JP3211645B2 - ファン - Google Patents

ファン

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JP3211645B2
JP3211645B2 JP30762395A JP30762395A JP3211645B2 JP 3211645 B2 JP3211645 B2 JP 3211645B2 JP 30762395 A JP30762395 A JP 30762395A JP 30762395 A JP30762395 A JP 30762395A JP 3211645 B2 JP3211645 B2 JP 3211645B2
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JP
Japan
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fan
blade
pressure surface
tapered surface
tip
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武文 水島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風や冷却に使用
されるファンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、送風機や冷却機に使用されて
いるファン、例えば、エアコンの室外機に付設されてい
る冷却用ファンが知られている。
【0003】図4は、上記エアコンの冷却用ファンを示
すもので、このファン1は、モータ7の回転軸に係着さ
れ、モータ7の駆動により回転駆動される。
【0004】一般に、このようなファン1では、冷却効
率を向上するために、風量を増加したり、回転数を増加
して風速を上げる方法が取られている。
【0005】まず、風量を増加するには、ブレード2の
先端までの長さを長くして、ファンの形状を大きくして
風量を増加させている。
【0006】しかし、家電製品に使用されるファンにお
いて形体を大きくすると、このファンを付設する本体の
大きさが大きくなるため、ファンの形体を変えずに冷却
効率を上げるには、ファンの回転数を高速にして風速を
上げる必要があった。
【0007】ところが、ファン1の回転数を高速にする
と、図4中に示す矢印のように、風V1が負圧面側5よ
り圧力面側4に高速で流れるが、この風V1の流れを一
定に保つフード8等が周囲に設けられているので、ブレ
ード2の先端とこのフード8の側面により、一部上記風
V1と送風方向が逆になる渦風V2が、ブレード2の先
端付近で発生する。
【0008】このように、相対する方向の風の流れが発
生するとそれぞれが衝突し、空気の粘性によって騒音が
発生していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
ファンの回転により発生する騒音を軽減することができ
るファンを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ファンは、ボス3の外周に複数のブレード2を配置し、
前記ブレード2の風下側に面する圧力面4の先端にテー
パ面6を有し、テーパ面6とブレード2の圧力面4の延
長とで形成される角度aが20°以上60°以下で形成
され、ブレード2の背圧面5とテーパ面6とにより形成
された稜線部9の幅dが、ブレード肉厚の50%以下
あることを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
具体的に説明する。
【0014】図1は、本発明に係るファンの実施形態を
示す上面図で、図2は、前記図1に示すファンをA−A
で破断した断面図である。また、図3は、図2に示すフ
ァンの要部を拡大した断面図である。
【0015】上記ファンは、送風機や冷却機に使用され
るファンで、一例として、エアコンの冷却用ファンを示
すものである。
【0016】このファン1は、円盤状のボス3の外周に
複数のブレード3が一定の角度を有するように配置され
ている。この円盤状のボス3は、円盤状の中央部がモー
タの回転軸に係着され、モータの駆動により送風するこ
とができる。
【0017】上記ブレード2は図に示す如く、ボス3の
中心とブレード3の先端とから結ばれる経路は曲線を形
成し、ブレード2の先端が回転方向θ1に前進するよう
に形成されている。さらに、このブレード2の形状は平
面ではなく、圧力面4を上にして凹状の曲面を有し、ボ
ス3に対して、回転面と一定の傾斜を有して付設されて
いる。上記傾斜と曲面を有することにより、回転した際
にそうふうすることができるのである。
【0018】また、本発明のブレード2は、送風時に風
下側に面する圧力面4の先端に位置する端部にテーパ面
6が形成されている。このテーパ面6は、図3の要部拡
大断面図に示す如く、圧力面4側よりブレード2の先端
に向けて形成され、このテーパ面6と圧力面4とで形成
される角度aが20°以上60°以下で形成するのが、
低騒音化に効果がある。
【0019】さらに、上記テーパ面6によりブレード2
の肉厚が除去されるが、このテーパ面6と背圧面5とで
形成される稜線部9の厚みdは、ブレード2の肉厚の5
0%以下が好ましく、50%以上であるとこの稜線部9
で渦流が発生し、騒音が大きくなる。厚みdが0%のと
きは、稜線部9が鋭角になっている状態である。
【0020】以下、表1に上記ブレードのテーパ面の角
度aと、稜線部の厚みdとを変更して外形351mmの
ファンで風量19.5m3 /minの条件で測定した実
施例の結果を表示する。
【0021】
【表1】
【0022】但し、騒音測定距離は、ファンの中央部よ
り1m、床面より高さ1mの地点にマイクを設置して行
った。
【0023】上記結果が示すように、ブレードの先端に
形成されたテーパ面の角度aが20°以上60°以下か
つ、このテーパ面と背圧面とで形成される稜線部の厚さ
dがブレードの肉厚の50%以下であるものが、低騒音
化に効果があることが判った。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明のファンによる
と、ボスの外周に複数のブレードを配置し、前記ブレー
ドの風下側に面した圧力面の先端にテーパを有すること
を特徴とし、上記ブレードの圧力面に形成されたテーパ
が、この圧力面とテーパとで形成される角度が20°以
上、60°以下であり、さらに、上記ブレードに形成さ
れたテーパにより、このブレードの端部に形成された稜
線部の幅が、ブレードの肉厚の50%以下であることに
より、ファンの風向を抑制するフード等で送風方向とは
逆方向に発生する渦風の発生を防ぎ、ファンの回転時に
生じる騒音を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すファンの上面図であ
る。
【図2】図1に示すファンの断面図である。
【図3】図2に示すファンの要部拡大断面図である。
【図4】従来のファンにおける風の流れを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ファン 2 ブレード 3 ボス 4 圧力面 5 背圧面 6 テーパ面 9 稜線部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス(3)の外周に複数のブレード
    (2)を配置し、前記ブレード(2)の風下側に面する
    圧力面(4)の先端にテーパ面(6)を有し、テーパ面
    (6)とブレード(2)の圧力面(4)の延長とで形成
    される角度aが20°以上60°以下で形成され、ブレ
    ード(2)の背圧面(5)とテーパ面(6)とにより形
    成された稜線部(9)の幅dが、ブレード肉厚の50%
    以下であることを特徴とするファン。
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