WO2016020987A1

WO2016020987A1 - 作業機

Info

Publication number: WO2016020987A1
Application number: PCT/JP2014/070629
Authority: WO
Inventors: 松下博昭; 成田靖; 山形浩司
Original assignee: 株式会社クボタ
Priority date: 2014-08-05
Filing date: 2014-08-05
Publication date: 2016-02-11
Also published as: CN106457957A; CN106457957B

Abstract

　空調装置及び外気導入部の組付け性が向上する作業機が提供される。この作業機は、運転部を覆う運転キャビン３と、運転キャビン３を空調する空調装置２７と、空調装置２７に外気を導入する外気導入部２８と、空調装置２７と外気導入部２８とを一体に有する空調ユニット２６と、を備える。

Description

作業機

　本発明は、運転キャビンを空調する空調装置を備える作業機に関する。

[１]上記のような作業機として、例えば、特許文献１に記載のコンバインが知られている。このコンバインは、運転キャビン（文献では「キャビン」）を空調する空調装置（文献では「空調ユニット」）を備えている。空調装置は、ユニット室カバーで覆われた空調ユニット室に収容されている。ユニット室カバーには、空調装置に外気を導入する外気導入部が形成されている。外気導入部から空調装置に外気が導入されることにより、運転キャビンを空調装置によって空調することができる。

[２]上記のような作業機として、例えば、特許文献２に記載のコンバインが知られている。このコンバインは、運転キャビン（文献では「キャビン」）を空調する空調装置を有する空調ユニット（文献では「クーラーユニット」）を備えている。空調ユニットは、運転キャビンの後方で脱穀装置上の後部に搭載されている。空調装置からの空気は、送風ダクトによって運転キャビン内に送風される。

日本国特開平４－１０８０２５号公報日本国実開平４－８３８１３号公報

[１]背景技術[１]に対応する課題は以下の通りである。
　特許文献１に記載のコンバインでは、外気導入部が形成されたユニット室カバーと空調装置とを別々に組み付ける必要があり、空調装置及び外気導入部の組付け性に関して改善の余地がある。

　上記状況に鑑み、空調装置及び外気導入部の組付け性が向上する作業機が要望されている。

[２]背景技術[２]に対応する課題は以下の通りである。
　特許文献２に記載のコンバインでは、空調ユニットが運転キャビンの後方で脱穀装置上の後部に搭載されていることから、空調装置から運転キャビンまでの送風距離が長くなる。このため、空調装置からの空気が、運転キャビンに届くまでに温度変化し易い。このように、特許文献２に記載のコンバインでは、運転キャビンの空調効率に関して改善の余地がある。

　上記状況に鑑み、運転キャビンの空調効率が向上する作業機が要望されている。

[１]課題[１]に対応する解決手段は以下の通りである。
　本発明の特徴は、
　運転部を覆う運転キャビンと、
　前記運転キャビンを空調する空調装置と、
　前記空調装置に外気を導入する外気導入部と、
　前記空調装置と前記外気導入部とを一体に有する空調ユニットと、を備えることにある。

　本特徴構成によれば、空調ユニットを組み付けるだけで、空調装置及び外気導入部を簡単に組み付けることができる。したがって、空調装置及び外気導入部の組付け性が向上する。また、運転キャビンに空調ユニットを後付けするのも容易である。

　さらに、本発明において、
　前記空調装置は、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置され、
　前記空調装置は、前記運転キャビンの後壁から後方に突出する状態で設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、空調ユニットを運転キャビンの室内側に出っ張らないようにして、運転キャビンの室内空間を広く確保することができる。

　さらに、本発明において、
　前記外気導入部は、前記空調装置の下側で前記空調装置と隣り合う状態で配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、空調装置が庇の機能を果たすので、外気導入部に雨水が入り難い。

　さらに、本発明において、
　前記外気導入部は、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で前記運転キャビンの後壁に沿って配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、外気導入部を運転キャビンの後壁に近付けて、コンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　前記外気導入部のうち外気が流入する外気流入口は、前記外気導入部の下部に設けられ、かつ、下方から外気が流入するように構成され、前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、外気流入口が運転キャビンの後壁と隣り合う状態で、外気導入部の下部で下方から外気が流入するように構成されているので、外気流入口を運転キャビンの後壁に近付けてコンパクトに配置しつつ、上方からの雨水が入り難くすることができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置され、
　前記運転キャビン内の空気を前記空調装置に導入する内気導入部を備え、
　前記内気導入部は、前記運転キャビンの後壁に設けられ、
　前記内気導入部と前記外気導入部とは、連通するように構成されていると好適である。

　本特徴構成によれば、内気導入部が空調ユニットの近傍に位置して、内気導入部から空調装置への内気の導入がスムーズになると共に、外気導入部と内気導入部とで導入経路の共通化を図ることができる。

　さらに、本発明において、
　前記内気導入部は、前記運転キャビンの後壁のうち前記外気導入部と隣り合う部分に設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、内気導入部が外気導入部の近傍に位置して、内気導入部と外気導入部とを連通させ易い。

　さらに、本発明において、
　前記外気導入部に、空気清浄用のフィルタが備えられ、
　前記フィルタと前記内気導入部とは、互いに対向する状態で配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、
　内気導入部とフィルタとを近付けて、内気導入部及び外気導入部をコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　前記フィルタは、前記外気導入部のうち外気が流入する外気流入口と前記内気導入部のうち内気が流入する内気流入口との間に配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、外気流入口と内気流入口との間の空間を利用して、フィルタをコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　前記外気導入部と前記内気導入部との間に、前記外気導入部からの外気と前記内気導入部からの内気との導入比率を調節する内外気調節機構が備えられていると好適である。

　本特徴構成によれば、外気導入部と内気導入部との間の空間を利用して、内外気調節機構をコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置され、
　前記空調ユニットは、前記空調装置を収容する空調ケースを有し、
　前記空調装置は、前記空調ケースと前記運転キャビンの後壁とに覆われた状態で配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、空調ケースと運転キャビンの後壁とで、空調装置を保護することができる。

[２]課題[２]に対応する解決手段は以下の通りである。
　本発明の特徴は、
　運転部を覆う運転キャビンと、
　前記運転キャビンを空調する空調装置を有する空調ユニットと、を備え、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンに対して後方に位置する状態で、前記運転キャビンの後壁に支持されていることにある。

　本特徴構成によれば、空調ユニットが運転キャビンの近傍に位置して、空調装置から運転キャビンまでの送風距離が短くなる。したがって、運転キャビンの空調効率が向上する。また、運転キャビンの後壁を利用して、空調ユニットを簡単に支持することができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後壁の背部で上下中間部に配置され、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後壁から後方に突出する状態で設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、空調ユニットを運転キャビンの後壁の背部から上下方向に出っ張らないように配置することができる。また、空調ユニットを運転キャビンの室内側に出っ張らないようにして、運転キャビンの室内空間を広く確保することができる。

　さらに、本発明において、
　圃場の作物を収穫する収穫部と、
　前記運転キャビンの後方に配置され、前記収穫部で収穫された作物を貯留する貯留部と、を備え、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンと前記貯留部との間に配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、運転キャビンと貯留部との間の空間を利用して、空調ユニットをコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記収穫部で収穫された作物を前記貯留部に搬送する搬送装置が備えられ、
　前記空調ユニットは、前記搬送装置と左右方向で隣り合う状態で配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、搬送装置と左右方向で隣り合う空間を利用して、空調ユニットをコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記収穫部で収穫された作物を前記貯留部に搬送する搬送装置が備えられ、
　前記空調ユニットは、前記搬送装置と上下方向で隣り合う状態で配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、搬送装置と上下方向で隣り合う空間を利用して、空調ユニットをコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記空調装置を収容する空調ケースを有し、
　前記空調ケースに、前記空調ユニットに併設された併設物が入り込む凹入部が形成されていると好適である。

　本特徴構成によれば、空調ユニットの凹入部を利用して、併設物をコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　圃場の作物を収穫する収穫部と、
　前記運転キャビンの後方に配置され、前記収穫部で収穫された作物を貯留する貯留部と、を備え、
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記収穫部で収穫された作物を前記貯留部に搬送する搬送装置が備えられ、
　前記運転キャビンの後方に、エンジン用の吸気管及び排気管のうち少なくとも一方が備えられ、
　前記吸気管及び前記排気管のうち少なくとも一方と前記搬送装置とは、前記空調ユニットを挟んで左右一方側と左右他方側とに振り分けて配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、吸気管及び排気管のうち少なくとも一方と搬送装置との間の空間を利用して、空調ユニットをコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　圃場の作物を収穫する収穫部と、
　前記運転キャビンの後方に配置され、前記収穫部で収穫された作物を貯留する貯留部と、を備え、
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記収穫部で収穫された作物を前記貯留部に搬送する搬送装置が備えられ、
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記貯留部内の作物を排出する排出装置が備えられ、
　前記搬送装置と前記排出装置とは、前記空調ユニットを挟んで左右一方側と左右他方側とに振り分けて配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、搬送装置と排出装置との間の空間を利用して、空調ユニットをコンパクトに配置することができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンに対して後方に位置する状態で、前記運転キャビンの後壁に支持され、
　前記運転キャビンの後壁に、前記空調ユニットを支持する支持フレームが支持されていると好適である。

　本特徴構成によれば、運転キャビンの後壁を利用して、支持フレームを簡単に支持することができる。

　さらに、本発明において、
　前記支持フレームは、前記運転キャビンの後壁を構成するキャビンフレームに支持されていると好適である。

　本特徴構成によれば、運転キャビンの後壁のうち剛性の高いキャビンフレームを利用して、支持フレームを安定的に支持することができる。

　さらに、本発明において、
　前記支持フレームは、前記運転キャビンの内部で前記運転キャビンの後壁に支持され、
　前記支持フレームは、前記空調ユニットが載置される載置部を有し、
　前記載置部は、前記運転キャビンの後壁を貫通して前記運転キャビンの後壁から後方に突出する状態で設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、支持フレームのうち運転キャビンの後壁から外部に出っ張る部分を少なくするべく、支持フレームを運転キャビンの内部で運転キャビンの後壁に支持させつつも、空調ユニットを載置部によって確実に支持することができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記空調装置に外気を導入する外気導入部を備え、
　前記空調装置が、前記支持フレームの上側に配置され、
　前記外気導入部が、前記支持フレームの下側に配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、支持フレームのうち空調装置を支持する部分と外気導入部を支持する部分とを、支持フレームの上側と下側とに分けることにより、空調装置及び外気導入部の二つの部材を一つの支持フレームに支持させ易くなる。

　さらに、本発明において、
　運転部を覆う運転キャビンと、
　前記運転キャビンを空調する空調装置を有する空調ユニットと、
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトと、を備え、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの外部に備えられ、
　前記送風ダクトは、前記運転キャビンの室内に露出する状態で設けられ、
　前記空調ユニットと前記送風ダクトとの接続部が、前記運転キャビンの後壁を貫通する状態で設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、送風ダクトを他の部材（例えば、運転キャビンのルーフ部）の内部に設けることなく、容易に設けることができる。また、接続部が空調ユニットの近傍に位置して、空調ユニットと送風ダクトとの接続構造を簡単に構成することができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトを備え、
　前記送風ダクトは、前記運転キャビンの内側面に沿って設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、送風ダクトが運転キャビンの内側面に沿うので、運転者の邪魔になり難い。

　さらに、本発明において、
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトを備え、
　前記送風ダクトは、前記運転キャビンの天井に沿って設けられる横ダクト部を有し、
　前記横ダクト部は、前記運転キャビンの左右方向に延びる左右部分を有し、
　前記横ダクト部のうち前記左右部分は、前記運転キャビンにおける左右一方側と左右他方側とに亘るように形成され、
　前記横ダクト部のうち前記左右部分は、前記運転キャビンの前後方向において、前記運転部に備えられた前記運転座席と前記運転キャビンの前面に設けられたフロントガラスとの間に配置され、
　前記横ダクト部に、前記空調装置からの空気が吹き出る吹出口が設けられ、
　前記吹出口は、前記横ダクト部のうち前記左右部分に設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、横ダクト部が運転キャビンの天井に沿うので、運転者の邪魔になり難い。また、空調装置からの空気を横ダクト部のうち左右部分によって運転キャビン内の左右方向の広い範囲に満遍なく分配することができる。さらに、吹出口からの空気が運転者に届き易く、空調装置のドラフト感が向上する。

　さらに、本発明において、
　前記吹出口は、前記運転部に備えられた運転座席に面する状態で設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、吹出口からの空気が運転者に直接的に届き易く、空調装置のドラフト感がさらに向上する。

　さらに、本発明において、
　前記吹出口は、前記運転キャビンの前面に設けられたフロントガラスに面する状態で設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、吹出口からの空気をフロントガラスに届き易くして、フロントガラスのデフロストを行うことができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトを備え、
　前記送風ダクトは、前記空調ユニットから上方に延びる縦ダクト部を有し、
　前記縦ダクト部は、前記運転キャビンの後壁の内側面に沿って設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、縦ダクト部が運転キャビンの内側面に沿うので、運転者の邪魔になり難い。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの左右方向の中心に対して左右一方側に偏倚した状態で配置され、
　前記縦ダクト部は、前記空調ユニットの左右方向の中心に対して前記左右一方側に偏倚した状態で配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、縦ダクト部が運転キャビンの左右一方側に寄るので、運転者の邪魔になり難い。

　さらに、本発明において、
　前記送風ダクトは、前記運転キャビンの天井に沿って設けられる横ダクト部を有し、
　前記横ダクト部は、前記運転キャビンの後壁に設けられた後窓部の上方に配置され、
　前記縦ダクト部は、前記後窓部の上下方向に亘って設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、後窓部の上下方向に亘る縦ダクト部と運転キャビンの天井に沿う横ダクト部とによって、送風ダクトを上手く切り回して送風経路の自由度を高めることができる。また、横ダクト部が後窓部の視界を遮らず、後窓部からの視界を良好に確保することができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調装置を操作するための操作部が、前記運転キャビンの内部で後壁に設けられていると好適である。

　本特徴構成によれば、操作部が運転者の近傍に位置して、運転者が操作部を操作し易い。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置され、
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトを備え、
　前記空調ユニットと前記送風ダクトとの接続部が、前記運転キャビンの後壁を貫通する状態で設けられ、
　前記接続部は、前記運転キャビンの後壁のうち前記空調ユニットと対向する部分を貫通していると好適である。

　本特徴構成によれば、接続部が空調ユニットの近傍に位置して、空調ユニットと送風ダクトとの接続構造を簡単に構成することができる。

　さらに、本発明において、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後壁に設けられた後窓部の下方に配置されていると好適である。

　本特徴構成によれば、空調ユニットが後窓部の視界を遮らず、後窓部からの視界を良好に確保することができる。

第一実施形態に係る普通型コンバインを示す右側面図である。第一実施形態に係る普通型コンバインを示す平面図である。第一実施形態に係る普通型コンバインを示す背面図である。運転キャビンを示す平面断面図である。運転キャビンを示す正面断面図である。運転キャビンを示す左側面断面図である。運転キャビンを示す背面図である。空調ユニット及び送風ダクトを示す右側面断面図である。空調ユニットを示す右側面断面図である。上ケースを示す斜視図である。下ケースを示す斜視図である。空調ユニットが支持フレームに支持された状態を示す平面断面図である。支持フレームを示す斜視図である。第二実施形態に係るトウモロコシ収穫機を示す左側面図である。第二実施形態に係るトウモロコシ収穫機を示す平面図である。別実施形態に係る内外気調節機構を示す右側面断面図である。

〔第一実施形態〕
　本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。

〔コンバインの全体構成〕
　図１から図３には、作業機の一例として、稲等を収穫する普通型コンバインを示している。この普通型コンバインは、ホイール式の走行装置１を備えている。走行装置１は、左右一対の前輪１Ａ及び左右一対の後輪１Ｂを有している。走行装置１の前方には、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部２（本発明に係る「収穫部」に相当）が備えられている。刈取部２の後方には、運転部を覆う運転キャビン３が備えられている。運転キャビン３の左側部には、乗降用の階段３Ａが備えられている。

　運転キャビン３の後方には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置４及び穀粒を貯留するグレンタンク５（本発明に係る「貯留部」に相当）が備えられている。脱穀装置４とグレンタンク５とは、上方側にグレンタンク５が位置しかつ下方側に脱穀装置４が位置するように上下方向で隣り合う状態で配置されている。運転キャビン３とグレンタンク５との間には、脱穀装置４からの穀粒をグレンタンク５に搬送する一番搬送装置６（本発明に係る「搬送装置」に相当）が備えられている。

　一番搬送装置６は、背面視において、上端部側ほど左方側に位置するように傾斜する状態で配置されている。一番搬送装置６の上端部には、穀粒を排出する排出口が設けられている。一番搬送装置６の排出口は、グレンタンク５の投入口と接続可能に構成されている。グレンタンク５の右側部には、穀粒を排出する排出口を覆う開閉蓋５Ａが開閉可能に設けられている。グレンタンク５は、前後向きの揺動軸心Ｙ周りで揺動し、開閉蓋５Ａが開いた状態で前記排出口から穀粒をダンプ排出可能に構成されている。

　脱穀装置４の右方には、エンジン７が備えられている。運転キャビン３の後方には、エンジン７用の吸気管７Ａ及び排気管７Ｂが備えられている。吸気管７Ａと排気管７Ｂとは、右方側に吸気管７Ａが位置しかつ左方側に排気管７Ｂが位置するように左右方向で隣り合う状態で配置されている。吸気管７Ａの上端部には、プレクリーナ７Ｃが設けられている。

〔運転キャビン〕
　図４から図７に示すように、運転キャビン３は、ルーフ部８を有している。ルーフ部８の下面には、運転キャビン３の天井が形成されている。ルーフ部８は、アウタールーフとインナールーフとが一体に形成されている。なお、ルーフ部８は、アウタールーフとインナールーフとが別体に形成されていてもよい。また、運転キャビン３の天井には、上方に凹入する凹入部８Ａが形成されている。凹入部８Ａは、運転キャビン３の床部３Ｂにおける前端部上方と後端部上方とに亘るように形成されている。つまり、凹入部８Ａは、運転座席１８の背もたれ部１８Ｂの上方から運転座席１８の座部１８Ａの前端よりも前方の上方まで延びるように形成されている。また、凹入部８Ａは、運転キャビン３の天井における左端部と右端部とに亘るように形成されている。つまり、凹入部８Ａは、左補助座席２０Ｌの上方と右補助座席２０Ｒの上方とに亘るように形成されている。

　ルーフ部８の前部は、左右一対の上下向きの前縦フレーム９に支持されている。左右一対の前縦フレーム９の上端部は、左右向きの前上横フレーム１０によって連結されている。左右一対の前縦フレーム９の下端部は、左右向きの前下横フレーム１１によって連結されている。ルーフ部８の後部は、左右一対の上下向きの後縦フレーム１２（本発明に係る「キャビンフレーム」に相当）に支持されている。左右一対の後縦フレーム１２の上端部は、左右向きの後上横フレーム１３によって連結されている。左右一対の後縦フレーム１２の下部は、左右向きの後下横フレーム１４（本発明に係る「キャビンフレーム」に相当）によって連結されている。左右一対の前縦フレーム９の上端部と左右一対の後縦フレーム１２の上端部とは、左右一対の前後向きの前後フレーム１５によって連結されている。

　運転キャビン３の前面には、フロントガラス１６が設けられている。フロントガラス１６は、左右方向において、左右一対の前縦フレーム９に亘るように設けられている。フロントガラス１６は、上下方向において、前上横フレーム１０と前下横フレーム１１とに亘るように設けられている。フロントガラス１６は、平面視において、運転キャビン３の前方側に突き出る状態で湾曲するように形成されている。

　運転キャビン３の後壁は、後下横フレーム１４、左右一対の後縦フレーム１２及び後壁板３０等で構成されている。後壁板３０は、後下横フレーム１４及び左右一対の後縦フレーム１２に支持されている。後壁板３０の上部には、後窓部１７が設けられている。

　後窓部１７は、後壁板３０に後窓枠１７ａを介して取り付けられている。後窓部１７は、左右方向に長い略矩形状に形成されている。後窓部１７は、後壁板３０における左端部と右端部とに亘るように形成されている。運転キャビン３の室内からは、後窓部１７を通して一番搬送装置６の排出口とグレンタンク５の投入口との接続部を視認することができる。

　運転キャビン３の外部には、運転キャビン３を空調する空調装置２７を有する空調ユニット２６が備えられている。運転キャビン３の内部には、運転者が着座する運転座席１８と、操縦ハンドル１９Ａを有する操縦塔１９と、同乗者が着座する左補助座席２０Ｌ及び右補助座席２０Ｒと、サイドパネル２１と、空調装置２７を操作するための操作部３２と、が備えられている。

　運転座席１８は、運転キャビン３の左右方向の中心Ｃ１に対して左方側に偏倚した状態で配置されている。左補助座席２０Ｌと右補助座席２０Ｒとは、運転座席１８を挟んで左方側に左補助座席２０Ｌが位置しかつ右方側に右補助座席２０Ｒが位置するように振り分けて配置されている。左補助座席２０Ｌと右補助座席２０Ｒとは、運転キャビン３の左右方向の中心Ｃ１に対して対称に配置されている。運転座席１８と右補助座席２０Ｒとの間には、サイドパネル２１が配置される空間が確保されている。

　サイドパネル２１は、運転座席１８と右補助座席２０Ｒとの間に配置されている。サイドパネル２１には、主変速レバー２２、アクセルレバー２３、副変速レバー２４及び作業クラッチレバー２５が備えられている。

〔操作部〕
　操作部３２は、運転キャビン３の室内で運転キャビン３の後壁に設けられている。操作部３２は、押し式かつ回転式のスイッチで構成されている。操作部３２は、空調装置２７の風量を調節する機能と、空調装置２７の電源を入切する機能と、を有している。操作部３２は、後窓部１７の下方に配置されている。操作部３２は、運転座席１８と右補助座席２０Ｒとの間に配置されている。つまり、操作部３２は、送風ダクト３３のうち縦ダクト部４２よりも運転座席１８側に配置されている。

〔空調ユニット〕
　図４から図７に示すように、空調ユニット２６は、運転キャビン３の外部において、運転キャビン３の後方で後壁板３０と隣り合う状態で配置されている。つまり、空調ユニット２６は、後壁板３０の背部に配置されている。また、空調ユニット２６は、後壁板３０から後方に突出する状態で設けられている。空調ユニット２６は、運転キャビン３に対して後方に位置する状態で、支持フレーム４１を介して運転キャビン３の後壁に支持されている。

　空調ユニット２６は、前後方向において、運転キャビン３とグレンタンク５との間に配置されている。空調ユニット２６は、左右方向において、一番搬送装置６と排気管７Ｂとの間に配置されている。空調ユニット２６は、一番搬送装置６及び排気管７Ｂと左右方向で隣り合う状態で配置されている。つまり、一番搬送装置６と排気管７Ｂとは、空調ユニット２６を挟んで左方側に一番搬送装置６が位置しかつ右方側に排気管７Ｂが位置するように振り分けて配置されている。また、空調ユニット２６は、運転キャビン３の左右方向の中心Ｃ１に対して右方側に偏倚した状態で配置されている。空調ユニット２６は、運転キャビン３の後壁（右側の後縦フレーム１２）の右端よりも運転キャビン３の左右方向の中心Ｃ１側に引退した状態で配置されている。

　空調ユニット２６は、運転キャビン３の後壁の背部で上下中間部に配置されている。具体的には、空調ユニット２６は、運転キャビン３の後壁の上下方向の中心Ｃ２に対して上方側に偏倚した状態で配置されている。また、空調ユニット２６は、後窓部１７の下方に配置されている。空調ユニット２６は、プレクリーナ７Ｃの下方に配置されている（図３参照）。

　図８から図１２に示すように、空調ユニット２６は、運転キャビン３を空調する空調装置２７と、空調装置２７に外気を導入する外気導入部２８と、空調装置２７を収容する空調ケース２９と、を有している。空調ユニット２６は、空調装置２７と外気導入部２８とを一体に備えている。運転キャビン３の後壁には、運転キャビン３内の空気を空調装置２７に導入する内気導入部３１が設けられている。なお、本実施形態では、外気導入部２８からの外気と内気導入部３１からの内気との導入比率を調節する内外気調節機構が備えられていない。つまり、本実施形態では、外気導入部２８からの外気と内気導入部３１からの内気とが略同じ比率で混合した状態の空気が、空調装置２７に導入される。

〔空調装置〕
　空調装置２７は、熱交換器２７Ａと、ファン２７Ｂと、を有している。外気導入部２８からの外気及び内気導入部３１からの内気が、ファン２７Ｂによって空調装置２７に導入される。空調装置２７は、空調ケース２９のうち上部側に収容されている。空調装置２７は、空調ケース２９と運転キャビン３の後壁とに覆われた状態で配置されている。空調装置２７は、冷房機能のみを有している（暖房機能を有していない）。空調装置２７は、支持フレーム４１のうち載置部４１Ｃの上側に配置された状態で載置部４１Ｃに支持されている。空調装置２７からの空気は、運転キャビン３の内部に備えられた送風ダクト３３によって運転キャビン３内に送風される。

〔外気導入部〕
　外気導入部２８は、空調ケース２９の下部に設けられている。外気導入部２８は、空調装置２７の下側で空調装置２７と隣り合う状態で配置されている。外気導入部２８は、後壁板３０と隣り合う状態で配置されている。外気導入部２８は、支持フレーム４１のうち載置部４１Ｃの下側に配置された状態で支持フレーム４１の下側に支持されている。外気導入部２８には、空気清浄用の外部フィルタ３４（本発明に係る「フィルタ」に相当）が備えられている。外気導入部２８は、外気が流入する外気流入口２８ａを有している。外気流入口２８ａは、外気導入部２８の下部に設けられ、かつ、下方から外気が流入するように構成されている。外気流入口２８ａは、後壁板３０と隣り合う状態で配置されている。

〔空調ケース〕
　空調ケース２９は、上ケース３５と下ケース３６とが別体に構成されている。上ケース３５と下ケース３６とは、シールを介して接合されている。空調ケース２９は、後壁板３０に対して後方からシール３７Ｂを介してボルト固定されている。上ケース３５の前端は、後壁板３０の屈曲部３０ａに対して下方からシール３７Ｂを介して当て付けられた状態で支持されている。空調ケース２９の右側部には、左方に凹入する凹入部２９Ａと、右方に膨出する膨出部２９Ｂと、が形成されている。つまり、凹入部２９Ａ及び膨出部２９Ｂは、空調ケース２９のうち空調ユニット２６が運転キャビン３の左右方向の中心Ｃ１に対して偏倚する側の側部に形成されている。

　凹入部２９Ａには、排気管７Ｂが入り込むように配置されている。凹入部２９Ａは、空調ケース２９の右側部のうち前方側寄りの部分に形成されている。膨出部２９Ｂには、空調装置２７の冷媒の圧力を検出するプレッシャースイッチ（図示省略）が収容されている。膨出部２９Ｂは、空調ケース２９の右側部のうち後方側寄りに部分に形成されている。

　下ケース３６には、絞り部３６Ａが形成されている。絞り部３６Ａは、空調ケース２９のうち空調装置２７を収容する空間の下隣に形成されている。絞り部３６Ａは、下ケース３６のうち後壁板３０と隣り合う部分に形成されている。絞り部３６Ａの後部側に、外気導入部２８が備えられている。絞り部３６Ａに対して後方から、外部フィルタ３４がフィルタカバー３８を介して取り付けられている。絞り部３６Ａには、前方に凹入する凹入部３６Ｂが形成されている。凹入部３６Ｂの前壁には、左右方向に長い略矩形状の開口部３６ａが形成されている。凹入部３６Ｂには、外部フィルタ３４が開口部３６ａと隣り合う状態で収容されている。フィルタカバー３８に対して後方から、外部フィルタ３４を覆うカバー３９が取り付けられている。カバー３９は、下方側に開口するように形成されている。つまり、カバー３９の下端に、外気流入口２８ａが形成されている。

　フィルタカバー３８の後面は、上端に近付くほど後方に位置する傾斜面に形成されている。フィルタカバー３８には、外部フィルタ３４が嵌め込まれる開口が形成されている。外部フィルタ３４は、その上端に近付くほど後方に位置する傾斜状態で配置されている。

〔内気導入部〕
　内気導入部３１は、後壁板３０のうち外気導入部２８と隣り合う部分に設けられている。内気導入部３１は、空調ユニット２６の左右方向の中心Ｃ３に対して右方側に偏倚した状態で配置されている（図５参照）。内気導入部３１と外気導入部２８とは、開口部３６ａを介して連通するように構成されている。内気導入部３１は、内気が流入する内気流入口３１ａを有している。

　内気流入口３１ａは、左右方向に長い略矩形状に形成されている。内気流入口３１ａは、後壁板３０のうち凹入部３６Ｂの開口部３６ａと対向する部分に形成されている。内気流入口３１ａには、運転キャビン３の室内側から内部フィルタ４０が取り付けられている。内気流入口３１ａと外部フィルタ３４とは、凹入部３６Ｂの開口部３６ａを介して互いに対向する状態で配置されている。内気流入口３１ａと外気流入口２８ａとの間に、外部フィルタ３４が配置されている。

〔支持フレーム〕
　図８及び図９並びに図１２及び図１３に示すように、支持フレーム４１は、運転キャビン３の後壁に支持されている。支持フレーム４１は、左右向きの横支持部４１Ａと、上下向きの縦支持部４１Ｂと、例えば三つの載置部４１Ｃと、を備えている。

　横支持部４１Ａの左端部は、縦支持部４１Ｂによって下方から支持されている。横支持部４１Ａの右端は、フランジ部を介して右側の後縦フレーム１２にボルト固定されている。なお、横支持部４１Ａの右端は、右側の後縦フレーム１２に溶接固定されていてもよい。また、縦支持部４１Ｂの上端は、横支持部４１Ａの左端部に対して下方から当て付けられた状態で固定されている。縦支持部４１Ｂの下端は、フランジ部を介して後下横フレーム１４にボルト固定されている。なお、縦支持部４１Ｂの下端は、後下横フレーム１４に溶接固定されていてもよい。また、横支持部４１Ａ及び縦支持部４１Ｂは、後壁板３０に対して運転キャビン３の内部側に配置されている。つまり、支持フレーム４１は、運転キャビン３の内部で運転キャビン３の後壁に支持されている。また、横支持部４１Ａは、後壁板３０の屈曲部３０ｂに対して下方から当て付けられた状態で支持されている。

　載置部４１Ｃには、空調装置２７が載置連結されている。載置部４１Ｃは、横支持部４１Ａから後方に延びる片持ち状に設けられている。載置部４１Ｃは、後壁板３０を貫通して後壁板３０から後方に突出する状態で設けられている。三つの載置部４１Ｃは、横支持部４１Ａに対して左右方向に所定の間隔で配置されている。三つの載置部４１Ｃのうち右端の載置部４１Ｃ及び中央側の載置部４１Ｃには、熱交換器２７Ａ側の取付脚２７ａがボルト固定されている。三つの載置部４１Ｃのうち左端の載置部４１Ｃには、前後一対の固定部４１Ｄが左方に延びる片持ち状に設けられている。固定部４１Ｄには、ファン２７Ｂ側の取付脚２７ｂがボルト固定されている。

〔送風ダクト〕
　図４から図８に示すように、送風ダクト３３は、運転キャビン３の室内に露出する状態で設けられている。送風ダクト３３は、縦ダクト部４２と、横ダクト部４３と、を有している。送風ダクト３３は、縦ダクト部４２と横ダクト部４３とが別体に形成されている。なお、送風ダクト３３は、縦ダクト部４２と横ダクト部４３とが一体に形成されていてもよい。

〔縦ダクト部〕
　縦ダクト部４２は、空調ユニット２６から上方に延びるように設けられている。縦ダクト部４２は、運転キャビン３の後壁の内側面に沿って設けられている。縦ダクト部４２は、後窓部１７の上下方向に亘って設けられている。縦ダクト部４２は、空調ユニット２６の左右方向の中心Ｃ３に対して右方側に偏倚した状態で配置されている。前述のように、後窓部１７からは、一番搬送装置６の排出口とグレンタンク５の投入口との接続部を視認することができるところ、この視認に際して縦ダクト部４２が邪魔になることはない。

　縦ダクト部４２の上端部には、凹入部８Ａの後壁８ａに沿って前方に向かって湾曲する上湾曲部４２Ａが形成されている。縦ダクト部４２の下端部には、後方に向かって湾曲する下湾曲部４２Ｂが形成されている。下湾曲部４２Ｂの後端部には、空調装置２７と接続される接続部４２Ｃが形成されている。縦ダクト部４２は、下端開口（接続部４２Ｃの開口）の面積が上端開口（上湾曲部４２Ａの開口）の面積よりも大きくなるように形成されている。

　縦ダクト部４２のうち運転キャビン３の後壁と対向する部分には、後窓部１７に対向する第一傾斜部４２Ｄと、後上横フレーム１３に対向する第二傾斜部４２Ｅと、が形成されている。第一傾斜部４２Ｄは、後窓部１７と略平行な状態で傾斜するように形成されている。第二傾斜部４２Ｅは、凹入部８Ａの後壁８ａの下端と後上横フレーム１３の前下角部とを結ぶ仮想線Ｌ１に対して略平行な状態で傾斜するように形成されている。

　接続部４２Ｃは、後壁板３０を貫通して後壁板３０から後方に突出する状態で設けられている。接続部４２Ｃは、後壁板３０のうち空調ユニット２６と対向する部分を貫通している。接続部４２Ｃのフランジ部４２ａと後壁板３０との間には、シール（図示省略）が介設されている。接続部４２Ｃは、左方側に拡幅するように左右方向に長い略矩形状に形成されている。

〔横ダクト部〕
　横ダクト部４３は、運転キャビン３の天井に沿って設けられている。横ダクト部４３は、後窓部１７の上方で凹入部８Ａ内に配置されている。横ダクト部４３は、運転キャビン３の床部３Ｂにおける前端部上方と後端部上方とに亘るように形成されている。つまり、横ダクト部４３は、側面視において、運転座席１８の背もたれ部１８Ｂの上方から運転座席１８の座部１８Ａの前端位置Ｐ１よりも前方の上方まで延びるように形成されている。また、横ダクト部４３は、運転キャビン３の天井における左方側と右方側とに亘るように形成されている。つまり、横ダクト部４３は、正面視において、左補助座席２０Ｌの上方と右補助座席２０Ｒの上方とに亘るように形成されている。また、横ダクト部４３は、前後部分４３Ａと、左右部分４３Ｂと、を有している。横ダクト部４３は、前後部分４３Ａと左右部分４３Ｂとが一体に形成されている。

　前後部分４３Ａは、平面視において、運転キャビン３の前後方向に直線状に延びるように設けられている。前後部分４３Ａの後端部は、縦ダクト部４２の上端部に接続されている。前後部分４３Ａの後端部には、左右一対の後フランジ部４３Ｄが設けられている。前後部分４３Ａは、左右一対の後フランジ部４３Ｄを介して運転キャビン３の天井にボルト固定されている。後フランジ部４３Ｄには、ボルト固定用の差込孔４３ａが例えば一つ形成されている。運転キャビン３の天井には、後フランジ部４３Ｄの差込孔４３ａに対応する位置にボルト固定用のボス部８ｂが設けられている。

　左右部分４３Ｂは、平面視において、運転キャビン３の左右方向に直線状に延びるように設けられている。左右部分４３Ｂは、前後部分４３Ａから左方に延びるように設けられている。つまり、左右部分４３Ｂは、前後部分４３Ａから空調ユニット２６及び縦ダクト部４２が運転キャビン３の左右方向の中心Ｃ１に対して偏倚する側とは反対側に延びるように設けられている。また、左右部分４３Ｂは、運転キャビン３の天井における左方側と右方側とに亘るように設けられている。つまり、左右部分４３Ｂは、正面視において、左補助座席２０Ｌの上方と右補助座席２０Ｒの上方とに亘るように形成されている。

　左右部分４３Ｂは、前後方向において、運転座席１８とフロントガラス１６との間に配置されている。左右部分４３Ｂは、平面視において、操縦ハンドル１９Ａ及び運転座席１８の座部１８Ａと重複するように配置されている。つまり、左右部分４３Ｂは、運転座席１８の座部１８Ａの前端位置Ｐ１に対して前方側に偏倚した状態で配置されている。

　左右部分４３Ｂは、側面視において、断面形状が下方に窄まる略台形状に形成されている。左右部分４３Ｂは、底部４３ｂと、天井部４３ｃと、前傾斜部４３ｄと、後傾斜部４３ｅと、を有している。前傾斜部４３ｄは、天井部４３ｃの前端から底部４３ｂの前端に向かって後下がりに傾斜するように形成されている。後傾斜部４３ｅは、天井部４３ｃの後端から底部４３ｂの後端に向かって前下がりに傾斜するように形成されている。左右部分４３Ｂは、底部４３ｂと天井部４３ｃと前傾斜部４３ｄと後傾斜部４３ｅとが一体に形成されている。

　左右部分４３Ｂには、前後一対の前フランジ部４３Ｃが設けられている。左右部分４３Ｂは、前後一対の前フランジ部４３Ｃを介して運転キャビン３の天井にボルト固定されている。前フランジ部４３Ｃには、ボルト固定用の差込孔４３ａが例えば三つ形成されている。運転キャビン３の天井には、前フランジ部４３Ｃの差込孔４３ａに対応する位置に、ボルト固定用のボス部８ｂが設けられている。

　左右部分４３Ｂのうち後傾斜部４３ｅには、空調装置２７からの空気が吹き出る吹出口４４が、例えば四つ設けられている。吹出口４４は、運転座席１８に面する状態で設けられている。吹出口４４は、運転座席１８の座部１８Ａの前端位置Ｐ１の上方に配置されている。四つの吹出口４４は、左右方向に均等な間隔で配置され、かつ、運転座席１８の左右方向の中心Ｃ４に対して対称に配置されている。四つの吹出口４４のうち、中央側二つの吹出口４４は、運転座席１８の横幅内に配置され、かつ、左端の吹出口４４及び右端の吹出口４４は、夫々運転座席１８の左端及び右端よりも横外側に配置されている。四つの吹出口４４のうち左側三つの吹出口４４は、運転キャビン３の左右方向の中心Ｃ１よりも左方側に配置され、かつ、右端の吹出口４４は、運転キャビン３の左右方向の中心Ｃ１よりも右方側に配置されている。吹出口４４は、側面視において、その中心線Ｌ２が内気導入部３１（内気流入口３１ａ）に向かって延びるように配置されている。これにより、吹出口４４からの空気（冷気）が内気導入部３１によって空調装置２７に直接的に導入され易くなる。

〔第二実施形態〕
　上記第一実施形態において、空調ユニット２６は、稲等を収穫する普通型コンバインに備えられていたが、トウモロコシを収穫するトウモロコシ収穫機に備えられていてもよい。

　図１４及び図１５に示すように、このトウモロコシ収穫機は、ホイール式の走行装置１０１を備えている。走行装置１０１は、左右一対の前輪１０１Ａと、左右一対の後輪１０１Ｂと、を有している。走行装置１０１の前方には、圃場のトウモロコシを収穫する収穫部１０２が備えられている。収穫部１０２の後方には、運転部を覆う運転キャビン１０３が備えられている。

　運転キャビン１０３の後方には、収穫部１０２で収穫されたトウモロコシを貯留する貯留タンク１０５（本発明に係る「貯留部」に相当）が備えられている。運転キャビン１０３と貯留タンク１０５との間には、収穫部１０２からのトウモロコシを貯留タンク１０５に搬送するフィーダ１０６（本発明に係る「搬送装置」に相当）が備えられている。フィーダ１０６と貯留タンク１０５との間には、トウモロコシ房状体の包葉を剥き取る皮剥き装置１０４が備えられている。フィーダ１０６の左隣には、作業デッキ１０７が備えられている。空調ユニット２６は、フィーダ１０６の上方でフィーダ１０６と上下方向で隣り合う状態で配置されている。

〔別実施形態〕
（１）上記第一及び第二実施形態では、内外気調節機構が備えられていないが、外気導入部２８と内気導入部３１との間に、内外気調節機構４５が備えられていてもよい。

　図１６に示すように、内外気調節機構４５は、シャッター４６を備えている。シャッター４６は、左右向きの揺動軸心Ｘ周りにおいて、外気流入口２８ａを閉じる位置と内気流入口３１ａを閉じる位置との間で揺動可能に構成されている。外気流入口２８ａがシャッター４６によって閉じられることにより、内気循環に切り替わる。内気流入口３１ａがシャッター４６によって閉じられることにより、外気導入に切り替わる。

（２）上記第一及び第二実施形態において、外気導入部２８は、空調装置２７の下側に配置されているが、空調装置２７の上側、前側、後側、左側又は右側に配置されていてもよい。

（３）上記第一及び第二実施形態において、外気流入口２８ａは、外気導入部２８の下部に設けられているが、外気導入部２８の上部、前部、後部、左側部又は右側部に設けられていてもよい。

（４）上記第一及び第二実施形態において、外気流入口２８ａは、下方から外気が流入するように構成されているが、上方、前方、後方、左側方又は右側方から外気が流入するように構成されていてもよい。

（５）上記第一及び第二に実施形態において、空調ケース２９は、上ケース３５と下ケース３６とが別体に構成されているが、上ケース３５と下ケース３６とが一体に構成されていてもよい。

（６）上記第一及び第二実施形態において、内気導入部３１と外気導入部２８とは、連通するように構成されているが、互いに独立して構成されていてもよい。

（７）上記第一及び第二実施形態において、空調ユニット２６は、運転キャビン３（１０３）の後壁の背部で上下中間部に配置されているが、運転キャビン３（１０３）の後壁の背部で上部又は下部に配置されていてもよい。

（８）上記第一及び第二実施形態では、空調ケース２９の右側部に、凹入部２９Ａが形成されているが、空調ケース２９の左側部に、凹入部２９Ａが形成されていてもよい。

（９）上記第一実施形態において、空調ユニット２６は、排気管７Ｂと左右方向で隣り合う状態で配置されているが、吸気管７Ａと左右方向で隣り合う状態で配置されていてもよい。

（１０）上記第一実施形態において、運転キャビン３とグレンタンク５との間に、グレンタンク５内の穀粒を排出する排出装置（アンローダ）が備えられていてもよい。この場合、空調ユニット２６は、前記排出装置と左右方向で隣り合う状態で配置されていてもよい。また、一番搬送装置６と前記排出装置とは、空調ユニット２６を挟んで左方側と右方側とに振り分けて配置されていてもよい。

（１１）上記第一及び第二実施形態において、支持フレーム４１は、運転キャビン３（１０３）の内部で運転キャビン３（１０３）の後壁に支持されているが、運転キャビン３（１０３）の外部で運転キャビン３（１０３）の後壁に支持されていてもよい。

（１２）上記第一及び第二実施形態では、空調装置２７が支持フレーム４１の上側に支持され、外気導入部２８が支持フレーム４１の下側に支持されているが、空調装置２７が支持フレーム４１の下側に支持され、外気導入部２８が支持フレーム４１の上側に支持されていてもよい。

（１３）上記第一及び第二実施形態では、送風ダクト３３が運転キャビン３（１０３）の室内に露出する状態で設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、送風ダクト３３が運転キャビン３（１０３）のルーフ部の内部に設けられていてもよい。

（１４）上記第一及び第二実施形態では、空調ユニット２６と送風ダクト３３との接続部４２Ｃが、送風ダクト３３に設けられているが、空調ユニット２６に設けられていてもよい。

（１５）上記第一及び第二実施形態では、空調ユニット２６と送風ダクト３３との接続部４２Ｃが、運転キャビン３（１０３）の後壁を貫通する状態で設けられているが、運転キャビン３（１０３）の左側壁、右側壁又は天井部を貫通する状態で設けられていてもよい。また、空調ユニット２６と送風ダクト３３との接続部４２Ｃが、運転キャビン３（１０３）の後壁のうち空調ユニット２６と対向する部分を貫通しているが、運転キャビン３（１０３）の後壁のうち空調ユニット２６と対向する部分以外の部分を貫通していてもよい。

（１６）上記第一及び第二実施形態において、横ダクト部４３のうち左右部分４３Ｂは、運転キャビン３（１０３）における左方側と右方側とに亘るように設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、横ダクト部４３のうち左右部分４３Ｂは、運転キャビン３（１０３）における左方側のみ、右方側のみ又は左右中央部のみに設けられていてもよい。

（１７）上記第一及び第二実施形態において、横ダクト部４３のうち左右部分４３Ｂは、平面視において、運転キャビン３（１０３）の左右方向に直線状に延びるように設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、横ダクト部４３のうち左右部分４３Ｂは、平面視において、運転キャビン３（１０３）の前方側に突き出る状態で湾曲又は屈曲するように形成されていてもよい。

（１８）上記第一及び第二実施形態において、横ダクト部４３のうち左右部分４３Ｂは、運転座席１８の座部１８Ａの前端位置Ｐ１に対して前方側に偏倚した状態で配置されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、横ダクト部４３のうち左右部分４３Ｂは、運転座席１８の座部１８Ａの前端位置Ｐ１に対して後方側に偏倚した状態で配置されていてもよいし、横ダクト部４３のうち左右部分４３Ｂの前後方向の中心が運転座席１８の座部１８Ａの前端位置Ｐ１上に位置する状態で配置されていてもよい。また、左右部分４３Ｂは、運転座席１８の真上に配置されていてもよい。

（１９）上記第一及び第二実施形態では、吹出口４４が左右部分４３Ｂのみに設けられているが、左右部分４３Ｂ及び前後部分４３Ａに設けられていてもよいし、前後部分４３Ａのみに設けられていてもよい。また、吹出口４４が四つ設けられているが、吹出口４４が三つ以下又は五つ以上設けられていてもよい。

（２０）上記第一及び第二実施形態において、吹出口４４は、運転座席１８に面する状態で設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、これに代えて又はこれと共に、吹出口がフロントガラス１６に面する状態で設けられていてもよい。つまり、吹出口が左右部分４３Ｂのうち前傾斜部４３ｄに設けられていてもよい。

（２１）上記第一及び第二実施形態において、空調ユニット２６は、運転キャビン３（１０３）の左右方向の中心Ｃ１に対して右方側に偏倚した状態で配置されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、空調ユニット２６は、運転キャビン３（１０３）の左右方向の中心Ｃ１に対して左方側に偏倚した状態で配置されていてもよいし、空調ユニット２６の左右方向の中心Ｃ３が運転キャビン３（１０３）の左右方向の中心Ｃ１上に位置する状態で配置されていてもよい。

（２２）上記第一及び第二実施形態において、縦ダクト部４２は、空調ユニット２６の左右方向の中心Ｃ３に対して右方側に偏倚した状態で配置されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、縦ダクト部４２は、空調ユニット２６の左右方向の中心Ｃ３に対して左方側に偏倚した状態で配置されていてもよいし、縦ダクト部４２の左右方向の中心が空調ユニット２６の左右方向の中心Ｃ３上に位置する状態で配置されていてもよい。

（２３）上記第一及び第二実施形態において、操作部３２が運転キャビン３（１０３）の内部で後壁に設けられているが、運転キャビン３（１０３）の内部で左側壁、右側壁又は天井部に設けられていてもよい。

（２４）上記第一及び第二実施形態において、空調ユニット２６は、後窓部１７の下方に配置されているが、後窓部１７の上方、左方又は右方に配置されていてもよい。

（２５）上記第一及び第二実施形態において、空調装置２７は、冷房機能のみを有している（暖房機能を有していない）が、暖房機能のみを有している（冷房機能を有していない）ものでもよいし、冷房機能及び暖房機能を有しているものでもよい。

（２６）上記第一及び第二実施形態において、走行装置１（１０１）は、ホイール式あるが、クローラ式であってもよい。

　なお、本発明は、上記第一及び第二実施形態並びに上記別実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変更が可能である。

　本発明は、ホイール式の走行装置を備えた普通型コンバインやトウモロコシ収穫機の他、クローラ式の走行装置を備えた普通型コンバインやトウモロコシ収穫機にも利用可能である。また、自脱型コンバインにも利用可能であるし、トラクタ等の農業作業機や建設作業機にも利用可能である。

　２　刈取部（収穫部）
　３　運転キャビン
　５　グレンタンク（貯留部）
　６　一番搬送装置（搬送装置）
　７　エンジン
　７Ａ　吸気管
　７Ｂ　排気管
　１２　後縦フレーム（キャビンフレーム）
　１４　後下横フレーム（キャビンフレーム）
　１６　フロントガラス
　１７　後窓部
　１８　運転座席
　２６　空調ユニット
　２７　空調装置
　２８　外気導入部
　２８ａ　外気流入口
　２９　空調ケース
　２９Ａ　凹入部
　３１　内気導入部
　３１ａ　内気流入口
　３４　外部フィルタ（フィルタ）
　４１　支持フレーム
　４５　内外気調節機構
　４１Ｃ　載置部
　３２　操作部
　３３　送風ダクト
　４２　縦ダクト部
　４２Ｃ　接続部
　４３　横ダクト部
　４３Ｂ　左右部分
　４４　吹出口
　１０２　収穫部
　１０３　運転キャビン
　１０５　貯留タンク（貯留部）
　１０６　フィーダ（搬送装置）
　Ｃ１　運転キャビンの左右方向の中心
　Ｃ３　空調ユニットの左右方向の中心

Claims

　運転部を覆う運転キャビンと、
　前記運転キャビンを空調する空調装置と、
　前記空調装置に外気を導入する外気導入部と、
　前記空調装置と前記外気導入部とを一体に有する空調ユニットと、を備える作業機。
　前記空調装置は、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置され、
　前記空調装置は、前記運転キャビンの後壁から後方に突出する状態で設けられている請求項１に記載の作業機。
　前記外気導入部は、前記空調装置の下側で前記空調装置と隣り合う状態で配置されている請求項１又は２に記載の作業機。
　前記外気導入部は、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で前記運転キャビンの後壁に沿って配置されている請求項１から３のいずれか一項に記載の作業機。
　前記外気導入部のうち外気が流入する外気流入口は、前記外気導入部の下部に設けられ、かつ、下方から外気が流入するように構成され、前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置されている請求項１から４のいずれか一項に記載の作業機。
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置され、
　前記運転キャビン内の空気を前記空調装置に導入する内気導入部を備え、
　前記内気導入部は、前記運転キャビンの後壁に設けられ、
　前記内気導入部と前記外気導入部とは、連通するように構成されている請求項１から５のいずれか一項に記載の作業機。
　前記内気導入部は、前記運転キャビンの後壁のうち前記外気導入部と隣り合う部分に設けられている請求項６に記載の作業機。
　前記外気導入部に、空気清浄用のフィルタが備えられ、
　前記フィルタと前記内気導入部とは、互いに対向する状態で配置されている請求項６又は７に記載の作業機。
　前記フィルタは、前記外気導入部のうち外気が流入する外気流入口と前記内気導入部のうち内気が流入する内気流入口との間に配置されている請求項８に記載の作業機。
　前記外気導入部と前記内気導入部との間に、前記外気導入部からの外気と前記内気導入部からの内気との導入比率を調節する内外気調節機構が備えられている請求項６から９のいずれか一項に記載の作業機。
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置され、
　前記空調ユニットは、前記空調装置を収容する空調ケースを有し、
　前記空調装置は、前記空調ケースと前記運転キャビンの後壁とに覆われた状態で配置されている請求項１から１０のいずれか一項に記載の作業機。
　運転部を覆う運転キャビンと、
　前記運転キャビンを空調する空調装置を有する空調ユニットと、を備え、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンに対して後方に位置する状態で、前記運転キャビンの後壁に支持されている作業機。
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後壁の背部で上下中間部に配置され、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後壁から後方に突出する状態で設けられている請求項１から１２のいずれか一項に記載の作業機。
　圃場の作物を収穫する収穫部と、
　前記運転キャビンの後方に配置され、前記収穫部で収穫された作物を貯留する貯留部と、を備え、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンと前記貯留部との間に配置されている請求項１から１３のいずれか一項に記載の作業機。
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記収穫部で収穫された作物を前記貯留部に搬送する搬送装置が備えられ、
　前記空調ユニットは、前記搬送装置と左右方向で隣り合う状態で配置されている請求項１４に記載の作業機。
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記収穫部で収穫された作物を前記貯留部に搬送する搬送装置が備えられ、
　前記空調ユニットは、前記搬送装置と上下方向で隣り合う状態で配置されている請求項１４に記載の作業機。
　前記空調ユニットは、前記空調装置を収容する空調ケースを有し、
　前記空調ケースに、前記空調ユニットに併設された併設物が入り込む凹入部が形成されている請求項１から１６のいずれか一項に記載の作業機。
　圃場の作物を収穫する収穫部と、
　前記運転キャビンの後方に配置され、前記収穫部で収穫された作物を貯留する貯留部と、を備え、
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記収穫部で収穫された作物を前記貯留部に搬送する搬送装置が備えられ、
　前記運転キャビンの後方に、エンジン用の吸気管及び排気管のうち少なくとも一方が備えられ、
　前記吸気管及び前記排気管のうち少なくとも一方と前記搬送装置とは、前記空調ユニットを挟んで左右一方側と左右他方側とに振り分けて配置されている請求項１から１７のいずれか一項に記載の作業機。
　圃場の作物を収穫する収穫部と、
　前記運転キャビンの後方に配置され、前記収穫部で収穫された作物を貯留する貯留部と、を備え、
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記収穫部で収穫された作物を前記貯留部に搬送する搬送装置が備えられ、
　前記運転キャビンと前記貯留部との間に、前記貯留部内の作物を排出する排出装置が備えられ、
　前記搬送装置と前記排出装置とは、前記空調ユニットを挟んで左右一方側と左右他方側とに振り分けて配置されている請求項１から１８のいずれか一項に記載の作業機。
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンに対して後方に位置する状態で、前記運転キャビンの後壁に支持され、
　前記運転キャビンの後壁に、前記空調ユニットを支持する支持フレームが支持されている請求項１から１９のいずれか一項に記載の作業機。
　前記支持フレームは、前記運転キャビンの後壁を構成するキャビンフレームに支持されている請求項２０に記載の作業機。
　前記支持フレームは、前記運転キャビンの内部で前記運転キャビンの後壁に支持され、
　前記支持フレームは、前記空調ユニットが載置される載置部を有し、
　前記載置部は、前記運転キャビンの後壁を貫通して前記運転キャビンの後壁から後方に突出する状態で設けられている請求項２０又は２１に記載の作業機。
　前記空調ユニットは、前記空調装置に外気を導入する外気導入部を備え、
　前記空調装置が、前記支持フレームの上側に配置され、
　前記外気導入部が、前記支持フレームの下側に配置されている請求項２０から２２のいずれか一項に記載の作業機。
　運転部を覆う運転キャビンと、
　前記運転キャビンを空調する空調装置を有する空調ユニットと、
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトと、を備え、
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの外部に備えられ、
　前記送風ダクトは、前記運転キャビンの室内に露出する状態で設けられ、
　前記空調ユニットと前記送風ダクトとの接続部が、前記運転キャビンの後壁を貫通する状態で設けられている請求項１から２３のいずれか一項に記載の作業機。
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトを備え、
　前記送風ダクトは、前記運転キャビンの内側面に沿って設けられている請求項１から２４のいずれか一項に記載の作業機。
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトを備え、
　前記送風ダクトは、前記運転キャビンの天井に沿って設けられる横ダクト部を有し、
　前記横ダクト部は、前記運転キャビンの左右方向に延びる左右部分を有し、
　前記横ダクト部のうち前記左右部分は、前記運転キャビンにおける左右一方側と左右他方側とに亘るように形成され、
　前記横ダクト部のうち前記左右部分は、前記運転キャビンの前後方向において、前記運転部に備えられた前記運転座席と前記運転キャビンの前面に設けられたフロントガラスとの間に配置され、
　前記横ダクト部に、前記空調装置からの空気が吹き出る吹出口が設けられ、
　前記吹出口は、前記横ダクト部のうち前記左右部分に設けられている請求項１から２５のいずれか一項に記載の作業機。
　前記吹出口は、前記運転部に備えられた運転座席に面する状態で設けられている請求項２６に記載の作業機。
　前記吹出口は、前記運転キャビンの前面に設けられたフロントガラスに面する状態で設けられている請求項２６又は２７に記載の作業機。
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトを備え、
　前記送風ダクトは、前記空調ユニットから上方に延びる縦ダクト部を有し、
　前記縦ダクト部は、前記運転キャビンの後壁の内側面に沿って設けられている請求項１から２８のいずれか一項に記載の作業機。
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの左右方向の中心に対して左右一方側に偏倚した状態で配置され、
　前記縦ダクト部は、前記空調ユニットの左右方向の中心に対して前記左右一方側に偏倚した状態で配置されている請求項２９に記載の作業機。
　前記送風ダクトは、前記運転キャビンの天井に沿って設けられる横ダクト部を有し、
　前記横ダクト部は、前記運転キャビンの後壁に設けられた後窓部の上方に配置され、
　前記縦ダクト部は、前記後窓部の上下方向に亘って設けられている請求項２９又は３０に記載の作業機。
　前記空調装置を操作するための操作部が、前記運転キャビンの内部で後壁に設けられている請求項１から３１のいずれか一項に記載の作業機。
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後方で前記運転キャビンの後壁と隣り合う状態で配置され、
　前記空調装置からの空気を前記運転キャビン内に送風する送風ダクトを備え、
　前記空調ユニットと前記送風ダクトとの接続部が、前記運転キャビンの後壁を貫通する状態で設けられ、
　前記接続部は、前記運転キャビンの後壁のうち前記空調ユニットと対向する部分を貫通している請求項１から３２のいずれか一項に記載の作業機。
　前記空調ユニットは、前記運転キャビンの後壁に設けられた後窓部の下方に配置されている請求項３３に記載の作業機。