JPH04106935U - コンバイン用キヤビン内のエアコン取付構造 - Google Patents

コンバイン用キヤビン内のエアコン取付構造

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JPH04106935U
JPH04106935U JP1704291U JP1704291U JPH04106935U JP H04106935 U JPH04106935 U JP H04106935U JP 1704291 U JP1704291 U JP 1704291U JP 1704291 U JP1704291 U JP 1704291U JP H04106935 U JPH04106935 U JP H04106935U
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air conditioner
seat
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ceiling
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JP1704291U
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晃治 上橋
禎彦 福田
明博 野上
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三菱農機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 本考案は、コンバインにおけるエアコンを備
えたキャビンにおいて、キャビンの高さをできる限り低
く構成しつつ、キャビン内の運転席上の天井高を十分と
るすることにより操作スペースを確保し、更には、エア
コンから送られる排風が直接オペレーターに当たらない
ことによる快適な作業を環境を保つことを目的とする。 [構成] キャビン4内を空調するエアコン24をキャ
ビン天井部26内の運転席3の左側上部位置に設置し、
かつ、排風ダクトの開口部27をキャビン天井部26の
フロント左側に近接させて下向きに開口せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願はコンバイン用キャビン内のエアコン取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバイン等のキャビンは前処理又は脱穀の作業部や籾の取扱機構部等の関係 あるいは道路交通法規等の制限から、その高さや容積が制限される場合が多いた めに、該キャビン内にエアコンを設置するときは、オペレーターの作業視界の確 保や機体操作スペースの確保のために構造的にも各種制約があった。この問題に 関し従来は、実開平2−96827号で乗車する者が足を置くステップの下面に 空調ユニットを配置し、ダクトを介して天井板近傍の噴出口へ案内せしめる構造 のものが存在していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のような構造のものとすると、キャビン周壁にダクトの設置を行 うのでキャビン内が狭くなり、あるいはキャビン外周に突出部を形成する必要が あり、操作スペースやキャビン大型化等の問題があるほか、また、排出風が直接 オペレーターに当たるので作業環境として好ましくないという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、機体前方の未刈地側に設けた運転席を収容し、運転席左側 に操作レバー等を配置する操作パネルを設けたキャビンを構成したものにおいて 、該キャビン内を空調するエアコンをキャビン天井内の運転席左側上部位置に設 置し、更には、排風ダクトの開口部をキャビン天井部のフロント左側に近接させ て下向きに開口せしめることにより、上記目的を達成しようとするものである。
【0005】
【作用】
上記エアコン取付構造によれば、キャビン内を空調するエアコンをキャビン天 井内の運転席左側上部位置に設置してなるので、コンバインにおいては機体前方 の未刈地側に運転席が設けられていて、未刈地側から乗車するときに乗車に際し て邪魔にならず、運転時も天井部高さが高く、オペレーターの視界や操作スペー スが確保される。また、該エアコンの排風ダクトの開口部をキャビン天井部の左 側においてフロントガラスに近接させて下向きに開口せしめてなるので、排出風 が直接オペレーターに当たることがなく且つフロントガラスくもり止め作用があ る。更には、本考案は簡易な構造であるので、経済的である。
【0006】
【実施例】
以下図示する実施例につき詳述すると、図4〜図6はコンバインの各部の配置 平面図と全体斜視図及び側面図で、機体1の前方には前処理部2が、また、該前 処理部2の後方の刈取の未刈地側(右側)には運転席3を収容するキャビン4が 付設され、該刈地側(左側)には脱穀部6が、更に、キャビン4の後方には籾受 部7がそれぞれ機体フレーム8上に取付けられている。9はらせん軸(図示しな い)を内蔵した籾排出筒である。
【0007】 上記キャビン4は機体フレーム8に立設された2本のレール状ガイド10の正 面側に油圧シリンダ(図示しない)等の昇降手段によって昇降可能に取付けられ 、車高制限等がある路上走行時には低位置に下降させて走行し、作業時等でオペ レーター11が先処理作業部の視界を十分に確保すべき時には図6に示すように キャビン4を上昇させて作業を行い得る機構となっている。
【0008】 前記キャビン4には、正面に広面積のフロントガラス12が、また左側面を前 処理部2の作動を目視確認できるようにサイドガラス13が各設けられ、右サイ ド(未刈地側)にはサイドドア14が開閉自在に取付けられていて、キャビン下 降状態で未刈地側よりオペレーター11が乗降できる構成となっている。
【0009】 キャビン4は全体として図3に示すように、全体が単一のボックス状をなすモ ノコックタイプを形成するようにキャビンフレーム16が形成され、内部右前方 底部にステップ17が、また、その後方には運転席3を載置固定するシート部1 8が各形成され、図4に示すようにキャビン内部左側には作業部及び走行部等の 変速操作レバー19等の機械的な操作系の操作部が取付けられる操作パネル21 が付設形成されている。
【0010】 また、サイドドア14の内面側には油圧又は電気操作系を介して機体操向を行 うモノレバー22やその他の電気系、油圧系の操作部又は表示部等が取付けられ るパネル23が付設され、オペレーター乗降時には広い空間を確保でき、操作時 は最適操作位置を保つ構造となっている。
【0011】 次に、キャビン4内のエアコン配置について説明すると、室内機であるエバポ レータ等のエアコン24は図1〜2、図4に示すように運転席3の左方位置であ って、キャビン天井部26の前方位置に収容設置され、コンデンサ、コンプレッ サ等の室外機(いずれも図示しない)は例えばキャビン後部位置等の適宜位置に 配置され、フレキシブルパイプ等で上記エアコン24と天井部26内の間隔を利 用して接続される。
【0012】 上記エアコン24の冷風又は温風の排風ダクトの開口部27はフロントガラス 12に近接して下向きに開口しており、調整エアがフロントガラス12の内面に 沿って下向きに且つできるだけオペレーターに直接当たらないように構成され、 排風ダクトの開口部27には方向制御板等が付与されいている。
【0013】 以上説明する如く、本考案におけるエアコンの取付け構造は図5に示すような コンバインの機体A前方右側の機体フレーム上に支持されるように配設されたキ ャビン1において、図1及び図2に示すようにエアコン24を該キャビン4内の 天井部26内の運転席左側前方に配設したものである。該エアコン24の排出ダ クトの開口部27はキャビンのフロントガラス12の近傍に下向きに排出風が送 られるように配設されている。これにより、エアコン24からの排出風がコンバ インのオペレータに直接当たることがなく、キャビン4内を快適な環境にするこ とができる。また、上記排出ダクトの開口部27がフロントガラス12の近傍に 設置されているので、該フロントガラス12のくもりを防止することもできる。 エアコン24は前記のようにキャビン4内の天井部26内の運転席左側前方に配 設されているので、運転席3の右側から乗車するオペレータにとっては乗車の際 に邪魔にならず、また、運転席の頭上の空間が高く確保されるので、運転に際し ての妨げにもならない。したがって、キャビンの高さを低く押えることができる ので、車高制限のあるコンバインにおいて頭上スペースを十分確保でき、また、 コンバイン全体の安定を保つことができ、よって、コンバイン運転時の危険を防 止することができる。
【0014】 このコンバインに配設されるキャビン4は、その枠組が図3に示すようにキャ ビンフレーム16として一体に形成されているため、運転席やステップがキャビ ンとは分離して構成されていたのと比べると全体に重量を小さくすることができ 、また、シート部やステップ部がキャビンと一体に形成されるので、キャビン内 の騒音を軽減することができ、また、密閉性に優れるのでエアコンの作動環境を よくすることができる。
【0015】 また、本実施例においては、キャビン内における操作パネルをキャビンに直接 取り付けることにより、パネルフレームを廃止し、重量軽減、構造の簡素化を図 る工夫が施されている。また、従来コンバインにおいてモノレバー等は運転席の 前方にあるものでであったが、足元の空間が少なく前方の視界が良好でなかった のに対し、図4のようにサイドドアに配置することによりこれらの改善がなされ オペレーターの乗降の妨げにもならない。上記モルバー等は従来からも右手によ る操作であるので、操作上の不都合はなく、むしろ、操作上最適の位置にあると いえる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されるので、キャビン高さをできるだけ低く構成し ながら、キャビン内の運転席上の天井高をエアコンによって妨げられることなく 、オペレータースペースとして高く形成することができ、排風口がフロント側に 下向きに設けられるためオペレーターに直接排風が当たらないことによる好まし い作業環境を保つことができるほか、フロントガラス面のくもり防止効果がある という利点を備えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビンの側面図である。
【図2】キャビンの正面図である。
【図3】キャビンフレームの斜視図である。
【図4】キャビンとその周辺部を示した平面略図であ
る。
【図5】コンバインとこれに設置されるキャビンを示す
斜視図である。
【図6】コンバインとこれに設置されるキャビンを示す
側面図である。
【符号の説明】
1 機体 3 運転席 4 キャビン 19 操作レバー 24 エアコン 26 天井部 27 排風ダクトの開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体(1)前方の未刈地側に設けた運転
    席(3)を収容し、運転席左側に操作レバー(19)等
    を配置する操作パネル(21)を設けたキャビン(4)
    を構成したものにおいて、該キャビン(4)内を空調す
    るエアコン(24)をキャビン天井部(26)内の運転
    席(3)左側上部位置に設置して、運転席(3)上の天
    井部高さを確保する構造とし、排風ダクトの開口部(2
    7)をキャビン天井部(26)のフロント左側に近接さ
    せて下向きに開口せしめてなることを特徴とするコンバ
    イン用キャビン内の取付構造。
JP1991017042U 1991-02-28 1991-02-28 コンバイン用キャビン内のエアコン取付構造 Expired - Fee Related JP2583904Y2 (ja)

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JP2007037460A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Kubota Corp コンバイン
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