに、先端部が前記傾斜カムの
移動方向に弾性撓曲しうるようにした板ばねの基端部を固定し、かつ該板ばねの
先端部に、前記ローラを枢支したことを特徴としている。
【0007】
傾斜カムとローラとが互いに離れた状態から、係止手段が解除位置側から係止
位置側に復帰させられたとき、傾斜カムのカム面とローラの外周面とが当接する
。
このとき、ローラを支持している板ばねの先端部が傾斜カムの移動方向に弾性
撓曲し、当接時の衝撃エネルギが吸収されるので、衝突音は和らげられるととも
に、ローラと傾斜カムの摩耗は減少し、耐久性が向上する。
【0008】
以下、本考案の一実施例を、図1ないし図3に基づいて説明する。なお、この
実施例において、図4ないし図6に示す従来のものと同一の部材には同一の符号
を付して、その詳細な説明は省略する。
【0009】
この実施例においては、プッシュボタン6における係合孔8の前後の側壁部6
aに、傾斜カム12の移動方向である上下方向に長い長孔22(図3参照)を設
け、各長孔22にローラ9の軸10の各端部を嵌合することにより、ローラ9及
びその軸10が上下方向に移動しうるようにするとともに、プッシュボタン6の
係合孔における左方の側壁面8aに基端部を水平に埋設して固定した板ばね23
の先端部を前後に二股状に分岐し、その右方を向く前後1対の腕部23aの先端
部に形成した筒状の軸受部23bをもって軸10におけるローラ9とプッシュボ
タン6の側壁部6aとの間の部分を軸受けするようにしてある。
【0010】
この実施例のような構成とすると、プッシュボタン6を押し込んだとき、板ば
ね23の先端部が上方に弾性撓曲しつつ、ローラ9が傾斜カム12のカム面12
aに沿って転動し、傾斜カム12及び摺動体14等を下方に押し下げる。
このとき、板ばね23の先端部の弾性撓曲量がある一定限度に達すると、ロー
ラ9の軸10が長孔22の上端部に当接し、それ以上の板ばね23の先端部の弾
性撓曲は阻止され、それ以後は、ローラ9の軸10をプッシュ6に固定した場合
と同様に強力な力で傾斜カム12を押し下げることができる。
【0011】
また、ディテントピン18が、ポジション選択孔20の係合部20b又は20
dに係合している場合のように、傾斜カム12とローラ9とが互いに離れている
状態から、シフトレバー1を回動させて、ディテントピン18を、ポジション選
択孔20の係合部20cに係合させると、復帰ばね16の付勢力により、傾斜カ
ム12のカム面12aとローラ9の外周面とが当接する。
このとき、ローラ9を支持している板ばね23の先端部が傾斜カム12の移動
方向に弾性撓曲し、当接時の衝撃エネルギが吸収されるので、衝突音は和らげら
れるとともに、ローラ9と傾斜カム12の摩耗は減少し、耐久性が向上する。
【0012】
なお、上記実施例においては、プッシュボタン6側に板ばね23の基端部を固
定し、この板ばね23の先端部に、ローラ9を枢支して、ローラ9を、係止手段
21側に設けた傾斜カム12のかム面12aに当接させるようにしてあるが、プ
ッシュボタン6側に傾斜カムを設ける場合には、係止手段21側に、先端部が前
記傾斜カムの移動方向に弾性撓曲しうるようにした板ばねの基端部を固定し、こ
の板ばねの先端部にローラ9を枢支して、ローラ9をプッシュボタン6側に設け
た傾斜カムのカム面に当接させるようにしてもよい。
【0013】
以上から明らかなように、本考案によると、傾斜カムのカム面と当接するロー
ラを、先端部が傾斜カムの移動方向に弾性撓曲しうるようにした板ばねの先端部
に枢支させたことにより、ローラと傾斜カムとが当接したとき、ローラを支持し
ている板ばねの先端部が傾斜カムの移動方向に弾性撓曲し、当接時の衝撃エネル
ギが吸収されるので、衝突音は和らげられるとともに、ローラと傾斜カムの摩耗
は減少し、耐久性が向上する。
【図1】本考案の一実施例の中央縦断正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】従来の自動変速機のシフトレバー装置の一例を
示す中央縦断正面図である。
示す中央縦断正面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図4のD−D線断面図である。
1 シフトレバー
2 軸
3 筒体
4 ノブ
5 案内孔
6 プッシュボタン
6a 側壁部
7 圧縮コイルばね
8 係合孔
8a 側壁面
9 ローラ
10 軸
11 縦孔
12 傾斜カム
12a カム面
13 ロッド
14 摺動体
15 端板
16 復帰ばね
17 長孔
18 ディテントピン
19 ポジション板
20 ポジション選択孔
20a,20b,20c,20d,20e 係合部
21 係止手段
22 長孔
23 板ばね
23a 腕部
23b 軸受部
Claims (1)
- 【請求項1】シフトレバー内に、プッシュボタンとシフ
トレバーの回動を規制する係止手段とを、互いに交差す
る方向に移動可能として配設するとともに、プッシュボ
タンと係止手段とのいずれか一方に、傾斜カムを、かつ
他方に、前記傾斜カムのカム面に沿って転動しうるロー
ラを設け、プッシュボタンの押込み操作により、前記傾
斜カム及びローラを介して、前記係止手段が解除方向に
移動させられるようにした自動変速機のシフトレバー装
置において、前記プッシュボタンと係止手段との他方の
ものに、先端部が前記傾斜カムの移動方向に弾性撓曲し
うるようにした板ばねの基端部を固定し、かつ該板ばね
の先端部に、前記ローラを枢支したことを特徴とする自
動変速機のシフトレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991017019U JP2588697Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991017019U JP2588697Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107564U true JPH04107564U (ja) | 1992-09-17 |
JP2588697Y2 JP2588697Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=31903867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991017019U Expired - Lifetime JP2588697Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588697Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101355617B1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-01-27 | 현대자동차주식회사 | 변속 레버 |
CN114893560A (zh) * | 2022-03-04 | 2022-08-12 | 汉喜龙汽车零部件(上海)有限公司 | 一种汽车换挡手球 |
WO2023145314A1 (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-03 | デルタ工業株式会社 | シフトレバー |
-
1991
- 1991-03-01 JP JP1991017019U patent/JP2588697Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101355617B1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-01-27 | 현대자동차주식회사 | 변속 레버 |
CN103791072A (zh) * | 2012-10-26 | 2014-05-14 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆传动装置的变速杆 |
CN103791072B (zh) * | 2012-10-26 | 2017-06-13 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆传动装置的变速杆 |
WO2023145314A1 (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-03 | デルタ工業株式会社 | シフトレバー |
CN114893560A (zh) * | 2022-03-04 | 2022-08-12 | 汉喜龙汽车零部件(上海)有限公司 | 一种汽车换挡手球 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588697Y2 (ja) | 1999-01-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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