JP2020060101A - ポンプ設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプのベンド部に接続された戻り管を利用して、ポンプの管理運転と内部点検ができるポンプ設備を提供する。【解決手段】ポンプのベンド部18は、戻り孔部26と、ベンド部18から分岐して吸込水槽に開口する戻り管27とを備え、戻り管27は戻り弁42と可動管路部30とを有し、可動管路部30は、ポンプ据付床よりも上方において、軸周りに回動することによりベンド部18に装着離間自在であり、可動管路部30を回動してベンド部18に装着した状態で、戻り管27が戻り孔部26を介してベンド部18の内部に連通し、可動管路部30を回動してベンド部18から離間した状態で、戻り孔部26が外部に露出する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば立軸ポンプを備えたポンプ設備に関する。
従来、この種のポンプ設備としては、例えば図13に示すように、吸込水槽101内の液体102を揚水するポンプ103と、ポンプ103により揚水された液体102を吐出水槽へ吐出する吐出管104と、吐出管104を開閉する吐出弁105とを備えるものがある。
ポンプ103は、吸込水槽101のポンプ据付床106を上下方向に貫通する揚水管107と、揚水管107と吐出管104を繋ぐベンド部108とを有している。ポンプ据付床106には上下に貫通する据付用開口部109が形成されており、揚水管107は据付用開口部109に挿通されている。
さらには、吐出管104に、吸込水槽101に開口する戻り管110が接続されているポンプ設備100も考えられている。尚、戻り管110は、吐出管104から分岐し、ポンプ103の揚水管107と据付用開口部109の内周との間を通って、吸込水槽101に開口している。戻り管110には切替弁111が設けられている。
また、ポンプ103のベンド部108には、揚水管107の内部を点検するための開閉可能な点検口112が設けられている。
これによると、ポンプ設備100においては、緊急に排水が必要となった際にポンプ103を確実に運転できることを確認するため、定期的に管理運転が行われている。管理運転を行う場合、吐出弁105を閉じ、切替弁111を開いた状態で、ポンプ103を駆動させることにより、吸込水槽101内の液体102が、ポンプ103の吸込口115から揚水管107内を通ってベンド部108内を流れ、吐出管104から戻り管110を通り、戻り管110の下端開口部110aから吸込水槽101内に排出される。これにより、ポンプ103およびポンプ設備100全体の運転状況を確認し、不具合等を発見することができる。
また、ポンプ103の運転を停止した状態で、点検口112を開き、外部から点検口112を通して揚水管107の内部を点検することができる。尚、上記のようなポンプ設備100は例えば下記特許文献1に記載されている。
特許第5431558号
しかしながら上記の従来形式では、戻り管110は、吐出管104から分岐し、揚水管107と据付用開口部109の内周との間を通って、吸込水槽101に開口している。このため、戻り管110の全長が長くなった。戻り管110の全長を短くするには、戻り管110を、吐出管104ではなく、ポンプ103のベンド部108に接続することが考えられる。しかしながら、通常、ベンド部108には点検口112が設けられているため、点検口112とは別の箇所で、戻り管110をベンド部108に接続しなければならないといった設計上の制約が生じた。また、ベンド部108に既に点検口112が設けられている場合、戻り管110をベンド部108に接続するためのスペースを十分に確保することができない虞があった。
本発明は、ポンプのベンド部に接続された戻り管を利用して、ポンプの管理運転と内部点検ができるポンプ設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、吸込水槽内の液体を揚水するポンプと、ポンプにより揚水された液体を吐出水槽へ吐出する吐出管と、吐出管を開閉する吐出弁とを備えるポンプ設備であって、
ポンプは、吸込水槽のポンプ据付床を貫通する揚水管と、揚水管と吐出管を繋ぐベンド部とを有し、
ベンド部は、内外に開口する戻り孔部と、ベンド部から分岐して吸込水槽に開口する戻り管とを備え、
戻り管は、戻り管を開閉する戻り弁と、可動管路部とを有し、
可動管路部は、ポンプ据付床よりも上方において、軸周りに回動することによりベンド部に装着離間自在であり、
可動管路部を回動してベンド部に装着した状態で、戻り管が戻り孔部を介してベンド部の内部に連通し、
可動管路部を回動してベンド部から離間した状態で、戻り孔部が外部に露出するものである。
これによると、管理運転を行う場合、可動管路部をベンド部に装着しておき、吐出弁を閉じ、戻り弁を開いた状態で、ポンプを駆動させる。これにより、吸込水槽内の液体が、ポンプの吸込口から揚水管内を通ってベンド部内を流れ、ベンド部内から戻り孔部を通って戻り管内を流れ、戻り管内から吸込水槽内に排出される。
これにより、ポンプの運転状況を確認し、ポンプの不具合等を発見することができる。
また、ポンプの運転を停止した状態で、戻り管の可動管路部を回動してベンド部から離間することにより、戻り孔部が外部に露出するため、外部から戻り孔部を通して揚水管の内部を点検することができる。
これにより、ポンプのベンド部に接続された戻り管を利用して、ポンプの内部を点検することができ、このため、点検口とは別の箇所で、戻り管をベンド部に接続しなければならないといった設計上の制約が解消される。
本第2発明におけるポンプ設備は、可動管路部は、縦方向の軸周りに回動することによって、ベンド部に装着離間自在である。
これによると、戻り管の可動管路部の荷重が縦方向の軸によって受けられるため、可動管路部を容易に回動することができる。
本第3発明におけるポンプ設備は、戻り孔部は点検口を兼ねているものである。
これによると、戻り孔部とは別に点検口を設けた場合に比べて、部品点数を減らすことができる。
本第4発明におけるポンプ設備は、戻り管は、ベンド部から水平方向へ分岐する水平管路部と、水平管路部から下方へ向けて方向転換する曲り管路部と、曲り管路部から吸込水槽へ向けて下方へ延びる下方管路部とを有し、
可動管路部は少なくとも曲り管路部を有するものである。
これによると、管理運転を行っている際、吸込水槽内の液体は、ポンプの吸込口から揚水管内を通ってベンド部内を流れ、ベンド部内から戻り孔部を通って戻り管の水平管路部、曲り管路部および下方管路部を流れ、下方管路部から吸込水槽内に排出される。
本第5発明におけるポンプ設備は、水平管路部は円管からなり、
下方管路部の下部は扁平管からなり、
下方管路部の扁平管の流路断面積が水平管路部の円管の流路断面積と同等以上である。
これによると、揚水管とポンプ据付床の据付用開口部の内周との間に十分広い空間が確保されていない場合でも、戻り管内を流れた液体は下方管路部から揚水管と据付用開口部の内周との間を通って円滑に吸込水槽内に排出される。
本第6発明におけるポンプ設備は、戻り管の可動管路部に、ポンプのベンド部の内部を視認可能な点検窓が設けられているものである。
これによると、ポンプを運転している際、点検窓を通してベンド部の内部を視認することができる。
本第7発明におけるポンプ設備は、戻り管の端部排出口は吸込水槽内の液面よりも上方にあり、
戻り管の端部排出口には、戻り管から排出される液体が吸込水槽の内壁面に直接当たることを防止するガイド部材が設けられているものである。
これによると、戻り管から排出される液体は、ガイド部材によって案内されて、吸込水槽内に流れ落ちる。これにより、液体が吸込水槽の内壁面に直接当たることは防止され、吸込水槽の内壁面が侵食されるのを防ぐことができる。
以上のように本発明によると、ポンプのベンド部に接続された戻り管を利用して、ポンプの管理運転および内部点検ができるため、点検口とは別の箇所で、戻り管をベンド部に接続しなければならないといった設計上の制約が解消される。
本発明の第1の実施の形態におけるポンプ設備の図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプのベンド部の側面図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプのベンド部の平面図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管の拡大図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管の断面図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管の正面図であり、可動管路部を開方向へ回動してベンド部から離間した状態を示す。 図6におけるX−X矢視図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管の一部拡大正面図である。 同、ポンプ設備の立軸ポンプの戻り管の下部の拡大断面図である。 同、戻り管に設けられるガイド部材の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態におけるポンプ設備の立軸ポンプの戻り管の一部切欠き拡大図である。 本発明の第3の実施の形態におけるポンプ設備の図である。 従来のポンプ設備の図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1はポンプ設備であり、このポンプ設備1は、吸込水槽2と、吸込水槽2内の水3(液体の一例)を揚水する立軸ポンプ4と、立軸ポンプ4により揚水された水3を吐出水槽(図示省略)へ吐出する吐出管5と、吐出管5を開閉する吐出弁6と、ポンプ据付床7とを備えている。
立軸ポンプ4は、ケーシング11と、ケーシング11内に挿通された回転軸12と、回転軸12に設けられた羽根車13と、回転軸12を回転させるエンジン等を備えた駆動装置14とを有している。ケーシング11は、揚水管16と、揚水管16の下端に設けられたベルマウス17と、揚水管16と吐出管5を繋ぐベンド部18とを有している。
ポンプ据付床7には上下に貫通する円形の据付用開口部20が形成されている。揚水管16は、据付用開口部20に挿通されて、ポンプ据付床7を貫通している。
図1〜図3に示すように、ベンド部18は、90°エルボであり、下部入口側に据付用フランジ22を有している。据付用フランジ22には円環状のポンプベース23が取り付けられ、ポンプベース23がポンプ据付床7に設置されている。これにより、ケーシング11がポンプベース23を介してポンプ据付床7に据付けられる。
図4〜図8に示すように、ベンド部18は、両側面から外側に突出した2つの座25と、内外に開口する2つの戻り孔部26と、ベンド部18から分岐して吸込水槽2に開口する2本の戻り管27とを備えている。
戻り孔部26は座25の部分に形成されている。戻り管27は、座25に取り付けられる固定フランジ29と、可動管路部30と、可動管路部30から吸込水槽2へ向けて下方へ延びる下方管路部31とを有している。
固定フランジ29は、円環状の部材であり、複数のボルト33によって座25の外端面に取り付けられている。
可動管路部30は、ベンド部18から水平方向へ分岐する水平管路部34と、水平管路部34から下方へ向けて方向転換する曲り管路部35とを有している。水平管路部34は、断面が円形の管であり、フランジ36を有するとともに、ヒンジ37を介して水平回動自在に固定フランジ29に設けられている。ヒンジ37は上下方向(縦方向の一例)に長いヒンジ軸38を有している。
また、曲り管路部35は下端部に下部フランジ39を有している。
下方管路部31は、曲り管路部35の出口側下端に設けられて戻り管27を開閉する戻り弁42と、戻り弁42の出口側下端に設けられた異形管43とを有している。戻り弁42には例えばバタフライ弁等が使用されている。
異形管43は、入口側上部の断面が円形の円管43aであり、出口側下部の断面が長方形の扁平管43bである。尚、扁平管43bの断面形状は、据付用開口部20の径方向において短く、径方向に直交する方向において長い長方形である。また、異形管43の扁平管43bの流路断面積は、円管43aの流路断面積と同じであり、且つ、水平管路部34の流路断面積と同じに設定されている。異形管43は上下両端部にそれぞれフランジ45,46を有している。
尚、曲り管路部35の下部フランジ39と異形管43の上部フランジ45とは複数のボルト,ナット47を介して着脱自在に連結されており、戻り弁42は下部フランジ39と上部フランジ45との間に着脱自在に挟まれている。
異形管43の下部フランジ46は複数のボルト48を介してポンプベース23に連結されている。尚、ポンプベース23には上下に貫通する複数の長方形の排出孔50が形成され、異形管43の出口が排出孔50に連通している。
ボルト,ナット47を取り外した状態で、可動管路部30(すなわち水平管路部34と曲り管路部35)は、ポンプ据付床7よりも上方において、ヒンジ軸38の周りに水平回動することにより、ベンド部18の座25に装着離間自在である。この際、可動管路部30と戻り弁42とは切り離されており、異形管43はポンプベース23上に固定されている。
図5に示すように、可動管路部30を閉方向Sへ回動してベンド部18の座25に装着した状態で、戻り管27が戻り孔部26を介してベンド部18の内部に連通する。尚、このような装着状態では、水平管路部34のフランジ36は、固定フランジ29に重なり合って、複数のボルト51によって固定フランジ29に接合される。また、固定フランジ29と水平管路部34のフランジ36との間にはパッキン等のシール部材(図示省略)が設けられている。
また、図6および図7の実線で示すように、可動管路部30を開方向Oへ回動してベンド部18の座25から離間した状態で、戻り孔部26が外部に露出する。
図5,図9,図10に示すように、戻り管27の端部排出口53は吸込水槽2内の水面3aよりも上方に位置する。この端部排出口53には、戻り管27から排出される水3が吸込水槽2の内壁面8に直接当たることを防止するガイド部材55が設けられている。
ガイド部材55は、異形管43の下部フランジ46とポンプベース23との間に着脱自在に挟まれる四角環状の取付板56と、取付板56から下向きに延びたガイド板57とを有している。ガイド板57は、ポンプベース23の排出孔50を上から下へ貫通しており、ポンプ据付床7の据付用開口部20内に突入する傾斜部57aを有している。尚、傾斜部57aは下部ほど立軸ポンプ4の径方向における中心に向かって傾斜している。
以下、上記構成における作用を説明する。
管理運転を行う場合、図1,図2および図3の実線、図4,図5に示すように、可動管路部30をベンド部18に装着しておき、吐出弁6を閉じ、戻り弁42を開いた状態で、立軸ポンプ4を駆動させる。これにより、回転軸12と共に羽根車13が回転し、吸込水槽2内の水3が、立軸ポンプ4の吸込口19から揚水管16内を通ってベンド部18内を流れ、ベンド部18内から戻り孔部26を通って戻り管27の水平管路部34、曲り管路部35および下方管路部31を流れ、戻り管27の端部排出口53からポンプベース23の排出孔50を通り抜けて、下方の吸込水槽2内に排出される。
これにより、立軸ポンプ4の運転状況を確認し、駆動装置14を含む立軸ポンプ4およびポンプ設備1全体における不具合等を発見することができる。
また、図5,図9に示すように、戻り管27の端部排出口53から排出される水3は、ガイド部材55のガイド板57によって斜め下向きに案内されて、吸込水槽2内に流れ落ちる。これにより、水3が吸込水槽2の内壁面8に直接当たることは防止され、内壁面8が侵食されるのを防ぐことができる。
また、異形管43の扁平管43bの流路断面積は水平管路部34の流路断面積と同じに設定されているため、戻り管27内を流れた水3は下方管路部31から円滑に吸込水槽2内に排出される。尚、異形管43は出口側下部の断面が長方形の扁平管43bであるため、据付用開口部20の直径を拡大することなく、戻り管27を設けることができる。
また、立軸ポンプ4の内部を点検する場合、立軸ポンプ4を停止した状態で、ボルト51を取り外して、固定フランジ29と水平管路部34のフランジ36との接合を解除する。さらに、ボルト,ナット47を取り外して、曲り管路部35の下部フランジ39と異形管43の上部フランジ45との連結を解除する。
そして、戻り弁42を曲り管路部35の下部フランジ39と異形管43の上部フランジ45との間から取り外し、その後、図2および図3の仮想線、図6および図7の実線で示すように、戻り管27の可動管路部30(すなわち水平管路部34と曲り管路部35)をヒンジ軸38の周りに開方向Oへ水平回動することにより、水平管路部34のフランジ36が固定フランジ29から分離し、可動管路部30がベンド部18の座25から離間し、戻り孔部26が外部に露出する。この際、異形管43はポンプベース23上に固定されている。
これにより、外部から戻り孔部26を通して揚水管16の内部を点検することができ、戻り孔部26を点検口として兼用することができる。
従って、立軸ポンプ4のベンド部18に接続された戻り管27を利用して、立軸ポンプ4の内部を点検することができるため、点検口とは別の箇所で、戻り管27をベンド部18に接続しなければならないといった設計上の制約が解消される。
また、戻り孔部26とは別に点検口を設けた場合に比べて、部品点数を減らすことができる。
点検後、図2および図3の実線、図6および図7の仮想線で示すように、戻り管27の可動管路部30をヒンジ軸38の周りに閉方向Sへ水平回動することにより、水平管路部34のフランジ36が固定フランジ29に重なり合う。その後、ボルト51を取り付けて、水平管路部34のフランジ36を固定フランジ29に接合することにより、図4,図5に示すように、可動管路部30がベンド部18の座25に装着され、戻り管27が戻り孔部26を介してベンド部18の内部に連通する。
さらに、戻り弁42を曲り管路部35の下部フランジ39と異形管43の上部フランジ45との間に挿入し、ボルト,ナット47を取り付けて、曲り管路部35の下部フランジ39と異形管43の上部フランジ45とを連結する。これにより、戻り弁42が下部フランジ39と上部フランジ45との間に挟まれて装着される。
上記のように戻り管27の可動管路部30をヒンジ軸38の周りに開又は閉方向O,Sへ水平回動する際、可動管路部30の荷重はヒンジ軸38によって受けられるため、可動管路部30を容易に回動することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図11に示すように、戻り管27の曲り管路部35に、水平方向へ分岐した分岐管70が設けられ、分岐管70の先端部に、ベンド部18の内部を視認可能なアクリル製の透明な点検窓71が設けられている。
これによると、立軸ポンプ4を運転している際、点検窓71を通してベンド部18の内部を視認することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、図12に示すように、異形管43の下部フランジ46に延長管75を接続してもよい。尚、延長管75は、異形管43の下部フランジ46から据付用開口部20を貫通して、吸込水槽2内の水面3a下に達している。
これによると、管理運転を行う場合、吸込水槽2内の水3が、立軸ポンプ4の吸込口19から揚水管16内を通ってベンド部18内を流れ、ベンド部18内から戻り孔部26を通って戻り管27の水平管路部34、曲り管路部35および下方管路部31を流れ、さらに延長管75を通って吸込水槽2内に排出される。
尚、上記第3の実施の形態では、延長管75の下端が、吸込水槽2内の水面3a下に没しているが、水面3a上に露出していてもよい。
上記各実施の形態では、図4,図5に示すように、可動管路部30は、水平管路部34と曲り管路部35とを有しているが、水平管路部34を設けず、曲り管路部35のみを有するものでもよい。この場合、曲り管路部35がヒンジ37を介して水平回動自在に固定フランジ29に設けられる。
上記各実施の形態では、異形管43の扁平管43bの流路断面積を、水平管路部34の流路断面積と同じに設定しているが、水平管路部34の流路断面積より大きく設定してもよい。
上記各実施の形態では、図8に示すように、ヒンジ37は上下方向に長いヒンジ軸38を有し、このヒンジ軸38の軸心を鉛直方向にしているが、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
上記各実施の形態では、図5,図11に示すように、戻り管27の一部に扁平管43bを用いているが、立軸ポンプ4と据付用開口部20との間に十分広い空間が確保されていれば、扁平管43bの代わりに円管を用いてもよく、或いは、角形管等の他の異形管43を用いてもよい。
上記各実施の形態では、図3に示すように、戻り管27がベンド部18の両側面に設けられているが、いずれか片方の側面のみに設けられてもよい。
1 ポンプ設備
2 吸込水槽
3 水(液体)
3a 水面(液面)
4 立軸ポンプ
5 吐出管
6 吐出弁
7 ポンプ据付床
8 内壁面
16 揚水管
18 ベンド部
26 戻り孔部
27 戻り管
30 可動管路部
31 下方管路部
35 曲り管路部
38 ヒンジ軸
42 戻り弁
43b 扁平管
53 端部排出口
55 ガイド部材

Claims (7)

  1. 吸込水槽内の液体を揚水するポンプと、ポンプにより揚水された液体を吐出水槽へ吐出する吐出管と、吐出管を開閉する吐出弁とを備えるポンプ設備であって、
    ポンプは、吸込水槽のポンプ据付床を貫通する揚水管と、揚水管と吐出管を繋ぐベンド部とを有し、
    ベンド部は、内外に開口する戻り孔部と、ベンド部から分岐して吸込水槽に開口する戻り管とを備え、
    戻り管は、戻り管を開閉する戻り弁と、可動管路部とを有し、
    可動管路部は、ポンプ据付床よりも上方において、軸周りに回動することによりベンド部に装着離間自在であり、
    可動管路部を回動してベンド部に装着した状態で、戻り管が戻り孔部を介してベンド部の内部に連通し、
    可動管路部を回動してベンド部から離間した状態で、戻り孔部が外部に露出することを特徴とするポンプ設備。
  2. 可動管路部は、縦方向の軸周りに回動することによって、ベンド部に装着離間自在であることを特徴とする請求項1記載のポンプ設備。
  3. 戻り孔部は点検口を兼ねていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポンプ設備。
  4. 戻り管は、ベンド部から水平方向へ分岐する水平管路部と、水平管路部から下方へ向けて方向転換する曲り管路部と、曲り管路部から吸込水槽へ向けて下方へ延びる下方管路部とを有し、
    可動管路部は少なくとも曲り管路部を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のポンプ設備。
  5. 水平管路部は円管からなり、
    下方管路部の下部は扁平管からなり、
    下方管路部の扁平管の流路断面積が水平管路部の円管の流路断面積と同等以上であることを特徴とする請求項4に記載のポンプ設備。
  6. 戻り管の可動管路部に、ポンプのベンド部の内部を視認可能な点検窓が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のポンプ設備。
  7. 戻り管の端部排出口は吸込水槽内の液面よりも上方にあり、
    戻り管の端部排出口には、戻り管から排出される液体が吸込水槽の内壁面に直接当たることを防止するガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のポンプ設備。
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