JP7426281B2 - ポンプ設備およびポンプ設備の運転方法 - Google Patents

ポンプ設備およびポンプ設備の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、ポンプ設備およびポンプ設備の運転方法に関する。
従来、この種のポンプ設備としては、例えば図18に示すように、吸込水槽201内の水202を揚水する立軸ポンプ203と、立軸ポンプ203により揚水された水202を吐出水槽へ吐出する吐出管204と、吐出管204を開閉する吐出弁205とを備えるものがある。
立軸ポンプ203は、吸込水槽201のポンプ据付床206を上下方向に貫通する揚水管207と、揚水管207と吐出管204を繋ぐベンド部208とを有している。ポンプ据付床206には上下に貫通する据付用開口部209が形成されており、揚水管207は据付用開口部209に挿通されている。
ベンド部208には、吸込水槽201に開口する戻り管210が接続されている。戻り管210は、ベンド部208に接続された左右一対のT字状管211と、開閉弁212を介して両T字状管211に接続された左右一対の縦配管213と、両縦配管213の下端に設けられた環状配管214とを有している。縦配管213は据付用開口部209に挿通されており、環状配管214は揚水管207の外側を取り囲むように配置されている。
環状配管214には複数のノズル216が形成され、T字状管211の先端には覗き窓217が設けられている。
これによると、例えば降雨等によって吸込水槽201内の水位が所定水位よりも上昇した場合、以下のような排水運転を行って、吸込水槽201内の水202を吐出水槽へ吐出する。
すなわち、排水運転時において、開閉弁212を閉じ、吐出弁205を開いた状態で、立軸ポンプ203を起動する。これにより、羽根車218が回転し、吸込水槽201内の水202が、吸込口219から吸い込まれ、揚水管207とベンド部208とを通って、吐出管204から吐出水槽へ吐出される。
また、排水運転が長期間にわたって実行されない場合等では、吸込水槽201内の水202を排水するためではなく、立軸ポンプ203の性能維持等の目的で、以下のような管理運転を行う。
すなわち、管理運転では、開閉弁212を開き、吐出弁205を閉じた状態で、立軸ポンプ203を起動する。これにより、羽根車218が回転し、吸込水槽201内の水202が、吸込口219から吸い込まれ、揚水管207を通って、ベンド部208から戻り管210に流れ込み、環状配管214のノズル216から排出されて吸込水槽201内に戻される。
尚、上記のようなポンプ設備は例えば下記特許文献1に記載されている。
特許第5063744号
しかしながら上記の従来形式では、排水運転時において、戻り管210の開閉弁212を閉じ、管理運転時において開閉弁212を開くのであるが、開閉弁212が開いているのか或いは閉じているのかが一目で判別し難く、このため、開閉弁212の開閉切換に誤操作が生じる虞があり、排水運転と管理運転との切り換えを間違って行う虞がある。
本発明は、排水運転と管理運転との切り換えを正しく行うことができるポンプ設備およびポンプ設備の運転方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、吸込水槽内の液体を揚水するポンプと、ポンプにより揚水された液体を吐出水槽へ吐出する吐出管と、吐出管を開閉する吐出弁とを備えるポンプ設備であって、
ポンプは、吸込水槽のポンプ据付床を貫通する揚水管と、揚水管と吐出管を繋ぐベンド部とを有し、
ベンド部に、ベンド部から分岐して吸込水槽に開口する戻り管路が備えられ、
戻り管路は、ベンド部に固定された接続部と、可動管と、点検窓とを有し、
接続部はベンド部の内外に開口する戻り孔部を有し、
可動管は、接続部に接続離間自在であり、
可動管を接続部に接続した状態で、戻り管路がベンド部の内部に連通し、
点検窓は、可動管を接続部から離間させた状態で、接続部に接続離間自在であり、
点検窓を接続部に接続した状態で、戻り孔部が点検窓で閉じられ、
接続部に対する可動管と点検窓との接続を交互に選択的に行うことが可能であるものである。
これによると、排水運転を行う際は、可動管を接続部から離間させた状態で、点検窓を接続部に接続して、点検窓で戻り孔部を閉じる。そして、吐出弁を開いた状態で、ポンプを起動する。これにより、吸込水槽内の液体が、ポンプ内に吸い込まれ、揚水管とベンド部を通って、吐出管から吐出水槽へ吐出される。
この際、戻り孔部は点検窓で閉じられているため、ベンド部内の液体が戻り孔部からポンプの外側に漏出することはない。
また、管理運転を行う際は、点検窓を接続部から離間させた状態で、可動管を接続部に接続し、吐出弁を閉じて、ポンプを起動する。これにより、戻り管路が戻り孔部を介してベンド部の内部に連通し、吸込水槽内の液体が、ポンプ内に吸い込まれ、揚水管を通って、ベンド部から戻り管路に流れ込み、戻り管路から排出されて吸込水槽内に戻される。
上記のように、排水運転を行っている時は、可動管が接続部から離間しているとともに点検窓が接続部に接続され、管理運転を行っている時は、点検窓が接続部から離間しているとともに可動管が接続部に接続されている。これにより、排水運転を行っている場合と管理運転を行っている場合とを一目で判別することができ、排水運転と管理運転との切り換えを正しく行うことができる。
本第2発明におけるポンプ設備は、可動管は第1軸周りに回動自在に接続部に設けられ、
点検窓は第2軸周りに回動自在に接続部に設けられているものである。
これによると、可動管を第1軸周りに回動することにより、可動管を接続部に接続離間することができる。また、点検窓を第2軸周りに回動することにより、点検窓を接続部に接続離間することができる。
本第3発明におけるポンプ設備は、戻り管路は吸込水槽に開口し且つ可動管の下流側に固定された固定管を有し、
可動管は接続部と固定管とに接続離間自在であり、
可動管が接続部と固定管から離間した状態で、固定管を閉じる止水蓋が着脱自在に固定管に設けられるものである。
これによると、排水運転を行う際は、可動管を接続部と固定管とから離間させた状態で、点検窓を接続部に接続し、点検窓で戻り孔部を閉じる。
また、管理運転を行う際は、点検窓を接続部から離間させた状態で、可動管を接続部と固定管とに接続し、吐出弁を閉じた状態で、ポンプを起動する。これにより、戻り管路が戻り孔部を介してベンド部の内部に連通し、吸込水槽内の液体が、ポンプ内に吸い込まれ、揚水管を通って、ベンド部から戻り管路に流れ込み、戻り管路から排出されて吸込水槽内に戻される。
本第4発明におけるポンプ設備は、点検窓は、窓枠と、窓枠に開閉自在に設けられた窓本体とを有するものである。
これによると、点検窓を接続部に接続した状態で、ポンプの運転を停止し、点検窓の窓本体を開くことにより、内視鏡等の点検装置を、外部から点検窓を通じてポンプ内に挿入することができる。これにより、ポンプ内の点検を容易に行うことができる。
本第5発明におけるポンプ設備は、接続部は、先端に、外周から径方向外向きに張り出した環状の第1鍔部を有し、
可動管は、上流側端部に、外周から径方向外向きに張り出した環状の第2鍔部を有し、
点検窓は外周から径方向外向きに張り出した環状の第3鍔部を有し、
第1鍔部と第2鍔部とが接合された状態で、両方の鍔部の外周に締め付けバンドが外嵌めされることにより、可動管が接続部に接続され、
第1鍔部と第3鍔部とが接合された状態で、両方の鍔部の外周に締め付けバンドが外嵌めされることにより、点検窓が接続部に接続されるものである。
これによると、接続部に対する可動管の接続離間作業と接続部に対する点検窓の接続離間作業とを容易に行うことができる。
本第6発明は、上記第1発明から第5発明のずれか1項に記載のポンプ設備の運転方法であって、
排水運転時において、戻り管路の可動管を接続部から離間させた状態で、点検窓を接続部に接続し、
管理運転時において、点検窓を接続部から離間させた状態で、可動管を接続部に接続するものである。
以上のように本発明によると、排水運転を行っている時は、可動管が接続部から離間しているとともに点検窓が接続部に接続され、管理運転を行っている時は、点検窓が接続部から離間しているとともに可動管が接続部に接続されている。これにより、排水運転を行っている場合と管理運転を行っている場合とを一目で判別することができ、排水運転と管理運転との切り換えを正しく行うことができる。
本発明の第1の実施の形態におけるポンプ設備の図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプのベンド部の平面図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の斜視図であり、管理運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の平面図であり、管理運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の断面図であり、管理運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の斜視図であり、排水運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の平面図であり、排水運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路に使用されているフェルール継手の分解斜視図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路に使用されているフェルール継手の断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるポンプ設備の図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の正面図であり、管理運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の一部切欠き正面図であり、管理運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の平面図であり、管理運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の正面図であり、排水運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の一部切欠き正面図であり、排水運転時の様子を示す。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の平面図であり、排水運転時の様子を示す。 本発明の第3の実施の形態におけるポンプ設備の立軸ポンプの戻り管路の側面図である。 従来のポンプ設備の図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1はポンプ設備であり、このポンプ設備1は、吸込水槽2と、吸込水槽2内の水3(液体の一例)を揚水する立軸ポンプ4と、立軸ポンプ4により揚水された水3を吐出水槽(図示省略)へ吐出する吐出管5と、吐出管5を開閉する吐出弁6と、ポンプ据付床7とを備えている。
立軸ポンプ4は、ケーシング11と、ケーシング11内に挿通された回転軸12と、回転軸12の先端に設けられた羽根車13と、回転軸12を回転させるエンジン等を備えた駆動装置14とを有している。ケーシング11は、揚水管16と、揚水管16の下端に設けられたベルマウス17と、揚水管16と吐出管5を繋ぐベンド部18とを有している。
ポンプ据付床7には上下に貫通する円形の据付用開口部20が形成されている。揚水管16は、据付用開口部20に挿通されて、ポンプ据付床7を貫通している。
図1,図2に示すように、ベンド部18は、90°エルボであり、下部入口側に据付用フランジ22を有している。据付用フランジ22には円環状のポンプベース23が取り付けられ、ポンプベース23がポンプ据付床7に設置されている。これにより、ケーシング11がポンプベース23を介してポンプ据付床7に据付けられる。
ベンド部18の両側部には、ベンド部18から分岐して吸込水槽2に開口する一対の戻り管路25が備えられている。図3~図5に示すように、戻り管路25は、ベンド部18に固定された接続筒部26(接続部の一例)と、可動管27と、固定管28と、点検窓30とを有している。
接続筒部26はベンド部18の内外に開口する戻り孔部32を有している。
可動管27は、90°曲り管であり、ポンプ据付床7よりも上方において、接続筒部26の一側方に配設された第1ヒンジ33を介して接続筒部26に設けられ、第1ヒンジ33の上下方向の第1ヒンジ軸33a(第1軸の一例)の周りに回動して接続筒部26の先端部と固定管28の上端部とに接続離間自在である。
固定管28は、上部が円形で且つ下部が長方形の異形管であり、可動管27の下流側において、下端部がポンプベース23に連結されて固定されている。尚、固定管28の下端開口部34は、ポンプベース23に形成された排出孔35を介して、吸込水槽2内に開口している。
図1~図5に示すように、可動管27を接続筒部26の先端部と固定管28の上端部とに接続した状態で、戻り管路25がベンド部18の内部に連通する。
点検窓30は、ポンプ据付床7よりも上方において、接続筒部26の他側方に配設された第2ヒンジ37を介して接続筒部26に設けられ、第2ヒンジ37の上下方向の第2ヒンジ軸37a(第2軸の一例)の周りに回動して接続筒部26の先端部に接続離間自在である。
尚、点検窓30は、円環状の窓枠39と、窓枠39に開閉自在に設けられた窓本体40とを有している。窓本体40には無色透明な窓が備えられている。
図6,図7に示すように、可動管27を接続筒部26の先端部と固定管28の上端部とから離間した状態で、点検窓30を接続筒部26の先端部に接続することで、接続筒部26の戻り孔部32が点検窓30で閉じられる。また、固定管28の上端開口部を閉じる止水蓋41が着脱自在に固定管28に設けられる。
図5,図8,図9に示すように、接続筒部26は、先端に、外周から径方向外向きに張り出した環状の第1鍔部43を有している。可動管27は、上流側および下流側端部にそれぞれ、外周から径方向外向きに張り出した環状の第2および第4鍔部44,46を有している。図3,図4に示すように、点検窓30は窓枠39の外周から径方向外向きに張り出した環状の第3鍔部45を有している。図7に示すように、固定管28は、上流側端部に、外周から径方向外向きに張り出した環状の第5鍔部47を有している。
図3~図5に示すように、第1鍔部43と第2鍔部44とがOリングを介して接合された状態で、第1および第2鍔部43,44の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、可動管27が接続筒部26に接続される。尚、締め付けバンド49は、図8に示すように、一箇所が分断されたバンド本体50と、バンド本体50を周方向において締めたり緩めたりするレバー51とを有している。
また、第4鍔部46と第5鍔部47とがOリングを介して接合された状態で、第4および第5鍔部46,47の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、可動管27が固定管28に接続される。同様に、図6,図7,図9に示すように、第1鍔部43と第3鍔部45とがOリングを介して接合された状態で、第1および第3鍔部43,45の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、点検窓30が接続筒部26に接続される。
尚、上記のように第1~第5鍔部43~47と締め付けバンド49とで構成される継手はフェルール継手と呼ばれている。
以下、上記構成における作用を説明する。
排水運転を行う際、図6,図7に示すように、可動管27を第1ヒンジ軸33aの周りに一方向へ回動して接続筒部26と固定管28とから離間させた状態で、点検窓30を第2ヒンジ軸37aの周りに一方向へ回動して接続筒部26に接続し、点検窓30で接続筒部26の戻り孔部32を閉じる。そして、吐出弁6を開いた状態で、立軸ポンプ4を起動する。これにより、羽根車13が回転し、吸込水槽2内の水3が、ベルマウス17から立軸ポンプ4内に吸い込まれ、揚水管16とベンド部18を通って、吐出管5から吐出水槽へ吐出される。
この際、接続筒部26の戻り孔部32は点検窓30で閉じられているため、ベンド部18内の水3が戻り孔部32からベンド部18の外側に漏出することはない。また、排水運転中は、止水蓋41で固定管28の上端開口部を閉じておく。この際、止水蓋41と固定管28の上端開口部とはフェルール継手によって着脱自在に接続されている。
また、管理運転を行う際、図3,図4に示すように、点検窓30を第2ヒンジ軸37aの周りに他方向へ回動して接続筒部26から離間させた状態で、可動管27を第1ヒンジ軸33aの周りに他方向へ回動して接続筒部26と固定管28とに接続し、吐出弁6を閉じて、立軸ポンプ4を起動する。これにより、図5に示すように、戻り管路25が戻り孔部32を介してベンド部18の内部に連通し、羽根車13が回転し、吸込水槽2内の水3が、ベルマウス17から立軸ポンプ4内に吸い込まれ、揚水管16を通って、ベンド部18から戻り管路25の接続筒部26内と可動管27内と固定管28内とを流れ、固定管28の下端から排出されて吸込水槽2内に戻される。
尚、排水運転時および管理運転時以外の待機時においては、吐出弁6を閉じて、図6,図7に示すように、点検窓30を接続筒部26に接続した状態で、立軸ポンプ4を停止させておく。
上記のように、排水運転を行っている時は、可動管27が接続筒部26と固定管28とから離間しているとともに点検窓30が接続筒部26に接続され(図6,図7参照)、管理運転を行っている時は、点検窓30が接続筒部26から離間しているとともに可動管27が接続筒部26と固定管28に接続されている(図3,図4参照)。これにより、ポンプ据付床7上から、排水運転を行っている場合と管理運転を行っている場合とを一目で判別することができ、排水運転と管理運転との切り換えを正しく行うことができる。
また、点検窓30を接続筒部26に接続した状態で、立軸ポンプ4の運転を停止し、点検窓30の窓本体40を開き、内視鏡等の点検装置を、外部から点検窓30を通じて立軸ポンプ4のケーシング11内に挿入することができる。これにより、立軸ポンプ4内の点検を容易に行うことができる。
また、図3,図4に示すように、互いに接合した第1および第2鍔部43,44の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、容易に可動管27を接続筒部26に接続することができる。また、締め付けバンド49を緩めて第1および第2鍔部43,44から取り外すことにより、図6,図7に示すように、容易に可動管27を接続筒部26から離間することができる。
同様に、互いに接合した第4および第5鍔部46,47の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、容易に可動管27を固定管28に接続することができる。また、締め付けバンド49を緩めて第4および第5鍔部46,47から取り外すことにより、容易に可動管27を固定管28から離間することができる。
また、図6,図7に示すように、互いに接合した第1および第3鍔部43,45の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、容易に点検窓30を接続筒部26に接続することができる。また、締め付けバンド49を緩めて第1および第3鍔部43,45から取り外すことにより、図3,図4に示すように、容易に点検窓30を接続筒部26から離間することができる。
上記第1の実施の形態では、図4に示すように、接続筒部26の両側方に第1ヒンジ33および第2ヒンジ37が設けられているが、接続筒部26の上方と下方に第1ヒンジ33および第2ヒンジ37が設けられてもよく、或いは、可動管27と点検窓30が互いに干渉しなければ、接続筒部26の上方に第1ヒンジ33を設け、接続筒部26の一側方に第2ヒンジ37を設ける等、接続筒部26を挟んで対向しない位置に第1ヒンジ33と第2ヒンジ37を設けてもよい。
上記第1の実施の形態では、固定管28は、上部が円形で且つ下部が長方形の異形管であるが、下部が正方形、長円形或いは円形等の他の形状であってもよい。
上記第1の実施の形態では、点検窓30は無色透明で開閉自在な窓本体40を有しているが、窓本体40は、透明である必要は無く、鉄板等で構成された開閉自在な単なる蓋体であってもよい。さらには、点検窓30が、窓枠39と窓本体40とに分けられておらず、無色透明な窓本体又は鉄板等からなる単なる蓋体のみで構成されたものでもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図10に示すように、ベンド部18の両側部には、ベンド部18から分岐して吸込水槽2に開口する一対の戻り管路100が備えられている。図11~図13に示すように、戻り管路100は第1~第3分割管101,102,103を有している。このうち、第1分割管101はベンド部18に設けられた短管である。また、第2分割管102は、90°曲り管であり、第1分割管101と第3分割管103との間に接続される。また、第3分割管103は、上部が円形で且つ下部が長方形の異形管であり、ポンプベース23に連結されて固定されている。尚、第3分割管103の下端開口部34(図5参照)は、ポンプベース23に形成された排出孔35(図5参照)を介して、吸込水槽2内に開口している。
尚、第1分割管101と第2分割管102との接続および第2分割管102と第3分割管103との接続は、上記第1の実施の形態と同様に、フェルール継手によって行われる。すなわち、第1分割管101は先端に第1鍔部43を有し、第2分割管102は上流側および下流側端部にそれぞれ第2および第3鍔部44,45を有し、第3分割管103は上流側端部に第4鍔部46を有している。
戻り管路100には、戻り管路100を開閉する回転切換式の開閉装置105が備えられている。開閉装置105は、止水板106と、通水板107と、止水板106および通水板107を連結する連結部材108と、連結部材108を回転させる回転駆動装置109とを有している。
図11~図13に示すように止水板106は円板であり、図14~図16に示すように通水板107は中央に通水孔110を有する円板である。止水板106の外周と通水板107の外周とは、戻り管路100の第1分割管101の管軸心111に直交する面内において隣接し、連結部材108で連結されている。
連結部材108は戻り管路100の第1分割管101の管軸心111と同方向の回転軸心112の周りに回転自在であり、止水板106と通水板107とは連結部材108を中心にして180°反対側に位置する。
連結部材108を回転することにより、止水板106と通水板107とは、連結部材108と一体に回転軸心112の周りに回転し、第1分割管101の先端部と第2分割管102の上流側端部との間に交互に選択的に挿脱自在である。
図13,図16に示すように、第1分割管101の先端部と第2分割管102の上流側端部との間に止水板106又は通水板107が挿入された状態で、第1および第2鍔部43,44の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、第1分割管101と第2分割管102とが止水板106又は通水板107を介して接続される。尚、締め付けバンド49が連結部材108に干渉しないように、締め付けバンド49には切欠部が形成されており、切欠部の位置を連結部材108の位置に合わせて、締め付けバンド49を装着する。
図14~図16に示すように、止水板106を第1分割管101と第2分割管102との間に差し入れて両方の分割管101,102を接続した場合、両方の分割管101,102の間が止水板106で閉止される。また、図11~図13に示すように、通水板107を第1分割管101と第2分割管102との間に差し入れて両方の分割管101,102を接続した場合、両方の分割管101,102の間が通水板107の通水孔110を介して連通する。
また、第3および第4鍔部45,46の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、第2分割管102と第3分割管103とが接続される。
以下、上記構成における作用を説明する。
排水運転を行う際、連結部材108と共に止水板106と通水板107とを回転し、図14~図16に示すように、止水板106を第1分割管101と第2分割管102との間に差し入れ、この状態で、第1および第2鍔部43,44の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付ける。これにより、第1分割管101と第2分割管102とが止水板106を介して接続され、戻り管路100が止水板106で閉止される。
そして、吐出弁6を開いた状態で、立軸ポンプ4を起動する。これにより、羽根車13が回転し、吸込水槽2内の水3が、ベルマウス17から立軸ポンプ4内に吸い込まれ、揚水管16とベンド部18を通って、吐出管5から吐出水槽へ吐出される。
この際、戻り管路100は止水板106で閉止されているため、ベンド部18内の水3が戻り管路100を通って吸込水槽2内に排出されることはない。
また、管理運転を行う際、連結部材108と共に止水板106と通水板107とを回転し、図10~図13に示すように、通水板107を第1分割管101と第2分割管102との間に差し入れ、この状態で、第1および第2鍔部43,44の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付ける。これにより、第1分割管101と第2分割管102とが通水板107を介して接続され、両方の分割管101,102の間が通水板107の通水孔110を介して連通する。
この状態で、吐出弁6を閉じ、立軸ポンプ4を起動する。これにより、羽根車13が回転し、吸込水槽2内の水3が、ベルマウス17から立軸ポンプ4内に吸い込まれ、揚水管16を通って、ベンド部18から戻り管路100の第1~第3分割管101,102,103内を流れ、第3分割管103の下端から排出されて吸込水槽2内に戻される。
尚、排水運転時および管理運転時以外の待機時においては、吐出弁6を閉じて、図14~図16に示すように、戻り管路100を止水板106で閉止した状態で、立軸ポンプ4を停止させておく。
上記のように、排水運転を行っている時は、図14~図16に示すように、止水板106が第1および第2分割管101,102の間に挿入され、通水板107は、両方の分割管101,102の間に挿入されておらず、戻り管路100の外部に露出している。また、管理運転を行っている時は、図11~図13に示すように、通水板107が第1および第2分割管101,102の間に挿入され、止水板106は、両方の分割管101,102の間に挿入されておらず、戻り管路100の外部に露出している。
これにより、ポンプ据付床7上から、排水運転を行っている場合と管理運転を行っている場合とを一目で判別することができ、排水運転と管理運転との切り換えを正しく行うことができる。
また、図13,図16に示すように、第1分割管101と第2分割管102との間に止水板106又は通水板107を挟んだ状態で、第1および第2鍔部43,44の外周に締め付けバンド49を外嵌めして締め付けることにより、第1分割管101と第2分割管102とを容易に接続することができる。また、締め付けバンド49を緩めて第1および第2鍔部43,44から取り外すことにより、第1分割管101と第2分割管102との接続を容易に解除することができる。
上記第2の実施の形態では、戻り管路100を3本の分割管101~103に分割しているが、3本以外の複数本の分割管に分割してもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、図17に示すように、第2分割管102に点検窓30が設けられている。また、開閉装置105は点検窓30よりも戻り管路100の下流側に位置している。
開閉装置105の連結部材108を回転することにより、止水板106と通水板107とは、第2分割管102の下流側端部と第3分割管103の上流側端部との間に交互に選択的に挿脱自在である。
尚、止水板106の外周と通水板107の外周とは、戻り管路100の第3分割管103の管軸心114に直交する面内において隣接し、連結部材108で連結されている。連結部材108は第3分割管103の管軸心114と同方向の回転軸心115の周りに回転自在である。
これによると、上記第2の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。また、点検窓30を通して、立軸ポンプ4内の点検を行うことができる。
上記第2および第3の実施の形態では、第3分割管103は、上部が円形で且つ下部が長方形の異形管であるが、下部が正方形、長円形或いは円形等の他の形状であってもよい。
上記各実施の形態では、戻り管路25,100の下流端(すなわち、第1の実施の形態では固定管28の下流端、第2および第3の実施の形態では第3分割管103の下流端)は、吸込水槽2の上部で開口しているが、上記下流端が吸込水槽2のさらに下方にまで延長してもよい。
1 ポンプ設備
2 吸込水槽
3 水(液体)
4 立軸ポンプ
5 吐出管
6 吐出弁
7 ポンプ据付床
16 揚水管
18 ベンド部
25 戻り管路
26 接続筒部(接続部)
27 可動管
28 固定管
30 点検窓
32 戻り孔部
33a 第1ヒンジ軸(第1軸)
37a 第2ヒンジ軸(第2軸)
39 窓枠
40 窓本体
41 止水蓋
43 第1鍔部
44 第2鍔部
45 第3鍔部
49 締め付けバンド
100 戻り管路
101~103 第1~第3分割管
105 開閉装置
106 止水板
107 通水板
108 連結部材
110 通水孔
111,114 管軸心
112,115 回転軸心

Claims (6)

  1. 吸込水槽内の液体を揚水するポンプと、ポンプにより揚水された液体を吐出水槽へ吐出する吐出管と、吐出管を開閉する吐出弁とを備えるポンプ設備であって、
    ポンプは、吸込水槽のポンプ据付床を貫通する揚水管と、揚水管と吐出管を繋ぐベンド部とを有し、
    ベンド部に、ベンド部から分岐して吸込水槽に開口する戻り管路が備えられ、
    戻り管路は、ベンド部に固定された接続部と、可動管と、点検窓とを有し、
    接続部はベンド部の内外に開口する戻り孔部を有し、
    可動管は接続部に接続離間自在であり、
    可動管を接続部に接続した状態で、戻り管路がベンド部の内部に連通し、
    点検窓は、可動管を接続部から離間させた状態で、接続部に接続離間自在であり、
    点検窓を接続部に接続した状態で、戻り孔部が点検窓で閉じられ、
    接続部に対する可動管と点検窓との接続を交互に選択的に行うことが可能であることを特徴とするポンプ設備。
  2. 可動管は第1軸周りに回動自在に接続部に設けられ、
    点検窓は第2軸周りに回動自在に接続部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のポンプ設備。
  3. 戻り管路は吸込水槽に開口し且つ可動管の下流側に固定された固定管を有し、
    可動管は接続部と固定管とに接続離間自在であり、
    可動管が接続部と固定管から離間した状態で、固定管を閉じる止水蓋が着脱自在に固定管に設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポンプ設備。
  4. 点検窓は、窓枠と、窓枠に開閉自在に設けられた窓本体とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のポンプ設備。
  5. 接続部は、先端に、外周から径方向外向きに張り出した環状の第1鍔部を有し、
    可動管は、上流側端部に、外周から径方向外向きに張り出した環状の第2鍔部を有し、
    点検窓は外周から径方向外向きに張り出した環状の第3鍔部を有し、
    第1鍔部と第2鍔部とが接合された状態で、両方の鍔部の外周に締め付けバンドが外嵌めされることにより、可動管が接続部に接続され、
    第1鍔部と第3鍔部とが接合された状態で、両方の鍔部の外周に締め付けバンドが外嵌めされることにより、点検窓が接続部に接続されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のポンプ設備。
  6. 上記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のポンプ設備の運転方法であって、
    排水運転時において、戻り管路の可動管を接続部から離間させた状態で、点検窓を接続部に接続し、
    管理運転時において、点検窓を接続部から離間させた状態で、可動管を接続部に接続することを特徴とするポンプ設備の運転方法。
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