JPH03270659A - 車両用交流発電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用交流発電機の冷却方法及びその構造に
関する。

〔従来の技術〕

従来の車両用交流発電機は、特開昭６３−１２１４５５
に記載のように、回転子に冷却ファンが固定され。

回転子が回転することにより、その冷却ファンが回転し
、冷却風を発生させる構造となっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では１発生する冷却風の風量は回転子の回
転数に依存しており、車両用交流発電機の温度が最も上
昇する低速域（１５００〜４０００　ｒ　ｐ　ｍ）にお
ける冷却風の風量が十分ではなかった。また、近年、自
動車のエンジン室内の温度は増々上昇しており、車両用
交流発電機の周囲の温度の高い空気を冷却風として取り
込む従来の方法では、冷却効率が悪いという問題があっ
た。

さらに、近年の自動車の電気負荷の増大に伴ない、車両
用交流発電機の出力を増大する傾向にあり、車両用交流
発電機自体の発熱を増加しているため、従来技術では、
高出力化の要求に対応できないという問題があった。

本発明の目的は、冷却風の不足している低速域において
、強制的に冷却を取り込むこと、および外気温に近い、
比較的温度の低い空気を冷却風として取り込み、車両用
交流発電機を効果的に冷却することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を遠戚するために、車両用交流発電機の後ろ側
にダクト付のカバーを設け、そのダクトに通風用のホー
ス、または、管を取付け、比較的温度の低い空気を冷却
風として導き、さらに、冷却風の風量が不足する低速域
において、冷却風の風量を補うため、後ろ側に設けたダ
クト内部、又は、さらに前側ハウジングに設けたダクト
内部に設置した電動機によって回転するファンによって
強制的に冷却風を取り入れる構造とした。

〔作用〕

後ろ側のダクトに取付けられた通風用のホースまたは管
の先端は、比較的温度が低い場所に設置されているため
、温度の低い空気を冷却風として車両用交流発電機に導
くことができるため、効率よく冷却を行うことができる
。また、前側または、後ろ側のダクト内部に設けたファ
ンにより、強制的に冷却風を取り込むことができるため
、冷却風の風音が不足する低速域においても、従来のよ
うに車両用交流発電機の回転数に依存することなく十分
な冷却を行うことができる。

また、請求範囲の第２項に示したように、比較的、熱に
弱い半導体を含む整流装置、及び、電圧調整装置を発熱
体である本体と切離し、より温度が低く、冷却風を効果
的に当てることができるダクト部に設置することにより
、これらの部品の寿命を伸ばすことができる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図及び第２図により説明
する。

第１図に車両用交流発電機を示す。

回転子１は回転子軸２に固定されており、また回転子１
の両端面にはフロント側冷却ファン３゜リヤ側冷却ファ
ン４が固定されている６回転子軸２はフロント側ハウジ
ング５及びリヤ側ハウジング６によって保持された軸受
７，８によって支持されている。

固定子９はフロント側ハウジング５とリヤ側ハウジング
６によって挟持されている。また、リヤ側ハウジング６
の内側端壁には整流装置１０及び電圧調整装置１１が固
定されており、リヤ側ハウジング６の外側にはダクト付
カバー１２が固定されている。ダクト付カバー１２の内
側には冷却ファン１３を駆動するための電動機１４が取
付けられている。

回転子軸２には、プーリナツト１５によって駆動プーリ
１６が固定されており、駆動プーリ１６は図示していな
い内燃機関によりベルトで駆動される。

内燃機関が駆動プーリ１６を駆動し１回転子１が回転す
ると１回転子１に固定されたフロント側冷却ファン３及
びリヤ側冷却ファン４を同時に回転し図中に矢印で示し
たように冷却風の流れが発生する。リヤ側については、
リヤ側吸入口１７ａ。

１７ｂより吸入さ１れた冷却風は、整流装置１０゜電圧
調整装置１１を冷却した後、固定子巻線１８を冷却し、
リヤ側吐出口１９ａ、１９ｂより吐出される。

しかし、フロント側冷却ファン３及びリヤ側冷却ファン
４は回転子１と同時に回転するため、冷却風の風量は回
転子１の回転数に依存しており、回転子ｌの回転数が低
い低速時には、十分な量の冷却風が得られない。この場
合、ダクト１２の内部に設置した電動機１４によって冷
却ファン１３を駆動することにより、強制的に冷却風を
発生させることができるため、低速時の冷却を効果的に
行うことが可能となる。

さらに、第２図に示したようにダクト１２の先端に、通
風管２０を取付け、この通風管２０の吸入口２０ａを、
車両のフロント側などの比較的周温の低い場所に設置す
ることにより、温度の低い空気を冷却風として取込むこ
とができるので、冷却効率をさらに高めることが可能と
なる。

本発明の他の実施例を第３図に示す。

〔発明の効果〕

本発明によれば、冷却風を強制的に取込むことができる
ので、車両用交流発電機の冷却に必要なだけの風量を、
発電機の回転数に関係なく供給することができる。

また、温度の比較的低い空気を取入れることができるの
で、車両用交流発電機の冷却効率を高めることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の車両用交流発電機の縦断面
図、第２図は本発明の概観図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、車両のエンジンによつて駆動される回転子、この回
   転子を支承する前後２つのハウジング、そのハウジング
   に挟持された固定子、及びハウジング内端壁に固定され
   た整流装置及び電圧調整装置を備えた車両用交流発電機
   において、後部ハウジングの外側に冷却風を送り込む為
   の筒状のダクトを備えた樹脂、または、金属製のカバー
   を設け、かつ、このダクト内部に強制的に冷却風を送り
   込む為のファンと、このファンを駆動するための電動機
   を設けたことを特徴とする車両用交流発電機。 ２、整流装置及び電圧調整装置をハウジング内壁に固定
   せず、ダクト部の内部、または、外壁に固定したことを
   特徴とする請求項第１項記載の車両用交流発電機。 ３、前側ブラケットの径方向に冷却風を排出するための
   筒状のダクトを設け、そのダクトの内部に冷却風を排出
   するためのファンと、このファンを駆動する電動機を設
   けたことを特徴とする請求項第１項または第２項記載の
   車両用交流発電機。 ４、ダクト内部に設けたファンを駆動するための電動機
   を直流モータとし、整流装置あるいは、電圧調整装置の
   温度を感知するためのセンサーを設け、制御装置により
   、上記、直流モータの速度を調整することを特徴とする
   請求項第１項から第３項までのいずれか１項に記載の車
   両用交流発電機。