JP2583904Y2 - コンバイン用キャビン内のエアコン取付構造 - Google Patents

コンバイン用キャビン内のエアコン取付構造

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JP2583904Y2 JP1991017042U JP1704291U JP2583904Y2 JP 2583904 Y2 JP2583904 Y2 JP 2583904Y2 JP 1991017042 U JP1991017042 U JP 1991017042U JP 1704291 U JP1704291 U JP 1704291U JP 2583904 Y2 JP2583904 Y2 JP 2583904Y2
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晃治 上橋
禎彦 福田
明博 野上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願はコンバイン用キャビン内の
エアコン取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等のキャビンは前処理又は脱
穀の作業部や籾の取扱機構部等の関係あるいは道路交通
法規等の制限から、その高さや容積が制限される場合が
多いために、該キャビン内にエアコンを設置するとき
は、オペレーターの作業視界の確保や機体操作スペース
の確保のために構造的にも各種制約があった。この問題
に関し従来は、実開平2−96827号で乗車する者が
足を置くステップの下面に空調ユニットを配置し、ダク
トを介して天井板近傍の噴出口へ案内せしめる構造のも
のが存在していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構造のものとすると、キャビン周壁にダクトの設置を行
うので、キャビン内が狭くなり、あるいはキャビン外周
に突出部を形成する必要があり、オペレーターの操作ス
ペースや作業視界の妨げ、キャビン大型化等の問題があ
るほか、排出風が直接オペレーターに当たるので、作業
環境として好ましくないという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、乗用
コンバインの機体1前方の前処理搬送装置に隣接する既
刈地側に設けた運転席3を収容し、該運転席3左側に操
作レバー19等を配置する操作パネル21を設けたキャ
ビン4を構成したものにおいて、該キャビン4内を空調
するエアコン24をキャビン天井部26内の運転席3
方の左側前方位置に設置して、天井部26の高さを、エ
アコン24の設置部分に対してそれ以外の部分を高く形
成し、且つ上記エアコン24排風ダクトの開口部27を
キャビン天井部26の左側前方でフロントガラス12に
近接し、横方向に沿わせて下向きに開口せしめることに
より、上記目的を達成しようとするものである。
【0005】
【作用】上記エアコン取付構造によれば、キャビン内を
空調するエアコンをキャビン天井部内の運転席上方の
側前方位置に設置して、天井部の高さを、エアコンの設
置部分に対してそれ以外の部分を高く形成するので、
体前方の既刈地側に運転席が設けられるこの種の乗用コ
ンバインにおいて、オペレーターが既刈地側から乗降す
るに際して天井部に障害物がないので、何ら乗降時の
障にならず、運転操作時もキャビン内の天井部高さが高
く、オペレーターの操作スペースや作業視界が十分に確
保される。また、該エアコンの排風ダクトの開口部をキ
ャビン天井部の左側前方でフロントガラスに近接し、横
方向に沿わせて下向きに開口せしめてなるので、排出風
が直接オペレーターに当たることがなく、幅広い範囲で
同時に排風されるので、空調効果が迅速で、且つフロン
トガラスのくもり止め作用がある。更に本考案は簡易
な構造であるので経済的である。
【0006】
【実施例】以下図示する実施例につき詳述すると、図4
〜図6はコンバイン各部の配置平面図と全体斜視図及び
側面図で、機体1の前方には前処理部2が、そして、該
前処理部2直後の刈取既刈地側(右側)には運転席3を
収容するキャビン4が付設され、その後方には籾受部7
が、また未刈地側(左側)には前処理搬送装置及び脱穀
部6がそれぞれ機体フレーム8上に取付けられている。
9はらせん軸(図示しない)を内蔵した籾排出筒であ
る。
【0007】上記キャビン4は機体フレーム8に立設さ
れた2本のレール状ガイド10の正面側に油圧シリンダ
(図示しない)等の昇降手段によって昇降可能に取付け
られ、車高制限等がある路上走行時には低位置に下降さ
せて走行し、作業時等でオペレーター11が処理作業
部の視界を十分に確保すべき時には図6の鎖線で示すよ
うにキャビン4を上昇させた位置で作業を行い得る機構
となっている。
【0008】更に、図1〜図3はキャビン4の側面図と
正面図及びキャビンフレーム16の斜視図で、キャビン
4には、正面に広面積のフロントガラス12が、また左
側面には前処理部2及び前処理搬送装置の作動を目視確
認できるようにサイドガラス14が各設けられ、右サイ
ド(既刈地側)にはサイドドア13が開閉自在に取付け
られていて、キャビン4の下降状態で既刈地側よりオペ
レーター11が乗降できる構成となっている。
【0009】キャビン4は全体として図3に示すよう
に、全体が単一のボックス状をなすモノコックタイプを
形成するようにキャビンフレーム16が形成され、内部
右前方底部にステップ17が、また、その後方には運転
席3を載置固定するシート部18が各形成され、図4に
示すようにキャビン内部左側には作業部及び走行部等
を操作する各種操作レバー19等の機械的な操作系の操
作部が取付けられる操作パネル21が付設形成されてい
る。
【0010】また、上記サイドドア13の内面側には油
圧又は電気操作系を介して機体操向を行うモノレバー2
2やその他の電気系、油圧系の操作部又は表示部等が取
付けられるパネル23が付設され、オペレーター11の
機体乗降時にはサイドドア13を開けることにより、
い空間を確保でき、作業操作時運転席3で各種操作
を行うのに適度の操作スペースを保つ構造となってい
る。
【0011】次に、キャビン4内のエアコン24の配置
について説明すると、室内機であるエバポレータ等のエ
アコン24は図1〜2図4に示すように運転席3上方
の左側位置で且つキャビン天井部26の前方位置に収容
設置され、天井部26の高さを、エアコン24の設置部
分に対してそれ以外の部分を高く形成し、コンデンサ
コンプレッサ等の室外機(いずれも図示しない)は例え
ばキャビン4後部位置等の適宜位置に配置され、フレキ
シブルパイプ等で上記エアコン24と天井部26内の間
隙を利用して接続される。
【0012】そして、上記エアコン24の冷風又は温風
の排風ダクトの開口部27は上記フロントガラス12に
近接し、横方向に沿わせて下向きに開口しており、調整
したエアがフロントガラス12の横幅方向で内面に沿っ
て下向きに且つできるだけオペレーター11に直接当た
らないように排され、空調効果が迅速に現われる。ま
た、排風ダクトの開口部27には方向制御板等が付与さ
れている。
【0013】以上説明する如く、本考案におけるエアコ
ンの取付け構造は図5に示すような乗用コンバインの機
体1前方右側の機体フレーム8上に配設されたキャビン
4において、図1及び図2に示すようにエアコン24を
該キャビン4の天井部26内の運転席3上方の左側前方
位置に配設し、天井部26の高さを、エアコン24の設
置部分に対してそれ以外の部分を高く形成したものであ
る。また、該エアコン24の排風ダクトの開口部27は
キャビン天井部26の左側前方でフロントガラス12に
近接し、横方向に沿わせて下向きに排風が送られるよう
に配設されている。これにより、エアコン24からの排
出風がコンバインのオペレーター11に直接当たること
がなく、幅広い範囲で排風されるので、空調効果が迅速
となって、キャビン4内を快適な環境にすることができ
る。また、上記排風ダクトの開口部27がフロントガラ
ス12に近接させて設置されているので、該フロントガ
ラス12のくもりを防止することもできる。更にエアコ
ン24は前記のようにキャビン4内の天井部26の運転
上方の左側前方位置のみに配設されているので、運転
席3の右側から乗降するオペレーター11にとっては乗
降の際に天井部26に障害物がないので、運転席3の頭
上の空間が高く確保される。しかも、収穫作業中は、キ
ャビン4の左側のサイドガラス14側に身を寄せて隣接
した前処理搬送装置の搬送状態を確認したり、搬送状態
を確認しながら操作パネル21上の各種操作レバー19
を操作する必要があるが、運転席3の左側でエアコン
24の後方側は頭上の空間が高く確保されているから、
上記確認作業において、上方のエアコン24が邪魔にな
ったり視界の妨げとなったりすることがなく、搬送状態
が確認し易く、かつ各種操作レバー19を容易に操作
することができる。更に、キャビン4の高さを比較的低
く押さえることができるので、路上走行時に車高制限の
ある乗用のコンバインにおいて頭上スペースを十分に確
保でき、また、コンバイン全体の走行安定性を保つこと
もできる
【0014】このコンバインに配設されるキャビン4
は、その枠組が図3に示すようにキャビンフレーム16
として一体に形成されているため、運転席やステップ
17がキャビンとは分離して構成されていたのと比べ
ると全体コンパクトで、重量を小さくすることがで
き、また、シート部18やステップ17がキャビン
一体に形成されているので、キャビン内の騒音を軽減す
ることができ、更に、密閉性に優れるのでエアコン24
の作業環境をよくすることができる。
【0015】また、本実施例においては、キャビン
における操作パネル21をキャビンに直接取付けるこ
とにより、パネルフレームを廃止し、重量軽減、構造の
簡素化を図る工夫が施されている。更に、従来コンバ
インにおいてモノレバー22等は運転席の前方に配置
されるのが普通であったが、この場合には足元の空間が
少なく前方視界が余り良好でなかったのに対し、図4の
ようにサイドドア13に配置することによりこれらの改
善がなされオペレーター11の乗降の妨げにもならな
い。上記モノレバー22等は通常右手による操作である
ので、操作上の不都合はな
【0016】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成されるの
で、車高や容積に制限のある乗用のコンバインにおいて
キャビン4高さをできるだけ低く構成しながら、キャビ
ン4内の運転席3上の天井高さをエアコン24の設置
によって妨げられることなく、オペレーター11の乗降
の際には何ら支障にならず、作業中のオペレーター11
の作業スペースとして高く形成することができ、しか
も、運転席3左側でエアコン24の後側の部位も頭上空
間を高く確保できるから、キャビン4の左側に隣接した
前処理搬送装置の搬送状態を確認し易く、左側に配置し
た操作パネル21上の各種操作レバー19を容易に操
作できる。更に、排風口がフロントガラス12に近接
し、横方向に沿わせて下向きに設けられているため、オ
ペレーター11に直接排出風が当たることがなく、幅広
い範囲で同時に排風されるので、空調効果が迅速となっ
好ましい作業環境を保つことができるほか、フロント
ガラス12面のくもり防止効果があるという利点を備え
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビンの側面図である。
【図2】キャビンの正面図である。
【図3】キャビンフレームの斜視図である。
【図4】キャビンとその周辺部を示した平面略図であ
る。
【図5】コンバインとこれに設置されるキャビンを示す
斜視図である。
【図6】コンバインとこれに設置されるキャビンを示す
側面図である。
【符号の説明】
1 機体 3 運転席 4 キャビン 19 操作レバー 24 エアコン 26 天井部 27 排風ダクトの開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 吉田 秀推 審判官 藤井 俊二 審判官 野田 直人 (56)参考文献 特開 平2−53418(JP,A) 実開 平2−96827(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用コンバインの機体1前方の前処理搬
    送装置に隣接する既刈地側に設けた運転席3を収容し、
    該運転席3左側に操作レバー19等を配置する操作パネ
    ル21を設けたキャビン4を構成したものにおいて、該
    キャビン4内を空調するエアコン24をキャビン天井部
    26内の運転席3上方の左側前方位置に設置して、天井
    部26の高さを、エアコン24の設置部分に対してそれ
    以外の部分を高く形成し、且つ上記エアコン24排風ダ
    クトの開口部27をキャビン天井部26の左側前方でフ
    ロントガラス12に近接し、横方向に沿わせて下向きに
    開口せしめてなることを特徴とするコンバイン用キャビ
    ン内のエアコン取付構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4675181B2 (ja) * 2005-08-03 2011-04-20 株式会社クボタ コンバイン
JP7080124B2 (ja) * 2018-07-27 2022-06-03 株式会社クボタ 収穫機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0713478Y2 (ja) * 1988-07-06 1995-04-05 ヤンマー農機株式会社 キャビンの空調機構
JPH0253418A (ja) * 1988-08-12 1990-02-22 Iseki & Co Ltd コンバインにおけるキャビン装置

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