JPH0543326Y2 - - Google Patents

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JPH0543326Y2
JPH0543326Y2 JP7147788U JP7147788U JPH0543326Y2 JP H0543326 Y2 JPH0543326 Y2 JP H0543326Y2 JP 7147788 U JP7147788 U JP 7147788U JP 7147788 U JP7147788 U JP 7147788U JP H0543326 Y2 JPH0543326 Y2 JP H0543326Y2
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valve
discharge port
spherical valve
water
axis
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、消防用ポンプ等におけるポンプの吐
出口装置に関するものである。
従来の技術 一般に消防用ポンプ等は、羽根車等を収納した
ポンプ本体、揚水する水面に浸漬される吸水管、
吸水した水を吐出するとともに吐出方向を変える
ことができる吐出口装置、及び、ポンプ本体内と
吸水管内とを真空状態にするための真空ポンプ等
により構成されている。ここで、吐出口装置に
は、水の吐出状態を遮断するための吐出遮断弁や
ポンプを一時的に停止させた場合における落水を
防止するための逆流防止弁等が設けられており、
このような吐出口装置の代表的なものとしては実
開昭60−84869号公報に記載されたものがある。
この実開昭60−84869号公報に記載された吐出
口装置について第2図に基づいて説明すると、ま
ず、ポンプ本体(図示せず)の吐出側フランジに
固定される弁座1が設けられており、この弁座1
には、吐出口2を有する球状弁本体3がステンレ
スボール4を介して回動自在に外嵌されるととも
にボール状バルブ5が回動自在に外嵌されてい
る。なお、前記ボール状バルブ5は中空状に形成
されており、このボール状バルブ5の下部には前
記弁座1に外嵌された底面開口部6が形成される
とともに前記ボール状バルブ5の側面部には前記
底面開口部6に対して90°の角度をもつて開口し
た窓口7が形成されている。
前記球状弁本体2の中央上部には上下方向の軸
心をもつてガイド孔8が形成され、このガイド孔
8には芯棒9が嵌合されている。芯棒9の上部に
は芯棒9の軸心と直交する向きに延出するととも
この芯棒9を軸心回りに回動操作する開閉ハンド
ル10が連結され、前記芯棒9の下部には前記ボ
ール状バルブ5が固定的に連結されている。つぎ
に、前記芯棒9の内部には上下方向の軸心をもつ
て中空ガイド孔11が形成され、この中空ガイド
孔11には支持棒12が上下方向摺動自在に挿入
されている。そして、前記支持棒12の下端部に
はこの支持棒12が最下部に摺動した際に前記弁
座1の上端縁に当接する逆流防止弁13が固定さ
れている。
このような構成において、ポンプが駆動されて
いない状態においては、第2図に示すように逆流
防止弁13が自重及び支持棒12の自重により支
持棒12とともに降下し、弁座1の上端縁に当接
してこれを閉塞している。
ポンプが駆動されると、揚水されて弁座1内部
に流入した水の水圧によつて逆流防止弁13が支
持棒12とともに上方に押上げられる。これによ
り、揚水されて弁座1内に流入した水がボール状
バルブ5内に流入し、さらに、窓口7を通過して
吐出口2から吐出される。
つぎに、開閉ハンドル10を第2図に示す状態
から水平面内で約90°回動させると、芯棒9とボ
ール状バルブ5とが一体的に回動する。そして、
窓口7と吐出口2との対向状態が解除され、ボー
ル状バルブ5によつてボール状バルブ5の内部か
ら吐出口2に至る流路が閉ざされ、吐出口2から
水の吐出が停止される。
なお、球状弁本体3を弁座1の回りに回動させ
ることにより吐出口2の向きが変わり、水の吐出
方向が変わる。
考案が解決しようとする問題点 ボール状バルブ5が球状弁本体3により囲まれ
ており、ボール状バルブ5の大型化を図ることが
困難である。このため、逆流防止弁13の直径や
摺動距離を大きくすることが困難であるとともに
ボール状バルブ5の空胴内に流入した水は狭い空
胴内で流れの方向を変換することとなり、流路抵
抗が大きくなり、圧力損失が増大し、ポンプ効率
等が低下している。
また、水の吐出作業を終了した後において、球
状弁本体3とボール状バルブ5との間の隙間部分
に水が残る。この残水は錆を発生する原因とな
り、冬期においては凍結することによりボール状
バルブ5等の回動を阻止したり破損の原因となつ
たりしている。そこで、この残水を水抜きするた
めに水抜きコツク14を設けることも行われてい
るが、操作が煩雑になるとともに締め忘れた場合
には水洩れ事故の原因となつている。
さらに、水の吐出方向を変更すべく球状弁本体
3を回動させると、開閉ハンドル10も一体的に
回動する。このため、吐出方向を約180°変更した
場合においては、作業者が操作位置を移動しない
と、開閉ハンドル10の操作方向が逆向きとなる
ために操作しづらくなり、また、操作の感覚が逆
になるために誤操作による人身事故を起こす虞れ
がある。
問題点を解決するための手段 流体が下方から上方に向かつて流れる管路内に
前記流体の流軸と直交する軸心回りに回動すると
ともに流体の流れを断続する球状弁を設け、この
球状弁を回動操作する操作ハンドルを前記管路の
外側部に取付け、前記球状弁の外周面に摺接する
シールリングを前記球状弁の上部出口側に位置し
て前記管路内に保持する。前記管路内を流れる流
体の流軸に対して略直角方向向きに開口する吐出
口を有するとともに前記管路の上端部を開閉する
逆流防止弁を有する吐出口体を前記管路の上部に
前記管路の軸心回りに回動自在に連結する。
作 用 球状弁を「開」状態にすると、管路内を流れる
流体が逆流防止弁を押し開け、吐出口体内で流れ
の向きを変えた後に吐出口から吐出される。吐出
口体を管路の軸心回りに回動させることにより流
体の吐出方向が変わるが、このとき、球状弁を操
作する操作ハンドルの位置は変わらないため、常
に同じ感覚で球状弁の開閉操作を行える。また、
球状弁を「閉」状態にすると、管路内における流
体の流れが遮断され、流体の吐出が停止される。
実施例 本考案の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。まず、ポンプ本体(図示せず)の吐出側フラ
ンジに固定されるとともに上下両端が開口した管
路である球状弁本体15が設けられている。前記
球状弁本体15内には入口孔16と出口孔17と
が形成された中空状の球状弁18が収容されてお
り、この球状弁18は前記球状弁本体15内を流
れる水の流軸と直交する軸心をもつた支軸19と
回動操作軸20とによつて回動自在に支持されて
いる。なお、前記支軸19と前記回動操作軸20
とは同一軸心上に配置されており、前記回動操作
軸20と前記球状弁18とは一体的に回動するよ
うに連結されている。さらに、前記球状弁本体1
5の外部に突出した前記回動操作軸20の端部に
は操作ハンドル21が連結されている。また、前
記球状弁本体15の上端部にはリング状のサポー
タ22が嵌合されており、このサポータ22によ
り弾性部材からなるシールリング23が前記球状
弁18の外周面に摺接する状態で保持されてい
る。
前記球状弁本体15の上端部には前記サポータ
22とシールリング23とを挟持する状態に管路
である中空状のバルブシート24が固定されてお
り、このバルブシート24の上部外周面に形成さ
れたネジ部25には吐出口体26が回動自在に螺
合されている。この吐出口体26には前記球状弁
本体15内や前記バルブシート24内を流れる水
の流軸に対して略直角方向向きに開口する吐出口
27が形成され、さらに、前記流軸にそつた上下
方向の軸心を有する案内穴28が形成されてい
る。前記案内穴28には弁軸29が摺動自在に挿
入され、弁軸29の下端部には前記バルブシート
24の上端部を開閉する円板状の逆流防止弁30
が固定されている。なお、前記バルブシート24
の上端縁に当接する前記逆流防止弁30の下面に
は弾性部材からなるガスケツト31が固定されて
いる。また、前記吐出口体26の外周部にはスト
ツパ32が固定されており、このストツパ32が
当接する突起部33が前記バルブシート24の外
周部に固定されている。
このような構成において、第1図は球状弁18
を「開」の位置に操作した状態を示すものであ
り、入口孔16が下方に位置し、出口孔17が上
方に位置している。ポンプの駆動により吸い上げ
られた水は、入口孔16から球状弁18の内部に
入り、出口孔17から流出してバルブシート24
の内部に入り、さらに、逆流防止弁30を自らの
水圧により押し上げて吐出口体26の内部に流入
する。そして、吐出口体26の内部に流入した水
は流れの向きを略直角に変え、吐出口27から吐
出される。ここで、吐出口体26は球状弁本体1
5等の寸法の制約を受けることなく大きく形成す
ることができ、従つて、逆流防止弁30の直径や
摺動距離を大きく設定することができるとともに
水の流れの向きを変える吐出口体26の容積も大
きく設定することができる。このため、流路抵抗
が小さくなり、圧力損失が減少し、ポンプ効率が
向上する。
水の吐出方向を変える場合は、吐出口体26を
ネジ部25への螺合部分において回動させる。す
ると、このときの回動角に応じて吐出口27の向
きが変わり、水の吐出方向の変更を容易に行え
る。なお、ストツパ32と突起部33との当接に
より吐出口体26の最大回動角度が規制されてお
り、吐出口体26の操作ハンドル21への干渉が
防止される。また、吐出口体26を回動させて水
の吐出方向を変えた後においても、球状弁本体1
5や操作ハンドル21の向きには何等の変化がな
く、作業者は常に同じ感覚で操作ハンドル21の
操作を行える。このため、水の吐出方向を変えた
ために操作ハンドル21の操作性が悪くなるとい
うことが防止され、また、咄嗟の場合における操
作ハンドル21の誤操作による人身事故等の発生
が防止される。
つぎに、ポンプを運転しながら水の吐出を停止
させる場合には、操作ハンドル21を第1図に示
す状態から回動操作軸21の軸心回りに約90°回
動させる。すると、球状弁18の球状外周面とシ
ールリング23とによつてバルブシート24の下
端開口部が閉塞され、バルブシート24内への水
の流入が阻止されるために吐出口27からの水の
吐出が停止される。
また、球状弁18を「開」の状態のままポンプ
の運転を停止させた場合には、逆流防止弁30の
下面に作用する水圧がなくなるために逆流防止弁
30は自重により下降してバルブシート24の上
端部を閉塞する。このため、バルブシート24内
への空気の流入が阻止され、ポンプ内の水は水源
に落水することが防止され、ポンプの運転を再開
すれば呼び水をすることなく直ちに水の吐出が再
開される。
つぎに、シールリング23が球状弁18の上部
に取付けられており、球状弁18の下部外周面と
球状弁本体15の内周面との間は開放されてい
る。このため、球状弁18と球状弁本体15との
間に水が残るということがなく、残水による錆の
発生や残水の凍結による故障の発生が防止される
とともに残水を水抜きする機構が不要となる。
なお、本実施例においては、上下方向に摺動式
の逆流防止弁30を用いたものについて説明した
が、逆流防止弁の方式は揺動式や他の方式でもよ
い。
また、本実施例においては、吐出口体26の回
動及び抜止めをネジ部25への螺合により行つて
いるが、ボールを用いた方式であつてもよい。
考案の効果 本考案は、上述のように球状弁を設けた管路の
上部に吐出口体を連結したことにより、吐出口体
を他の部材による寸法の制約を受けることなく大
きく形成することができ、このため、吐出口体の
内部に設けた逆流防止弁の直径等を大きく設定す
ることができるとともに吐出口体内に流入した流
体が向きを変える部分の容積を大きく設定するこ
とができ、従つて、流路抵抗を小さくするととも
に圧力損失を減少させてポンプ効率の向上を図る
ことができ、また、吐出口体を管路の上部に回動
自在に連結するとともに球状弁を回動操作する操
作ハンドルを管路の外側部に取付けたことによ
り、吐出口体を回動させて流体の吐出方向を変え
た場合においても操作ハンドルの位置や向きが変
動せず、流体の吐出方向を変えたために操作ハン
ドルの操作性が悪くなつたり誤操作するというこ
とを防止することができ、さらに、シールリング
が球状弁の上部に保持されているため、球状弁と
管路との間に水が残るということがなく、残水に
よる錆の発生や残水の凍結による故障の発生を防
止することができるとともに残水を水抜きする機
構が不要となる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断正面図、
第2図は従来例を示す縦断正面図である。 15……管路、18……球状弁、21……操作
ハンドル、23……シールリング、24……管
路、26……吐出口体、27……吐出口、30…
…逆流防止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体が下方から上方に向かつて流れる管路内に
    前記流体の流軸と直交する軸心回りに回動すると
    ともに前記流体の流れを断続する球状弁を設け、
    前記球状弁を回動操作する操作ハンドルを前記管
    路の外側部に取付けるとともに前記球状弁の外周
    面に摺接するシールリングを前記球状弁の上部出
    口側に位置して前記管路内に保持し、前記管路内
    を流れる流体の流軸に対して略直角方向向きに開
    口する吐出口を有するとともに前記管路の上端部
    を開閉する逆流防止弁を有する吐出口体を前記管
    路の上部に前記管路の軸心回りに回動自在に連結
    したことを特徴とするポンプの吐出口装置。
JP7147788U 1988-05-30 1988-05-30 Expired - Lifetime JPH0543326Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7147788U JPH0543326Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30

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JP7147788U JPH0543326Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30

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Publication Number Publication Date
JPH01174681U JPH01174681U (ja) 1989-12-12
JPH0543326Y2 true JPH0543326Y2 (ja) 1993-11-01

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