JPH04105984U - オイルポンプ - Google Patents

オイルポンプ

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JPH04105984U
JPH04105984U JP792391U JP792391U JPH04105984U JP H04105984 U JPH04105984 U JP H04105984U JP 792391 U JP792391 U JP 792391U JP 792391 U JP792391 U JP 792391U JP H04105984 U JPH04105984 U JP H04105984U
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JP
Japan
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chamber
pump
outer rotor
circumferential surface
oil
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JP792391U
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JP2545393Y2 (ja
Inventor
昭 鳥居
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ室内周面の吸入室および吐出室にかか
わる端縁部で油膜が途切れ、ポンプの消費馬力が増大す
るのを防止する。 【構成】 ポンプ室(3)内周面の吸入室(8)および
吐出室(10)にかかわる端縁の一部をアウタロータ
(4)の外周面から半径方向に後退させ切欠(11A,
11B,12A,12B)を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイルポンプに関し、特に、互いに内接噛合して回転するインナロ ータとアウタロータとがポンプ室に組込まれ、車両用エンジン等の潤滑油循環系 に使用されるオイルポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこのようなオイルポンプとしては、例えば、実開昭61−179385 号公報に開示されているものがある。
【0003】 このものは、ポンプハウジングに形成されたポンプ室にインナロータとアウタ ロータとを収容し、インナロータが駆動軸によって回転させられることにより、 その外歯に噛合するアウタロータがポンプ室の内面に沿って回転させられるよう に構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のオイルポンプでは、ロータ内のボリュー ム室にオイルを導く吸入ポートおよびそのオイルの吐出ポートがポンプ室と共に ポンプハウジングに形成されていて、しかもアウタロータ外周面に摺接するポン プ室の内周面が吸入室および吐出室のところで途切れ、これらの室が半径方向外 方に向けて形成されている。そこで、アウタロータがポンプ室の内周面と摺接し ながら回転するときに、アウタロータが吸入室あるいは吐出室寄りに偏倚する傾 向を生じ、周囲壁のこれら室にかかわるエッジ近傍の部分で油膜が切られ、摺動 抵抗が大きくなるために消費馬力の増大を招くという問題があった。
【0005】 本考案の目的は、かかる従来の問題に着目、その解決を図るべく、上述したポ ンプ室内周面の吸入室および吐出室にかかわる端縁部で急激な形状の断絶が生じ るのを避けることにより油膜のとぎれを防止し、消費馬力の低減を図ることので きるオイルポンプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、アウタロータの外周面が摺接するポ ンプ室の内周面に沿って外方に吸入室および吐出室が設けられたオイルポンプに おいて、前記ポンプ室の内周面の前記吸入室および吐出室にかかわる端縁の一部 を前記アウタロータの外周面から半径方向に後退させて切欠を形成したことを特 徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、ポンプ室内周面の吸入室および吐出室にかかわる端縁の一部 がアウタロータ外周面から後退して設けられたことにより、アウタロータが吸入 室や吐出室寄りに偏倚したとしても、端縁の後退させた部分の近傍では油膜が途 切れることがなく、引続き保持されるので、摺動抵抗の増加、消費馬力の増大が 抑制される。
【0008】
【実施例】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0009】 図1および図2は本考案の一実施例を示す。これらの図において、1はポンプ ハウジング、2はポンプカバー、3はハウジング1とカバー2との間に形成され たポンプ室、4はポンプ室3の内周面3Aに沿って回転するアウタロータ、5は アウタロータの内歯と一部の歯型が噛合し、クランクレセフトと同軸の駆動軸6 によって駆動されるインナロータである。
【0010】 また、アウタロータ4とインナロータ5との互いに摺接する歯先間によって形 成されるボリューム室7にロータ4,5の矢印方向の回転に伴い、吸入室8から オイルが導かれることによって、ボリューム室7が最大となる閉じ込め部9にオ イルを閉じ込めた後、次々とオイルを吐出室10に送出する。ところで、アウタ ロータ4はその外周面がポンプ室3の内周面3Aに摺接するが、図1に示される ように吸入室8および吐出室10のところではアウタロータ4を支える内周面が 存在しない。
【0011】 そのために、先にも述べたようにアウタロータ4がその周囲の支持壁が途切れ る吸入室8あるいは吐出室10寄りに偏倚する傾向を生じるが、本実施例では図 1および図2に示すように、ポンプ室内周面3Aの吸入室8にかかわる端縁部近 傍をアウタロータ4の歯幅方向に沿って一部後退させ、切欠部11A,11Bを 形成する。また、同様にして吐出室10にかかわるポンプ室内周面3Aの端縁部 近傍に切欠部12A,12Bを形成する。
【0012】 そこで、このように構成したオイルポンプにおいては、従来であればアウタロ ータ4が吸入室8あるいは吐出室10寄りに偏倚する傾向によって、これらの室 にかかわるポンプ室内周面3Aの端縁部では壁面とアウタロータ4との間のすき 間が他の摺接面でより著しく狭くなるが、本実施例のように端縁部の一部を後退 させてアウタロータ4の外周面との間に切欠きによる逃げを設けたことにより油 膜を途切らさずに保つことができる。
【0013】 なお、上述の切欠部11A,11B,12Aおよび12Bを形成するにあたっ ては、油膜が上記端縁部で途切れずに保持され易いような形状であればどのよう な形状であってもよく、例えば、端縁部において、アウタロータ4の幅方向に対 しその中央部分のみを摺接面から外側に後退させるとか、逆に両側部分のみを後 退させるように形成することも出来る。
【0014】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、ポンプ室内周面の吸入室および吐 出室にかかわる端縁の一部をアウタロータ外周面から半径方向に後退させて形成 したので、アウタロータの外周面が端縁部において他の部分よりポンプ内周面に 近接して摺接することにより油膜が途切れるのを防止することができ、消費馬力 の増大を抑制する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成の一例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプハウジング 2 ポンプカバー 3 ポンプ室 3A ポンプ室内周面 4 アウタロータ 5 インナロータ 8 吸入室 10 吐出室 11A,11B,12A,12B 切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタロータの外周面が摺接するポンプ
    室の内周面に沿って外方に吸入室および吐出室が設けら
    れたオイルポンプにおいて、前記ポンプ室の内周面の前
    記吸入室および吐出室にかかわる端縁の一部を前記アウ
    タロータの外周面から半径方向に後退させて切欠を形成
    したことを特徴とするオイルポンプ。
JP1991007923U 1991-02-21 1991-02-21 オイルポンプ Expired - Fee Related JP2545393Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6378182U (ja) * 1986-11-11 1988-05-24
JPH0158788U (ja) * 1987-10-06 1989-04-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6378182U (ja) * 1986-11-11 1988-05-24
JPH0158788U (ja) * 1987-10-06 1989-04-12

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