JPH0557383U - オイルポンプ - Google Patents

オイルポンプ

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Publication number
JPH0557383U
JPH0557383U JP11274491U JP11274491U JPH0557383U JP H0557383 U JPH0557383 U JP H0557383U JP 11274491 U JP11274491 U JP 11274491U JP 11274491 U JP11274491 U JP 11274491U JP H0557383 U JPH0557383 U JP H0557383U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
pressure chamber
rotor
annular groove
positive pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11274491U
Other languages
English (en)
Inventor
太 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
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Publication of JPH0557383U publication Critical patent/JPH0557383U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルポンプの負圧室への空気の侵入を防止
するシールの改良を図る。 【構成】 オイルポンプ1は例えばトロコイド型のもの
で、ハウジング10内にシャフト30により駆動される
インナロータ40とインナロータ40に噛合うアウタロ
ータ50を備える。ハウジング10はカバー20で密封
され、負圧室65と正圧室75が形成される。ロータの
摺動面に備えられるシール手段は、ハウジングやカバー
等の固定部材の摺動面にロータの回転方向に形成される
円環状溝100と、円環状溝を正圧室を連結する通路1
10により構成される。円環状溝はロータの側面に設け
てもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は潤滑油等の供給に使用されるトロコイド型のオイルポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等のエンジンの潤滑用に使用されるトロコイド型やインボリュートギヤ 型のオイルポンプは、ハウジング内にシャフトにより駆動される小径のインナロ ーラと、インナロータに内接して追従回動されるアウタロータとを備え、吸込 ポートから吸込まれるオイルを加圧して吐出ポートへ吐出する。ケーシング及び ケーシングのカバーには、吸込ポートの周辺に負圧室が形成され、吐出ポートの 周辺には正圧室が形成される。
【0003】 固定部材であるハウジング及びカバーと回転部材であるシャフト、インナロー ラ及びアウタロータとの間に形成される摺動面は、円滑な摺動を確保するために 一定のクリアランスを必要とするが、このクリアランスから空気が負圧室に侵入 し、オイルに混入することがおこる。 潤滑用オイルに空気が混入することは、潤滑性能を劣化させるので好ましくな い。そこで、オイルポンプの部品の接合面に配設されるシール構造が種々提案さ れている。 例えば実開昭61−10986号公報には、オイルポンプの摺動面にシールリ ングを嵌装したものが開示され、実開昭59−71985号公報には、ハウジン グとカバーの接合面にシール構造を設けたものが開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した第1の公報に記載されたものは、ロータとハウジング双方に環状溝を 設けてそのうちの一方にシールリングを嵌挿したもので、構造も複雑なものであ る。また、第2の公報のものは、固定部材間に適用されるシール構造である。 本考案は簡単な構造でシール効果の良好なオイルポンプを提供するものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のオイルポンプは、ロータとロータの両側面が摺接する摺動面の間にシ ール手段を有する。シール手段は、ハウジングとカバーの摺動面に形成する円環 状溝と円環状溝と正圧室を結ぶ通路からなる。円環状溝はロータの両側面に形成 してもよい。
【0006】
【作用】
円環状溝に供給される正圧のオイルにより摺動面に油膜が形成され、シールが 達成できる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の実施例に係るオイルポンプの断面図、図2はA−A矢視図であ る。 全体を符号1で示すオイルポンプは、ハウジング10と、ハウジングのカバー 20を有する。ハウジング10とカバー20を貫通してシャフト30が回転自在 に配設され、シャフト30の外周側にインナロータ40が一体にとりつけられる 。 ハウジング10内にはアウタロータ50が回転自在に嵌装され、インナローラ 40と噛合う。インナローラ40の回転軸に対してアウタロータ50の回転軸は 偏心して設定される。ハウジング10には吸込ポート60に連通する負圧室65 と、吐出ポート70に連通する正圧室75が形成される。 インナロータ40とアウタロータ50が矢印方向に回動することにより、負圧 室65のオイルは圧縮加圧されて、正圧室75から吐出ポート70へ矢印Fに示 されるように送り出される。 シャフト30とカバー20とのクリアランス32と、シャフト30とハウジン グ10とのクリアランス34からは、負圧室65へ向けて空気が侵入しようとす る。 本考案の第1の実施例においては、インナロータ40の側面とハウジング10 との間の摺動面と、インナロータ40とカバー20との間の摺動面にシール手段 を設けて空気の侵入を防止する。
【0008】 図3はハウジング10側に設けるシール手段の正面図、図4は図3のB−B矢 視図である。 ポンプハウジング10のインナロータ40の側方には負圧室65と正圧室75 が設けられる。インナロータ40の側面に対向するハウジング10の壁面には摺 動面10Aが形成され、内周側にはシャフト30の貫通穴30Aが形成される。 この摺動面10Aに円環状のシール溝100を形成する。シール溝100は複数 の通路110で正圧室75と連結され、正圧室75から加圧されたオイルがシー ル溝100に供給される。 シール溝100に供給されるオイルの圧力は、外気圧より高いので、シャフト 30の貫通穴30Aから負圧室65側へ侵入しようとする空気はシール溝100 のオイルが形成する油膜により遮断される。 環状のシール溝100と正圧室75とを結ぶ通路110は、貫通穴30Aの中 心から半径方向へ形成すればよく、通路の数も正圧室の形状に合わせて適宜に選 択する。 ハウジングのカバー20の摺動面にも同様のシール手段を設ける。
【0009】 次に、図5に示す本考案の第2の実施例にあってはインナロータ40の側面に 円環状溝42を形成したものである。この円環状溝42に対向するハウジング及 びカバーの摺動面に正圧室に連通される半径方向の通路を複数個設ける。この構 成により、円環状溝42に正圧のオイルが供給され、摺動面に油膜が形成されて シールを達成する。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上のように、トロコイド型のオイルポンプにおいて、ロータの側面 に対向するポンプハウジングとカバーの摺動面に、円環状のシール溝を形成し、 このシール溝とポンプの正圧室の間を通路で連結したシール手段を備えたもので ある。シール溝はインナロータ側に設けることもできる。 シール溝に供給される加圧されたオイルは、摺動面に強固な油膜を形成し、シ ャフト側から負圧室に侵入しようとする空気を遮断する。 使用により摺動面とロータの間のクリアランスが増加しても、良好なシール性 を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のオイルポンプの断面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】ポンプハウジングの正面図。
【図4】図3のB−B矢視図。
【図5】本考案の他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1 オイルポンプ 10 ハウジング 20 カバー 30 シャフト 40 インナロータ 42 円環状溝 50 アウタロータ 65 負圧室 75 正圧室 100 円環状溝 110 通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口に連通する負圧室と吐出口に連通
    する正圧室を有するハウジングと、ハウジングを貫通す
    る駆動シャフトにとりつけられたインナロータと、イン
    ナロータと噛合うアウタロータと、ハウジングのカバー
    を備えたオイルポンプであって、ロータと摺接するハウ
    ジングとカバーの摺動面にロータの回転方向に形成され
    る円環状溝と、円環状溝と正圧室を連結する通路とを備
    えてなるオイルポンプ。
  2. 【請求項2】 吸込口に連通する負圧室と吐出口に連通
    する正圧室を有するハウジングと、ハウジングを貫通す
    る駆動シャフトにとりつけられたインナロータと、イン
    ナロータと噛合うアウタロータと、ハウジングのカバー
    を備えたオイルポンプであって、インナロータの両側面
    にロータの回転方向に形成される円環状溝と、インナロ
    ータの側面が摺接するハウジングとカバーの摺動面に円
    環状溝と正圧室を連結する通路とを備えてなるオイルポ
    ンプ。
JP11274491U 1991-12-27 1991-12-27 オイルポンプ Pending JPH0557383U (ja)

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JP11274491U JPH0557383U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 オイルポンプ

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JP11274491U JPH0557383U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 オイルポンプ

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JPH0557383U true JPH0557383U (ja) 1993-07-30

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ID=14594468

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012233405A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Daihatsu Motor Co Ltd 内接ギヤ式オイルポンプ
TWI406990B (zh) * 2007-09-21 2013-09-01 Yamato Sewing Machine Mfg Sewing machine of the oil pump
JP2014047751A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Sumitomo Denko Shoketsu Gokin Kk 内接歯車ポンプ

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