JPH04105975U - 水中ポンプ一体型逆止弁 - Google Patents

水中ポンプ一体型逆止弁

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JPH04105975U
JPH04105975U JP829691U JP829691U JPH04105975U JP H04105975 U JPH04105975 U JP H04105975U JP 829691 U JP829691 U JP 829691U JP 829691 U JP829691 U JP 829691U JP H04105975 U JPH04105975 U JP H04105975U
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JP
Japan
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valve
valve seat
water
discharge port
valve body
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Pending
Application number
JP829691U
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English (en)
Inventor
清作 寺田
敏幸 森本
Original Assignee
株式会社寺田ポンプ製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水中ポンプケーシング1の一部の吐出口4に
弁座体7を固定する。この弁座体7に弾性材料からなる
皿状の弁体14の中央部を固定し、逆流時に弁体14が
平坦状になって弁座体7に密着して逆流を阻止する。ま
た、揚水時には弁体14が椀状となって吐出口4を全開
にする。 【効果】 逆止弁をポンプと一体にして配管工事を簡単
にする。弁体14を弾性材料で形成して逆止弁の作用が
確実に行えるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はビル、マンションなどの高架水槽またはプールや各種ピットなどに おける残水の排水用、あるいは河川工事、地下道などの湧水や溜水などの排水に 用いる水中ポンプ一体型逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近ビル、マンションなどの高架水槽やピットなどの残水を排出したいという 要望が生まれている。
【0003】 このような残水の排水では非常に低水位の揚水が要求され、最低水位が1mmか ら0となり水溜りの水も吸水したいという希望が出ている。
【0004】 このような低水位の吸水用として水中ポンプを用いる場合、水の吸上の最後に なって、水位が0近くで揚水するとき、空気を吸うとポンプからホースに至る水 が逆流して折角吸った水が吐き出されて溜り水となる。
【0005】 このような吐き出される水を防ぐため、排水管に切替弁を取り付け、空気を吸 う以前に手動で弁を作動させて逆流を防ぐようにしたものと、市販の逆止弁を同 様に取り付けて空気を吸って水が逆流しようとしたとき、自動的に逆止弁が働い て水の逆流を防止するようにしたものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来技術のうち手動操作の切替弁を用いるものは切替弁を排出管に取付 ける工事が必要となる。手動操作のために取付位置が限定される。切替弁を手動 操作しなければならないので操作が面倒である。また、市販の逆止弁を用いるも のも、同様に逆止弁を取付けるための工事が必要となる。さらに、切替弁や逆止 弁以下の配管内の全ての水が逆流するので逆流水が多いなどの問題がある。
【0007】 この考案の課題は上記のような従来技術の問題点を解決して別の切替弁や逆止 弁を取付ける必要のない水中ポンプ一体型逆止弁を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は水中ポンプケーシング(以下ポンプ ケーシングと呼ぶ)の一部に設けた吐出口に平坦な弁座を有する弁座体を固定し 、同上弁座体の中央に設けた支持部に弾性材料からなる弁体の中央部を固定し、 同上弁体は無作動時皿状となって弁座から離れ、逆流時弁座に密着して吐出口を 閉じ、揚水時椀状となって吐出口を全開とする形状となした水中ポンプ一体型逆 止弁を提供する。
【0009】
【作用】
この考案は上記の構成であるから、ポンプの無作動時においては弁体は皿状と なり、吐出口はポンプケーシング内に通じている。
【0010】 つぎにポンプの運転を開始し、揚水が始まるとポンプケーシング内から吐出口 に向かう水流により弁体が椀状に変形し、吐出口が全開となる。
【0011】 水の吸上の最終近くになり水位が低下し、空気を吸い込んで水が逆流しようと したとき、逆流する水の圧力で弁体が平面状となり、弁座に密着して吐出口を全 閉として水の逆流を阻止する。
【0012】
【実施例】
図1ないし図3に示す実施例において、1はポンプケーシングで、下部に吸込 口2を有する下部材3と、上部に吐出口4を有する上部材5とをパッキンを介し て複数のボルト6により一体に結合したものである。
【0013】 7は吐出口4の下端に固定したリング状の弁座体で、この弁座体7はその下部 外周のフランジ9を下部材3と上部材5で挾むことにより固定する。
【0014】 上記弁座体7の中央には弁体支持部10を設ける。この支持部10は複数のア ーム11により弁座体7の中央に一体に設けたものである。また、この弁座体7 の上面は平坦な弁座12となり、上記支持部10の上面も同一平坦面とする。1 4は弁体で合成ゴムなどを用い、自由状態で図2および図3の実線のように皿状 である。この弁体14の中央に設けた孔にボルト15を挿入し、このボルト15 を前記支持部10の上面から設けたねじ孔にねじ込んで固定するがボルト15の 頭部と弁体14の間には図3のように外周に歯の付いた歯付ワッシャ16と通常 のワッシャ17を挟んで固定する。
【0015】 また、上記弁体14の中央部の孔の周囲を図3のように若干屈曲して曲り易い ようにし、かつボルト15の締め付けを加減することにより弁体14のテーパの 角度が微調整できるようにする。
【0016】 上記吐出口4には排水管24の接続具20を固定し、上部材5には下端に羽根 車21を固定した駆動軸22を設け、同駆動軸22を駆動する水中モータ23を 上部材5上に固定する。
【0017】 つぎに上記実施例の作用を説明すれば、運転停止中においては図2、図3の実 線のように弁体14は皿状となり、弁座12と弁体14の外周の間に隙間が生じ ているからケーシング1内の空気は抜け易い。
【0018】 羽根車21が駆動されて吸込口2からケーシング1内に流入した水が吐出口4 から接続具20を経て排水管24へ流れるが、その水流により弁体14が図3の 二重鎖線aのように椀状になる。
【0019】 また、吸上の最終近くになって水位が低下し、吸込口2から空気を吸込んだた め水が逆流しようとして逆圧がかかると弁体14が図3の鎖線bのように平坦と なり弁座12に密着して弁体14より上の水が吐き出されることを防止する。
【0020】
【効果】
この考案は上記のように逆止弁が水中ポンプと一体の内蔵型となっているので 別に切替弁や逆止弁を用意する必要がなく、配管工事が簡単となり、ポンプ扱い が容易となる。また、逆流水はケーシング内の水のみとなるので少量となる。
【0021】 逆止弁は皿状の弁体と平坦面の弁座で構成され、無作動時は弁体と弁座間に隙 間が生じるオープンタイプに構成されているので、ポンプの空気吸込時において 迅速に弁座に密着して逆止弁としての作用がなされる。従って、逆流時の吐出水 が少ないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施した水中ポンプの正面図
【図2】実施例の縦断正面図
【図3】同上要部の拡大縦断正面図
【符号の説明】
1 ポンプケーシング 2 吸込口 4 吐出口 7 弁座体 10 弁体支持部 12 弁座 14 弁体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中ポンプケーシングの一部に設けた吐
    出口に平坦な弁座を有する弁座体を固定し、同上弁座体
    の中央に設けた支持部に弾性材料からなる弁体の中央部
    を固定し、同上弁体は無作動時皿状となって弁座から離
    れ、逆流時弁座に密着して吐出口を閉じ、揚水時椀状と
    なって吐出口を全開とする形状となしたことを特徴とす
    る水中ポンプ一体型逆止弁。
JP829691U 1991-02-22 1991-02-22 水中ポンプ一体型逆止弁 Pending JPH04105975U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012530884A (ja) * 2009-06-24 2012-12-06 ケルン,ヨアヒム 膜弁
IT201800010567A1 (it) * 2018-11-26 2020-05-26 Walmec Spa Serbatoio di prodotto spruzzabile per alimentare un aerografo

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634992B2 (ja) * 1977-11-11 1981-08-14

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