JPH04106690U - ドラム洗浄装置 - Google Patents

ドラム洗浄装置

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JPH04106690U
JPH04106690U JP907091U JP907091U JPH04106690U JP H04106690 U JPH04106690 U JP H04106690U JP 907091 U JP907091 U JP 907091U JP 907091 U JP907091 U JP 907091U JP H04106690 U JPH04106690 U JP H04106690U
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JP
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drum
cleaning
cleaning tank
steam
tank
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Application number
JP907091U
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English (en)
Inventor
弘一 木上
年彦 西口
浩史 東
成徹 玉野
Original Assignee
三田工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚染された洗浄液34の付着によるドラム10の
汚染を防止してドラムの洗浄度を向上させる。 【構成】 洗浄槽20内にチャック12にて保持されたドラ
ム10を、洗浄槽20内に位置させて、回転させつつ、エア
ー噴射ノズル31から洗浄液の蒸気をドラムに向かって、
下方に傾斜した状態で吹き付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電子写真複写機に使用される感光体ドラムの製造に際して使 用されるドラム洗浄装置に関し、さらに詳述すれば、感光層が外周面に形成され るアルミニウム素管等のドラムを洗浄するドラム洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真複写機に使用される感光体ドラムは、アルミニウム素管等のドラムの 外周面に、感光性物質が均一な厚さに塗布されることにより製造される。感光層 は、均一な厚さになっていなければ、その感光特性等が変化して、鮮明な画像を 形成することができず、例えば、感光性物質が塗布される前のアルミニウム素管 等のドラム外周面に、金属粉、油脂等が付着していれば、感光性物質を均一な厚 さに塗布できない。そのために、感光性物質を塗布する前に、ドラム外周面は有 機溶剤等の洗浄液により洗浄される。このドラムは、通常、ドラムを有機溶剤中 に浸漬して洗浄する浸漬洗浄法と、有機溶剤の蒸気により洗浄する蒸気洗浄法と が連続して実施されるようになっている。これらの洗浄法により洗浄されたドラ ムは、ドラム外周面が汚染されないように、ドラム支持具に鉛直状に支持して、 次工程へと搬送される。
【0003】 ドラムの蒸気洗浄に使用されるドラム洗浄装置は、通常、図3に示すように、 有機溶剤の洗浄液62が下部に収容された洗浄槽61を有しており、該洗浄液62はヒ ータ63により煮沸されるようになっている。洗浄槽61内の洗浄液62の液面の上方 には、洗浄されるドラム50が、台車64により搬入される。洗浄槽61内に搬入され たドラム50は、その下方で煮沸される洗浄液62から発生する溶剤蒸気がドラム50 の外周面に結露し、その結露液によって洗浄される。洗浄に使用された結露液は 、ドラム50の下方の洗浄液62中に滴下する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 このようなドラム洗浄装置では、ドラム50の洗浄を繰り返す度に、洗浄槽61内 の洗浄液は汚染される。そして、煮沸される洗浄液62は、突沸により液面の上方 に跳ね上がり、液面の上方で洗浄されるドラム50に付着するおそれがある。この ように、汚染された洗浄液62がドラム50に付着すると、ドラム50外周面が汚染さ れ、ドラム50は所望の清浄状態に洗浄されない。
【0005】 本考案はこのような問題点を解決するものであり、その目的は、汚染された洗 浄液の付着によるドラムの汚染を防止することができ、ドラムを確実に洗浄し得 るドラム洗浄装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のドラム洗浄装置は、上面が開放されており、内部に洗浄すべきドラム が配置される洗浄槽と、該ドラムを鉛直状態に保持して洗浄槽内に位置した状態 および該洗浄槽から退出した状態になるように昇降させるとともに、保持された ドラムを回転させるチャック機構と、前記洗浄槽内に配置されたドラムの外周面 に向かってエアーを下方に傾斜した状態で噴射するエアー噴射機構と、を具備し てなり、そのことにより、上記目的が達成される。
【0007】
【作用】
本考案のドラム洗浄装置では、チャック機構にて鉛直状態に保持されたドラム を、洗浄槽内に位置させて回転する。このような状態で、エアー噴射機構により 、回転しているドラムに向かって下方への傾斜状態でエアーが吹き付けられて、 ドラム外周面の汚れが下方へ押し流しされる。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の実施例について説明する。本実施例のドラム洗浄装置は、電子 写真複写機に装備される感光体ドラムの素材であるアルミニウム素管を蒸気洗浄 する際に使用される。該ドラム洗浄装置は、図1に示すように、上面が開放され た洗浄槽20を有する。この洗浄槽20の上端部の開口端縁部内周面には、チューブ を巻き付けた冷却水ジャケット21が設けられており、該冷却水ジャケット21内を 冷却水が通流している。洗浄槽20の上方には、洗浄すべきアルミニウム素管であ るドラム10を鉛直状態で回転保持するチャック機構が設けられている。該チャッ ク機構は、上下方向に昇降可能に設けられた鉛直状の回転軸11を有する。該回転 軸11は回転駆動されるようになっており、該回転軸11の下端部には、ドラム10を 保持するチャック12が設けられている。チャック12に保持されたドラム10は、回 転軸11が下降した図1の状態では、洗浄槽20の冷却水ジャケット21の下方に位置 される。
【0009】 洗浄槽20には、内部に位置されたドラム10にエアーとして洗浄液の蒸気を噴射 するエアー噴射機構としての蒸気噴射機構20が設けられている。該蒸気噴射機構 20は、洗浄槽10における冷却水ジャケット12の下方に、洗浄槽20内に位置される ドラム10の外周面に向かって洗浄用の溶剤蒸気を噴射する複数の噴射ノズル31,3 1,…を有している。各噴射ノズルは、本実施例では、ドラム10の全長をほぼ3等 分した3段階に配置されており、各段毎にドラム10の周方向に等間隔を隔てて4 個の噴射ノズル31が配置されている。各噴射ノズル31は、ドラム10の洗浄槽20か らの退出方向に対して逆方向である斜め下方に向かって溶剤蒸気を噴射するよう になっている。
【0010】 各噴射ノズル31には蒸気配管32の一方の端部が接続されており、該蒸気配管32 の他方の端部は洗浄槽20を貫通して密封容器状のタンク33に連通している。この タンク33内には、ドラム10の蒸気洗浄に使用される洗浄液34が貯留されている。 この洗浄液34には、通常、ジクロロメタン等の有機溶剤が使用される。タンク33 の底部には、洗浄液34を加熱して洗浄用の蒸気を発生させるヒータ35が設けられ ている。そして、蒸気配管32のタンク33近傍には蒸気を噴射ノズル31へ送給する ポンプ36が配置されている。
【0011】 なお、本実施例では、各噴射ノズル31から噴射された後の蒸気を洗浄液として 回収して、再びタンク33へ還流させるようにしてもよい。
【0012】 このような構成のドラム蒸気洗浄装置は、例えば、洗浄液内に浸漬されて洗浄 されたドラムを、蒸気洗浄するために使用される。洗浄液に浸漬されたドラム10 は、チャック12により鉛直状態となるように保持されて、回転軸11が下降される 。これにより、ドラム10は、洗浄槽20の内部における冷却水ジャケット21の下方 に位置される。
【0013】 このような状態になると、回転軸11を回転駆動してドラム10を回転させるとと もに、蒸気噴射機構30のポンプ36が駆動されて、タンク33内の溶剤の蒸気が各噴 射ノズル31から高圧で噴射される。各噴射ノズル31から噴射された蒸気は、ドラ ム10の外周面に吹き付けられ、その蒸気によりドラム10の外周面が洗浄される。 ドラム10の外周面から除去された汚れは、下方へ傾斜して噴射される蒸気の流れ と共に、ドラム10の下方へ流れ落ちることになり、ドラム10の外周面から除去さ れた汚れが再付着することが防止される。洗浄槽20内にて各噴射ノズル31から噴 射される蒸気は、冷却水ジャケット21により、上方の開口から飛散することが抑 制される。
【0014】 その後に、回転軸11が上昇されて、ドラム10が洗浄槽20から退出される。この 場合にも、ドラム10は回転されており、しかも、各噴射ノズル31から蒸気を下方 へ傾斜して噴射することによって、ドラム10の外周面に付着する蒸気および結露 した洗浄液34が、噴射蒸気の噴流によりドラム10の下端へ流下され、ドラム10の 外周面から洗浄液34が確実に除去される。
【0015】 本考案の蒸気洗浄装置の他の実施例を図2に示す。この実施例では、洗浄槽20 の底部に洗浄液34が貯留されており、該洗浄槽20内にて蒸気が発生されて、チャ ッキング機構により鉛直状態に保持されたドラム10が洗浄液20の蒸気にて洗浄さ れる。洗浄槽20の上部に設けられた冷却水ジャケット21の下方には、噴射ノズル 40が設けられており、各噴射ノズル40には、エアー供給器41から配管43に供給さ れるエアーが、エアーフィルター42により浄化されて、各噴射ノズル40からドラ ムに向けて下方に傾斜した状態で噴射される。
【0016】 このような構成のドラム洗浄装置では、チャッキング機構により鉛直状態に保 持されて洗浄槽内に配置されたドラム10は、洗浄液34の蒸気により洗浄される。 その後に、ドラム10が洗浄槽20から退出される際には、各噴射ノズル40から清浄 エアーが噴射されて、該清浄エアーがドラム10の外周面に吹き付けられる。この 場合、上昇されるドラム10は回転されており、ドラム10は、全周にわたって確実 に清浄エアーが吹き付けられて、ドラム外周面に付着する洗浄液が、確実に除去 される。
【0017】
【考案の効果】
本考案のドラム洗浄装置は、このように、チャック機構にて保持されたドラム を洗浄槽内に位置させて、回転された該ドラムの外周面に向かってエアー噴射機 構から噴射されるエアーが下方に傾斜した状態で噴射されるために、ドラム外周 面の汚れが下方へと押し流されて、ドラム下端面から流下する。その結果、ドラ ム外周面から除去された汚れが、ドラム外周面に再付着することが防止されて、 ドラム外周面の洗浄度が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のドラム洗浄装置の一例を示す縦断面図
である。
【図2】本考案のドラム洗浄装置の他の例を示す縦断面
図である。
【図3】従来のドラム洗浄装置の例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ドラム 12 チャック 20 洗浄槽 30 蒸気噴射機構 31 噴射ノズル 33 タンク 34 洗浄液
フロントページの続き (72)考案者 玉野 成徹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開放されており、内部に洗浄すべ
    きドラムが配置される洗浄槽と、該ドラムを鉛直状態に
    保持して洗浄槽内に位置した状態および該洗浄槽から退
    出した状態になるように昇降させるとともに、保持され
    たドラムを回転させるチャック機構と、前記洗浄槽内に
    配置されたドラムの外周面に向かってエアーを下方に傾
    斜した状態で噴射するエアー噴射機構と、を具備してな
    るドラム洗浄装置。
JP907091U 1991-02-26 1991-02-26 ドラム洗浄装置 Pending JPH04106690U (ja)

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JP907091U JPH04106690U (ja) 1991-02-26 1991-02-26 ドラム洗浄装置

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970130