JP7080124B2 - 収穫機 - Google Patents
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Description
また、この特徴構成によれば、エアコンユニットからデミスト吹出口までのダクトの長さが比較的短くなるので、ダクトでの空調空気の温度等の変化が小さくなり、フロントガラスの結露の抑制が効率的に行われる。
また、この特徴構成によれば、運転座席の前端よりも後側且つ運転座席の後端よりも前側に位置する第2吹出口から空調空気が吹き出すので、運転座席の周囲の空間を効率的に空調し、キャビンの快適性を向上することができる。
図1及び図2には、普通型コンバイン(本発明に係る「収穫機」に相当)が示されている。本コンバインには、機体フレーム1と、走行装置2と、が備えられている。走行装置2には、操向不能で且つ回転駆動される左右一対の前輪2F(本発明に係る「車輪」に相当)と、操向操作可能な後輪2B(本発明に係る「車輪」に相当)と、が備えられている。本コンバインは、前輪2Fと後輪2Bとによって走行する。機体の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が設けられている。刈取部3には、植立穀稈を掻き込む掻込リール4と、植立穀稈を切断する刈刃5と、刈取穀稈を掻き込む掻込オーガ6と、が備えられている。
図1に示されるように、運転キャビン7には、運転座席22を有する運転部21と、運転部21を覆うキャビン31と、が備えられている。運転キャビン7、すなわち運転部21及びキャビン31は、図2及び図3に示されるように、前後方向の長さよりも左右方向の長さが大きい横長の形状である。
すなわち、フロントガラス35は、運転部21の右端から左端まで延びて設けられている。フロントガラス35は、運転部21の上下方向及び左右方向の略全幅に渡って設けられており、運転座席22に着座している運転者が前方向を広い範囲にわたって目視できるように構成されている。
本実施形態に係るコンバインは、図9に示されるエアコン部を備えている。エアコン部は、空調空気を生成するエアコンユニット51と、エアコンユニット51から供給される空調空気を流通させるダクト52と、空調空気を吹き出す複数の吹出口と、エアコンユニット51に冷媒を供給する配管53、コンプレッサ54、コンデンサ55、及びレシーバ56と、を備えている。エアコン部は、吹出口として、左右のデミスト吹出口57と、左右の前列吹出口58と、左右の中列吹出口59(本発明に係る「第1吹出口」に対応)と、左右の後列吹出口60(本発明に係る「第2吹出口」に対応)と、を備えている。ダクト52は、第1送風管部64と、左右一対の第2送風管部65と、左右一対の第3送風管部66と、を備えている。
エアコンユニット51は、図1及び図7に示されるように、天井空間S1において前寄りの位置に配置されている。詳しくは、エアコンユニット51は、図2及び図5に示されるように、平面視で運転座席22(及び補助座席23)よりも前側に配置されている。エアコンユニット51は、図2及び図5に示されるように、天井空間S1における左右方向の中央部に配置されている。エアコンユニット51は、図5及び図6に示されるように、左右方向に延びるフレーム61、62、63に支持されている。
ダクト52は、図4、図5、図6、及び図9に示されるように、第1送風管部64と、左右一対の第2送風管部65と、左右一対の第3送風管部66と、を備えている。第1送風管部64は、ダクト52の一部であって、エアコンユニット51に接続され、機体左右方向に延びる部分である。第2送風管部65は、ダクト52の一部であって、第1送風管部64に接続され、第1送風管部64から前方へ向けて延びる部分である。第3送風管部66は、ダクト52の一部であって、第1送風管部64に接続され、第1送風管部64から後方へ延びる部分である。本実施形態では、第1送風管部64の右端の部分と、右の第2送風管部65と、右の第3送風管部66とが一体の部材として形成されている。第1送風管部64の左端の部分と、左の第2送風管部65と、左の第3送風管部66とが、一体の部材として形成されている。
デミスト吹出口57は、図4、図7及び図8に示されるように、インナールーフ40における前端部に設けられ、エアコンユニット51から供給される空調空気をフロントガラス35へ向けて吹き出す。詳しくは、デミスト吹出口57は空調空気を下斜め前向きに吹き出す。デミスト吹出口57には、第2送風管部65が接続されている。
図4、図5、図6、及び図7に示されるように、インナールーフ40における後ろ寄りの部分に、内気導入口71が設けられている。内気導入口71は、図7に示されるように、室内空間S2と天井空間S1とを連通する。エアコンユニット51のファンが動作すると、天井空間S1の空気が吸引され、それに伴って室内空間S2の空気(内気)が内気導入口71を通って天井空間S1へ流入する。このようにして、室内空間S2の内気が、内気導入口71によってエアコンユニット51へ供給される。
図1、図3及び図4に示されるように、キャビン31の右の側壁42Rにおける後寄り且つ上寄りの部分に、外気導入口81が設けられている。詳しくは、外気導入口81は、右壁部材43における後寄り且つ上寄りの部分に設けられている。外気導入口81は、図3及び図4に示されるように、外気導入空間S3と、キャビン31の外部の空間とを連通する。外気導入空間S3は、キャビン31の外壁(右壁部材43及び後壁部材46)と内装部材47との間の空間である。外気導入空間S3は、図3及び図4に示されるように、外気導入口81の近傍から運転座席22の後方を通って右方向に延び、更に、図8に示されるように、上方向に延び、開口48を介して天井空間S1に繋がっている。開口48は、上面視で運転座席22よりも左側に位置している。
エアコン操作部91は、図4及び図5に示されるように、インナールーフ40のうち、平面視で、後列吹出口60よりも後側且つ運転座席22の後端よりも前側且つ運転座席22の右側方に位置する部分に配置される。エアコン操作部91は、送風のON/OFF及び風量を設定する回転スイッチと、コンプレッサ54のON/OFFを設定するボタンスイッチと、空調空気の温度を設定するスライドスイッチとを備えている。
(1)上記実施形態では、エアコンユニット51は、天井空間S1において前寄りの位置に配置されたが、他の位置に配置されてもよい。例えば、エアコンユニット51は、天井空間S1において右寄りの位置、又は、左寄りの位置、又は、後ろ寄りの位置、又は中央寄りの位置に配置されてもよい。
22 :運転座席
31 :キャビン
35 :フロントガラス
38 :ルーフ部
39 :アウタールーフ
40 :インナールーフ
42R :側壁
51 :エアコンユニット
52 :ダクト
57 :デミスト吹出口
58 :前列吹出口(第1吹出口)
60 :後列吹出口(第2吹出口)
64 :第1送風管部
65 :第2送風管部
66 :第3送風管部
71 :内気導入口
81 :外気導入口
91 :エアコン操作部
S1 :天井空間
S2 :室内空間
Claims (6)
- 運転座席を有する横長の運転部と、前記運転部を覆うキャビンとを備え、車輪によって走行する収穫機であって、
前記キャビンは、アウタールーフ及び前記アウタールーフの下方に配置されたインナールーフを有するルーフ部と、前記運転部の上部から前記運転部の下部まで延びるフロントガラスと、を備え、
前記アウタールーフと前記インナールーフとの間の天井空間において、平面視で前記運転座席よりも前側に配置されたエアコンユニットと、
前記エアコンユニットに接続され、前記エアコンユニットから供給される空調空気を流通させるダクトと、
前記インナールーフにおける前端部に設けられ、前記エアコンユニットから供給される空調空気を前記フロントガラスへ向けて吹き出すデミスト吹出口と、を備え、
前記ダクトは、平面視で前記運転座席よりも前側且つ前記エアコンユニットよりも後側に配置されるとともに横方向に延びる第1送風管部と、前記第1送風管部と前記デミスト吹出口とを接続する第2送風管部と、前記第1送風管部に接続され、平面視で前記運転座席の横側方を通るように前記第1送風管部から後方へ向けて延びる第3送風管部と、を備え、
前記インナールーフのうち、平面視で、前記運転座席の前端よりも後側且つ前記運転座席の後端よりも前側に位置する部分に、前記第3送風管部に接続された第2吹出口を備え、
前記第2送風管部は、前記第1送風管部と前記第3送風管部との接続箇所よりも前記エアコンユニットに近い箇所で前記第1送風管部に接続されている収穫機。 - 複数の前記デミスト吹出口を備え、
前記デミスト吹出口は、平面視で、前記エアコンユニットを挟んで左右に振り分け配置されている請求項1に記載の収穫機。 - 前記インナールーフのうち、平面視で前記第1送風管部と重なる部分に、前記第1送風管部に接続された複数の第1吹出口を備える請求項1又は2に記載の収穫機。
- 前記インナールーフのうち、平面視で、前記第2吹出口よりも後側且つ前記運転座席の後端よりも前側且つ前記運転座席の横側方に位置する部分にエアコン操作部を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の収穫機。
- 前記エアコンユニットは、前記天井空間において前寄りの位置に配置されており、
前記インナールーフにおける後寄りの部分に、前記運転座席と前記インナールーフとの間の室内空間と前記天井空間とを連通し、前記室内空間の内気を前記エアコンユニットへ供給する内気導入口を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の収穫機。 - 前記キャビンの側壁における後寄り且つ上寄りの部分に、外気を前記エアコンユニットへ供給する外気導入口を備え、
前記内気導入口から導入された前記内気と前記外気導入口から導入された前記外気とが、前記天井空間内で混合される請求項5に記載の収穫機。
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