JPH10270318A - 飛散防止カップの洗浄方法及び塗布装置 - Google Patents

飛散防止カップの洗浄方法及び塗布装置

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JPH10270318A
JPH10270318A JP7141997A JP7141997A JPH10270318A JP H10270318 A JPH10270318 A JP H10270318A JP 7141997 A JP7141997 A JP 7141997A JP 7141997 A JP7141997 A JP 7141997A JP H10270318 A JPH10270318 A JP H10270318A
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cleaning
liquid
cleaning liquid
cup
coating
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JP7141997A
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Takuya Sanari
卓也 左成
Masakazu Sanada
雅和 真田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ性水溶液を洗浄液として供給するこ
とにより、洗浄時間を短縮しつつも廃液処理が容易にで
きる。 【解決手段】 スピンチャック1により支持された基板
に対して塗布液供給ノズルから反射防止膜剤を供給した
際に、スピンチャック1の周囲に配設された飛散防止カ
ップ4の内面に付着した反射防止膜剤Cを洗浄液によっ
て洗浄する飛散防止カップ4の洗浄方法において、洗浄
液Sとしてアルカリ性の現像液を供給する。酸性かつ水
溶性である反射防止膜剤Cは、中和反応によって溶解が
促進されて容易に除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、フ
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板など(以下、単に基板と称す
る)に対して塗布液を回転塗布した際に、飛散防止カッ
プに付着した塗布液の飛沫を洗浄除去する飛散防止カッ
プの洗浄方法及び塗布装置に係り、特に、酸性の水溶性
塗布液を洗浄液によって洗浄除去する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】基板の処理工程の一つとして、基板の表
面に一定膜厚のフォトレジスト被膜を形成した後、露光
によって所定のパターンを焼き付け、現像処理によって
そのパターンをフォトレジスト被膜に形成するフォトリ
ソグラフィーがある。この処理工程においては、フォト
レジスト被膜の界面で生じる定在波や光散乱の影響によ
り、パターンの解像度が著しく低下したり、パターンの
線幅に不均一性が生じる場合がある。
【0003】そこで、このような悪影響を防止するため
露光の前に、光を吸収もしくは減衰させる特性を有する
反射防止膜(アンチリフレクションコート(AntiRefrect
ionCoating)ARC とも呼ばれる)を形成することがあ
る。因みに、このような反射防止膜としては、基板とフ
ォトレジスト被膜との間に反射防止膜を形成するBottom
-ARCと、フォトレジスト被膜の上に反射防止膜を形成す
るTop-ARC とがある。
【0004】上記のTop-ARC を例に採ってその形成方法
を説明すると、まず、基板の表面にフォトレジスト被膜
を形成し、その上に塗布液として反射防止膜剤を供給し
て反射防止膜を形成するようになっている。具体的に
は、フォトレジスト被膜が被着された基板を、飛散防止
カップで囲われた回転支持部によって低速回転させつ
つ、塗布液供給ノズルから反射防止膜剤を供給する。次
いで、回転支持部の回転数を高めることによって、余剰
の反射防止膜剤を振り切って基板の全面にわたってほぼ
一定膜厚の反射防止膜を形成するようになっている。
【0005】このようにして上述したような不都合を回
避するための反射防止膜を形成するが、その形成時には
反射防止膜剤が周囲に飛散し、その飛沫が飛散防止カッ
プの内面に付着する。この飛沫が飛散防止カップ内面に
堆積して乾燥するとパーティクルを発生して基板を汚染
する原因となるので、定期的に洗浄して除去する必要が
ある。
【0006】塗布液である反射防止膜剤は酸性かつ水溶
性であることが一般的であるため、飛散防止カップの洗
浄方法としては、飛散防止カップの内面に純水を洗浄液
として供給するなどの方法によって、内面に付着堆積し
ている反射防止膜剤を溶解除去することが一般的に行わ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例に係る洗浄方法には、次のような問題があ
る。すなわち、水溶性の反射防止膜剤の飛沫を純水で洗
浄する際の溶解速度は、フォトレジスト液のような溶剤
に可溶性の塗布液を溶剤で洗浄する際の溶解速度に比較
して非常に遅い。したがって、反射防止膜剤が付着した
飛散防止カップの洗浄に時間がかかるので、装置のメン
テナンスに時間を要して稼働率の低下を招くという問題
点がある。
【0008】さらに、純水は、溶剤に比較して表面張力
が非常に大きいので、飛散防止カップ内面に純水を供給
した際に均等に拡がりにくく、洗浄ムラを生じやすいと
いう問題もある。
【0009】なお、反射防止膜剤の洗浄除去のために、
フォトレジスト液の洗浄除去と同様に溶剤を供給するこ
とも考えられるが、このようにすると水溶性の反射防止
膜剤と溶剤とが混ざり合ってしまう。したがって、水溶
性の反射防止膜剤と溶剤とを分離する処理が必要になっ
て廃液処理が複雑化するため実用的であるとは言い難
い。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、アルカリ性水溶液を洗浄液として供給
することにより、洗浄時間を短縮しつつも廃液処理が容
易にできる飛散防止カップの洗浄方法及び塗布装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明方法は、回転支持手段によっ
て支持された基板に対して塗布液供給手段から酸性の水
溶性塗布液を供給した際に、前記回転支持手段の周囲に
配設されている飛散防止カップに付着した前記水溶性塗
布液の飛沫を洗浄液により洗浄する飛散防止カップの洗
浄方法において、前記洗浄液をアルカリ性水溶液とした
ことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2に記載の発明方法は、請求
項1に記載の飛散防止カップの洗浄方法において、前記
アルカリ性水溶液に界面活性剤を含ませたことを特徴と
するものである。
【0013】また、請求項3に記載の発明装置は、回転
支持手段によって支持された基板に対して塗布液供給手
段から酸性の水溶性塗布液を供給した際に、前記回転支
持手段の周囲に配設されている飛散防止カップに付着し
た前記水溶性塗布液の飛沫を、洗浄液供給手段から前記
飛散防止カップ内面に洗浄液を供給することによって洗
浄可能に構成されている塗布装置において、前記洗浄液
供給手段を、アルカリ性水溶液を貯留する貯留手段と、
前記飛散防止カップの内面に、前記洗浄液として前記ア
ルカリ性水溶液を供給する供給手段とから構成したこと
を特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明方法によれば、回転支持
手段に支持された基板に塗布液供給手段から酸性の水溶
性塗布液を供給した際に、飛散防止カップ内面に付着し
た塗布液の飛沫に対して、アルカリ性水溶液を洗浄液と
して供給する。塗布液は酸性かつ水溶性であるので、ア
ルカリ性水溶液と中和反応を起こして反応が促進され、
容易に溶解する。このとき生じる溶解した塗布液を含む
廃液は、全て水溶液として処理することができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明方法によれ
ば、アルカリ性水溶液に界面活性剤を含ませたので、表
面張力を非常に小さなものとすることができる。したが
って、アルカリ性水溶液を洗浄液として飛散防止カップ
内面に供給した際に極めて拡がりやすくすることができ
る。
【0016】また、請求項3に記載の発明方法によれ
ば、回転支持手段に支持された基板に塗布液供給手段か
ら酸性の水溶性塗布液を供給した際に、飛散防止カップ
内面に付着した塗布液の飛沫に対して、貯留手段に貯留
したアルカリ性水溶液を供給手段から洗浄液として供給
する。塗布液は酸性かつ水溶性であるので、アルカリ性
水溶液と中和反応を起こして反応が促進され、容易に溶
解する。このとき生じる溶解した塗布液を含む廃液は、
全て水溶液として処理することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は、本発明に係る飛散防止カッ
プの洗浄方法を適用した塗布装置の概略構成を示すブロ
ック図である。なお、この塗布装置は、酸性かつ水溶性
の反射防止膜剤を塗布するためのものである。
【0018】図中、符号1は、フォトレジスト被膜Rを
表面に被着された基板Wを水平姿勢で吸着支持するスピ
ンチャックである。このスピンチャック1は、回転軸2
の上端部にその下面中心部が嵌入されており、電動モー
タ3によって回転軸2とともに鉛直軸周りで回転され
る。なお、これらのスピンチャック1と、回転軸2と、
電動モータ3とが本発明の回転支持手段に相当する。
【0019】スピンチャック1の周囲には、基板Wに対
して供給される反射防止膜剤が飛散することを防止する
ための飛散防止カップ4が配設されている。この飛散防
止カップ4は、下カップ4aと、上部に開口4b1 を有
し、下カップ4aの上部内周面に嵌め込まれた上カップ
4bと、下カップ4aの底面中心部に嵌め込まれた円錐
形状の整流板4cとから構成されている。
【0020】下カップ4aは、底面に環状の排液ゾーン
4a1 が形成されており、上カップ4bの下部内周面に
形成された傾斜面4b2 によって下方に案内された洗浄
液や反射防止膜剤などを滞留する。この排液ゾーン4a
1 に滞留している反射防止膜剤などは、排液口を通って
ドレインタンク4a2 に回収され、廃液として処理され
るようになっている。さらに、整流板4cの下面と下カ
ップ4aの中心側底面の間には、環状の排気ゾーン4a
3 が形成されている。この排気ゾーン4a3 には、排気
口を介して排気ポンプ4a4 が接続されており、開口4
1 を通って基板Wの周縁部を流下し、反射防止膜剤な
どのミストを乗せた気流が、整流板4cによって整流さ
れた後、排気されるようになっている。
【0021】塗布液供給ノズル5は、図示しない移動機
構により、スピンチャック1の上方にあたる供給位置
と、図中に二点鎖線で示した側方の待機位置との間を移
動可能に構成されている。この塗布液供給ノズル5は供
給配管を介して供給ポンプ7に連通接続されており、供
給ポンプ7によって、塗布液タンク9に貯留されている
酸性かつ水溶性の塗布液である反射防止膜剤が送り込ま
れる。なお、上記の塗布液供給ノズル5と、供給ポンプ
7と、塗布液タンク9とが本発明における塗布液供給手
段に相当するものである。
【0022】上述した上カップ4bには、その内周面に
形成された傾斜面4b2 に洗浄液を流下させるための洗
浄液貯留部10が形成されている。この洗浄液貯留部1
0は、平面視環状に形成されているとともに、傾斜面4
2 に開口する多数の供給孔10aが形成されている。
上カップ4bの外側面の一部位には洗浄液貯留部10に
連通した供給管10bが突設されており、この供給管1
0bから、洗浄液タンク12に貯留されている界面活性
剤を含むアルカリ性の現像液が供給ポンプ14によって
洗浄液貯留部10に洗浄液として圧送されるようになっ
ている。
【0023】なお、上記の洗浄液貯留部10と、供給孔
10aと、供給管10bと、洗浄液タンク12と、供給
ポンプ14とが本発明の洗浄液供給手段に相当する。ま
た、洗浄液タンク12が本発明の貯留手段に相当し、洗
浄液貯留部10と、供給孔10aと、供給管10bと、
供給ポンプ14とが本発明の供給手段に相当する。
【0024】また、上述した電動モータ3による基板W
の回転数や回転時間と、供給ポンプ7による反射防止膜
剤の供給量や供給時間と、洗浄液を圧送する供給ポンプ
14による洗浄液の供給量や供給時間などは、CPUや
メモリを内蔵した制御部20によって統括制御されるよ
うになている。
【0025】上述したように構成された塗布装置では、
次のようにして基板Wの表面に反射防止膜が形成され
る。なお、基板Wの表面に形成されたフォトレジスト被
膜Rの上に反射防止膜を形成するTop-ARC を例に採って
説明する。
【0026】図2を参照する。まず、表面にフォトレジ
スト被膜R(図中の点線)が形成された基板Wをスピン
チャック1に吸着支持させ、制御部20が電動モータ3
の回転駆動を開始して基板Wを低速回転させる。次い
で、塗布液供給ノズル5を基板Wの回転中心上方にあた
る供給位置に移動し、供給ポンプ7を一定時間だけ駆動
して塗布液タンク9内の反射防止膜剤を圧送する。これ
により塗布液供給ノズル5から基板Wの表面に一定量の
反射防止膜剤Cが供給され、その一部は遠心力によって
基板Wの周囲に飛散する。
【0027】次に、電動モータ3の回転数を高めて、基
板Wの表面に供給された一定量の反射防止膜剤Cのうち
余剰分を振り切る。振り切られた余剰分の反射防止膜剤
Cは、上カップ4aの傾斜面4b2 により下方に案内さ
れるとともに、大部分が傾斜面4b2 に付着する。この
ように高速回転で一定時間だけ基板Wを回転させること
により基板Wの表面に一定膜厚の反射防止膜を形成す
る。
【0028】上述したようにしてフォトレジスト被膜R
が被着された一枚の基板Wに反射防止膜が形成される
が、基板Wを順次に処理してゆくに従って、飛散した反
射防止膜剤Cが上カップ4bの傾斜面4b2 や排液ゾー
ン4a1 に堆積する。このように堆積した反射防止膜剤
Cを放置すると、乾燥してパーティクルを発生する原因
となるので定期的に洗浄除去することが必要である。
【0029】次に、図3を参照しつつ上記のようにして
付着堆積した反射防止膜剤Cの洗浄除去について説明す
る。
【0030】スピンチャック1に基板Wが吸着支持され
ていない状態において、供給ポンプ14を駆動し、洗浄
液タンク14内の洗浄液(アルカリ性の現像液)を洗浄
液貯留部10に圧送する。すると、供給孔10aから洗
浄液Sが漏れ出して傾斜面4b2 に達する。洗浄液には
界面活性剤が含まれているので、傾斜面4b2 の全面を
洗浄液Sがムラなく覆ってゆき、洗浄効果を高めること
ができる。洗浄液Sは、付着している反射防止膜剤C
(図中の点線)を溶解しつつ排液ゾーン4a1 に流下す
る(図中の実線矢印)。
【0031】このようにして洗浄が行われるが、溶解時
には、酸性の反射防止膜剤Cとアルカリ性の洗浄液Sと
が中和反応を起こすため溶解反応が促進され、付着して
いる反射防止膜剤Cを容易に溶解除去することができ
る。したがって、洗浄液として純水を使用する場合に比
較して飛躍的に洗浄時間を短縮することができ、メンテ
ナンスに要する時間が短縮化できて装置の稼働率を向上
させることができる。なお、中和反応時には塩が生じる
が、これは洗浄液Sとともに排液ゾーン4a1 を通って
ドレインタンク4a2 に回収されるので何ら不都合は生
じない。また、ドレインタンク4a2 に回収された廃液
は、アルカリ性の洗浄液Sと反射防止膜剤Cを含む水溶
液であるので、全て水溶液として処理することができ、
溶剤が混ざった廃液に必要な特殊な処理機構を設ける必
要がなく容易に廃液処理を行うことができる。
【0032】なお、上述した塗布装置では、飛散防止カ
ップ4自体に洗浄液供給手段を備えているが、本発明方
法は図4に示すような構成の装置であっても実施可能で
ある。
【0033】すなわち、塗布液供給ノズル5とは別体の
洗浄液供給ノズル30を備えるとともに、洗浄時にのみ
使用する、スピンチャック1の上部に着脱自在の洗浄治
具40を備える装置である。
【0034】洗浄液供給ノズル30は、供給ポンプ14
によって圧送された洗浄液タンク12内のアルカリ性の
現像液を洗浄液Sとして、洗浄治具40の上方からその
中心部に供給する。洗浄治具40は、円板状の部材で構
成されており、中央部に貯留部40aを有するとともに
その外周面には貯留部40aに連通する多数の噴射口4
0bが形成されている。なお、上記の洗浄液供給ノズル
30と、洗浄治具40とが本発明の洗浄液供給手段およ
び供給手段に相当し、上記の洗浄液タンク12が本発明
の貯留手段に相当する。
【0035】洗浄時には、高速回転されるスピンチャッ
ク1とともに洗浄治具40が回転し、その遠心力により
貯留部40aの洗浄液Sが噴射口40bから周囲に勢い
良く噴出する。すると、物理的な衝撃力とともに中和反
応によってさらに効率的に傾斜面4b2 に付着した反射
防止膜剤Cを溶解除去することができる。したがって、
上記の塗布装置に比較して洗浄時間をより短縮すること
ができ、さらに装置稼働率を高めることが可能である。
【0036】なお、上記実施例では、界面活性剤を含ん
だアルカリ性の現像液を洗浄液として採用しているが、
界面活性剤を含まない単なるアルカリ性の水溶液であっ
てもよい。
【0037】また、上記実施例では、フォトレジスト被
膜が被着された基板の表面に反射防止膜剤を塗布するTo
p-ARC を例に採って説明したが、フォトレジスト被膜が
形成されていない基板の表面に反射防止膜剤を塗布する
Bottom-ARCであっても上記のように飛散防止カップの洗
浄を行うことにより同じ効果を奏することは言うまでも
ない。
【0038】また、上記の実施例では、塗布装置に配備
された洗浄液供給手段から洗浄液を供給して飛散防止カ
ップを洗浄する洗浄方法について説明したが、装置から
飛散防止カップを取り外してアルカリ性水溶液に漬けた
り、取り外した飛散防止カップに対してアルカリ性水溶
液を供給して洗浄形態であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明方法によれば、酸性の水溶性塗布液に対
してアルカリ性水溶液を洗浄液として供給することによ
って、中和反応により反応が促進され、飛散防止カップ
内面に付着した塗布液を容易に溶解することができる。
したがって、洗浄時間を短縮することができる。さら
に、このとき生じる廃液は、全て水溶液として処理する
ことができるので、廃液処理を容易に行うことができ
る。
【0040】また、請求項2に記載の発明方法によれ
ば、洗浄液の表面張力を非常に小さくして飛散防止カッ
プ内面に供給した洗浄液の拡がりを極めて良くすること
ができるので、さらに洗浄効果を高めることができる。
【0041】また、請求項3に記載の発明装置によれ
ば、請求項1に記載の発明方法を好適に実施することが
でき、塗布装置の稼働率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飛散防止カップの洗浄方法を適用
した塗布装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】反射防止膜の形成処理を示す図である。
【図3】飛散防止カップの洗浄処理を示す図である。
【図4】塗布装置の変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
W … 基板 1 … スピンチャック 2 … 回転軸 3 … 電動モータ 4 … 飛散防止カップ 5 … 塗布液供給ノズル 7 … 供給ポンプ 9 … 塗布液タンク 10 … 洗浄液貯留部 10a … 供給孔 10b … 供給管 12 … 洗浄液タンク 14 … 供給ポンプ 30 … 洗浄液供給ノズル 40 … 洗浄治具 40a … 貯留部 40b … 噴射口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 564C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転支持手段によって支持された基板に
    対して塗布液供給手段から酸性の水溶性塗布液を供給し
    た際に、前記回転支持手段の周囲に配設されている飛散
    防止カップに付着した前記水溶性塗布液の飛沫を洗浄液
    により洗浄する飛散防止カップの洗浄方法において、 前記洗浄液をアルカリ性水溶液としたことを特徴とする
    飛散防止カップの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の飛散防止カップの洗浄
    方法において、前記アルカリ性水溶液に界面活性剤を含
    ませたことを特徴とする飛散防止カップの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 回転支持手段によって支持された基板に
    対して塗布液供給手段から酸性の水溶性塗布液を供給し
    た際に、前記回転支持手段の周囲に配設されている飛散
    防止カップに付着した前記水溶性塗布液の飛沫を、洗浄
    液供給手段から前記飛散防止カップ内面に洗浄液を供給
    することによって洗浄可能に構成されている塗布装置に
    おいて、 前記洗浄液供給手段を、アルカリ性水溶液を貯留する貯
    留手段と、前記飛散防止カップの内面に、前記洗浄液と
    して前記アルカリ性水溶液を供給する供給手段とから構
    成したことを特徴とする塗布装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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