JPH04105936U - 水冷式エンジンのラジエータ冷却装置 - Google Patents

水冷式エンジンのラジエータ冷却装置

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JPH04105936U
JPH04105936U JP2346691U JP2346691U JPH04105936U JP H04105936 U JPH04105936 U JP H04105936U JP 2346691 U JP2346691 U JP 2346691U JP 2346691 U JP2346691 U JP 2346691U JP H04105936 U JPH04105936 U JP H04105936U
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JP
Japan
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radiator
fan
cooling
cooling exhaust
exhaust air
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Pending
Application number
JP2346691U
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English (en)
Inventor
隆司 山本
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータとラジエータファンとを大型化し
ないで、ラジエータの冷却性能を高める。 【構成】 エンジン本体1の後側空間に冷却風吸引ファ
ン10を設ける。冷却排風吸引ファン10は、ラジエータフ
ァン4の送風力によりラジエータ2からエンジン本体1の
外周空間に後ろ向きに吹き付けられてきたラジエータ冷
却排風Aを吸引して後ろ向きに吹き出す。この冷却風吸
引ファン10の吸引力により、ラジエータファン4の送
風抵抗が小さくなり、ラジエータ2の冷却風量が増え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水冷式エンジンのラジエータ冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の水冷式エンジンのラジエータ冷却装置としては、従来より例えば図4 で示すものがある(以下従来例1という)。それは、水冷式エンジンEのエンジ ン本体1の前側空間にラジエータ2とラジエータファン4とを設け、ラジエータ 2の冷却水でエンジンEのヘッドブロックやシリンダーブロックを冷却するとと もに、ラジエータファン4で後ろ向きに吹き付けるラジェータ冷却排風Aにより エンジン本体1の外壁面を冷却することによりエンジン内の潤滑オイルを冷却す るように構成されている。また、農用機械等のボンネット付エンジン等では、ラ ジエータファンに加えてエンジンルーム排風ファンを備えたもの(以下従来例2 という)があり、エンジンルーム内の熱気を排出するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例1及び従来例2においては、いずれもラジエータファン4で後ろ向 きに吹き付けるラジェータ冷却排風Aが、エンジン本体1の外周空間に十分流れ ず、エンジン本体1の外壁面を十分冷却することができない。このため潤滑オイ ルの冷却性能が必ずしも十分でなく、特に高温雰囲気下ではエンジンの能力を十 分に発揮できないという難点がある。 そこでラジエータ2やラジエータファン4を大型化したり、ラジエータファン 4の回転速度を高速にすることにより、ラジェータ冷却排風Aの風量を増やして 潤滑オイルの冷却性能を向上させることも考えられる。しかし、ラジエータ・ラ ジエータファンの大型化には、エンジン本体Eの前側に十分大きなラジエータ設 置スペースを必要とするため、必然的にエンジンが大型化する。またラジエータ ファンを高速回転するとファン騒音が増大する。 本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、 イ.ラジエータやラジエータファンを大型化させたり、ファン騒音を増大させる ことなくラジエータの冷却性能を高めること、 ロ.エンジンの外壁面の冷却性能を高めて、オイルの冷却性能を高めること、 を技術課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するものとして、以下のように構成される。 即ち、本考案は水冷式エンジンEのエンジン本体1の前側空間にラジエータ2 とラジエータファン4とを設け、このラジエータファン4の送風力によりラジェ ータ冷却排風Aを、そのラジエータ2に後ろ向きに通過させた後、上記エンジン 本体1の外周空間に後ろ向きに吹き付けるように構成した水冷式エンジンのラジ エータ冷却装置において、前記エンジン本体1の後側空間に冷却排風吸引ファン 10を設け、この冷却排風吸引ファン10は、前記ラジエータファン4の送風力 により前記ラジエータ2から前記エンジン本体1の外周空間に後ろ向きに吹き付 けられてきたラジエータ冷却排風Aを吸引して後ろ向きに吹き出すように構成し たことを特徴とするものである。
【0005】
【作 用】
本考案では、前記ラジエータ2から前記エンジン本体1の外周空間に後ろ向き に吹き付けられてきたラジエータ冷却排風Aを、エンジン本体1の後側空間に設 けた冷却排風吸引ファン10で吸引して後ろ向きに吹き出すことにより、ラジエ ータファン4の送風抵抗が小さくなり、ラジエータ2のラジェータ冷却風量が増 える。また、ラジェータ冷却排風Aはエンジン本体1の外壁面に沿って円滑に流 れ、エンジン本体1の外壁面を効果的に冷却する。これによりラジエータファン 4の直径を大きくすることなく、エンジン内の潤滑オイルの冷却性能を高めるこ とができる。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係るラジエー タ冷却装置の第1の実施例を示す概要図、図2は後述するリングギアとファン駆 動ギアの配置を模式的に示す正面図である。 この実施例装置は、水冷式エンジンEのエンジン本体1の前側空間に設けたラ ジエータ2及びラジエータファン4と、エンジン本体1の後側空間に設けた冷却 排風吸引ファン10とから成り、ラジエータファン4の送風力によりラジェータ 冷却排風Aを、そのラジエータ2に後ろ向きに通過させて、エンジン本体1の外 周空間に後ろ向きに吹き付け、その冷却排風Aを冷却排風吸引10ファンで吸引 して後ろ向きに吹き出すように構成されている。
【0007】 上記ラジエータ2とラジエータファン4は、ラジエータ2の冷却水でエンジン Eのヘッドブロックやシリンダーブロックを冷却するとともに、ラジエータファ ン4で後ろ向きに吹き付けるラジェータ冷却排風Aによりエンジン本体1の外壁 面を冷却することによりエンジン内の潤滑オイルを冷却するように構成されてい る。なお、図1中の符号3はラジエータファン4を回転する駆動プーリ、5はそ の伝動ベルトである。
【0008】 冷却排風吸引ファン10は、図1で示すようにエンジン本体1の後側部にファ ン駆動ギア8を設け、クラッチ9を介してファン駆動ギア8の支軸8aと伝動連 結されており、伝動ギア8は図2で模式的に示すように、フライホイル6のセル スタータ用リングギア7とかみ合って回転するように構成されている。上記クラ ッチ9は、エンジン始動時にセルスタータ7Aの負荷を少なくするためのもので あり、エンジン始動後にクラッチ9を作動させて、冷却排風吸引ファン10を回 転させるように構成されている。
【0009】 図3は本考案に係るラジエータ冷却装置の第2の実施例を示す概要図である。 この実施例装置は、冷却排風吸引ファン10を別の駆動モータ11で回転させ るように構成されている。そして駆動モータ11は温度センサ12の検出温度に 基づき、駆動回路13を介してスイッチ14をオン・オフ制御して駆動・停止切 り換え可能に構成されている。この温度センサ12はラジエータ冷却排風Aの流 通空間内に設けられ、この温度センサ12の検出温度が駆動用設定温度(例えば 50℃)以上である高温検出状態では、上記冷却排風吸引ファン10を駆動させ 、検出温度がその駆動用設定温度よりも低い停止用設定温度(例えば40℃)以 下である低温検出状態では、冷却排風吸引ファン10を停止させるように構成さ れている。なお、図3中の符号15はモータ11駆動用電源である。
【0010】 上記第1の実施例では冷却排風吸引ファン10をクラッチ9、ファン駆動ギア 8を介してフライホイル6のセルスタータ用リングギア7と伝動連結して回転せ るもの、上記第2の実施例では冷却排風吸引ファン10を駆動モータ11で回転 させるものについて例示したが、これに限るものではなく、例えば冷却排風吸引 ファン10の駆動力を次のようにして得ることもできる。 フライホイル6にスタータ用リングギア8とは別のリングギアを付設し、フ ァン駆動ギア8、クラッチ9を介して冷却排風吸引ファン10を回転させるも の。 エンジン本体1の外側スペースに前後方向に走らせて伝動軸を設け、伝動軸 の先端部とラジエータファン4の回転軸、及び伝動軸の後端部と冷却排風吸引 ファン10の回転軸とをそれぞれ伝動ベルトで伝動連結したもの。 エンジンのカム軸をエンジン本体1の後部に延出し、カム軸と冷却排風吸引 ファン10の回転軸とを伝動ベルトで伝動連結したもの。 フライホイル6のエンジンがわ側面にファン駆動プーリを設け、駆動プーリ と冷却排風吸引ファン10の回転軸とを伝動ベルトで伝動連結し、ファン直径 を大きくすることなく、ラジェータ冷却排風Aの流れを良くしたもの、 等適宜変更を加えて実施することができる。 また、上記第2の実施例では温度センサ12の検出温度に基づき冷却排風吸引 ファン10を駆動・停止する手段として、駆動回路13を介してスイッチ14を オン・オフ制御して駆動モータを駆動・停止切り換え可能に構成したものについ て例示したが、これに限らず例えば第1の実施例において、温度センサ12を付 設し、その検出温度に基づきクラッチ9を切り換えるようにしてもよい。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案ではエンジン本体の後側空間に冷却排風 吸引ファンを設け、ラジエータ冷却排風を冷却排風吸引ファンで吸引して後ろ向 きに吹き出すように構成したので、以下の効果を奏する。 イ.ラジエータ冷却排風を冷却排風吸引ファンで吸引するので、ラジエータファ ンの送風抵抗が小さくなり、ラジエータ・ファンを大型化せずともラジエータ の冷却性能を高めることができる。 ロ.また、ラジエータファンを高速回転させる必要がないので、ファン騒音が増 大することもない。 ハ.しかも、ラジェータ冷却排風量が増えるうえ、そのラジエータ冷却排風がエ ンジンの外壁面と効率良く接触するので、エンジンの外壁面の冷却性能を高め て、オイルの冷却性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るラジエータ冷却装置の第1の実施
例を示す概要図である。
【図2】本考案の第1の実施例に係るリングギアとファ
ン駆動ギアの配置を模式的に示す正面図である。
【図3】本考案に係るラジエータ冷却装置の第2の実施
例を示す概要図である。
【図4】従来例に係るラジエータ冷却装置の概要図であ
る。
【符号の説明】
E…水冷式エンジン、 1…エンジン本
体、 2…ラジエータ、 4…ラジエータフ
ァン、 10…冷却排風吸引ファン、 12…温度センサ A…ラジエータ冷却排風。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水冷式エンジンEのエンジン本体1の前
    側空間にラジエータ2とラジエータファン4とを設け、
    このラジエータファン4の送風力によりラジェータ冷却
    排風Aを、そのラジエータ2に後ろ向きに通過させた
    後、上記エンジン本体1の外周空間に後ろ向きに吹き付
    けるように構成した水冷式エンジンのラジエータ冷却装
    置において、前記エンジン本体1の後側空間に冷却風吸
    引ファン10を設け、この冷却排風吸引ファン10は、
    前記ラジエータファン4の送風力により前記ラジエータ
    2から前記エンジン本体1の外周空間に後ろ向きに吹き
    付けられてきたラジエータ冷却排風Aを吸引して後ろ向
    きに吹き出すように構成したことを特徴とする水冷式エ
    ンジンのラジエータ冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却排風吸引ファン10は、温度セ
    ンサ12の検出温度に基づき駆動・停止切り換え可能に
    構成し、この温度センサ12を前記ラジエータ冷却排風
    Aの流通空間内に設け、この温度センサ12の検出温度
    が駆動用設定温度以上である高温検出状態では、上記冷
    却排風吸引ファン10を駆動させるのに対し、その温度
    センサ12の検出温度がその駆動用設定温度よりも低い
    停止用設定温度以下である低温検出状態では、その冷却
    排風吸引ファン10を停止させるように構成した請求項
    1に記載の水冷式エンジンのラジエータ冷却装置。
JP2346691U 1991-02-22 1991-02-22 水冷式エンジンのラジエータ冷却装置 Pending JPH04105936U (ja)

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