JPH04104947U - シートバツクのフレーム構造 - Google Patents

シートバツクのフレーム構造

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JPH04104947U
JPH04104947U JP1364291U JP1364291U JPH04104947U JP H04104947 U JPH04104947 U JP H04104947U JP 1364291 U JP1364291 U JP 1364291U JP 1364291 U JP1364291 U JP 1364291U JP H04104947 U JPH04104947 U JP H04104947U
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JP
Japan
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pipe
shape
mounting portion
seat back
frame structure
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JP1364291U
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JPH0731725Y2 (ja
Inventor
本 大志郎 坂
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池田物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートバックに衝撃荷重が加えられた際にシ
ートバックのパイプフレームによりこの衝撃荷重を吸収
し、リクライニング機構に直接衝撃荷重が加えられるの
を防止する。 【構成】 シートバックのフレーム11を逆U字状に屈
折形成したアッパーパイプ13と、このアッパーパイプ
13の両端部に連結されたロアーパイプ15とから形成
する。アッパーパイプ13の両端部を夫々内側に屈折し
て逆ハの字状の第1の取付部21を形成する。ロアーパ
イプ15の両端部を上方に屈折させ逆ハの字状の第1の
取付部21と面接触するように第2の取付部22を形成
する。前記第1の取付部21と第2の取付部22とをカ
シメピン27によりヒンジ結合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用シート等に用いられるシートバックのフレーム構造に関し、更 に詳細に説明すると、パイプフレームを逆U字状に屈折形成したアッパーパイプ と、該アッパーパイプの両端部に連結されたロアーパイプとから形成し、前記ア ッパーパイプの側部にリクライニング機構が連結されるシートバックのフレーム 構造に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から車両用シート等のシートバックのフレームをパイプフレームより形成 するものが知られている。このシートバックのフレーム構造は、図7及び図8に 示す如く、パイプフレーム2を四角形状に屈折し、両端部2a,2aを溶接等に より接合し、パイプフレーム2の両側部にサイドブラケット3を固着し、このサ イドブラケット3にリクライニング機構5のアーム6を固着している(図7)。 また、パイプフレーム2を逆U字状のアッパーパイプ8とロアーパイプ9とか ら形成し、これらアッパーパイプ8とロアーパイプ9とをサイドブラケット3を 介して連結し、このサイドブラケット3にリクライニング機構5のアーム6を固 着している(図8)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、上述したような従来のシートバックのフレーム構造では、車の衝突 時の二次衝撃によって、乗員に後方への衝撃荷重が加わると、まずパイプフレー ム2の下端部や、ロアーパイプ9に荷重が加えられる。この際パイプフレーム2 に加えられた荷重はリクライニング機構5のアーム6側に直接伝達され、リクラ イニング機構5のロック歯等を破損させる虞れを有し、リクライニング機構5を より強固に形成しなければならなかった。 本考案の目的は、パイプフレームに加えられた衝撃荷重がリクライニング機構 のアーム側に直接伝達される虞れがなく、パイプフレームにより衝撃荷重を吸収 することができ、リクライニング機構のロック歯等に加えられる衝撃荷重を減少 させることができ、リクライニング機構を破損させる虞れがなく、軽量且つ安価 で経済性に優れたシートバックのフレーム構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前述せる課題に鑑みてなされたもので、アッパーパイプ及びロアーパ イプの両端部が扁平な形状に形成されていると共に、アッパーパイプの両端部が 夫々内側に屈折されて逆ハの字状の第1の取付部が形成され、前記ロアーパイプ の両端部が前記第1の取付部と面接触するように屈折されて第2の取付部が形成 され、前記第1または第2の取付部の何れか一方が断面扁平なU字状に形成され て、他方が前記扁平なU字状の内部に嵌合され、前記第1及び第2の取付部がカ シメピンによりヒンジ結合されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案によれば、アッパーパイプの両端部に第1の取付部が形成され、前記ロ アーパイプの両端部が前記第1の取付部と面接触するように屈折されて第2の取 付部が形成され、前記第1または第2の取付部の何れか一方が断面扁平なU字状 に形成されて、他方が前記扁平なU字状の内部に嵌合され、前記第1及び第2の 取付部がカシメピンによりヒンジ結合されているので、シートバックに衝撃荷重 が作用した場合に、この衝撃荷重がロアーパイプに加えられ、この衝撃荷重がロ アーパイプの下端を第1及び第2の取付部のカシメピンを中心として後方に回動 させる方向に作用し、前記扁平なU字状の内部に嵌合された取付部の相対的な回 動により、取付部の断面扁平なU字状に屈折形成された側部が変形し、前記扁平 なU字状の内部に嵌合された取付部が断面扁平なU字状の側部を乗り越えて回動 することにより、衝撃荷重が吸収されるものである。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説明する。 図1乃至図6は本考案に係るシートバックのフレーム構造の一実施例の概略を 夫々示すものであり、シートバックのフレーム11はパイプフレームを逆U字状 に屈折形成したアッパーパイプ13と、該アッパーパイプ13の両端部に連結さ れたロアーパイプ15とから形成されている。 前記アッパーパイプ13の側部にリクライニング機構17のアーム19が連結 されるようになされている。前記アッパーパイプ13及びロアーパイプ15の両 端部がプレス成形されて扁平な形状に形成されていると共に、アッパーパイプ1 3の両端部が夫々内側に屈折されて逆ハの字状の第1の取付部21が形成され、 前記ロアーパイプ15の両端部が前記第1の取付部21と面接触するように上方 に屈折されて第2の取付部22が形成され、前記第1または第2の取付部21, 22の何れか一方、本実施例では図3に示す如く、第1の取付部21が断面扁平 なU字状に形成され、他方の第2の取付部22が前記扁平なU字状の第1の取付 部21の内部に嵌合されている。 前記第1及び第2の取付部21,22に透孔24,25が形成され、これらの 透孔24,25にカシメピン27が挿入され、第1及び第2の取付部21,22 がヒンジ結合されている。このヒンジ結合は通常の荷重に対しては固着状態にあ るも、衝撃荷重に対してはアッパーパイプ13とロアーパイプ15とが相互に回 動可能な状態になされている。
【0007】 アッパーパイプ13の両端部の逆ハの字状の第1の取付部21の上方位置には リクライニング機構17のアーム19を固着するボルトの螺合用のナット29が 固着されている。またこのナット29の下方位置には係合穴31が形成されてい る。前記ロアーパイプ15の両端部の第2の取付部22の先端には係合爪32が 形成され、この係合爪32が前記第1の取付部21に形成された係合穴31に係 合するようになされている。前記係合穴31と係合爪32とはアッパーパイプ1 3とロアーパイプ15の位置決め用として作用すると共に、カシメピンによるヒ ンジ結合の保持作用も有している。尚前記係合穴31と係合爪32とは図示の形 状のものに限定されるものではなく、また係合穴31と係合爪32とを逆構成と することもできる。
【0008】 次に、図5及び図6を参照して、シートバックに衝撃荷重が加えられた場合に つき説明すると、先ず図5に示す状態で、シートバックに衝撃荷重が作用した場 合に、この衝撃荷重がロアーパイプ15に加えられ、この衝撃荷重がロアーパイ プ15の下端を、第1及び第2の取付部21,22のカシメピン27を中心とし て後方に回動させるように作用する。ロアーパイプ15の両端部に形成された第 2の取付部22が上方に屈折形成されているので、ロアーパイプ15の下端に加 えられる衝撃荷重により極めて容易にロアーパイプ15を反時計方向に回動させ ることができる。前記第1の取付部21の扁平なU字状の内部に嵌合された第2 の取付部22の回動により、第1の取付部21の断面扁平なU字状の側部が変形 し、前記第2の取付部22が扁平なU字状の側部を乗り越えて回動する。この際 ロアーパイプ15の両端部の第2の取付部22の先端に形成された係合爪32が 前記第1の取付部21に形成された係合穴31より離脱し、係合状態が解除され ている。このように、係合爪32及び第1の取付部21の断面扁平なU字状の側 部の変形により衝撃荷重が吸収され、衝撃荷重が直接リクライニング機構17の アーム19側に伝達される虞れがなく、シートバックのフレーム11が衝撃荷重 を吸収することができるものである。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るシートバックのフレーム構造に依れば、アッ パーパイプの両端部に第1の取付部が形成され、前記ロアーパイプの両端部が前 記第1の取付部と面接触するように屈折されて第2の取付部が形成され、前記第 1または第2の取付部の何れか一方が断面扁平なU字状に形成され、他方が前記 扁平なU字状の内部に嵌合され、前記第1及び第2の取付部がカシメピンにより ヒンジ結合されているので、シートバックに衝撃荷重が作用した場合に、この衝 撃荷重がロアーパイプに加えられ、この衝撃荷重がロアーパイプの下端を第1及 び第2の取付部のカシメピンを中心として後方に回動させる方向に作用し、前記 扁平なU字状の内部に嵌合された取付部の相対的な回動により、取付部の断面扁 平なU字状に屈折形成された側部が変形し、前記扁平なU字状の内部に嵌合され た取付部が断面扁平なU字状の側部を乗り越えて回動することにより、衝撃荷重 が吸収され、パイプフレームに加えられた衝撃荷重がリクライニング機構のアー ム側に直接伝達される虞れがなく、パイプフレームにより衝撃荷重を吸収するこ とができ、リクライニング機構を破損させる虞れがなく、軽量且つ安価で経済性 に優れたシートバックのフレーム構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシートバックのフレーム構造の要
部構成を示す正面図。
【図2】本考案のシートバックのフレーム構造の概略斜
視図。
【図3】本考案の第1及び第2の取付部の断面図。
【図4】本考案の第1及び第2の取付部の変形時の断面
図。
【図5】図1の側面図。
【図6】図1の変形時の側面図。
【図7】従来のシートバックのフレーム構造を示す斜視
図。
【図8】従来のシートバックのフレーム構造を示す斜視
図。
【符号の説明】
11 シートバックのフレーム 13 アッパーパイプ 15 ロアーパイプ 17 リクライニング機構 19 アーム 21 第1の取付部 22 第2の取付部 27 カシメピン 31 係合穴 32 係合爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプフレームを逆U字状に屈折形成し
    たアッパーパイプと、該アッパーパイプの両端部に連結
    されたロアーパイプとから形成し、前記アッパーパイプ
    の側部にリクライニング機構が連結されるシートバック
    のフレーム構造において、前記アッパーパイプ及びロア
    ーパイプの両端部が扁平な形状に形成されていると共
    に、アッパーパイプの両端部が夫々内側に屈折されて逆
    ハの字状の第1の取付部が形成され、前記ロアーパイプ
    の両端部が前記第1の取付部と面接触するように屈折さ
    れて第2の取付部が形成され、前記第1または第2の取
    付部の何れか一方が断面扁平なU字状に形成されて、他
    方が前記扁平なU字状の内部に嵌合され、前記第1及び
    第2の取付部がカシメピンによりヒンジ結合されている
    ことを特徴とするシートバックのフレーム構造。
JP1364291U 1991-02-18 1991-02-18 シートバックのフレーム構造 Expired - Lifetime JPH0731725Y2 (ja)

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JPH04104947U true JPH04104947U (ja) 1992-09-09
JPH0731725Y2 JPH0731725Y2 (ja) 1995-07-26

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