JPH0410718Y2 - - Google Patents

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JPH0410718Y2
JPH0410718Y2 JP1986188165U JP18816586U JPH0410718Y2 JP H0410718 Y2 JPH0410718 Y2 JP H0410718Y2 JP 1986188165 U JP1986188165 U JP 1986188165U JP 18816586 U JP18816586 U JP 18816586U JP H0410718 Y2 JPH0410718 Y2 JP H0410718Y2
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flat cable
substrate
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locking leg
covering member
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JP1986188165U
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JPS6393686U (ja
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気配線におけるフラツトケーブルを
パネルに取付ける構造に関するものである。
(従来の技術) 従来におけるフラツトケーブルの取付構造は、
実開昭57−71382号公報のものがあり、この公報
に開示されたフラツトケーブル固定具20は第6
図に示すようにフラツトケーブル押え面21の中
央部を突出させるとともに、該固定具20の両端
部の下面に抜け止め部23を有する取付脚22を
突出させて合成樹脂によつて一体成形し、該取付
脚22をフラツトケーブル取付板24に設けられ
た取付孔25に挿入して固定する構成としたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この固定具20による取付構造
では経時的にはフラツトケーブルWの自重、ある
いは振動などによつて固定具20間でたるみを生
じ、そのために部品に干渉して異常音が発生した
り、短絡事故が生じ易く、また、固定具20はフ
ラツトケーブルWの全幅を押圧固定する構成のも
のであるから、電線W1の数の違いや電線W1の
直径の違いなどにより、種々異なる幅の固定具を
用意しなければならないので部品点数が多くなつ
て部品管理工数を多く要する問題点があり、ま
た、このことは作業が煩雑となるばかりでなく、
不適当な固定具を誤つて取付けるという誤作業の
原因となる等の問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点を解決すべくなされ
たもので、フラツトケーブルとクリツプ部材とを
一体状に成形してフラツトケーブルのずれ等を防
止することのできるフラツトケーブルの取付構造
を提供することを目的とし、その要旨は複数本の
被覆電線を並列板状に配列して被覆電線相互を接
着あるいは溶着手段によりシート状に一体成形し
てなるフラツトケーブルをクリツプ部材を介して
パネルの取付孔に取付ける取付構造であつて、該
クリツプ部材は、平板状の基板と同基板下面に垂
設される係止脚部とからなり、該係止脚部は前記
基板の下面に垂設される中央軸と同中央軸の先端
から前記基板の下面に向つて末広がり状に伸びる
一対の可撓性を有する係止脚とから構成され、ま
た、別体に設けた被覆部材は前記基板の面積より
大きなシート状に形成され、そのほぼ中央部に前
記クリツプ部材の係止脚部を挿通可能に挿通孔を
貫設するとともに、該挿通孔に前記クリツプ部材
の係止脚部を挿通して被覆部材と基板とを重合し
た状態で、該被覆部材を介してフラツトケーブル
のパネルへの当接面側の所要個所に前記基板を挟
持状に接着あるいは溶着手段により止着する構成
としたフラツトケーブルの取付構造に存する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中3はパネル1に貫設した取付孔2
を介してフラツトケーブルWを取付けるクリツプ
部材であつて、合成樹脂等からなるもので、該ク
リツプ部材3は所定の面積を有するほぼ四角形の
板状に形成された基板4と同基板4の下面にはほ
ぼアンカー状に形成された係止脚部5が設けられ
ている。この係止脚部5は基板4の下面中央に垂
下され取付孔2に挿入可能な幅を有する略長方形
の中央軸6の下端より左右の上方へ向けて斜状に
それぞれ係止脚7が対称形状に上設されており、
該係止脚7の上端には水平状の肩部8と首部9が
形成されて両係止脚7はその基部を中心として中
央軸6側へ弾性変形可能に設けられている。
また、10は別体に設けた被覆部材であつて、
この被覆部材10はフラツトケーブルWの電線W
1の被覆材と同質で軟質の合成樹脂材よりなるも
ので、クリツプ部材3の基板4を包着可能とする
面積を有する略方形状の板状に形成され、そのほ
ぼ中央部には横長のスリツト状で、かつクリツプ
部材3の中央軸6を挿通可能とする挿通孔11が
貫設されており、この挿通孔11の両端には所定
の径の孔(挿通孔11の拡大を防止するための
孔)12が貫設されている。このように形成され
たクリツプ部材3は被覆部材10を介してフラツ
トケーブルWに一体状に取付けられている。
このフラツトケーブルWは複数本の電線W1を
並列状に配置して高周波溶着または接着剤により
接着してほぼ平板状のケーブルとしたものであ
る。このフラツトケーブルWを本例のクリツプ部
材3を使用してパネル1に取付ける場合は、ま
ず、被覆部材10の挿通孔11にクリツプ部材3
の係止脚部5を挿通し、基板4の下面側に被覆部
材10が重合状に包着するような状態とし、該被
覆部材10をフラツトケーブルWの所要個所に高
周波溶着、または接着剤により接着することでフ
ラツトケーブルWとクリツプ部材3とは一体状に
成形される。なお、この場合には、フラツトケー
ブルWの取付の際に下面となる側に接着するもの
であり、また被覆部材10とフラツトケーブルW
との間に基板4を挟持する状態で接着されてい
る。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本実施例は複数本の被覆電線W1を並列
板状に配列して被覆電線W1相互を接着あるいは
溶着手段によりシート状に一体成形してなるフラ
ツトケーブルWをクリツプ部材3を介してパネル
1の取付孔2に取付ける取付構造であつて、該ク
リツプ部材3は、平板状の基板4と同基板4下面
に垂設される係止脚部5とからなり、この係止脚
部5は基板4の下面に垂設される中央軸6と同中
央軸6の先端から基板4の下面に向つて末広がり
状に伸びる一対の可撓性を有する係止脚7とから
構成され、また、別体に設けた被覆部材10は基
板の面積より大きなシート状に形成され、そのほ
ぼ中央部に前記クリツプ部材3の係止脚部5を挿
通可能に挿通孔11を貫設するとともに、該挿通
孔11にクリツプ部材3の係止脚部5を挿通して
被覆部材10と基板4とを重合した状態で、該被
覆部材10を介してフラツトケーブルWにパネル
1への当接面側の所要個所に基板4を挟持状に接
着あるいは溶着手段により止着する構成としたも
のである。したがつて、本例のフラツトケーブル
Wはクリツプ部材3を被覆部材10を介してその
所定の位置に一体状に附設したものであるから、
フラツトケーブルWを、クリツプ部材3の係止脚
部5が突出している側を下にして、パネル1に予
め貫設してある取付孔2に係止脚部5を挿入し、
フラツトケーブルWを下方へ押すと、係止脚部5
の係止脚7は中央軸6側へ弾性変位し、同係止脚
7が取付孔2を通過すると同時に弾性復元して第
4図に示すようにその肩部8が取付孔2の下端縁
に係止されて上方への抜け出しが防止され、フラ
ツトケーブルWはクリツプ部材3によりパネル1
に係着される。
このように、本例フラツトケーブルWにおいて
は、クリツプ部材3を一体化する構成としたもの
であるから、同クリツプ部材3を介して取付孔2
に係着することでフラツトケーブルWのずれ等を
防止することができてずれ等に基因するトラブル
を解消することができ、また、板状の基板4をシ
ート状の被覆部材10を介してフラツトケーブル
Wに接着等する構成であるからフラツトケーブル
より上方へ突出することがないので同ケーブルW
の配設する狭い箇所においても何等支承なく配設
することができてフラツトケーブルWとすること
の意義を損うことがない。とくに、フラツトケー
ブルのパネル1への当接面側の所要個所に対し、
クリツプ部材3の基板4を包着する小スペースの
被覆部材10を介して止着するので、電線W1の
数および径によりフラツトケーブルWの幅が変化
しても関係なく取付けることができ、かつフラツ
トケーブルWにクリツプ部材3を取付けるための
割込み等の加工を施すことなく極めて容易に取付
けることができる。
なお、基板4および被覆部材10の形状は四角
形に限定するものではなく、円形、多角形及びそ
の他の形状としてもよい。
(考案の効果) さて、本考案は複数本の被覆電線を並列板状に
配列して被覆電線相互を接着あるいは溶着手段に
よりシート状に一体成形してなるフラツトケーブ
ルをクリツプ部材を介してパネルの取付孔に取付
ける取付構造であつて、該クリツプ部材は、平板
状の基板と同基板下面に垂設される係止脚部とか
らなり、該係止脚部は前記基板の下面に垂設され
る中央軸と同中央軸の先端から前記基板の下面に
向つて末広がり状に伸びる一対の可撓性を有する
係止脚とから構成され、また、別体に設けた被覆
部材は前記基板の面積より大きなシート状に形成
され、そのほぼ中央部に前記クリツプ部材の係止
脚部を挿通可能に挿通孔を貫設するとともに、該
挿通孔に前記クリツプ部材の係止脚部を挿通して
被覆部材と基板とを重合した状態で、該被覆部材
を介してフラツトケーブルのパネルへの当接面側
の所要個所に前記基板を挟持状に接着あるいは溶
着手段により止着する構成としたことにより、ク
リツプ部材を介して取付孔に係着することでフラ
ツトケーブルのずれ等を防止することができてず
れ等に基因するトラブルを解消することができ、
また、板状の基板をシート状の被覆部材を介して
フラツトケーブルに接着等する構成であるからフ
ラツトケーブルより上方へ突出することがないの
で同ケーブルの配設する狭い箇所においても何等
支承なく配設することができてフラツトケーブル
とすることに意義を損うことがない。とくに、フ
ラツトケーブルのパネルへの当接面側の所要個所
に対し、クリツプ部材の基板を包着する小スペー
スの被覆部材を介して止着するので、電線の数お
よび径によりフラツトケーブルの幅が変化しても
関係なく取付けることができ、かつフラツトケー
ブルにクリツプ部材を取付けるための割込み等の
加工を施すことなく極めて容易に取付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はクリ
ツプ部材を被覆部材を介してフラツトケーブルに
取付けた状態を示す斜視図、第2図は被覆部材の
斜視図、第3図はクリツプの下面図、第4図はフ
ラツトケーブルをパネルに取付けた側面図、第5
図は同じく正面図、第6図は従来例である。 1……パネル、2……取付孔、3……クリツプ
部材、4……基板、5……係止脚部、10……被
覆部材、11……挿通孔、W……フラツトケーブ
ル、W1……電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本の被覆電線を並列板状に配列して被覆電
    線相互を接着あるいは溶着手段によりシート状に
    一体成形してなるフラツトケーブルをクリツプ部
    材を介してパネルの取付孔に取付ける取付構造で
    あつて、該クリツプ部材は、平板状の基板と同基
    板下面に垂設される係止脚部とからなり、該係止
    脚部は前記基板の下面に垂設される中央軸と同中
    央軸の先端から前記基板の下面に向つて末広がり
    状に伸びる一対の可撓性を有する係止脚とから構
    成され、また、別体に設けた被覆部材は前記基板
    の面積より大きなシート状に形成され、そのほぼ
    中央部に前記クリツプ部材の係止脚部を挿通可能
    に挿通孔を貫設するとともに、該挿通孔に前記ク
    リツプ部材の係止脚部を挿通して被覆部材と基板
    とを重合した状態で、該被覆部材を介してフラツ
    トケーブルのパネルへの当接面側の所要個所に前
    記基板を挟持状に接着あるいは溶着手段により止
    着する構成としたフラツトケーブルの取付構造。
JP1986188165U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPH0410718Y2 (ja)

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JP1986188165U JPH0410718Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

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JPS6393686U JPS6393686U (ja) 1988-06-17
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49112194A (ja) * 1973-02-13 1974-10-25
JPS62290305A (ja) * 1986-06-04 1987-12-17 矢崎総業株式会社 フラツトワイヤハ−ネスの取付装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49112194A (ja) * 1973-02-13 1974-10-25
JPS62290305A (ja) * 1986-06-04 1987-12-17 矢崎総業株式会社 フラツトワイヤハ−ネスの取付装置

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JPS6393686U (ja) 1988-06-17

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