JPH04105751U - 壁掛け兼用フアクシミリ装置 - Google Patents

壁掛け兼用フアクシミリ装置

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JPH04105751U
JPH04105751U JP1458691U JP1458691U JPH04105751U JP H04105751 U JPH04105751 U JP H04105751U JP 1458691 U JP1458691 U JP 1458691U JP 1458691 U JP1458691 U JP 1458691U JP H04105751 U JPH04105751 U JP H04105751U
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JP
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Pending
Application number
JP1458691U
Other languages
English (en)
Inventor
成年 高松
Original Assignee
村田機械株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁掛け仕様の際に、紙詰まり修復等のメンテ
ナンスの目的でトップカバーを開放しても、記録紙収納
部からロール状記録紙が転落することのないファクシミ
リ装置を実現する。 【構成】 記録紙収納部3を覆うトップカバー2Aを、
記録紙搬送経路4を覆うトップカバー2Bと別体に形成
し、各々単独で開閉可能に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、卓上仕様にも壁掛け仕様にも設置可能な壁掛け兼用のファクシミリ 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
壁掛け兼用で使用される小型機種のファクシミリ装置では、カバーの成形や取 付構造を簡素化するために、ボトムカバーの上面を覆うトップカバーをファクス 本体の前後に連なる一体品で形成したものが多い。図4は、この種ファクシミリ 装置の一例を示し、単一部材で成形されたトップカバー2は、その上端部がファ クス本体を形成するボトムカバー1の上端縁部に揺動自在に枢着されて、支点A の回りに開閉自在に取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の一体カバーを取り付けたカバー取付構造であると、例えば紙詰 まりを起こした際などにおいて、記録紙搬送経路を点検するためトップカバー2 を開放すると、卓上仕様の場合であれば、記録紙収納部3に収納されたロール状 記録紙R(以下、ロール紙という)から記録紙排出口9に至る記録紙搬送経路が 一挙に全開されて修復作業の便に好都合となる反面、図4に示す壁掛け仕様の場 合には、トップカバー2が全面的に開放されると、図示矢印OUTのように記録 紙収納部3からロール紙Rが転落して、メンテナンスの妨げとなることがある。
【0004】 本考案は、このようなロール紙落下事故を防止すべくトップカバーの取付構造 を改良した壁掛け兼用ファクシミリ装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するため、壁掛け兼用のファクシミリ装置におい て、記録紙収納部を覆うトップカバーを、記録紙搬送経路を覆うトップカバーと 別体に形成し、各々単独で開閉可能に取り付けるようにしている。
【0006】
【作用】
こうすれば、記録紙収納部を覆うトップカバーと記録紙搬送経路を覆うトップ カバーとが別個独立に開閉されるため、各種メンテナンスの目的で記録紙搬送経 路を覆うトップカバーを開放しても、記録紙収納部からロール紙が落下する心配 がない。
【0007】
【実施例】
以下に、実施例を図示して詳述する。図1は、図4の従来例と対比される本考 案の一実施例を示している。
【0008】 図において、1はボトムカバー、2A、2Bはボトムカバー1の上に蓋着され るトップカバーで、両者は別体に形成されている。トップカバー2Aは、ボトム カバー1の上部(以下、壁掛け状態での位置関係をいう)に内設される記録紙収 納部3の側方をほぼ覆い、一方、トップカバー2Bは、記録紙収納部3の下方に 内設される記録紙搬送経路4と原稿読取経路5の側方及び下方を覆っている。そ して、カバー閉止状態でトップカバー2Aの下端に連なるトップカバー2Bの上 端部2bは、ある適当な長さLだけ記録紙収納部3の側方をカバーしている。
【0009】 記録紙収納部3を覆うトップカバー2Aは、その上端部がボトムカバー1の上 端縁部に揺動自在に枢着されて、支点Aの回りに単独で開閉可能となっている。 また、記録紙搬送経路4等を覆うトップカパー2Bは、その下端部がボトムカバ ー1の下端縁部に揺動自在に枢着されて、支点Bの回りに単独で開閉可能となっ ている。
【0010】 なお、実施例の場合、上記記録紙搬送経路4は、記録紙収納部3にセットされ たロール紙Rから引き出される記録紙P1を繰り出すプラテンローラ6と、トッ プカバー2Bの閉止状態でプラテンローラ6に圧接されるサーマルヘッド7と、 サーマルヘッド7で印字された記録紙P1をトップカバー2Bに開口される記録 紙排出口9より排出する送りローラ8、8とから構成されている。10はトップ カバー上端部2bの内面から突設した記録紙P1のカール防止用ガイドを示す。
【0011】 また、上記原稿読取経路5は、トップカバー2Bの下部に開口する原稿挿入口 11から原稿P2を取り込む給紙ローラ12、12と、給紙ローラ12、12で 送り込まれる原稿P2を巻き付ける巻取ローラ13と、巻取ローラ13に巻き付 けられた原稿P2の画像を読み取る密着形イメージセンサ14と、画像読取後の 原稿P2をトップカバー2Bの下部に開口する原稿排出口16より排出する排紙 ローラ15、15とから構成されている。
【0012】 図2には、記録紙搬送経路4等を覆うトップカバー2Bの開放状態が図示され ている。すなわち、このファクシミリ装置では、記録紙搬送経路4や原稿読取経 路5で紙詰まり等のトラブルを起こした場合には、このトップカバー2Bを単独 で開放することにより必要なメンテナンス作業が行える。その際、記録紙収納部 3を覆うトップカバー2Aは閉止したままでよいから、従来のように、記録紙収 納部3からロール紙Rが落下する心配がない。
【0013】 そして、この実施例の場合では、トップカバー2Bを開放した状態で、記録紙 収納部3の側方にトップカバー先端部2bの長さLに相当する隙間17が開口さ れるため、紙詰まり等の修理完了後に記録紙P1をリセットする際に、この隙間 を通して記録紙収納部3からロール紙緒端を摘まんで引き出すこともできるし、 また、この隙間17を通してロール紙残量を確認することもできる利便が得られ る。
【0014】 なお、記録紙収納部3内のロール紙交換を行う場合は、図2に二点鎖線で示す ように、トップカバー2Bと共にトップカバー2Aが開放される。
【0015】 図3は本考案の他の実施例を示している。上記の実施例では、トップカバー2 Aとトップカバー2Bとが離反する方向へ開放されるようにしたが、同図のよう に、両者は記録紙収納部3を挾んで上下に位置する支点A、Cの回りで同方向に 開放されるようにしたものであってもよい。また、トップカバー2Bは、記録紙 搬送経路4のみを覆うものであってもよい。
【0016】 なお、別体形成されるトップカバーの個数は、少なくとも、記録紙収納部を覆 うトップカバーと記録紙搬送経路を覆うトップカバーとが独立して開閉可能なも のであれば、3ピース以上に分割されたものであってもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案のファクシミリ装置では、記録紙収納部を覆うトップカ バーを、記録紙搬送経路を覆うトップカバーと別体に形成して、各々単独で開閉 可能に取り付けているため、壁掛け仕様で設置した際に、紙詰まりの修復やその 他のメンテナンスの目的で記録紙搬送経路を覆うトップカバーを開放しても、記 録紙収納部からロール紙が転落する危険がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すファクシミリ装置の概
略断面図である。
【図2】図1のファクシミリ装置のトップカバー開放状
態を示す概略断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示すファクシミリ装置の
簡略断面図である。
【図4】従来例を示すファクシミリ装置の簡略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ボトムカバー(ファクス本体) 2、2A、2B トップカバー 2b トップカバー先端部 3 記録紙収納部 4 記録紙搬送経路 5 原稿読取経路 6 プラテンローラ 7 サーマルヘッド 8 送りローラ 9 記録紙排出口 10 カール防止用ガイド 11 原稿挿入口 12 給紙ローラ 13 巻取ローラ 14 イメージセンサ 15 排紙ローラ 16 原稿排出口 17 隙間 R ロール状記録紙 P1 記録紙 P2 原稿

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙収納部を覆うトップカバーを、記
    録紙搬送経路を覆うトップカバーと別体に形成し、各々
    単独で開閉可能に取り付けたことを特徴とする壁掛け兼
    用ファクシミリ装置。
JP1458691U 1991-02-21 1991-02-21 壁掛け兼用フアクシミリ装置 Pending JPH04105751U (ja)

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JP1458691U JPH04105751U (ja) 1991-02-21 1991-02-21 壁掛け兼用フアクシミリ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1458691U JPH04105751U (ja) 1991-02-21 1991-02-21 壁掛け兼用フアクシミリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04105751U true JPH04105751U (ja) 1992-09-11

Family

ID=31902077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1458691U Pending JPH04105751U (ja) 1991-02-21 1991-02-21 壁掛け兼用フアクシミリ装置

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JP (1) JPH04105751U (ja)

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