JPH1193671A - エンジン冷却装置 - Google Patents

エンジン冷却装置

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Publication number
JPH1193671A
JPH1193671A JP27372197A JP27372197A JPH1193671A JP H1193671 A JPH1193671 A JP H1193671A JP 27372197 A JP27372197 A JP 27372197A JP 27372197 A JP27372197 A JP 27372197A JP H1193671 A JPH1193671 A JP H1193671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
radiator
engine
drive shaft
radiator core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27372197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Saito
重昭 斉藤
Kazuyuki Sagi
和行 佐木
Takashi Chikuana
隆司 築穴
Hiroaki Iwamitsu
裕明 岩満
Keiji Fujioka
恵司 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Yutani Heavy Industries Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP27372197A priority Critical patent/JPH1193671A/ja
Publication of JPH1193671A publication Critical patent/JPH1193671A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ファン前面側の空気の流れを整流風にし、最
小限のファン回転動力で必要風量を確保できるエンジン
冷却装置を提供する。 【解決手段】 エンジンに取付けたファンの前面と、前
記ファンに対面するラジエータコアの後面との間の間隔
寸法L2を、側面視ファン厚さM2の2.0〜3.0倍
に設定するか、或いはまた、前記ファン駆動軸の駆動軸
心の延長線が前記ラジエータコアの後面と合致する交点
と、前記ファンのファンハブ外周円とを結ぶ円錐形状空
間部の円錐面の傾斜角αを角度25°〜35°に設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
建設機械,作業車両に装備され、エンジンファンの回転
により外部の空気を吸入し、ラジエータを冷却するよう
にしているエンジン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、実開平7−30327号公報に
記載されている一実施例シュラウド装置を示す要部縦断
面図である。図において、10は建設機械に搭載したエ
ンジン、11はエンジン10のファン駆動軸21に取付
けられたファン、12はファン11のブレード、13は
ラジエータ、22はラジエータ13内の冷却水が通るラ
ジエータコア(ラジエータコア22は実開平7−303
27号公報には記載されていない)、14はラジエータ
13の後面側に固定して取付けられたファンシュラウ
ド、23はファン11の中央円板部のファンハブ(ファ
ンハブ23は実開平7−30327号公報には記載され
ていない)、φD1はファンハブ23の外周円の直径寸
法、中心線01−01はファン駆動軸21の軸心であ
る。図5に示すように、エンジン室24に配置されたエ
ンジン10の前方には駆動プーリ25を有するファン駆
動軸21が回転可能に装着され、前記ファン駆動軸21
の先端部には空気吸入式のファン11が固着されてい
る。前記ファン11の外周側にはファンシュラウド14
が配設されており、前記ファンシュラウド14はファン
11前方のラジエータ13の後面側に取付けられてい
る。そしてファン11の回転により外部の空気を吸入
し、矢印イの方向よりラジエータ13のラジエータコア
22、ファンシュラウド14のファン用開口穴26を通
過して、エンジン室24へ通風するように冷却風通路を
設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より周知の如く一
般的に回転するファンでは、ファンのブレードの先端部
付近で最もよく送風の仕事がなされるが、ファン中心部
付近では殆ど送風の仕事がなされない。図5に示す従来
技術の一実施例のファン装置を例にして説明すると、フ
ァン11の中央部に直径寸法がφD1なるファンハブ2
3が存在し、しかも前記ファン11の前面と、前記ファ
ン11に対面する前記ラジエータコア22の後面との間
の間隔寸法L1を、通常前記ファン11の側面視ファン
厚さM1の1.0〜1.3倍程度に設定している。その
ために前記ファンハブ23へ向けてラジエータコア22
より流れてきた空気が、ファン11前面側で矢印ロで示
すように空気流の乱れを生じるので、空気力学的損失を
招き、通風効率が大幅に低下すると同時にファン騒音が
増大する。すなわち前記通風効率が低下してラジエータ
冷却効率が低下するので、ファン11回転数を低速にす
ることができないし、したがってファン11回転の動力
の節約と、低騒音化をはかることができなかった。本発
明は、ファン前面側の空気の流れを整流風にし、最小限
のファン回転動力で必要風量を確保できるエンジン冷却
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、エンジンの
ファン駆動軸に取付けたファンの回転により、外部の空
気を吸入し、ラジエータのラジエータコア、前記ラジエ
ータの後面側に取付けたファンシュラウドのファン用開
口穴を通過してエンジン室へ通風するように冷却風通路
を設定している建設機械,作業車両等において、前記フ
ァンの前面と、前記ファンに対面する前記ラジエータコ
アの後面との間の間隔寸法を、前記ファンの側面視ファ
ン厚さの2.0〜3.0倍程度にした。
【0005】この程度の間隔寸法を確保することによ
り、ファンハブへ向いて前記ラジエータコアより流れて
きた空気が極端に湾曲することなく、前記ファンハブ外
周円の円周外側を通ってエンジン室へ流れてゆく。前記
ファン前面側の空気流がほぼ整流風となるので、空気力
学的損失が著しく減少し、通風効率が大幅に向上すると
同時にファン騒音が低減する。
【0006】或いはまた、前記ファン駆動軸の駆動軸心
の延長線が前記ラジエータコアのファン側後面と合致す
る交点と、前記ファンの中央円板部のファンハブ外周円
とを結ぶ円錐形状空間部を想定し、前記駆動軸心に対す
る前記円錐形状空間部の円錐面の傾斜角を角度25°〜
35°にした。
【0007】それにより前記円錐形状空間部の円錐面の
傾斜角が略35°以下の小角度になるので、前記ファン
ハブへ向いて前記ラジエータコアより流れてきた空気が
極端に湾曲することなく、前記円錐形状空間部の円錐面
に相当する方向に整った整流を保持し、前記ファンハブ
外周円の円周外側を通ってエンジン室へ流れてゆく。前
記ファン前面側の空気流が整流風となるので、空気力学
的損失が著しく減少し、通風効率が大幅に向上すると同
時にファン騒音が低減する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態のエンジン冷却装置を示す要部縦断面図である。図に
おいて、1は油圧ショベル(油圧ショベルは図示してい
ない)に搭載したエンジン、2はエンジン1のクランク
軸、3はクランク軸2に取付けたクランク軸側プーリ、
4はファン駆動プーリ、5はクランク軸側プーリ3から
ファン駆動プーリ4にわたって掛け回わしているVベル
ト、6はファン駆動プーリ4が取付けられているファン
駆動軸、7はファン駆動軸6に取付けられたファン、8
はファン7のブレード、9はファン7の中央円板部のフ
ァンハブ、15はラジエータ、16はラジエータ15内
の冷却水が通るラジエータコア、17はラジエータ15
の後面側に固定して取付けられたファンシュラウド、1
8はファンシュラウド17のファン用開口穴、19はフ
ァンシュラウド17の後面側に設けられているファンガ
ード、φD2はファンハブ9の外周円の直径寸法、基準
線S−Sはファン7のファン駆動軸6に対する側面視取
付基準線、中心線02−02はファン駆動軸6の軸心、
20はエンジン1が配置されているエンジン室である。
【0009】図2は、図1のA−Aより見たファン7の
後面を示す図である。図において、中心線V−Vは駆動
軸心(02−02)基準たて中心線、矢印ハはファン7
の回転方向を示す。図3は、図2におけるファン7のブ
レード8のB−B断面図である。図4は、図2における
ファン7のブレード8のC−C断面図である。なおファ
ン7のブレード8の根元側の側面視ファン厚さは図3に
示すように寸法M2で、先端側の側面視ファン厚さは図
4に示すように寸法M’2であるが、M2>M’2であ
るので、ファン7の側面視ファン厚さとしては寸法M2
を用いる。
【0010】次に、本発明の一実施形態のエンジン冷却
装置の構成を図1〜図4について述べる。本実施形態で
は、エンジン1のファン駆動軸6に取付けたファン7の
回転により、外部の空気を矢印イ’(図1に示す)の方
向より吸入し、ラジエータ15のラジエータコア16、
ファンシュラウド17のファン用開口穴18を通過して
エンジン室20へ通風するようにしているが、前記ファ
ン7の前面ニ(図1に示す)と、前記ファン7に対面す
る前記ラジエータコア16の後面ホとの間の間隔寸法L
2を前記ファン7の側面視ファン厚さ寸法M2の2.0
〜3.0倍に設定した。或いはまた前記ファン駆動軸6
の駆動軸心02−02の延長線が前記ラジエータコア1
6の後面ホと合致する交点Tと、前記ファン7のファン
ハブ9外周円(図2に示す符号への円)とを結ぶ円錐形
状空間部(図1において仮想線のハッチングを施した空
間部であって側面視のため三角形で表わされているが、
符号27を付しておく)を想定し、前記駆動軸心02−
02に対する前記円錐形状空間部27の円錐面(図1に
おいて符号トで示す面)の傾斜角αを角度25°〜35
°に設定した。
【0011】次に、本発明の一実施形態のエンジン冷却
装置の作用について述べる。本実施形態では、エンジン
1のファン駆動軸6に取付けたファン7の前面ニと、前
記ファン7に対面する前記ラジエータコア16の後面ホ
との間の間隔寸法L2を前記ファン7の側面視ファン厚
さ寸法M2の2.0〜3.0倍に設定するか、或いはま
た、前記ファン駆動軸6の駆動軸心02−02の延長線
が前記ラジエータコア16の後面ホと合致する交点T
と、前記ファン7のファンハブ9外周円とを結ぶ円錐形
状空間部27の円錐面トの傾斜角αを角度25°〜35
°に設定するようにした。それにより前記いずれの場合
でも前記円錐形状空間部27の円錐面トの傾斜角αが略
35°以下の小角度になるので、前記ファンハブ9へ向
いて前記ラジエータコア16より流れてきた空気が極端
に湾曲することなく、図1に示す矢印チで示すように、
円錐面トに相当する方向に整った整流を保持し、前記フ
ァンハブ9外周円の円周外側を通ってエンジン室20へ
流れてゆく。前記ファン7前面側の空気流が整流風とな
るので、空気力学的損失が著しく減小し、通風効率が大
幅に向上すると同時にファン騒音が低減する。すなわち
前記通風効率が向上してラジエータ冷却効率も向上する
ので、ファン7回転数をできるだけ低速に落として(フ
ァン用駆動プーリ4の有効径を変える)、ファン7回転
の動力の節約(エンジン馬力の有効活用ができるので省
エネにつながる)と、低騒音化をはかることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明のエンジン冷却装置では、前記フ
ァンハブへ向いて前記ラジエータコアより流れてきた空
気が極端に湾曲することなく整流を保持し、前記ファン
ハブ外周円の円周外側を通ってエンジン室へ流れてゆ
く。前記ファン前面側の空気流が整流風となるので、空
気力学的損失が著しく減小し、通風効率が大幅に向上す
ると同時にファン騒音が低減する。すなわち前記通風効
率が向上してラジエータ冷却効率も向上するので、ファ
ン回転数をできるだけ低速に落として、ファン回転の動
力の節約(エンジン馬力の有効活用ができるので省エネ
につながる)と、低騒音化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のエンジン冷却装置を示す
要部縦断面図である。
【図2】図1のA−Aより見たファンの後面を示す図で
ある。
【図3】図2におけるファンのブレードのB−B断面図
である。
【図4】図2におけるファンのブレードのC−C断面図
である。
【図5】従来技術の一実施例シュラウド装置を示す要部
縦断面図である。
【符号の説明】
1,10 エンジン 4,25 ファン駆動プーリ 6,21 ファン駆動軸 7,11 ファン 8,12 ブレード 9,23 ファンハブ 13,15 ラジエータ 14,17 ファンシュラウド 16,22 ラジエータコア 20,24 エンジン室 18,26 ファン用開口穴 27 円錐形状空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 築穴 隆司 広島県広島市安佐南区祇園3丁目12番4号 油谷重工株式会社内 (72)発明者 岩満 裕明 広島県広島市安佐南区祇園3丁目12番4号 油谷重工株式会社内 (72)発明者 藤岡 恵司 広島県広島市安佐北区亀山南2丁目11番14 号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのファン駆動軸に取付けたファ
    ンの回転により、外部の空気を吸入し、ラジエータのラ
    ジエータコア、前記ラジエータの後面側に取付けたファ
    ンシュラウドのファン用開口穴を通過してエンジン室へ
    通風するように冷却風通路を設定している建設機械,作
    業車両等において、前記ファンの前面と、前記ファンに
    対面する前記ラジエータコアの後面との間の間隔寸法
    を、前記ファンの側面視ファン厚さの略2.0〜3.0
    倍にしたことを特徴とするエンジン冷却装置。
  2. 【請求項2】 エンジンのファン駆動軸に取付けたファ
    ンの回転により、外部の空気を吸入し、ラジエータのラ
    ジエータコア、前記ラジエータの後面側に取付けたファ
    ンシュラウドのファン用開口穴を通過してエンジン室へ
    通風するように冷却風通路を設定している建設機械,作
    業車両等において、前記ファン駆動軸の駆動軸心の延長
    線が前記ラジエータコアのファン側後面と合致する交点
    と、前記ファンの中央円板部のファンハブ外周円とを結
    ぶ円錐形状空間部を想定し、前記駆動軸心に対する前記
    円錐形状空間部の円錐面の傾斜角を角度25°〜35°
    にしたことを特徴とするエンジン冷却装置。
JP27372197A 1997-09-18 1997-09-18 エンジン冷却装置 Pending JPH1193671A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014084843A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の水冷式内燃機関
JP2014084844A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の水冷式内燃機関
CN111156633A (zh) * 2020-02-12 2020-05-15 南通市第一人民医院 一种洁净用新风系统及其使用方法

Cited By (4)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040922

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02