JPH04105303U - 目地カバー装置 - Google Patents
目地カバー装置Info
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- JPH04105303U JPH04105303U JP1373591U JP1373591U JPH04105303U JP H04105303 U JPH04105303 U JP H04105303U JP 1373591 U JP1373591 U JP 1373591U JP 1373591 U JP1373591 U JP 1373591U JP H04105303 U JPH04105303 U JP H04105303U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 目地カバー装置の支持板を自在に移動可能と
して、その壁面への密着性を良好にする。 【構成】 建築構造物xの角部に固定された固定体1に
は発条8、8と案内螺子16とによって連結されたホル
ダー10が配置され、該ホルダー10の端部の支持翼1
5には支持板20が外嵌されて、目地sに差渡されてい
る。前記複数の支持板20に支持されてカバー30が目
地sを覆っている。
して、その壁面への密着性を良好にする。 【構成】 建築構造物xの角部に固定された固定体1に
は発条8、8と案内螺子16とによって連結されたホル
ダー10が配置され、該ホルダー10の端部の支持翼1
5には支持板20が外嵌されて、目地sに差渡されてい
る。前記複数の支持板20に支持されてカバー30が目
地sを覆っている。
Description
【0001】
本考案は、目地を介して隣接し、かつ同一平面方向に壁面を有する建築構造物
の、該目地を覆う目地カバー装置の改良に関する。
【0002】
この種の目地カバー装置として、夫々の壁面に直接固定する単純構成になるも
のがあるが、かかる構成によると、前記壁面をその取付けに際して損傷させたり
、また壁面の材質が保持力の弱いものである場合には、前記目地カバー板の剥離
脱落を生ずることがある。さらにまた前記壁面の表面が相互に同一平面上にない
ときには、その取付けに際して目地カバー板に歪を生じ、さらにまた地震等が発
生すると後発的に歪を生じたり、剥離を生じることがある。
【0003】
上述の問題点を解消すべく、実開昭和62−71202号においては、図4に
示すように、隣接する建築構造物x,xの両方の壁面に接合された固定体aと、
前記壁面z間の目地sを覆うカバー板bとからなり、前記固定体aの目地s外に
位置する部分に回動支持部cを形成して、前記カバー板bの内面に配設した支持
体hの回動腕dに、前記回動支持部cを回動可能に連結し、さらに前記固定体a
の目地s内に位置する部分と前記カバー板bの内面間に発条eを付装して、該発
条eにより前記カバー板bを前記連結部を支点として両壁面側に付勢した構成と
なっている。
【0004】
ところで、上述の構成からすると、隣接する建築構造物x,xの一方にのみ固
定体aを配置し、該固定体aに付装された発条eのみによる圧接力によってカバ
ー板bを固定しているため、該カバー板bの幅を大きくした場合に、カバー板b
が左右均等に壁面側に付勢されず、図4に示すように、非固定側の壁面に対して
カバー板bの端縁が圧接せず、隙間Gを生じることがある。またカバー板bは片
持支持されるものであり、このため風雨の等に対してガタツキを生じ易かった。
尚、この場合に、前記発条eを強力な圧接力をもつものとすると、施工自体が困
難になってしまうという問題がある。
【0005】
さらには、前記支持体hは回動腕dを備えるために、アルミダイキャストによ
り夫々別途製作する必要があり、このため、夫々の目地の幅に対応した支持体h
を簡易に用意することができず、その施工条件に対応した最適な変形性能を持つ
目地カバー装置を随意に提供しうることができなかった。
【0006】
本考案の目的は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、カバー板を両
建築構造物に安定的に保持でき、しかも施工条件に対応した最適な変形性能を持
つ目地カバー装置を提供することにある。
【0007】
本考案は、目地を介して隣接し、かつ同一平面方向に壁面を有する建築構造物
の、夫々の角部に固定され、該目地内でばね掛片を突成した固定体と、
前記固定体に内外方向への移動可能に支持され、かつ前記ばね掛片に一端を掛
けた発条により内方付勢され、その外端に両側方へ突出した支持翼を備えたホル
ダーと、
その断面が内方に開口したC形状をしており、該開口から該支持翼に左右方向
への摺動可能に外嵌して、両建築構造物間に差し渡されるC形状の支持杆と、
内面を前記支持杆に被着して支持され、その両端を壁面に当接して目地を覆う
カバー板
とによって構成されたものである。
【0008】
カバー板を支持する支持杆は、各建築構造物の角部で発条を介して固定体に支
持されたホルダーに連結される。このためカバー板は、両持ち支持されながら、
発条の付勢力により、両建築物の壁面に圧接する。また建築構造物相互が隣接方
向に相対移動した場合に、各建築構造物に夫々支持されたホルダーは、前記支持
杆に対して摺動可能となっており、このため前記カバー板を変形させることなく
その相対移動を許容する。
【0009】
本考案の一実施例を図1〜3を用いて説明する。
本考案の目地カバー装置は、同一平面方向に壁面を有する建築構造物x,xに
よって形成される目地sに適用するものであり、両建築構造物x,xの角部に夫
々取付けられた固定体1,1と、該固定体1,1によって支持されたホルダー1
0,10と、該ホルダー10,10の下端に形成された支持翼15,15に外嵌
して支持されて、両建築構造物x,xに差し渡される支持杆20と、該支持杆2
0の外表面に被着され、その両端部を前記建築構造物x,xの壁面z,zに当接
して目地sを覆うカバー板30とから構成されている。
【0010】
ここで前記固定体1は、建築構造物xの角部に当接するL形の短尺状L字片1
aと目地内の壁面zに当接する前後辺部1bとから構成されている。前記L字片
1aは、その端部に挿入孔が設けられ、該挿入孔を介して螺子を建築構造物xに
螺合することによって、建築構造物xに固定される。
【0011】
前記前後辺部1bには、その目地sの内部から順次、該目地sの中心方向に向
かって端突片2、ばね掛片3、嵌合溝5及び支持片6が夫々突成されている。前
記ばね掛片3には、二つの透孔3a,3aが設けられ、該透孔3a,3aには夫
々発条8,8の端部が係止されている。
【0012】
また前記L字片1aの端部に設けられた内向片1cは前記前後辺部1bの端部
と前記支持片6によって形成される嵌合溝9によって嵌入固定され、これにより
L字片1aと前後辺部1bとを連結している。而して、L字片1aと前後辺部1
bとからなる固定体1は、建築構造物xに固定されることになる。
【0013】
前記ホルダー10,10は、その中心部に長尺状の溝孔11を備えるとともに
、該溝孔11を形成する溝枠12の中央部の両側面からは円孔13a,13aを
備えた係止片13、13が対称状に突成している。前記円孔13a,13aには
、その一端が前記固定体1のばね掛片3,3に係止された発条8,8の他端が係
止されている。また、前記溝孔11には案内螺子16が挿入され、予め建築構造
物xに固定された固定体1の嵌合溝5に嵌合されたナット4に、その先端部を螺
合して固定される。前記案内螺子16の螺子頭16aの直径は前記溝孔12の幅
よりも大であるため、前記ホルダー10の目地sの内方への移動を阻止している
。前記ナット4は嵌合溝5に対して摺動可能となっており、このためホルダー1
0は、固定体1に対して上下方向への移動が可能となる。このとき発条8,8は
上下方向へ変形することとなる。この構成によりホルダー10,10は、固定体
1に対して前後,左右方向への移動可能に支持されることになる。
また、前記溝枠12の外端には、その両側面に対称に支持翼15,15が突成
されている。
【0014】
前記支持杆20は、長尺状板材であって、その断面は内面の一部が開口したC
形状となっている。このC形状部分は同一平面方向に壁面を有する建築構造物x
,xの角部に上述のごとく固定された夫々のホルダー10,10の支持翼15,
15に左右方向へ摺動可能に外嵌され、目地sに差渡されている。また、前記支
持杆20の両端部にはキャップ21、21が装着され、前記ホルダー10の支持
翼15,15からの支持杆20の離脱を防止している。この支持杆20は同一断
面をした型材からなるものであるから、該型材から適宜に切断されて、製作され
る。
【0015】
上述の構成からなる目地カバー装着部体Tは目地sに沿ってほぼ等間隔に配置
され、前記支持杆20は複数個建築構造物x,xに差渡されることになる。そし
て複数個の支持杆20によって差渡された目地sには、カバー板30が被着し、
前記支持杆20に支持されて、その両端部を壁面zに当接して目地s全体を覆う
こととなる。
【0016】
上述の構成に係る目地カバー装置は、両建築構造物x,xの角部にホルダー1
0,10を配置して、各建築構造物x,xに支持杆20を二点支持している。こ
のためカバー板30は、両持ち支持されながら、発条8,8の付勢力により、両
建築物に対してほぼ均等な付勢力が作用され、その両端を両壁面に圧接して支持
される。また、該ホルダー10と支持杆20とは固定されてはおらず、自在に摺
動可能に嵌合された構成となっている。このため建築構造物x,x相互が隣接方
向に相対移動した場合に、各建築構造物x,xに夫々支持されたホルダー10,
10は、前記支持杆20に対して摺動し、カバー板30を変形させることなくそ
の相対移動を許容する。また、建築構造物x,xが上下方向(図1の紙面に対し
て直交する方向)へ相対移動した場合には、前記案内螺子16がその先端を螺合
しているナット4が固定体1の嵌合溝5に対して摺動し、その上下方向への相対
移動に追従することとなる。さらにまた建築構造物x,xが前後方向へ相対移動
した場合には、ホルダー10,10は溝孔11に案内螺子16が挿通して支持さ
れているものであり、該案内螺子16に対して傾斜可能であり、このため、カバ
ー板30の傾斜が可能となって、その前後方向への移動を許容することとなる。
而して、上記実施例の目地カバー装置によりカバー板30は、建築構造物x,x
の左右,上下及び前後方向に相対移動しても、これに変形することなく追従しな
がら目地を覆うこととなる。
【0017】
本考案は、上述のごとく、両建築構造物の角部に連結された固定体に支持され
、かつ発条により内方付勢したホルダーに、カバー板を両建築構造物の隣接方向
へ摺動可能に嵌着して、該カバー板によって目地を覆ったものであるから、カバ
ー板は両建築構造物の隣接方向への追従性能に支障をきたすことなく、発条によ
り両端を均等に内方付勢されて両建築構造物x,xに両持状に支持され、このた
め幅の大きなカバー板を適用した場合にあっても、風雨等に対してガタツキを生
ずることなく安定的に目地を覆うことができ、かつカバー板の両端部と壁面との
間に隙間を生じることが可及的に防止される。
【0018】
また、本考案の支持杆は、その断面を上面の一部を開口したC形状のアルミ製
長尺状板材であるので、該支持杆の長さは型材の切り出し加工により随意に選定
できるから、種々の施工条件に低廉に対応でき、取付けコストを低減できると共
に、目地に適合した最適な取付け施工が可能となる等の優れた効果がある。
【図1】本考案の目地カバー装置の装着状態図である。
【図2】本考案の目地カバー装着部体Tの斜視図であ
る。
る。
【図3】本考案の目地カバー装着部体Tの正面図であ
る。
る。
【図4】従来の目地カバー装置の装着状態図である。
【符合の説明】1 固定体
3 ばね掛片
6 支持片
8 発条
10 ホルダー
11 溝孔
15 支持翼
16 案内螺子
20 支持杆
30 カバー板
s 目地
T 目地カバー装着部体
x 建築構造物
z 壁面
Claims (1)
- 目地を介して隣接し、かつ同一平面方向に壁面を有する
建築構造物の、夫々の角部に固定され、該目地内でばね
掛片を突成した固定体と、前記固定体に内外方向への移
動可能に支持され、かつ前記ばね掛片に一端を掛けた発
条により内方付勢され、その外端に両側方へ突出した支
持翼を備えたホルダーと、その断面が内方に開口したC
形状をしており、該開口から該支持翼に左右方向への摺
動可能に外嵌して、両建築構造物間に差し渡されるC形
状の支持杆と、内面を前記支持杆に被着して支持され、
その両端を壁面に当接して目地を覆うカバー板とによっ
て構成されたことを特徴とする目地カバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991013735U JP2552120Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 目地カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991013735U JP2552120Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 目地カバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105303U true JPH04105303U (ja) | 1992-09-10 |
JP2552120Y2 JP2552120Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=31901563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991013735U Expired - Lifetime JP2552120Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 目地カバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552120Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0549908U (ja) * | 1991-12-10 | 1993-07-02 | 株式会社日本アルミ | 伸縮継手装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6271202U (ja) * | 1985-10-24 | 1987-05-07 | ||
JPH0230406U (ja) * | 1988-08-16 | 1990-02-27 |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP1991013735U patent/JP2552120Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6271202U (ja) * | 1985-10-24 | 1987-05-07 | ||
JPH0230406U (ja) * | 1988-08-16 | 1990-02-27 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0549908U (ja) * | 1991-12-10 | 1993-07-02 | 株式会社日本アルミ | 伸縮継手装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2552120Y2 (ja) | 1997-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |