JPH04106104U - スローアウエイチツプ - Google Patents

スローアウエイチツプ

Info

Publication number
JPH04106104U
JPH04106104U JP3482691U JP3482691U JPH04106104U JP H04106104 U JPH04106104 U JP H04106104U JP 3482691 U JP3482691 U JP 3482691U JP 3482691 U JP3482691 U JP 3482691U JP H04106104 U JPH04106104 U JP H04106104U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plane
cutting
band
chip
cutting edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3482691U
Other languages
English (en)
Inventor
文則 島倉
Original Assignee
株式会社不二越
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社不二越 filed Critical 株式会社不二越
Priority to JP3482691U priority Critical patent/JPH04106104U/ja
Publication of JPH04106104U publication Critical patent/JPH04106104U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 重切削可能なスローアウエイチップを提供す
る。 【構成】 平面1と側面2との交差する稜線部14にR
面取りを施し、さらにチップの輪郭に沿って平面と直角
をなす帯状部15を形成した。この帯状部の幅は0.0
1mm以上で、0.4mmを超えない範囲とした。 【効果】 曲面や狭い箇所を外径の小さなスローアウエ
イ式カッタで重切削が可能で、加工精度が良くチップ寿
命が大幅に向上した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、曲面加工等に使用されるスローアウエイ式カッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スローアウエイ式カッタに供されるチップは、重切削用には平面と側 面とのなす角が90度以上の切刃部であって、切刃強度の高いネガチップが使用 される。また、中・軽切削用としては平面と側面とのなす角度が90度未満であ り切削抵抗を軽減することが可能なポジチップが使用されている。
【0003】 しかし、近年の動向として曲面加工用のスローアウエイ式カッタ、あるいは狭 い箇所を加工するために外径を小さくしたスローアウエイ式カッタ等においては 、切刃の掬い角及び逃げ角を最適条件に近付けるために重切削をする場合でも図 1に示すような四角形のポジチップ、或いは図2に示す丸形のポジチップを使用 する頻度が高くなっている。これらのチップは上面となる一方の平面1と図示し ないバイトホルダへの着座面となる他方の平面3とから構成されると共に、側面 2が一方の平面1に対して90度未満の所定の角度θをなして交わり、掬い角及 び逃げ角を形成しているものである。
【0004】 これらのポジチップを用いた従来品は、例えば実開平2−139015号公報 に開示された曲面加工用スローアウエイ式カッタでは、使用するチップの管理を 簡易にするために同一形状の多数の丸形チップを用い、かつ該丸チップは図4に 示すように一方の平面1と側面2とが交差する稜線14にR面取り13を施して 切刃を構成し、重切削すると平面が掬い面となったり、或いは逃げ面となる。ま た、実開平1−64304号公報に開示されたものは、三角形状のチップであっ て、図5に示すように側面2に対して所定のチャンファホーニング角αでもって 平面1に対してチャンファホーニング11を形成したもの、及び図6に示すよう に端部に輪郭線に沿ってチャンファホーニング11を施すと共に、これに続いて 帯状部15が側面2に形成されたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如く、従来品では一方の平面を掬い面として、或いは逃げ面として用い ると、いずれか一方の切刃にチッピングが発生し易くなる欠点がある。この為に ポジチップの切刃形状を改善し切削性能、特に耐チッピング性、耐欠損性を向上 したポジチップの開発が要望されている。
【0006】 上記した図6についてかかる問題を説明すると、チャンファホーニング角αの 関係から一方の平面1が掬い面になるときのみ有効であるが、同時切削で平面1 と側面2を掬い面として使用した場合において、側面2を掬い面としたチップの 場合には逃げ面となるチャンファホーニング11が鈍角となる。このためポジチ ップでありながら、ネガチップと同じ作用をすることとなり、切削抵抗が大きく なり重切削では切刃にチッピングが発生し、ポジチップとしての効果がない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、一方の平面と側面とのなす角が90度未満であり、該一方の平面 と側面とが交差する稜線部に少なくとも一つの切刃が形成され、他方の平面が着 座面となるスローアウエイチップにおいて、該稜線部にR面取りを施すとともに 、一方の平面と直角をなし該平面の輪郭に沿い帯状部を形成し、前記帯状部の幅 を0.01mm以上で、且つ0.4mmを超えない範囲としたスローアウエイチ ップであって、側面を掬い面としてもポジチップとして使用可能としたものであ る。
【0008】
【作用】
一方の平面1と側面2からなるコーナ14をR面取り13し、しかも僅かな帯 状部15を構成したため、側面2を掬い面としても切削抵抗を軽減できるポジチ ップの作用には変化なく、かつR面取り13した稜線が切刃となり、剛性をもた せることができたので加工物の重切削に充分耐えることができる。
【0009】
【実施例】
この考案の実施例を図面について説明する。図3に本考案に係るチップの部分 を拡大して示したものであって、チップの輪郭形状は図1の四角形、図2の丸形 、三角形など適宜の形状を選択することができる。側面2に上面となる一方の平 面1とのなす角度を90度未満となる角度に形成し、さらに上記平面1の輪郭に 沿い幅が0.01mm以上で、且つ0.4mmを超えない範囲の帯状部15を残 してR面取り13が施されている。かくして、切刃部の剛性が大きく構成される ことになる。このため、一方の平面1と稜線2を同時に掬い面として使用しても ポジチップとして加工物を重切削することが可能となる。
【0010】 さらに、図7に示すように一方の平面1を掬い面として作用させることができ るし、図8に示すように側面2を掬い面として作用させることもできる。図7及 び図8から明らかなように、一方の平面1と側面2からなるR面取り13を施す と共に、僅かな幅の帯状部15のみ側面に形成してあるから、上記の平面、側面 のいずれを掬い面としても、ポジチップとして作用させることができる。
【0011】 一方、刃先強度を高めるために帯状部15をより長くし、あたかもネガチップ のようにすることも考えられるが、切刃の掬い角、逃げ角の点からポジチップの 利点である切削抵抗の軽減効果が図れなくなる。そこで帯状部の幅を切削抵抗の 増加が比較的少ない0.4mm以下とした。また、これを0.1mm以下にする と切刃に剛性がなくなり、チッピングが発生し易くなるからである。
【0012】 本考案に係るチップと従来品をカッタにそれぞれ15個装着し、SS41材の H形鋼を切削速度Vを110mm/min、送りFを150mm/minの条件 で同一切削時間加工した結果、従来にチップでは15個中数個の切刃にチッピン グがしょうじていたが、本考案に係るチップではチッピングが全く認められなか った。
【0013】
【効果】
この考案は、上記の通り一方に平面1と側面2とのなす角度が90度未満であ って、その稜線をR面取りし、該R面取りに続き平面の輪郭に沿って僅かな幅の 帯状部を構成して剛性をもたせ、平面と共に側面を掬い角として同時使用するこ とのできるポイチップとしたから、曲面加工や狭い箇所を外径の小さいスローア ウエイ式カッタでの重切削が可能となった。また、チップ切刃のチッピングが全 くなくなり、加工精度が良くチップ寿命が大幅に向上したなどの効果を奏するの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】イは四角形のスローアウエイチップの正面図、
同ロは側面図である。
【図2】イは丸形のスローアウエイチップの正面図、同
ロは側面図である。
【図3】この考案の要部の拡大部分断面図である。
【図4】従来品の要部の拡大部分断面図である。
【図5】他の従来品の要部の拡大部分断面図である。
【図6】別の従来品の要部の拡大部分断面図である。
【図7】この考案の切削状態の概略図である。
【図8】この考案の別の切削状態の概略図である。
【符号の説明】
1 一方の平面 2 側面 3 他方の平面 13 R面取り 14 稜線部 15 帯状部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の平面(1)と側面(2)とのなす
    角が90度未満であり、該一方の平面と側面とが交差す
    る稜線部(14)に少なくとも一つの切刃が形成され、
    他方の平面(3)が着座面となるスローアウエイチップ
    において、該稜線部にR面取りを施すとともに、一方の
    平面(1)と直角をなし該平面の輪郭に沿い帯状部(1
    5)を形成し、該帯状部の幅を0.01mm以上で、且
    つ0.4mmを超えない範囲としたことを特徴とするス
    ローアウエイチップ。
  2. 【請求項2】 前記一方の平面(1)と他方の平面
    (3)とがそれぞれ掬いい面と逃げ面に相互に転用可能
    であるスローアウエイチップ。
JP3482691U 1991-02-22 1991-02-22 スローアウエイチツプ Withdrawn JPH04106104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3482691U JPH04106104U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 スローアウエイチツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3482691U JPH04106104U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 スローアウエイチツプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04106104U true JPH04106104U (ja) 1992-09-11

Family

ID=31917142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3482691U Withdrawn JPH04106104U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 スローアウエイチツプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04106104U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4576735B2 (ja) スローアウェイチップ及びスローアウェイ式カッタ
US4632607A (en) Indexable cutting insert
JP2002192407A (ja) 切削工具
JPH04115521U (ja) 転削工具
JP2002046002A (ja) スローアウェイチップ
JPH09314407A (ja) スローアウェイチップ
JP3118956B2 (ja) スローアウェイチップ
JPH01321101A (ja) スローアウエイチップ
JPS5937165B2 (ja) スロ−アウエイチツプ
JPH031137Y2 (ja)
JPH0730244Y2 (ja) スローアウェイチップ
JPH04106104U (ja) スローアウエイチツプ
JP2000071110A (ja) スローアウェイチップ
JPH0314241Y2 (ja)
JPH01228705A (ja) 切削工具
JP3260984B2 (ja) フライス用サラエ刃付切削インサート
JPH0463613A (ja) スローアウエイチツプ
JP2003191119A (ja) ボールエンドミル用スローアウェイチップ
JPH0511925Y2 (ja)
JP2556384Y2 (ja) スローアウェイチップ
JP2543718Y2 (ja) スローアウエイチツプ
JP2564785Y2 (ja) スローアウェイチップ
JP2530747Y2 (ja) スローアウェイチップ
JP2506706Y2 (ja) 溝入れ用スロ―アウェイチップ
JPH0214895Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950518