JPH04107222A - コイル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉 - Google Patents
コイル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉Info
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- JPH04107222A JPH04107222A JP22698990A JP22698990A JPH04107222A JP H04107222 A JPH04107222 A JP H04107222A JP 22698990 A JP22698990 A JP 22698990A JP 22698990 A JP22698990 A JP 22698990A JP H04107222 A JPH04107222 A JP H04107222A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、例えばバッチ式のヘル型熱処理炉を使用して
、冷間圧延され几鉄鋼や非鉄金属の板、ワイヤー等のコ
イル状び被処理材を焼鈍するコイル状被処理材の焼鈍方
法及び熱処理炉に関するものである。
、冷間圧延され几鉄鋼や非鉄金属の板、ワイヤー等のコ
イル状び被処理材を焼鈍するコイル状被処理材の焼鈍方
法及び熱処理炉に関するものである。
[従来の技術;
一般に、従来の熱処理炉は、第4図ないし第7図に示す
サイクルにより、冷間圧延された鉄鋼や非鉄金属の板、
ワイヤー等のコイル状の被処理材の焼鈍が行なわれるよ
うになっている。すな2つも、先ず、焼鈍されるべき被
処理材1は、第4図に示すように、ベースプレート2の
上に置かれる。そして、被処理材lには有蓋筒状で耐熱
性を有するインナーカバー3が被せられ(第5図参照)
、さらにインナーカバー3の外側に加熱カバー4が被せ
られる(第6図参照)。そして、加熱カバー4に固設さ
れたバーナー5による加熱により、被処理材1は所定の
温度で加熱されて均熱サイクルが行なわれる。そして、
均熱サイクルか終了すると、加熱カバー4か撤去され、
第7図に示すように、代わりに冷却カバー6がインナー
カバー3に被せされ、インナーカバー3の内部にガスが
送られて被処理材jの冷却サイクルが行われる。
サイクルにより、冷間圧延された鉄鋼や非鉄金属の板、
ワイヤー等のコイル状の被処理材の焼鈍が行なわれるよ
うになっている。すな2つも、先ず、焼鈍されるべき被
処理材1は、第4図に示すように、ベースプレート2の
上に置かれる。そして、被処理材lには有蓋筒状で耐熱
性を有するインナーカバー3が被せられ(第5図参照)
、さらにインナーカバー3の外側に加熱カバー4が被せ
られる(第6図参照)。そして、加熱カバー4に固設さ
れたバーナー5による加熱により、被処理材1は所定の
温度で加熱されて均熱サイクルが行なわれる。そして、
均熱サイクルか終了すると、加熱カバー4か撤去され、
第7図に示すように、代わりに冷却カバー6がインナー
カバー3に被せされ、インナーカバー3の内部にガスが
送られて被処理材jの冷却サイクルが行われる。
ところで、焼鈍される被処理材lは、インナーカバ−3
内部が不活性ガスの雰囲気下で熱処理が行なわれないと
、インナーカバ−3内部の残留空気や水分により酸化等
の反応が起こり、それにより品質低下のおそれがある。
内部が不活性ガスの雰囲気下で熱処理が行なわれないと
、インナーカバ−3内部の残留空気や水分により酸化等
の反応が起こり、それにより品質低下のおそれがある。
そこで、従来の熱処理炉は、第6図における均熱サイク
ルか開始されろ前に、インナーカバ−3内部に常圧で不
活性ガスか送り込まれ、この不活性ガスによりインナー
カバー3の内部の空気が外部へ放出されて、内部が不活
性ガスに置換されるようになっている。
ルか開始されろ前に、インナーカバ−3内部に常圧で不
活性ガスか送り込まれ、この不活性ガスによりインナー
カバー3の内部の空気が外部へ放出されて、内部が不活
性ガスに置換されるようになっている。
[発明が解決しようとする課M]
しかしながら、従来のガス置換方法では、単にインナー
カバ−3内部の空気を常圧で不活性ガスを送りこんで置
換しようとしても、コイル状の被処理材Iの隙間や、極
めて大きし1表面に空気や水分が残留して完全に置換で
きず、その状態で焼鈍を行うことにより、被処理材lの
品質を低下させるおそれかあっに。
カバ−3内部の空気を常圧で不活性ガスを送りこんで置
換しようとしても、コイル状の被処理材Iの隙間や、極
めて大きし1表面に空気や水分が残留して完全に置換で
きず、その状態で焼鈍を行うことにより、被処理材lの
品質を低下させるおそれかあっに。
また、インナーカバーIの内部のガス置換を行う作業に
多くの時間が費やされてしまうという課題があった。
多くの時間が費やされてしまうという課題があった。
さらには、ガス置換作業の際に使用されろ不活性ガスか
多量に必要であり、それによりランニックコストが高く
なる゛とし)う問題かあった。
多量に必要であり、それによりランニックコストが高く
なる゛とし)う問題かあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなき4−、71もので、焼
鈍される被処理材の品質を向上させろととしに、インナ
ーカバー内部のガス置換を効率良く行うことか可能なコ
イル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉を提供すること
を目的と翻るものである。
鈍される被処理材の品質を向上させろととしに、インナ
ーカバー内部のガス置換を効率良く行うことか可能なコ
イル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉を提供すること
を目的と翻るものである。
課題を解決するための手段]
本発明の請求項I記載のコイル状被処理材の焼1屯方法
は、冷間圧延されたコイル状の被処理材を焼鈍する方法
において、ベースプレートの上に被処理材を置き、イン
ナーカバーを被せさらにこの上に真空引きするための真
空チャンバーを被せる工程と、加熱に先立ち、炉内のガ
スを置換するたぬに真空チャンバーに搭載された真空ポ
ンプでインナーカバー内外の空気を同時に排気する工程
と、排気か完了した後、不活性ガスを大気圧になるまで
真空チャンバー内に充填する工程と、不活性ガスの充填
後、真空チャンバーを撤去し、代わりにカロ熱カバーを
被せて加熱を開始する工程とを具備したものである。
は、冷間圧延されたコイル状の被処理材を焼鈍する方法
において、ベースプレートの上に被処理材を置き、イン
ナーカバーを被せさらにこの上に真空引きするための真
空チャンバーを被せる工程と、加熱に先立ち、炉内のガ
スを置換するたぬに真空チャンバーに搭載された真空ポ
ンプでインナーカバー内外の空気を同時に排気する工程
と、排気か完了した後、不活性ガスを大気圧になるまで
真空チャンバー内に充填する工程と、不活性ガスの充填
後、真空チャンバーを撤去し、代わりにカロ熱カバーを
被せて加熱を開始する工程とを具備したものである。
また、請求項2記載の熱処理炉は、焼鈍されるコイル状
の被処理材を覆う耐熱性のインナーカバーか配設された
熱処理炉において、インナーカバーの外側に披せらイー
る真空チャンバーと、インナーカバーをNう真空チャン
バー内部の空気を真空引きしで排気する排気手段と、t
1’;チャンバー内部の空気を排気後、真空チャンバー
内部に不活性ガスを大気圧まで充填」゛ろガス交墳手段
とを具備したものである。
の被処理材を覆う耐熱性のインナーカバーか配設された
熱処理炉において、インナーカバーの外側に披せらイー
る真空チャンバーと、インナーカバーをNう真空チャン
バー内部の空気を真空引きしで排気する排気手段と、t
1’;チャンバー内部の空気を排気後、真空チャンバー
内部に不活性ガスを大気圧まで充填」゛ろガス交墳手段
とを具備したものである。
本発明音等は鋭意研究の結果、インナーカバー内部を真
空引きしf1後、不活性ガスを充填することによりイン
ナーカバー内部の空気及び水分等を略完全に除去させろ
ことを発見しfコ。この際、インナーカバー内部に(士
を真空1こ才ると、インナーカバーはその真空開に耐え
る十分な強度が必要であり、さらには/\−スー7し一
トとの接続部も真空シールか必要とされろc 口カ・し
、加熱時に高温になるインナーカバーに上記構造を付加
することは困難である。従って、本発明は、インナーカ
バーに真空チャンバーを被け、インナーカバーの内外の
真空引きを行:)ことにより、インナーカバーに真空に
耐えうる強度をし几せずに真空引きを行うものである。
空引きしf1後、不活性ガスを充填することによりイン
ナーカバー内部の空気及び水分等を略完全に除去させろ
ことを発見しfコ。この際、インナーカバー内部に(士
を真空1こ才ると、インナーカバーはその真空開に耐え
る十分な強度が必要であり、さらには/\−スー7し一
トとの接続部も真空シールか必要とされろc 口カ・し
、加熱時に高温になるインナーカバーに上記構造を付加
することは困難である。従って、本発明は、インナーカ
バーに真空チャンバーを被け、インナーカバーの内外の
真空引きを行:)ことにより、インナーカバーに真空に
耐えうる強度をし几せずに真空引きを行うものである。
[作用]
本発明のコイル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉によ
れば、インナーカバー内部の被処理材の雰囲気が完全に
不活性ガスに置換されるので、被処理材の品質が著しく
向上される。
れば、インナーカバー内部の被処理材の雰囲気が完全に
不活性ガスに置換されるので、被処理材の品質が著しく
向上される。
また、ガス置換作業のための使用ガス量かすくなくなり
、時間が短縮される。
、時間が短縮される。
「実施例コ
本発明のコイル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉の一
実施例について第1図ないし第3図を参照して説明する
。なお、第4図ないし第7図に示したものと同一構成部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
実施例について第1図ないし第3図を参照して説明する
。なお、第4図ないし第7図に示したものと同一構成部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
本発明の特徴は、第6図で示した均熱サイクルの前にイ
ンナーカバーの3内部のガス置換を行うガス置換サイク
ルか加えられたことを特徴とするものである。
ンナーカバーの3内部のガス置換を行うガス置換サイク
ルか加えられたことを特徴とするものである。
このガス置換サイクルは、使用されるベースプレート1
0か均熱サイクル及び冷却サイクルにおいても使用され
るようになっているとともに、インナーカバー3の外側
には真空チャンバーI+が被けられ、排気手段12によ
りインナーカバー3の内外の空気か同時に真空引きされ
て外部に排気され、真空チャンバ−11内部の空気か排
気された後、ガス充填手段13により真空チャンバーI
I内部に不活性ガスが大気圧まで充填されることを特徴
とするものである。
0か均熱サイクル及び冷却サイクルにおいても使用され
るようになっているとともに、インナーカバー3の外側
には真空チャンバーI+が被けられ、排気手段12によ
りインナーカバー3の内外の空気か同時に真空引きされ
て外部に排気され、真空チャンバ−11内部の空気か排
気された後、ガス充填手段13により真空チャンバーI
I内部に不活性ガスが大気圧まで充填されることを特徴
とするものである。
先ず、被処理材1の外側に被せられて0るインナーカバ
ー3は、ベースプレート10上の凹状の溝14にインナ
ーカバー3の下端部か挿入され、さらに溝14内部にサ
ントンールやオイルデイツプノール等のノール部材15
か介在されて配設されており、インナーカバー3の内部
か最大数十mmHg程変までガスノールトされるように
な−ている。
ー3は、ベースプレート10上の凹状の溝14にインナ
ーカバー3の下端部か挿入され、さらに溝14内部にサ
ントンールやオイルデイツプノール等のノール部材15
か介在されて配設されており、インナーカバー3の内部
か最大数十mmHg程変までガスノールトされるように
な−ている。
また、このインナーカバー3の外側に被せられた真空チ
ャンバーIIは、有蓋筒状に形成されたものであり、下
端部に設けられたベースプレートlOと当接するフラン
ジ部+1aにノール部材I6が周方向に取り付けられ、
それにより真空チャンバー11の内部か真空ノールされ
るように配設されてし)る。
ャンバーIIは、有蓋筒状に形成されたものであり、下
端部に設けられたベースプレートlOと当接するフラン
ジ部+1aにノール部材I6が周方向に取り付けられ、
それにより真空チャンバー11の内部か真空ノールされ
るように配設されてし)る。
そして、ヘースプレー)10には、インナーカバー3の
内部と連通ずる2つのガス通過孔か穿設されている。一
方のガス通過孔17は、ガス供給配管Aから分岐して設
けられた一方の配管B(真空配管)に連通されて設けら
れているととらに、ガス供給配管Aから分岐した他方の
真空配管Cは、真空チャンバー11の内部に連通されて
設けられている。そして、真空チャンバー11には真空
ポンプ19が搭載されており、真空配管Cと真空ポンプ
19は真空配管りて連通している。そして、ガス供給管
Aには閉止弁20及び制御弁21、真空配管B、Dには
真空弁22,23、また真空配管Cには流量制御弁24
がそれぞれ直列に配設されている。
内部と連通ずる2つのガス通過孔か穿設されている。一
方のガス通過孔17は、ガス供給配管Aから分岐して設
けられた一方の配管B(真空配管)に連通されて設けら
れているととらに、ガス供給配管Aから分岐した他方の
真空配管Cは、真空チャンバー11の内部に連通されて
設けられている。そして、真空チャンバー11には真空
ポンプ19が搭載されており、真空配管Cと真空ポンプ
19は真空配管りて連通している。そして、ガス供給管
Aには閉止弁20及び制御弁21、真空配管B、Dには
真空弁22,23、また真空配管Cには流量制御弁24
がそれぞれ直列に配設されている。
また、前述した他方のガス通過孔18には、インナーカ
バー3の内部に窒素、アルゴン、まfこは水素等の不活
性の特殊ガスを送り込む特殊ガス用配管Eか連通されて
おり、この配管Eには閉止弁25か直列に設計ら才1で
し)る。
バー3の内部に窒素、アルゴン、まfこは水素等の不活
性の特殊ガスを送り込む特殊ガス用配管Eか連通されて
おり、この配管Eには閉止弁25か直列に設計ら才1で
し)る。
さらに、真空チャンバー11には内部の圧力を検知オろ
圧力計26か設けられているととしに、ベースプレート
10には、インナーカバー3の内部の圧力を検知する圧
力計27か設けられて0る。
圧力計26か設けられているととしに、ベースプレート
10には、インナーカバー3の内部の圧力を検知する圧
力計27か設けられて0る。
なお、真空配管Cにはベースプレート10に固定される
簡易接続継手28が設けられており、真空チャンバー1
1か撤去される際に、この簡易接続継手28が取り外さ
れてベースプレートから離れるようになっている。
簡易接続継手28が設けられており、真空チャンバー1
1か撤去される際に、この簡易接続継手28が取り外さ
れてベースプレートから離れるようになっている。
上記構成において、インナーカバー3の内外の真空引き
を行うには、真空弁22と流量制御弁24を開き、流量
制御弁23を作動させた状態て真空ポツプ19を起動さ
せる。その際、制御弁21と閉止弁25は閉状態にする
。これにより、インナーカバー3の内部及び外部か同時
に真空引きされながら、インナーカバ−3内部の空気が
排気されていく。この際、圧力計26.27の圧力差が
許容値以上とならないように流量制御弁23により排気
流量を制御する。
を行うには、真空弁22と流量制御弁24を開き、流量
制御弁23を作動させた状態て真空ポツプ19を起動さ
せる。その際、制御弁21と閉止弁25は閉状態にする
。これにより、インナーカバー3の内部及び外部か同時
に真空引きされながら、インナーカバ−3内部の空気が
排気されていく。この際、圧力計26.27の圧力差が
許容値以上とならないように流量制御弁23により排気
流量を制御する。
また、排気が完了した後に不活性ガスを充填する方法は
、インナーカバー3の内外に同一ガスを充填する方法と
、インナーカバー3の内部に窒素、アルゴン、水素等の
不活性の特殊ガスを充填し、インナーカバー3の外部に
空気や窒素ガス等を充填するような異種ガス充填方法と
がある。 先ず、インナーカバー3の内外に同一ガスを
充填する方法は、制御弁2Iと真空弁22を開き、閉止
弁25を閉じてインナーカバー3の内外に同一ガスを充
填する。その際、圧力計26.27の圧力差が許容値以
上とならないように流量制御弁23によって排気流量が
制御される。
、インナーカバー3の内外に同一ガスを充填する方法と
、インナーカバー3の内部に窒素、アルゴン、水素等の
不活性の特殊ガスを充填し、インナーカバー3の外部に
空気や窒素ガス等を充填するような異種ガス充填方法と
がある。 先ず、インナーカバー3の内外に同一ガスを
充填する方法は、制御弁2Iと真空弁22を開き、閉止
弁25を閉じてインナーカバー3の内外に同一ガスを充
填する。その際、圧力計26.27の圧力差が許容値以
上とならないように流量制御弁23によって排気流量が
制御される。
また、異種ガスを充填する方法は、真空弁22を閉じ、
制御弁21と閉止弁25を開にして、配管Aからインナ
ーカバー3の外部に空気や窒素を充填し、また配管Eか
らインナーカバー3の内部に特殊ガスを充填する。その
際、圧力計26.27の圧力差か許容値以上とならない
ように流量制御弁23によって充填流量が制御される。
制御弁21と閉止弁25を開にして、配管Aからインナ
ーカバー3の外部に空気や窒素を充填し、また配管Eか
らインナーカバー3の内部に特殊ガスを充填する。その
際、圧力計26.27の圧力差か許容値以上とならない
ように流量制御弁23によって充填流量が制御される。
そして、インナーカバ−3内部のガス置換作業が完了し
た後に、簡易接続継手28が取り外されてベースプレー
ト10から真空チャンバーIIが撤去され、代わりに加
熱カバー4がインナーカバー3に被せられる。そして、
第6図に示したように、バーナー5により加熱カバー4
の内部が加熱され、被処理材Iを所定温度で加熱する均
熱サイクルが行なわれる。さらに、均熱サイクルが完了
した後に、加熱カバー4が撤去され、代わりに冷却カバ
ー6がインナーカバー3に被せられ、配管Bからガスが
供給されて冷却サイクルか行なわれる。
た後に、簡易接続継手28が取り外されてベースプレー
ト10から真空チャンバーIIが撤去され、代わりに加
熱カバー4がインナーカバー3に被せられる。そして、
第6図に示したように、バーナー5により加熱カバー4
の内部が加熱され、被処理材Iを所定温度で加熱する均
熱サイクルが行なわれる。さらに、均熱サイクルが完了
した後に、加熱カバー4が撤去され、代わりに冷却カバ
ー6がインナーカバー3に被せられ、配管Bからガスが
供給されて冷却サイクルか行なわれる。
以上、述べたことから容易に理解できるように、本実施
例によれば、インナーカバ−3内部の被処理材lの雰囲
気が完全に不活性ガスに置換されるので、被処理材lの
品質を著しく向上させることができる。
例によれば、インナーカバ−3内部の被処理材lの雰囲
気が完全に不活性ガスに置換されるので、被処理材lの
品質を著しく向上させることができる。
また、インナーカバー3の内外を真空引き及び充填する
ことによりインナーカバー3の耐圧強度がさほど必要と
されない構造とすることができる上、インナーカバー3
の内部のガス置換を行う作業時間を大幅に削減すること
ができる。
ことによりインナーカバー3の耐圧強度がさほど必要と
されない構造とすることができる上、インナーカバー3
の内部のガス置換を行う作業時間を大幅に削減すること
ができる。
さらには、ガス置換作業の際に使用される不活性ガスか
少量で済み、ラノニノクコストを削減することができる
。
少量で済み、ラノニノクコストを削減することができる
。
ま1こ、真空ポツプ19か真空チャンバーIIに搭載さ
れf二構造になっているので、真空ポンプ19の台数を
少なくすることができる。
れf二構造になっているので、真空ポンプ19の台数を
少なくすることができる。
1発明の効果1
以上説明したように、本発明のコイル状被処理材の焼鈍
方法及び熱処理炉によれば、インナーカバー内部の被処
理材の雰囲気が完全に不活性ガスに置換されるため、被
処理材の品質を著しく向上させることができる。
方法及び熱処理炉によれば、インナーカバー内部の被処
理材の雰囲気が完全に不活性ガスに置換されるため、被
処理材の品質を著しく向上させることができる。
また、インナーカバーの内外を真空引き及び充填するこ
とによりインナーカバーの耐圧強度がさほど必要とされ
な0構造とすることができる上、インナーカバーの内部
のガス置換を行う作業時間を大幅に削減することかでき
る。
とによりインナーカバーの耐圧強度がさほど必要とされ
な0構造とすることができる上、インナーカバーの内部
のガス置換を行う作業時間を大幅に削減することかでき
る。
さらには、ガス置換作業の際に使用される不活性ガスか
少量て済み、ラノニングコストを削減することができる
。
少量て済み、ラノニングコストを削減することができる
。
第1図ないし第3図は本発明のコイル状被処理材の焼鈍
方法及び熱処理炉を示すもので、第1図はインナーカバ
ーに真空チャンバーが被せられた状態を示す断面図、第
2図はベースプレートとインナーカバーとのソール部を
示す要部断面図、第3図はベースプレートと真空チャン
バーとの真空ソール部を示す要部断面図、第4図ないし
第7図は従来の熱処理炉の示すものであり、第4図はベ
ースプレートに置かれた被処理材を示す断面図、第5図
はインナーカバーを被せた状軽を示す断面図、第6は加
熱カバーを被せた状態を示す断面図、第7図は冷却カバ
ーを被せた状態を示す断面図である。 1・・・・・被処理材、 3・・・・・インナーカ
バー4・・・・・加熱カバー、 5・・・・・加熱カ
バー6・・・・・冷却カバー 0・・・・・ベースプレート、 第1図 ・・・・・真空チャンバー ■ 2・・・・・排気手段、 3・・・・・ガス充填手段、 9・・・・・真空ポンプ。
方法及び熱処理炉を示すもので、第1図はインナーカバ
ーに真空チャンバーが被せられた状態を示す断面図、第
2図はベースプレートとインナーカバーとのソール部を
示す要部断面図、第3図はベースプレートと真空チャン
バーとの真空ソール部を示す要部断面図、第4図ないし
第7図は従来の熱処理炉の示すものであり、第4図はベ
ースプレートに置かれた被処理材を示す断面図、第5図
はインナーカバーを被せた状軽を示す断面図、第6は加
熱カバーを被せた状態を示す断面図、第7図は冷却カバ
ーを被せた状態を示す断面図である。 1・・・・・被処理材、 3・・・・・インナーカ
バー4・・・・・加熱カバー、 5・・・・・加熱カ
バー6・・・・・冷却カバー 0・・・・・ベースプレート、 第1図 ・・・・・真空チャンバー ■ 2・・・・・排気手段、 3・・・・・ガス充填手段、 9・・・・・真空ポンプ。
Claims (2)
- (1)冷間圧延されたコイル状の被処理材を焼鈍する方
法において、 ベースプレートの上に被処理材を置き、インナーカバー
を被せさらにこの上に真空引きするための真空チャンバ
ーを被せる工程と、 加熱に先立ち、炉内のガスを置換するために真空チャン
バーに搭載された真空ポンプでインナーカバー内外の空
気を同時に排気する工程と、排気が完了した後、不活性
ガスを大気圧になるまで真空チャンバー内に充填する工
程と、 不活性ガスの充填後、真空チャンバーを撤去し、代わり
に加熱カバーを被せて加熱を開始する工程とを具備した
コイル状被処理材の焼鈍方法。 - (2)焼鈍されるコイル状の被処理材を覆う耐熱性のイ
ンナーカバーが配設された熱処理炉において、 前記インナーカバーの外側に被せられる真空チャンバー
と、 インナーカバーを覆う真空チャンバー内部の空気を真空
引きして排気する排気手段と、 真空チャンバー内部の空気を排気後、真空チャンバー内
部に不活性ガスを大気圧まで充填するガス充填手段とを
具備した熱処理炉。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22698990A JP2923534B2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | コイル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22698990A JP2923534B2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | コイル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2923534B2 JP2923534B2 (ja) | 1999-07-26 |
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ID=16853766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22698990A Expired - Fee Related JP2923534B2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | コイル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923534B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05264174A (ja) * | 1992-03-23 | 1993-10-12 | Chugai Ro Co Ltd | ベル型コイル焼鈍炉におけるインナ・カバー内真空排気方法および真空排気装置 |
JPH062031A (ja) * | 1992-06-23 | 1994-01-11 | Kawasaki Steel Corp | 鋼材のバッチ焼鈍方法及び装置 |
WO2012091363A2 (ko) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | (주)포스코 | 소둔공정용 열처리장치 |
-
1990
- 1990-08-29 JP JP22698990A patent/JP2923534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05264174A (ja) * | 1992-03-23 | 1993-10-12 | Chugai Ro Co Ltd | ベル型コイル焼鈍炉におけるインナ・カバー内真空排気方法および真空排気装置 |
JPH062031A (ja) * | 1992-06-23 | 1994-01-11 | Kawasaki Steel Corp | 鋼材のバッチ焼鈍方法及び装置 |
WO2012091363A2 (ko) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | (주)포스코 | 소둔공정용 열처리장치 |
WO2012091363A3 (ko) * | 2010-12-27 | 2012-10-04 | (주)포스코 | 소둔공정용 열처리장치 |
KR101256519B1 (ko) * | 2010-12-27 | 2013-04-22 | 주식회사 포스코 | 소둔공정용 열처리장치 |
CN103314122A (zh) * | 2010-12-27 | 2013-09-18 | Posco公司 | 用于退火工艺的热处理设备 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2923534B2 (ja) | 1999-07-26 |
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