JP2009255920A5 - - Google Patents

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作業車のキャビン用空調構造
本発明は、運転席をキャビン内に備えるとともに、前記キャビンのルーフ部に空調用ダクトと、空気に調整を加え前記空調用ダクトにその調整済み空気を送り込む空調ユニットとを配置してある作業車のキャビン用空調構造に関する。
空調ユニットを配置するに、ルーフ部の前半部を下向きに膨出する下り天井部に形成するとともに、その下り天井部の前端部に空調ユニットを配置していた(例えば、特許文献1)。
特開2005−1537号公報(段落番号〔0016〕、図1、図2)
上記構成においては、空調ユニットを収納する為に、ルーフ部を下り天井部に形成してあるので、前方上方視界が狭められる虞があった。そうすると、フロントローダ作業を行う際に、運転席に座った状態ではバケットで掬い上げた作業部位の確認が難しい面があるところから、作業性が低下する虞があった。
また、路上走行時に信号機が見え難くなることもあった。
本発明の目的は、空調ユニットの配置構成に工夫を凝らすことによって、前方上方視界の良好化を図った作業車のキャビン用空調構造を提供する点にある。
(構成)
求項1に係る発明は、運転席をキャビン内に備えるとともに、前記キャビンのルーフ部に空調用ダクトと、空気に調整を加え前記空調用ダクトにその調整済み空気を送り込む空調ユニットとを配置してある作業車のキャビン用空調構造において、
前記空調ユニットを前記運転席の着座部の後端より機体後方側に配置してあり、前記空調ユニットに、送風用のファン、エバポレータ及びヒータを備え、機体の左右一方に前記送風用のファンをその後部内側に吐出口が位置する状態で縦向き軸心周りに回転可能に配置すると共に、機体の左右他方に前記エバポレータ及び前記ヒータを機体前後方向に隣接する状態でかつ前記送風用のファンの前端よりも機体後方側に位置する状態で配置し、前記キャビンを構成する枠組みフレームを、複数の縦向きフレームと、当該複数の縦向きフレームの上端部に亘って設けられたアッパフレームとを備えて構成し、前記ルーフ部の後部に配設される横フレームを、前記アッパフレームの左右の前後向きフレーム部分よりも一段下がった高さ位置で、当該横フレームに隣接する左右の前記縦向きフレームに亘って架設し、平面視で前記空調ユニットの前部が前記横フレームと重なる状態で、前記横フレームに固定されたブラケットの上面側に前記空調ユニットの下部を載置支持してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
(作用効果)
調ユニット運転席の着座部の後端より機体後方側に配置することとしたので、キャビンのルーフ部における前部側に、空調ユニットを収納するための下り天井部を形成する必要がなく、前面ウインド位置を高く採ることができる。これによって、前方上方視界を良好なものにすることができた。
しかも、空調ユニットの位置が運転席の着座部の後端位置より機体後方側に設定してあるので、ルーフ部の後部に空調ユニットを収納する為に、下り天井部を形成するとしても、運転席に着座した運転者の前方視界を狭めるものとならず、頭上スペースを狭めることを緩和することができる。
さらに、横フレームに空調ユニットを取り付けた状態で、空調ユニットが隣接する両隣部分に落とし込み状態となるので、空調ユニットは両隣部分を保護材として活用できるとともに、空調ユニットの取り付け高さを高くすることがなく、ルーフ部の高さを抑えることができる。
また、送風用のファン、エバポレータ及びヒータを、上下方向ではなく左右横並びに配置してあるので、空調ユニットとして高さを抑えた構成にできる。しかも、容積量の大きな送風用のファンに対してそのファンに比較して容積量の小さなエバポレータ及びヒータを並設する構成としたので、機体前後方向、及び、機体横方向においてもコンパクトな配置構成とできた。そして、このようにファンからの空気を受けて空調を施すエバポレータ及びヒータを隣接する状態で配置できるので、ファンとエバポレータとが離間した状態に設けている場合に必要となる、ファンからの空気をエバポレータ等に誘導する配管等を必要とせず、空調ユニットをルーフ部に収納するに相応しい構成のものとできた。
トラクタの全体側面図 本発明の実施形態における枠組みフレームを示す斜視図 本発明の実施形態におけるキャビン内の縦断側面図 図2におけるインナールーフ部のアウタールーフ側から見た内面を示す横断平面図 ルーフ部の横側部に配置されたダクトを示す正面図 第1参考形態における枠組みフレームを示す斜視図 第1参考形態における空調ユニットの取付構造を示す縦断側面図 第2参考形態における枠組みフレームを示す斜視図 第2参考形態における空調ユニットの取付構造を示す縦断側面図 第3参考形態における枠組みフレームを示す斜視図 第3参考形態における空調ユニットの取付構造を示す縦断側面図 (イ) 前支柱の上端を前後向きフレームより高くした状態を示す斜視図(ロ) (イ)における操縦者の前方上方視界を示す原理図 (イ) 前支柱の上端を前後向きフレームの前端より後方に位置させた状態を示す斜視図(ロ) (イ)における操縦者の前方上方視界を示す原理図
農用トラクタを作業車の一例として説明する。農用トラクタのキャビン1は、図1及び図2に示すように、骨組みを構成する枠組みフレームBの縦向きフレーム2とその縦向きフレーム2で囲まれた部分を覆う透明ガラス面を備えた乗降用サイドドア3、後サイドウインド4、後面ウインド5とを備え、各縦向きフレーム2の上面に亘って設けてある環状のアッパフレーム6とそのアッパフレーム6に載置されるルーフ部7とで構成されている。
キャビン1内には、運転操縦部8が設けてあり、その運転操縦部8には、エンジンボンネット9側に位置するハンドルポスト10に操縦ハンドル11が設けてあり、ハンドルポスト10の後方に運転席12が配置してある。
ルーフ部7にはキャビン1内を空調する空調ユニットAが配置してある。
以降、図2〜図5に基づいて本発明の実施形態を説明し、図6及び図7に基づいて第1参考形態を説明し、図8及び図9に基づいて第2参考形態を説明する。さらに、図10及び図11に基づいて第3参考形態を説明し、図12及び図13に基づいて別実施の形態を説明する。
本発明の実施形態
以後、空調ユニットAの取り付け形態の違いに応じて説明していく。まず、本発明の実施形態として、図2及び図3に示すように、空調ユニットAが、枠組みフレームBを構成すべく縦向きフレーム2の上面に亘って設けてある環状のアッパフレーム6の後端部の上方側に位置する状態で配置されているものについて説明する。
空調ユニットAを取り付ける枠組みフレームBの構成について説明すると、図2に示すように、環状のアッパフレーム6における前後向きフレーム部分6Aと後フレーム部分6Bとの接続曲がり部分に左右の縦向きフレーム22を立設して後サイドウインド4の窓枠に兼用するとともに、両縦向きフレーム22に渡ってかつ後部フレーム部分6Bより一段下がった高さ位置に横フレーム6Cを架設してある。
この横フレーム6Cの上面とこの横フレーム6Cを支える両隣の縦向きフレーム22との間に落としこむ状態で空調ユニットAを載置してある。
図3に示すように、横フレーム6Cの上面に左右一対のブラケット16,16が前後向き姿勢で取り付けられるとともに、前記ユニットケース24で囲まれた空調ユニットAが左右のブラケット16,16上にボルトで載置固定されている。
ルーフ部7の構成について説明する。
図3〜図5に示すように、ルーフ部7は、アウタルーフ部13とインナールーフ部14とからなり、夫々、アッパフレーム6に取付支持されている。インナールーフ部14は、樹脂の一体成形品であり、運転席12の上方に位置する後半部は下向きに膨出した下り天井部に形成してあり、この下り天井部に空調ユニットAを収納してある。
図2及び図3に示すように、アウタルーフ部13は、アッパフレーム6の上面に載置され、その載置面より広い平板状のものである。アウタルーフ部13の下向き面には、リング状に形成した長方形断面のシールリング19を装着してあり、アウタルーフ部13をアッパフレーム6上に載置した状態で、シールリング19の断面の一部がそのアッパフレーム6の上面に当接して、外部との空気の流通を遮断する。
図3〜図5に示すように、アウタルーフ部13のアッパフレーム6の両横側方に突出する横向き庇部13Eの下向き面には外気導入口13B、13Bが形成してあるとともに、シールリング19の内側に位置する部分に前記した外気導入口13Bに連通する外気供給口13Cを形成してある。図中33は、外気導入口13Bに設けてある防塵フィルタである。
外気導入口13Bから取り入れた外気は、アウタルーフ部13の二重壁内に形成した外気導入ダクトとしての連通路bを通して機体前方側に誘導され、前記連通路bの機体前方側に形成した外気供給口13Cより後記する空調ユニットAへ通ずる空間aに吹き出すべく構成されている。
インナールーフ部14の内部構造について説明する。図1〜図4に示すように、空調ユニットAは、エバポレータ20とその前方に位置するヒータ21とを備え、エバポレータ20は、図示していないコンプレッサー、膨張弁、コンデンサー等と協働して冷媒循環回路を構成している。ヒータ21はエンジンボンネット9内のラジエータ22と配管で繋がっている。
エバポレータ20の右側方には前記した外気供給口13Cより取り込んだ外気をエバポレータ20とヒータ21に向けて送り込むシロッコファン23が設けられてある。
外気供給口13Cより導入された外気は、図3に示すように、アウタルーフ部13の下向き面とインナールーフ部14との間に形成された空間aを流通路として、ユニットケース24で囲まれたシロッコファン23の誘導孔24aまで吸引誘導される。
図3〜図4に示すように、エバポレータ20とシロッコファン23とはユニットケース24によって囲まれており、ユニットケース24に連続する状態でエバポレータ20の両側端から機体前方側に向けて、空調ユニットAからの空調済み空気を左右横側端に誘導する横向き姿勢の後空調ダクト15Aを設けてあるとともに、後空調ダクト15Aの両側端より前方に向けて横空調ダクト15B15Bが延出してある。
左右の横空調ダクト15B15Bについて説明する。図3〜図5に示すように、左右各々の横空調ダクト15B15Bには、内向きの吹出口15b15bが設けてあり、後側の吹出口15b15bが運転者の顔近くに適量の涼風を送る位置取りとなっている。一方、横空調ダクト15B15Bの前端部には、キャビン1の前面ウインド25に向けて空調風を吹き出す前下向きの吹出口15a15a、その吹出口15a15aの後方にドアガラスに向けてデフロスト風を吹き出す吹出口15dが形成されている。
図2及び図3に示すように、後空調ダクト15Aの両側端より後方側に向けて枝ダクト15C15Cが延出してあり、延出端に後サイドウインド4、後面ウインド5に空調風を吹き出す吹出口15c15cが設けてある。上記した横空調ダクト15B等はインナールーフ部14内に位置しており、図5に示すように、インナールーフ部14の両側端に形成してある下り天井部内に設けてある。
図3に示すように、インナールーフ部14の空調ユニットAの収納部より機体前方側には、キャビン内の空気を取り入れる為に、循環口14Aを備えている。循環口14Aは、下側インナールーフ部14bの下り天井部を形成する傾斜面の上面から上向きにユニットケース24に沿って壁面を立ち上げ、その立ち上げた部分14cの上端における水平部分に形成されている。ここに、上側インナールーフ部14aの立ち上げ部分14cを内気導入ダクトと称する。
一方、外気供給口13Cと循環口14Aとは上下に向き合う状態に位置しており、両者の間には、外気供給口13Cと循環口14Aを開閉する弁機構としては開閉弁体17を設けてある。外気導入口13Bを通して、外気をインナールーフ部14とアウタルーフ部13との間に形成した空間a内に取り込む状態と、外気を遮断しキャビン内の空気を前記空間aとの間で循環させる状態とに切り換えるように構成してある。
弁機構としては、揺動式のものではなく、スライド式のものでもよい。また、図示はしていないが、弁機構を操作する切換操作レバーが運転席12の上方近傍まで立ち下げて設けてある。
図3に示すように、インナールーフ部14は、キャビン内の空気を取り入れる為に、循環口14Aを備えているが、その循環口14Aを形成している後上側インナールーフ部分14aとキャビン1の前部側に位置する前側インナールーフ部分14bとを備えて構成されている。インナールーフ部14は、機体前後方向での中間位置でアウタルーフ部13に密着されており、密着された中間位置で後側インナールーフ部分14aと前側インナールーフ部分14bとに隔離される。このような構成になる前側インナールーフ部分14bの空間にCDラジカセ29等を収納設置することによって、循環口14Aから取り入れた室内空気の背圧が直接CDラジカセ29等に作用せず、CDラジカセ29等が埃等を吸い込むことが少なくなる。
図3〜図5に示すように、空調ユニットAの近くに外気導入口13Bを配置してあるので、アウタルーフ部13内に外気導入口13Bに連通する状態で形成されている連通路bを短くすることができ、シロッコファン23による吸入抵抗を低減できる。
横フレーム6Cの後方側には支持カバー18が延出してあり、空調ユニットAをカバーしている。支持カバー18の下面には、横軸芯X回りで後方揺動自在に後面ウインド5が支持されており、閉塞状態においては後面ウインド5の後方側への張出しが抑えられており、図示はしていないが、耕耘装置等を支持するリンク機構等との干渉を回避する構成を採ってある。
第1参考形態
次に、第1参考形態として、図6に示すように、空調ユニットAが、環状のアッパフレーム6の後端部より機体前方側に位置する状態で配置されているものについて説明する。
図6及び図7に示すように、空調ユニットAを囲むように、アウタルーフ部13とインナールーフ部14とが配置され、アウタルーフ部13の空調ユニットAの前方側に外気供給口13Cとこの外気供給口13Cに外気を送り込む外気導入口13Bがアウタルーフ部13の機体後方に張出した庇部13Aの下向き面に設けてある。インナールーフ部14には、外気供給口13Cと相対向する状態でキャビン1内の空気を導入する循環口14Aを設けてあり、外気供給口13Cと循環口14Aとの間に外気供給口13Cと循環口14Aを開閉する弁機構としての開閉弁体17を設けてある。外気導入口13Bを通して、外気をインナールーフ部14とアウタルーフ部13との間に形成した空間a内に取り込む状態と、外気を遮断しキャビン内の空気を前記空間aとの間で循環させる状態とに切り換えるように構成してある。
空間a内に取り込まれた空気は、空調ユニットAのユニットケース24の上面に形成した誘導孔24aを介してシロッコファン23に吸入されて、エバポレータ20等によって空調を受けた後に、空調ダクト15A15Bに押し込まれる。
図4に示すように、エバポレータ20の両端より前記したように後空調ダクト部15Aが延出され、その後空調ダクト部15Aの両側端から機体前部に向けて横空調ダクト15B15Bを延出してあり、調整済み空気がキャビン1内に吹出供給されるのである。
次に、後サイドウインド4と後面ウインド5の取り付け構造について説明する。図7に示すものは、環状アッパフレーム6の後端部の機体前方側に空調ユニットAを配置したものであり、空調ユニットAを環状のアッパフレーム6の後端部の機体前方側に配置する構成を採るために、環状のアッパフレーム6の後端部を後面ウインド5の位置より後方に変位させて設けてある。このために、後面ウインド5と後サイドウインド4との境目に位置する縦向きフレーム2としてのリアピラーとアッパフレーム6とを継ぎフレーム30で連結して、フレーム同士の連結強度を高めている。尚、後面ウインド5は、アッパフレーム6の後部フレーム部分6Bに取り付けたブラケット31に枢支した揺動アーム32によって後方に揺動開放可能に支持されている。
第2参考形態
次に、第2参考形態として、空調ユニットAが、図8に示すように、後部フレーム部分6Bに形成した吊り下げフレーム部分6Dの下方に配置されているものについて説明する。
空調ユニットAを取り付ける枠組みフレームBの構成について説明すると、図8及び図9に示すように、環状のアッパフレーム6における前後向きフレーム部分6Aと後部フレーム部分6Bとの接続曲がり部分に左右の縦向きフレーム22を立設して後サイドウインド4の窓枠に兼用するとともに、両縦向きフレーム22に渡ってかつ後部フレーム部分6Bより一段上がった高さ位置に吊り下げフレーム部分6Dを架設してある。
この吊り下げフレーム部分6Dの下面とこの吊り下げフレーム部分6Dを支える両隣の縦向きフレーム22との間に潜りこませる状態で空調ユニットAを吊り下げ支持してある。
図9に示すように、吊り下げフレーム部分6Dの下面に左右一対のブラケット27を前後向き姿勢で取り付けるとともに、ユニットケース24で囲まれた空調ユニットAを左右のブラケット27,27にボルトで固定するように構成してある。
図9に示すように、空調ユニットAを囲むように、アウタルーフ部13とインナールーフ部14とを配置してあり、アウタルーフ部13の空調ユニットAの前方側に外気供給口13Cと、この外気供給口13Cに外気を送り込む外気導入口(図示せず)がアウタルーフ部13の機体横側方に張出した庇部(図示せず)に設けてある。インナールーフ部14には、外気供給口13Cと相対向する状態でキャビン1内の空気を導入する循環口14Aを設けてあり、外気供給口13Cと循環口14Aとの間に外気供給口13Cと循環口14Aを開閉する弁機構としての開閉弁体17を設けてある。外気導入口13Bを通して、外気をインナールーフ部14とアウタルーフ部13との間に形成した空間a内に取り込む状態と、外気を遮断しキャビン1内の空気を前記空間aとの間で循環させる状態とに切り換えるように構成してある。
空間a内に取り込まれた空気は、空調ユニットAのユニットケース24の上面に形成した誘導孔(図示せず)を介してシロッコファン23に吸入されて、エバポレータ20等によって空調を受けた後に、空調ダクト15A15Bに押し込まれる。
図4に示すように、エバポレータ20の両端より前記したように、後空調ダクト部15Aが延出され、その後空調ダクト部15Aの両側端から機体前部に向けて横空調ダクト15B15Bを延出してあり、調整済み空気がキャビン1内に吹出供給されるのである。
図9に示すように、インナールーフ部14の縦向きフレーム2より後方に張出した部分の下面には後面ウインド5が支持されており、後方側への張出しを抑えて、図示はしていないが、耕耘装置等を支持するリンク機構等との干渉を回避する構成を採ってある。
第3参考形態
次に、第3参考形態として、空調ユニットAが、図10に示すように、後部フレーム部分6Bの更に後方に配置されているものについて説明する。
空調ユニットAを取り付ける枠組みフレームBの構成について説明すると、図10及び図11に示すように、環状のアッパフレーム6における前後向きフレーム部分6Aと後部フレーム部分6Bとの接続曲がり部分に左右の縦向きフレーム22を立設して後サイドウインド4の窓枠に兼用する。
図11に示すように、後部フレーム部分6Bの下面に左右一対のブラケット27を前後向き姿勢で取り付けるとともに、前記ユニットケース24で囲まれた空調ユニットAを左右のブラケット27,27にボルトで固定するように構成してある。
図11に示すように、後部フレーム部分6Bに取り付けた空調ユニットAを囲むように、後部カバー28をその後部フレーム部分6Bに取り付けて設けるとともに、後部フレーム部分6Bに支持する状態でアウタルーフ部13を設け、後部カバー28に支持する状態でインナールーフ部14を配置してある。
アウタルーフ部13には外気供給口13Cが設けてあり、この外気供給口13Cに外気を送り込む外気導入口(図示せず)がアウタルーフ部13の機体横側方に張出した庇部(図示せず)に設けてある。インナールーフ部14には、外気供給口13Cと相対向する状態でキャビン1内の空気を導入する循環口14Aが設けてあり、外気供給口13Cと循環口14Aとの間に外気供給口13Cと循環口14Aを開閉する弁機構としての開閉弁体17が設けてある。外気導入口13Bから導入した外気をインナールーフ部14とアウタルーフ部13との間を通して後部カバー部28の内部空間a内に取り込む状態と、外気を遮断しキャビン内の空気を前記内部空間aとの間で循環させる状態とに開閉弁体17が切り換えるように構成してある。図中bは外気導入ガイドであり、14cは内気導入ガイドである。
空間a内に取り込まれた空気は、空調ユニットAのユニットケース24の上面に形成した誘導孔24aを介してシロッコファン23に吸入されて、エバポレータ20等によって空調を受けた後に、空調ダクト15A15Bに押し込まれる。
図4に示すように、エバポレータ20の前方に、後空調ダクト部15Aが配置され、その後空調ダクト部15Aの両側端から機体前部に向けて横空調ダクト15B15Bを延出してあり、調整済み空気がキャビン1内に吹出供給されるのである。
インナールーフ部14と後部カバー部28との接続部位の下面には後面ウインド5が支持されており、後方側への張出しを抑えて、図示はしていないが、耕耘装置等を支持するリンク機構等との干渉を回避する構成を採ってある。
〔別実施の形態〕
以下記載する別実施の形態については、上記した本発明の実施形態に適用するものとする。
(1) キャビン1の枠組み構成としては、つぎのようなものでもよい。
図12(イ)(ロ)に示すように、枠組みフレームBにおける前面ウインド25を支持する左右の前支柱2,2をアッパフレーム6の左右の前後向きフレーム部分6A6Aより上方まで延出し、それら前支柱2,2の上端同士を連結する左右向き前上フレーム部分6Eを左右の前後向きフレーム部分6A6Aより上方に位置するように設置する。これによって、左右の前後向きフレーム部分6A6Aが上方に位置することになるので、それだけ、前面ウインド25を上方まで高く設置することができ、運転操縦者への視界の良好拡大化を図ることができる。
図13(イ)(ロ)に示すように、前支柱2,2を上端部分2A,2Aが後傾姿勢となるように曲げ加工を施して、前支柱2,2を下端部分に比べて後端部分2Aが機体後方側に位置するように構成し、その前支柱2,2の上端同士に亘って前上フレーム部分6Eを架設し、前上フレーム部分6Eと左右の前後向きフレーム部分6A6Aとを同一高さ位置に設定してある。
このような構成によって、前上フレーム部分6Eを前支柱2,2の下端部に比べて後方に位置させることができ、運転操縦者の見上げ視界を広角にできて上方まで視認することが容易になる。
(2) 上記実施形態においては、農用トラクタに本発明を利用した形態について説明したが、コンバイン等の他の農機や建機に適用してもよい。
1 キャビン
2 縦向きフレーム
6A 前後向きフレーム
6C 横フレー
ルーフ部
12 運転席
15 空調用ダクト
16 ブラケット
20 エバポレータ
21 ヒータ
23 送風用のファ
空調ユニット
B 枠組みフレーム
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