JPH04104816U - 人工歯加工用治具 - Google Patents
人工歯加工用治具Info
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- JPH04104816U JPH04104816U JP1991022973U JP2297391U JPH04104816U JP H04104816 U JPH04104816 U JP H04104816U JP 1991022973 U JP1991022973 U JP 1991022973U JP 2297391 U JP2297391 U JP 2297391U JP H04104816 U JPH04104816 U JP H04104816U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 加工材を支持する治具を該加工材の中心部を
中心として回転させることにより、刃物の移動量を少な
くして該刃物の支持構造およびその制御を簡素にし、人
工歯の加工が迅速かつ高精度に行えるようにする。 【構成】 上面に加工材Wを吸着する吸引穴が形成され
た吸着台11の両端にアーム12,13を起立固定し、
各アームの先端部に支持軸15を水平方向に突出固定し
てなるクランク状の治具を設け、該治具を前記各支持軸
14を中心として回転させる駆動装置20を設けてなる
人工歯加工用治具。
中心として回転させることにより、刃物の移動量を少な
くして該刃物の支持構造およびその制御を簡素にし、人
工歯の加工が迅速かつ高精度に行えるようにする。 【構成】 上面に加工材Wを吸着する吸引穴が形成され
た吸着台11の両端にアーム12,13を起立固定し、
各アームの先端部に支持軸15を水平方向に突出固定し
てなるクランク状の治具を設け、該治具を前記各支持軸
14を中心として回転させる駆動装置20を設けてなる
人工歯加工用治具。
Description
【0001】
本考案は、損傷した歯に被せる歯冠、一部が脱歯された脱歯部に取り付けるブ
リッジ歯あるいは総入歯等の人工歯をNC加工機により加工する際に使用される
人工歯加工用治具に関するものである。
【0002】
本出願人は、先に人工歯をNC加工機により加工する人工歯の加工方法を出願
した。この出願に記載された歯冠の加工用治具は次の如くなっていた。即ち、図
7に示すように、支持台1を水平配置し、この支持台1の上面に平板状の第1取
付台2を固定する。上記第1取付台2に直方体状に形成した例えば金属性の加工
材Wを載置固定し、この状態で上記NC加工機を作動させ、その刃物4を移動制
御して上記加工材Wを内面加工して凹部5aを形成する。次いで図8に示すよう
に、上記支持台1の上面に突起3aを有する第2取付台3を固定する。そして、
上記加工材W4を反転させて上記突起3aに嵌合固定し、この状態で上記NC加
工機を作動させ、その刃物4を移動制御して上記加工材W4を外面加工し、該加
工材W4の外周面を自然歯の外形に対応する外面形状5bに形成し、図9に示す
ように歯冠5つまり人工歯を形成する。
【0003】
上記従来のものは、支持台1が常時水平配置されていたため、特に加工材W4
の外側面を加工する際には、図8の仮想線で示すように刃物4を横向きに倒して
加工せねばならず、刃物の支持構造およびその制御が複雑になる欠点があった。
本考案は上記欠点を解消した新規な人工歯加工用治具を得ることを目的とする。
【0004】
本考案は、上記目的を達成するために、内部が中空に形成されかつ上面に吸引
穴が形成された吸着台と、該吸着台の両端に起立固定されたアームと、各アーム
の先端部に水平方向に突出固定された支持軸とを有するクランク状の治具を設け
、該治具を前記各支持軸を介して支柱に回転自在に支持するとともに該支持軸を
回転させる駆動装置を設け、一方の支持軸および該支持軸に連結されたアームの
軸心部に通路を形成し、該通路の一端を前記吸着台の中空部に連通させるととも
に、該通路の他端をエア吸引源に接続する構成にしたものである。
【0005】
また、前記吸着台は水平方向に細長く形成し、該吸着台の上面に多数の吸引孔
を吸着台の長手方向に所定ピッチで形成する構成にしたものである。
【0006】
本考案は上記構成にしたものであるから、吸着台の上面の吸引孔部に加工材を
載置すると、該加工材が上記吸着台に吸着支持される。また、この状態で駆動装
置を作動させると治具が支持軸を中心として回転する。この場合上記治具はクラ
ンク状となっているので、その吸着台に載置された加工材の回転中心は、上記治
具の回転中心と略一致することになる。
【0007】
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。図面において、図1は本考案の
実施例を示す側面図、図2はそのII-II断面図、図3は治具を下向きに回動させ
て加工材の外面加工状態を示す図1のIII-III断面図、図4は治具を一方の横向
きに回動させて加工材の外面加工状態を示す断面図、図5は治具を他方の横向き
に回動させて加工材の外面加工状態を示す断面図、図6は治具を下向きに回動さ
せて加工材の内面加工状態を示す断面図である。
【0008】
図1において、10はクランク状に屈曲する治具であり、この治具10は、左
右方向に延びる細長い角筒状の吸着台11の左右端にアーム12,13を起立固
定し、各アーム12,13の上端部に支持軸14,15を左方および右方に向け
て突出固定する。上記吸着台11はその上面に小径の吸引孔16を左右方向に多
数形成し、これら各吸引孔16を内部の中空部17に連通させる。また、左部の
アーム12および支持軸14は、角筒材およびパイプ材により形成して軸心部に
通路18を形成し、この通路18はその一端を前記中空部17に連通させ、その
他端を支持軸14の左端から外部のエア吸引源、つまり真空ポンプ19の吸引口
に接続する。
【0009】
上記右部の支持軸15に駆動装置20を連結する。この駆動装置20は図2に
示すようになっている。即ち、支持軸15にピニオンギヤ21を固定し、このピ
ニオンギヤ21にラックギヤ22を噛み合わせ、該ラックギヤ22をデュアルシ
リンダ23により正逆回転させてなる。上記デュアルシリンダ23は、シリンダ
ケース24の右部と左部とに短寸の第1シリンダ室24aと長寸の第2シリンダ
室24bとを形成し、各第1シリンダ室24aおよび第2シリンダ室24bに第
1ピストン25および第2ピストン26を摺動可能に嵌合させ、第1ピストン2
5に連結した第1ロッド25aを第2シリンダ室24b内に突出させて第2ピス
トン26の背面(右面)に当接させ第2ピストン26に連結した第2ロッド26
aを前述したラックギヤ22に連結し、上記第1ピストン25を往復動させるこ
とによって上記支持軸15、即ち吸着台11を例えば図1の状態から右方向に9
0度正逆回転させ、また上記第1ピストン25を左方に突出させた状態で第2ピ
ストン26を往復動させることによって上記支持軸15、即ち吸着台11を例え
ば図1の状態から左方向に90度正逆回転させる。
【0010】
上記吸着台11の上面に第1受け座27または第2受け座28を介して加工材
Wを吸着し、該加工材Wを外面加工および内面加工して人工歯、例えば歯冠歯3
1を得る。以下歯冠歯31を加工する場合について説明する。
【0011】
まず、加工材Wの外面加工は次の如くして行う。即ち、駆動装置20の第1ピ
ストン25を左方にさせて治具10をその吸着台11が図1に示すように下方に
位置する如く回転させ、この吸着台11の吸引孔16部にリング状の第1受け座
27を同心状に載置し、この第1受け座27の上面に立方体状に形成した例えば
金属性の加工材Wを載置してその中心が治具10の旋回中心L上に位置させ、該
加工材Wを真空ポンプ19を作動させて吸着する。この状態で図3に示すように
、NC加工機(図示省略)により刃物30を移動制御して上記加工材Wの上面W
aを自然歯の上面形状に切削加工する。次いで駆動装置20の第2ピストン26
を左方に移動させて治具10を図1の状態から90度右回転させ、図4に示す如
く吸着台11を介して上記加工材Wを右側横向きにし、上記NC加工機により刃
物30を移動制御して上記加工材Wの左側面Wbを自然歯の左側面形状に切削加
工する。次いで駆動装置20の第1ピストン25および第2ピストン26を右方
に移動させて治具10を図4の状態から180度左回転させ、図5に示す如く吸
着台11を介して上記加工材Wを左側横向きにし、上記NC加工機により刃物3
0を移動制御して上記加工材Wの右側面Wcを自然歯の右側面形状に切削加工す
る。これにより上記外面加工を完了し、加工材Wの外形を自然歯の外形と略対応
する形状に形成する。
【0012】
次に上記加工材Wのなす内面加工は次の如くして行う。即ち、駆動装置20に
より治具10をその吸着台11が図1に示すように下方に位置する如く回転させ
、この吸着台11の吸引孔16部に容器状の第2受け座28を載置する。この第
2受け座28はそ内形を歯冠歯31の外形と略対応する形状に形成するとともに
、その底部に吸引孔16と連通する連通孔28aを形成してなる。上記第2受け
座28内に上記加工材Wを上下反転させて嵌合させ、該加工材Wを真空ポンプ1
9を作動させて吸着する。この状態で図6に示すように、NC加工機により刃物
30を移動制御して上記加工材Wの底部にテーパ状の凹部31aを形成、つまり
内面加工する。上記凹部31aは、損傷した歯を台形状に切削した支台歯(図示
省略)の外形に対応する凹部形状とし、これにより上記支台歯に被せる歯冠歯3
1(人工歯)を形成する。なお、本考案は、ブリッジ歯あるいは総入れ歯を加工
する場合にも適用できる。またNC加工機に加工データを入力するための測定用
の模型歯(石膏製)を上記吸着台11に取付けるようにすることもできる。
【0013】
以上の説明から明らかな如く、本考案はクランク状に形成された治具を設け、
この治具の旋回部つまり吸着台に、加工材を治具の旋回軸心方向に向けて取り付
けるようにしたので、上記加工材は治具の回転中心と略一致して回転することに
なる。このため刃物の移動量を少なくして加工材の外周面を加工することができ
、刃物の支持構造およびその制御を簡素にすることができるとともに、迅速に加
工することができる効果を奏する。
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】治具を下向きに回動させて加工材の外面加工状
態を示す図1のIII-III断面図である。
態を示す図1のIII-III断面図である。
【図4】治具を一方の横向きに回動させて加工材の外面
加工状態を示す断面図である。
加工状態を示す断面図である。
【図5】治具を他方の横向きに回動させて加工材の外面
加工状態を示す断面図である。
加工状態を示す断面図である。
【図6】治具を下向きに回動させて加工材の外面加工状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図7】従来による加工材の外面加工状態を示す断面図
である。
である。
【図8】従来による加工材の内面加工状態を示す断面図
である。
である。
【図9】従来により形成された歯冠の断面図である。
10 治具
11 吸着台
12 アーム
13 アーム
14 支持軸
15 支持軸
16 吸引孔
17 中空部
18 通路
19 真空ポンプ
20 駆動装置
21 ピニオンギヤ
22 ラックギヤ
23 デュアルシリンダ
24 シリンダケース
24a 第1シリンダ
24b 第2シリンダ
25 第1ピストン
25a 第1ロッド
26 第2ピストン26a 第2ロッド27 第1
受け座28 第2受け座30 刃物31 歯冠
(人工歯)31a 凹部W 加工材
受け座28 第2受け座30 刃物31 歯冠
(人工歯)31a 凹部W 加工材
Claims (2)
- 【請求項1】 内部が中空に形成されかつ上面に吸引穴
が形成された吸着台と、該吸着台の両端に起立固定され
たアームと、各アームの先端部に水平方向に突出固定さ
れた支持軸とを有するクランク状の治具を設け、該治具
を前記各支持軸を介して支柱に回転自在に支持するとと
もに該支持軸を回転させる駆動装置を設け、一方の支持
軸および該支持軸に連結されたアームの軸心部に通路を
形成し、該通路の一端を前記吸着台の中空部に連通させ
るとともに、該通路の他端をエア吸引源に接続したこと
を特徴とする人工歯加工用治具。 - 【請求項2】 前記吸着台は水平方向に細長く形成し、
該吸着台の上面に多数の吸引孔を吸着台の長手方向に所
定ピッチで形成したことを特徴とする請求項1記載の人
工歯加工用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991022973U JPH0622334Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 人工歯加工用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991022973U JPH0622334Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 人工歯加工用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104816U true JPH04104816U (ja) | 1992-09-09 |
JPH0622334Y2 JPH0622334Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31757980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991022973U Expired - Lifetime JPH0622334Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 人工歯加工用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622334Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016030158A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 株式会社岩間工業所 | 補綴物加工方法並びに補綴物加工装置 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP1991022973U patent/JPH0622334Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622334Y2 (ja) | 1994-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |